超絶肥満(クソデブ)ニートの俺、ダイエット途中に女魔王に召還されて生贄にされそうになったけど、パワー系ラリアットかまして魔王を性奴隷にしたので異世界の覇者を目指すことにした 作:無能薬野菜
ノクターンでは追憶するぞ、歴史改変?それとも(竜人族の国版)下(改題)
鞍替えしたラーシェラと共にコーガとか言う奴の元に向かう俺。
(ラーシェラが魔王の娘……)
「……………………何故」
「あ?」
驚く間もなく事が進んだが……というより情報が多すぎる。
「何故まだその娘を抱えているんですか?」
「あぁそれは…………ハンデだ」
俺は未だ気絶したままの眠り姫をおんぶしていた。
魔王の元に置いとくと何しでかすか分からないからな。
それにラーシェラが魔王の娘なら恐らくコイツが…………ディアラなんだろうし。
「本当にここで良いんだな?」
「はい…………ですがまず服を着てくれませんか?」
「あ?そうだな……」
実は未だに俺は全裸だった。
グシャッ
「うっ……うぶッ…………べぶっ」
ささっ
路地裏に引きずり込んだ神父の首を飛ばし衣類を華麗に強奪!
「これで俺も僧侶だぜ・・・しかしくせぇな」
「私生活はケチ………質素ですからね。貰ったお金で男を抱くだけですし」
「あ、女じゃないのか?」
「都の神父の九割が男色家です、未成年の」
「呆れた奴等だな」
だがマヂでこの服なんというか凄い発酵していて・・・・とても酸っぱい。
返り血飛ばさない様に気を付けたから間違いなく新鮮な臭みでは無い。
年季が入って脂で熟成した布の臭みだ。
「………………けどそんな髪の無い僧侶はいませんよ?」
「あ、なんだと!?」
俺達の世界じゃ髪無い方がスタンダードな僧侶なんだが??
茶番はさておき、俺達はコーガが潜伏しているとされる場所にやってきた。
そう、教会だ。
王都の辺境にある小さい教会。
新神教の教皇がいるらしい中央地区の大教会とはまた別物らしい。
「ん、あれは…………」
バシッ
「なっ、何をするんですか!?」
咄嗟に俺はラーシェラと共に物陰に隠れた。
バタンッ
「吾輩の信心が足りないと!?人間族至上主義のコーガめ!ドワーフだからと吾輩を愚弄しやがってこの野郎!!!!!!」
(あれは確か…………)
確かクーエン商会の、名前は…………
「吾輩を追い出しやがったシュヴァイゼもそうでありますが厳格気取りの差別主義者ほどカスはいないであります!必ず奴等にも復讐してやるでありますよ!!!いずれは手当たり次第家族破壊であります!!チィィィィィずっ!!!!」
ムクムクムクムキッ
(血走ってるな……)
下も強く勃起している。
余程興奮することの後だったのか?
ガタガタガタッ
「向かえに来ましたよクーエン様」
「おぉ、サザーランドか……お前がいるなら当然……」
ワッ
「久々でありますな先生」
「あぁノーヴィス・シン、我輩も会いたかったであります!!」
ハグギュッ
高齢男児二匹の圧迫ハグ。
角膜炎を誘発させるような素晴らしい光景だ。
(アイツらは・・・・魔王国(おれのくに)の三渋士(サンジュウシ)!!)
非道戦術と魔薬(リエイト)売りで人間族から絶大的な人気を誇る魔軍参謀のノーヴィス・シン。
怪しい旧神信仰団体を率い冒険者ギルドや弁当屋などコングロマリットな経営を行うクーエン商会の経営者ペグチェド・クーエン。
そのクーエンが率いる団体である真理希求委員会の熱心な会員にしてノーヴィスが手掛けた賭博場と競技場の元締めである資産家のグリスピース・サザーランド。
全員良い歳したジジイの為、俺はこいつ等を三渋士と皮肉っていた。
(多少若いが・・・・ホントそれだけだな)
眼が腐りそうだ。
「何やら王都で起こったそうですぞ、先生も急ぎ安全な場所へ避難しなければ」
「なんとノーヴィス、吾輩の為にわざわざ・・・・」
「先生に死なれたら真理の希求がより遠くなってしまいます!!ソアン一族を滅ぼすためにも今は耐えねばなりませぬ!!」
「おおそうでありますな・・・しかし吾輩に指図とは頭が高いでありますよサザーランド?」
「ははぁ、お許しを・・・・」
どさっ
(この頃から筋金入りみたいだなサザーランド・・・)
メイアがぶっ壊された合宿に潜入した時にサザーランドとは会っている。
その時のサザーランドのクーエンへの忠誠心は凄まじいものだった。
クーエンの勢いが無かった頃からこれなのだからある意味本物なんだろう。
「そういえばノーヴィス。例の育児家族省の創設、誠におめでとうであります」
「滅相もございません。私は先生のご助言に従ったまで。それに真の教育を完成させるにはまず大の大人から再教育せねばありませんからな・・・この王国の人間族は腐敗しすぎている」
しゅるしゅるしゅるっ
「あっ!?」
なんだあの蛇みたいな舌はよノーヴィスっ!?
「「「!?」」」
やば、気付かれた???
ばさっ
「んっ!!んぶっーーーー!!!」
(悪いなラーシェラ・・・)
止む得ずずっと大人しくしてくれていたハズのラーシェラの口を塞ぎながら更に気配を押し殺した。
「なにか声がしたようですが・・・」
「消えましたな。では急ぎますぞ先生」
「かたじけないであります、所で王都の方は大丈夫でありますか?」
「問題ありませんぞ、私に対抗心を燃やす青二才がおりますからな。仮に奴がしくじるのならばその土台に我が悲願を達成するまで」
「ならばリザードマン族の国を滅ぼした王国の呪いかもしれませんね、竜人族と人間族の罪は3000年程度では生温い」
「吾輩の勘もそう告げているであります」
「ふふふっ、しかしまだ滅んでは困りますぞ。もっと増税して搾取したいのですからな。完全に疲弊しきった上で我が悲願を果すのであります」
「その時は是非ともドワーフの国にも光明を与え下さって欲しいであります」
バタンっ
ガタガタガタガタっ
(行ってしまう・・・・まとめて始末するなら今なんだが・・・・)
色々な気持ちが先走るが、曲りなりともこいつらは未来に当たる現代異世界でも生きている。
結局俺は一線を越える勇気が無かった。
(これが保守って・・・奴なんだろうな)
「あの・・・急いで欲しいのですが?」
「悪かったな、ラーシェラ」
「また私の名前を気安く・・・・・」
「ダメか?」
「・・・・・・・いえ。お父様の願いを叶えて下さるなら構いません」
バタン
「誰もいないな」
「ここはダミーですから」
改めて教会に潜入した俺達。
ガチャ
「隠し扉か」
「ここから地下に進めます」
「随分あっさりだな」
「誘ってるんだと思います……コーガは自信家ですから」
「つまり大卒か?」
「急いで下さい。これ以上お父様の手を煩わせる訳には行きませんから」
シカトされた。
「「「ぐわぁぁぁっ!!」」」
ババババババババババババッ
でも多少は戦力を配置していたらしい。
最も俺の敵じゃないが。
「ったく…………高身長の奴等が多すぎる」
あのブスガキの親父もやたら背が高かったよな。なんかムカつくぜ。
「……………………」
「どうしたラーシェラ?」
「……どうして私の名前を知ってたんですか?」
「あ、それは…………」
面倒だから嘘つくか。
「魔王から教えて貰った」
「お父様が?………………私の名前………覚えていてくれたんですね……」
「………………………………」
涙を流しながら嬉しそうな表情を浮かべるラーシェラ。
正直複雑な気分だ。
「……………………うっ、うぅ」
「ようやくお目覚めか眠り姫」
「わ、私は…………こ、ここはッ!あ、貴方はッ!?」
「静かにしろ」
ディアラの口を塞いで静かにさせる俺。
「んぶぶ!!ふっー!!!」
「本当に足手まといですね、その子」
「そうでもないぞ、未来じゃな」
「未来?」
「いや何でもない……で、ここだな?」
「はい……恐らくここにコーガがいます」
「よし……」
がちゃんっ
「ああっ、ううっ・・・あっ、ああんっ・・・」
「いっ、いいのぉ・・・このままじゃあ死んじゃうのにぃ・・・イッちゃうぅ・・・」
「いきなりセックス教団かよ・・・・」
その部屋は扉の大きさに反して駄々広い礼拝堂だった。
そしてそこに広がっていたのは精液の様な液体を全身に被る様にして、真っ黒ずんだ膣穴や肛門をヒクヒクさせながら寝そべっている全裸の若い女達。
それが鮮魚市場のマグロ卸みたく列になって並べられている。
そして片隅には山の様に積まれた人骨の山だ。
ヤり部屋って奴か?
女共の肌の痣色見る限り、末端の捌け口に使ってた感がある。
まぁ金無いのはこの頃からだろうし、娯楽なんてセックスくらいだろうからな。
「新神信仰って奴は本当に……あ、いやこれは?」
この礼拝堂のシンボルは新神信仰の紋様じゃない。
これはまさか・・・旧神の・・・・
「うううっ、おぶぇっ!!」
「全く何してるんですか貴方・・・」
「無理もないだろ、こんなの見たらよ・・・」
惨状を見て吐いたガキディアラがガキラーシェラに介護されている。
だが今は・・・
「来てくれたか。嬉しいな」
「お前がコーガか!!それとも使い魔か!」
コーガは礼拝堂の上のフロアから此方を見下ろすように来やがった。
「そんな事はどうでもよくないか?それより俺と組もう。待遇も保障するから」
「捕まえて監獄ぶち込みながらなんだ!!」
「アレをやったのはレドネイ。それに君を試したかったんだ」
「試したかっただと?」
「君の報告を聞いた当初はただ強いだけの奴だと思っていた。しかし監獄を容易に脱して、魔王まで解放したことを聞いた時確信した…………不用意に手をかけない位にはまだ情緒もある」
「あんな露骨な真似されたら誰だろうがやらないだろ!!」
「でも魔王はどうだ?」
「ぐっ・・・・それは・・・・」
だが一体何が目的なんだコイツ?
「………………俺は王国を正したい」
「王国を?」
「王国は腐っている。日に日に状況は悪化するばかり。ソアンは耳障りの良い声だけを聞きたいばかりに最近は外遊ばかりだ。君を態々魔王の檻の近くに囲って正解だったよ!!!」
「まさか全部織り込み済みだったのか?」
「違う!!賭けたんだよ!!!」
(猶更ヤバいだろ!!!)
曲りなりともトンでもない奴なんだろ魔王って・・・
「だがこんな事してる奴が国を憂うとか。笑えるぜ」
「全員亜人さ。人間族はいない!!」
(そういや…………)
人間族っぽい奴も微妙に角があったり耳長めだったり……
「改革や革命には痛みが必要だ!!!ソアン一人変わればすべてが変わると思い込むような無知な連中には痛みを与える必要がある。それに倒した筈の魔王が平然と生きていた事実・・・それを民衆が知れば猶更王国への風向きも・・・・いや王国以外の国家にも動揺が広がるだろう」
「痛みしか広がってないだろそれ」
「今はそれで良いんだ!!!破壊の後で再生はすればいいのだから!!!それに王国だけ破壊されたら無傷の国々に出し抜かれてしまうのは必然。魔王をこのまま野離しにすれば彼の憎悪は王国より強い国、広い国へと広がってゆく。そしてその混乱が数多の国々にも波及すれば・・・・」
「本気で言ってるのかお前!!」
「君がいれば魔王だって直ぐに王国は攻め滅ぼさない筈だ!今はそれだけでいい!」
(……………………)
想像してたより5倍くらいヤバい奴だった。
「協力するかよ!!死ね!!!!」
「ならこれを見てどうする!!!」
バサバサっ
「うっ・・・ううっ・・・」
「あ、あぁ・・・もう・・・ころし・・・て・・・」
「に、妊婦だと!?」
どちらも俺が散々抱いてきた二人の面影がある。
「お母様!!」
「お母さま!!」
「なっ、どっちも反応して・・・やっぱり!!」
「そうだよ二人の母親だ!!片方は異世界人、片方は王国第二王妃リムシャナ!!魔王と通じていた事で存在そのものを抹消された先代国王ソラン十三世の娘!!そしてルルシャナ妃の妹だ!!!」
「だがその腹はよ!!」
「俺が仕込んだよ!!!」
「ッ!!!?お前ぇぇぇぇ!!!!!!!」
やっぱりそうだよな!!!!!死ね!!!!!!!
ばじゅっ
「ぐへぶっ・・・ぶはっ・・・・」
べしゃっ
無意識に即死コースでコーガの胴を貫いてしまった。
色々追いつかない理解や口から出そうなものは沢山ある。
だが真っ先にコイツだけは殺さないとと身体が五感伝達より早く動いてしまったのだ・・・・。
「フフッ……ふ゛ッ………………」
べちゃっ
「……………………どうやら本物だったみたいだな……」
ほぼコーガは即死。
……………………それでも後味が悪すぎる。
ばしゅっ
ばしゅっ
「うっ、う゛う゛う゛う゛っ!!」
「うっ、う゛う゛あ゛うっ゛!!!!!」
「おいお前ら!!」
腹を抱え地面にうずまる様に更に苦しみ出しはじめた女達。
確かに既に臨月っぽかったが・・・・
「「お母様!!!」」
泣き出す幼き頃の二人。
「ああ・・・・もうパンクしそうだぜ・・・・」
正直俺もここまで目まぐるしい情報量だと・・・・流石に俺でも脳や心が疲れ過ぎて…………
ばさっ
母親こそ異世界人だったようだがディアラは魔王の娘では無かった。
ラーシェラは王国の先代国王の娘と魔王との間に生まれた本当の意味での魔王の娘だった。
そして二人は母親を人質に取られながら、片や囚人共の雑用係、片や使い捨ての兵士として酷使されていた。
で、主犯である二人を手中に収めていた頭のイかれた基地外は、この二人の母親を新たに妊娠させていた。
人質としてか?
ヤッて辱めたいから?
まぁそれ自体は中世なら珍しくない。
だが妙にそれだけでは無いような気がして・・・・
「んぐ…………お、俺は……」
「…………気づいたようじゃな異世界人」
「お前…………魔王?」
目覚めたら相変わらず礼拝堂だ。
周りは薄暗いまま。
ぐちゃあっ
「うわぁ……」
血の匂いで気付いた。
全裸の女達は全員モザイクかけといた方がいいような状況だ。
こんな仏共の近くで流石に寝かされるとは流石にたまったもんじゃない。
てかいくら何でも酷すぎ無いかこれ?
まるで八つ当たりのような・・・
「お母様!!!!おかあさまぁぁぁ!!!!」
「ラーシェラ……」
近くでラーシェラが号泣していた。
顔に白布を被せられている。
角や肌の色合い以外は髪の髪型も未来のアイツと瓜二つなだけあって俺も複雑な気持ちになる。
(ラーシェラの母親はダメだった様だな。だがそれはつまり・・・・)
「うっ…………うぅ……ディアラ……わ、私……」
「安静にしていて下さい……お母様…今は……」
(ディアラの母親は無事…………)
近くには出した赤子と思われる肉片に白布が被せられている。
恐らく…………ディアラがかけてやったのだろうか?
ひらっ
(コイツは……)
それを少し捲ると胎児の亡骸は首輪を境に千切れていた。
凄い勢いで潰されたような・・・グロいというかエグい感じの。
だが出した後弄んだ様な損傷ではない。まるで中にいた時にもぎ取られたような・・・・・
「コーガはコブに血統断絶(チギユイール)の首輪を仕込んでいたようじゃ」
「何でそんな真似を……」
恐らく魔術でも使ったのか?だがそんな回りくどいことを何で・・・・
「自分が死んだ時の為じゃろう」
「………………………………」
じゃあつまりラーシェラの母親を殺したのは…………
ぽんっ
「仕方ない事じゃ、元々リムシャナは身体が弱かったのじゃ。ラーシェラを産む時も……」
(魔王に同情されてるのか?俺が??)
「リムシャナ…………」
「魔王……お前……」
だが次の瞬間‥‥
バリバリムシャムシャッ
「なッ!?」
「きゃあぁぁぁ!!!!」
「お、お父さ……!!」
その場にいた生きてる奴等全員が絶句する。
魔王は死んだラーシェラの母親の骸を食い始めたのだ。
それも凄い汚い食い方で。
「お、お父様やめてくださいっ!!そんな!!」
「近づくなラーシェラ!!危険だ!!」
ガシっ
俺はラーシェラを後ろに控えさせつつ、魔王の肩に手を乗せる。
「何用じゃ?佐藤勇志」
「そういうのは・・・流石によ・・・・」
「分からぬか?我なりの弔いじゃ。我はこの女を心から愛しておった。他は要らぬ・・・・それくらい我はこの女だけは大切にしたかったのじゃ」
「ならよ、せめて・・・・」
「我は魔王じゃぞ異世界人?」
ギロッ
「あ、ああ・・・そうだな・・・・」
これ以上何も言えねぇ。
人間と魔族で価値観が違う以上は。
バリバリバリバリバリッ
強引に引き離すことも考えたが、二人の事も考えて止めた。
未来を知っている以上、コーガと違って迂闊に殺せん。
何よりこの乱雑な食いっぷりでも、魔王は丁寧に女の骨も砕き飲み込み、恐らくコーガの汁つきともいうべきガキの残骸片は器用に吐き捨てている。
「ううっ、お母様っ!!お母様ぁぁ!!!」
「よしよし・・・」
ラーシェラは直視出来ていない。
俺のあやしを嫌がらない程だ。
「うううっ・・・臭い・・・ううっ・・・」
「ディアラ、ごめんね。こんな事に……うっ」
怯えるディアラを心身ボロボロの母親があやしている。
その強さは母親だからか?
「・・・・・・・・・・」
イキるつもりは無いが、やっぱりコイツは異常だ。
これが本当にアイツらにとっての復讐の……いや魔王国を作るキッカケなのか?
だが結局その場はそのまま魔王の衝動を黙認するしかなかった・・・・・。
「・・・・・佐藤勇志よ」
「なんだよ・・・仲間になる気は無いぞ」
「今はそうじゃろう。じゃがお主には感謝しとる」
「いきなりなんだよそれ・・・」
一体どういう意味だ・・・・
「折角自由になったのじゃ、我は暫く雲隠れでもする事にするのじゃ」
「随分潔いな」
「まだ我は本調子ではないのでの・・・上に天使も来ている様じゃし」
「天使・・・・あ」
よく見たら上空に銀髪の天使が此方を警戒するように待機している。
エリエルに似てるがなんで仮面?
(アイツも昔は中二病だったのか…………)
で、その天使に魔王は気付いているようだ。
ん・・・・気付いている?
だがその時……
「ユウシ!!あ、やっぱりいたいた!!!!」
「キャオ??」
何故かこの場にキャオまでやってきたのだ。
「お前なんでここに…………」
「だって帰ってこないからぁ……探してたら凄い精気の香りがするしぃ……それに今王都中央凄い火災なんだよぉ」
「火災?まさか魔王お前……」
ズズッ
「…………お主の知ってる女達は無事じゃよ」
「だからそういう問題じゃ……」
「やっぱりここにいたんだぁ……パパ」
「パパ?まさか魔王、お前…………」
まさかキャオまで魔王の娘ってか??
「…………全く、面倒なメスじゃな」
ずどどどどっ
バシッ
「え…………?」
「だからなんで直ぐ殺そうとするんだお前!!」
案の定、魔王はキャオに有無も言わさず攻撃を放ちやがった。
「…………それもお主の大切なモノと?」
「モノじゃないだろ!!キャオもお前の娘だって……」
「知らぬのじゃ、リムシャナ以外にも数多に雌を使った事はあるからの……偶然の一匹じゃろ」
「ぐっ…………」
いや確かに沢山関係持ってればそうだろうが……
…………だが最も大切だった筈の女の娘であるラーシェラの扱いもぞんざいな訳だ。
「………………ありがとう、ユウシ」
「キャオ?」
「これでママにパパは元気そうだったって報告出来るもん、じゃあねパパ」
だだっ
「待てキャオ!!」
キャオはその場から足早に消えてしまった。
「お父様・・・・やっぱり私も」
ラーシェラが不安そうに何か魔王に尋ねる。
異常な奴だが、結局魔族であるラーシェラに今頼れる相手は魔王位しかいない。
だがコイツは…………
「・・・・・そうじゃな、お主たち我と来い」
「そ、そんな要求!!いくら何でも・・・・」
「お母さま・・・・」
ディアラの母親が反発した。
まぁ分からなくは無いが…………
「お主達の居場所が王国にあるのかのう?お主が我の慰みを受け入れるなら娘の身の保証位はしてやっても構わぬのじゃぞ?」
「そ、それは…………」
「お、お母さま、この人の話をあまり信じては……」
「ディアラ…………」
「あなた、娘の名を?」
(ヤバ、口から漏れちまった……)
しかもそれでこの弱々娘がディアラであることが確定してしまった訳だが。
「その者は未来人じゃ、ならばお主も…………分かるじゃろ?」
「……………………確かに、そうですね」
「ディアラの…………母ちゃん」
「……貴方も多分私と同じ、この世界の人ではないようですね」
「そうだが…………アンタみたいなのは俺のいた世界には居なかったな」
「そうですか?」
「綺麗過ぎる」
まぁ髪色とか目が色々違うしな。
異世界人といっても必ずしも俺がいた世界の人間とは限らないって話だろうな。
「そう………………素直に褒め言葉として捉えたいのですが、今は難しいですね……」
(あれだけの目にあってるからな……)
本当なら男なんかと話したくないレベルの筈だ。
それでも気丈に相対する様……最も髪色とか容姿が明らかに別次元感あるぜ。
「…まだ微かに力もあるようじゃな女」
「なぁ魔王、ディアラとラーシェラに何かあったら……」
「分かっておるのじゃ、丁重に扱ってやろう。未来の救世主であるお主の可能性を潰したくないからのぅ」
「…………未来の救世主?それはどういう……」
「さて夜が明ける前に都にある水辺に向かうと良い、三月(ムムム)の夜の月明かりに自らを晒せるのは今宵だけじゃ」
「まさかそれが戻る方法……」
「急がぬと間に合わぬぞ?今宵逃したら後33年は来ぬのじゃからな」
「んだと!!」
急いでクリスティナ迎えに行かないと!!
「あの…………未来の異世界人さん!」
「なんだディアラの…………母ちゃん」
「助けて頂き…………ありがとうございます」
「…………………………」
助けた?…………本当にそうなんだろうか?
「貴方から娘の名前を聞けて安心しました、ディアラを………どうか……」
「…………分かった!!」
ババババババババババババッ
これ以上は時間も裂けない!!
俺は急いでクリスティナの元に向かった。
「クソ!!想像以上に都が燃えてやがる!」
悲鳴や絶叫と火災旋風が王都を覆っている。
あんな短期間でここまで好き勝手とは……確かに魔王だ。
「魔王が町を燃やしたぞー!!」
「亜人共が魔王を呼び寄せたんだ!!殺せ殺せ殺してしまえぇ!!!!」
「亜人狩りじゃあ!!!!!角のある奴変わった耳の奴毛無し毛深すぎ全て殺してしまえ!!!」
「「「うわあああああああ!!!!!!」」」
生き延びた王都の民衆はパニックになり、各所で主犯探しの私刑や殺し合いまで発生している。
「王国と国王の為に亜人を殺せぇ!!!」
「よし分かったぁ!!」
べしゃっ
「へ゛っう゛‥‥」
(これがCOOLJAPANだ!!!)
目に付いたあからさまな煽動者の頭蓋を砕いてみたが、既に各所に広がった暴力の芽は止まる気配が無い。
「クリスティナ!!」
「佐藤様!」
ようやく俺はクリスティナを見つけた。
多少煤を被っていたが無事だった。
運が良かった・・・・と思うべきだろうか。
だが近くには彼女を囲っていたデブ女やブスガキ二人。
一緒に逃げてきたって事だろうか?
あの飲んべえはだうした?
「親父は!?」
「父ちゃんはミーアを家に置いた後飲みに出て……」
長女が俺に説明してくれた。
「バカ野郎!!」
だがこの場にいない奴をこれ以上罵倒しても意味がない。
「水辺に急ぐぞクリスティナ!!」
「えっ、あっ、はい!」
「待てやお前ら!!!」
「ペニス・レドネイ!!」
タイミングでジーエアロのペニス・レドネイが部下達と共に俺達を取り囲んできやがった!
「お前ら人命救助はどうした!」
他にも色々やることあるだろ!!!!!
「管轄じゃ無いで!ワイらは犯罪者と犯罪者に加担したそのメスみたいな奴らの鎮圧こそ使命なんやからな!!!」
「腐っても公務員仕草かよ!」
「王都の民衆は民度がええんや!!!今もみんな助け合っとる!!!」
「周り見てんのかお前!!」
「部下の報告や!!」
「なら100%だなぁ!!」
例え周りで人が燃えていても彼らは職務に忠実なんだ!!
「佐藤様……」
(この場にクリスティナだけなら全滅させるんだが……)
よりにもよって他人がいる。
後は帰るだけの俺達と違ってコイツらはこの時代に残るわけだ。
俺達と絡んでいるのが分かった以上、迂闊に業を増やし過ぎたら・・・・
「エスイー!!この親子どうします!」
「勿論捕縛や捕縛!!先に捕らえて人質にするで!!」
「そ、それは‥‥ですがこの親子にそこまで凶悪な事が出来るとは…………」
「一緒に居た時点でやましいやろ!!!疑って調べるワイらよりこいつらの方が遥かに野蛮や!!!やられる前にやるんやで!!!でなきゃワイらがやられるんや!!!やれや!!!」
「はっ、はい!!!」
「待ってください!!その人達は本当に無関係で!!」
(糞ッ……やるしか……)
「待ちやがれおめぇら!!」
バババッ
「んごしっ!!」
「お前は…………親父の!!」
「俺の家族に手を出すんじゃねぇ!!」
「きっ、貴様ッ!!ジーエアロに歯向かうか!!」
バカ野郎!!!!なんで突っ込んできたんだよ!!!!
「ちくしょうッ!!離しやがれッ!!」
「父ちゃん!!」
「…………ん」
不安そうに見つめる二人の娘。
「アンタ!!」
「行けお前ら!早く行けって!!」
俺とクリスティナを見て男は叫んだ。
まさかお前、俺達の‥‥
「まっ、待って!!これ以上は!」
バシッ
「さ、佐藤様!!」
バババッ
「まっ、待て貴様らッ!!」
「元気そうで良かったぜ!!ミーア!!」
「ミーアだと!?」
今、クリスティナをミーアと呼んだのか??
「アンタの言う通りだね!」
ドドドッ
「なっ、なんだよこのババア!!このッ!!」
「待って父さん!!母さんっ!!」
「ダメだ!!もうしゃべるな!!」
分かった所でもう立ち止まれるか!!
ダダダダダダダダッ
俺はクリスティナを抱えて水場へ急いだ。
あの場でレドネイ達を始末しても、量刑が二人に被せられるだけなのは明白だからだ。
そしてやってきたのは王都にあるクソデカい公園。
以前ジアと王都に来た時にこの公園にクソデカい湖があるのを思い出したのだ。
「・・・・こっちなら人も殆どいねぇな」
「・・・・・」
火災と言う事もあり水辺には人が沢山集まっているが、俺は人がいない対岸に来ていた。
どうやら道が決壊してるらしく凡人では来れないようだ。
「・・・さて急ぐぞ」
「待つんやハゲ!はぁはぁ・・・」
「クソ!!!!しつこいぞペニス!!」
煇銅戦士とかいう自称をするだけ有って追撃能力は高かったようだ。
だがもうコイツに構うよりは水面を見て・・・
「ユウシ・・・」
「この声…キャオ??」
いまどこからかキャオの声が‥‥
「覚悟するんやハゲっ!!!!」
「うるせぇゴミ!!」
ばんっ
「ぐぶへっ!!」
ズドンっ
ばしゃっ
「超力(パワー)水切!!」
水辺に首をへし折ったレドネイを投げ捨て、そこに風圧拳を乱射。
じゅるじゅるじゅるっ・・・・
水面が強く黒ずみ広げて始末完了。
(流石にクリスティナの両親に罪を被せるなんてことはない筈・・・・)
念入りに撃ちこんだから湖の水抜かない限り浮かんでこないだろうが・・・・
(そういやクリスティナは?)
「やっぱりユウシ!!居てくれたぁ・・・」
「キャオ・・・」
気付くと真横にキャオが居た。
「・・・・もしかして、行っちゃうの?」
「あ?それは・・・」
「こんなことになっちゃったしアタシもアビアお姉ちゃんたちの所に帰ろうと思うんだぁ。パパにも会えたからママにも報告できるしぃ」
「そうか・・・」
「それで・・・その・・・ユウシね、アタシ・・・」
なんとなく言いたい事は分かる。
だが・・・・
「悪いキャオ、俺はまだ其方にはいけない」
「え?」
「お前の事は好きだ。だから今は・・・っ!!」
本当に刹那なタイミングだった。
重なる唇。
それはあまりにもサキュバスの淫乱さとは程遠いような純情な・・・
「・・・・お別れのキス、それとアタシのこれ・・・受け取ってよ」
「お守り?」
「ユウシこれからも大変そうだからぁ・・・それで守って貰うといいなぁって・・・」
「キャオ、俺は・・・・」
ふと横の水面に写った俺の顔を見た時だった・・・・・・。
「ん?」
「勇志殿!!しっかりするぞよ!!」
「勇志くん!!」
「スピカにルナール、ここは?」
「休憩室ぞよ。先ほどのパーティーで骨董商の鏡を見た途端そなたとクリスティナ殿が急に倒れたぞよ」
「なんだと?」
過去に飛んだんじゃないのか俺達???
「クリスティナは?」
「少し前に目覚めたよ。命に別状はないって。今は宿で休んでる。今日はゆっくり休みたいって事だったから・・・」
「まぁ慣れない恰好させたからな‥‥」
それだけかどうかも怪しいが‥‥
どうやら長い間過去に飛んでいたと思った俺だが、実際にはものの数分出来事だったらしい。
てかこんな顛末だと本当に過去に飛んでたかどうかも分からん。
詳しくクリスティナに話も聞きたいが・・・・
「今宵はもう遅いぞよ。それで勇志殿‥‥妾との夜伽はどうするぞよ?」
「ああ別にいいぞ、お前の好きなように」
「誠にそれでよいぞよ?妾・・・・今宵は激しいものをと思っていた故に、勇志殿の様子を見て少し躊躇っていたぞよ」
どうやら俺の事をルナールは気遣っていたらしい。
「え?今の話ってもしかして…えっちの?」
スピカが顔を赤らめている。
(まぁスピカはまだヤリ慣れ切ってないからな‥‥)
「ふむふむ‥‥それではスピカ殿も交えて夜伽をするぞよ」
「え?ボクも?」
「疲れている殿方を慰み癒すのも奥方の務めぞよ?それに勇志殿の花嫁になるのであれば妾もスピカ殿に色々教える事があるぞよ」
こうして俺は宿の自室に二人を連れてきた。
ジュブジュブジュルっ
「あああんっ、ああっ、るなっ、ルナールさんっ!!そんな指っ!!ああんっ」
「まだ濡れと感度が弱いぞよ。これでは勇志殿を喜ばせられぬぞよ」
「俺の目の前でやるのか・・・」
全て衣装を脱ぎ払ったルナールが同じ状況のスピカの秘部を妖麗な指でまさぐり弄りながら、小ぶりながらもハリのある胸や綺麗な身体のラインをなぞり舐めている。
「勇志殿も慣れる生娘の相手で疲れているぞよ、妾が調教しつつ勇志殿にも気持ちよくなって欲しい故に・・・んんっ、んぶっ」
「はっ、あぶっんっ!!!んんんんっ!!!!」
ジュブジュブジュル
ルナールが強引にやや嫌がる表情を見せるスピカに唇を重ねる。
身体にくる快感に反し、同性に口を重ねられるのが堪えるようだ。
「・・・では勇志殿、妾の上に座るぞよ」
ルナールは仰向けになり、自らの乳房を両手で持ち上げ俺を誘う。
ずりずりずりずりっ
(おお、中々いいな・・・)
ルナールの胸骨辺りに俺は馬乗りの様に座ると、仰向けになったルナールの顔に向かって勃起した俺の逸物は瞬く間にルナールの谷間に挟まれ擦られ始めた。
時折隆起した乳輪広めのルナールの乳首が尿道に強く押し当てられる。
当たるのが片側だけだったり両方が一辺に当たったり、そのまま当たらず逸物を流れる様にしたりとルナールは技巧を駆使している。
そのランダムな快感の強弱が強い射精欲を俺に促してきた。
「んっ、ス、スピカ殿も・・・勇志殿に奉仕を」
「わ、分かったよ・・・」
グニュモミグニュモミっ
俺の背中に重なる様にスピカが抱きつきその胸で俺の背中を擦ってきた。
背肌に隆起した桃色乳首のコリ感触と程よい乳房伝いの女肌の快感がじわりじわりと広がっていく。
ズビュルルルルルゥゥゥゥゥッ
「こんっ、ああんっ・・・く、くう・・・・・・んんっ」
「拭くか?」
「全て妾とスピカ殿のモノぞよ」
「ああんっ、勇志くんのっ、んんんっ!!じゅるっ、んぶっ」
ルナールの顔や胸囲周辺に出された白濁汁はスピカの舌で拭う事で瞬く間に舐め跡のにじむような艶やかな余韻だけに変わっていく。
「ほ、程よくなったぞよ・・・スピカ殿」
「じゃ、じゃあボクが勇志くんのを・・・」
ずぶぶっ、
「ああっ、んんっ!!!」
仰向けになった俺の身体に背を向け白肌の尻を突き出すようにしたスピカの身体が下ってくる。
スピカの膣穴への結合は非常にスムーズだった。
パンパンパンパンパンパンっ
「ああっ、勇志くんっ!!凄いっ、昨日よりぃ!!!!下っ、かたっ、ああああんんっ!!!!!」
(尻上の付け根に生えた尻尾の動きが良いな)
ヒクつかせているようにスピカは喘いでいる。
しかしこれでは両手が少し手持ち無沙汰感じてしまう。
「勇志殿っ、妾のぉ!!使うぞよぉ!!!!!」
ムニュモミムニュモミッ
程よく身体を浮かせながら俺の腹の上に馬乗りになったルナールが俺の両手の手持ちを解消させるように腰を曲げて両胸をたれ下げてきたのでそれを揉んだ。
正に果実狩りのような気分だ。
更にルナールは腹の俺のへそ辺りにマンコを乗せている。
欲情して分泌し始めた愛液を垂らすルナールのマンコの陰唇肉の感触が腹回りに伝わって中々悪くない気分だ。
チンコの方もスピカの膣中の襞に締め擦られている事もある。
気持ちよさを堪能しながら次への興奮と高ぶりすら脳裏によぎらせてくれる。
ズビュルルルルズブブブブブビュルゥゥゥゥゥッ
「あああっ!!!あああんっ・・・凄いのぉ・・・ボクにぃ、んうっ・・・」
「勇志殿・・・休むぞよ?」
「バカ言うな、まだやれる」
「くうんっ、勇志殿ぉ・・・んんぶっ、んんっ!!!!」
「ルナールさんばかりズルいよぉ、ボクもぉ・・・」
(やっぱり・・・・今が一番だな)
俺はその後も二人の身体を堪能し続けた・・・・・。
「すぅ・・・勇志くん・・・・すぅ・・・」
「子沢山・・・ぞよぉ・・・妾のぉ・・・」
「・・・・・・」
ヤリ疲れて二人は寝てしまった。
ずぶぶっ
俺は最後に挿し込んでいたルナールの膣穴からチンコを抜いて立ち上がり、夜の景色を眺める。
(ここは王都じゃない・・・・)
王都決戦の時は近い。
だがその状況下で様々な事実を知ってしまった。
(まぁあれが全部本当かは分からないが・・・)
何よりクリスティナからも事情を聞かないといけない。
「まぁ皆が皆お互いの胸中全部暴露してる訳では無いだろうからな」
多少嘘だって交えているだろう。
俺は安らかに眠るルナール達を眺めながら思わず溢した。
「それでも今は・・・・・俺にとって大切な奴らな事は変わりない」
俺だって女達に心の内を全部暴露してる訳じゃない。
だからこそ生きるって事が充実していくんだろう。
「だが魔王・・・・アイツの事が少し気がかりだ」
あれだけ大層なふるまいをしてあっさり命を落とした・・・と言うのがイマイチパっと来ない。
「とりあえず何かメモでも取るかな・・・クリスティナと話すにも整理つけといたほうが」
書斎の引き出しにメモあったハズ。ラーシェラからの貰い物だが。
ガラッ
「ってこれは?・・・・キャオから貰ったお守りだと??」
果してこれは偶然なのか奇跡なのか?
(続く)