俺の性癖の芽が発芽したら、妻の性癖が大きく開花した 作:Tifa Lockhart
ぱ……ぱぱ、ま、まみゃ
「おー!パパママって言えたねwすごいすごい!」
春の午後の休日。さわやかな光と暖かな風を運んでくる。歩き始めた子供と二人の夫婦は笑顔で我が子と遊んでいた。
ばば!ばば!
「ババって言われちゃったw秀ちゃんどうしようw」
どうしようって言う顔も楽しそうで、慈愛の表情で我が子を見ている。
「パパを間違ってババって言ったんじゃないか?」
「私ももうおばさんですからw」
「何言ってるんだよwまだ30じゃないかw」
実際に凛の姿は以前と変わらず、いや以前よりも綺麗で色っぽさを失ってない。よく笑うから笑い皺が気になると言ってるけど、笑顔がすごく可愛い。
「じゃぁ今から晩ご飯作っちゃうね、あと、ひなたちゃんのご飯もw」
「今日は出かけるんだっけ?」
「うん、だから早めに用意しちゃう」
「じゃぁ俺がひなたと遊んでるよw」
「お手間をおかけしますw」
「いつも家に居るんだからwストレス発散しないとねw」
あれから数週間後、お腹に子供がいることが分かった。そして2年が経ち、女の子が産まれ平和な日々を送っている。
「秀ちゃんは何食べたい?」
「そうだなぁ……何でもいいよw」
「それが一番困るのw」
楽しそうに料理の支度をしている。料理の腕は磨きがかかり、幸せな味を楽しめる。
「ひなたと一緒に食べやすい物かな?カレーとか」
「カレーね、あと明日用に肉じゃが作っておくね」
カレーと肉じゃがの材料が一緒で作り置きがしやすい。それを理解して複数の料理が出てくるが、やはり凛の腕は上がっているのだろう。もし明日、料理が出来なくても肉じゃががあれば大丈夫、と暗に言っているのかもしれない。
「肉じゃがもたのしみだねぇwひなたちゃんw」
「だ!だだ!」
笑顔でふらふら歩く我が子。生きてるだけで楽しそうに遊んでいた。
凛も楽しそうに料理をしている。大切な子供を授かって充実した人生を感じているのだろう。俺は守るべき人が一人増えても、凛への想いは今まで以上に大きかった。
ひなたも料理のおもちゃで遊んでいて、秀一も食べる振りで答えていた。
「ひなたはママに似て料理が上手だね〜おいしいよw」
「だだ!」
あの事件の後は、凛も俺も性欲を抑えるのは大変だった。お互いが異常な性癖を持っていると普通のセックスじゃ満足できない。飯村との関係は絶っていたし、他人を呼ぶこともしなかった。
凛が俺に内情を告白した3日後。弁護士と同僚二人で飯村の家に押しかけ、俺が脅しをかけた。
罪状はリベンジポルノ防止法。わいせつ物陳列罪。公表目的提供罪。
もちろん俺も加担したことになるけど、凛を守れるなら俺はどうなっても良かった。
そこで訴えない代わりに、この物件から引っ越すこと、今すぐにPCを引き渡しパスワードを全て教えることに同意させた。押収したPCからデータを引き抜き粉砕機にかけた。
出回ってしまった動画を回収することは不可能だけど、今後は出回らない様にサイトの閉鎖と動画の確保。その他に動画を隠してないかを調べつくした。
飯沼は、”お前達が出ていけ!”と声を荒げたが、凛が出入り居してる姿をマンションの住人に目撃されていたから、変な噂を広めると言ったらすぐに諦めた。
凛には一切近づかない、と言う誓約書を書いて弁護士に確認してもらった。これで飯村の不安はなくなった。
その2日後には家は空になっていた。
俺は長期の休みをもらい、凛を支え続けていた。生理不順で2週間も遅れていた。妊娠検査薬を使うと妊娠が発覚した。凛は自殺を考えたけど、俺の子の可能性もあるからと何とか踏みとどまらせた。
出生前DNA親子鑑定で2か月目から自分の子供か確認できると凛は言ってきた。俺は誰の子供でも愛せる自身もあった。しかし、どうしても確認したいと鑑定を依頼。無事俺たちの子供だった。
凛は大泣きしてたっけ……
本当に良かったって……
お腹に子供がいる事がわかってからは性癖が出ることも無く、体調管理と子育て没頭していた。お互いの両親に伝えると涙を流して喜んでくれた。
数か月すると凛も元気を取り戻し普通の生活を送るようになった。と言ってもつわりがひどくて大変だったけど。
このころから俺は仕事に復帰している。初めは一人にするのが心配だったけど、2人でずっと家に籠るのも息が詰まると忠告され、会社に復帰したんだ。
それからひなたが産まれ3人の生活が始まった。と言っても、産まれて数か月は夜中も昼間も関係なく子供の面倒を見なければならない。復帰して1年もたってなかったが産休を取って二人の子育てが始まった。
半年も経つと、子供を中心とした生活も慣れて、俺は会社に復帰。凛も心も体も余裕が出てきた。
そう……余裕が出てきたんだ……体に……
数か月前に「一度だけ他人としたい」と言われた。突然の言葉に胸が痛くなったが、俺も性癖を持っているから気持ちはわかる。
凛は背徳感が欲しいなら俺に言わない方が楽しめる。俺も事前に言われるなら、突然か後で言われた方が楽しめる。だから何も言わずにしてほしいと伝えた。
それから何事もなく生活していたが、数日前に友達と遊びたいと言われた。
「友達?しばらく遊んでないんだから楽しんできなよw長話して、美味しいもの食べてストレス発散してきてwひなたは俺が見てるから。」
「ありがとうwちょっと話してご飯食べてくるだけだから。晩ご飯も全部用意して出るからね」
その日が今日だ。夜に友達と遊ぶ。誰かも聞いてない。いや、あえて聞かなかった。
料理がほぼ終わり夕方の4時。そろそろ出る時間だ。
「じゃあ準備できたから……出かける用意しちゃうねw」
「うん」
寝室に入り着替えを始める。ひなたは楽しそうにテレビを見ていた。短いようで長い時間に感じる。
この瞬間も他人に抱かれるために着替えてる。俺じゃない他人に、全てむしり取られるために綺麗に化粧までしてるんだ!と妄想を弾ませる。
真実か妄想かは分かるのは、今日の夜か……それとも明日か……
着替えが終わり寝室から出てきた。
「ねぇどうかな?」
よそ行きの化粧を久しぶりに見た。何度見てもドキドキする。30才になったけど、今でも美しいと思う。
黒のサマーセーターの内側は、乳腺が張り以前にもまして大きくなった胸。どんなに緩い服を着ても強調されてしまう。ウエストは細いから、ゆったりした服を着ると太って見えると愚痴をこぼしていた。
膝上丈のプリーツスカート。ストッキングは履かず生足が綺麗に見える。
「今日は絶対領域ないんだねw」
「ん~……あった方が綺麗に見える?」
「それはむずかしい質問だねぇ。全部生足も良いけど、チラリと見える足も素敵だから……」
俺じゃない他人の為に綺麗に着飾るんだ……履いてても全て剥ぎ取られるのに。
「もうw何言ってるのよwちょっと若作りしてるかな?」
「ううん、凄く似合ってるよw素敵だw」
手にはブラウンの大きなバッグを持っている。恐らくひなたを撮るために買ったビデオカメラが入ってる。バッグの中身を確認はしないが、何に使うかは分かっていた。
玄関に向かい凛を見送る。ひなたはテレビに夢中になっていた。アニメの音楽が部屋に流れて楽しい雰囲気を体で感じているようだ。
「秀ちゃん……もし……遅くなるようなら連絡するね」
「大丈夫……いや、こまめに連絡もらえるかな、電話でもLINEでもいいから」
「うん……わかったw」
バッグを置きハグをするポーズで両手を広げる。笑顔でピョンピョンと飛び跳ね抱き着かれるのを待っている。
俺も両腕を広げ背中に手を回す。2つの大きな胸がぴたりと張りつき圧迫してくる。両腕が背中に回り強く抱きしめてくる。温かさと愛を感じる抱擁。
「秀ちゃん、愛してる。心から」
凛の言葉は心臓にしみわたる。この言葉に偽りはないし、本当に心の底から愛してる言葉だ。
でも、愛を言葉にするほど背徳感が増すんだ。
「凛、俺も愛してるよ、この先もずっとだ」
俺も心の底から愛してると断言できる。どんなことが起こっても凛を支える自信があった。
俺の愛を受け止めるほど罪悪感で気持ちよくなるんだろ?
強く抱きしめると勃起したチンポが凛のお腹に当たる。凛は気づいたけど、あえてお腹を押し付けてくる。触れ合ってる部分が温かく気持ちいい。このまま抱き合いながら寝室に行っても最高の幸せを感じられるだろう。
でも、お互いが深い愛を欲しがっていた。もっと深く深く背徳感と罪悪感たっぷりの愛を。
凛。今から他人に抱かれるんだろ?どんなセックスをするのか。いや、交尾をしてくるんだろ?淫らな嬌声を上げて、俺に謝りながらメス犬交尾に心を躍らせてるんだろ?そんな凛が大好きだよ。淫らな姿を想像させてくれ。俺の心臓を握りつぶすほどの妄想をされてくれ!
秀ちゃん、今から他人と交尾してくるね。秀ちゃんが隠してた首輪も持ったよ。安全日じゃないのは確か。でも危険日じゃないと思う。その方が秀ちゃんも好きでしょ?メス犬になって交尾してくるから楽しみにしてね。全部録画してくるから、後で一緒に見よう。何時に帰るか分からないけど、今日は帰らないと思う。今回だけって言ったけど約束破ったらごめん。でもその方がいいでしょ?苦しければ苦しいほど私を愛してくれるよね。その愛に応えてあげるから。夜は私の動画で楽しんでね。飯沼さんから取り上げた動画、全部持ってるの知ってるんだから。
2人とも強く抱きしめあっていた。お互いを見つめフレンチ・キスを3回する。愛し合う夫婦のキス。誰が見ても愛し合う夫婦に見えるだろう。
子供番組の歌が流れているが二人の耳には入ってこない。
時間が近づき名残惜しくも離れる2人。
「じゃ、行ってくる」
「あぁ楽しんでおいで」
俺の性癖はまだ小さな芽かもしれない。凛は大きく咲いているのだろう。そして、もっともっと大きく咲き続けるんだろう。
とりあえず最終回になります。どうだったでしょうか?面白かったですか?
私の拘りは寝取られって完落ちしない方が面白い!って感じるんです。
その後の夫婦はどうなるんだ?って気持ちがあった方が妄想が膨らむんですよね。
だから【俺の性癖の芽が発芽したら、妻の性癖が大きく開花した】も、完落ちアヘ顔ピースする作品にはしたくなかったんです。
それと、男だけ性癖持ちじゃなく、女も性癖持ったら面白いだろうって感じてました。そこで凛もゴリッゴリの性癖持ちの女性に仕上げたんです。
題名も初めは【俺の性癖の芽が発芽したら、大変なことになっていた】にして、大変な事は妻が性癖持ちだった事だったのですが、伝わりづらいので【妻の性癖が大きく開花した】に変更してます。
実はこのエンディングは、”ヤブヌマ”や”ネトラセラレ”に近いのかなって思ってます。ハッピーエンドと呼んでいいのか分からないのですが、夫婦間だけで言えば素晴らしいハッピーエンディングだと思います。
読んだことない方には心の底からおススメの寝取られ作品です。
完落ち派の方はごめんなさい。
その後の展開も少し考えているのですが、読んでいただいた方の感想を見てから決めたいと思います。
では次回作をお待ちください!