導入
短め
朝、足と足の間に変な違和感があった。
それの、なんとも言えない不快さで目を覚まして直ぐに確認すると、私にあってはいけない、男の人のアレがあった。
「.........?」
それが何なのか、今どんな状況なのかを読み込むのに数秒間、調子の悪いパソコンみたいに止まって、ソレをじっと見る。
私の手の平ぐらいの大きさで熱くて、固くて、脈打って...わ、なんか、ころころしてるのも......
「...っ!?なにこれ!?」
無意識に、寝巻きの中に手を入れてふにふにと触っていたソレから手を離して飛び跳ねる。
そして...
ぎしっ
「ん、んわ、あわわっ!」
薄明かりが差し込む部屋の中で、スプリングの軋む音と悲鳴、直後に、わずかに揺れる部屋。
「いってて...」
思いっきり打ち付けた腰を労っていると、こんこん、小さく部屋の戸が叩かれているのに気付いた。
「タマヨー?すごい音がしてたけど、何かあったの?」
...お姉ちゃんだ。
私がベッドから落ちた音に気付いて来たみたい。
「う、うん大丈夫!ちょ、ちょっと転びそうになっただけだから心配しないで!」
所々、言葉がつっかえそうになりながらも急いで身なりを整える。
こんなところ見られたら、なんて言われるかわかったものじゃない。きっと...気持ち悪がられる。
分かりやすく平気、元気だってことを伝えるためにはまず顔を合わせて、その後は普通に『おはよう』とでも言えば大丈夫。
「......うん。」
一呼吸置いて、扉をゆっくり開ける。
「おはよう。タマヨ。」
「お姉ちゃん、おはよ...う...!?」
いつもの見慣れたお姉ちゃんに、いつものように朝の挨拶をするだけ。
それなのに...
「...?」
お姉ちゃんって、こんなに...綺麗だったっけ?
いや、普段のお姉ちゃんが綺麗じゃないって言っている訳じゃなくて、今日はなんだか...魅力的、と言えばいいのか...
こつん
「っ...!?」
気付けば、お姉ちゃんの顔が間近にあった。
額から伝わる体温によって、今の状況を理解出来たけど...
「顔赤いけど、やっぱりどこか調子が悪いんじゃないの?」
「だ、だいっ...じょ、ぶっ...!」
か、体が...熱い...
「熱っ!あぁもう、どこも大丈夫じゃないわ。すごい熱があるじゃない。」
熱...?
...言われてみれば、もしかしたらこれは、風邪なのかも。風邪かなにかで体調を崩してるだけなのかも。
「あ...」
歩こうと出した足がもつれて、つんのめるように体が落ちる。
「危ない!」
よりも前に、お姉ちゃんが胸で受け止めてくれた。
今は病気か何か。そうだよね?じゃないと...
「ベッドまで運ぶから、落ちないようにね?」
「ん......うん......♡」
じゃないと、こんなにもお姉ちゃんにドキドキするはずないから。
しちゃいけないから。
「大方、どこかで無理していたんでしょう?全く...」
どこか、怒っているような気がするけど、至近距離で揺れるお姉ちゃんの顔のせいでそれどころじゃない。
顔の輪郭が細くシュッとしてて、黄色い瞳が月みたいで美しい。
私のとは大違い。
わずかに、ちらちらとコマ送りの中に挟まれる艶やかな肌。
肩に触れる、沈み込むような、柔らかくてハリのある二つの膨らみ...
むく...
「ん......」
むくむくっ♡
「ぇ......!?」
な、なんでか、アレが大きくなって...!?
や、やだ、恥ずかしい...恥ずかしいっ...!バレないで、バレないでバレないでバレないで...!!
「とうちゃ〜く。」
ゆっくり、ゆっくりとお姉ちゃんの顔が離れていく。
良かった...
あの足を踏み外した、柔らかいベッドに逆戻りだけど、今はそれで一安心。
「...なんだか辛そうね。」
...?
手が、真っ直ぐ私の方に伸びて...
「最近は頑張り過ぎなのよ。たまにはゆっくり休みなさいな。」
あ...頭撫でてくれて...気持ちいい...
ゆっくりと細長い、しなやかな指が髪をかけ分ける。
かと思えば、今度は優しく私のお腹に手が添えられる。
眠たくなってしまうような手付き。
むく、びき、ビキビキっ...♡
とは反対に、余計に大きくなるアレ。
「ふう......ふうぅぅ〜......!」
お、おっきくなるなぁぁ〜!!バレるっ!バレちゃうぅっ!
頭とかお腹撫でられてるのにちんちんおっきくさせてるってバレるっ!!
やだっ、やだやだっ♡なんでかは分からないけど絶対バレちゃだめっ!♡
「顔が真っ赤よ?そんなに辛いの...大丈夫。良くなるまで傍にいるから。」
気付くなっ!気付くな〜っ!
「...」
「はーっ、はーっ...」
心臓が痛い。
「.........あら?」
「ひっ」
み、見られたっ!?
ご、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!
走り回った犬みたいに浅い呼吸を何回も繰り返す私...見つめるお姉ちゃん。
「...タマヨ。」
「ひ、はいっ。」
一体何を言われるんだろう。
そうビクビクと怯えながら待ち続けていたら、今度は思いっきり背中に手を回されて、抱きしめられた。
「!?......!?!???」
何が何だか分からなくて、いい匂いだとか、柔らかいだとか...そんな間抜けな考えばかりが頭を支配する。
「こんな時に言うことじゃないんだろうけど、私は少し嬉しいのよ。久しぶりに、お姉ちゃんらしいことが出来るから。」
何か言っている。言っているんだけど...
お、おっぱ...胸がっ...柔らかい物がムギュって私の胸に潰れて...
どくん
「っ!?お、お姉ちゃっ、離してっっっ!」
「あ...強かった?ごめん「なんかっ、きちゃうぅっ!」え...?」
ぶぴゅっ♡びゅ、ぴゅっぴゅっ♡♡
「な、にかっ、でてるっ♡♡でちゃってるぅぅっ!♡」
ぴゅっ...とぴゅっ♡
「はー、はーっ...♡」
ち、ちんちんの先からっ...なにか、でちゃったっ...!
「...これって...」
布越しに白濁とした液体を吐き出していた膨らみを指でなぞったお姉ちゃんは、間で糸を引く親指と人差し指を見つめている。
指の腹でぐちぐちと潰して引き伸ばしたり、鼻に近付けたり。
さあっと血の気が引く感覚をはっきりと感じて、身を投げ出すのもすぐであろうというぐらい。
「ご、ごめん、なさ...」
酷く青く鬱蒼とした顔で謝罪の言葉を述べようとしたちょうどその時だった。
「...もうこの際、細かいことは聞かないであげるし、許すわ。」
忘れてました。
お姉ちゃんは確かに優しいお姉ちゃんだけど、それと同時に災厄の狐でもあって、すごく怖いってこと。
「ほ、ホントっ!?」
「でも一つ...」
「とりあえず、ふーっ...♡私が満足するまで、私専用の