※この作品はR-18です。

乗るしかない、この貞操逆転ドスケベウェーブに   作:葉川柚介

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金持ち弄られ系ツンデレとかいう、貢いで愛されることにハマりそうな女の子、風見エレン

「よく来たわね、コーチ! 今日はこのアタシがあなたをもてなしてあげるわ!」

「お招きありがとう、エレン。楽しみにしてたんだ」

「ほわ♡ ……い、いい心がけね! 思い切り楽しんでいくといいわ!」

 

 現在、ジェットバトル最強のチームはどこかとアンケートを取った場合、最も多くの票を集める企業はKAZAMI SEA TECだろう。

 海外資本が予算も人員もしこたま投入し、効率よくあらゆるリソースを注ぎ込めばおのずと最高のものとなるという、正当派の力技でのし上がってきたチームだ。

 

 UMIマシンも高性能ならそれを扱うドルフィンたちも有能揃いであり、さらにはそのメンバーにKAZAMIグループオーナーの娘である風見エレンがコネや箔付けのためではなく純粋な実力で在席していることからも、並々ならぬ能力と精神の気高さがうかがえる。

 

 とはいえ、ライバルではあっても敵ではないのがジェットバトルのチーム間。

 KIRISHIMA所属の俺たちも技術やトレーニングなどなど情報交換で話をさせてもらうこともあるし、こうしてエレンの家で催されるお茶会に誘われることもある。

 お茶会とはいえ、今日の参加者は俺とエレンの二人だけれども。

 

「はぁ。紅茶が美味しい……」

「ありがとうございます、コーチ様。コーチ様に喜んでもらおうとお嬢様が選んだ茶葉になります」

「メイド長! 余計なことを言うんじゃないわよ!!」

 

 あと、給仕を担当してくれるメイド長さん。

 エレンに対する深い愛情を持っている人……ではあると思う。その愛情が少し歪んでいるというか、エレンは泣いてる顔が一番かわいいと思ってるんじゃないかな、というフシのある人だけど。

 

 ともあれ、金髪ツインテールというツンデレの見本のような容姿だけに、褒めるとドヤ顔で喜びつつも丁寧なもてなしをしてくれるエレン。

 俺としても会話とおいしいお茶とお菓子を楽しめる喜ばしい時間だ。

 

「別に、当然のことよ。コーチは庶民だけど、私たちKAZAMIが受けた恩もあるんだから、しっかり返さないといけないの」

「恩返し、って言われるほどのことをしたつもりはないんだけど……」

 

 ただし、少々こそばゆくもある。

 

 

「なに言ってるの。あなた、私たちチームのドルフィン全員を抱いてくれているじゃない」

「うんまあ、ねえ?」

 

 だってその理由がこれなわけだし?

 

 

「氷織から聞いたわよ。よく『勝負』をしてるそうじゃない」

「まあ、ね。うん」

 

 永雪氷織。

 「氷の絶対女王」の異名を持つ、KAZAMI躍進の立役者。

 ライダーとしての卓越した技術は言うに及ばず、みちるでは及びもつかない真のクールな性格が支える冷静沈着な判断と、それに相反するようでありながらも矛盾なく同居する勝利に対する飽くなき信念がKAZAMIに数々の勝利をもたらした。

 戦うのが好きなのではなく勝つのが好き、というわけではないと思うけどそれでも勝利に対する貪欲さはあらゆる方向に向いていて、ジャンケンだろうと格闘技だろうと氷織さんの言うところの「絶対的勝利」のために邁進している。

 

 なので、そんな氷織さんとのセックスがある種勝負の様相を呈するのはまあ、わからなくもない話だ。

 先にイかせた方が勝ちという心底頭の悪いルールで繰り返されるセックスは、俺が関係を持ったドルフィンたちの中でも割と激しい方だと思う。

 

 なにせ、氷織さんは美人だ。

 貞操逆転世界であってなお多数のファンを惹きつけてやまない美貌。

 完璧、と評することをためらう必要のないスタイルの良さ。

 肌はその名の通り雪のように白く、性技も巧みで回を重ねるごとに上達していく。

 

「すごいと思うよ。まんぐり返しでイって自分の潮で顔中びしゃびしゃになっても、アへ顔ダブルピースの証拠写真見せてもしれっと引き分けだって言い張るし」

「……一応、勝利への執念が氷織のいい所っていうのがKAZAMIの公式見解ね」

 

 顔がよく、スタイルがよく、テクがすごく、名器。

 全てを兼ね備えていると言っても過言ではない氷織さんは、感度の方もスゴかった。

 

『くひいいいいいいいいっ♡ おほっ♡ へひっ♡ んほおおおおおおおっ♡♡♡』

 

 初めてセックスした時に挿入だけでイくとは、まさか思わなかった。

 その後色々手を変え品を変え色々なセックスを試したときも、攻めるのは上手いが体中どこもかしこも敏感で、攻められると途端にクソザコと化す。

 割と真剣に、指一本触れられれば氷織さんをイかせることはさほど難しくないんだよ。

 

 しかしそうやってイき散らかしても、しばらく呼吸を整えるとセックス中の崩れた表情が嘘だったようにすら思えるクールな顔で「引き分けですね」とか言ってくるのだから、精神の強さという意味では本当にズバ抜けていると思う。

 

 

「シュネーとのことも、やめろなんて言うつもりはないけどほどほどに頼むわよ? オススメの体位とか言われても説明がわかりにくいのよ……」

「うん。正直俺もどうやったのかあんまり理解してない」

 

 シュネー・ヴァイスベルグは、氷織さんの相棒を務めるガンナーだ。

 若くして飛び級で大学を卒業した、いわゆる天才少女。

 UMIマシン理論と射撃理論を自ら構築するとともに実践して、KAZAMIのチームでは勝利への執念が強すぎる面のある氷織さんをほど良くサポートしていい方向に動かす、参謀や影のリーダー的な立ち位置にいる。

 また、入華たちが通い俺が用務員をしている学園では講師を務めるなど、若さに似合わない責任感も備えた、とてもしっかりした子だ。

 

「えーとなんだったかしら、松葉崩し……?」

「片足を抱えるやり方だね。ついでに足を舐めてあげたら恥ずかしがってたよ」

「それはそうでしょうね。……エレンの足を舐めようとするんじゃないわよ!?」

「そんなー」

 

 そんなシュネーの天才性を支える一端となっているのが、好奇心の強さ。

 日本文化に対する興味と知識も深い……のだけど、最近特に熱心なのがいわゆる四十八手という様々な体位の実践だった。

 

『ぁんっ♡ すごっ♡ 深いっ♡ コーチを強く感じる……ッ♡ これが、揚羽本手……っ♡♡』

 

 正直ほぼ一緒の体位じゃないかなというのがいくつか混じっていたりもするのだけど、シュネーが満足そうだからまあいいかと思ってます。

 四十八手だから気持ちいいというより、シュネーの体の小ささと膣の締まりの良さが一番大きな理由な気がするけど、言わぬが花というヤツだろう。

 

 

「……それより一番の問題は、颯よ」

「エレンのところのメイドさんたちには、いろいろとお世話になってるね……」

 

 相馬颯はエレンとコンビを組んでいるKAZAMIの新人ドルフィンで、スポーツ少女だ。

 風を感じることが好きで、風を通して相手の思考だったり癖だったりを読んだりといった特殊な感受性にも優れる将来有望な選手でもある。ぶっちゃけニュータイプの類じゃないかなと思うことも、たまにある。

 よく日焼けした褐色の肌と、感情が薄いわけではないけれど表情が変わりづらいことが特徴で、同級生である入華ははっきりわかっているらしいが俺は集中しないと区別がつかない時がある。

 

「別に、コーチならKAZAMIのドルフィンをいくら抱いてもいいんだけど、なんで颯だけああなったのよ……!」

「確かにスイッチ押しちゃったのは俺だけど、回路はもともと颯に備わっていたものだと主張させてもらうよ……」

 

 俺は、なんやかんやで颯ともセックスをしている。

 引き締まった体と、乏しい表情ながらもこちらに好意を抱いていてくれることがわかる様は愛らしい。

 だからこそ、と言うべきか。そんな颯のかわいい表情が見たくなった。

 なって、しまった。

 

『……っ! こ、コーチ、だめ♡ そっちは……んっ♡ 外っ♡』

 

 スポーツで鍛えられた颯の体は引き締まって、軽い。

 颯とつながったままその体を抱え上げた俺は、ゆっくりと部屋を横切り、窓を開け。

 お互い全裸のままベランダに、出た。

 

 ほんの短い時間のこと。

 夜で、人通りの多くない時間ということはわかっていた。

 ちょっとした無理矢理感を演出するため颯の口もとを抑えて大きな声が出ないようにも気を付けた。

 一糸まとわず、男と交わりながら、外に出る。

 その事実は颯をしてすら羞恥に表情を変えさせるに十分なもので、耳まで赤くなって眉を寄せ、頑張って声を出さないようにする颯はとてもかわいかった。

 

 とはいえ、あまりやりすぎると嫌われる。

 露出プレイ的な行為は何かの時、主導権を握るための奥の手として覚えておくくらいがちょうどいいだろうと、早々に部屋へと戻った。

 アクセントにはなっても、リスクもある行為。連発するつもりは、俺にはなかった。

 

 

 だが颯は――弾けた。

 

『ねえ、コーチ。――抱いて♡』

『うん、構わないよ。えーと、ここから近いホテルは』

 

 後日。

 颯が好きなジョギングに誘われることはたまにあり、そういう時はコースを颯に任せるのが常で、人気のないところにたどり着いてそう言われたのはセックスのおねだりを人に聞かれないようにするためだと思っていた。

 

『いま、ここで♡』

『…………え?』

 

 しゅるり、ぱさ。

 だがまさか、その場で、屋外で、艶然とほほ笑みながら躊躇なく服を脱ぎ、全裸になるとは思わなかった。

 

 相馬颯。風を感じることが好きな少女。

 野外全裸セックスで風を感じながらスることに目覚めました。

 

 

「メイドたちが目を光らせてるから、スキャンダルにはならないだろうけど……」

「最近の颯のジョギング、野外セックスできる場所を探すついでにやってるっぽいんだよね」

 

 なお、こっそり遠巻きについてきてくれている風見家のメイドさんたちが人払いをしてくれているので、今のところ見られてしまったことはないです。

 颯とした後に見張りをしてくれていたメイドさんたちにもお礼セックスしてるんだけども、まあそれは余談だろう。

 

 

「……まあ、そのあたり全て差し引いてもコーチとのセックスはドルフィンのメンタルにいい影響が出てるから、むしろお礼を言うべきところなのよね」

「いやあ、そんな大げさな話では……」

 

 そして、最後にもう一人。

 KAZAMIのドルフィンたちともセックスしているということは。

 そんな話をここでするということは。

 

 

「――じゃあ、そろそろエレンとも♡」

「うん、もちろん。おいで、エレン」

 

 目の前の少女、エレンともセックスをしたという、今日もするということであり。

 

「ん♡ ……それじゃあ、はいコレ♡」

「……アッハイ」

 

 エレンがはにかみながら差し出してきたものを見て、感情のこもらない返事をしてしまうのは仕方のないことなのだと、声を大にして主張したい。

 

 

 エレンは、少し赤くなった頬を隠すことなく、恥ずかしそうに揺れる瞳で俺を見る。

 その両手は揃えて差し出され、手に持ったものを俺に捧げようとしてくれている。

 

 まるで、ラブレターでも渡すような姿であり。

 

 その手に持っているのが現金でなければ、俺ももうちょっと情緒的な感情を抱いていられたのにと、残念に思わずにいられない。

 

 

◇◆◇

 

 

「ま、まずはキスをさせてくれるかしら。……あっ、足りなかったかしら? それなら追加で……んむっ♡」

「大丈夫、十分だよ。ちゅっ、ちゅっ、ちゅうぅ」

 

 追加の一万円札を取ろうとするエレンを遮って、キスをする。

 そうでもしないと、この子本気で増額するからね……。

 

 風見エレン。

 KAZAMIグループの令嬢であり、ドルフィンであり、KAZAMI SEA TECの役員も兼任する本物のお嬢様だ。

 生まれによって得た立場であるという側面はあるけれども、与えられた立場にふさわしい能力を示すための努力を怠らない、立派な人物でもある。

 

 そして。

 能力とお金と親しみやすさを兼ね備えたエレンは、欲しいものを手に入れるためには金に糸目をつけない性質だ。

 具体的に言うと、俺を相手にママ活というか援助交際的なことを、する。

 

 エレン曰く、抱かれてくれる男に対する当然の報酬。

 俺からすればむしろご褒美だからいらないと言っても頑なに譲らないのは、企業役員として持つべき契約と取引に対する責任から……と思っていたのは最初のころ。

 

「んーっ♡ んちゅっ、ちゅぅ♡ んふふふふ♡♡」

 

 嬉々として唇を重ねるエレンに舌を絡められながら、胸元に感じるごそごそした違和感。

 ……うん、胸ポケットにお金ねじ込まれてるなコレ!

 

 もはや、俺の中で疑いの余地はない。

 風見エレン。彼女は貢ぐことに悦びを覚えるタイプの女の子だ。

 

 

 まあ、そういう人はいるらしい。

 元の世界だと、ホストクラブにハマったりする女の人がその手合いだろう。

 エレンの場合も取引や公平といった言葉で飾ったりはしているけども、この期に及んでなおしっかりお金で解決しようとしているあたり、これはこれで性癖ってことで間違いないんじゃないかな、うん。

 

「ぷはっ♡ ありがとう、コーチ。……それじゃあ次は、私の服を脱がせてもらえるかしら。はい、お代♡」

「アッハイ」

 

 断っても聞いてくれない程度には強情だし、なんなら金額が足りないのだと判断して倍プッシュしてくるのがエレンだから、こういうときは抵抗しないことが得策……!

 差し出されたお札をとりあえず受け取るだけ受け取って、エレンの服を脱がしにかかる。

 

 白と黒を基調とした、シンプルながらも清楚で品のいいエレンの私服。

 胸元を飾るリボンをほどき、ベストとシャツのボタンを一つ一つ外していく。

 時折エレンの顔に目をやれば、興奮に染まる赤い頬がかわいらしい。

 露になった下着姿の上半身。サービスで鎖骨にキスを落とせば、ピクリと震えて俺の頭を優しくなでてくる。

 ……ついでにまた胸ポケットにお札ねじ込まれるんだけども。エレン、地味にこうやって有無を言わせずお金を押し込むのが好きみたいなんだよねえ。

 多分アレだ。「そういうお店」でお姉さんの胸の谷間とか服の隙間にお金差し込むタイプのヤツ。

 

 

「はい、全部脱がせたよエレン。……うん、きれい」

「んうっ♡ ふ、ふふふ……嬉しいわ、コーチ。それじゃあ、次は……ここを♡ あなたの口で、シてもらえるかしら♡」

 

 チップ! と言って何度かお金を追加されながらもどうにかエレンの服を脱がせると、次の行為が待っている。

 ベッドに腰かけたエレンは、ゆっくりと自らの足を大きく開き、指でくぱりと陰部を開く。

 

 白い肌にピンクの花が咲くようなそこには、てらてらと部屋の明かりを反射する愛液が太ももまでを濡らし、これまでにしたことだけでエレンがどれだけ興奮したかがはっきりとわかる。

 そこへの奉仕を、望んでいた。

 

「それじゃあ失礼して……ちゅっ」

「きゃあっ♡ い、いきなりキスぅ♡ あっ、やっ♡ 舌入って……深いぃぃ♡♡」

 

 入華よりも幼い少女への奉仕というのは、俺としても興奮する。

 思わず強く吸いついてしまうのも仕方のないことで、舌を挿入してのクンニにも熱が入る。

 

 エレンの好みはもう知っている。

 クンニの時は口元を隠さないようエレンの顔を見上げながら深くするのが好きで、舌を伸ばしてできる限り奥を満遍なく舐めてあげると、こちらの顎まで滴るほどに愛液が溢れてくる。

 

「はああああっ♡ 最高♡ コーチ♡ あなた、最高よっ♡ 好き♡ すき♡ KAZAMIのコーチにしたいっ♡ みんなでコーチを犯したいぃぃ♡♡」

 

 欲望が駄々洩れになるのも、この世界の女の子ではよくあることだ。

 興奮した目で自分の股に顔をうずめる俺の顔を見つめながら両手で頭を押し付けられるので、お返しとばかりに鼻先で目の前に小さく顔を出しかけるクリトリスを突いてやる。

 それだけでエレンは喉の奥から甲高い悲鳴を上げて体を仰け反らせて膣内をキツく締め付ける。

 

 もう、限界が近い。

 そんなときにだがだからこそ、容赦はしない。

 エレンに押し付けられるまでもなく、尻を両手で掴んで引き寄せて、むさぼるように顔を埋め、舌で膣襞をほじくり返し、最高の奉仕をプレゼントして。

 

「んおおおおおおおっ♡ おっほおおおおおお♡♡ イくぅ♡ イグううううううううう♡♡♡」

 

 ぶしゅ、と吹き出る潮を顔全体で受け止めながら、エレンを絶頂に押し上げた。

 

 

◇◆◇

 

 

「最高だったわ、コーチ♡ それじゃあ次は、アレをお願いするわね。はい、お金♡」

「ああ、うん、はい」

 

 イった衝撃で全身を震わせていたエレンだが、初めてのことというわけじゃないからすぐに呼吸を整えて笑顔を見せて次をねだる。貞操逆転世界の女性は本当にタフだ。

 そうして気を取り直せば改めて万札を差し出しつつ、今度はベッドの縁で仰向けに寝転がった。

 なぜそんな場所でそうするのかといえば、頭をベッドの端から出すため。

 ツインテールの金髪が逆立つように床へ散らばり、反らした白い喉が輝くよう。

 その先ではむずむずと嬉しそうに唇が震え、ぱくりと大きく開けば赤い舌が突き出され、待っている。

 

 何をか、など問うまでもない。

 俺はこの世界の女性を、ドルフィンを幸せにすると決めた男。

 であるならばエレンの望む行為をかなえる。お金払ってしてもらう、というちょっと歪んだ願望含めて……!

 

「いくよ、エレン」

「れえー♡」

 

 両手はそっと、エレンの喉に添える。

 決して苦しくならないよう力は加えず、位置だけを調整する。

 

 俺の亀頭が、エレンの口に収まるように。

 待ちわびたとばかりに絡みついてくる舌に導かれるまま腰を突き出せば、エレンの小さな口の中ですぐに粘膜に包まれる。

 亀頭を咥えるので精いっぱいのはずの狭さだが、エレンはそれだけでは満足しない。

 俺の腰に回された手が、もっと押し込めと引き寄せられる。

 少しの罪悪感を覚えながら、しかしそれに逆らうことなく、望まれるがままに腰を押し出して。

 

「ンんんんっ! んぼっ、むぐふううううっ! ぇおおっ!!」

「くうぅっ、喉の奥、キツい……!」

 

 飲み込まれていく。

 比喩ではなく、エレンの喉の中に、俺の肉棒が収められて行っている。

 

 エレンの首に添えた手の下を、すでに先端が通り過ぎた。

 膣内への挿入と変わらないほどの圧迫感に晒されながらゆっくりと押し込み続ける間中、エレンは体を激しく痙攣させ続ける。

 足はピンと伸び、体は反り返って背中がベッドから浮いている。

 両手は、俺の体に爪を立てないためだろう。いつの間にかシーツを必死に握りしめている様が健気だ。

 

「はぁっ、はぁっ……。全部入ったよ、エレン。よく頑張ったね」

「むおおぉぉぉぉっ♡ んむううううううう♡♡」

 

 唸り声しか上げられない状態なのに、悲痛さはない。

 どこか歓喜の色を帯びた声が耳だけでなく肉棒からも感じられるというのは不思議な気分だ。

 

 だが、これを長く続けることはさすがにできない。

 エレンの体を気遣う意味でも、俺の我慢の限界という意味でも。

 

 反らされ突き出た胸の先端、小さくかわいらしくも硬くとがった乳首をつまみ、普通なら痛みを感じるかもしれない、と思うくらいの力でつねり上げると、さらにエレンが吠える。

 しかし少しも逃げようとしないのは、歓喜にへこへこ揺れるエレンの腰と、そこからぴゅっぴゅと放たれる愛液の雫が説明してくれる。

 

 普段のエレンの、軽やかでかわいらしい声。それを俺の肉体がゆがめているのだという暗い喜悦に、今だけは逆らわない。

 ほんの数cmにも満たない小さな抜き差し。それだけでも壮絶な粘膜との摩擦が根本から先端までを襲い、瞬く間に高まる興奮にブレーキはいらない。

 

「も、もう無理……! イくよ、エレン!」

「んぐぐぐぐぐ……んぼっ!?」

 

 びゅぐぐぐぐぐぐぐっ、ぶびゅびゅびゅびゅびゅびゅ……!

 

 睾丸がエレンの鼻息で揺れる。

 細い喉越しに自分の肉棒の震えがわかる。

 まるでオナホールを使っているような気分になりながら、俺の精液が空気にも誰の目にも触れることなく、直通で少女の胃へと注ぎ込まれていく事実に体を丸めてエレンのほっそりした腹に額を押し付け、快感に浸っていた。

 

 

◇◆◇

 

 

「けほっ、けほっ!」

「ご、ごめんエレン。強すぎたかな?」

「……最高♡」

「さいですか」

 

 細い喉の奥まで蹂躙されたのだから、多少なりとせき込むのは無理からぬこと。

 目じりに涙を光らせながら、しかしそれが苦痛になっていなかったことはエレンの浮かべる笑顔でわかる。

 抱き着いて甘えてくるエレンを抱きしめ返し、背中をさすってあげれば滑らかな素肌の感触が心地よく、耳元でうっとりととろけた吐息がこぼれてくる。

 

 こうやっている分には普通にかわいいのだけれど、貞操逆転世界の女の子がこれだけで満足するほど淡白なわけはなく。

 

「ふぅ。ありがとう、落ち着いたわ。……それじゃあ、セックス♡ お願いするわね」

 

 そう言って離れていくエレンは再びベッドに仰向けになり、俺を誘う。

 広がる金色の髪は後光のように輝いて、神々しさすら感じられる女体の美しさ。

 今はまだ幼さが残ってこそいるが、将来きっととんでもない美人になることを約束されていると確信できる。

 そんなエレンを抱ける幸福感が湧きあがり。

 

「たくさん、お願いできるかしら♡ もちろん、お代はしっかり……」

「エレン」

「……え? んんーっ!?」

 

 そこに、余計なものを差しはさむのは無粋だ。

 エレンに覆いかぶさり、唇を奪う。

 

「んっ♡ だ、ダメよコーチ。さっき私、あなたのを口でしたばかりで……」

「それはお互い様だよ。それに、エレンとキスをしたくなったから。……ダメかい?」

「っっ♡♡ ダメじゃない♡ いいわ、して♡ いっぱいキスしながら、ハメてぇ♡♡♡」

 

 エレンは全てを受け入れてくれた。

 開かれた足の間に体を入れ、溢れた愛液をぬるぬると肉棒に塗り広げながら場所を確かめ、一息に、挿れる。

 

 ずぶずぶずぶずぶ、ずぐんっ!

 

「はああああああああっ♡ あっ♡ あぁっ♡ あんっ♡ いきなり、深いぃ……っ♡」

 

 最後の一押しは、エレンの体を浮き上がらせる。

 下腹にうっすらと亀頭の形が浮かび上がったような気さえするほど俺とエレンの間には体格差があるのに、根本まで受け入れて全体をキツく締め付けてくれる献身に、自然と感謝の気持ちが膨れ上がる。

 だから、最高の気分を味わってもらわなければならないだろう。

 

「エレン、キツかったら言ってね」

「あああっ♡ それ好き♡ 押しつぶされるの♡ もっと、もっと私を押しつぶしてっ♡♡」

 

 エレンの両手を俺の両手で握る、恋人つなぎ。

 顔中にキスの雨を降らせ、唇を舌先でなぞる。

 全身でエレンにのしかかってベッドをきしませる、いわゆる種付けプレスの状態。

 膣奥をごりごりと責められながらで辛いかと思えばそうはならず、エレンは嬉しそうに両足を俺の腰に絡めて抜け出せないようにする。

 

 二人の体の間はにじんだ汗で滑り、お互いの体から発する匂いは興奮を誘う媚薬のよう。

 

 ずんずんずんずんっ! にっちいいいいい!

 

「ああああーーーっ♡ 奥、奥ばっかり♡ ……いいっ♡」

 

 体を動かす隙間はほとんどなく、少しも離れていたくないという気持ちは俺とエレンの双方が抱くもの。

 だからエレンの子宮口をこねくり回すような腰使いになり、それはエレンにとって一番の弱点。

 そして同時に、絶頂間際の膣内が震えて締め付けてくることは俺にとっても最高の快感になり。

 

「エレン……イくよっ! 膣内に!」

「きてえええええっ♡ 膣内射精♡ ぜんぶっ♡ 奥にいい♡♡♡」

 

びゅううううううーーーーーーっ! びゅびゅうううううっ!!

 

 

 長い射精の間。

 両手を、口を、全身を使ってエレンの体をベッドに縫い留めるようにして、少しも逃がさない。

 ほとばしる精液の全てをまだ幼いと言っていい子宮の中に余すところなく、注ぎ込んだ。

 

 

◇◆◇

 

 

「じゃあ、これが右手をつないでくれた分と、左手をつないでくれた分と、キスしてくれた分と、舌を入れてくれた分と、セックスしてくれた分と、種付けプレスしてくれた分と、イかせてくれた分と、イってくれた分と、膣内射精してくれた分と、お掃除フェラさせてくれた分で、合わせて10万円ね♡」

「アッハイ」

 

 ……手と口とその他もろもろ押さえつけておけばなんやかんやで貢がれるのをスルー出来るかなと思ったけど、そんなことはなかったぜ!

 

 足腰立たずヘロヘロになりながらも、きっちりお金を渡してくるエレン。

 これで、拒否ると泣くまであるからあんまり強く断ることもできないんだよね……。

 

「それと、ごめんなさい。もうちょっとコーチと話をしたいんだけど、疲れて……もう、起きてられなさそうで……ふぁ」

「大丈夫だよ、エレン。また来るから、その時ゆっくり話そう。ちゅっ」

「んっ♡ ありがとう、コーチ。楽しみにしてるわ……ね……」

 

 ともあれ、エレンの体力が尽きてこれ以上がないことだけは救いだ。

 眼を開けておくことができなくなり、だんだんと意識が落ちていくエレンに優しくキスをして、布団をかける。色々まみれた汁とか汗とかは軽くだけど拭いておいたから、裸で寝てもべたついたりはしないだろう。多分。

 

 エレンが寝息を立て始めたことを確認して、服を着て部屋を出る。

 手には、エレンから貢がれた現金。

 普通に一度のセックスで月収並みのお金になるんだけども、これに依存するとそれこそヤバいことになりそうだし、出所を聞かれたら困ることになるので正直持って帰るのははばかられる。

 元々エレンのお金なわけだし、俺以外のところからエレンのために使われるのが理想であって。

 

 

「お疲れさまでした、コーチ様」

「メイド長さん」

 

 部屋を出たところで、メイド長さんに出くわした。

 お茶を淹れてくれたあと、エレンとそういう雰囲気になるころにはいつの間にか部屋からいなくなっていたあたり、本当に気遣いのできるしっかりした人だと思う。

 普段はその辺の能力をエレンをからかうことに注いでいる気がしなくもないけど、弄られて戸惑ったりキレたりするエレンはかわいいから仕方ないよね。

 

「お嬢様のお世話は私どもが引き継ぎますので、ご心配なく」

「いつもすみません。えーとそれで、ついでにこれを引き取ってもらったりとかは……」

「……」

 

 さりげなく、エレンの貢ぎ代を返せないかという問いには無言のメイドスマイル。

 少々歪んでいる気もするけども、エレンに対する忠誠心は本物だからこういう話は決して受け入れてもらえないのは、なんだかんだこれまでのやり取りでもわかっている。

 それでも一応聞いてみたくなるのは、援助交際と言い張るにはちょっと多すぎるお金をもらってしまえば仕方のないことなのです。

 

「――それじゃあ」

 

 だから、解決策は一つしかないわけで。

 

 メイド長さんに歩み寄る。

 ニコニコと穏やかにほほ笑む様子におかしなところは一つもなく、しかし変わっているところがある。

 さっきまで着ていた清楚で貞淑な風見家メイド服姿ではなく、いつぞやエレンに着せてメイド喫茶みたいなことをさせていたミニスカメイド姿に着替えていた。

 

 胸元と背中が大胆に露出している上に、胸の谷間を見せるように隙間が空いた構造になっている。

 ドルフィン並みにスタイルのいいメイド長さんがそんな服を着れば、胸元ははちきれんばかりでメイド服をいじめているのではないかと思うほどにぱつぱつで。

 

 だから、俺は。

 

「コレで、あなたを買わせてもらえますか?」

 

 その胸の谷間に、エレンからもらった万札をねじ込んだ。

 

「……♡」

 

 穏やかな笑みを艶っぽく変えたメイド長さんは、何も言わないままスカートの端をつまみ、持ち上げる。

 もとよりミニスカート。まぶしいほどに白い太ももがさらに露になり、てらてらと光る愛液が滴っていたことがわかり。

 

 下着もつけずにいたむき出しのそこは、準備が済んでいるどころかセックスを待ちわびていたことを如実に表すもので。

 

 

 こうして、エレンから貢がれたお金でメイド長さんを買うという体でのセックスをするところまでが、エレンとのセックスとワンセットみたいなところがあったりするのだった。

 

 

◇◆◇

 

 

ドルフィン紹介!!!

 

永雪氷織

 負けず嫌いドスケベ。セックスは勝負だと思っている。

 顔がよく、スタイルがよく、テクもあり、名器を備え、それら全てを凌駕する感度の良さによって攻められるとクソザコ落ちする才能がある。

 コーチ曰く、「対魔忍って程じゃないけど他のドルフィンより3倍くらいイかせやすい」。

 イき散らかしてアへ顔さらして潮吹いてベッドをべっしゃべしゃにしても、しばらくするといつものクール顔になって引き分けだったと言い張る面の皮の持ち主。

 好きなプレイは騎乗位。ただし、理想と違ってすぐにイきまくってコーチに突き上げてもらうしかなくなる。本人は認めないが、それも含めて好きらしい。

 

シュネー・ヴァイスベルグ

 好奇心旺盛ドスケベ。大学を飛び級で卒業した天才性を支える好奇心は性的なことにも発揮され、コーチと四十八手をコンプリートすることが最近の目標。

 それ以外にもできる限りのプレイはしてみたいと思っており、フェラもクンニもおもちゃも道具もハードなプレイも、付き合ってくれるコーチには感謝しつつ発情している。

 好きなプレイは学園内でのこっそりセックス。コーチの同僚という立場を生かし、学園の隅で人目につかないようにするスリルがたまらないとのこと。セックスしたあと、膣内射精された精液が垂れないようおもちゃで塞いで生徒たちの前に立って授業をするのが癖になりかけている。

 

相馬颯

 風属性ドスケベ。当初は普通に貞操逆転世界の女性としての標準的な性欲を備えているだけだったが、颯の恥ずかしがる顔を見たくなったコーチによってセックス中に屋外へ連れ出されて、覚醒。野外で全裸セックスしながら風を感じるのが好きという性癖の扉を開いた。

 趣味のジョギングはコーチと野外セックスするのにちょうどいい場所を探すためという目的も加わり、ワダツミ中をくまなく走り回っている。

 なお、野外セックス中は風見家のメイドのみなさんが周囲の人払いをしてくれているので、心おきなく自分を解放できることは把握している。

 なお、コーチはそのお礼としてメイドさんたちともセックスしている。

 

風見エレン

 貢ぎドスケベ。普通にセックスが好きなのに加えて、その対価としてお金を払うことにもちょっとアレな感情を抱いている。

 KIRISHIMA所属ながらKAZAMIのメンバーにもなにくれとなく気を使ってくれているコーチへのお礼という理由からスタートしたが、コーチはコーチなのでなんだかんだセックスする仲になり、ただで男にセックスしてもらうわけにはいかない、と渡したときに背筋を貫いた衝動が性の目覚め。

 好きなプレイは、コーチから動くプレイ全般。イラマチオや寝バックなど、貞操逆転世界ではお金を払いでもしなければしてもらえないようなことに恍惚を覚える。

 コーチからは別にお金もらわなくてもすると言われているが、貢ぐコトにも快感を覚えているので改める傾向はない。

 なお、コーチはもらったお金をメイド長さんへの援助交際という体のセックス経由でエレン側に還流しているので、実質お金のやり取りは発生していない模様。

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