動揺する私…
まだ逢ったこともない、顔も知らない新しいパパ
逢った瞬間目が合ってしまった私…
「お帰りパパ!」
これが私の魔法の呪文…
私と由姫は笑い合いその後、背筋をピンと伸ばし太ももに両手を置き淡々と。
「それでは話を戻しましょうか」
由姫が話を戻そうとしたところ、茉優が突然。
「おしっこしたい…」
「先ほど二人で行きましたわよね?」
由姫が制止すると。
「ジュース飲んだらお腹が冷えちゃったしぃ~」
茉優に目線が行っている私に対し目線を戻そうと由姫は咳払いをし。
「んっんん」
私が由姫の方を向くと、由姫は首を横にダメダメと小刻みに振っていた、どう言う意味なのか私が考えている最中に。
茉優が由姫方を見ると、割り込まないでと言う目つきで。
「もれそう~~~!」
「リビング出たすぐだから」
私ががそう言ったのと同時に立ち上がり、トイレへ歩いて行った。由姫は真剣な眼差しで、此方を見ながら私に対して。
「パンドラの箱を開けてしまったのですわね」
由姫はそう呟いた。
私は、ハッ!と気が付き、走って追いかけ嫌な予感がしたので、階段の方を先に見てみると階段の真ん中辺りで、扉の音にビックリしたのか頭を抱え怯えて座り込んで居る美憂がいた。
「な・に・し・て・る・の・か・な・?」
「トイレかな?」
私が茉優に声を掛けると。小悪魔の様な笑で、右手の人差し指を顎の当たりに持って行き顔を右に傾け、疑問形で返事をして来た。
その後私は左手を腰に当て右手でジェスチャーし、こっちに来なさいと合図した。
此方へ来ると茉優は下を向き小声で。
「ごめんなさい」
そう言ってきた茉優に、私は少し懲らしめてやろうと思い少し怒った顔で腰に両手を当てて。
「事情が有って私の部屋入れないって言ったわよね?」
「さっき私が言ったの覚えてる? 私の嫌がる事したら、パパのエロゲの様な事するって!」
「うん…」
茉優は下を向いたまま頷いた、その体は少し強張ってる様にもみえた。
私は右手で茉優の左手首を掴み、自分に一旦引き寄せその後背中を壁に、ユックリと押し付け、左耳付近に顔を近づけると、ビックと少し体を強張らせた。
私は子供を叱りつける様な口調で囁いた。
「みゆうちゃんは、トイレの場所が解ら無くなったのかな~」
「悪い子にはお仕置きが必要かな~」
続けて囁くと強張っていた茉優の体から力が抜け、私は悪いことをした茉優が反省し罰を受け入れたのかと思い、掴んでいた左手を放し右手を挙げてと命令すると、反省しているのか直に従って手を上げた、その手の手首辺りを左手で掴み。
「おしっこに行きたかったんだよね~」
「うん…」
私は又耳元で囁くと茉優は又一瞬体を強張せ頷いた。
私は美優の左耳の裏辺りへ、自分の一指し指を持っていき、そっとなぞる様に首筋まで這わせ
その後いきなり、おへその辺りの服の上から円を描く様に、一指し指を這わせ。
「おしっこしたいのよね?」
そう呟くと、そろそろ恥ずかしさで謝って来るだろうと思い、手を離し耳元で囁いていた顔を放すと。
「いやぁ… やめないで」
私はその言葉を聞いた瞬間、心の中で少し動揺しながら、これではご褒美をあげてる様な物だと思い。
「きっ 今日はお預けね」
と慌てて言った。
そのまま二人でリビングに、戻りソファーに座ると、由姫が落胆した顔で。
「やはりこうなってしまいましたか愛美さん… 私は止めて差し上げましたのに」
「どうして?」
私は不思議そうな顔で尋ねると、その問いに答えるように淡々と由姫は。
「そうですわね何からご説明いたしましょう、簡単に申し上げますと、愛美さんを困らせると茉優さんは、ご褒美が貰えるそう言った図式ですわ。
愛美さんは困る事をされた時、こう言いましたわよね? 本気のお仕置きね、パパがやってるエロゲ見たいにと、そう発言したはずですわよね?」
「確かに私は言ったわ」
「そこで茉優さんは愛美さんが本気で嫌がる行動に出ると、愛美さんの性格からすると、必ずお仕置きをしてくると思ったという事ですわ。」
「付け加えて言いますと、茉優さんがどの様な性格だと把握していますでしょうか愛美さん?」
「エッチ、シスコン、女の子好き…」
呆れた様に横目で美優を見ながら私が答えると由姫は。
「ほぼあっていますわ、ですが一つ抜けていますわ、愛美さんの事が友達として好きで、さらには女の子としても好きだという事」
「申し訳ありませんもう一つ…」
それを聞いていた私は心の中でもう一つかい!と突っ込んだ!
「茉優さんはエムッ娘ですわね」
私はため息を付きながら。
「はぁ~ 」
頭の中で考えた茉優は私の事が友達以上に好きだなんて… 妙に私に対して悪戯や、スキンシップが多いのは、そのせい… 右手を額に当てて少し
下を向き。
「納得したわ」
私が言った後に、小悪魔な笑みを浮かべた後由姫は淡々と、真顔な表情を変えず。
「何故あの 度エッチで!、度 シスコンで!、レズな!、度エム娘が…」
「あの~ 由姫さん? 心の声がダダ漏れですが、 しかも私より印象酷いし…」
私は困惑した表情で、由姫の言葉を右手で訪ねる様な仕草で制止しながら言った、由姫は何事も無かった様に。
「今日はなぜ、あのような行動に出たのか私にも解りかねません、教えてくださいますか美優さん?」
そう言って私と由姫は美優の方を見ると、暫く放置されていたせいなのか、黒い鈍よりしたオーラーを纏い、背中を丸め下を向いて異世界に引き込まれそうな感じになって居た。
少し間を置いてから美優はこう答えた。
「二人とは… 此れから先、学校が違うじゃないだから卒業記念にと… 何かご褒美が欲しくてつい…」
「お~い 最初は何だか良いこと言ってたけど、最後は心の声駄々洩れじゃないの!」
私は呆れた声で突っ込みを入れその後続けて、尋ねるように二人に言った。
「えっと… あなた達何か大事な事忘れてない」
「忘れてましたわ」
「こうして二人は結ばれハッピーエンドになりました」
続けて私は少し怒った口調で、交互に指差しながら。
「やはり由姫忘れてたんだ、美優後勝手にハッピーエンドにしないでくれる?」
「私まだパパと始まっても、いないんだからね!」
「私と愛美ちゃんが結ばれるって事だよ?」
「あら あら」
美優は真面目な表情でそう言った。
其の後に続けて由姫は微笑みながら答えた。
私は真剣な表情で、先の進ま無い会話の流れに、自分から仕切る事にした。
「次は定番な遊園地よね、どうやったら自然にパパを誘えるかだよね....」
「普通に誘えば宜しくて?」
「私もそう思う~」
二人は不思議そうな顔をして言った。
「そうなんだけど... 恋愛は好きになった方が負けとか言うでしょ?」
「愛実さんもう負けてますわね」
「愛実ちゃんの負けだね~」
「何か良い方法ないかしら」
私は二人の言葉をスルーし淡々と話を続けたが二人は不満そうな顔で言ってきた。
「スルーしましたわ」
「スルーした~」
「あのぉ... 話が一向に進まないんだけど」
私は額に手を当て少し下を向き困惑した顔で、呟やきながら言った。
其の後気を取り直して。
「私から遊園地に誘うとパパは自分の事好きなんだと安心するでしょ? 」
私が言った後由姫と美優は。
「そうなりますと此方から誘っても勘違いされない理由が必要ですわね」
「ご褒美頂戴は?」
「美優それは一般的なご褒美よね...」
私は不安な顔で聞き返すと美優は。
「私もさっき愛美ちゃんからご褒美もらったし、愛美ちゃんもパパからご褒美もらったら~」
「あげてません!」
私は少し怒たような顔で美優の方を指さし即答した。
そんな会話の後リビングの時計を見て由姫は突然。
「そろそろ時間ですわね、帰らないとお兄様が帰って来る時間ですわ」
由姫はそう言ってスマホで誰かと連絡を取っていた。
「そう言えば私たちは、卒業して休みだったけど、それ以外の生徒は学校だったわね」
私がそう答えると、由姫がスマホを又見るとこう言って来た。
「着いた見たいなので帰る事にしますわ、愛美さん又明日お伺いしますわ、美優も帰りますわよ!」
そう言って、椅子に座って居た美優の手を引っ張り、リビングのドアを開け、引っ張る様に連れて玄関を開け、出て行こうとする前にもう一度確認をするように。
「明日もう一度お伺いしますけど、宜しいかしら?」
「うん! 全然大丈夫!」
私はそう答え、手を振り見送った。