至高なる星書〜記されている星のチートでエロエロハーレム作ります〜 作:鋼色
一話 星界王と恋人 ☆(キス)
先日、祖父の葬式が終わった。長い間世話になっていた祖父の死を悲しんでいると、祖母から祖父の最後のプレゼント、としてを本を渡されたのだが、その本には不思議と出版社などは書いていなかった。
「これはね、おじいちゃんが書いた本なんだよ。自分が死んだ後、海斗に継がせる為に」
「おじいちゃんが?」
俺はその本をペラペラとめくる。見たことの無い字で書かれていて、所々に挿絵があり、その横に書いてあるページの字にも見覚えはなかった。だが、あるページで手が止まる。そこには日本語で星書と書かれていたのだ。
「おじいちゃんはね、星の力を持ってたの。星界王の中でもトップレベルの力を持っていた。そしてその星の力は私にも、貴方にもある」
祖母はそう言うのだが、俺はそんな力らしいものなど心当たりは無い。
「おばあちゃんも星書を持っていたの?」
「持っていたわ。その力で私は星界王の一人となったの」
「どういうこと?」
「その星書に書いてあるのよ。星界の王は誰にも成れる訳じゃ無い。星書を持っているから成れる資格があるの」
祖母、祖父がその力を持っていた? その本に書いてある? 俺は本をもう一度見直し、日本語で書かれていたページを見た。そのページにはこう書かれてあった。
・星界王とは星の力を扱い、星を管理する者の称号である。
・星界王が持つ星の力を一言で表すと魔法となる。
・星の力は扱いを間違えてしまうと大変危険な物である。しかし、正しく扱えばあなたを救う大きな力となるだろう。
この本に書かれているのはこれだけだった。だが、俺にはそれで十分だと感じたのだ。祖父も祖母も、この星の力を正しく扱えていたのだ。血の繋がっており、星の力を持っている。ならば俺も星の力を正しく使い、星界王になってみせる。今の俺の星界王のイメージとしては曖昧だ。だけど、手探りでも星界王に辿り着くのが王だと思う。
俺は祖母に声を掛ける。星界王になる、という決意を、覚悟を伝える為に口を開く。
「おばあちゃん、俺は成ってみせる。すっげー星界王に!」
「頑張ってね海斗。私は応援してるわ」
「うん、 頑張るよ!」
俺は星界王になる、そんな決意を胸に刻み込んだのだった。
ーーーーーー
白い壁に囲まれた空間。その奥には大きな椅子とテーブル、そしてそれを取り囲むように無数の本が積まれていた。ここはこの星を管理する場所、星の図書館である。その図書館の椅子に腰掛ける一人の老人が口を開く。
「そろそろかのう」
老人はそう呟くと立ち上がり、椅子を触る。
「本の位置を戻してくれんか」
椅子は返事をするようにカタカタと動き、振動で積まれていた本が少し崩れる。崩れた本を元に戻すと老人は椅子に座り直した。そして老人の目の前にあるテーブルには一枚のプレートが置かれている。そのプレートにはこう書かれていた。『星界王選定』と。そのプレートが光を放つと、図書館に声が響く。
「星界王の選定が終了しました」
その声はこの星の全ての情報を管理するシステムの声である。
「今回は早いの」
「今回の選定では加藤海斗様が選ばれました」
「そうか、あの子が成るか。あの子が星の到達点に突入した時に星書を渡しておいてくれ」
「かしこまりました。それでは失礼致します」
そう言ってシステムは姿を消した。老人は目の前にあるプレートを眺める。そのプレートには、新しく星界王となった者の情報と、これからの星界王の活動が書かれていた。「海斗よ、頑張ってくれ」と老人がそう呟くと同時にプレートはまた光を放ち始めたのだった。
ーーーーーー
俺が星海王を目指した数ヶ月後、受験も終え、卒業式も終え、今は春休みの間に星書を読んでいた。
「海斗、外に出てきたら?立派な星界王に成る為には星書を理解するのが大事だけど、それだけやってても息が詰まるだけよ?」
祖母からそう言われるのだが、今まで俺は星書の読み方など勉強した事が無かったのだ。ちゃんと理解出来ているか不安で仕方なかった。だが、あの本に書いてあった事を完全に理解するのは今までの人生だけでは足りない気がしたので、俺は外に出る事にした。
外に出てから少しすると、桜が咲いている所場所に着いた。俺は何となくその桜に手を伸ばし、花びらを一枚手に取るとそれを空にかざした。太陽が、俺と桜の花びらを照らす。風が吹き、俺の黒い髪を揺らす。目を瞑り、風の気持ち良さを感じていれば、背後から声を掛けられる。
「加藤くん?」
「萩原か。卒業式ぶりだな」
「そうだね。まさか会えるとは思わなかったよ。本当に、会えるとは思わなかった。神様、どうしてこの恋を晴らしてくれないの……?」
星界王には完全に成ってはいないが、それでも身体能力は上昇している。自己を守る為に。もし星を害す者が居るのであれば、倒す、撃退をする為に。
「え、は……恋?お前俺の事、好きだったのか?」
萩原は顔を真っ赤に染め、目を逸らしていた。俺はそんな萩原を見て、顔が熱くなるのを感じた。俺が星海王を目指したのは祖父の為、祖母の為、星界王になれば様々な星の本を見ることが出来ると思ったからだった。だが、もし俺が星界王にならなくても萩原と出会っていたならば俺はここに居たのだろうか? そんな事を考えてしまうと更に顔が熱くなっていくのを感じた。
「俺も、俺も好きだ。萩原の事が」
俺はつい、そう言ってしまう。萩原はそんな俺の言葉を聞いて嬉しそうに微笑んでいた。その笑顔はとても可愛くて、俺は胸がドキッと高鳴るのを感じる。今思えば、初めて会った時から心惹かれていたのだ。ふとした時に見せる大人っぽい表情や仕草にずっと目が離せなかったのだから。
俺は萩原の手を取り、跪く。手の甲にキスを一つ降らし、ある言葉を口にする。
「俺を恋人にしていただけますか?」
誰が聞いても、恋人になりたい、という意志が分かるシンプルな言葉。萩原晴香はその言葉に顔を赤くしながら、肯定の言葉を口にした。
ーーーーーー
晴香の匂い、可愛らしい部屋。晴香の部屋を嗅覚と視覚で楽しみながら膝枕で触覚も楽しむ。恋人になれた、という事で晴香の部屋に来ているのだ。祖母には、『さっき出来た恋人の家に行きます。今日中には帰ります』と送信をすれば、『楽しんできなさい』と送信された。許可が降りた事で思いっきり晴香と晴香の部屋を満喫してみれば、微笑ましそうな笑い声が聞こえてきた。
「そんなに、私の部屋が良いの?」
「あぁ、良い。もっと堪能させて欲しい」
俺の言葉に晴香は顔を真っ赤に染めながら「うー」と唸っている。そんな姿も可愛くて、俺は晴香にもっと触れていたくなる。俺は膝枕をされている状態から体を起こすと、そのまま晴香にキスをする。最初は軽く触れるだけのキスだったが、徐々に深くなっていくキスに晴香が息苦しそうにしていたので一度唇を離した。
「鼻で息して良いんだぞ?」
「だって海斗くんがいきなり舌入れてくるからっ」
晴香は恥ずかしそうにしながらも、もっとキスして欲しいとおねだりするような目をしてくる。その目に逆らえず、もう一度キスをした。今度は長く、少し大人のキスをする。俺が唇を離すと、晴香の口の端から涎が垂れる。俺はそれを舐めとり、晴香に笑いかけた。
「涎垂れてるぞ」
「もうっ!そういう所が嫌い!」
俺のそんな言葉に文句を言いながら晴香は肩を叩いてくる。痛くは無いのだが、一応「悪い悪い」と言いながら謝っている。そんな態度が気に入らなかったのか、今度は俺の鼻をつまんできた。
「ふぐっ」
俺は息苦しくなって口を開けた所に、晴香が舌を入れてくる。舌を絡ませあいながらキスを続けていくと、だんだんと気持ち良くなってきたのかトロンとした顔をし始める。俺は今だとでも言わんばかりに攻め立てれば、晴香は腰砕けになって俺の方向に倒れ込んででしまった。深いキスだけなのに、此処まで蕩けてしまっている晴香の顔で下半身にある股間部分の魔羅が肥大化するのは仕方ない事だろう。
今すぐにでも晴香にガッつきたいという欲望を抑える。しかし、そう長くは続かないだろう。空腹の猛獣の前に、隙だらけでやって来た草食動物なのだ。今の晴香の状態は。晴香の腹に魔羅をグリグリと押し付ける。服の上からでも分かる魔羅の硬さに、晴香は顔を真っ赤にしている。
「何、これ……こんなに大きいの……?」
「晴香の中に入るんだぞ」
セックス発言に顔を酷く赤つつも、俺を拒否する事なんてしなかった。
「ちょ、ちょっと怖いけど、良いよ……?」