※この作品はR-18です。

私が嫌いなのは鈍感なパパだけ?   作:司 乱人

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突然母から告げられた言葉… 

動揺する私…

まだ逢ったこともない、顔も知らない新しいパパ

逢った瞬間目が合ってしまった私…

「お帰りパパ!」

これが私の魔法の呪文…


イチャラブ作戦会議④ AIって誰!?

 

「♪~ ♪~ ♪~」

 

次の朝、突然の音にビックリし私は目覚めた。

仰向けのまま体を捻る様にして、左手を自分の頭の上のベッドの棚に手を伸ばし、

スマホを取ると、それを左耳に当て電話に出ると、それは由姫(ゆめ)の声だった。

「もしもし~」

「あら、何だか眠そうなお声ですわね?」

 

時計を見ると約束の時間よりも少しまだ早い時間だった。

 

「如何したの?」

 

何か有ったのかと尋ねると。

 

「愛美(まなみ)さんも、起きたばかりで、丁度良かったですわ、此れから支度でしょうし、私たちお店に立ち寄りますので、少し遅れますわ」

 

「うん! 解った気を付けて~」

 

「それではのちほど」

 

私と由姫(ゆめ)はそう言って電話を切り。

 

部屋を片付けた後シャワーを浴びる為、私はお風呂へ向かった。

 

風呂から出て脱衣所で髪を乾かしていると、玄関のチャイムが鳴り、私は玄関へと向かいドアを開け二人を出迎えた。

 

「いらっしゃい~」

 

「遅くなりましたわ」

「お邪魔します~」

 

由姫(ゆめ)と美優(みゆう)は玄関の向こうから何時もの様に挨拶をしてきた其の後私は。

 

「狭い部屋だけど二階にどうぞ」

 

私がそう言うと、二人は顔を見合わせ驚いていた。

 

二階の自分の部屋に二人を通し、好きなところ座っていいからと言うと、美優(みゆう)は突然ベッドに向かって飛び込んで、顔を布団に近づけ頬を摺り寄せてきた。

 

「あんた何してるのよ!」

 

私は慌て美優(みゆう)を腰の後ろか手を回し、布団から引きはがした。

 

その一部始終を見ていた由姫(ゆめ)は一言、呆れた顔で美優(みゆう)に言った。

 

 

「そう言う事していると愛美(まなみ)さんから本気の軽蔑をされますわよ!」

 

部屋に来る前から、そわそわしていると思っていたが、まさか部屋に入ってすぐに、行動を起こすとは流石に思わず、怒った私は変な行動をさせない様に、左手を腰に当てた格好をし美優(みゆう)を指さし。

 

「美優(みゆう)あんたは! ドア側の方に座りなさい何時でも追い出せるように、由姫(ゆめ)貴女はベットの方に座って監視して」

 

私がそう言うと由姫(ゆめ)は真顔で淡々と。

 

「貴女のせいで、私まで怒られてしまいましたわ、反省の為私が良いと言うまで正座をしてください」

 

 

由姫(ゆめ)の言葉に美優(みゆう)は黙って正座をして座った、それから私たちは座椅子に座ると、恨めしそうに此方を見て美優(みゆう)が。

 

「こんなのご褒美じゃないし、普通に精神的にも肉体的にも苦痛なだけだし…」

 

「そうですとも、貴女には罰を与えたのですわ」

 

由姫(ゆめ)は本気で怒っていたらしく、真顔で返答した。

 

その後私は飲み物を取りに行くと、二人に伝え冷蔵庫に向かった、戻ってくるとそこには、旋律の風景が。

 

正座をしている、美優(みゆう)の後ろで足の裏を一刺し指でツンツン押し苦痛に顔を歪ませ我慢している顔を見ながら、小悪魔の様な表情で笑う由姫(ゆめ)の姿だった…

 

私は笑いながら。

 

「少しは反省した? これに懲りたらもうしない事!」

 

そう言って又座椅子に座り、昨日の話の続きを始めた。

 

「それで昨日の続きなんだけど」

 

私が言うと。

 

「愛美(まなみ)さん今準備をしますので、少々お待ちください」

 

そう言ってポーチから、ブルートゥースイヤホンを取り出し、左手で髪をかき上げ、耳にそれを装着した。

 

「それ何に使うの?」

「それでは昨日の続きのお話ですが」

 

由姫(ゆめ)はスマートフォンを出し、何処かに電話をし、私の話をスルーし話を続けた、私は続けて質問した。

 

「誰かと話して居るの?」

 

由姫(ゆめ)はイヤホンに左手を当てて、誰かの話を聞くような素振りをし、少し間を開けてこう言った。

 

「最新鋭のAIですわ」

 

「いや… いま絶対間が空いたし、誰かと話してたわよね?」

 

由姫(ゆめ)は隠す事も無く、普通に電話の向こうと話をしていた。

 

「はい、判りました、そう伝えておきます、」

 

「これは双方向対話型で、問題をスマートに解決してくれるAIですわ」

 

どうも会話自体隠す気もないらしいが、会話の相手はAIだと譲れないらしい、私は呆れた顔で進まない会話をまとめ、こう言った。

 

「要約すると電話で話をして、問題解決してくれる人ってことよね?」

 

「AIです! どうぞお気になさらずに」

 

「はぁ もうAIでいいわよ…」

 

由姫(ゆめ)と電話の相手はどうしても、AIで進めたいらしい… 私は仕方なく頭を抱えるような仕草をして納得した。

 

其れから昨日の話しの、内容を私は説明した。

 

「先ずは誘う口実は出来たし、後は私とパパの行動よね」

そう言いながら、私は頭の中で考えた、普通付き合う前は一緒に居たり、会話をしたりするものよね、でも其れだと何時もの日常だし、何か良い方法はないかな…

 

由姫(ゆめ)が突然こう口にした。

 

「何やらAIさんが急な用事が入ったらしくて… 」

「あっ! そう言えば忘れてましたわ、此れは昨日のお礼ですわ」

 

私は最初から判っていたが、やはりと言うか用事が有るって事は、AIでは無いじゃない、と心の中で突っ込みを入れた。

其の後お礼と言って、由姫(ゆめ)は何かが入った箱をテーブルの上に置いた。

 

「本日の主役は愛美(まなみ)さんなので開けていただけます?」

 

由姫(ゆめ)にそう言われ私は箱を開けると、その中には三種類のプリンが入っていた。

 

「愛美(まなみ)さん、お好きなのをお一つどうぞ、美優(みゆう)さんも仕方ないですからどうぞ、私は最後のを頂きますわ」

 

由姫(ゆめ)は箱に手で指し示し勧めてきた、私はその中から一個を選び、箱から出し自分の前に置き、美優(みゆう)の前に箱を置いたが、何時もなら喜ぶはずが、正座をし腰を少し浮かしテーブルに両肘を付き苦痛に耐えて居る姿が在った、苦痛に耐えながら、箱のプリンを選び由姫(ゆめ)に訴えるような目をしながら、箱を渡した。

 

 

箱を貰った美優(みゆう)は淡々と言うと。

「反省しまして? ご自分がした事反省しました?」

 

美優(みゆう)は続けてこういった。

 

「反省してます、ごめんなさい」

「はぁ… 仕方がありませんわ、正座を止めても宜しいですわ」

「其れでは、プリンを召し上がれ」

 

由姫(ゆめ)はため息を付きながら、物足りなさそうな表情で許し、私たちにプリンを食べるように促し、三人で一緒に食べると同時に三人は。

 

「おいしい~」

「おいしいわね~」

「おいしいですわ」

 

と声に出した、すると美優(みゆう)は真奈美ちゃんのプリン、シェアーしよ~ と言ってきた。

 

急に由姫(ゆめ)は思いついたように、美優(みゆう)を指指さし。

「それですわ! 何故思い付かなかったのでしょう、愛美(まなみ)さんとお父様が別の物を頼みシェアーすればいいのでは? そうすれば抵抗も有りませんし、お父様は家族として意識するかもしれませんが、愛美(まなみ)さんから言えば正に恋人同士の鉄板事項では在りませんか!」

 

由姫(ゆめ)の話を聞き私は思った、これならパパが私の事を家族として考えるのでは無く、私の事を意識し考えるようになるはず… と考えていると由姫(ゆめ)のスマホにメールが届きこう言ってきた。

 

「あら まぁ 遊園地の招待券が三枚貰えますわ」

 

私は驚きながらこう思った、このタイミングで遊園地の券が貰えるとは、さっきAIさんが電話を切った理由は此の事では? そう考えると辻褄が合う、元々AIさんが出て来る時点でデキレースだったに違いない、由姫(ゆめ)と電話の向こうの人と事前に話し合い、遊園地に行く流れが確認できたので電話を切った、そう考えると券を渡す準備をしていたのだろう、では何故知らない人が遊園地の券を、用意してくれたのか?

これは考える事もなく、由姫(ゆめ)が私の事を思って頼んだと思った。

 

「あっ! そう言えば遊園地に行く日決めてなかった」

 

私は大事な事を忘れていてた……

 

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