「新人の
飲食店へのバイトに向かう。すると上司から新人が来ると言われた。急だなとは思ったが最近は人手が足りなかったし有り難くはある。これでまともな人材ならば文句は無しだが。
上司に連れられ入って来たのはまだ高校生くらいの若い女の子。高2か高3辺りだろうか。もう少し歳が上だと予想していたから驚いた。
「流れについてはお前が教えてくれ」
「はい」
「宜しくお願いします。えーと、陽喜先輩?」
(いきなり下か、まあ良いけど)
黒髪のセミロング。背は平均的で容姿は可愛い系。身長差から見上げる様な姿勢を取られると、少々ドキリとする。女の子の後輩に先輩と呼ばれる事も無かったし、何だか新鮮な感じだ。
「高2か。じゃあ色々足りないよな」
「そうなんですよ~。欲しい物いっぱいあって…」
第一印象は話しやすい。明るくニコニコと笑いかけて来るから話を振りやすかった。他愛も無い会話を交わしながら指導を行う。
「レジお願い」
「はい!」
物覚えも良く初日ながらミスは少ない。気兼ね無く仕事を割り振る事が出来るのは助かった。これで少しは忙しさも緩和されるだろう。
(…ふーん、特に顔が良いって訳でもないけどなぁ)
ニコニコと陽喜に笑顔を作りながら、絆原紡は思考を巡らす。初対面の印象は普通。特に秀でた所もなく不可もない。特徴の無い人間というのが陽喜への評価であった。
(姉さんも何でこんな人に入れ込んでるのか…)
絆原紡。苗字からも分かる通りスビアとは戸籍上は家族である。血の繋がりは半分しか無い義理の家族だが、幼少期を共に過ごした。
姉妹仲は良好とは言えない。紡は姉であるスビアを嫌っているし、そんな紡の態度からスビアも紡を良くは思っていない。お互いに嫌い合う関係だ。
『あ、あのさ…お前の姉ちゃん紹介してくれない?』
(……は?)
紡がスビアを嫌いになった切っ掛け。それは初恋の男子を取られた事にある。例えスビアが意図したものではなくとも、幼い紡が敵意を持つ理由には充分だった。
歳を重ねれば今度は美しく成長していく姉への嫉妬が混ざり始めた。父を裏切った女の血。それが開花すると正に日本人離れした容姿は人々の視線を集める。徐々に徐々に、紡はスビアの事が大嫌いになっていたのだ。
(ま、惚れた理由なんてどうでもいいか。姉さんが本気ならそれでいいし)
今陽喜の職場に来たののも姉への当てつけが理由。何時の日からか妙に上機嫌な時が多いとは思っていたが、まさか彼氏を作っているとは思わなかった。姉が体を売っていたのは知っている。体の関係は男と沢山築いていたが、彼氏となると初めて見る。それに姉の様子からかなり本気であるのも察せた。となれば…
(どんな顔するのかな〜♪あー楽しみ)
かつて想い人を取られた恨みは未だに消えてはいない。どれだけ嫌がらせをしても気は晴れない。この恨みは同じ想いを味わわせてからやっと消えるのだ。姉の想い人を取る。来るとは思わなかった機会に紡は俄然やる気を出した。
姉の悔しがる表情を見たい。ただそれだけの為に貴方の職場へと潜り込んだのだ。
「成程、ありがとうございます。陽喜先輩!」
「分からない事あったらまた聞けよ」
(反応は上々…と)
素顔は隠しながら陽喜と接する。懐いた後輩を演じて小まめに接触を図ると、陽喜も悪い気はしないのか頬が綻ぶ頻度が増える。笑顔の奥でその様子を観察しながら着実に好感度を稼いでいった。
(…もう少しかな〜♪)
思ったよりも順調に進むから紡も内心では喜んでいた。後少しであの澄ました顔の姉をぐちゃぐちゃに出来る。想像しただけで笑みが止まらなかった。
「あ、あの…この後食事でも行きませんか…?」
「え…」
「す、すいません!急…でしたよね」
「い、いや…構わない…けど」
2週間程交流を重ねた後、もじもじとした様子で陽気に誘いをかける。こうした演技をした方が男は釣れる。これまでの経験から紡はそれを知っているのだ。思惑は見事的中し、ちょっと引く演技をすれば自分から引っ掛かってくれる。
「あ!ごめんなさい…つい」
「大丈夫大丈夫、飲むからさ。気にしないで」
ドリンクを頼む際に間違えた振りをしてアルコールを注文する。堂々と間違えれば意外と指摘し辛いのか目論見は上手くいった。一度酒を飲ませれば二杯目のガードは緩む。
「うーん…別れを切り出すとまた暴れるだろうし…」
「そうなんですか…大変ですね」
(何だ上手くいってないんだ姉さん)
少し煽てれば二杯目、三杯目と良い気分で飲み干していきすっかり酔っ払った状態が出来上がり。姉の彼氏という事であくまで部外者の立ち位置で探りは入れたが、どうやら仲は良好とは言えない様子。
どうにも姉からのアプローチに辟易しているようだ。
「愚痴なら幾らでも聞くので、どうぞ飲んでください」
「ごめんな…わざわざ誘ってくれたのに…」
「いえいえ」
(ふふ、チャーンス♪)
姉に一途なら面倒ではあったがその素振りも無い。寧ろ取るには最適な状況。仕掛けるなら今日だなと計算しながら更に酔わせていく。
「それじゃあ行きましょうか、陽喜先輩」
「あー…気持ち悪ぃ…」
「直ぐに休める所に行きますから、少し我慢してください」
ぐでんぐでんの貴方に肩を貸して、店から出て行く。勿論このまま家まで帰すつもりはない。既に候補としてホテルは選別済み。予約も済ませておいたからスムーズに部屋まで案内出来た。
「このアングルで…」
「zzz…」
部屋に着くと既に寝ている陽喜とツーショット。何枚か撮った後に気に入った写真を見繕う。それが終わればメッセージと共に姉へと送った。
『は?何これ』
『私の新しい彼氏♪今ホテルに入ったんだ〜』
『ちょっと待って!?これ陽喜でしょ!?何で紡と一緒に居るの!?』
「ふふふ…めっちゃ動揺してる」
反応は少し経ってから。珍しい相手からの連絡故警戒したのか返信は間が空いた。しかし添付された画像に写る人物を見てからは早かった。怒涛の勢いで連投を重ねて、今は何処に居るのかと問い詰める文面が何個も並んでいる。
「マジで本気なんだな~、姉さん」
連続して送られる文面を見ていくとその本気度が分かる。
この様子を見れただけでも、わざわざ潜り込んで演技をした甲斐があるというものだ。
スマホの電源を一旦切るとマナーモードにして陽喜の元へと近付く。
「それじゃあ姉さんの彼氏いただきまーす♪」
「zzz…」
部屋の中でブゥッ、ブゥッと鳴り続けるスマホをBGMに、等々紡は衣服へと手を伸ばしていく。先ずは上から、そして下へと順番に。
(んー…体型も普通だなぁ。あんま楽しめないかも)
先程までの上機嫌な顔から不満な顔つきへと変わる。清楚な女性を演じる為にと最近は男遊びは控えていた。それ故に欲求不満が溜まっているのだが、今の所期待外れだ。姉の彼氏でなければわざわざ相手にはしない容姿と体型。
「…せめてこっちはマシでいてよー」
ズボンと中にあるトランクスを掴む。もう一気に脱がそうとしたのだ。特に見ていて珍しい物は何も無いから。
半ば諦めが大半の中、勢い良く降ろしたズボンからは…
「……え」
(ちょ、ちょっ…嘘…!デ、デカくない…?)
一瞬何か理解出来なかった。あまりにも知っているサイズとは違ったから。遅れて理解が及ぶとその規格外の大きさに驚きが勝る。
確実に今まで見た中で特大のサイズ。空いた口が閉じず、暫く放心していた。
(ヤ、ヤバ…!形もエグくない…?)
──パシャ、パシャ
ブルブル震えるスマホを手に取り、メッセージは無視してカメラを立ち上げる。何枚か角度を変えながら写真を撮った。途中何度か触ったからか、少し勃ち上がり半勃ちになった所も撮影しておく。
「うわぁ…どうしよ!めっちゃドキドキしてきた…♡」
姉の彼氏。それ以上では無かった評価に新たな評価が加わった。特大サイズのペニスを持つ男性。殆ど萎えていた感情が揺り起こされる。
「はあ…♡ヤッバ♡どんどん大きくなるじゃん…♡」
写真を粗方撮り終えるとスマホを置いた。そして幹を片手で持つと軽く上下に擦っていく。刺激を感じたペニスは肥大化していき、硬さと熱が集まっていく。
「はあっ…♡はあっ…♡」
(匂いも何かキツくなってきたし…♡)
シュコシュコと手の動きが早まっていく。硬くなったペニスを扱きながら、じーっと視線は離さないでいた。少しづつ漏れてきた我慢汁は大量。ゴクリと唾を飲みながらその様子を見守る。
(あー!無理♡もう我慢できない♡♡)
「あむっ…♡」
このまま手で扱くだけでは物足りない。口を開くと大きな亀頭をパクリと口に含む。途端牡の匂いが口内に充満しクラクラした。
「じゅる♡じゅるるっ♡♡」
先端から溢れた汁を啜りながらカリ裏、裏筋を舐める。既に姉の事は一旦忘れて、夢中になって肉棒をしゃぶっていた。びくびくと反応し始める様子から射精が近い事を察知した紡。覚悟を決めて舌の動きを早めていく。
──ドピュルルル♡ビュルルル♡♡
「んごっ!?♡♡んぶっ…!!♡♡」
(ち、窒息するっ♡♡)
ホースから出た水の様に豪快な射精が始まる。一度は受け止め切る覚悟をした紡であったが、荒ぶる肉棒に弾かれ口を離してしまう。すると肉棒は暴れながら放出を繰り返し、やがて落ち着いた。
残されたのは呆然と射精し終えた肉棒を見つめる紡の姿だけである。
「……すっご…♡♡」
肉棒を見ながら、ボソリと紡は呟いた。
「はああっ…!!♡♡♡」
──ずにゅぅ…♡♡
(奥まで来るうぅ…!♡♡)
全裸のまま仰向けに眠る貴方の上に跨る。衣服は既に脱ぎ、お互いに産まれたままの姿で向き合った。ゆっくりと腰を降ろして怒張した肉棒を中へと導いていく。途中何度も休憩を挟みながら漸く挿入を終えたのだ。
「んああっ…♡♡」
(カリ…ヤバっ…♡♡)
流石に全部は呑み込めない。前屈みになりながら今度は引き抜く作業を開始。抜いていくと鋭角なカリが膣壁を擦る。
上下運動をしているだけなのにその快感は凄まじかった。
「ひっ…♡ひっ…♡」
(な、何回か腰振っただけなのに…っ♡♡)
動きを止めてそのまま動かない。色んな男のチンポを味わったが、そのどれとも比較出来ない領域にいる貴方のペニス。なまじ性行為に熟れた
「ん…?紡ちゃん…?」
「あ…♡お、おはよう…♡ございます…っ♡♡」
(…何で紡ちゃんの中にチンポが?……夢かぁ…?)
「──んおっ!??♡♡♡」
下半身から伝わる快感に漸く貴方の脳が起動していく。
寝惚けた瞳で周りを確認してから。自分に跨る紡を認識した。然し現状が理解出来ず、都合の良い光景にまだ夢の中なのではという疑問が消えない。
夢ならば良いかと紡のお尻へと手を伸ばし、掴む。そしたら下へとおろして腰を突き上げた。突然の一突きに紡は品のない声を上げる。
「あー…紡ちゃんのマンコ気持ち良い…」
「あ、ありがとうございまひゅ…♡♡」
「取り敢えず一発出すね…」
「んんんん!??♡♡♡♡」
紡のピストンにより快感は溜まっていた。起床し紡を抱いているという実感が湧くと満足感から射精が近くなる。宣言と同時に欲望を解放すると紡の中で濃ゆいザーメンが溜まっていった。
「ふっ…!ふっ…!」
「あひぃっ♡♡いくっ♡♡まだイったばっかりなのにっ♡♡」
1度目の射精が終わると起き上がり、紡を持ち上げた。そのまま駅弁ファックの体勢で、紡を持ち、下から突き上げる。ゴリゴリと膣壁をカリで擦られながらピストンは続けられる。何回かの腰振りの後に2度目のザーメンがプレゼントされた。
「ちゅ♡ちゅる…♡れろ…♡」
(キスまで許しちゃった…♡♡)
「出すぞ!」
「ひゃいぃっ♡♡」
正常位で犯され、深くまで肉棒を突き刺される。すっかりこの肉棒を受け入れられるくらいまで拡張され、最早ユルユルになるくらいまで広げられた。このチンポじゃないともう気持ち良くなれない。そんな予感を覚えながら3度目の射精を受け止める。
「ふあぁ……すぅ…」
「ふぅ…♡ふぅ…♡…寝ちゃった…♡」
4度目の射精が終わるといつの間にか瞳を閉じている。これ以上は少しキツかったから良かった。眠る貴方の上でうつ伏せになりながら、紡は息を整える。
「しゃ…写真撮って…」
「…zzz」
「…よし…OK…後は送って…」
何とかスマホに手を伸ばすと電源を入れる。ついさっき思い出したが姉へと意趣返しとして陽喜と関係を持ったのだ。途中の光景もカメラに収める予定だったが、思いの外のめり込んでしまったので忘れていた。せめて事後の様子だけを写真に撮り、姉のスマホへと送る。
『ゴチでーす♡この人気に入ったから本当に彼氏にしちゃいまーす♡』
「…これでよし、と」
(ああー…マジで最高の体験だったわ…姉さんに感謝しとかないと…)
直ぐに付いた既読からずっと張り付いていたのだろう。まあそれは後で聞くとして、今は新しい彼氏の胸で眠る事にした。疲れから眠気も限界だ。
「これから宜しくね、陽喜先輩♡…ちゅ…♡」
キスをすると、落ちる意識に任せて夢の中へと旅立っていった。
「マジかー……」
横で眠る紡を見て、陽喜は昨夜の出来事を思い出した。アルコールが抜けた頭は冷静に起きた事を認識し、事実を伝えていく。
「妹…マジで?」
「すぅ…すぅ…」
スマホを開くと夥しい量の着信とメッセージが目に入る。軽くメッセージに目を通すと、何処に居るのか、妹と何時会ったのかと質問、怒り、嘆きが混じったカオスな文面が何十個も届いている。スビアに妹が居たとは初耳だ。あんま話さないからな家族の事。
「はぁ…確実に面倒な事になるなぁ…」
理由はどうあれヤッてしまった。スビアと上手く別れるまでは女性と関係を持たないようにしていたが、まさかこうなるとは。酒を飲んでないのに頭が痛い。憂鬱である。
主人公は苗字は一回だけ聞きましたが基本スビアと呼んでるので馴染みは薄かったです。なので苗字が同じというのも今更気付きました。
主人公が引っ掛ける相手は基本まともでは無いので性格が悪いイメージで書きました。とは言え悪くし過ぎると不快感が出るから加減が難しい所。今回は上手く出来ていれば良いのですが。
此処まで読んでくれてありがとうございました。