俺の性癖の芽が発芽したら、妻の性癖が大きく開花した 作:Tifa Lockhart
10分という時間で俺の心は変えられてしまった。凛と飯村がセックスしてる動画だと思ったがその程度ではなかった。毎日中出して、飯村だけじゃなく沢山の男達から精子を受けていたんだ。アナルおしっこなんて……
まるで何日も苦痛を与え続けられたような気持ちだった。心は疲弊し疲れ切っている。
一人の男に触れられ、嫌がっていたはずなのに、体はセックスを求めてる。
そうして自ら名前も知らない他人と、中出しセックスを求める女になっていた。たった10分の動画の中で俺の知っている凛はいない。
もう全て変わってしまったんだろう。俺の愛した女性はいなくなり、愛する資格をなくし、俺への愛もなくなってしまったんだろう。
朝は元気に挨拶してたんだぞ……
”行ってらっしゃい”って、いつも通りキスしてたんだ……
しかし、部屋に籠っても何も変わらない。凛と話をしないと。
鉛のような重い体を動かしてリビングに戻る。凛は同じ場所でうつむいたまま椅子に座っていた。テーブルには数十個のUSBメモリと白い紙が置かれている。
USBメモリには日付が書いてあり、凛とセックスした時は毎日録画していたのだろう。この中に凛と飯村の全てが入っている。全て計画的犯行なんだ。
凛の心と体を支配して、別れさせる計画なんだ。そのラストは他人と喜んで交わる姿と、俺と離婚をさせること。
胸がキリキリすると同時にUSBを見てみたい欲求が湧き出てくる。今はUSBの内容よりも大切な事がある。
「み……見てきたよ」
「ごめんなさい」
そう言うとテーブルの白い紙を目の前に突き出す。大きな紙の左上には[離婚届]と書いてある。手が震えて肩を強張らせていた。予想しなかったわけじゃないけど、いきなり離婚届を突き付けられるとは思わなかった。
「凛は……」
「ごめんなさい、動画見たでしょ。秀一さんが仕事している時はずっとセックスしてた。ううん調教されてたの」
離婚届に置いた手が震えている。引きつった笑顔を向けているが目には涙が浮かんでいた。
いつからか分からないけど、ずっと考えていたのだろう。表面上は良い妻を取り繕って裏では飯村とセックスを続けていた。表と裏の顔が破たんしてしまったんだ。
世間にあふれる浮気話と変わりないのかもしれない。旦那に傷つけられ、近くに心の傷を癒す相手がいる。いつの間にか愛想をつかし心は離れていた……
「凛は……嫌いになったのか……俺を」
「ごめん……気付いちゃった。私ね、まだしゅう……秀一さんを愛してる。いえ、今までで一番愛してるかもしれない」
「だったらまだ……」
「でもね! セックスは愛が無くても感じるんだって。名前も知らない男の性欲のはけ口にされるのって気持ち良いって! そう感じたの……」
潤んだ眼から涙が落ちた。無理して笑顔を作っているけど唇は震えている。一瞬目が合ったけどすぐ逸らした。罪悪感からなのか、俺を嫌いになったからなのか。
「……」
「これはね、私が本気であなたを愛してるから、その反動なの。名前も知らない男の欲望を、子宮で受け止めるって気持ちいいんだって……罪悪感が大きいほど他人とと……こ……交尾が、本気で気持ちいいんだって気付いた」
"交尾"と言った瞬間、俺と目を合わせた。恥ずかしい言葉を吐き出す顔を見てほしかったんだ……
「そんな……愛してるのに他人を求めるのか?」
「秀一さんだって……」
「お願いだ! ”秀一さん”って呼ばないでくれ! 今まで通りに……呼んでくれないか……」
「……うん。しゅう……秀ちゃんだって寝取られ性癖持ってるでしょ。私が他人に抱かれるの好きなんでしょ?」
否定は出来ない。付き合った時から、いや、付き合う前のナンパされてるところを助けた時から始まっていたんだ。誰かに言い寄られ、触れられることに興奮を覚えていたんだ。
「そう……うん、そうだ。凛が触れられる事で興奮してたし、凛は飯村に抱かれてる姿を妄想してた」
「だよね……飯村さんに抱かれた時……3回目に逢った時かな。秀ちゃんと飯村さんのLINE見せられたの。”もっといやらしい行為見てみたいって”言ってたね」
「それを見せられたのか……」
飯村はあえて見せたのだろう。凛は飯村を嫌っていたんだ。触れられただけで嫌悪し、どうにかしてほしいって言ってきたんだ。そうやって拒んでいた心を溶かしていったんだ。セックスすることは旦那のためなんだって……
「それで思ったの。秀ちゃんが求めてるなら、喜ぶなら飯沼さんとセックスしてみようって。何回もする訳じゃない。たった5回逢うだけだから」
あいつは俺には3回の約束だったのに5回もしたんだ。しかもセックスも何回もしてたんだな……
「俺とは3回胸を揉んだり愛撫するだけって言ってたんだ……」
「回数じゃないの……LINEを観た後、私の奥にあった性癖が目覚めたんだと思う。秀ちゃんと電話しながらセックスしてる動画、あったでしょ?」
「あぁ……気持ちよさそう……だった」
「本当に心の底から気持ち良かったの。たった2回目のセックス。でもその時に気付いちゃったんだ。背徳感のあるセックスを求めてるんだって。それでも否定してたんだよ。心も体も秀ちゃんを愛してるって、感じてないって」
「……」
「4回目に逢った時に、”旦那さんと気持ちいいセックスしてるなら私とのセックスは止める? ”って言われて5回目はなくなったんだけど……でも私から愚痴とか聞いてほしいって連絡したんだ」
「え!凛から連絡を……」
「表面上は、”愚痴を聞いてほしい”なんて言ってたけど、もっとセックスしたかった。背徳感と罪悪感いっぱいのセックス」
凛の顔が紅潮してきた。まるでセックスする直前のような、淫らな顔。公園でセックスした時も同じ顔だった。
「寝取られ性癖。私は秀ちゃん以上に、凄く凄く大きかったみたい。電話しながら、他人とのセックスって凄く気持ちいいんだよ。バレるんじゃないか、嫌われるんじゃないかって思えば思うほど! 凄く凄く! 気持ち良くて! 心臓がギュ──ッって握り潰されるみたいに!」
「そんな……」
「今日は9時半に帰るって言うからギリギリまでセックスしてたの。いつもは7時でしょ? 2時間も多くセックスできるんだ♡って凄く嬉しかった。飯村さんにLINEの通知を見せて喜んでたの!何回も絶頂を味わえる!子宮の奥の奥に、精子入れてもらえるって! それでね、駅を降りた時間を見計らって中出ししてもらったんだよ。愛してる秀ちゃんの近くで、目の前でセックスできるなら! そんな最高の快楽が味わえるなら……んっ、はぁ、はぁ。ねえ、視てて」
そう言うと立ち上がり俺の前に来た。恍惚の表情を浮かべ、涙を流している。体は紅く紅潮して少し震えている。
「はぁ……はぁ……今、アナルにディルドゥ入ってるんだよ。動画で見たでしょ……」
「え! 今!お尻に?」
まさか凛の体の中に動画で見たディルドゥが入ってるなんて思いもしなかった。今も凛は飯沼とプレイ中なんだ!
凛は後ろを向きお尻を突き出す。 スカートを捲るとパンティは履いてない。 太いディルドゥの黒い淵がアナルを隠している。 動画で見た物と同じだが、実物は凄くグロテスクで、こぶしよりも大きいサイズに見える。
「ごめんね、アナルは飯沼さん専用なの。秀ちゃんには入れさせるなって言われてるんだ。だから見せるだけ」
動画で言ってたことを忠実に守ってるんだ。旦那の俺を愛してるのに、アナルは飯沼しか使わなせないことで背徳感を増幅させてるのか……
オマンコからは精子が溢れ、太ももを伝っていた。俺の数倍の量が太ももから流れている。子宮の中にはさらに大量に溜まっているのだろう。
「はぁ、はぁ、ディルドゥって凄く力まないと出てこないの……今見せてあげる!」
そう言うと、更にお尻を突き出し、お腹を押さえて力んでいた。 ディルドゥは円を描く様に数センチ飛び出してきた。 ブチュッと音がして精子が流れてくる。
「はぁ……はぁ……これ出すのって大変なの。固いウンチ出す時みたいにっ! うっ! で……はぁ、はぁ、出ないぃ」
「凛もう止めよう、いいよ」
嬉しそうな表情で俺を見つめる。淫らな姿を俺に視られたいんだ。
「だめ! 本当の私を見て! 愛する人の前で、アナルに入れたディルドゥ捻り出す変態な姿を見て!」
両手でお腹を押して無理やり排出している。真っ赤になった顔に油汗を浮かべて食いしばっている。
「あ゛で……る゛!」
お尻の周りは白い潤滑剤が塗ってあった。
アナルの皺がなくパンパンに広がっている。俺が動画を見終わる間、ずっと抜かないで耐えていたんだ。
苦悶の表情も、流した涙も、震える手も、罪悪感と背徳感を快楽にするための行為だなんだ!
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ん゛っ!」
ゆっくりメリメリとアナルが開きディルドゥが出てくる。息を吸うと引っ込み、大きく息を吐くと数ミリ飛び出す。それを何度か繰り返すとコブの半分くらいまで出てきた。
「も゛う゛す゛ごじ! あ゛!で!る゛!」
ビリュ!! ジュボッボッ!! ゴロゴロゴロ……
勢いよく飛び出たディルドゥが1メートル以上先に落ちた。落ちた先から凛の間が液体で溢れている。
同時に凛はその場に崩れ落ちて倒れてしまった。よだれを垂らし、おしっこを漏らしている。開いたアナルが収縮して少しずつ狭まっているけど、完全に閉じることは無かった。
オマンコからは精子が溢れ太ももまで流れている。
「凛! 凛!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
目の前で絶頂に達した顔は、俺とのセックスでは見せたことのない恍惚の表情を浮かべている。全身が痙攣して立てる様子はない。お尻から足先は大量の液体で濡れている。
「ちょっと待ってろ」
タオルを持ってきて凛の顔と下半身をふいてあげる。顔の汗はすぐ拭けたが、足元の液体は数枚のタオルが必要になった。
「ねぇ、……別れよう。私は秀ちゃんを裏切り続けたんだよ。秀ちゃんのせいにしてたけど、私が悪いの。私のこんな性癖が開花しなきゃよかったのに……」
「俺は……凛と別れたくない……うぅ……あぁぁぁ……」
”別れよう”と言われるのは離婚届を出されるより辛かった。自然と涙があふれ嗚咽が漏れてくる。
淫らな姿を見ても凛と別れるなんて考えられなかった。凛がいない生活を想像できなかった。
「だって、汚れてるよ。体も心も」
「うぅっ……汚れてなんかいない! 汚したのは俺だ!」
「ううん、私が私を汚したの。この汚れは一生取れない汚れ。だから離婚しよう」
凛は俺と別れることを望んでるのだろうか。だとしたらここで止めるのは凛の為になるのだろうか。このまま結婚生活を続けても、幸せになれないのかもしれない……
23時を過ぎ、日を跨ごうとしていた。
凛は倒れたまま遠くを見ていた。俺は凛を見つめたまま時間が止まっている。
このままで本当に終わってしまうのか……その方が凛の為なのかもしれない……
凛の手を握り、目を見つめ話し始めた。頭の中の答えを言葉に出そうとしたとき、胸が締め付けられ自然に涙があふれてくる。
「凛は俺と別れた方が幸せになれるかい? 今以上に幸せになるなら別れよう。俺と一緒にいて幸せを感じないなら俺が悪いんだ。俺の努力不足でしかない。なぁ、飯村と一緒にいた方が幸せなのか?」
「……うっ、うぅ……うあぁぁぁ……あぁぁぁ」
子供のように泣きじゃくり、俺にしがみついて震えていた。
「あんな人と一緒に居ても幸せ感じないよぉ……別れたくないよぉぉぉ、ずっと一緒に居たいよぉぉ。大好きなのぉ。今でも秀ちゃん大好きなの、あぁぁぁぁ……」
「じゃぁ別れないで一緒に暮らそう」
「でも、他人に抱かれたいって……思うもん。秀ちゃんを不幸にしちゃうよぉぉぉあぁぁぁぁぁ」
「俺は大丈夫だよ。苦しい思いしても不幸にはならない。でも飯村はダメだ! アイツは凛を不幸にする! だから俺に任せてくれないか。凛を不幸にはさせない。だから数日待ってもらえないか?」
「でも……でも……」
俺も強く抱きしめる。体の感触は今までと変わらず抱き心地が気持ちいい。凛も俺をしっかり抱きしめてくれている。
絶対に守らなきゃならないんだ!凛がどんな姿になっても不幸にはさせない!
「俺は絶対に愛し続けるから。旅行の時も言ったろ? 一生支えていきたいって。その時”お願いします”って言ってくれたから」
「……うん……」
「その時の言葉は嘘だったのかい?」
「嘘じゃない! 本当に……秀ちゃんと居たいって思ってた……」
「じゃぁその言葉を信じるよ」
凛はこの瞬間も飯村に抱かれたいと思っているのだろうか。本気で泣いて別れたくないと言った瞬間は飯村の体を求めてないのか。
そんなこと考えたってどうしようもない。人の心なんて読めないんだ。俺にできることは、凛を信じて救う事だけだから。
まずは飯村の処理だ。あいつだけは許せない。恐らく離婚届を持って来させたのもあいつだ。婚姻届も持っているんだろう。凛を性の道具としか考えてないから、一緒に居ても不幸になるだけだ。
お互いの性癖はその後考えよう。昔みたいに普通のセックスでは満足できないかもしれない、お互いに……
俺の出来心ですべてが変わってしまった。幸せな生活も、楽しい会話も変わっていくのかもしれない。変わったとしても、変わった先で幸せになればいいんだ。