※この作品はR-18です。

超絶肥満(クソデブ)ニートの俺、ダイエット途中に女魔王に召還されて生贄にされそうになったけど、パワー系ラリアットかまして魔王を性奴隷にしたので異世界の覇者を目指すことにした   作:無能薬野菜

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思ってもいない事ほど口に出てしまう。他者の結婚や子宝への祝福も、愛国者達の語る愛国並みに薄いものだ。限られた椅子、それは他者を蹴落とし命を奪ってでも座る他ない虐殺劇の椅子。座れなければ劇の贄。それが世界なのだ。虐殺劇の役者達と対峙する青年、彼が守りたいのは国ではない。だから彼は譲らず座った。例えそれが彼女を裏切る結果だったとしても…………。


EP39 スパイと天国!!会える売国買える愛国!!

スピカの父親に頼まれてキチガイ思想家を捕縛するのに一役買った俺。

 

だけどキチガイ捕縛成功の宴にドーラと遊んでいたら言い出しっぺのスピカの父親が何者かに暗殺されちまった。 

 

そして時を見計らうようにやって来た帝国と共和国の刺客たち。

 

帝国は魔王国(おれたち)が制圧していない王国の領地を幾つか渡せと圧力をかけてきやがった。

 

王国の首都王都へ攻め込む前だってのによ。

 

頭を抱える状況の中、俺は王国が魔王国と戦争する間接的な原因を作ったもうひとつの大国、共和国と会談することになったのだが…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(これが正念場か…………)

 

「いやぁ久しぶりダネ佐藤クン、なんか太っタ?」

 

「太ってねぇよ、筋肉が付いただけだ」

 

 

実際はプラス2だがなうるせぇ!!

 

 

「それは頼もしいな魔軍の大将、我々としても期待が増すばかりだ」

 

「嫌みはいい、要件はなんだ?」

 

 

俺は奴等に尋ねる。

 

 

「簡単よ、もう私達待つの限界」

 

「は?」

 

「吾輩達ネ、これまで申し訳程度に影で君達へ武器を売ったりネ、色々情報あげたり支援したんだけど限界来ちゃったんダ」

 

「支援だと?」

 

 

いやまさか……最近装備が良くなってきたのはコイツらのおかげだってのか?

 

だがコイツらは王国にも武器や資材を売っている。

 

それってよ…………

 

 

「だからなんだよ?売らないってか?」

 

 

まぁ話長くなりそうだしそれはそれとしてだ。

 

 

「違うヨ、だから吾輩達ネ…………今以上に王国の方へ武器とか武器とか武器をね…………沢山売ってやろうと思うんダ」

 

「は?」

 

 

今更王国が手強くなるって事か?

 

 

「我々自体は君達を国として認めていない」

 

「君らみたいな奴らが出てくることを見越して吾輩達の国はネ、常に武器が余りまくってるんだよネ、多分魔王国くらいなら三回滅ぼせる位の武器があるヨ」

 

「武器だけなら大した事ないぞ!俺はパワー系だ!」

 

 

杖も剣も槍も弓だろうが車の類だろうが、人がいなきゃどうにもならない。

 

 

「本当にそう思ってル?結構君以外はギリギリなんでショ?」

 

「…………………………………………」

 

 

確かに限界が来てる部分は多い。

 

だが相手は王国だけ……

 

 

「王国は本格的に女子ども老人達を訓練し始めてるわ」

 

「ついには身体の弱いもの無いもの、頭の足りない者達まで無理矢理使おうとし始めちゃってるヨ。色んな意味で犠牲も被害も倍増しするんじゃあ無いカナ?これからはサ」

 

「た、多様性って奴だろ…………そんなの……」

 

 

地獄の様なおぞましい状況だ。こんな事がありえるのか??

 

前に似たような事をラーシェラ達から聞いたことはあったが、成人済みの自己責任論適用可能なレベルの女達はともかく、実態として来るとかまで来たような連中が戦場に出てくる事は表立っては殆ど無かった筈。

 

本当にそこまで来たのか……アイツら。

 

 

「佐藤勇志、いい加減茶番に付き合うのは止めるべきだ」

 

 

あ、なんだとイケメン野郎?

 

 

「ねぇ貴方、独断(ヌケガケ)はダメよ」

 

「そうだヨ、リーダーである吾輩の首が跳んじゃうヨ」

 

「茶番が何だ?言ってみろクソガキ!」

 

 

奴等の言い合いは無視してイケメンを煽る俺。

 

 

「………………………」

 

 

黙るイケメン。

 

だが仲間がいさめる辺り、こんな発言すら責任問われるレベルなのか?

 

 

「ふぅ……仕方ないネ、ラメタが色々唆してるだろうし吾輩達も君にタネ明かししなきゃダメかも知れないナァ……」

 

「どういう意味だ!!はっきり言え!!」

 

「貴方はディアラシネイルが本気で魔族として不満を持って反乱を起こしたと思ってる?」

 

「あぁ、それはだな、アイツは魔族の為の国を作ろうと・・・・」

 

 

言葉に詰まる俺。

 

アイツ……いやアイツ達や魔族達が強いたげられ苦しんで来ていた事自体は過去に行ったりして三割位は見てきた。

 

しかし魔族として不満を持って本当に反乱を起こしたかと言われると確かに疑問だ。

 

建前と本音。

 

真偽は兎も角、そうした一面はこれまでなんやかんやで沢山見てきた……というか見せられてきたぜ。色んな奴等に。

 

 

「この争いは王国内部の権力闘争に破れた貴族達が君という力とスパイの魔族二匹を使って起こした……クソくっだらねぇ内輪揉めなんダヨ」

 

「!!?」

 

 

なっ………………

 

いや確かに薄々きな臭さは感じていた。

 

だけど…………いやだけどよ。

 

 

「スパイってのはつまり……」

 

「ウン、君が一番知ってる子達だヨ」

 

「待てよ!!アイツらは王国で生まれたんだぞ!!」

 

「スパイの現地調達なんて基本よ?」

 

「だがアイツらがそんな事するわけ…………むむッ!?」

 

 

 

チンチンビグビクビッビクビンビンビンッ

 

 

脳内血走る射精音。

 

それは俺がこれまでセックス出来るしまぁいいかとテキトーに流しまくってきた疑念や思いをじゅわじゅわくるくる思い出させて来やがる。

 

 

「俺は………………」

 

「分かったカナ?」

 

「ディアラシネイルは帝国が対王国の為に育成した最強の手札だ、そして君を影で支えてくれる彼女……それは我々の」

 

「言うな!!!!!!」

 

 

静まり返る空気。

 

 

「コーガ・リーヲンが我々の協力者として便利だったのは事実だ」

 

「なんでソイツの名前を出す?」

 

「君ならまず彼を調べるだろうからな」

 

「だけどコーガは最後吾輩達を裏切ったんだヨ。それで主の裁きが下りたのかもネ。吾輩達はコーガというアテを失った二人の少女と一人の女を保護したんダ」

 

「まさか…………」

 

 

俺が出るまでの空白期間、アイツらがどう生き延びてきたのかは気になる部分だった。

 

だがコイツら、何か重要な奴を抜いていやがる。

 

 

「王国内に潜ませていたスパイ経由で彼女達を支援していたの、けど二人の母親は程なくして命を落としてしまった」

 

(それがディアラの母親・・・・・)

 

「その後ディアラシネイルは単独で帝国へ渡り帝国に寝返りスパイとして養成された後、再び王国へ戻ったのだ」

 

「待てよ!!王国は自国の人間を容易に外に出さないって話だぞ??」

 

「その手引きをしたのが貴方もよく知ってる魔王国軍参謀長にして元王国貴族のノーヴィス・シンよ」

 

「!?」

 

 

俺はディアラがやたらノーヴィスの処分を避けようとしていた理由にようやく気付いた。

 

 

「私達が潜ませていたスパイがノーヴィスって事なの」

 

「・・・・・・」

 

 

確か捕まった思想家が共和国の赤獣院がなんちゃらって書いていたな。

 

協力とか支援ってつまりスパイだからって意味かよ!?

 

 

「最大の政敵コーガを倒したノーヴィスだが、奴もその後国王ソアン14世の采配で左遷された。ノーヴィスも元々はナガスという貧しい地域を治めていただけの成り上がり貴族でしかない。コーガ失脚のキッカケだったジーエアロのダサカでの大虐殺という事変に多くのナガス出身者が含まれていた事をソアンは危惧したのだろう」

 

「じゃあ何で王国は貧しいままなんだよ?それじゃまるでソアン14世は多少マトモな感性……いや待てよ」

 

 

だが王国の歪んだ法制度や、圧政等にソアン14世も絡んでいるのは俺がこれまで魔軍のトップとして従事してみてきた事実だ。それはつまり・・・・

 

 

「君の想像どおりダヨ。ノーヴィスだけが腐敗に加担していた訳では無いからダ。王族と貴族だけを生かす為だけの信仰に王族と貴族だけが利益を得る為だけの執政・・・ノーヴィスはその腐敗政治社会で頭角を示しただけの野心家の一人に過ぎないのサ」

 

「だがお前たちはそいつらに協力してただろ!」

 

「何言ってるだい佐藤クン、吾輩達は共和国人だヨ?」

 

 

だからなんだよ??

 

 

「我々は共和国の為に戦いそのために動いているだけだ、君は我々を暗躍者の様に見てる様だがそれはハッキリ違うと言えるな、君達言葉の言うナンセンスというモノだ」

 

「いやそうだろ!お前たちが金や力を渡さなきゃ王国もノーヴィス共も増長しなかった筈だ!!」

 

「渡したのは吾輩達に利益があったからだヨ。共和国としてのネ。それ以上でもそれ以下でもナイ。腐敗そのものは王国の民衆が王国やノーヴィス達を認めた結果だヨ」

 

「それとも貴方は私達を救世主とでも思ってるのかしら?」

 

「ぐっ、それは・・・・」

 

「余所から来た者達をあたかも救世主なんて崇めてしまう国家とその民衆、頭さえ変わればすべての変わると思ってしまう安直さ…………その積み重ねが築いたのが王国ってカルトなんじゃないカナ?吾輩そんな国にはスミタクナイナー」

 

(え、偉そうに…………)

 

 

確かに言ってることは全て正論だ。

 

勿論コイツらにとってどこまでも都合のいいだけの。

 

 

「ねぇ佐藤クン、何も君が重く考える必要なんてないんダヨ?」

 

「あ、何言ってんだ!!俺は今魔王国・・・いや王国で戦って!!」

 

「君にとって王国とは祖国なのか?あるいは故郷なのか?」

 

「それが今関係あるのかよ!!俺は戦って・・・」

 

「貴方は異世界人でしょ?」

 

「なっ!?」

 

 

それは・・・・ああ、そうだ・・・けどよ・・・

 

 

「ホント意味のない戦いダヨ?君にとってワァネ」

 

「だ、だけどよ・・・・ディアラやラーシェラ、それに他の奴らも俺の・・・」

 

「ならそれだけで良いじゃないカ」

 

「それだけ?」

 

 

それだけって何の事だよ、まさか・・・・

 

 

「送ってるスパイが君を凄く気に入ってるのは事実なんダ、だから君も今の王国(カルト)なんて売ってしまおうヨ」

 

「これから見せる密約全てを君が呑むなら我々は君の抱えている異性たち・・・さらに君に親しい者達には此方として一切手を出さない事を約束・・・いや確約しよう」

 

「密約だと?」

 

「これよ」

 

 

がらんっ

 

 

机の上に広げられた一枚の書簡、それには以下の内容の記載がされていた。

 

 

 

1:ノーヴィス・シンを排除。

 

2:ダサカ派閥の元貴族たちを排除。

 

3:王都侵攻を共和国が定めた期日内に終結させるよう努める。

 

4:ディアラシネイルの政界追放。

 

5:魔王国の完全解体。

 

6:現魔王国の首都に共和国領事館を設置。

 

7:指定した魔王国軍拠点の共和国軍への無償譲渡及びその維持費の負担。

 

8:共和国に譲渡した基地の運営だけに関する協議機関の設立。

 

9:王都攻略以降の自発的な軍事行動の禁止。

 

10:共和国が定めた以上の戦力保有を禁止。

 

11:定期的に佐藤勇志は共和国に王国の情勢を嘘偽りなく報告する事。

 

12:佐藤勇志はその生涯を以て共和国に尽くすこと。

 

 

 

 

 

 

「とてもお願いとは言えない内容だろコレ・・・」

 

 

まるで命令じゃないか。

 

しかも全部素直に取れとは思えない……何かって奴を感じやがる。

 

 

「だが3は分からんぞ?出来なかったら俺達をどうするつもりだ?」

 

「3は努力義務ダヨ、期日が伸びれば伸びるほど吾輩達が有利になる条約とかを再び結ばせるだけのネ」

 

「ちっ」

 

「佐藤クン権限で出来そうなことだけを纏めたつもりダヨ?これだけならお政治のお話なんて全くナイナイ!!」

 

「だが魔王国を滅ぼせって事だろコレ」

 

 

冗談じゃないぞコレ?

 

こんなのそれこそアイツら…………いやアイツが知ったら…………

 

 

「元から王国の内輪揉めでしかないと説明した筈だ。とってつけたダサカの喜劇という王国にある格言そのものだ。君以上に移り住んだ民衆たちの方が心の底からそう思っているだろうな」

 

「ダサカ?」

 

「あら知らないの?ダサカって貴方達が開拓していた土地の近くなのよ?」

 

「あんなド田舎があの人妻レイパーの出身地かよ・・・」

 

 

どうやらコーガはかっぺだったようだ。

 

 

「だがしかしだな・・・」

 

「君…………選挙落ちたよネ?」

 

「あ、あぁそれは・・・・」

 

「アレ、実はディアラシネイルの仕業だヨ?」

 

「なっ!?」

 

 

バカな??ディアラがなんで???

 

 

「既に軍で実権を握ってる君が政治にまで力を持っていたらヤバいと思ったんだろうネ。色々根回ししたんダ彼女ガ。猶更君って魔王国の肩持つ意味無いジャン」

 

「いや待てよ・・・・アイツだけじゃないだろ?」

 

「ン?」

 

「お前たちが送ってるスパイだって俺が政界に出る事を拒んだハズだ!!」

 

「・・・・・・・・」

 

「好きに考えるといいわ、で、貴方はどうするつもり?」

 

「呑まないのなら今すぐ我々はディアラシネイルを暗殺するつもりだヨ」

 

「出来るのかよ!俺だって転移石があるんだぞ!!」

 

「それなら今竜人族にいる子達を狙うだけダヨ、勿論吾輩達以外にも仲間がいるからネ。佐藤クン、強くても頭脳も身体も一つしか無いんだヨ?」

 

「お前!!」

 

「我々には共和国の為なら殉じる覚悟がある、君に慄くつもりはない」

 

 

覚悟できてるって言いたいのかよイケメン!!!

 

 

「それに焦土になったドワーフ族の国から逃げた子達もいたわね、どうしようかしら?」

 

「ぐっ!!卑怯だぞ!!」

 

「卑怯じゃないヨ?強い強い君に勝つための吾輩達の戦術サ。君を脅威と見てるから一切手を抜いてないダケのネ」

 

「たとえ君が弱かろうと我々は妥協しない、敵は常に全力で倒す、それが共和国の正義だ」

 

「クソっ!!!!!」

 

 

バンッ

 

 

もうモノぶっ叩くしかねぇ!!!

 

 

「ねぇ・・・・あくまでこの密約を貴方が呑むだけよ?」

 

「あ?」

 

 

どういう意味だ?

 

 

「それ以上は言っちゃダメだヨ君、久しぶりに吾輩のお仕置きを受けたいのカナ?」

 

「それも悪くないけど・・・今はいいわ」

 

「さぁ決めろ佐藤勇志、帝国の野心家の話は呑めたのだろ?それとそう大差無い筈だ」

 

「くっ、俺は・・・・・」

 

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

「①クールな気持ちで売国」

 

「②ラフな気持ちで売国」

 

「③美しい気持ちで売国」

 

「④タフな気持ちで売国」

 

「⑤悲痛な気持ちで売国」

 

「⑥まごころを込めて売国」

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 

 

こういう時・・・どういう顔すればいいんだろうな・・・?

 

 

 

 

~竜の密約を交わした~

 

 

 

「・・・・よし分かった」

 

「有難ウ佐藤クン!!」

 

「今日から君も我々のトモダチだ!!」

 

「これから私の事はご主人様って呼ぶのよ、下僕」

 

(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!)

 

 

ジーンとくるような重みとため息止まらねぇ。

 

 

「という訳で特典ダ」

 

 

ぽいっ

 

 

「なんだコレは」

 

「吾輩達の仲間になるんだからいつまでも佐藤クン呼びは不味いダロ?君に与える偽名をイメージしたピンズ。コレ吾輩の自作ダゾ。ちなみに君の大切な彼女も持ってるヨ~、で君の偽名(コードネーム)は騎士(ナイト)ダ」

 

「騎士(ナイト)・・・・」

 

 

剣なんて碌に使わない俺にそのあだ名かよ、本当コイツは・・・

 

 

「俺からはこれを君に渡そう」

 

「これは刀か・・・」

 

 

騎士(ナイト)の称号貰って渡されるのは両刃の西洋剣じゃなく片刃の東洋剣…………笑いようもねぇなオイ。

 

 

「名刀鍛冶が作ったという介錯刀「シン」・・・君ほどの強者ならありえないと思うがスパイ活動とはいばらの道だ。もし君がどうしようも無くなったらそれで果てろ」

 

「俺そこまで誓ったつもりねぇよ!!」

 

 

コイツ色々飛躍させ過ぎだろ・・・。

 

 

「私からはこれよ、下僕」

 

「く、首輪だと??」

 

「私におねだりする時は必ずつけるのよ?」

 

「するかよ!!」

 

 

コイツもなんだよオイ!!

 

 

「・・・・・・・・」

 

「どうしたんダイ佐藤勇志クン?」

 

「いや何でもない。密約は・・・善処してやる。その代わり絶対に守れよ!!お前らが俺に言った…………」

 

「ん、どうした?話なら聞くぞ?」

 

「いや、何でもない・・・」

 

 

下手に言い切ったら逆にリスクかも知れない。

 

高卒の俺でもそう思える位には・・・考えるようになったのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ルナールは?」

 

「別件があるという事で外出されました」

 

「そうか・・・・」

 

 

バタンっ

 

 

「はぁ~クソが・・・」

 

 

こんな結果じゃ女抱いて気を紛らわしたくても呼ぶ気がしねぇ。

 

煮え切らない気持ちばかりが俺の脳裏を渦巻く。

 

確かにアイツらの言う通り、王国も魔王国も・・・いやこの異世界自体俺に所縁(ゆかり)なんて無いのは事実だろう。

 

だからスムーズにここまで決めたのだろうか?

 

本来俺は王国や魔王国にこだわらず・・・いや帝国にいようが共和国にいようが問題ない立場のハズなんだ。

 

ディアラもラーシェラも散々俺を利用してきた。

 

次言葉を交わす時だってきっとアイツらは何食わぬ顔で俺に対面する筈だ。

 

アイツらだけじゃない。

 

クリスティナもルナールもリーフもジアもスピカもドーラ・・・いや関わってる奴ら全員そうやって何か偽ってやってるハズなんだ!!

 

俺だけがそういう事をするって訳じゃない!!今更なんだよ俺!!!!

 

なのに何で今の俺は・・・・負い目を感じているんだ?

 

なんでこんな考えなくちゃいけないんだよ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・困ってるみたいね、下僕」

 

「ってお前!」

 

 

共和国の紅一点(ロリ)か。

 

 

「帰ったんじゃないのか?てかどうやってこの部屋入ってきた?」

 

 

鍵かけたハズなんだが。

 

 

「こういう仕事でしょ?私達って」

 

 

スパイの技能って言いたいのか?

 

 

「二人共強気だけど実は結構ヒヤヒヤだったのよ?」

 

「どういう事だ?」

 

「今のディアラシネイルの周りに共和国のスパイはいないわ。それこそ王都にいるあの子くらい・・・」

 

「っ!!なんだと?」

 

「竜人族の国には私達しか来てないし、ドワーフ族の国から脱出した子がいる事は分かってもどこを移動してるかまでは把握していない」

 

「ななっ・・・」

 

 

それってつまり・・・・嘘だったのか??

 

 

「ちくしょうそれじゃお前ら!!」

 

「駆け引き失敗ね、下僕」

 

 

ちょいんっ

 

 

「ぐっ・・・」

 

 

軽くバカにするかのような小悪魔的な笑みとデコピン。

 

すげぇムカつく。

 

 

「純粋な国力差と万能感だけで私達を見ていたの、それが貴方の敗因」

 

「だから俺を笑いに来たのか?」

 

「違うわ、貴方を鍛えに来たのよ。他の二人には内緒にね」

 

 

ちらっ

 

 

「・・・・・通じると思ってるのか?」

 

「先輩としての世話心よ?そんな直線では直ぐダメになってしまうもの」

 

「断ったらどうする気だ?」

 

「貴方に強姦されたって周りにこの国にばらまくだけ、折角の同盟ダメになっちゃうかも?」

 

「ぐっ・・・・」

 

 

コイツ見た目はロリだが心は大人だ。

 

 

「安心していいわ、下僕より年上だから」

 

 

クソっ、そんな事されたらマジで・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ジュブジュルジュブブッ

 

 

「ダメね下僕、これじゃ長旅の疲れが取れない」

 

(クソっ・・・)

 

 

首輪をつけて全裸になるよう指示され俺は24歳以上ロリの差し出した素足の裏を舐めさせられていた。

 

当然首輪にはリードがつけられ、手綱を持っているのは24歳以上ロリだ。

 

 

「こ、こうか・・・」

 

「こうかじゃないでしょ?こうですかご主人様?でしょ」

 

「くっ、くそっ・・・こうっ、で、ですかご主人さ・・・」

 

 

 

ジュブジュルジュブッ

 

 

(ぐっ、かかと押し付けられて……)

 

「多少マシになったわね、10点かしら」

 

「そ、それ・・・10点・・・なかっ」

 

「え、100点満点中に決まってるでしょ」

 

 

なんだとこの野郎・・・

 

 

「飽きたわね下僕、ちょっとこっちに両足広げてくれるかしら」

 

「わ、分かったよ」

 

「あら?私への挑戦?」

 

「わ、分かりましたご主人様ッ!!」

 

 

ぐりぐりっ

 

 

「んぐっ・・・」

 

「下僕の汚いものはしっかり返さないと」

 

 

そう言って24歳以上ロリは俺の金玉近くの男根根元によだれのついた足裏を擦り付けるようにグリグリしてきやがった。

 

 

「今度は私のここを綺麗にしてくれる?」

 

「なっ・・・」

 

 

悶えていたらいつの間にか24歳以上ロリはゴスロリ服を脱ぎ捨て俺と同じあられの無い裸になっている。

 

栗色の長髪と瞳に色白肌。

 

想像通りの身体だが、谷間にはならないが膨らみが分かる辺りコイツが女であることをは確かだ。

 

 

「お、おま・・・ご主人様……恥ずかしくないの……ですか?」

 

「ペットに素肌見せるのなんて恥じらう必要ないわ」

 

「ぐっ・・・・・」

 

 

そして大っぴらに毛の一つもない剃り切ったスジのラインが分かりやすい美マンコを見せつける24歳以上。

 

 

ジュブジュルジュブブブッ

 

 

「んっ、んんっ・・・まぁまぁね下僕っ、さっきよりっ、手馴れてる位っ、んんっ」

 

(強がってる様にも見えねぇ・・・マジで慣れてんのかよ!)

 

 

俺は24歳以上のマンコを舐め愛撫する。

 

確かに初々しさは無いし、陰唇の処女膜跡地も最早数ミリすらない位しっかり広がり切っている。

 

それでいてねだる様にヒクつかせる膣穴の鼓動じみた肉の動きは、24歳以上が相当な場数と技能を身に着けて来たかもしれない証拠って奴だろう。

 

 

(くっ、クソっ!!こんな奴、いやロリに俺は興奮してるのかよ!!)

 

「た、高ぶってるわねっ!でもまだダメっ!もっとちゃんと!!私をイかせて!!」

 

「このぉ!!!」

 

 

ジュブジュブジュルっ

 

グチュずりっ

 

 

「きゃうんっ!!あんっ!!!」

 

 

俺が膣愛撫の中クリトリスを包み舐めると24歳以上は激しく反応しやがった。

 

 

(ここが弱点か!!)

 

 

ジュブジュブジュルっ

 

 

「あっ、あんんっ!!さ、流石ねッ!!こういうの嗅ぐのはっ!!ああんっ!!!」

 

 

ぶしゅっ

 

 

俺の鼻元にかけるようにメスの潮が吹かれた。

 

 

「はぁはぁ・・・あ、あの子達に、鍛えられただけあるわね・・・はぁはぁ」

 

「こ、これで満足く・・・ですか?」

 

「はぁはぁ…………12点位よ……それに貴方は満足してるの下僕?」

 

「お、俺が?」

 

「………………サイサリス、それが私のコードネーム」

 

「ど、どっかで聞いた様な名前だな・・・」

 

「リーダーが異世界文化好きなのよ、だからかも」

 

 

くだらないな、それだけは・・・・。

 

 

 

「下僕、ご褒美よ。そんなに大きくなってたらスパイ活動も大変なんだし私の中で鎮めなさい。呼びもサイサリスでいいわ」

 

「くっ、サイサリス!!」

 

 

ずぼぼぼぼぼっ

 

 

「んんっ、ほ、ホントにっ、おおきっ、んんっ!!!」

 

「すっ、すげぇヌルヌルな上にきつくて!!」

 

「ば、バカ!!声に出さない!!スパイなら内に秘めなさっ!!ああんっ!!」

 

 

パンパンパンパンパンパンっ

 

 

俺はこれまでの鬱積を晴らすように逸物を24歳以上・・・もといサイサリスの逸物にぶち込み腰をガンガン振って奥へと挿入していく。

 

 

「んんッ!!あぁん!!上手ねッ!!それを出来るなら!!あぁん!!あの娘達も貴方を裏切らないっ!!わっ、あぁん!!」

 

「う、裏切る!?」

 

「お、女はッ!!あぁん!!男より上手!!あぁぁん!」

 

(怒!!)

 

 

なんか火が付いてきやがった。

 

 

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ

 

 

「あぁぁ!!すっ、すごいっ!!大きいし固いしッ!勢いもそのままでぇ!!私を焦らしてッ、生意気なのにぃ!」

 

 

感じ始めているのかサイサリスの反応が純粋な女になっている。

 

しかしそれでいてまだサイサリスは手綱をしっかり掴み、少しでも俺が自発的にキスしようとしたり胸を揉もうとしたりすると手綱を引っ張って来て抑止牽制してくる。

 

だが離れようとすると、サイサリスのM字に開いて俺の胴体を引き入れた両足がクレーンの様に俺の背後をキャッチして離さない。

 

 

 

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン

 

 

「くッ、クソ……で、出る!!」

 

「ダメよっ!!あんッ!!出す前にッ!!わたしに許可ッ!!あぁん!!」

 

「ねだるか!!ぐっ!!」

 

「なら出しなさいッ!!命令ッ!!出せなかったらッ!!あぁん!!」

 

「ふ、ふざけッ!!」

 

 

ズビュルルルルルルルルルルルルルッ

 

 

命令直後に待っていたかと言わんばかりの更なる膣締まり。

 

不意を付かれるような膣快感に意表をつかれ、俺は出してしまった。

 

 

「ぐっ、出ちまった……」

 

「はぁはぁ……純朴なッ、げ、下僕君ね……はぁはぁ」

 

「こ、これは違っ、ぐっ!!」

 

 

ジュブジュルグチュッ

 

 

「んん!!んぶっ!!んうっ、んん!!」

 

 

 

能動的に奪ってきたサイサリスの唇も見た目に反した匠の域だ。

 

それこそ今までヤってきた女達なんかよりダンチな……

 

 

 

 

 

 

 

 

パンパンパンパンパンパンパンパンッ

 

 

「あぁん下僕ぅ!!次は外ぉ!!」

 

「な、中に!!出しッ!!」

 

「ならねだりなさっ!!あぁん!!あぁぁん!!」

 

「だ、出させろ!!」

 

「ばかぁんっ!!けいっ……」

 

 

ズビュルルルルルルルルルルルルルッ

 

 

「ごあんっ!!あぁぁ……あっ、ああぁん…………んぶっ」

 

 

ジュブジュルグチュッ

 

 

(頭軽くなってきたぜ…………)

 

 

かれこれ三回位、サイサリスの膣に射精した。

 

全てサイサリスの管理下だってのに…………クソッ!!

 

 

 

「はぁはぁ……17点ね」

 

「100点中か…………ですか?」

 

「50点満点中にしといてあげる」

 

(それでも低いだろ…………)

 

 

少なくとも合格ラインには乗らないレベルだ。

 

何の試験か分からねぇが。

 

 

「下僕、貴方の弱点は女よ」

 

「しッ、知ってるよ!……だがそんなの男なら皆……」

 

「だからその弱点を強みに変えれば良いのよ」

 

「あ…………?」

 

「セックスはその人の人生そのもの。若い頃にクリアすべき遊びと恋愛に並ぶ三大要素。それが出来ないと肉にもならない家畜崩れの廃棄品になるの」

 

「………………………………俺は」

 

「だから貴方は下僕よ、家畜じゃないわ」

 

 

あ、まさか下僕って…………

 

 

「下僕であることを誇りに思いなさい、分かった?」

 

「あ、あぁ……分かっ……」

 

「返事が違うわよ?」

 

 

ぐいっ

 

 

「はっ、はいぃぃぃッ!!」

 

「その返事も違う!」

 

 

グイグイグイグイッ

 

 

「わ、ワン!!ワンワンワンワン!!!!」

 

 

尻尾を振るように必死に鳴いた俺。

 

 

「フフ、よくできました下僕君」

 

「わ、わん………………」

 

 

こうして俺は完全な下僕となった。

 

 

「じゃあそんな貴方に美味しい飴をあげる」

 

「飴だと?」

 

「これよ」

 

 

ちゅっ

 

 

「なっ!!」

 

 

額にキスとか俺はガキじゃ…

 

 

しゅぼぼぼぼぼぼぼぼっ

 

 

なっ、頭の中に情報が!?

 

 

「今の共和国の状況よ」

 

「あ、あぁ・・・・だが信じていいのか」

 

「それを決めるのは貴方じゃないかしら?」

 

「なぁサイサリス、なんでそれを俺に渡した?お前は共和国の・・・」

 

「色んな人がいるって事は色んな考えがあるって事、それに共和国だけが国じゃないわ」

 

「・・・・・・・」

 

「そろそろ時間ね」

 

しゅいっ

 

 

気付けばサイサリスは会った時と同じゴスロリ姿に戻っている。

 

 

「ヴァ二ィよ」

 

「あ?」

 

「次会うときはそう呼んで、次会う時のお楽しみが増えたでしょオハゲ君」

 

「お前、これはスキンヘッドの・・・」

 

「聞き覚えある冗談よ、王都攻略の健闘を祈るわ下僕君。勿論おねだりの時は首輪をつけなさい、良いわね?」

 

「ワン!」

 

 

なっ、口が無意識に反射して・・・

 

しゅいんっ

 

 

「消えやがった。転移石か・・・」

 

 

ホント、ぬかりのない装備の奴らだ。

 

だがサイサリス・・・・いやヴァ二ィのリークを多少過信するなら、俺・・・いや魔王国・・・いや王国って奴が何とかなりそうな糸口も0じゃないのかもしれない。

 

 

コンコンっ

 

 

「誰だ?」

 

「勇志殿っ!妾ぞよ!」

 

「ルナールか」

 

 

がちゃっ

 

 

「凄い衣装だな」

 

「勇志殿が遠くにいってしまいそうで心配したぞよ・・・・・・」

 

 

ほぼ下着とか裸と言わざる得ない格好だ。服と言うより紐だ。

 

 

「しかし勇志殿、この臭いは頂けないぞよ」

 

「匂い・・・あっ」

 

 

セックスに夢中で気付かなかったがヴァ二ィは結構強い香水をつけていたようだ。

 

 

「妾の苦手な連合国の女子の香りぞよ」

 

「匂いじゃないのか?」

 

「妾達に仇なす教えの都ぞよ」

 

 

そういや連合国ってのは新神信仰の総本山ってか大聖堂があるんだっけか。

 

旧神信仰のルナールなら確かにそうかも知れない。

 

 

「故に勇志殿、今から妾の色香で全て上書きするぞよ」

 

「あ、ルナー…」

 

 

ジュブジュブジュルっ

 

 

「んんっ、んぶっ!!!んううううっ!!」

 

 

そうかこれが連戦って奴か……。

 

 

パンパンパンパンパンパンっ

 

 

「あんあん勇志殿ぉ!!激しいぞよぉ!!あああんっ!!!!!」

 

(やっぱ女は成熟ボインでクッションヒップだぁぁ!!!!)

 

 

ルナールの両手を手綱の様に持ちながら後背位で攻める俺。

 

 

ズビュルルルルルゥゥゥゥゥッ

 

 

「あっ、あううっ・・・・ああんっ」

 

「く、空撃ちみたいに・・・」

 

「勇志どのぉ、足りないぞよぉ妾ぁ」

 

「ルナール!」

 

 

甘えるようにねだりながらも不満気なルナールの訴え。

 

 

「これならどうだ!!」

 

 

パンパンパンパンパンパンっ

 

 

 

「あっ、あううっ!!頭上にぃ!!妾のお腹ぁ突かれてぇ!!ああんっ!!!」

 

 

俺は立ち松葉でルナールの膣穴をガンガン突いていく。

 

肉棒先端は精液を付着させ愛液がドロ交じりする膣壁肉を突きまくり女の性感をかき乱してく・・・様な気がする。

 

 

(いや違う!!かき乱すんだよ!!)

 

 

バンバンバンバンバンバンっ

 

 

「あうううっ!!!は、激しっ!!!わら、妾ぁ!!!勇志殿のたくましいのがぁ!!妾の中でぇ!!!!あああああっ!!!!」

 

「お前に追加の精液ぶち込んでやる!!」

 

「あううっ、勇志殿!!勇志殿ぉぉぉ!!!!」

 

 

加速するように睾丸内の精巣で精液が急増されているような感覚。

 

感じ喘きそれに呼応するルナールの膣肉は正に火付け役の様だ。

 

 

ズビュルルルルルゥゥゥゥゥッ

 

 

「ああああっ!!!あああああんんっ!!!!あっ、あううん・・・・・」

 

 

俺は射精中の逸物のヒク付きを感じながら体をルナールの方に寄せ顔を谷間に埋めた。

 

 

「はぁはぁ・・・勇志殿ぉ・・・」

 

「まだ、何回かやろうぜ・・・」

 

「凄いぞよ勇志殿・・・・本当にぃ・・・んんぶっ、ううんっ・・・」

 

 

あぁ、このクソみたいな異世界で女との戯れは正に天国だぜ。

 

話す時間が無くならない程度に俺はルナールとこの後も暫くヤり続けた・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約一週間程の竜人族の国への滞在。

 

その過程で詳細を決める会談やその成果を円滑に魔王国へ届ける準備を進めつつ、俺はスピカとの正式な婚姻関係を結ぶ式を内密に挙げた。

 

同盟関係強化を目的とした関係に意見はそれぞれあったが、最終的に異は無くなった。

 

だが結局、スピカとの事に関してディアラからの返事は全く無かった。

 

 

 

「勇志殿、スピカ殿はドワーフ族の国から合流した義勇兵たちと共に都にむかうそうぞよ」

 

「ああ、把握している」

 

「しかし気丈な娘ぞよ。父君をなくされたというのに」

 

「そうだな・・・」

 

 

直前までスピカは俺に対し涙を見せなかった。

 

 

「しかしスピカ殿の父君の死は因果応報でもあるぞよ」

 

「どうしてだ?」

 

「スピカ殿の父親はクーエン商会に多額の支援をしていたぞよ」

 

「じゃあつまり・・・」

 

 

クーエン商会とはペグチェド・クーエンが主を自称するカルト組織、真理希求委員会の収入源の一つだ。

 

危険思想家ラメタ・ヴァースが支持基盤にしていた真理希求委員会に反発する信者の子供たちの仇でもある。

 

何かしらの報復があったのか?

 

それにしては早い気もするが・・・・。

 

 

「王国が既に瓦解した今、真理希求委員会は既に役目を終えているぞよ」

 

「確かにそうだな・・・」

 

 

奴等の密約にはそれらに関する記載はなかった。

 

敢えて書かなかったのか、書くまでのモノでは無かったのか、それとも書きたくなかったのか・・・それ以外にも・・・。

 

 

「13番だな」

 

「勇志殿?」

 

「13番目の記述は俺が決めてやる」

 

 

きょとんとしているルナール。

 

勿論、俺しか分からない話だ。

 

 

「13番目とは何ぞよ?」

 

「俺もなんやかんやでこの異世界に来て長い。真面目に生きるために自分なりにルールを決めているんだよ」

 

「それが13もあると・・・勇志殿は律儀ぞよ」

 

「まさに愛国って奴だぜ。金で買えるな」

 

「?」

 

(魔王国を売って王国を買う・・・・おそらくこれが今の俺が取れる最大の選択肢)

 

 

それでどちらがどうなろうが知った事じゃない。

 

 

「勇志殿、あちらでクリスティナ殿が待っているぞよ」

 

「待ってるだと?」

 

「きっと妾にしか分からないぞよ」

 

「そうか・・・ははっ」

 

 

例え偽りでも守れるならそれでいいかもしれない。

 

全て心を表に出さない・・・結構難しいとは思うが、今の俺なら多少はやってみせれるハズだ。

 

 

 

「ちょっと外すぞルナール、それとだ・・・・言い忘れてたぜ」

 

「ぞよ、勇志殿?」

 

「これからもよろしくな」

 

「・・・・・・ぞよ!」

 

 

普通・・・・それは必死に生きていった奴らが理想とする価値観と願望だ。

 

それでいて弱者への叩き棒、強者の方便、奴隷を縛る人質、家畜を育てる洗脳、商人たちのうたい文句、カルトが用いる詐称行為の集合にして概念。

 

そうした上記の普通とは程遠い奴らが全てを破壊し、普通じゃないのを普通にしたこの異世界。

 

なら俺が・・・・いや俺たちが気負う必要もましては背負う責任も・・・・全くない!!!!!!

 

 

「よぉクリスティナ」

 

「あら佐藤様、どうされ・・・いいえどうしたの?」

 

「お前に渡したいものがあってな・・・」

 

「え、佐藤様が?」

 

 

何かが俺の中から解き放たれたぜ!!!

 

ふざけた連中(カルト)に打ち勝つため、俺も個(カルト)になってやる!!!!!!!

 

(続く)

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