俗物な転生者が天竜人になるようです 作:ロースカツ提督
色々とあって創作が遅れに遅れてしまいました……。今回は短いですが区切りがよかったので更新しました!年内では、これが最後の更新となります。楽しんでもらえたら幸いです。
意識が……飛びそうだ……。
俺の意識が飛ぶルッチになっていることには理由があった。凄くお酒が美味しかったんだ。
俺とエリアルはミスティ島を出て最初に人が住む島に辿り着いてログが溜まるまで半日あるからその時間を使って酒場へ入った。
今のエリアルは彼女の友人の薬師が作った染料で黒い翼は白くして、頭髪も濃い茶髪にして、背中の炎はなるべく消しておく様にしている。
これでどこからどう見ても、エリアルは一般空島民だ!
「よし、船旅で喉が渇いたから酒を飲むぜ! 店主! すぐに酒をもってきてくれ!」
「たくさん頂戴!」
「それは構いませんが、ここの地酒はとても酒精が強く、三碗以上は出さないようにしていますので……」
何だと!? ミスティ島には酒が残っていないから俺はもう数日酒飲んでいないのに……。
「フッフッフッ、ケチなこと言うなよ。金は払うから景気よく樽ごと持ってこい!」
三個目の樽から意識が無いが俺は飲み食いを続けてしていたらしい。肉を持ってない右肘にふにょっとした柔らかいものが当たっている。
(う、うおっ……おっぱい!)
楽しそうにお酒を飲んでいるエリアルが身を寄せて来ている。恋人同士のようにギュッと右腕にしがみついている。
シャツ越しだが、中につけているブラジャーと乳房の感触がしっかりと伝わって来る。
夢のような感触だ。これが幸せパンチか!?
そしてホットパンツから覗くムチムチの太ももが、ぴたりとくっつけられていて、身体が熱くなっていく。
(すげえいい匂いがする……なんだろう、柑橘系の甘い匂いだ)
褐色の美女は気づけば樽を六個も空けてた! いつも以上に陽気だけれども意識ははっきりとしているようなので、酒の強さ勝負では彼女のほうが上手のようだった。
ジョッキを持っていないエリアルの手は俺の太ももを撫で回していて、こそばゆいが気持ちいい。どさくさに紛れて胸をもみもみする。柔らかい!
俺の股間はすでにギンギンに勃ちあがっていたのでズボンが窮屈で痛くてしょうがない。
「何という酒豪たち………。儲かりましたがうちの酒蔵から酒がほとんどなくなってしまいました」
店主が慄いた表情で俺達を見て呟いていたが、まあいいや。ログも溜まったし、旅の準備をしよう。
「店主、酒とありったけの肉を買い取るぞ」
「あ、チェリーパイもありったけ頂戴」
「……」
店主は気絶しそうになった。
「いい感じに酔いが回ったことだし、さっそく船出だ!」
俺達が意気揚々と出航の準備をしているところを船乗りが止めにきた。
「それはやめておけって。この近海ではヌシと呼ばれている獰猛な海王類が出没していて、海域を通るにしても武装した船団でと決まっているんだ。そんな酔っぱらった状態で行けば確実に船を沈められて、食い殺されてしまうぞ」
「フッフッフッ、畜生が
「いや、腕どころかあんたが喰われるぞ……」
「通るついでに俺がぶっ殺してやらぁ!! いくぞエリアル!!」
「ヒャッハー! 今日のディナーは海王類のステーキだ!」
ご機嫌で出航した俺達を見送っている船乗りは、きっと俺達が全滅すると思っているだろうな。
余談である。近海のヌシと恐れられる海王類は自分の縄張りに踏み込んだ二人の
「ヒャッハー! お肉!お肉!」
背面から炎を噴き出し、愛刀を抜き放ったエリアルと。
「フッフッフッ、久しぶりに海王類ステーキを喰いてぇんだよ。フッフッフッ!つぅわけで死ねや!!」
二刀を抜き、獣人態へ変形したエンピレオ。
海王類が襲ったのは、海王類よりも性質の悪い酔っ払いたちだった。
かくして海王類は酔っ払い二人によってろくな抵抗もできずに退治された。
◇◆◇
酔いが醒めた俺とエリアルは解体した海王類の肉で夕飯の準備を始めていた。
ステーキ、ロースト海王類、海王類テールスープ、あとパンにチーズや焼いたタマネギと一緒に焼いた海王類の肉を乗せて食べるようにした。
星も出ていない夜なので周囲は真っ暗で、空と海の境界も見えやしない。能力を使って吸血鬼に変身すれば暗闇も問題なく視覚を確保できるんだけど、人間形態でも吸血鬼の能力をもっと使えるようにしたいな。
そんなことを思いつつ、エリアルと食事をしているとまた酒が進んだ。
「硬いけど歯応えあるし濃厚な味……美味しいね!」
「そうだろうそうだろう!」
「牛でも豚でもない独特な味で美味しかったよ。今度はあたしが作ってあげるね」
美味しそうに食べ終えるとエリアルはギュッと抱き着いてきた。
「エ、エリアル」
「……あたし、本当はこんなことはしないのよ。エンピレオが旅に誘ってくれたのうれしいの、だから……」
エリアルが見つめて来る。Tシャツの胸元が覗けている。たわわなバストがギュッと寄っているのが見えた。
思わず視線がそちらに引き寄せられていると、気づけばエリアルが目を細めていた。
「ウフッ、エッチ。でも、可愛いわ」
エリアルは笑いながら、自分のシャツの胸部分をつまんで、前に引っ張った。ブラジャーに包まれた乳房がもろに見えた。
見上げてくる目が潤んでいた。ぼうっとして、男を求めているのがわかる。
そして次の瞬間にはキスをしていた。エリアルは拒絶することなくキスを受け容れ、自分も応じはじめた。
「……ぅんんっ……んふ……」
積極的で大胆な子だ。エリアルの手が俺の首にからみついている。俺も同じように彼女の肉体を抱きしめて、唇を押し付ける。
エリアルは温かい吐息を漏らしながら、舌先をぬるりと俺の口の間に忍び込ませてきた。舌がねっとりとからみついてくる。柔らかい唇と甘い吐息、ムンムンと漂う色香……。
たまらない! こちらも目を閉じて、舌を絡ませていく。
「んん……んっ……」
エリアルが鼻奥からくぐもった声を漏らしながら、激しく呼応する。ねちゃ、ねちゃ、と唾液の音がして、エリアルのくぐもった鼻声が、悩ましく官能的なものに変わっていく。
「ぅんんっ……ぅぅんっ……」
色っぽいエリアルの鼻声を聞いていると、キスの心地よさもあって脳がとろけそうだった。
ふたりの呼吸はますます荒々しくなり、ふたりの口の中がお互いの唾液で満たされていく。
薄目を開ければ、美しい顔が自分の眼前にある。エリアルは夢中になって、眉間に縦ジワを寄せた色っぽい表情で舌を伸ばし、俺の口の中をまさぐってくる。お互いの気持ちが高まっていくのを感じる。
ズボンの中が硬くなっていくのを感じる。エリアルも俺のふくらみを感じたらしく、キスしながら手で股間をなぞってきた。
「うっ……」
ぞわっとして、思わずキスをほどいてしまうと、エリアルは目をとろけさせつつ淫靡な笑みを浮かべる。
「エンピレオのエッチ……キスしただけじゃない」
そう言って目を吊り上げて怒ったように言うものの、股間を撫でる手はますますいやらしくなり、ペニスの硬さや太さを推し量るように、ズボンの上から指でシゴいてくる。
「そう言うな、いい加減我慢できないんだ」
エリアルがウフフと笑う。
「ねえ、この船のお風呂に入りたいんだよね」
「ああ、あれか……」
俺の船は風呂、水洗トイレ、キッチン付きだし海水ろ過機能と発電設備まで完備された快適空間となっている。
船底から汲みあげた海水をろ過して真水にしたものを火にかけて使用している。
お互いにお風呂に入ってからと思ったが、自分でも我慢する自信がない。すぐにでもエリアルとヤリたくてたまらない。
「じゃあ、一緒に入らないか?」
そう言うと、エリアルはクスッと笑った。
「えっちぃ。早く続きがしたいって顔している。じゃあ続きお風呂で、しよっ。そうだ、サウナもあったよね、一緒に入ろうよ」
思わず息を吞み込んだ。お風呂、サウナ……そんなところでエッチなんて考えたこともなかった。
うおおっ! 滾って来た!
というわけでちょいエロを入れつつエロ回への導入部となります。
本当は2024年できっちり終わる予定だったんですけどね、なぜか長くなってしまいましたが、今後もお付き合いいただけますと幸いです。