※この作品はR-18です。

オリジナルエロ放り投げ場   作:ニンカタ

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二次と迷ったけど世界観とキャラはオリジナルだからこっち。
一応近親要素注意。


現代っぽい世界で念能力

 

「ただいまー」

「おかえりなさい。理来(りく)」

「姉ちゃんは?」

「帰って来たけど、友達と遊ぶからって出掛けたわ」

 

 なら好都合か。屋頼理来(やらいりく)は注意する人間を母親一人に絞ってから自室へと向かった。

 御年(おんとし)十歳。彼には普通の子供にはない二つの秘密がある。一つは前(・)世(・)と呼ばれる記憶を有している事。とはいえ詳しくは理来自身も思い出せはしない。性別。何歳まで生きたか。ぼんやりとした人生の経験を覚えているくらいだ。かつての名前については記憶の海の中である。

 

 ──何だかんだでもう十年か。

 

 前の家族も朧げにしか覚えてない。新たな母親の腕に抱かれて産まれ落ち、物心ついた頃にこの記憶を思い出した。残念であったのはこの世界が前の世界と似た歴史を辿った世界だという点。

 一度人生を全うした身からすると起こるイベント一つ一つがどうにも既視感。似たような経験は一度している。娯楽にしろ学習にしろ知っているものを再びやるのはとても退屈であった。そんな折である。

 

 ──何だこれ?

 

 三歳の頃に気付いた。自分自身の体の周りに何かが纏(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)と。後から気付いたそれは前世で読んだ漫画に登場する架空の技術。念(ねん)と呼ばれるもの。

 二つ目の秘密はこの世界で恐らくただ一人。念能力と呼ばれる力を扱える事だ。

 

 

 

「ふぅ……きっついな相変わらず」

 

 体に纏うものはオーラと言う。そのオーラを練(・)り上げ続けて限界が来たらオーラそのものを絶(・)つ。毎日毎日人の目を隠れて行っていることだ。その成果もあってか初めてやった時よりも練(れん)が長く保つようになった。

 纏(てん)。絶(ぜつ)。練(れん)。発(はつ)。念の基礎と呼ばれる技術を鍛え。──まあ、一つは基礎と言いつつも集大成みたいなもの。あまり手はつけてないが──そのお陰で練度は中々のレベルに至ったと自負している。三歳の時に研鑽を始めたのだ。これくらいになってくれないと困るとも言うが。

 

「とはいえ、いい加減何するか決めないとなー」

 

 滴り落ちる汗を備えていたタオルで拭ってからゴロンと寝転がる。今だけはフローリングの冷たさが体に心地よい。水分補給に飲んだスポーツドリンクがぼやけた脳をクリアにしてくれたような気がする。

 悩んでいるのは念能力の到達点。ズバリ僕の考えた能力。個人の資質により左右されるが自分の望んだ能力を作れるのが念の強み。個人の資質も既に分かってはいるのだが中々能力の具体案が定まらない。

 

「操作……何を操ればいいんかね」

 

 操作系(そうさけい)。六つある素質の中から自分の素質はこれと診断された。漫画に書かれていた有名な判断方法を使ってみたところ、水の上に浮いた葉っぱはゆらゆらと独りでに動き出す。その結果が示すのは操作系という訳だ。

 

「人操るにしても相当細かく能力作らなきゃだし……」

 

 好きな能力を作れるとはいえ何でも自由ではない。ちゃんとルールを考えて作らないと役に立ちそうで立たない能力が出来上がる。能力は一度作ったら取り返しがつかない。なので早めに適性は分かっていてもダラダラと基礎修行というお茶濁しで先延ばしをしてきた。

 

「んー………………」 

 

 カチッカチッと時計の針が進む音を聞きながらあーでもないこーでもないと考え続けた。

 

「あ」

 

 そして閃きとは唐突で脈絡がない。なんてことない日常の一幕に理来は生涯を共にする能力の糸口を思い付いたのだ。

 

 

 

 

「多分……完成したか?」

 

 あれから半年が経つ。思い付いてからは大枠を定めつつ細部を詰めていった。先達も居ない中での能力作りはかなり難航したが感覚的にこの日、出(・)来(・)た(・)。そう思えたのだから成功だろう。

 

「けど他人に使う能力だし、実(・)験(・)体(・)が必要だよなぁ」

 

 完成させた能力は他者に作用するもの。実際に使って使用した対象の反応を見てそれで漸く確信が持てる。想像通りの能力だと。

 

「知り合いがいいよな。で、毎日顔を合わせられて……」

 

 能力を発動する手順からある程度親しい事。更には能力が効いたと仮定して変化が分かりやすい事。他にも色々と考えた結果、第一号(ぎせいしゃ)の選定は済んだ。

 

「理来〜、ちょっと足揉んでよ」

「またマッサージ?」

「そ。今日結構走ったから疲れてんのよ。早くして」

 ──随分と変わったよな。

 

 ソファに座り、足を投げ出すように出したのは姉の里帆(りほ)。小さい頃はりっくんと呼んで優しく接してくれていたのに。ある時期から弟を雑に扱うのが主流になった。

 

『理来、アイス買ってきてー』

『理来。邪魔。どいて』

『これ借りるよ』

 

 弟に向けていた優しさは何処へやら、横暴という言葉がお似合いになり。日常生活にて小さな思う所が重なっていったのは必然と言える。

 

「……そういえば頭皮マッサージっていうの見たんだけど。試していい?」

「えぇ……何で? 嫌だけど」

「母さんにやってあげたいんだよ。姉ちゃん練習台になって」

「練習扱いかよ……チッ、一回だけだかんな」

 

 能力の条件其の一。相手に頭を差し出させること。この能力には対象の何らかの同意が必要不可欠。

 

「はい。髪乱したら引っ叩くから」

「やめてよ。痛いんだから」

 

 能力の条件其の二。この能力を発動出来るのは右(・)手(・)のみである。左手では勿論発動しないし、仮に右手が無くなれば能力も喪失する。

 

──『与えるのは恩寵か断罪か(ハッピー・オア・アンハッピー)』

 

 残りの条件は女性にしかこの能力は使えない。能力を発動出来るのは一度に一人までである、だ。今このリビングに父と母は居ない。父は仕事中だし母は外に買い出しに出ている。周りを気にせず、発動の条件も満たし、能力の行使に妨げはない。

 

「ん……あ……っ♡」

 ──な、何これ? すっごい気持ち良くて……何だか安心する……?

 ──初めてだし、捻らずに+方向でいいでしょ。

 

 差し出された頭にマッサージをする振りをして、その合間に能力を使う。

 『与えるのは恩寵か断罪か(ハッピー・オア・アンハッピー)』。右手で触れた対象に正か負の感情、感覚を覚えさせる。手で直接触れて対象の五感や脳を操作する事で体感を自由に操れる能力。これが屋頼理来の編み出した念能力にして発。

 この能力で今、里帆は快感と安心感とを同時に味わっている。ただ触れられているだけなのに、マッサージをされているだけなのに蕩けた顔が自然と作られてしまう。

 

「終わり。どうだった?」

「…………」

「おーい」

「え! あ、ああ。ま、まあ良いんじゃないの? うん」

 

 頭に触れている間も反応から効果があったのは分かっている。終わった後も手の平が離れると、寂しそうにその手を目で追ったのだから効力も中々。声を掛ければ慌てて何時もの姉の態度に戻るが、チラチラと右手に送る視線が止まらない。

 

「良かった。そろそろ母の日だし今年はこれで行こうかな」

「あ、あのさ!」

「ん? どうかしたの姉ちゃん」

「……れ、練習もう少し付き合っても良いよ。まだ下手な所もあるし。お母さんに今のままやったら……その、多分痛がると思うからさ!」

 ──良い感じだ。

 

 そうかなぁと惚けた態度を取れば、面白いくらいに慌ててそうなのと返す。この姿を見れただけでも能力を使った甲斐がある。残念ながら自分には使えないのでどれ程の悦楽を姉が味わったのかは分からない。けれど一度体験しただけでもこの変わりようだ。今の段階でも充分にこの力は効果を発揮してくれている。とても素晴らしい。

 

 ──この能力があれば二度目の人生も楽しめそうだ。

 

 

 

 

 私には三歳下の弟が居る。幼い頃から妙に大人びている変わった弟が。こっちの方が年上で姉貴なのに、どうにも世話を焼いている感じがしない。友達に話を聞いたら言うこと聞かないし生意気、そういうのが当然でうちのはお利口過ぎる事が分かった。

 ……って言っても面倒が少ないならそれも悪くないのかなと思う。実際に生意気で、言う事を聞かない弟を相手するのは嫌だ。想像するだけで手が出そう。だから変ではあるけどうちの弟はうちの弟。他所は他所と割り切っている。

 

「ほら弟。さっさと揉め」

「はーい」

 ──逆らわないし便利〜。

 

 家に帰ると弟にマッサージをさせる。中学に上がったからと勢いで入ったテニス部だが、これがかなりキツい。運動部なら多かれ少なかれキツいものだがキツいものはキツい。部活がある日は基礎練習で走り回る機会が多い。そうなるともう帰る頃には足がパンパンだ。

 少しでもその疲れを癒したいが疲れた体ではやる気も出ない。だからこうして弟の手を使う。呼び出して命令すれば不満そうにはしても逆らいはしない。

 

「次、左足ー」

「はいはい」

 

 部活のある日には大体させてるから少しは手際が良くなった気がする。言いはしないけど。そうしていつも通りマッサージをさせたら今日に限って弟が変な事を言ってきたわけ。

 

 ──全く姉を練習台にするとか少し生意気になってきた?

 

 お母さんにプレゼントとしてマッサージしたいから練習台になれ。要約すればこういう事を言ってきた。お母さんの為って言われたら少しは協力してやる気にはなる。でもそれで私を練習台にするのは何だか癪。

 

 ──そうだ。適当に理由付けて虐めてやろ。

 

 弟のマッサージの腕なんて高が知れてる。其処を理由にして姉を練習台にしようって言う根性を少し叩き直してやろう。弟の方へと頭を差し出しながらそんな事を考えていたのだが……。

 

「あっ……ん……ふああっ♡」

 

 ヤバい。一言で言うならヤバ過ぎる。理屈とかはよく分からないけど気持ち良くてすっごくふわふわする。弟の手が頭に触れて、指が動き始めた途端にビリリと電流が走ったみたいに気持ちいいのが伝わってくる。

 頭を撫でるように手を動かされると心の底から安心して。自然と目を閉じ、頭を預けてしまう。

 

 ──もっと……もっとして……!

 

 さっきまで考えていた策なんてすぐに忘れてまるで夢見心地。後から思えば他人に見せられないような顔もしてたと思う。でもこの時は何も考えられなかった。このマッサージをもっと受けてたいって事以外は。

 

「はあぁ……めっちゃ必死すぎ私……!」

 ──大丈夫かな? バレてない?

 

 マッサージが終わって弟が部屋から出て行った後に、恥ずかしさから枕に顔を埋めた。あっと言う間に終わった弟のマッサージ。勿論物足りないと感じた私は無理くりな理屈を捏ねくり回して、弟にまたマッサージをするようにと約束させた。

 

「くっそ、何だよあれぇ……反則でしょ。何であんな上手いの?」

 

 理不尽だとは分かってもつい八つ当たりしてしまう。今まで姉として弟の上に立っていたのに、恥ずかしい所を見せてしまった。どんな顔をしていたかは分からないが想像すると恥ずかしさが増す。

 

「……受けるのはいいけど、次からは気を付けないと」

 

 里帆は恥じらいを抱えつつ、次はこうならないと強い意志を持って心に決めた。その決意が容易く打ち砕かれるのを彼女はまだ知らない。

 

 

 

 

「んっ、んぅ……♡」

 

 能力を行使してから数週間が経つ。すっかりと姉はこの能力の虜になり、一日に最低でも一回はマッサージを強請(ねだ)るようになった。

 最低でも一回だ。日によっては何回も遠回しに催促してくるのだから最早中毒の域。思ったよりも効き目が強かったのは好都合。こっちの方から色々と画策する必要が無いから楽だ。

 

 ──そろそろ変化を与えてみるか。

 

 今の状態でもかなりの依存は芽生えているがあくまでも姉としての仮面はまだ崩れていない。マッサージを頼む時もお願いではなく命令の体が強い。これではいけない。自(・)分(・)が(・)上(・)で(・)姉(・)が(・)下(・)。それが当たり前と思える程にしっかりと調教しなければいけない。

 

「は? 今日は出来ないって?」

「今日はっていうか暫くは無しにしてよ。流石に毎日やるのは疲れたって……」

 

 敢えて今までは姉の言う通りに頼まれればマッサージはした。なのでこの日、初めてマッサージを拒否されて姉は心底訳が分からないといった様子。断る理由が個人的な理由だと分かると理不尽にも怒りを募らせていく。

 

「あんたねぇ、私がやれって言うんだからやりなさいよっ!」

「いや……もう充分練習出来たしいいかな」

「──〜〜〜っっ!!」

 

 姉の怒りを増幅させる為に挑発的な態度を取り続ける。キレさせてキレさせて、どんどんヒートアップしてくれればいい。その方が望む展開になる。

 

「痛っ!?」

「いいからやれ。でないともう一回だから」

 

 大分頭に来た姉はついに実力行使に出た。実際はあまり痛くないのだが痛がる振りをしながら様子を伺う。表情が変わらず怒気を含んだ顔付き。今の行動が微塵も悪いと思ってなさそうな態度。

 

「……分かった。やるよ」

「ったく、始めからそれでいいんだっつーの」

 

 この後の行動にこれで大義名分が生まれた。渋々やる素振りを見せれば姉は自然と頭を差し出してくる。これから味わうのが何時もと同じものだと疑わずに。

 

「──ひっ!?……」

 

 手のひらで触れた頭に今日は負の体感を流し込む。流し込んだのはシンプルな恐怖心。途端身を縮こまらせ、姉は小刻みに震え始める。

 

「……姉ちゃんさ、少し調子乗り過ぎじゃない?」

「え、あ、ひっ……!」

 ──怖い怖い怖い怖い!! 何で?! 何で?!

 

 気が緩んでいる時に与えられた恐怖はこれでもかと効いた。言葉を発し、視線がこっちを見ると怯えの色が増す。理由は分からないが弟が怖い。理由もなく与えられた恐怖心は方向性を加えられ、弟に感じる恐怖へと変わる。

 

「頭、結構痛いんだけど」

 

 ぐいっと頭を掴み、顔を近付ける。そうすると短い悲鳴が聞こえたが余りにもか細い。逃げたくても体が震えて言う事を聞かないし、頭は強く掴まれている。今の姉は恐怖を直に味わうしか出来ない。

 

「ご、ごめ……ごめんっ……」

「…………」

「ゆ、許して、許してっ……ください……」

 

 生きた心地がしない。一言で言えばこの言葉がピタリだ。この状況から抜け出す為に姉は頭を回転させてから、何とか謝罪の言葉を吐いていく。其処に弟だからという変なプライドは無く、自らよりも上の存在にただ許しを乞う。そんな姿勢が見て取れた。

 

「──うん。許す。痛かったからもうしないでよ?」

「え、あ、うん! うん! しない!」

「悪い事したら謝らないとね。それで許したら仲直り」

「んっ……そうだね。……ごめんね理来……んぅ……」

 

 謝罪されて許しを与えたら今度はマイナスからプラスへと変更。これまでの体感と同じ気持ち良さと安心感を与える。一転変わってぽかぽかとする感覚に身を包まれながらも、里帆の心の底には確かに先程の経験が刻まれた。

 

 悪い事をすれば叱られる。ごく当たり前の行為もこの能力を併用すれば絶大な効果を得る。現にこの日以降、里帆から弟への対応は変わっていく。

 

「今日はしないの?」

「う、うん。理来も疲れてるかなーって……」

「そう? じゃあ今日はなしにするよ」

「うん……」

 

 一つは様子を伺う様になった。今までは此方の都合なんてお構いなしだったのに、気遣って強制をしなくなる。これは与えた恐怖が今も後を引いている証だろう。

 

「今日はやれるけどやる?」

「……お願いしてもいい?」

「おっけー」

 

 恐怖は残っていてもあの体感を求めてはいる。だから此方から誘えばおずおずと誘いに乗る。胡座をかいた上に頭を預けさせ、能力を使う。

 

「んぅ……あぁ……」

「気持ちいい? 姉ちゃん」

「うん……気持ちいい……」

 

 この状態が出来上がれば後は簡単だ。好む反応をすれば褒美を与える。そうでなければ罰として恐怖を与える。飴と鞭という分かりやすい二刀流で姉を自分好みに調教していく。

 

「…………」

「抱き締めてて楽しいの?」

「うん。何か安心する」

 

 能力への依存はやがて弟への依存へと変わっていった。まあ能力があるなんて発想は普通でない。他の人間にされたとしてもこの感覚は味わえないのなら、特定の人間にされるから心地良いんだと理解した方が納得出来るだろう。

 そう納得したからなのかは知らないが、ある時期からスキンシップが増えた。気付けばよく近くに居るし、何なら最近ではお風呂も一緒に入ってもいる。心の距離も体の距離も前とは雲泥の差で近い。

 

「理来くん、私ってかわいい……?」

「急にどうしたの? まあ普通に可愛いんじゃない?」

「……ありがと。嬉しい」

 

 能力を使い+の感覚を与える時に容姿やスタイルを褒めてみたりもした。異性として弟を見られるか、意識させる為に行った事だが成功したみたいだ。

 艶の乗った、とでも言えばいいのか。自分に向ける声色は甘く、優しさを含んでいる。瞳にもただの弟に向ける色とは別の色合いがあり、見る人が見れば分かりそうな熱量。

 

 ──しっかり躾けて良かった。二人きりの時じゃないとバレバレだわ。

 

 理来くんと甘ったるい声で呼ばれながらぎゅうっと抱き締められる。スレンダーな体型なので膨らみはそこまでだが、女性特有の柔らかさは肌で感じる。部屋なのでシャツと短パンで薄着なのも相まり、柔肉の感触ははっきり。

 

「姉ちゃんは僕のこと好き?」

「好き。理来くん好き」

 ──即答だな。

「それは弟として? それとも男として?」

「……それは……えっと……」

 

 迷うか。とは言っても異性として見てないというより、男として見てると言ったら引かれるかと心配してる感じだ。依存を深めたが倫理観は狂いきってない。肉親に向ける情として不適切だと思っているのだろう。

 なら、此方からも後押ししてみよう。

 

「僕は姉ちゃんのこと女として見てるよ。めっちゃエロいし」

「エ、エロっ?! も、もう! ……本当?」

「うん。最近よく甘えてくるから可愛いくてエロいなって思ってる」

「……そっか……♡ そうなんだ……」

 

 膝の上に頭を乗せて撫でられる状態から、今では抱き合って撫でるスタイルになっている。正面から弟の胸に抱き着いて、顔を埋めたまま撫でられると声をか細く出しながら受け入れる。懐いたペットのようで可愛らしい。

 薄着の状態で悶えながらもぞもぞと動くのだから、所々で色んなものを目にする。精通を既に果たした身では目の毒。能力の使用中は結構ムラムラする。

 

「姉ちゃんって彼氏いるの?」

「い、いない! いない、です……」

「そっか。じゃあ付き合う? 姉ちゃんが欲しいんだよね」

「あぅ、おね、お願いします……!」

 

 依存対象から受け入れられる、その喜びは計り知れない。里帆は埒外の幸福を噛み締めながら返事をする。少々吃ってしまったがご愛嬌。この喜びの前では些事に等しい。

 

 

 

 

「うーん、おっぱいって凄い柔らかいよねー」

「んっ、あっ……」

「次はこっち触るね」

「う、うん……あんっ……!」

 

 彼氏彼女という関係が追加されても、築いた上下関係から言う事には基本逆らわない。興味もあったし女体の研究を姉の体で行い、知見を深めていく。

 一個ばかし能力を作ったが感覚的にはまだ能力を増やせる余地はある。大体欲望を満たす為の能力を作る予定だが、今の所は具体案はない。

 なので発想の足掛かりになる経験や知識は何でも募集中だ。好奇心と実益を兼ねて姉の体を手のひらで弄っていく。

 

「あ、乳首硬くなってきた。興奮してるの?」

「してる……りっくんに触られてるから……」

「よっと」

「んん──っ!?」

 

 異性に、しかも強い想いを抱いている相手に触れられ続ければ反応も良くなる。上気した頬に不規則な息遣い。検証として触っている最中に何回かは軽くイッている様子。

 

「ふぅ、ふぅ……♡」

 ──んー、そろそろ一発抜いとくか。

 

 そんな様を見ていると当たり前だが此方も興奮してくる。一々ヤッていたらキリがないのである程度は堪えているが、流石に硬くなった半身が限界に近い。

 

「里帆姉ちゃん、これ宜しく」

「…………」

 

 コクコクと頷いてから姉は立っている自分の前に四つん這いで寄ってくる。ズボンを下ろし、パンツの中から半身を取り出すと軽く手で握る。

 

「いっぱい出て来てる……透明な汁」

「里帆姉のエッチな姿見てたからね。もう我慢出来ないや」

「嬉しい……私でこうなったんだ……あむっ」

 

 竿を握り擦っていけばどんどん先から汁が溢れてくる。先端から垂れた汁は落ちて、里帆の手に着いていくが里帆は気にせず、汁を着けたまま肉竿を扱いていった。

 仁王立ちする弟から伸びる肉の竿。うっとりとした目でそれを見つめ、夢中になって快感を与える。充分に手で扱き終えたら今度は口の中に受け入れ、生温かい湿り気のある感覚が肉棒を伝って来た。

 

「じゅる、じゅるる、ちゅぱ……ちゅぱ……れろれろ……」

 

 ぎこちない舌使いだった時から幾分か慣れた舌使いに。弟の肉棒を舐めるのに恥じらいはあっても、拒否感はない。これは充分に調教したお陰だろう。それ故に上達は早く、気を抜けば直ぐに果てそうなくらいには技巧も磨かれていた。

 

「里帆姉……チンポ気持ちいいよ……っ」

「んっ、んっ。ずろろろ……ちゅる、ちゅるる、んむっ……」

「ああ、いいっ……!」

 

 一匹の雌を支配下に置いたという征服感。懸命に奉仕を続ける女への愛着。何よりも姉であるのにこんな事をさせている背徳感。色々な感覚が自分の中で混ざり合って興奮を昇華させている。

 

「そろそろ出るっ」

「んっ!?」

 

 あまり我慢するつもりがなかったのもあるが、射精までのゲージは直ぐに溜まった。姉の頭を掴んで引き寄せる。奥まで肉棒を差し込んでから放出した精は彼女の口内を汚していく。

 ぷるぷると震えながら此方の服を掴み、何回かに分けて喉を鳴らす。徐々に、放出された粘り気のある液体は量を減らしていき。

 

「ふぅ、ふぅ……!」

「……全部飲んだ? よく出来たね、姉ちゃん」

「……ん♡」

 

 手のひらを見せれば自然と目線を下げる。撫でやすい位置にある頭を能力を使いながら撫で、先程までとは違った快感を姉は今感じている。奉仕を上手く出来ればこうして褒められる。上達の理由にはこれもあるのかもしれない。

 

「まだ元気なんだよね。今度はそっち使わせてよ」

「分かった。りっくんがしたい事なら、お姉ちゃん何でもしてあげるから」

 

 若い肉体は性欲の回復が早い。念の技術で生命エネルギーが溜め込まれているのも一因にあるのか、何回か発散しなければ収まりがつかないのだ。

 このまま口で奉仕を続けてもらってもいいが、気分は違う方。頭を撫で終わった後に言えば、姉は直ぐに体勢を変えて手を床についたままお尻を向けた。

 

「もう準備万端だ。糸が凄く引いてるよ」

「りっくんのオチンポ舐めてたら興奮してきちゃったし……セックスするってなったら余計に……♡」

「もうすっかり弟とのセックスに嵌ったね。里帆姉ちゃんは」

「はい♡ 弟とのセックス大好きです。でも、弟だけど彼氏だし良いよね……?」

 

 下半身に履いていたズボンとパンツを取り払い、ひくひくと動いている花弁を見る。指を入れればすんなりと奥まで飲み込まれていき、抜こうとすると軽く吸い付いてきた。中学生に上がったばかりの年齢だと、まだ狭く未成熟といえる密園。

 まだ大人になり切っていない自らの半身でさえ、初挿入の時は相当にキツかった。今では回数をこなした事である程度熟れてはきているが、それでも締め付けはかなりのもの。

 

「セックス大好きなお姉ちゃん彼女に挿入してあげるね。いっぱい喘いで僕を興奮させてよ?」

「──んんっ!!? はいっ……♡ 弟彼氏のオチンポ様で沢山気持ち良くなりますっ♡ お姉ちゃんの雌声でりっくんも沢山気持ち良くなってください♡」

 

 熱り立った肉棒を勢い良く捩じ込む。ゴムは着けてないがま、大丈夫だろう。最奥まではまだ辿り着けないが、何れは其処も征服する。今は幼い体での密事を楽しむ。

 情交を使った関係の深化は想像以上の効果があった。元々依存状態は定着していたが、肉体同士の繋がりを得る事で更に悪(・)化(・)──とこの場合は言った方が良いか──していき。

 自分という存在に対する崇拝。狂おしい程の愛情、そして執着。毎日小一時間は体を密着させていないと禁断症状を発する深い依存心。他にもあらゆる感情が渦巻いては姉の中で脈動している事だろう。

 

「ほら、ほら! どう?」

「──いぃぃ♡ いいですっ! 弟のチンポ様♡ 膣壁をゴリゴリして、最高ですっ♡」

 

 竿の長さは足りなくとも、何回もした経験からよがる箇所は分かる。有り余る体力と鍛えた肉体による力強い腰振りで自分の雌を気持ち良くさせていく。

 ……ぶっちゃけ適当に腰を振るだけでも姉はイキ狂う。この世で一番に愛する男。比喩でなく本気でそう思っている相手とのセックスは滅茶苦茶に気持ちが良いようだ。

 

「好きっ♡ 好きっ♡ 好き好き好き好きぃぃっ゙♡♡♡ りっくんもりっくんのオチンポ様も大好きぃぃぃ♡♡」

「そら! 一発目出すよ!!」

「──んんんんんっ゙♡♡♡♡」

 ──相変わらず凄ぇイキっぷりだな……。

 

 ガン攻め×言葉責めの相乗効果も相まり、一発目出すだけで相当腰砕け状態、何なら気絶する時もある。その時は気にせずそのまま気絶した姉を使うけど、起きてた方が反応があるので好み。だから気絶するなよと念じてから毎回中出ししてる。

 

「起きてるー? 姉ちゃん」

「りっくん……♡ りっくん……♡ えへへ……♡♡」

「起きてるな。じゃあ直ぐに二回目いくよー」

「──んぎっ!??」

 

 気絶してなければそれでいい。バックから突いてたから、今度は引っくり返して仰向けに。正常位の体勢で挿入したらそのまま腰を突き立てる。

 突然来た快感に驚いても少し時間が経てば復帰して、正面から抱き締められる。どんな体位でも好きとは言っていたが、反応から見るにこうして正面同士で抱き合い、密着するのが好きと見える。

 現にさっきからきゅうきゅう雌穴の中が吸い付いては収縮を繰り返しているし。キスをしながら腰を振ってやれば歓喜の表情を浮かべる。

 

「ちゅうっ! ちゅううっ、りっくん……あむっ、んんっ♡ んんんんっ♡♡」

 

 この後もノンストップで何度も射精したお陰で漸く収まりがついた。鍛えたから精力が増えたのはいいが、殆ど気をやるまで抱かないと収まらないのも考えものだ。

 

 




姉の容姿は黒髪ロングでスレンダーって覚えておけばいいよ。顔は綺麗よりかな?

念能力診断みたいなのだと自分、操作系が良く出るんだよね。なので操作系を元に考えてみた念能力にストーリーを付けたやつ。

『与えるのは恩寵か断罪か』

発想元は撫でポから連想していった。相手に触れて感情とか弄るんなら操作系の範疇でいいでしょって感じでこの能力をメインに。
制約は片手で〜、どうせ使うのは女性だけだから女性だけ縛りにして〜と考えて最終的には4つくらいの制約になった。
一度に使えるのは一人までは、例えば二人同時に頭を寄せて片手で両方触れたとしても能力発動するのは片方だけだよって事。
頭を差し出させるのはそのままで、後は頭に何か付いてるよとか言って許可を得て触っても同意判定で能力は発動する。ある程度は緩くした。

取り敢えず形にしたかったので続きは未定。ちなみに姉を堕とした裏で母親にも能力は使ってるので大体家の中は掌握済み。この後は学校とか近所辺りからハーレム拡大していく路線だね。続くとしたら。

最後にちょっとした相談事を活動報告に上げるんで、良かったら見て何か意見をください。詳しくはこれを投稿した後に追加する活動報告を見て頂ければ。

では此処まで読んでくれてありがとうございました〜。
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