動揺する私…
まだ逢ったこともない、顔も知らない新しいパパ
逢った瞬間目が合ってしまった私…
「お帰りパパ!」
これが私の魔法の呪文…
数日が過ぎ、今日は遊園地に向かう日だった。
私とパパは早朝から忙しそうに支度をしていた、なぜなら開園前に並ばないと、行列で相当待たされるらしいと、友達から聞いたからだった。
支度が終わりパパと私は車に乗り込み遊園地へと向かった、暫くしてスマホにメールが届き、そこに有った内容は。
当日は係員の指示に従ってくださいと一言書いてあった。
駐車場に付き私とパパは入口へと向かい、そこで目にした光景はアニバーサリーイベント開催中と書いた看板だった。
この時期に開催してるなんて聞いたことが無ない、私はそこで気が付いた此れはメールの送り主の仕業だと。
取り合えず私とパパは誘導に従って列に並び、係員の人からパンフレットが渡された。
そこに園内放送が流れ、スマホをお持ちの方は其のままに、お持ちでない方は列を隣に並び替えてという、案内だった。
私たちはスマホを持っていたので、そのまま列に並んでいると、又メールが来てバーコードを機械に読み取らせてくださいと書いてあり、文書の一番下にバーコードが表示されていた、このバーコードは事前予約した人が使うものだった。
私はタイミングが余りにも良すぎると、周りを眺めて居ると、一組の騒いでいる人たちを発見した。
それは
私は
暫くして前の人達がバーコードを読み取らせチケットと交換し終わり、次は私たちの番だった。
スマホを機械に読み取らせると、何故かエラーの表示がされ、何処からとも無く現れたマッソーな男二人組にパパは腕を捕まれ、何処かに連れ去られてしまった。
其の後すぐに、白髪で執事姿の人が現れ、左手を前にして腹部に当て、右手は後ろに回し挨拶をしてきた。
「この度は当園にお越し頂き誠に有難う御座います
「お父上様に置かれましては、当園ラウンジへお先にご案内しております」
「
そう言ってラウンジへ案内され執事の人が扉を開けると、そこには先に連れ去られたパパがマッソーな人たちに捕まれて、訳が解らないと言った顔で居る姿だった。
執事の人がドアを指し示し。
「どうぞお入り下さい」
そう言われラウンジに入った、執事の人は私が入ったのを確認すると、パチンと指を鳴らした、その仕草を確認したマッソーな男の人たちは、パパを開放しラウンジを出ていった。
「どうぞお父様、
執事の人が指し示し私とパパはソファーに言われるまま座った。
座ったのを確認すると、執事の人が今回の経緯を語りだした。
その内容は私が友達と相談しパパを誘い、サプライズすると言った内容になっていた。
それで友達から相談を受けたAIという人物が手配したと言う事らしい……
その後チケットになるカードを渡され、執事の人に案内されラウンジを出て、地下通路を暫く歩いて行き階段を上ると、大きなドアの前まで案内された。
「どうぞ当園を、お楽しみ下さいませ」
「あちらの出口からどうぞ」
そう言うと深々とお辞儀をし、私たちを見送った。
出口まで行くと黒服の人がドアの両側に立っていて、ドアを開き右手で取っ手掴んだま左手を静かに動かし外を指し示した。
私とパパが出て行くと、そこに見えたのは何と! 遊園地内が見渡せメインのお城から出てくると言う光景だった……
私とパパはパンフレットを見ながら、どのアトラクションへ行こうか相談していた、その時スマホにメールが届き。
私がそれを見るとパパは。
「誰からなんだい?」
「友達からメールで一番人気はジェットコースターらしいって」
私は先ほど会った執事の人の雇い主がこの前、家に遊びに来た友達と知り合いらしいと、説明し友達も招待されて遊園地に来ていると説明した。
その後パパは何も考えて無いようで。
「一緒に回ったらどうだい」
パンフレットを見ながら無神経に言てきた、私はパパと一緒に歩きたいのに…… そう思うと下を向き呟く様に。
「パパの鈍感……」
「ん?」
パパは遊園地の放送で一瞬聞こえなかったらしい、私は呆れた様に言い直した。
「友達も誰かと来ていると思うから邪魔しちゃ悪いでしょ!」
「あぁ そうだな」
パパは今更ながら納得した様に頷き返事をし、一番人気なら乗ってみたいとパパが言ったので、私も賛成し乗り場へと向かった。
乗り場に着いて列に並び自分の順番が来ると、カードを機械に入れチェックを終わらせると、係員の人が近づいてきて。
「お客様本日はご利用ありがとうございます」
「お客様におきましては、特別サービスとして当園一番人気の席を、ご用意しております」
そう言って次の乗り物が来るまで待たされ、到着すると一番後ろの席へと案内され、私とパパは言われるがまま席に座った。
暫くして出発の合図が鳴り、ユックリと上えと登って行った。
登って行く最中に考え込んだ、多分計画的にこの席に座らされたんだと、でも何故後ろの席に?
そう思っていた瞬間! 先頭が一瞬見えなくなった途端、引き寄せられる感覚と共に一気に加速し、ループに差し掛かり一瞬遅くなったと思った瞬間、又一気に加速していった。
私とパパは必死に席の安全バーに掴まり、体中に力が入り顔を強張らせ、景色を見る間もなく元の場所に戻っていた。
席から降りた途端足が縺れ、パパが慌てて私の体を支え一瞬動揺したが、ジェットコースターで動揺していたのか、支えて貰って動揺していたのか、良く解らない状況に戸惑ってしまった、後ろから来る人の邪魔になる為、私とパパは階段を下りた。
途中係員がこちらを、一瞬見て何処かに連絡しているような気がしたが、直ぐに休憩したいのも有って私は気に留めなかった。
少し疲れたのでパパがベンチで休憩して行こうと、言ってきたので私は頷いて近くのベンチに座り。
私は考え事をした、其れは二人の座った距離だった、私とパパの座った間には一人分の空きがあった。
心の距離は少しずつ縮まっている気がするけど…… 私からは恥ずかしくて自分からは近寄れないし、パパから距離を詰めてくれれば良いのにと、そう思いながら隣を見るとパンフレットを見ながら、全く私に無関心な素振りに、拗ねた顔をして言い放ち横を向いた。
「パパ赤点 帰ったら追試です!」
そう言うとパパは何が有ったのかと言う様な顔で此方を見てきた。
一方其のころ俺は、パンフレットを見ながら真顔で考えていた、こういう場合は女の子の膝枕で、ベンチに横になった方が良かったのか、それとも女の子が俺の膝枕で横になり、顔を近づけて来た時に間違ってキスしたりとか、エロゲやアニメのワンシーンを考えて居た為、
私は娘に(義理)声を掛けると、呆れた顔で。
「私の事無視してたでしょう?」
そう言ってきた、しかし俺はエロゲの事を考えていたとは言えず、
「じゃあ 巨大迷路行きたい!」
「分かった行こうか!」
娘(義理)のリクエストに俺は返事をした。