超絶肥満(クソデブ)ニートの俺、ダイエット途中に女魔王に召還されて生贄にされそうになったけど、パワー系ラリアットかまして魔王を性奴隷にしたので異世界の覇者を目指すことにした 作:無能薬野菜
「相変わらずすげぇ地下だぜ…………」
中級天使エリエルとの激闘の末、俺は城に繋がる地下へと来ていた。
城に行く道の多くは衝撃や何かしらの工作とかで塞がれていて、進むのは容易じゃない。
ババババババッ
「ふっ、流石だな佐藤勇志」
「出来なきゃなんの為のパワー系だって話だ」
勿論俺以外の奴らならばな。
超力(パワー)系である俺ならパワープレイであらゆる行き止まりを粉砕する。
ディアラは俺が王都の地盤に配慮すると思ったみたいだが、地盤沈下が親友の■●県の人間なら別に気にすることでは無い。
甘ったれた軟弱な異世界人共に俺達の世界の過酷さを教えてやるいい機会だぜ。
「この辺りは加護に見捨てられた・・・いや加護を与えられなかった悲しき者達が多いようだ」
「牢屋だったみたいだからな」
そこそこ放置されていたであろう地下牢にはそのまま忘れ去られたであろう悲しき骸達で溢れかえっている。
杜撰さ極まった王国では、この牢屋にぶち込まれる事そのものが死の宣告だったのだろう。
「ん?」
一体の骸が目に付いた。
「どうした、佐藤勇志?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ばしっ
(紙・・・)
「この文字、この者自ら書いたようだな」
血文字だな、俺でもハッキリ分かる内容の。
「・・・・・・・・エリエル、一段落するまでもっててくれないか?」
「私がか?別に良いが一体どういう風の吹き回しだ」
「せめてものケジメだ、きっと渡す相手がいるだろうからな」
「ほう、貴様がそんな事を・・・・」
「あぁそうだな……」
本当にバカみたいな話だぜ…………。
パンッ
手を合わせ一礼するとエリエルもそれに続く。
どうやらなじみ深いやり方じゃないらしくその挙動は初々しい。
マジでつられただけらしいな………………バカがよ。
「見つけたのじゃ国王ソアン14世!!」
「ななっ、ディアラシネイル!?なんでだ!!戦いはこっち優勢だって話じゃないのか!!」
「顔色しか伺えぬ者の言葉しか信じれぬ度量!!まさに王にあらず!!!魔を虐げ国を弱らせ民を飢えさせたその罪、自らの死を以て償うのじゃ!!!」
「お、お止めなさい真摯な教徒よ!!折角民を襲う魔が悔い改めたと思ったらこんな事をしでかして!!いつの間に国を憂うような戯言を口に出すようになったのです!!」
「貴様も同罪じゃ教皇を名乗る異端(カルト)の頭領!!」
(レスバ後半って所か……)
見た感じ論戦はディアラが優勢、周りの強者(つわもの)そうな王国側の用心棒達が軒並みグロ画像になってる辺り、籠城していた国王や教皇達に勝ち目はなさそうだが…………
「な、なんですその言い方は!!ならばそのふしだらな身を戒めるしかありませんよ!!ぐおおおお!!!」
むきむきむきびきびきびっ
(は?武闘派だと!?)
「ほぉぉぉ!油一滴血の一滴!!欲しがりませぬよ勝つまではぁ!!」
「いきがりおって!!くたばれなのじゃ!」
「破廉恥娘ぇ!!おまん覚悟ぉ!!」
ドドドドッ
増幅した肉体で法衣をぶち破りチンコ含めて血管バキバキ筋肉ビルダーとなったエセ教皇が松葉杖まで砕いて両手で胸を揉みしだく構えをしながらディアラへと向かってゆく。
ばばばばばっ
「ディアラ様!!」
「ジジイは私達が食い止めます!!」
「すまぬお主たち!!」
ディアラの部下である精鋭美女二人がバキバキ勃起チンコ教皇を食い止める。
てかソアン14世逃げてるのか??
「く、クソ!!こうなったら私!!いや俺も本気の力を見せてやる!!!!!」
(ラスボスだけあってこいつも武闘派か!!)
汚職と腐敗の象徴であるコイツらだが、プロの弱い者いじめッ子共だけに多少はパワー寄りの実力には自信があるらしい。
がちゃんっ
「お主!!その武器は!?」
「フハハ!!異世界人飼ってるだけのお前とは違うんだ!!俺はなぁ!!俺はなぁ!!!!」
国王ソアンは普通じゃ持ちきれないレベルの異世界の景観ぶち壊しまくりな銃火器を全身に巻き付けディアラに全身の銃口を向けている。
それだけじゃない、アイツから漂うこの底知れない力は・・・・・
「死ねェェェェェェ!!!!!」
「ぐっ、我としたことが・・・・」
バババババババババババババババババババッ
ばちんっ
「なっ!?貴様!!!」
「勇志!!」
だが所詮実弾では異世界チート能力を手に入れた俺の前には発泡酒くるむ発泡スチロール並みでしかない!!!!!!
「150万!!」
ばばんっ
「なっ!?異世界人!!貴様どこから!!」
「力任せに地下から来てやったぞ!」
素敵な掛け声と共に間一髪となったディアラを俺が盾になってしっかり防御。
「うわーん勇志!!怖かったのじゃあ~!!」
ぐにゅすりすりっ
「お前絶対わざとだろ・・・・」
「なっ、何がわざとじゃ!!我はこのままお主抜きで行けると思っていたのじゃもう!!」
(本当かよ……)
ぐにゅぐにゅぐにゅっ
嬉しそうにすり寄ってくるディアラ。
もしかしてこれまで自分だけピンチを助けてもらえなかった事を根に持ってるのか?
「クソ!!わた、いや俺の前でいちゃつくな貴様ぁ!!」
「王様の口調じゃないなお前!!まさか高卒か!」
「バカにするな俺は大卒!!」
「何ッ!?」
ババババババババンッ
開始直後に判明する衝撃の事実!!
ババババババババッ
「ハハハ手元が緩いな高卒ぅ!どうやらマジで高卒みたいだなぁ!!!!!!!沢山詰ってやるぜぇ!!!!!!大卒の俺がぁぁ!!!!」
「……………………………」
ババババババババッ
「どうしたのじゃ勇志!!!奴ごときお主なら!!」
「待てディアラシネイル!!迂闊に近寄っては危険だ!!」
「離すのじゃ天使!!あやつは我の大切な男じゃぞ!!」
「…………………………………………とう」
「勇志?」
そう、俺には伝えなきゃいけないことがある。
「だからイチャつくなよクソがぁ!!」
「…………………………!!」
バンッ
「ふごっ!ぶっ!!」
「勇志!!」
「やはり佐藤勇志、貴様なりの考えがあったようだな……」
「あぁ……」
「あ゛あ゛……はらい゛だ゛ッ!!」
ドボドボドボドボッ
荒れ狂っていたソアン14世は不意打ち腹パン一撃で吐血しながら膝をつく。
「…………ソアン14世、お前だって異世界人なのにどうしてこんな国を滅茶苦茶にしたんだ?」
「ソアン14世が異世界人じゃと??」
ディアラは驚いている。
エリエルの方は知っていたようだな。
「な、なぜそれ……お゛で゛の゛…………」
「知ってたからな……高卒が何なのかを」
「な゛ッ゛……」
無意識に刷り込まれた奴の無自覚によって、疑惑は確信になった。
最もそれ以外にも色々これまでフラグはあったが……。
「したぐながッだ……だッで……おもッだ以上に゛!!うまぐいがなぐでェ!!!!」
「……………………………………」
ポロポロ鳴き始めるソアン14世。
「おれぇ!!元々いじめられッ子で!!必死に生きて!!でも苦しんで死んでぇ!!ようやく良い世界に来たとおもッだらぁ!!こんなぁ!!ごんなぁぁぁ!!!!」
「…………………………」
表情の重み。
本気の熱意、確かに全て嘘じゃない。
「佐藤勇志、私からもソアン14世の事を補足させてくれ」
「いいぞ」
「ソアン14世……いや彼は元々貴様と同じ異世界に住んでいた清き和を重んじる純朴な青年だ」
「清き和を重んじる純朴な青年・・・・」
俺とは真逆の奴なんだな。
「彼は霊感商法好きの母親を持ち生活苦と卒業単位不足で学校を中退した後、情報商材と言うもので収入を得ようと起死回生を図った。だが競争社会の厳しさと彼自身の反社会性の弱さが祟って競争に負けた後、母親とは別の霊感商法にハマってあらゆるものを迫害弾圧した末にエイズと呼ばれる病気で死んだ」
「まさか薬害(ドラッグ)か?」
「確か性交渉らしい」
「ふん…………」
中退した挙げ句、両刀使いの仕込みを運悪く食らって死ぬ。
確かに本当に不幸で可哀想だぜ。
「転生前のソアンは女好きで心(シン)に障害(おもみ)を抱え収入が殆ど無い無職で不本意に同性へ身体を売るしかない可哀想な人間だったのを忘れてはならない。本来彼は慈悲と憐れみを受けるべき存在なのだ」
「……………………………………」
そんな奴に全く救いがない辺り、やっぱり俺達の世界は残酷だったな………………。
「だがそんな転生者のソアン14世はこの世界では必死に努力しその超力(パワー)で魔王を倒し、元居た世界の優れた知識を生かし国の発展に勤めた」
「発展したのか?」
「しだよ!でもうまグいが゛ながっだんだぁ!!!!」
「へー」
流し聞きの体ではあるが飢えてるところを除けば、便所はあるし土人疫病持ちが割と少ないから王都の風俗も怖くなく利用できていた。
そう考えると確かにコイツはコイツで発展に努力したのかもしれない。
何もしてなかったら今頃この王国は性病で絶滅してるハズだ。
「彼は純朴過ぎたのだ・・・彼のいた世界の者達と、この世界の者達の心(シン)に差はない」
「確かに人体そのものは殆どインフレ出来ないな」
「うわぁぁぁぁぁん!!!あああああああうあああああん!!!!!!」
そんな奴が異世界でやり直して頑張ったのに、転生した異世界も割と腐ってたせいで色々上手く行かずこの始末。
非情なモンだぜ・・・・。
「だから14世が必死だったのは確かだ」
「で、他の身内はどこだ?」
これじゃまとめて始末出来ん。
自分の娘達を堂々出してるのに時間稼ぎをするとは考えられんし。
「グッ……ぞ゛れ゛は゛!!」
項垂れるソアン14世。
「余談だがソアン14世には両想いの相手が33人以上いた」
「凄いな俺より多いぜ……だがそんな事なんでお前が知ってるんだ?」
「前任者がずっと彼を監視していた」
「うわひでぇ」
「わ、私も・・・・き、貴様をずっと・・・・・視ていたからな・・・し、仕方ないだろ!ほかに楽しみが無いのだ私達は!!」
「・・・・・・・・・・」
そういやよくヤってる時に視線感じた事あったが・・・・やっぱお前・・・
「それならこんなに歪める訳無いだろ?」
「五月蠅い黙れデブ!!俺は愛した相手一人以外とはセックスしないし結婚しないって決めてたんだぁ!!!」
「それはいつからだソアン!!」
「こっち来る前からぁ!!」
「筋金入りかぁ!!!」
正に教えの賜物だぜ。
悲しい出自と歪んだ前世と転生が入り交じり、ソアン14世は俺が漫画や小説で知ってる転生者の中でも突出して濃い気がするぜ。
これじゃあ高卒24歳無職団地で母親と同居していただけの身長168センチ体重86キロの俺が平凡に見えちゃうじゃないかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
「ソアン14世は想い人は一人だけ、それ以外とは結婚出来ないし性交渉も出来ないと言って、他の娘達を全員振り前国王ソアン13世の娘とだけ結婚した」
「変に真面目だぜ・・・・」
「前世を悔いすぎたのだろう」
「ゆとり世代って奴かもな」
これが氷河期世代とかなら違っただろうにな。
本当ゆとり世代は何やってもゴミだぜ。
「だがソアンが愛した娘は自らの妹を魔の生け贄に捧げるなど破綻していた」
「確かそれが…………」
記憶が正しければアイツの母親の姉か……それがソアン14世の妻。
「もうやだぁ!俺必死だったのにぃ!もうこんなクソ世界いたくねぇ!!いたくねぇよぉぉぉ!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!」
「これが老いぼれた男の泣き顔だと言うのか??」
オーラが若すぎる・・・・。
「享年24歳だぞ佐藤勇志、彼の心はあちらの世界で止まったままなのだ。だから私達はこのような生まれ変わりなど認めたくなかった……」
「…………………………」
嘲笑とか見下しとかではない、純粋な慈しみと哀れみ。
録でもない奴だと思ったが、その辺りだけは案外ちゃんと天使だったんだなエリエル。
「なぁソアン14世……」
「なんだよ!!討つんだろ!!早く殺せよ!!早く殺せよぉぉ!!」
「今その嫁はいるのか?」
「いるよぉ!!上の階に!!お前を裏切ってたビッヂ女と一緒でぇ!!!ギャハッ!アイツお前の事なんか微塵も想って……」
「…………そうだな」
ズバッ
「なっ、勇志!!!お主なに勝手にソアンを!!!」
俺が拳以外で相手にトドメを刺すのは珍しいからかディアラが驚いている。
それだけじゃないだろうが、あえて空気は読まないぜ。
どういう形であれソアン14世は俺と同じ異世界人。
色んな意味でこれまでへの同情と労いと年長世代に対する敬意を払う必要がある。
この礼儀は全部氷河期世代が俺に教えてくれたんだ。
だからよ…………
「ぐ゛が゛が゛゛ぐ゛ぐ゛ぐ゛く゛ぐ゛グ゛゛!!!!」
「やばっ、ちゃんと切れてない!?」
「全く佐藤勇志・・・・貴様と言う男はどこまでも酷いものだな」
一撃で華麗に首を撥ね飛ばすつもりだったのが、素人の俺の剣捌きでは撥ね飛ばないどころか中途半端に神経だけ傷ついて苦しいらしい。
言わば正に首の皮一枚だけ繋がってる状況だ。
「くっ、くそっ!お前ら介錯してやれ!」
「な、何故我がやらなきゃいけないのじゃ!!!」
「これでも元天使、無闇に命を摘み取る事は出来かねる」
「お、お前らって奴は!!!何やってんだよ!!!早く殺してやれよこの!!!」
「ごごごごの゛!!!!ご゛!!!!!」
「ひえっ!?」
なんて顔だ怖えぇ!!!!
「ゆ、ゆ゛る゛さ゛ね゛!!!!あ゛あ゛ぁ゛!!!!」
ペッ
「ぐっ唾飛ばしやがったコイツ……ん?」
「……………………………………」
ちーーんっ
動かなくなるときはマジで穏やかだ。
表情以外。
「っ!!ゆ、勇志よ……お主その身体の模様……」
「あ?……………………お???」
うわなんか首から全身にかけてすげぇ痣出来てる。
これまさか痣モノって奴か??
「どうやら呪われてしまったようだな貴様」
「あ?俺はコイツにまた転生ガチャガシャ引かせてやっただけで……」
言うほど未練残したくなるような世界じゃ無いだろここ……マジで根性異世界人だなオイ。
はぁぁ・・・・・。
~ゆとりある呪痣を手に入れた(着脱不可)~
「何はともあれ無事に教皇も始末完了じゃ」
「これで一通りゴミ連中は片付いたみたいだな……だが」
教皇の方は俺達がソアンに集中してる間にディアラの部下二人が殺処分してくれていたらしい。
ソアン14世と教皇は撃破した訳だが、まだこれで終わりじゃない。
「お、お願いします!!我々はソアン王や教皇に無理矢理従わされていただけなのです!!」
「そうですとも!!我々は決められた役目と責務を果たしていただけ!!」
「国がおかしくなっていたのには薄々気付いておりました!!ですが我々にはどうする事も出来なかったのですよ!!」
「お願いします!!どうか寛大なご判断を!!」
「分かった死ねガイジ共」
ボォォォォォォォォオオオオオオオオオ
「「「「「ぎゃああぁあぁぁぁぁああああああああ!!!!!」」」」」
ソアンの遺品の火炎放射器でトップ二人が死んで投降してきた大臣や高級官僚共を焼き殺す。
「容赦ないな、佐藤勇志」
「やったのはソアン14世だ。そう公文書を改ざんする」
「八つ当たりか・・・・全く」
既に似た様な連中を抱えている以上、多少焼いたところで今後の国の運営に支障は出ない。
呪痣喰らって不機嫌なのもあるがな。
(一先ずこれで王国関係者は一通り駆逐したが・・・)
で、この始末の後は・・・・
「ディアラ・・・お前に聞きたい事がある」
「何じゃ勇志?」
「お前、帝国のスパイをしてたようだな」
「・・・・・・・・・・・・・・」
黙るディアラ。
「・・・・・・・我が魔族・・・王国の在り方を変えたかったのは本当じゃ」
「そうか、なら俺の事は好きか?」
「・・・・・・・・・好きじゃ」
「そうか・・・・・・・なら」
ばんっ
「なぶっ!!!んぶっ!!!」
俺はディアラにラリアットをかまして気絶させる。
「ん・・・・ううっ・・・」
「よし!ディアラシネイルの始末完了!」
「そういう事か・・・・」
「ああ、元天使は物分かりが良くて助かるぜ」
難しいやり取りだとか、相手の本心暴露だとかこの際全て投げ飛ばせばいい。
「お前らもご苦労だったな!!」
俺はディアラの部下だった美女二人を労う。
「なっ!お、お主達・・・まさか・・・」
(相変わらず丈夫な身体だぜ)
どうやら手心入ったラリアット程度ではディアラは気絶しないようだ。
「申し訳ございませんディアラ様・・・」
「既に私達・・・・・身も心もアモン将軍のモノです!」
「わ、我・・・これがあるからと予め処女膜を確認したはずじゃのに・・・」
「処女膜ごとき幾らでも再生出来るぞ、知らんのかお前」
「ななっ・・・」
実はコイツら・・・・俺達魔軍が用意したスパイなのだ。
『将軍!ご無事ですか!!』
いいタイミングでアイツの使い魔も到着したな。
「帝国と共和国の動きはどうだ?」
『我々の留守中、帝国が未制圧の王国領へ進攻を開始し我が国の領土付近へも侵攻していたようです。ですが共和国の駐留部隊が我々の都近くに多く駐留していた事、此方の後退させた部隊が都周辺まで到着していた事もあり魔王国領への攻撃はなく、それ後の動きはありません』
「交わしたこと以上はしてこない、当たり前だよな」
『私としては驚きを隠せません、この状況帝国ならばと思っていただけに・・・・』
黒青の交わしと竜の密約・・・・二つ効果が出てきたようだな。
帝国が事前に王国領の割譲を迫ってきたのは事実だ。
そしてその上で交わした内容通りの結果となった。
竜の密約に基づき入れさせた共和国の駐留部隊がいた事で彼らは俺達の領土まで狙ってこなかったのだろう。
それは別に共和国を畏れた訳では無い。
今共和国駐留軍のいる魔王国まで攻めたら、共和国から間接支援を受けた魔王国相手に帝国は戦力をすり減らさないといけない。
駐留軍への被害がそのまま支援の方便になるからだ。
魔王国に勝てても、共和国という大国が殆ど消耗しないまま帝国は無駄な消耗を強いられる。
大した地域でないにせよ、成果を握れた帝国にそれ以上は出せない。
それに元々共和国勢力を切り離す為に、手塩をかけて穏便に共和国の属国である王国から魔王国という国を作ったのだ。
このレベルの侵略であれば魔王国との友好性は維持されている。
それ以上の線さえこえなければ、帝国は得るだけで済むのだ。
『将軍、なぜ共和国は軍を此方に置いたのです?』
「元々王国は共和国の属国で、共和国のいう事なら何でも聞くんだろ?それこそ戦争しろと共和国の奴らが命令すればそれに従うのが王国の奴らだ」
『確かにそうですが・・・共和国は散々軍を王国から退きたかったと』
「アイツらも人間(ヒト)だからな、下の奴らを従わせる為の成果を求めてる。それに流刑地としてもここは優秀だ」
『まさか共和国の内情を知っておられたのですか?』
「教えてくれた奴がいたからな、秘密にだが」
共和国からすれば遠方の魔王国領に駐留部隊を置く事自体にはメリットが無い。
だがこの異世界で一番の大国を自称する共和国にとって最大の敵がいる。
それは共和国の人間だ。
「不毛地帯」を開拓した土地に住んだ者達は元々様々な理由で様々な国から来た連中が過半数を占めているらしい。
そこに住むことで団結出来ても、そこから動く事で団結する事は出来ない。
共和国最大の属国で起こった内戦は様々な伝聞によって意味を少しずつ変えていき、共和国内で不満を持つ連中の都合の良い情報へと変化していったらしい。
そうした事で営利を得られる共和国人がいる一方で、不利益を被る共和国人も出始め、両者の対立が更なる共和国内への分裂の兆しを築いてゆく。
こうした状況で共和国は手早い成果と、不満を以て最も動きが早く力のある存在を流刑する必要が出てきた。
それが正に一度は切り捨てようとした、この腐敗していた王国のある地域だったのだ。
「正にカルトの先祖様だぜ」
『ですが将軍、これでは結局我々のこれまでの行動は・・・・』
「王都攻略は成功した、魔軍としては勝っただろ」
『将軍?』
「俺は王様じゃない、あくまで軍のトップだぞ」
ある意味選挙に落ちた事が今ではメリットになっている。
魔王国から受けた任務である王都攻略自体はしっかりやった訳だしな。
つまり俺はしっかり仕事は果たしている。
全くまったく悪くない!!!
極めつけにまるでそれっぽい演説もしてやったしな。
『聞け、この地に住む全ての者達よ!!今からおれ……いや、私はこの国を立て直す!!!主は、地に住むもの者の行いを悲しみ姿を隠されたという!その姿再び目したいと言うならばこれからの誠意と謙虚さを個々が示す他無いだろう!!それをこの国から始めるのだ!異人と侮り私を信じれぬのなら、代わりの言葉を差し出せ!!だが決して隣人を使うな!!その応えを以て君たちと私は共に戦う!!!平穏を掴み取る為、今成すべき事は一つだ!!!』
「かっこつけたつもりかなんと傲慢な貴様ぁっ、んんっ、んぶぬっ!!!!」
ゴシゴシジュポジュポッ
「戯れ言の感想なんかいらん性奴隷(マイペット)!!」
「んぶぐぐぶっ!ぐぶぶぐっ、んぐっ…………んっ♥️♥️♥️」
白銀の髪を撫で擦るようにして頭を掴みながら俺は堕天使の口を磨くように逸物でしごく。
疲れきった堕天使は覚えたてで貪欲になった性欲任せにそれに食いつき、俺に愛を主張してくる。
(…………ここまでしてようやく女は……男を見てくれるのか?)
結局、力だけしか見てないんだろうか?アイツらも…………
(だとしても元天使にフェラさせながらやったら案外すらすら言えたぜ…………これが)
「…………じゃがお主が我達を売った事実は変わらないのじゃ」
『その声はディアラ王?まさか生きて・・・』
バチンっ
勢いよくディアラが俺の部下の使い魔を破壊する。
「ほうあの娘…………我が始末されていると思ったようじゃな」
「いや、お前の事はしっかり始末するぞ」
「どの口がほざくのじゃ!!我達を!!!我達を売っておきながら!!!!お主はあぁぁぁぁl!!!」
「俺は俺だ!!魔王国の味方でも王国の味方でもねぇんだよ!!!」
「許さんのじゃ!!今までお主に散々尽くしてきたのにぃ!!!」
ばばばばばばばばっ
「ならディアラシネイル!!!!!!!お前を犯す!!!」
「黙れ下種男!!!!我はお主に!!!必死に尽くして!!!!」
凄いウルルウルウルな顔してる!!!
たまらんぞディアラぁ!!!!
びりびりっ
華奢な雌肩にフィットしたアーマーを破壊!
「はじめても!!あらゆるところもお主にさらけ出したのに!!!!」
ビリビリビリ
何の意味のない雌(メス)マントを引き裂く!
「お主!!本気を出すのじゃ!!!こんな!!!ふざけたやり方!!!」
びりびりびりびりびりっ
谷間の紐を手刀でぶつ切り、すぐさま両腕で揉み取る様にビキニアーマーを放り投げる!!
「このぉぉ!!!!お主!!!お主ぃぃぃ!!!!」
びりびりびりびりびりっ
逆Vの字に両手を振り下ろし、スカートとパンツとブーツに切れ目を入れてずり降ろす!!!
「そんな器用な真似をするなら一思いに我を!!!我をぉぉ!!!!」
「風圧拳!!!!」
ばんっ
ばりんっ
「あ、あぁ・・・・我の・・・我の王冠・・・・」
「・・・・・・」
王冠と武器を粉々に砕いて勝負を決める俺。
ばしっ
「あうっ!!!は、離して!!!離すのじゃ!!!」
ぐにゅもみぐにゅもみっ
全て身ぐるみ脱がされ押し倒されたディアラに抵抗するだけの力はない。
そんな女の豊満な乳房を鷲掴むように揉みしだくのは格別だぜ。
ずぶぶぶぶぶっ
「ああっ、まっ!!!やっ、やめっ!!勇志!!」
すかさずマンコにチンコを挿入。
俺がこんな形で寝返るとは思わなかっただけで元々ヤる気だったんだろう。
前戯なしですぐに入りゆく。
上の口と裏腹に下の口はどこまでも俺のチンコに対し純愛だ!!
パンパンパンパンパンパンっ
「ううっ、ああっ!!こんな!!こんな形でぇ!!お主と我はぁっ、つうっ!!!ああああん!!!!」
俺は一切返事を返さない。
餌を見つけた獣が餌にありつく時の様に、ただひたすら悔し涙を浮かべるディアラの身体を地面に押さえつけ、膣摩擦を強めるように逸物の硬度を強めながら膣壁に擦り付けるように腰を上下し犯し続ける。
「だ、誰か!!!止めっ!!!お、お主達の!!!!長がぁ!!!こんな狼藉ぃ!!ああああんっ!!!んぶっ!!!んんんんっ!!!!」
時折唇を重ねたり、前身を押し着けたりしながらひたすら俺はディアラを犯す。
元部下達は仏の亡骸処理に忙しい。
「なんっ!!!我なんかぁ!!!ほかの女を!!手をぉ!!だ、出してる!!!ならぁあああんっ!!あうううっ!!!あああんっ!!!!」
パンパンパンパンパンパンっ
ディアラの膣粘液とダラ落ちする俺のカウパーが上下摩擦が激しくなるほど粘度を強めていく。
「われぉ!!!ああんっ!!!エリエル!!!お主がぁ!!!あああんっ!!ああああっ!!!!」
「ディアラシネイル、寧ろ私は貴様に嫉妬している」
「なんじゃと!?あああんっ!!!」
パンパンパンパンパンパンっ
エリエルは澄まし顔を取り繕いながらも顔を赤らめ俺達の性器結合部を凝視するように覗いている。
ズビュルルルルルゥゥゥゥゥッ
「あああっ!!!わ、我のなかっ!!!ああんぶっ!!んん・・・んうっ!!!」
射精と同時に俺が唇を重ねてもディアラは口調に反して抵抗してこない。
そもそもこれまでディアラが俺に本気で抵抗してきた事はない。
「エリエル、お前も脱げ」
「なぁ佐藤勇志・・・既に私は裸だぞ?」
「そういやそうだったな・・・・」
実はエリエルは前の戦闘で会った時からずっと全裸だ。
「なっ、お主!!何我の上に!!んぶっ!!んううっ!!!」
「こへはぁ!!まのくちひふっ!!魔のんうぶっ!!!!」
じゅぶじゅぶじゅぶっ
ダラダラ精液を尻線に沿って膣穴からこぼすディアラの身体の上にエリエルが俺と交代する形で乗りかかり、俺の唾液べったりのディアラの唇に貪る様に自らの唇を重ねた。
そのふるまいに天使らしさはない。
綺麗に割れた美尻下先の膣穴は、淀み透明な欲情メスの愛液を滴らせ俺を誘うようだ。
更に口を離す度によだれ糸を伸ばし、そのだらし無さへの罰と言わんばかりにディアラへの貪りを強めているエリエル。
同性女による執拗な攻めに手負いの筈のディアラが足を広げたりして立ち離れようとしてるが俺との戦いの後で体力回復済みのエリエルから逃れられるはずがない。
「さ、佐藤勇志!!!貴様見てるだけなのか!!んんぶっ!!んん!!」
「み、見るの!!勇志!!!んぶっ!!!!んんんんっ!!はぶんんっ!!んんんっ!!!!んぶぶ!!!」
お互いの豊満な両房が重なりもの凄い勢いで潰れている。
その間に下敷きみたく手を入れろと言わんばかりだぜ。
ずぶぶぶぶぶっ
「んあっ!!ああきたぁ!!!佐藤勇志のぉ!!私の方にぃ!!!」
「なっ!!勇志!!そんな我じゃ!!!んぶっ!!!」
何ってるんだディアラ。
俺はソアン14世とは違う!!!
パンパンパンパンパンパンっ
「んんんっ!!んぶっ!!!!んんうううううっ!!!」
「うぶっあう」!!!ゆうしぃ!!!ああん!!!ほかの子のぉ!!んぶっ!!!んん!!!!」
今更かもしれないが、案外ディアラも俺が他の女とやってるところは嬉しくないようだな。
こう弱り目に祟り目な時ほど、本心がぽろぽろ漏れてゆく。
裏を返せば、本当に俺達の関係はこれからも広げられるって事かもな。
パンパンパンパンパンパンっ
「あんんっ!!!佐藤勇志のぉ!!!私のぉ!!きもちぃぃ!!!ああん!!!」
「良い体だぜエリエル!!!」
ぐにゅもみぐにゅっ
「ああっゆ、勇志ぃ!!!ゆうしぃ!!!」
「お前の身体も最高だぞディアラ!!!」
「そんあぁ!!!からだばっかぁ!!!!」
挿入してる訳でも無いのにディアラが大粒涙を浮かべる。
「ふっ!ディアラシネイルぅ!!!このなみ!!!あああああああっ!!!!」
パンパンパンパンパンパンっ
お前は黙ってろエリエル!!!
「ディアラ!!!身体って意味はぁ!!!!」
「あうっ!!!勇志!!お主我なんか!!」
ずちゅっ
「んぶっ!!んんっ!!!」
「あうんっ!!!さとゆしっ!!!あん!!」
俺はエリエルの身体を軽く横に逸らさせに割り込むようにしてディアラの唇を奪う。
ズビュルルルルルゥゥゥゥゥッズブブブブビュルルルルルるるるっ
「あああああっ!!!凄いのぉ!!!奥!!ああああああああ!!!!!!ああっ、やぁ・・・ああん・・・」
ディアラの肩に顎を乗せるようにぐったり果てるエリエル。
「んぶっ・・・あうっ・・・勇志ぃ・・・」
「マンコの精液・・・枯れたか?」
「わ、我の・・・・うん・・・」
「また入れてやる」
「勇志ぃ・・・・はい・・・じゃ・・・」
かくして俺はディアラシネイルを魔王国の王位から引きずり落とした。
王都攻略を以て王国と魔王国の戦いは終結し、魔王国は滅びた。
それだけの話なのだ。
「佐藤勇志、この後どうするつもりだ?」
「あと一人迎えにいかなきゃいけない奴がいる」
「あやつは屋上じゃ、じゃが強力な結界を貼っておる」
「そんなの当然俺がパワーで・・・」
その時だった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
「なっ、揺れだと!?」
「き、貴様が地下を無理矢理進むから!!」
「違うのじゃ!!これの揺れは上からじゃ!!」
真下の建物すら揺らす激しい揺れ。
ばりんっ
「天井に穴だと??」
木造の和を感じる城の天井の一部が崩れて青空が丸見えになりやがった。
ぽろんっ
「んぎゃっ!!ら、ラーシェラ!??」
見覚えある顔の生首が??
こんなバカな!!そんな!!そんな!!!
「お、落ち着くのじゃ勇志!」
「あの首の顔をよく見ろ佐藤勇志!」
「お、おう・・・・あれは・・・グロブスババア」
髪型だけ同じのグロブスババアだ。
あれ?これまさかソアンの嫁の・・・・
ずぴいいいいいいんっ
「光の階段じゃと・・・」
「まるで天界に向かう様な感じだな」
「強ち間違いでもないかもしれないぞ、佐藤勇志」
「どういう事だエリエル?」
「・・・・・勇志よ、この先にあやつがおる」
「・・・・・・・・そうだな」
俺はディアラ、エリエルと共にまるで誘うかのような意味深な階段を上り始める。
天守閣すら超える高さへ誘う光の階段。
そしてそれを越えた先にあるガラスみたいな床が広がるなぞの空間。
その神秘的な空間に異彩を放つ見覚えあるビキニアーマーと小麦肌のショートボブ髪女の後ろ姿。
今すぐにでも全て脱がしたくなる欲を・・・・それでも俺に引き立ててくれる。
「・・・・・待ってました、勇志様」
「・・・・・・・ラーシェラ」
振り返るその顔は見覚えしかない。
「ここは本来魔(わたしたち)がいるべき場所・・・・その場所に貴方をどうしても連れてきたかった」
「本当にそれだけか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・はい、貴方だけに限って言えば・・・です」
ラーシェラの表情はどこまでもはかなく悲しげだ。
今までこんな表情・・・・俺は見た事。
「佐藤勇志よ、あれぞ正に真の・・・」
「魔王の娘だろ、ラーシェラ」
「・・・・・・いいえ、違います勇志様」
「何?」
「だから今から・・・・・・勇志様に全てお見せします」
ぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおんっ
「魔法陣??」
「くっ、やはり本気で貴様!!奴を復活させようと!!」
「奴??まさか・・・・」
「真のお父様・・・・私達の・・・本当の主を!!」
ごごごごごごごごごごっ
強く光り出す床一帯を覆うかのような巨大な魔法陣。
線にそって毒々しい赤と清々しいまでの青が入り交じるかの様な光が強まってきやがった・・・・・。
(続く)