ゲーム友達が急に女の子っぽいところを見せてきたらドキッとするよなモモイ 作:麻乃ヨルダ
〈一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし…。〉
先生「そんな!幼馴染みなのに!」
この日、先生はゲーム開発部の部室で恋愛シミュレーションゲームを一人でプレイしていた。
前の晩、モモイに新作ゲームのネタ出しをしたいと言われ恋愛ゲームを一緒にプレイすることになり、先生は朝早くからミレニアムサイエンススクールに来ていた。だが肝心のモモイは急用ができたらしく、「とりあえず一人でプレイしてて!」と言われた。自分だけ遊んでもあまり意味が無いんじゃないかと思いつつ、先生は言われた通り恋愛ゲームを進めていた。
モモイ〈このキャラ!このキャラが出てきたら絶対この子攻略して!オススメだから!〉
先「モモイが言ってたオススメキャラはこの子か」
その子はメルヘンな雰囲気のおっとりした子。降ろして左右で分けた髪の毛を首の前で結ぶ独特な髪型をしているのが気になりすぎるが、可愛らしい子なのは間違いない。ただ、モモイがこういうタイプの子を勧めるのはなんだか意外な気もする先生だった。
モ〈このゲームには正体を隠した双子キャラが入れ替わりで出てくるんだけど、見た目は同じなのに性格が真反対だったり、意外なところで共通点もあったりして〜。あっ、別にさっきのオススメの子がそうだとは言ってないよ!?〉
モモイはこうも言っていたが、もしこの子が双子だったらネタバレもいいところだ。そんなことはないと思いたいが、あのモモイならやらかしているかもしれない。先生はモモイを半分信じて半分疑いながらゲームを進めていった。
そうこうしている内にオススメの子と初デートの日になった。先生はいかにもその子が喜びそうなロマンチストな選択肢を選び、その子にバッチリ良い印象を与えることができた。このまま順調にデートを重ねて仲良くなっていければいいと思っていた矢先、部室にドタドタと騒がしい足音が近づいてきた。
モ「うわぁ〜ん!先生、聞いてよ〜!」
部室の扉を勢いよく開けて入ってきたのはモモイ。しかし、何故かモモイはバニースーツを着ていた。
先「ど、どうしたのその格好」
モ「あのね、またC&Cに間違われて流れで仕事を受けちゃって、ネル先輩に相談したら「お前が行って来い」って言われてバニー服着せられちゃったの!どうしよ〜!」
先「とりあえず落ち着いて……!」
モモイはぴょんぴょんと飛びながら泣いて助けを求めている。色々とツッコミたいところはあるが、まずは落ち着いてもらわないといけない。なぜなら……
先(そんなに飛び跳ねたらおっぱいが見えるからだ!)
モモイが着ているのは恐らくネルのバニー服だ。モモイの身体に合うサイズで、あの派手な赤色は間違いなくネルのものだろう。ネルのバニー服はバストサイズが大きい人を想定しているのかそれとも安物なのか、胸のところがピッタリと身体に密着せずプラプラと揺れていて、ネルが着ていた時も数え切れないほど胸チラしていた。ネルはニプレスなんてしていなかったので、先生はネルの胸チラを一度も見逃さず脳内フィルムに焼き付けている。
そして今のモモイも同じく、大変に危うい状態だ。動き回っていてハッキリと捉えることは難しいが、ピンク色の突起がチラチラと見え隠れしていて、良いアングルで立ち止まってくれればモモイの乳首の全貌を暴くことができる。気づけば、先生の目はモモイのおっぱいだけに全集中していた。
モ「うぅ〜。どうしたらいいかな先生〜。先生〜……?」
先「ん?」
モ「……!」
先生がしまったと思った時にはもう手遅れだった。あまりに凝視過ぎたため、モモイはその視線の先で自分の胸が丸見えになっていることに気づき、急いで胸を手で隠した。
先「あっ、モモイ!これは……!」
モ「先生の変態!」
先「ごめん!変態なのは事実だけどごめん!」
モ「来ないで!もぉ〜!」
モモイは顔を真っ赤にして部室を飛び出してしまった。モモイが女の子らしく恥じらう姿は新鮮だった。そんなことに喜んでいる場合ではないと追いかけたものの、気づけば逃げるモモイを見失ってしまった。
先「……綺麗な乳首だった」
モモイのおっぱいはネルのおっぱいによく似ていて、子供のように控えめなサイズながら女の子のものと分かる膨らみにピンと立った乳首が可愛らしい、素晴らしい貧乳だった。是非とも近くでじっくりと観察したいところだが、すぐにそんな機会は訪れないだろう。
仕方がないので、とりあえずモモイに謝罪のモモトークを送っておき、返事がすぐに来なかったので部室に戻ってゲームを再開した。モモイのおっぱいが頭から離れず、ゲームをしてもヒロインたちのおっぱいしか見えなくなって殆ど集中できなかったが、先程のメルヘンな子と二度目のデートに漕ぎ着けた。
先(この子のおっぱいはどんな形かな……)
平均的なサイズと思われるその子のおっぱいを凝視し、服を透視するようにその子のおっぱいを想像する。きっとピンクの髪の毛に似た色鮮やかな乳輪が目に眩しい、綺麗なおっぱいなのだろう。じっと見つめていると、先程よりもその子のおっぱいが大きくなっていた気すらしてきたので、これ以上血液が頭に回らなくなる前にデートを進めた。
そして選択肢の瞬間、先生は先程彼女が喜んだのと同じような選択肢を選んだ。
先「あれっ!?」
しかし、彼女の好みに合わせたはずなのにその選択肢は不発だった。どういうことだろうか。何か彼女の地雷を踏んでしまったのだろうか。下半身に集まっていた血液が頭に流れ出し、人並みに戻ってきた知能で先生が原因を考えていると、再び部室の扉が開いた。
先「あっ!おかえり……」
部室に入ってきたのはモモイだった。服はバニースーツのままだ。
モ「……まだ、仕事の相談してなかったから」
そういえば、モモイは間違って受けてしまった依頼をどうするか相談しに来ていたのだった。先程は自分がおっぱいに気を取られてしまったため話が中断してしまったが、今度こそちゃんと話を聞いてあげないといけないと先生は気を引き締める。モモイは静かに先生の隣に座った。
先「モモイ、さっきはごめ、ん……」
しかし、謝罪する先生の目線の先にあったのは、またしてもおっぱいだった。
先(しまっ──)
思わず、バニー服の中から見えるおっぱいに目を取られてしまい、モモイの顔へ目線を上げる。
モ「……えっち」
先(!!!!!)
呆れているような、恥ずかしがっているような、けれど怒りは感じない色気のある一言に、衝撃が走る。あのモモイに、こんな恋人を叱るような色っぽい仕草ができたのか!?今まで子供あるいはゲーム友達としてしか見ていなかったモモイが、突然頭の中で「オンナ」になり、先生は言葉を失った。
この部室でこんな湿った空気感を演出できるのはミドリくらいだと思っていた。しかし、思えばモモイはミドリのお姉ちゃん。血の繋がった姉なのだから、ミドリと似通った性質を持っていても不思議ではない。今までこういう機会がなかっただけで、モモイも性を感じる瞬間ではこんな空気を纏えるのかと先生は認識を改めた。
先(……?)
だが、頭の中に何か引っかかるものがあった。モモイらしくない──単に自分がモモイの知らない一面を見ただけかもしれないが、先生は何故か今のモモイをすんなり受け入れられずにいた。違和感。このセクシーさをモモイの隠された魅力と素直に認められない何かがある。急いで思考をすると、先生はその原因に気がついた。
先(さっき見たおっぱいと形が違った……!?)
最初にモモイがこの部室に入ってきた時に見たおっぱい、そして今、隣に座っているモモイから一瞬見えたおっぱい。僅かだが、サイズや乳輪の大きさが違った気がした。
そんなことがあるのか?そう思いつつおっぱいをもう一度見ようとするも、モモイはおっぱいが見えない角度で座り直していた。さっきまでは、まるでわざとバニー服の隙間からおっぱいを見せるかのようなアングルで座っていたのに。
先「モモイ……なんだよね?」
モ〈このゲームには正体を隠した双子キャラが入れ替わりで出てくるんだけど、見た目は同じなのに性格が真反対だったり、意外なところで共通点もあったりして〜〉
自分でもおかしなことを言っていると思うが、どうしてもこの疑問をこぼさずにはいられなかった。呼び出されたと思ったら朝から一人で恋愛ゲームをさせられ、モモイは急用ができたとバニー服で部室を出入りし、今のこの妙な状況。何か意図を感じずにはいられない。モモイはそれを裏付けるように、質問を投げ返した。
モ「どっちだと思う?」
先生は意図を理解した。これはクイズだ。双子の入れ替わりクイズ。そっくりな私達双子の正体を見破ってください。あなたならきっと正解できるはず──先生は才羽姉妹からそう言われていることを理解した。
先「……正解したら、何かご褒美でもあるのかな?」
モ「先生は何がほしいの?」
先「モモイのおっぱいが見たい。ミドリのおっぱいも見たい」
先生の即答にモモイは一瞬たじろぎながら答えた。
モ「……いいよ」
先「よしっ!」
先生と双子の推理ゲームが幕を開けた。
01 あおはるメモリアル2
モモイに呼ばれて恋愛ゲームをしていた先生。何故かモモイはバニー服を着ていたので、先生がバニー服の隙間からおっぱいを覗くと……?
登場人物
先生
知略と人心掌握に長けた大人の男性。生徒の幸福を第一に考えているが、性欲が絡むと判断がおかしくなり、自分の性欲を満たしつつ生徒が幸せになれる妥協点を探ろうとする。魅力的な生徒が多いキヴォトスでは緊急時とセックスの時しか頭が回らないと言われていて、生徒たちには誰よりも頼りになり、誰よりも信用してはいけない大人として扱われている。イジリ甲斐のある女の子が大好物で、逆にグイグイ押してくる女の子が苦手。