ボーグは産まれた時から別の記憶がある。日本という場所で生きた男の記憶が、魂がボーグには宿っている。
産まれたのは孤立した農村の息子。村人達が集まり、自給自足で暮らしている長閑な村。華やかさはないが安定はしている場所にボーグは産まれた。
「ボー、行くぞ」
「行ってらっしゃい、2人共」
父は農業を専門とする村人。他には狩り、衣服を作る役と他にもあるが家は農家だ。野菜を育てて交換に出して、服や肉を代わりに貰う。物々交換での生活がこの村の基本だ。
「ボーはあっちを頼む」
エッサホイサと畑を耕して、種を蒔き水をやる。作業は単純でもその回数が多いと疲れる。父も慣れてはいるが仕事が終われば息が上がる。随分と昔の生活に戻ったなと記憶がある身では思う時もあった。
(暇すぎ)
ボーグが産まれてから常に悩まされている事がある。それは村に娯楽が少ない事。何でか知らないがオセロ的な簡単なゲームはあるがそれも回数をこなせば飽きる。ゲームどころか本すら村では希少な扱い。村長の家とかにはあるだろうが立場的に頼む事は出来ない。
畑弄って飯食って、風呂に入って寝る。この生活に慣れると隙間時間も徐々に増えて来る。子供なので其処まで仕事が割り振らなかったのもあるが。暇すぎる時間をどう過ごせばとボーグは悩んでいた。
「ふっ、ふっ…!」
結果は今の行動が答えになる。自作した木剣を縦に、横に振り下ろしたり振り上げたり。現代社会の様にルールは細かくは無い。ならばと鍛錬っぽい事をして中二心を満たしていた。
どうせなら魔法とかあればなと思ったが、どうやらファンタジー過ぎない世界観みたいだ。騎士や盗賊とかは居ても魔法やドラゴンは居ない。性欲もまだまだ未発展となれば本当にやる事が少ないのだ。
誤算だったのは意外と楽しい事。剣持って技の真似事をしたり、普通に鍛えるのも悪くない。筋トレが趣味の人はこれが醍醐味なのだろうか。少しづつ成長する肉体を見るのが唯一の楽しみだ。
(羨ましい〜)
同い年の子供は居るがどいつもこいつも相手持ちばかり。
自分も近くに住む幼馴染が欲しかったが村外れだとそれも無い。胸にある悔しさを別の力に変えてボーグは剣を振った。
小さな頃から鍛錬ばかりしているボーグはちょっとした有名人。とは言っても変な子という意味での注目のされ方。
「将来は村を出たいのか?」
ある日父に聞かれたのはそんな質問。剣で鍛えてるから騎士にでもなりたいのかと勘違いされている様子。騎士自体に憧れが無いでも無いが。軍隊の様な生活はノーサンキュー。
冒険者とかあれば考えはしたが、無さそうだし村で嫁さん貰って普通に暮らしたいなと言うと父は安心したのかホッと息を吐いた。
「ボーにはそろそろ土地を与える。お前の家も建てたから明日からは其処で生活するんだ」
「子供が出来たら見せにくるのよ〜」
早いもので鍛錬か農業をしていたら15歳になりました。
鍛錬のお陰か筋肉質な体付きに高めの背。今では木剣だと物足りないので大剣を使いブンブン振り回しています。
鍛冶屋のおっちゃんから余り物で作られた欠陥品。重すぎて普通なら使えないぞとは言ったが、そんな物なら寄越さないで欲しい。普通に使ってる所見たらドン引きされた。
(嫁さんか…)
体ばかり暇潰しに鍛えてる間に同い年達は仲を深めていた様子。嫁取りの季節では村の若い衆が集まる。その時に見付けた相手と大体はゴールインするらしいが。果たして自分にも出来るのかはちょい不安。父の時は余る程女子が居たらしいが今回は男子比率の方が高い。生まれ変わって婚活に悩まされる日が来るとは思いもしなかった。
(寝るか)
嫁取りの季節が近付き村中は色めき立っている。イベントなんて数える程だし当事者じゃなければ対岸の火事。何処の誰は結婚出来る出来ないと話題はそんなのばかり。
嫁取り出来なかったらどうしようか。本当に一回くらい村を出るのもありか?とは言え自分の力がどれくらいかは分からないしなぁ。
(……ん?)
深夜頃だったか。ボーグはふと目が覚める。ボーグの耳はかなり良い。遠くからだが騒々しい音が聞こえた気がした。
起き上がり窓の方へと近付くと、村の中心からは火の手が見える。これは只事ではないなと一端外に出た時だった。
(──っ!?)
「ちぃっ!避けやがったコイツ!」
「外してんじゃねーよ!さっさと殺すぞ」
2、いや3人か。皮の装備を身に纏い、扉を開けると同時に刃が飛んできた。咄嗟に横に回避したが、我ながらよく避けたなと変な感心が出る。
賊かとボーグは判断した。村の中心ではこいつらの仲間が暴れているのだろう。1人2人ならば聞いた事はあるが、この規模は始めて。それに又聞きの前とは違い今は直に体験している。
「死ね!」
「おい、若い男だから売れんじゃねーのか?」
「知らね。今回は女目当てで良いだろ」
再び振るわれる刃を躱していく。何故だろう。会った時からこの3人には恐れを抱かなかった。先程も冷静に思考出来たのは恐れが無かったから。
1人、2人と斧、剣を振るう者が増えても変化は無い。
ボーグの家は両親の家から少し離れた場所にある。恐らく此処の後は両親の家にこの賊達は向かうだろう。となれば迷いは晴れた。
「!?」
避けて手元を思い切り叩くと武器を取り落とす。落ちた剣を素早く拾うと近くに居た賊を斬り伏せた。
血が大量に垂れ、その場に倒れた賊を見て不快感は感じたが殺せるなと判断した。
「ま、待っ──」
獣の解体を手伝った経験からか。意外と殺す事に抵抗は無かった。勿論ストレスは溜まるが無視できる範囲。武器だけを斧に変えると両親の家へと向かう。
「…成程、念の為逃げる準備はしておく」
「ボーグ、危険なら直ぐに逃げるのよ!」
寝ていた両親を扉を叩いて起こす。両親も返り血が付いた姿と火の手が上がる村を見ると緊急事態なのを察した。
父は最低限の武装をして母と奥に引っ込む。殺せそうなら先手必勝で殺しておいた方が良い。賊があのレベルなら何人来ても始末は出来そうだったからだ。
(十数人か)
中心に隠れて向かう。途中何人かの賊を始末しながら着いた場所では今日一番の賊が控えていた。捕まった女子供は縄で拘束されており、今は選別作業中だ。
捕らえても全部は管理出来ない。ならば後は殺すか楽しむかした方が良いといった所か。
(偉そうなのはアイツだな)
1人だけ分かりやすく装飾が付いた装備。頭の装備は鉄製でないし石でも殺せそうだな。
人数の確認は終えた。心構えをすると拳大の石を剛速球で投げる。頭にクリーンヒットしたからか血飛沫を上げて賊頭は倒れる。
動揺して浮足立った賊を近くの奴から始末していくと残ったのはあっという間に1人だけ。
「ひっ!?」
遠目から見た時も女らしいとは思ったが、本当に女性だったようだ。燃えるような紅い髪。恐怖から顔は引き攣っているがその容姿は美しく整っている。
(生かしておこう)
お前以外の賊達はと聞くと素直に答えていく。一応他にも伏兵は居ないかの確認は必要。この怯えようならペラペラ話してくれそうだ。実際残りの数と照らし合わせて賊も始末し終えた。女盗賊を拘束して女子供の縄も解いてやると、短かった賊の襲撃は幕を閉じた。
被害者は0ではない。とは言え大体は男からの犠牲者が多い。女性陣は老婆でもない限りは売り物として丁重に扱われていた。まあ半分くらいは殺すつもりだったが、その前までは優劣はつけずに扱われていたので外傷は少ない。
「ボーグよ。本当に助かった。ありがとう」
賊の遺体。火消しに重傷者の手当て。諸々に一段落がついた頃。ボーグは集会に呼び出された。村長も怪我は負ったが命に別条は無い。今回の騒動でのボーグの活躍は目覚ましく、この場に居た誰もが畏敬と感謝の念を向けた。
「何か望みはあるか?大体の事ならば聞いてやるが…」
集会に出ていた父は少し誇らしそうにボーグを見る。
ボーグへの褒美。これだけの事をしてくれたボーグに褒美を与えねば示しは付かない。ボーグは考えた後に、あの女盗賊について尋ねた。
「ああ、あの女ならば座敷牢に捕らえたままだ」
「じゃあ彼女が欲しいです」
「なんと!」
ボーグが捕らえた女盗賊。名前はアメリアと言うらしい。
大体の情報は得たが殺すとなると誰もがやりたがらずに村長も頭を悩ませていた。其処で捕らえた張本人からの要望。
ボーグならばあの女盗賊も下手な真似はすまい。ボーグの事を引き合いに出すだけでアメリアは酷く怯えた様を見せる。殺さないのならば引き取り先にはボーグが適任か。
「相分かった。しかし拘束はしておいて欲しい。まだ事件後で村人達も不安なのだ」
「分かりました」
「ボーグには更に褒美を渡す。皆も異存はないな?」
だが下手人の一人を明け渡すだけではまだ足りない。
ボーグには食料とボーグ宅に個人の浴槽を着ける事で内容は定まった。この村では村長や数える家しか個人浴槽は持たない。基本は共用の風呂場になる。それを考えれば破格の報酬だろう。
ボーグがアメリアを迎えに牢の前に立つ。するとアメリアはボーグに気付き、体を震わせた。
「わ、分かりました…こ、今日より、宜しくお願い致します…!」
アメリアの処遇が決まったと村人の1人が代わりに話し出す。殺されはしないと安堵としたのも束の間。これからはボーグと2人暮らしになると聞くと再び絶望した顔に戻る。
しかし断れば確実に殺される。ならばとアメリアは震えながら頭を下げて、少しでも気を良くさせようとボーグに媚びた。
「こ、此処がボーグ様の…」
手足には拘束具が着いたまま。その先には鎖が伸びて大きな鉄球に繋がっている。ボーグはそれを軽々と持ち上げてアメリアも運んだ。まるでライオンに咥えられている様に、アメリアは体を縮こませながらボーグの家まで連れられる。
(せ、狭いな。でも文句は言えないし…)
「す、素敵なお家ですね!流石はボーグ様です!」
アメリアは盗賊として刹那的だが豪華な生活をしていた。
自室もあり、其処に比べると人1人住むには充分でも2人でだと少々…といった具合。だがそんな態度は少しでも出せない。あからさまなおべっかを使い、アメリアはボーグの傍に寄る。
「んっ!?…は、はい!勿論断りなんてしません!ど、どうぞご自由に私の体をお使いください!」
(だ、大丈夫だよな?抱き締められたら骨折れたりしないよな?)
ボーグは事件当日から昂りとストレスが溜まっていた。
殺しと生存闘争。その2つの感情から家に入った時から既に股間の一物はビンビンに硬くなっている。
アメリアの肩を抱き、その胸に手を伸ばす。むんずと掴まれた胸はボーグの手の中で形を変えた。
「ひっ!?」
(な、何だよこの大きさ…!?)
アメリアの体型はスラリとしたモデル体型。胸は充分ふくよかで、お腹は締り、お尻も揉み心地が良い。我慢出来ずに脱がすと、所々に傷はあるが魅力的な体付きだ。
ボロンと肉棒を取り出すと、お腹につきそうな程に反り返る。アメリアの経験でも見たこと無い規格外の大きさに、ビクビクと震えていた。
(こ、こんなの挿れられたら裂ける!)
「…あ、あの!私が…んんっ!?」
(……あ、前戯してくれるのか…ガキの癖にませてんな…)
年齢を聞けば15歳ほどだとか。アメリアは22歳ほど。年下のガキに暴れられて負けたとは情けなく思ったが生きていれば勝ちだ。まだ経験も無いガキならば直ぐに挿入されて好き勝手に使われると恐れたアメリア。しかし目の前のエロガキは唇に唇を合わせると、片手は胸を揉みつつ、もう片方で女陰を弄り始めた。
「んっ…あっ…!」
(は、初めての割にはやるじゃん…んっ…これなら少しは楽しめるか…?)
「──ちょ、ちょっ!?そ、そんな所舐めると汚いだろ!?…あ、で、ですよ?」
アメリアの胸と女陰を手でもて遊ぶと、アメリアを抱えてからベッドの上に寝かす。そろそろ本番かと身構えたが、足を開かされるとボーグの頭が近付く。閉じて防ごうとしても力に勝てず、舌の感触が中に広がる。
(あ、洗ったからって其処舐めるか…?とんだ変態に拾われたな…)
「ふぅっ!?はあっ…!あくっ…?!」
(クソッ…駄目だ…初めての体験だから意外と…!)
「くぁっ…!??」
手の指とは違うぬめぬめとした生温かい感触。指よりも縦横無尽に曲がり刺激されると、快感が思ったよりも早く蓄積されていく。
体を仰け反らせて、絶頂の汁を噴き出すアメリア。初めてのしかも自分よりも下の子供にイかされたのがアメリアは悔しかった。
「…挿れたきゃ挿れろよ」
悔しさからおべっかを言うのも忘れて不貞腐れる。ボーグは顔に付いた液を指で掬うと、その指でアメリアの入り口に狙いを定めた。
(…入るか?このデカいの…)
「!…くっ…うっ…」
(せ、先端だけでも太ぇ…ガキの癖になんてもん持ってやがる…)
ズズズッ…とボーグの半身がアメリアの中に埋もれて行く。挿れた事の無いビックサイズ。冷や汗を垂らしながら、アメリアは進んで来る肉棒を感じていた。
「…は、入ったな…どうだガキンチョ…」
(気持ち良さそうな顔しやがって…こういうとこは男だな)
「んっ!?ゆ、ゆっくりと最初は動け!お前のデカいんだよ!」
腰を前後に動かしていく。仰向けになっているアメリアはその運動を感じるしか出来ない。この体勢では腰は動かせないのだ。胸を揉みながら腰を振るボーグ。
どいつもこいつも胸は揉みやがると心で呟く。言った通りにボーグはゆっくりと腰を振った。意外と言う事聞くなコイツと思いながら、アメリアは口を抑えて漏れ出る喘ぎを隠していた。
「…手、抑え…んんっ!…つけんな…あっ…!」
途中、ボーグはアメリアの手首を捕まえると、それをベッドに抑えてから腰を振った。少し早めの腰振りになり、アメリアの中が蹂躙されていく。
口を抑えられないアメリアは、その口から男を喜ばせる声を出し続け、ボーグの肉棒に快感を与えた。
「くぅぅぅぅ…!!!」
(…中に沢山出しやがって…孕んだらどうするんだっての)
一度ズルリと抜けた肉棒は、アメリアとボーグの液が混ざったテラテラとした淫猥な姿に。ドロリと栓が無くなるとアメリアの腟内から精液が垂れた。
「んっ、んっ、あっ、ひぐっ…!」
(こ、こいつまだやんのかよ…!すっかり夜だぞ…)
寝バックでアメリアに何度目かのピストン行為を続ける。
出しても出してもボーグの精力は尽きない。こっちでも強いのかよとアメリアは嘆息する。この日は結局アメリアがダウンするまで、ボーグとの交合は続いた。
「じゅる…じゅるる…ほら、行って来いよ」
(ったく、朝からしゃぶらせやがって…)
あれからボーグに飼われる生活が続くアメリア。服は村人と同じ簡素な物を着せられ、ボーグが出掛ける時には拘束を増やされる。ボーグが居る時は四肢の内の一つだけだが、そうでない時は全部に拘束具だ。
(酒もねぇし娯楽もねぇ。つまんねえ田舎だな)
アメリアの飼い主様は今引っ張りだこだ。力を発揮したあの騒動から、試しに狩りに連れて行くと人の数倍の獲物を狩り取ったとか。更には狩人に恐れられている巨大な獣に鉢合わせてもこれを討伐。それでいて分け前はキチンと均等に分ける律儀さも相まり、狩人達からも人気が出て来た。
衣服関連ではその奇抜な発想から新たな服が開発されているとか。ならその伝手でもっと良い服を寄越して欲しいが、まだ怖いので直接は言えない。
「くっ…!はあっ…!相変わらず太えなぁ…!」
(コイツのに慣れたらガバガバだっつうの。気持ち良くはなってきたけど複雑…)
飼い主様が帰って来ると直ぐに体を繋がらせる。気に入られたのかセックスに嵌っただけなのか。家にボーグが居る時はチンポを膣内に入れてるか、しゃぶるかが多い。
デカすぎて顎が疲れるから一度噛んでやろうかと思いもしたが、後が怖いので素直に従う。
「ほらご主人様ー、おっぱいでも吸いな」
(よし、吸い付いた。これで少し休憩出来るな)
何となくだがボーグの扱い方も分かってくる。性関連ならば素直に飼い主様は言う事を聞いてくれる。前に疲れたから休ませて欲しいとぼやいた時には、1日休みをくれた時は驚いた。
フェラに疲れ、おっぱいを見せつけ誘惑すると飼い主様は顔を埋めてチュウチュウおっぱいを吸う。吸い方はいやらしく、手付きもいやらしいが慣れれば休憩時間になる。
(デカい赤ん坊だな…)
こうしてアメリアがボーグとの生活に慣れて来た頃だった。
「うっ…!」
ボーグが家に居ない時間。アメリアはとても暇な時間を過ごしていた。すると突然吐き気を催し、桶の中に食べた物を吐き出す。
「…あー…とうとう来たか…」
避妊等知らない。そんな勢いで毎日種を注がれればこうもなる。アメリア自身何時かは来ると覚悟していたが、こうして現実になると思考が追いつかないものだ。
(捨てられんのかなぁ…やっぱ)
アメリアの経験上、妊婦は邪魔でしかない。食べる量だけは増えて少しでも間違えば直ぐに死ぬ。それが妊婦へのアメリアの認識。妊婦好きな売り手など稀。だから妊婦や遊び相手として孕ませるのだけは禁止されていた。商品への多少のお痛は許せるが、妊婦になられると管理が面倒臭い。
(はぁ…因果ってやつだっけ?自分がそうなるとはねぇ)
アメリアはボーグの所有物に近い立場。間違っても妻や妾として迎えられた訳では無い。初体験から女を学ぶまでは充分に使用されたし。面倒な要素が増えたのなら捨てられるのは自明の理。
「じゃあ暫くは控えた方が良いか」
「……は?」
だからアメリアは驚く。村を襲った賊の1人。そんな女の子供を認知すると躊躇いなく決断したのだから。
「…本気?それとも冗談とか?」
「本気。孕ませたんなら責任は取らないと」
「………」
呆然とするアメリアに、ボーグは近くの布を被せるとお腹を冷やしてはいけないと暖かい格好をするようにアメリアに言った。
それからはアメリアの体を求める事はなくなり、アメリアの世話を焼く事が増えたボーグ。
「大丈夫?」
「き…気持ち悪い…」
「横になりな。何かあったら直ぐに言って」
「……はい」
アメリアは生まれて初めて純粋な優しさというものを味わった。生まれも育ちも自分1人。体を使い頭を使い。何とか1人で生きてきた。ボーグに会った時には人生の最後を予感したが。まさかその結果がこうなるとは思いもしない。
「し、しないの?」
「したら赤ちゃんが危ないから」
「そ、そう」
調子が狂う。今までは性欲全開で何時でも求めてきた癖に。今は堂々と落ち着いた雰囲気を出す。知らないだけで他の女で性欲を発散しているのだろうか。
「大きくなったね」
「こ、こんなに膨らんで大丈夫なのかい?」
「大丈夫、普通だから」
(…くそっ、何で手握られたくらいで安心するんだよ…)
最近は特に精神が不安定だ。ボーグに非はなくとも当たり散らす時もある。それでもボーグは落ち着いて対応してくれる。感じた事のない父性。アメリアは無意識にソレを見出していた。
「う、産んだら捨てるのかい?」
「アメリアは自分のだし捨てないけど…」
「そ、そうだよね」
我ながら面倒臭い。これで何度目だ。捨てないという言葉を聞きたいが為に思わせ振りな言葉ばかり言ってしまう。
自分がこんな女だとは今まで思いもしなかった。
「じゅるる…じゅぽ…!」
まさか自分から奉仕をする時が来るとは思わなかった。
口でならと久しくしてなかった故に興奮して夢中になって肉棒を啜る。飲む事は禁止されているから、吐き出すしか無いが吐き出すと無性に寂しくなった。
「はぁ…はぁ…!」
「お疲れ様、アメリア」
「……うん」
(あー…もう良いか…うん)
赤子を腕に抱き。ボーグに褒められると心にぽかぽかしたものを感じる。前々から感じていたが、今日で目を逸らすのは止めにした。
「あっ!ああっ!ボーグ!」
久方振りにボーグに抱かれた時も感じるのは幸福感ばかり。今では拘束は外されたが、アメリアは此処を出る気は無くなった。
ボーグが出掛けている間は赤ん坊の世話をし、今では料理も勉強している。随分と変わったなと自嘲しつつも、今の生活の方がアメリアは好きだった。
ヒャッハー!鍛えた力で村の王になるぜ!くらいの感覚だったのですが思ったよりもはっちゃけなかったな。
襲撃により旦那を亡くした未亡人!
好きな人が居るけど主人公を引き止める為に差し出された同い年の娘!
力でハーレムだ!という感じだったのですが書いてると方向性が変わる。次書くとしたら未亡人からだね。