超絶肥満(クソデブ)ニートの俺、ダイエット途中に女魔王に召還されて生贄にされそうになったけど、パワー系ラリアットかまして魔王を性奴隷にしたので異世界の覇者を目指すことにした 作:無能薬野菜
「いや俺がやる。人質は一旦解放し、リーフ以外の戦闘員は牢屋に閉じ込めろ」
今度は戦闘員達が人質だ。か弱い奴らが抵抗してくる可能性は低いが、こうすることで磐石になる。
「勇志殿!!」
「間違っても手は出すなよ。これは魔王ディアラからの勅命だからな」
「妾達は苦しんだぞよ!!エルフに相当な被害を被ったぞよ!!故にこの娘共など辱しめ皆殺しにしてしまえば……」
「強い恨みや因縁があるのは理解できるが、今の俺達は一組織だ。無論相応には裁く、安心して待ってくれルナール」
「それは………」
こうして俺は一旦人質の非戦闘員達を集落へと戻した。
リーフ達主要の戦闘員が今度は人質になっている上に、周辺地域は制圧済、森の脅威もここまで来たら大した事はない。
集落に戻った連中に迂闊な事をすれば今人質に取っているエルフ達の命を奪うと念入りしているし、迂闊な真似は出来ない。
更にリーフ以外の戦闘員は魔軍側で一旦牢屋に収容した。
これは獣族側のエルフ族への恨みは凄まじく、彼らに管理させるとリスクが多すぎた為だ。
魔軍も決して質が良い訳ではないが、サキュバスや鉱山攻略時に捕虜となった女冒険者達軸で作った娼館宿を現在は解放してる事もあり、最悪の事態が起こる可能性は低かった。
俺はルナールに獣族達への説得を任せ、仮設営した夜営血地の自室にリーフだけ連れてきた。
「…………何よ」
「……………………」
俺はリーフを物色する。
ルリングではない普通の首輪に手錠を付け、鎖でベッドの柱に繋げた為、まずリーフが逃げられる可能性は低い。
逃げた所でパワー系の俺の前では無意味だろう。
しかしエルフと言うだけあり独特な色白肌に緑髪のツインテールが目立つが…………
「幾つだ?」
「…………はぁ?」
「年齢だ、年齢。俺は24歳」
更に元無職ニート実家暮らしの高卒だ。お前は?
「…………ガキね、アタシの足元にも及ばない」
「だから幾つ??」
「…378歳。エルフとしてはまぁまぁ、1171歳のルナールよりは若いわ」
「んだと!?」
ルナールもコイツも桁外れに生きてるな。流石にルナールの域まで来るとババアの概念を越えてくるが。
まぁでもコイツレベルだと…
「まだババアだな」
「なんですって!!この瓢箪男!!」
「瓢箪男?」
「そのだらしない身体の事よ!!オマケに髪もツルツル!!全然イケメンじゃない!!そんな身体でよく戦おうなんて思ったわね!恥ずかしくないの!!」
随分ストレートに来るなコイツ。
「俺の機嫌次第では他の仲間が酷い目に遭うんだが……」
「あんな卑怯な真似しといて今更何よッ!とっくに覚悟決まってるわよあの子達もアタシも!!」
ナメ腐って増長してるなコイツ、さて対話もこの辺にするか……
ビリビリビリビリビリッ
「きゃぁぁ!何するのよ!!」
覚悟決まってるんじゃないのか?すぐに矛盾するな。
「その格好で何もされないと思ったか?」
「な、何よ!アタシをどうするの!」
「犯す」
「なッ!?んぶっ!!」
グチュグジュジュブッ
俺は強引にリーフの唇を奪う。
ババアと罵ったが、唇の鮮度や感度はディアラ達と大差ない気がする。
最もエルフという事でなんか目新しい感触があるのかと期待したがそうでもなかった。
魔族→人間→人魚→獣族(先祖)とスタンダードな人型種族とセックスしてきて、異世界なら雑草感覚に沢山いるだろうエルフと何気にヤるのは初めてだから期待しすぎたのかも知れない。
一応コイツが襲撃してきたエルフ族の中でも中核的立場で、容姿も良かったからカタルシスを期待したんだが。
だがしかし……
「なんだこの蚊取り線香みたいな香り……」
「なッ、何よ!」
渋いイメージの香りが仄かにコイツから漂う。障子の畳とかそういうレベルの渋さ。
この臭いは絶妙で甘かったり辛くするときっと微妙な女の腐臭と称する以外無く、酸っぱ過ぎると体臭が酸化し過ぎた鉄道を撮るのが好きなだけの男性の様になる。
発酵し過ぎてしまうと悪魔(アフィカス)になるしな。
ベロベロッ
「やぁぁ!!な、なにするのよっ!!」
「ぷにぷにほっぺなめなめ」
「やッ、きっ、キモッ!いやぁぁぁぁ!!!」
味は全くしない。
つまるところ匂いはあるが寧ろそそるレベルに纏まっている。
なまじルックスが良いだけにその違和感は凄まじい。
「臭い訳じゃないがババアの実家に来たような感覚がぬぐえん」
「バ、ババア!!アタシの事またババアって……んぶっ!」
モミッ
そして強引に唇を奪いつつリーフの胸を揉み始める俺。
感情高ぶりまくってるからかリーフの方の口内の唾液分泌は凄まじい。
グチュグジュジュブッ
「んぶっ!んんぶぅ!!うぅぅッ!!」
気の強いリーフは怒りで必死に抵抗しようと俺の舌から逃げようとして口、元から線を引いて溢してやがる。
こういう反抗的にキレる相手の唇を奪うのは楽しい。
そんな彼女の線を引いた口元のヨダレをなぞり取りながら、その手で胸を揉むのは中々良い。
だがリーフは御世辞にも大きくない。
モミモミモミッ
「んぶぅ!!ふぅぅんんんッ!!」
(感度がない訳じゃないがモノ足りないな)
ディアラ達のに慣れすぎた俺からすれば減りに減った鍋の具をかき集めるような感覚で揉む事で谷が出来るくらいの大きさだ。
だが自身もコンプレックスなのかそんな揉み方をすると大粒涙を滲ませ悔しそうな目で此方を睨んできた。
「んぶぅ!んぅぅぅ!ぐっ、ぅぅぅ!」
モミモミモミッ
(やっぱ気の強い女最高だぜ!)
このままガンガン気持ち悪くレイプしてヤるからな!!
ジュブジュブジュブグジュッ
「んぶっ!んん!んんんッ!」
(は?)
だがそんな俺の思惑と裏腹に必死に抵抗の様な動きを見せたリーフも程なくして従順になってきやがった。
(堕ちたのか?……いや違う)
俺は察した。
俺が欲情し貪るような様をリーフは察し、身体を委ねることで僅かな可能性を見いだそうとしてるのだ。
ジュブジュブジュブッ
「んぶっ!んぶぅ!んんぅ!」
恥じらいながらもリーフは俺を愛しい恋人を見るみたいな目を偽りながら、慣れない舌使いで追随し始める。
おそらく性行為の体験は少ないのだろう。
ジュブジュブグジュッ
「ふぅぅん!!も、もっとぉ!!もっとぉぉ……んぶっ!!!」
(とってつけたように……保身なのがバレバレだ)
俺に満足な行為を提供出来れば仲間の立場や状況をよく出来ると考えた可能性は高いな。
その打算もあってかリーフの抵抗ぎみだった俺への反応が軟化し始めていた。
(それはそれでつまらないな……)
「ぷはッ、はぁはぁ…わ、わかった…………からっ、は、早くアタシを抱きなさい……幾らでも気持ち良くしてあげるわッ……」
「それじゃつまらんな……なら股をMの字にして、俺にお前のマンコを見せながら一回自分で自慰行為をしろ」
俺は言った。
なんで人質の奴隷状態なのに偉そうなんだよコイツ。
「え、エムジー?なによそれ……」
「股が見えるように両脚を曲げて開け。マンコはお前がいつも小便してる穴だ。大きい方の排泄穴もハッキリ見えるように開けよ」
「そ、そんなの知ってるわよ!いちいち口に出さないで!」
「で、マンコのどの辺り弄るか分かるか?」
「くっ……変態……」
アルファベットは通じないが、マンコは通じるようだな。
くぱわぁ……
俺に指示されるまま、リーフはM字に両足を開いて此方に見せる。
おっ広げられたエルフの白マンコに対して真っ先に浮かんだ感想はただ一つ。
「毛深……」
「な、何よ!こ、ここは昔から生えてて……」
嫌い合ってる獣族とエルフ族の唯一の共通点。
上の毛と同じ色の毛が万膨(まんぼう)であるということだ。
こんだけお互い毛深いなら多少は友愛出来ないものだろうか?
「いや問題ない。やれ」
「好き勝手言って……んッ……」
クリクリクリクリッ
手錠つきとは言え、手指は辛うじて動かせる。
最も膣内は弄れず表面に留まっているが。
そんなヤりにくい状況でリーフはまるで鉛筆かと言わんばかりの細い華奢な白い指を必死に使い陰核を弄る。
恥じらいの手付きで軽くジョイパッドの様につね曲がる陰核(クリトリス)。
クリクリクリクリッ
「っ、うぅ……んんっ、こ、こんな、やり方でっ!イケるっ、訳っ!」
「何もイけなんて言ってないだろ?イきたかったのか?」
「ち、違うわよっ!!んっ…………んんっ」
(真面目に相手をしたら日が暮れそうだな。仕方ない……)
ポロンッ
「なッ、何よアンタ!!ぬっ、脱いで!?」
「ヤるんだから当たり前だろ」
俺はそう言って開脚姿勢のリーフの後ろに抱き抱える様に回る。
ヌチャッ
「ひっ、い、いやっ!な、なんか背中に当たって!?」
「勃起してるしな。ヤりやすいだろ?」
「い、嫌ッ!!やめてよっ!気持ち悪いっ!!」
身体を密着させるとリーフの腰椎辺りに俺の勃起亀頭が当たる当たる。
「この気持ち悪いのをこれから入れるんだぞ」
「い、言わないでよっ!!アタシそんなのっ!」
「……皆そう言っただろうな。連れ去られた獣族の娘達も」
「えっ!?そ、それを何で………」
「ルナールとは懇意なんでな。エルフが王国にいた奴隷商共と結託して獣族の子ども達を拐っていたという話、俺は知ってるぞ」
「!?」
本当は直前で知ったんだけどな。
「ち、違うわ!アタシは反対して!!」
「でも他の奴らはヤったんだろ?」
「それは……ンぁっ!」
ガシガシガシッ
モミモミモミモミッ
「本当に獣族の女と違って貧相な乳だなぁ!マトモに逸物も挟めない!!まるで男のような胸だ!!」
「い、言わないでよっ!アタシ!!き、気にしてっ!」
「気にする?獣族の女達が王国で好きでもない男達に強く胸を揉まれ、逸物をぶち込まれて来たのに自分の身になったら気にするのか??」
「ち、違うわ!それはっ!!」
「指が疎かになってるぞ!やれなきゃエルフ共は皆殺しにする!」
「い、いやっ!!ンんぶっ!!」
チュブチュブッ
俺はリーフを言葉で詰り強引に胸を寄せるように揉みしだき、反論を口付けで潰す。
リーフは大粒の涙を流しながら自身の陰核への指使いを強くし、俺の口付けを受け入れる。
抵抗すれば失点になる。
噛み締めるような表情が、より嗜虐心を引き立ててくれるな。
「ンぶっ……はぁ……や、やめて……ゆ、ゆるして……」
「誰に対してだ?」
「他の……皆……アタシになら何でもしていいから……」
「そんな魅力あると思ってんのか?良い歳してツインテールで、胸もルナールの5分の一だ」
「あ、アタシはルナール……お姉ちゃんなんかと……」
「お姉ちゃん?」
「昔は…………仲良かったのよ……」
リーフは語り出す。
「昔は仲……良かった……エルフも獣族も。でも王国が大きくなって、教会に反発する獣族を嫌うようになって。それにアタシ達の生活が…………」
「…………挿入(い)れろ」
「……えっ?」
「ルナールは俺との間で子どもが欲しいらしい」
「だ、だから何っ……アタシの話を……」
「挿入(い)れろ……命令だ」
「…………わ、分かったわ」
何かと思ったらくっだらねぇ!!
お前のくっせぇくっせぇ思い出話なんかどうでもいいんだよ!!
スイッ
「あぁ……アンタの……ま、真下に……」
俺は背面座位の姿勢でリーフに自ら動いて挿入するよう命令し、リーフは恐る恐る自身の性器を近づけている。
かなりピッチリ閉まって見えるマンコ穴。
本当にマトモに入れたことが無いのかもな。
ならば尚更オナニ-でイカせるのもやめだ。
「ね、ねぇ……やッ、やっぱりアタシのなんかは……」
「挿入(い)れろ、若者チンコ挿入(い)れて貰えるだけ喜べよババア」
「あ、アンタみたいなのは……幾つだろうがゴメンよ!!」
「なら別の若いエルフをレイプしてやる」
「クッ………!」
コイツは俺が話を出来る何かと勘違いしている。
出会って間もない他人に過去話など百戦錬磨のニートからすればメンヘラの戯れ言だと言ってやりたい。
そんなに気負うなら今すぐ一人で死ねばいい話だからな。
オマンコ情状酌量されてることを理解していないな?
「さっさとやれ、仲間の命がないぞ?」
「……わ、分か……」
「返事は丁寧にしろ」
「………………は、はい……」
ズブズブッ
「うっ、いたッ、いたいッ!こんな……こんなの……アタシがっ!」
(ぐっ……糞がッ!!)
勢い良く挿入された逸物。
多少、事前があったとは言え想像以上に摩擦がキツイ。
しかし300年以上守った純血が散らされたらしいことは、華奢ながらも綺麗に出っ張った色白の尻の割れ目の膣肉周りの状態から俺も分かるほどだった。
「後生大事に純潔守ってその様か……ならいっそエルフ族ごと浄化されるべきだったな」
「ア、アタシは……そんなッ!!」
「勿論中出しだ。孕むまでお前は俺の側に置く」
「い、いやッ!そんなのッ!いたいっ!いたぃぃ!いやぁぁ!」
バンバンバンバンバンバンッ
茶番のお陰で多少濡れていたとは言え、相変わらずのリーフ。
此方が下から上手く動かさないと逆に抜けそうだ。
寧ろそれを狙ってるのか?
「いやぁぁッ!な、中ぁ!痛いし気持ち悪いのぉッ!こんなのぉ!!!入ってぇ!いやぁぁ!!!!!」
「よりドロッとしたもんが暫くすると来るぞ、頑張って孕まないことを願うんだな」
「あぁぁぁ!いやぁぁぁ!いッ!あぁぁぁ!!!」
バンバンバンバンバンバンッ
中々濡れやすい身体なのか、破瓜の血が愛液代わりになってるのか?
単に身体を守るための摂理が成しているのか?
いずれにせよ、リーフはこれまで会ってきた女の中でもトップクラスに濡れるのが早い。
ガシッ
バンバンバンバンッ
「あぁ!いやぁぁ!もうころしてぇ!ころしてよぉぉ!!!」
「ねだるな、ねだったら殺さん!ねだらなきゃ考えてやる!!」
「いやぁぁあ!あっ!あんッ!あぁぁ!」
じゃらじゃらじゃらッ
バンバンバンバンッ
壊れ始めるリーフ。
完全に壊れたら件の生殖者位にしかならない。
しかし魔軍も装備が充実し始めた今、雑兵生産など大した需要もない。
何より腐ってもエルフ族の中核的存在だ。
今すぐに壊れてしまうと困るな。
バンバンバンバンッ
「あぁぁぁ!あ、あたしわぁぁ!んぶっ!ぶっ!」
「………………」
ナデナデッ
俺は腰使いを弱め唇を重ねて、リーフを撫でる。
するとリーフは虚ろな瞳になった。
(目の光って無くなるもんなんだな)
リーフは俺が重ねた唇の舌の動きに準じ始める。
無論、俺に靡いたとかではない。
心身ぶっ壊され始めて幻覚でも見始めたんだろうか?
腐っても300年は生きたエルフ、その間全く色恋沙汰が無いわけではないだろう。
不本意としながらも王国の人間達にも協力している。
過去の思い人の姿でも思い出したかな?
パンパンパンパンッ
(締まりも中々だな……身体の順応は多分今までで一番早いんじゃないか?胸の大きさを代償にしてるだけある)
初体験とは思えない程の濡れ方は、虚ろ目で見た過去の想い人への幻覚がキメた奇跡とも言えるかもしれない。
そして……
ズビュゥゥゥゥゥゥゥッ
「はぶぅ!うぶっ!ぅぅ…………!!」
シュプッ
「…………正気に戻ると」
射精に伴う膣内への衝撃と違和感でその幻覚からリーフは現実に引き戻されるのだ。
「うぅ…………うう…………あ、あたしの…………中……ドロドロと……うぅ」
「…………ガキを産んだら望み通り殺してやる」
「……え?」
「お前をだ。だが子どもは獣族への偏見を凝縮させて育ててやる」
「な、何を……」
「そしてルナールの子どもと戦わせるんだよ。で、親父は俺だ」
「!?」
「無論、俺はルナールのガキを助けて勝たせてやる。だが最高だろ?同じ親父のクソガキ同士が殺し合う様は……お前が腹痛めたガキは死ぬんだよ」
「あ、悪魔(アフィカス)!悪魔(アフィカス)がっ!アンタはッ……」
「それが嫌なら恥を忍んで俺に生きて尽くすんだな。俺の身体を都度都度満足させてくれるなら妥協はしてやる」
「クソっ!!」
俺はそう詰りつつ、再びリーフに近づく。
「こ、この……んんっ……をぶっ!」
強引な口付け。
悔しそうなリーフを慰めるように撫でるのは最高だ。
無論主犯は俺。
徹底的に傷付けた上で、うわべだけ愛でる。
リーフはリーフで唾を吐きたくても出来まい。
ここでの絶対者は俺だ。
その絶対者の機嫌を損ねたらリーフの命はどうなるか分からないのだ。
そして今、彼女自身が死ねば集落の者達がどうなるか分からない。
だから従順なまでに必死になる。
優しい思い出だろうが初恋だろうが、今日を以て全て俺が上書きだ。
「ぜ、絶対に……アンタは……アタシが……」
「その目をガキが成長するまでずっと続けろ。その目のお前を犯すのが楽しいんだからな、ハハハッ」
俺はそう言ってその場を後にする。
睨みながらも股先から流れ落ちる俺の子種汁に執拗なまでの唇づけによって暫く残るであろう俺の唾液汁の臭い。
更に執拗なまでに密着して付着したラード身体の脂汗の感触を肌身で感じながら、リーフは今暫く壊れず生を実感していくだろう。
人を憎むこともまた、人が生きる意味だ。
部屋を後にした俺は執務部屋にルナールを呼び、リーフには拘束前に着ていた服を投げ渡した。
「他の子達は?」
「俺なりの配慮だぜ?人質取った奴等は一旦集落に戻しいるし、捕縛した連中も牢に閉じ込めてるだけだ……お前以外は無事という事だ……」
「………………チッ」
舌打ちするリーフ。仲間が酷い目を受けなくて喜ぶべきだろうが、まぁこの場合そんな事考える余裕は無いだろうし、怒りのやり場がなくて悔しいのだろう。
自分だけ辱しめを受けたのであれば、迂闊な事は尚更しにくい訳だしな。
「相変わらずの態度ぞよ。勇志殿の慈悲がなければ妾達が復讐したぞよ」
「よく言うわね!アタシ達の事情も知らずに!」
「黙れ二人共、この場の決定者は俺だ」
「「………………」」
「で、リーフ。この覚書に血印(アドセンスクリック)をしろ」
「何よ、これ……」
一時的に心を悪魔(アフィカス)にした俺はリーフに覚書を渡し、血印(アドセンスクリック)を求めた。
「今回の出来事を今後50年間は口外してはならず、その間に口外した場合は皆殺しにする。エルフ族のリーフは佐藤勇志が性行為を要求したらそれを受け入れ、それを口外したら皆殺し。今回敵対したエルフ族は魔軍に全面協力すべし、敵対するならば皆殺しにする…………」
他にも諸々書いたんだが、リーフはその文言だけ抽象的に復唱しやがった。
ポロポロッ
「なによ……こんなのっ…………」
「拒否できる立場じゃないのは分かる筈だ」
「分かってるわよ!!でも……」
「良いだろう。泣け。只勘違いするな」
「うぅ…………何?」
「お前達にも俺はある程度余地を残している。抵抗なく恭順を選ぶなら相応の見返りは渡す。王国よりマシかも知れんぞ」
「…………………………」
「勇志殿、それでは向こうを増長させるだけぞよ……」
「構わない。地の利を無くしたコイツら等なぶって殺すだけの的だ」
「勇志殿……妾には理解出来ないぞよ」
ルナールには俺達の方針や指針は理解しがたいだろう。
実際に獣人達が失った未来を考えれば、この状況は甘いかも知れない。
「お前は俺の近くに置いてやる。お前のあり方次第で俺に復讐だって出来るだろうな……」
「…………アンタが…」
「その目良いな。反抗的な女を抱くのが一番俺は楽しい。だがつまらない真似したら皆殺しだ」
「…………………分かったわ」
こうして俺はリーフを強引に手駒に加えた。
そして俺はリーフを解放した後、ルナールにこう言った。
「他の連中にも一通り覚書を書かせた。主犯が俺となればエルフの獣族そのものへのヘイトは軽減される」
「しかし勇志殿、それではそなたが危険ぞよ」
「愚問だな。俺は強いし命も別に自分で捨てる分には惜しくない」
「勇志殿……」
実際命を捨てるかは別だがな。
そもそもタイマンで負ける訳がない。
「未来を奪われた獣族……その事実は俺も重く見ている。何よりお前達を仲間に引き入れた事でこれまでただ戦うだけの相手に過ぎなかった王国への大義名分も出来たからな。一方で戦力が必要な今、内輪揉めは避けたい。獣族の方は頼むぞルナール」
「しかし勇志殿、やはりエルフ族を引き入れても大した変化は……」
「ルナール、ホントに戦いたいなら欲しがるモンだ……勝つまでな」
「なんぞよ、それは……」
「下手な謙遜など必要ない。その謙遜を弄んだ末に王国は勤勉堅実に努めた筈の獣族を蔑ろにしたのだからな、その為の格言……って事にしてくれ」
「勇志殿……」
すっ
甘えてくるルナール。
「それでも勇志殿だけのせいにしたのは妾には分からぬぞよ…………」
「少なくともディアラからは厳命されていたからな。その帳尻を合わせただけだ」
「妾は…………一番でなくても構わぬぞよ」
「ルナール?」
「そなたのような素晴らしい殿方と子を成せる……それだけで幸せぞよ……」
「………………」
意味の分からん。
だがエルフ族を手中に抑え、俺はルナールからは強い支持を得ることに成功するのだった…………。
(続く)