※この作品はR-18です。

超絶肥満(クソデブ)ニートの俺、ダイエット途中に女魔王に召還されて生贄にされそうになったけど、パワー系ラリアットかまして魔王を性奴隷にしたので異世界の覇者を目指すことにした   作:無能薬野菜

36 / 56
容姿の良し悪しが全てを決めるとは限らない。しかしそう説く者達ほど容姿に固執するのは何故か?醜き容姿は善人、良き容姿は悪人、それも差別的なモノだ。人格の醜さは顔に出る。男女平等なる青年の拳、あらゆる容姿を破壊するその拳が今、理と矛盾を破壊する!





ノクターンではいざ行くぞ、俺達の同盟国(竜人族の国)・下(改題)


EP35 船上の戦い!対立と分断と姉妹の確執!

竜人族の国へ向かう俺達にエリエル達が仕掛けてきた。

 

 

「悪魔と天使だと!!なぜ悪魔が天使と手を組むんだ!」

 

「天使?何かは知らねぇが俺たちゃあ教会系ギルド所属の特殊工作部隊マッヂボンバーよ!!」

 

「マッヂボンバーだと!?」

 

 

そうか、俺やクリスティナ以外に天使の姿は見えていない。

 

いわばこの悪魔達はこの赤い鎧の女騎士が連れてきた……

 

 

「教会が捕らえた悪魔達だゾ。男根だけ切られ抑圧と憎悪を糧に教会や王国の敵対者だけを狙うよう洗脳(マインドコントロール)された対話不可能な連中だゾ。奴等は平気で普通の悪魔に扮して村を襲うこともある野蛮な連中ゾ」

 

「おぞまし過ぎるだろソレ……もう滅茶苦茶だな」

 

 

人間のやる事じゃないと思いたいが……

 

 

「ギャハハ!!俺はそのリーダーハヂマヴ!!」

 

「オイラはヤーラオイン!!」

 

「アフィアフィの…………ズィム!!」

 

「アニギュウぅぅ!!んギュギュ!!ソクギュゥゥ!!」

 

(理性が無いだけじゃなく知性を失ってる奴まで……これが教会の……)

 

「「「アドセンス!!アドセンス!!クリィィィッ!!クッ!!」」」

 

 

ギギギギギギギギっ

 

 

トチ狂ったキチガイ達の発狂を彷彿させる悪魔達の奇声が船上に響く。

 

 

「クソ!こうなったらパワーで押す!ベアリール達は皆を守れ!!」

 

「分かったゾ!!」

 

「ギャハハ!!かかれ仲間共!!奴を殺せば俺達の飯の種になるぜぇぇ!!!」

 

「「「マッヂギュァァァァァァァ!!!!!!」」」

 

 

一斉に敵対した悪魔(アフィカス)達も俺達の方へ突撃してくる。

 

 

(まがりなりとも魔族の端くれならと思ったが……)

 

 

正直ダメだな。

 

こうなったら、ふぅぅぅ………………

 

 

「フォァァァァアアアアフィアフィアフィアフィアフィアフィアフィアフィアフィアフィアフィ!!!!!!!!!!!!」

 

 

ババババババババッ

 

 

「「「「ぎゃああぁぁぁぁ!!!!!!」」」」

 

 

やむ得ず俺も雄叫びを上げながら超力(パワー)で腕を折ったり首を砕いたり、切り取られた男根跡に踵ひねりいれてぶっ刺したりして教会に飼われた悪魔達を虐殺していく。

 

 

(コイツらも王国や教会の腐敗で産まれた悲しき被害者!!出来るだけ即死させてやる……だが待て!)

 

 

しかし疑問があった。

 

 

「エリエル……なぜ攻撃してこない!」 

 

 

これだけ俺が一方的に虐殺してるのに何故かあのエリエルは静観してるのだ。

 

 

「いやぁぁぁ!あなたぁぁぁぁ!!!」

 

「もうこれ無理だゾ……」

 

「やめてください!アルティナ姉さん!!」

 

「なっ!もうあいつらピンチだと!?」

 

 

雑魚に気を取られてたら謎の仮面……いや赤ヘルメット女騎士が負傷したベアリールを庇おうとしたクリスティナに剣を振り下ろそうとしてやがる!!

 

 

「させるかぁぁぁぁ!」

 

「!?」

 

 

ドテドテドテドテッ

 

 

直ぐ様船底が軋むような足音と共に俺は走る。

 

 

「不動(アド)・防御(ガード)!!」

 

 

バシィィンッ

 

 

確かこんな技だったはず!!

 

久々に防御やったから曖昧だが……

 

 

「ぐっ……」

 

 

よしっ

 

 

「怯んだな!食らえ万能(アドブ)・拳(ロック)!!」

 

 

ズドンッ

 

 

「んぎぃぃぃぐっ!!!にぎぃぃぃぃ!!!」

 

 

ヘルメット女騎士の攻撃を受け止めながら腹を鎧越しパンチ!!

 

 

「連打(クリック)!!連打(クリック)!!」

 

 

ボコボコボコボコボコボコッ

 

 

掛け声かけつつリズミカルに腹パンっ!!

 

 

「ぐぎゅっ!!!ぐきゅあっ!!!ぐぎゅっ!!うぎゅっ!」

 

 

じゅじゅじゅじゅっ

 

 

ヘルメットのおかげで分からんが、唾液越えて胃液出しそうな声だなオイ。

 

 

ズズズズズッ

 

 

「グロ画像にならないだと!?」

 

 

俺に殴られたら普通はその辺に転がってる奴等みたいに原型留めないんだぞ!!

 

 

「さ、流石だな…………悪魔の長デーモンキング!!」

 

「はぁ?なんだよそのあだ名!!」

 

「佐藤様!!それ私の姉です!」

 

「なにッ!?」

 

 

次の瞬間……

 

 

ピキピキピキピキッ

 

 

「へ、ヘルメットが砕けただと……」

 

「我が生き恥を再び晒させるか……貴様ッ!」

 

 

パリンッ

 

 

「な、なんだよコイツ!!」

 

 

誰だよコイツ!!マジで誰だよ!!

 

 

「……………………」

 

「久しぶりですね…………アルティナ姉さん」

 

「アルティナ??嘘だろ??」

 

 

全くの別人としか言えないアルティナの姿。

 

所謂パネルマジックとか顔修正アプリの誤魔化しの比では無い。

 

そのまま別人と言った方が良いレベルだ。

 

 

「その通りだ……これが本来の……いや私達姉妹の本当の姿だ!!」

 

「ならず神の道化相手によく善戦したアルティナ」

 

「申し訳ございません……天使様」

 

 

シュウゥルルッ

 

 

静観していたエリエルが降りてくる。

 

 

「天使様だと?エリエルが見えているのか??」

 

 

どうやらアルティナにはエリエルが見えているようだ。

 

天使は本来俺のような現神から超力(パワー)を得た相手にしか見えない。

 

最初の会敵時に俺がエリエルを殴った関係から、俺と男女関係のある女達もエリエルに限れば見えるようになっているが…………。

 

 

(アルティナへのレイプは未遂だったはず……)

 

「勘違いしているな佐藤勇志。私達天使は自らの意志で見せたい相手にはその姿を見せることが出来る」

 

「なんだそれは!!」

 

 

徹底的に選り好みできるってか天使の癖に……てかチートだろ!!

 

 

「つまり選ばれた女って事かアルティナ」

 

「貴様ぁ……私をどこまでも逆撫でして!!」

 

「はぁ俺は何も言ってないぞ!!」

 

 

一体何が癪に障ったんだ??

 

 

「姉妹……いや我が家系は元々容姿に秀でていない!!由緒正しき名家でも…………ないっ!!」

 

「じゃあなんだよ」

 

「ただの貧乏よ……私達」

 

「クリスティナ、お前……」

 

 

クリスティナが語り出す。

 

 

「父はマトモに定職につかず、母は聖書を読むのだけが好きな人でした。二人が多少マトモにしていたのは休日の礼拝だけ……私達姉妹は日々の食事にも困っていました。止む得ず私は修道院に入ったんです」

 

(酷い家庭だな……俺の母親(ババア)と変わらん)

 

 

憐れむほど俺も家庭は恵まれてない。

 

引きこもりが恵まれてるなんてヲタクに向かって説教するのは世間知らずのラノベ作家位だからな……

 

 

「私達に手を差し伸べてくれる優しい方なんていません。似たような子で差し伸べられた方々は皆違いましたから……ずっと妬んでた」

 

 

クリスティナは顔を陰らせそう語る。

 

 

「………………」

 

「元信徒は必死に願った。そしてある日主が二人に奇跡を授けたのだ」

 

「それが…………」

 

 

エリエルの一言で俺はようやく理解した。

 

 

「私は直ぐにクリスティナを養うため、妹の祈りによって得たかつての容姿を武器に内からも外からも戦ったのだ!!だがクリスティナは修道院を出なかった!!何故だクリスティナ!!」

 

「姉さんこそ……なんで私の事まで考えたんですか?」

 

「それの何がおかしいのだ!!私にとって唯一の姉妹で……私の恩人なんだぞ!」

 

「ならずっと修道院にいさせてくれれば良かったのに……姉さんだって前の姿だったら色んな可能性があったはず!!」

 

「その可能性を捨ててまでお前を助けようとしたんだぞ!!」

 

「それが嫌だったのよ!姉さん!!」

 

「なん……だと……クリスティナ!!」

 

(ヤバイな……会話に入れん)

 

 

不可侵な領域を感じる。

 

エリエルすら察してるぞコレ。

 

チート云々でどうにかなる話じゃない。

 

 

「姿は変わりました。でもそしたら皆の目が全て変わった……普段なら見向きもしないような相手すら口調を変えてまで迫ってきた。だから失望して私はもう何とも関わりたく無かったのに!」

 

 

ギロッ

 

 

(今なんで俺見た!?)

 

「だが今はどうだクリスティナ!!結局そいつらに利用され好き勝手されてる今は!!」

 

「だから何!!本当の私なんてとっくに死んだのよ!!あの時!!今やその男の所有物でしかないわ!だから私に意志なんて無いのよ!」

 

「はぁ?待てよクリスティナ!!今なんでそんな……」

 

「べっー」

 

「ぐなっ!?」

 

 

コイツわざとやったのか??

 

 

「き、貴様ッ……やはり……」

 

「あークソ!!そんなに仲良くないみたいだしぶっ殺す!!」

 

 

悪いが俺は一部の美少女以外は女だろうと容赦しない平等野郎だからな!!

 

覚悟しろよアルティナ!!!

 

 

「ならば私も助太刀しよう、アルティナ」

 

「ありがとうございます天使様」

 

「クソ!騎士アルティナとエリエルの二対一だと卑怯な!」

 

「お前は男だ!!男の時点で勝ち組なのだからハンデを背負うのは当然!」

 

「だが元弱者男性(ウンチメイクマン)だぞ!!」

 

「なら私は現弱者女性(ヒロインレディ)だ!!」

 

「ぐわぁぁ!!」

 

 

キンキンキンキッ

 

 

「佐藤様!!」

 

「さ、佐藤……」

 

 

ズィィィィィ

 

 

「クソ……強すぎる……」

 

  

俺はエリエルとアルティナの攻撃に圧倒される。

 

未だかつて無いピンチ。

 

敗北するのではないかと思った時だった。

 

 

「ククッ……ざ、ざまぁ……ないな……ハゲぃ」

 

「なッ!?殺した筈の悪魔!!まだ生きて……」

 

 

築いたグロ画像達の中に一匹息のある奴がいたのだ。

 

 

「オ、オレがコイツをヤれたら娘にタカれるチャンスだったってのに……」

 

「娘…………まさか??」

 

 

死にきってない悪魔の角に既視感。

 

何でアイツの顔がボヤけて…………

 

 

「隙有りだ!!佐藤勇志!!」

 

「クッ、二時から不細工!?」

 

 

この攻撃は避けられん!!

 

 

シュイドンッ

 

 

「んがぅ!!!」

 

「んぐぎっ!」

 

 

ボキッ

 

 

間一髪飛び込んできたアルティナを投げつけ、俺を惑わせた取り零しの顔が砕ける。

 

 

「佐藤様!!上です!!」

 

「っ、エリエル!?」

 

 

ビィィィィンッ

 

 

エリエールが一発の光の矢を俺めがけて投擲してきた。

 

 

バッッ!

 

 

「一発だけなら受け止めて……」

 

 

光の矢へ飛び込んだ瞬間だ。

 

 

シュッ

 

 

「すり抜けた!?」

 

「意識し過ぎたようだな佐藤勇志」

 

「まさか狙いは!?」

 

 

そうエリエルの一撃はクリスティナの方へ向かっていた。

 

奴の地形貫通は本来狙ったモノ以外は貫通できる。

 

だが超力(パワー)持ちの俺ならそれも防げる。

 

しかし例外としてその攻撃が俺自身へ向かったと思い込んだ場合、実際は他のモノに向けて放った攻撃は俺すらすり抜けるのだ。

 

 

「クリスティナァァ!!」

 

 

間に合わない。

 

 

だが、その時……

 

 

「妾達の出番ぞよ!!!」

 

「その声は!?ルナール!!」

 

 

ババババババッ

 

 

先んじて交渉に送っていたルナールが竜に乗ったリザードマンの竜騎士部隊を率い自らも竜に乗って上空から駆けつけたのだ。

 

 

バィインッ

 

 

クリスティナに放たれた一撃をルナールが魔術で別の場所に飛ばす。

 

 

「また以前の異空間移動を!厄介な狐め!!」

 

「今度はハッキリそなたの姿が見えるぞよ。これも勇志殿のおかげぞよ……」

 

 

どうやらルナールも既に俺と関係があるからハッキリ今は天使が見えるらしい。

 

そして俺は……

 

 

「君!!乗って!!」

 

「お、おう!」

 

 

こっちに来た竜の乗り手らしき声に呼ばれて思わず飛び乗った。

 

 

「ば、バランスが……いや慣れたぞ」

 

 

どうやら超力(パワー)のおかげで不安定な場でも直ぐ適応出来るらしい。

 

 

「凄いね君、直ぐ慣れちゃうなんて……」

 

「リザードマン?いや竜人族か?」

 

「どちらでも良いよ……ボクはスピカ!宜しくね!」

 

 

らしくないレベル……ボクっ子の美少女か。

 

というか他皆大体顔トカゲなのに、あからさまに別作画だ。

 

尻尾とかは確かにトカゲだが。

 

 

「面倒な連中まで来たな……頃合いか……」

 

 

バァァァッ

 

 

「待て!!エリエル!!」

 

「この程度で勝てたと思うな佐藤勇志、次は必ず貴様の大切なモノを奪ってやる!!」

 

「最早天使の物言いじゃないな!!」

 

 

エリエルは捨て台詞を吐きながら、気絶するアルティナを抱えてその場から消えて行くのだった。

 

 

「何かいたみたいだけど……どこか行ったみたいだね」

 

「分かるのか?お前?」

 

「気配だけ……この子達が察してるよ」

 

「そうか………」

 

 

やはり一般人には絶対見えない相手のようだ。

 

今回軽く見過ごせたがやっぱり厄介だな中級天使エリエル。

 

だが俺達は紆余曲折しながらも竜人族の国へ到着するのだった。

 

 

 

そして程なくラーシェラから使い魔を使った書簡が届けられた。

 

 

「勇志殿、ラーシェラの使い魔ぞよ」

 

「ラーシェラが?よくこんな遠方まで……」

 

「転移魔術も応用してるね、使い魔にそんな事するなんて相当な事かも……」

 

(嫌な予感がするな)

 

 

スピカの予想通りその知らせは驚愕な内容だった。

 

俺達がエリエルから奇襲を受けると同時に、ドワーフの国が王国から強襲を受け壊滅的被害を被ったという。

 

奴等は圧倒的物量を駆使し、部隊を二国に派遣していたのだ。

 

報告の限りでは俺達が対峙したエリエルやアルティナ達は少数精鋭のブラフであり、本隊がドワーフの国を攻撃したみたいだな。

 

派遣されていたリーフ達は、別働隊にしていたジア達と事前に合流して無事らしいのが幸いだが…………。

 

 

「まるで俺達の構成を知ってるかの様な布陣だな」

 

「勇志殿?もしや内通者を疑ってるぞよ?」

 

「あぁ……本隊がいる方に俺が向かえれば奴等の戦力を一気に削れるチャンスだった」

 

 

どのみちラーシェラ達にもう少し探らせる必要があるかもな。

 

 

「だがどういう形であれ、二国の王国への信頼は落ちそうだな……」

 

「違うぞよ勇志殿。寧ろうなぎ登りぞよ」

 

「何故そうなる?」

 

「王国はドワーフの国の被害を魔王国に責任転嫁すると思うね。ドワーフの国の攻撃にはマッヂボンバーも参加してるだろうし……」

 

 

スピカにそう言われてハッとなった俺。

 

魔族を弾圧している王国では魔族の攻撃は全て敵のモノだと教えられている。

 

例えそれが自演でも関係ないのだ。

 

 

「……だが王国の連中はそんなこと信じるのか?」

 

「皆自分の事で手一杯だろうしね。そういう時って何も考えたく無くなるから……」

 

「………………」

 

 

スピカの横顔はどこか寂しい…………。

 

 

 

 

 

その後俺達は竜人族の国の要人達と会談した。

 

元々ルナールとの交渉が有利に進んでいた事、非人間族の多い竜人族の国では人間族至上に近い教会の影響が少ない事のが大きかった。

 

 

「アモン殿」

 

「なんだよ……お前は?」

 

「スピカの父です。この度は我が家の娘がお世話をかけました」

 

 

まるで有名人の身内の謝罪だな。

 

いやしかし謝罪されるどころか……

 

 

「どっちかと言えばスピカは恩人だが……」

 

「で、あるなら折り入って頼みがあります」

 

「なんだ?」 

 

「スピカを娶ってやってくれませんか?」

 

「…………は?」

 

 

急な話だった。

 

竜人族の国の大臣の一人であるスピカの父親は、当然ながら有力者だ。

 

 

「多くは同盟に肯定的ではありますが、全員が賛同している訳ではありません。しかし私は貴方に賭けたい。魔王国が王国を上回る国家となった暁には我が娘は一つの架け橋となりましょう。無論、私も貴方方へ全力を尽くします……」

 

「そうか…………」

 

 

どうやら派閥争いの過程で強い後ろ楯や関係性が欲しい事から、娘の一人であるスピカを宛がいたい様だ。

 

 

「しかし我が娘で無理な様でしたら、他の者を用意して……」

 

「いや待てよおっさん!」

 

 

何故こんなにお前軽いんだよ!!

 

 

(最も一般の男の頼みなら考える所だが……)

 

「……………うん、良いぞ」

 

「本当でございますか!ありがとうございます」

 

 

即答してしまった。

 

魔王国は多妻を容認している。

 

というのも前身となった王国にそうした取り決めがないのだ。

 

しかし大半の連中が有力者の有無問わず一夫一妻だった。

 

あのベアリールすら妻は一人だけだ。

 

 

(多妻……いざそうなると考えるな)

 

 

既にラビスの娘、ジアと魔王国内では今後の後ろ楯や基盤形成もかねて婚姻関係を得ていた俺。

 

女性関係だけならディアラ含めて余多だが、いざ入籍となると大分変わる。

 

まぁ考えてやりたいのだが、戦争中の為上手く進まない。

 

魔王国最高位のディアラとは中々話題性から進められず、ラーシェラとは話す時間が中々無く、ルナールやリーフも彼女達の下にある獣族やエルフ族の反発リスクを鑑みて戦争終了までは保留にしていた。

 

クリスティナともその辺りは有耶無耶だ。

 

結果的にビジネスライクで話で進むジアや、政略結婚の形で俺が娶ることとなったスピカの方が早いのは皮肉だろうか…………。

 

だがそんなこんなで俺はその夜、宿に来るであろうスピカの事を待っていた…………。

 

 

 

 

 

「し、失礼するよ……」

 

「来たな。待ってたぞ」

 

「き、緊張するなぁ……」

 

 

スピカはセオリー通り部屋にやってきた。

 

 

「ま、周り大丈夫かな?」

 

「何がだ?」  

 

「ほ、ほらっ……覗きとか?」

 

「俺も気配には敏感だから大丈夫だ」

 

「そう……なら良かった。ハハハッ……」

 

 

大分緊張してるようだな。

 

無理もない。

 

出会っていきなり好きでもない男に抱かれるなんてアレだからな。

 

普通は。

 

 

「なぁ……後悔は無いのか?」

 

「…………え?」

 

「俺は見た目悪いし臭いキツいし上の毛以外は割と毛深い。器も小さく背も170センチ無い86キロなんだが……良いのか?」

 

 

俺は試しにスピカに尋ねる。

 

まぁ勿論どんな解答しようが犯す。

 

……が、コイツがどんな模範解答をするのか気になるからな。

 

人となり位は知っときたいぜ。

 

 

「ボ、ボクも背は小さいよ……この国の女としては」

 

「ふむ?」

 

「それに普通の人間族とか獣族に比べると胸も大きくないし…………触れる場所によってはザラッとするって」

 

「ザラっと?」

 

「ボクのお姉ちゃんの話、昔王国の貴族の家に嫁いだんだけど、それが理由で家に返されたんだ。自慢のお姉ちゃんだった…………けどその後ショックで……」

 

「まさかその口ぶりもその影響か?」

 

「う、うんっ……だって自信なんか持てないし」

 

「………………」

 

 

スッ

 

 

俺はスピカを抱き締めてみた。

 

 

「だ、ダメだよ……ボクも多分きっとお姉ちゃんと同じで」

 

「……この感触」

 

「…………え?」  

 

「俺は好きだ」

 

「!?」

 

 

嘘じゃない。

 

最初なら分からなくもないが最近普通の女の体を抱くのにもマンネリを感じていた。

 

新鮮さがほしかったのだ。

 

恒温動物の肌体温の全身にアクセントのようなひんやりしたツヤある肌。

 

これは普通の奴等には無い気持ちよさがある。

 

それにスピカは謙遜してるが胸の膨らみは予想外にある。

 

普段の格好で強く締め付けて押し潰してるとしか思えない程だ。

 

より念入りに触りたいが……

 

 

「で、でも満足出来るか分からないよ……ボク……」

 

「それを今から試すんだぞ」

 

 

くぱぁ……

 

グチュグチュグチュッ

 

 

「あ、あっ……ぼ、ボクの……そこはぁ!!」

 

「入れたこと無いのか?やるだろ?」

 

「そ、それはそれで…………ひっ……こ、これって……」 

 

「チンコだぞ」

 

 

俺達は身ぐるみを全て脱ぎベッドの上で69をしていた。

 

スピカには特に促さず、俺はコイツのマンコにクンニをしている。

 

ツルツルなパイパンで陰唇等も綺麗だ。

 

俺が犯してきた女達の綺麗だった時以上に綺麗かもな。スピカのマンコ。

 

 

「ぼ、ボクも……んんぶっ……はむっ」

 

(この初々しい感じ…………懐かしいな)

 

 

アイツらにチンコしゃぶらせた時もこんな感じのたどたどしさがあった。

 

シチュエーションは様々だったが。

 

 

ジュブジュブジュブッ

 

 

「あ、ふっ……ふぶっ、んんっ……んっ」

 

「よし、ちゃんと濡れたな」

 

 

ジュルルっ

 

 

トロトロと蜜液を膣口から陰唇にたらすスピカのマンコ。

 

 

「あ、アモン……さ」

 

「勇志だ」

 

「え……それって?」

 

「俺の事は勇志くんか勇志さんで呼べ」

 

「わ、わかった……じゃあ勇志くん……んっ!」

 

 

俺はスピカに対面して唇を重ねる。

 

 

ジュブジュブジュブッ

 

 

「あ、あうっ……ぼ、ぼくっ、こういうのはっ……んっ!!」

 

(舌慣れしてないみたいだな……)

 

 

なら順応させてやらないとな。

 

ついでにクリトリス弄りまくってやろう。

 

 

コリコリっ

 

「あっ、んんっ、ああぁっ……んっ」

 

 

このグミみあるチョビ物が女のチンコ相当ってのが面白いよな。

 

しかも弄るくらいしか役割がないのが…………正直そそる。

 

だがそろそろ挿入したいぜ。

 

 

「ゆ、勇志……くんっ……い、入れるの……そ、それ?」

 

「まぁ入れるな。てか入れないと意味ないだろ?」

 

「ボクに…………それが入るんだ……」

 

(不安なのか……)

 

 

そういや周りの女達は割と聞き分け良く破られるか無理やり破るかだったか二択だったからこのパターンは始めてかもな。

 

かといってあんま変に焦らすのもだるい。

 

ある意味スピカもさっと楽になりたいだろうしな。

 

 

「俺に任せろ」 

 

「う、うん……よろしく…………勇志くん……」

 

 

スピカは不安そうに身体を小刻みに震わせながらも、俺に股を広げ見せる。

 

 

(こうモロに出されると複雑な気持ちだな……)

 

 

アイツらにも多少土産でも買ってやるか。

 

 

「勇志くん……ボクに…………く、くださいっ」

 

「……………………」

 

 

グイッ

 

グニュグニュグニュッ

 

ズブブブッ

 

 

「あ、あぁっ、いっ………………ぐっ!!」

 

 

スピカの身体を覆うように俺は彼女を抱き込み、チンコを掘削ドリルを頭に浮かべるようにして突っ込む。

 

久々の塞ぐような処女膜のチンコへの感触。

 

 

グリグリズブズブズブッ

 

 

「あぁぁっ!!こ、これがっ!!だ、ダメっ、ボクのっ、あぁ!!」   

 

 

青い長髪を揺らし首を振るスピカ。

 

 

グニュモミッ

 

 

首筋の鱗を軽く愛撫しながら俺は乳房を揉んでスピカを宥める。

 

何故かは知らん。

 

ただ女としての自信が無さそうなコイツには、こうした行為を俺がして喜べば自信に繋がるかも知れん。

 

そんな感じだろうか。

 

ズブズブズブッ

 

 

「あっ、あぁぁっ!!い、いっ!あっ!いたっ!!あぁあっ!!」

 

「キツいか?」

 

「だ、だいじょ……ぶ……だ、だから……勇志くんの……好きな感じに……ボクを……はぁはぁ…」

 

(律儀な奴だ)

 

 

不思議にも俺が囲った女は皆こう俺に従順だ。

 

素直に………………良いぜ。

 

 

「あ、あぁ!!い、いぃ!!ゆ、勇志くんの!!先っ!入るのっ!!」

 

 

グニュグニュグニュッ

 

 

俺はスピカの背を片腕で抱いて身体を寄せつつ胸を揉みながら少しずつ膣内を逸物の収納袋になるようにチンコで加工していく。

 

処女膜は既に俺の初撃で破れているだろうが、あまり異物で遊んだことが無いらしいスピカの膣は俺のチンコにまだ馴染んでないようだ。

 

しかしそんな身体をスピカは必死に馴染ませようと俺のチンコぶっ刺しに順応してくれている。

 

 

パンパンパンパンパンパンっ

 

 

「あぁぁ!!あた、あたるよぉ!!ぼ、ボクのぉ!!」

 

(そろそろ馴染んできたか?)

 

 

膣肉への摩擦がキツさから程よいチンコ刺激摩擦に変わってく。

 

 

「あ、あぁっ!き、来てるっ!!お、奥にっ、だよねぇっ!!あぁ!!!!こ、これがぁ!!!!!!」

 

 

スピカの反応が少しずつ畏縮から順応になってる。

 

 

グニュグニュグニュッ

 

 

「あっ、あぁぁっ!!あぁ、あぁんっ!!!」

 

 

両胸を俺が鷲掴みにするとスピカは嬉しそうに顔を惚らし赤らめながら、俺の手の甲に自らの華奢な手を当てる。

 

 

(女であることの喜びを教えてやる!!スピカ!!)

 

 

パンパンパンパンパンパンっ!

 

 

「あぁん!あっ、あぁぁぁっ!」

 

 

ズビュッ

 

ズビビビビビュルルルっ

 

 

「あぁぁぁっ……あっ、あぁ……あ、こん…な……熱あるの……」

 

「スピカ……」

 

「勇志くん…………んぶっ、んんっ…………」

 

 

俺達の馴れ初めはこうして無事に終了した。

 

 

 

 

その後約一週間程俺達は竜人族の国に滞在。

 

詳細を決める会談やその成果を円滑に魔王国へ届ける準備を進めつつ、俺はスピカとの正式な婚姻関係を結ぶ式を内密に挙げた。

 

同盟関係強化を目的とした関係に意見はそれぞれあったが、最終的に異は無くなった。

 

だが、この事に対してディアラからの返事は全く無かった。

 

 

「意外ですね、佐藤様が私にこんなモノをくれるなんて」

 

「まさかお前にそんな特技があるとは思わなかったからな」

 

「…………気にされてるのですか?」

 

「何がだ?」

 

 

俺はクリスティナに竜人族の国産の高級画材を渡していた。

 

とある一件でコイツが絵が得意なのを知ったからだ。

 

最もそれ以外の事も色々知ってしまったから正直混乱してる訳だが。

 

 

「彼女達のことも含めて、今の貴方は……」

 

「あんなのまやかしだろう。本気にするか……」

 

「……ですが私の今が嘘なのは間違い無いんですよ」

 

「そんな事言ったら俺の力もそうだろ」

 

「…………佐藤様?」

 

「聖職者だからか知らないが、間に受けすぎるな。世の中やったもんが勝つ。謙虚なんて言葉はチャンスが無かった負け組の方便だ」

 

「その言い方……私、やっぱり認めたくありません」

 

「ならもうそれで良いわマジ……」

 

 

あーめんどくせぇ女だな本当。

 

モノあげるだけで何でこんなグチグチなんのもう才能だろこれお前の。

 

そんな時だった。

 

 

「大変ぞよ、勇志殿!!」

 

「ルナール!?」

 

 

慌てて駆け付けてきたルナールの片手には何かの報せと思われるボロボロの書簡。

 

それはある意味来るべき時が来た合図でもあったんだろう…………。

 

(続く)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。