動揺する私…
まだ逢ったこともない、顔も知らない新しいパパ
逢った瞬間目が合ってしまった私…
「お帰りパパ!」
これが私の魔法の呪文…
「♪~ ♪~ ♪~」
次の朝、突然の音にビックリし私は目覚めた。
仰向けのまま体を捻る様にして、左手を自分の頭の上のベッドの棚に手を伸ばし、
スマホを取ると、それを左耳に当て電話に出ると、それは
「もしもし~」
「あら、何だか眠そうなお声ですわね?」
時計を見ると約束の時間よりも少しまだ早い時間だった。
「如何したの?」
何か有ったのかと尋ねると。
「
「うん! 解った気を付けて~」
「それではのちほど」
私と
部屋を片付けた後シャワーを浴びる為、私はお風呂へ向かった。
風呂から出て脱衣所で髪を乾かしていると、玄関のチャイムが鳴り、私は玄関へと向かいドアを開け二人を出迎えた。
「いらっしゃい~」
「遅くなりましたわ」
「お邪魔します~」
「狭い部屋だけど二階にどうぞ」
私がそう言うと、二人は顔を見合わせ驚いていた。
二階の自分の部屋に二人を通し、好きなところ座っていいからと言うと、
「あんた何してるのよ!」
私は慌て
その一部始終を見ていた
「そう言う事していると
部屋に来る前から、そわそわしていると思っていたが、まさか部屋に入ってすぐに、行動を起こすとは流石に思わず、怒った私は変な行動をさせない様に、左手を腰に当てた格好をし
「
私がそう言うと
「貴女のせいで、私まで怒られてしまいましたわ、反省の為私が良いと言うまで正座をしてください」
「こんなのご褒美じゃないし、普通に精神的にも肉体的にも苦痛なだけだし…」
「そうですとも、貴女には罰を与えたのですわ」
その後私は飲み物を取りに行くと、二人に伝え冷蔵庫に向かった、戻ってくるとそこには、旋律の風景が。
正座をしている、
私は笑いながら。
「少しは反省した? これに懲りたらもうしない事!」
そう言って又座椅子に座り、昨日の話の続きを始めた。
「それで昨日の続きなんだけど」
私が言うと。
「
そう言ってポーチから、ブルートゥースイヤホンを取り出し、左手で髪をかき上げ、耳にそれを装着した。
「それ何に使うの?」
「それでは昨日の続きのお話ですが」
「誰かと話して居るの?」
「最新鋭のAIですわ」
「いや… いま絶対間が空いたし、誰かと話してたわよね?」
「はい、判りました、そう伝えておきます、」
「これは双方向対話型で、問題をスマートに解決してくれるAIですわ」
どうも会話自体隠す気もないらしいが、会話の相手はAIだと譲れないらしい、私は呆れた顔で進まない会話をまとめ、こう言った。
「要約すると電話で話をして、問題解決してくれる人ってことよね?」
「AIです! どうぞお気になさらずに」
「はぁ もうAIでいいわよ…」
其れから昨日の話しの、内容を私は説明した。
「先ずは誘う口実は出来たし、後は私とパパの行動よね」
そう言いながら、私は頭の中で考えた、普通付き合う前は一緒に居たり、会話をしたりするものよね、でも其れだと何時もの日常だし、何か良い方法はないかな…
「何やらAIさんが急な用事が入ったらしくて… 」
「あっ! そう言えば忘れてましたわ、此れは昨日のお礼ですわ」
私は最初から判っていたが、やはりと言うか用事が有るって事は、AIでは無いじゃない、と心の中で突っ込みを入れた。
其の後お礼と言って、
「本日の主役は
「
箱を貰った
「反省しまして? ご自分がした事反省しました?」
「反省してます、ごめんなさい」
「はぁ… 仕方がありませんわ、正座を止めても宜しいですわ」
「其れでは、プリンを召し上がれ」
「おいしい~」
「おいしいわね~」
「おいしいですわ」
と声に出した、すると
急に
「それですわ! 何故思い付かなかったのでしょう、
「あら まぁ 遊園地の招待券が三枚貰えますわ」
私は驚きながらこう思った、このタイミングで遊園地の券が貰えるとは、さっきAIさんが電話を切った理由は此の事では? そう考えると辻褄が合う、元々AIさんが出て来る時点でデキレースだったに違いない、
これは考える事もなく、
「あっ! そう言えば遊園地に行く日決めてなかった」
私は大事な事を忘れていてた……