※この作品はR-18です。

ゲーム友達が急に女の子っぽいところを見せてきたらドキッとするよなモモイ   作:麻乃ヨルダ

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02 わかってよ

今、自分の目の前に居るのはモモイかミドリか。まずはこの推理ゲームの前提を整理しないといけない。

 

昨日モモイからモモトークが送られてきて、新作ゲームのネタ出しをしたいからという理由で、今日は朝から二人で恋愛ゲームをやることになっていた。恋愛ゲームは「あおはるメモリアル2」。モモイによると、見た目が同じ双子のキャラが正体を隠しながら一人の人物になりきって登場するらしい。これは恐らく、今のこの状況の説明にもなっている。

 

しかし、モモイは急用があると言って部室には来ず、私は一人ゲーム開発部の部室でゲームをすることになった。今日は二度モモイと会っている。一回目はC&Cの仕事をまた受けてしまったと言って部室に入ってきたモモイ。急用はこのC&Cの仕事のことだろう。モモイはネルから自分の代わりに仕事に行くよう言われ、ネルのバニースーツを着せられていた。私がバニー服の隙間からおっぱいを覗いてしまったことで、モモイは部室から逃げてしまった。

 

二回目は、部室に帰ってきて今目の前にいるモモイ。普通に考えればどちらもモモイ本人で間違いないはずだが、モモイとミドリの双子姉妹は本当によく似ていて、服やアクセサリーを入れ替えたら見た目ではまずどちらか分からない。性格は真反対なので喋れば分かると思いたいが、お互いの演技をされたら見分けられるか自信がない。

 

だからこそ、双子の入れ替わりクイズが可能になる。解答のパターンは4つ。先も後もモモイ本人、あるいはどちらもミドリ。先がモモイで後がミドリか、先がミドリで後がモモイか。

 

モモイ「先生はどうして私がモモイか疑ってるの?」

 

先生「さっき見たモモイのおっぱいと、今見たモモイのおっぱいが違ったから」

 

モ「やっぱそこなんだ……」

 

二回のモモイとの出会いで、私が違和感を持ったのはモモイのおっぱいと反応だ。一回目と二回目のモモイ──便宜上、先モモイと後モモイと言っておこう──はおっぱいの形が違った。具体的には、後モモイの方がおっぱいの膨らみ、乳輪のサイズなどが僅かに大きかった。後モモイのおっぱいは短い時間しか見れていないので見間違えの可能性もあるが、

 

また、先モモイは元気に飛び回っていたが、後モモイは大人しく色っぽい。これは私がおっぱいを見てしまったせいで気まずい空気になっているせいなのかもしれないが、後モモイはどうもモモイらしくない反応で、おっぱいの形と合わせてモモイなのかどうか疑ってしまっている原因になっている。

 

おっぱいが違った気がする、モモイらしくない反応な気がする──言葉にするとあまりに弱い根拠だが、恋愛ゲームの内容とモモイの「どっちだと思う?」の一言で、単なる勘違いではなく仕組まれたクイズであることが確定した。正解のご褒美に双子の両方のおっぱいを見られることになったので、絶対に正解したい。

 

先「ヒントは貰えたりするかな?」

 

モ「最初からヒントじゃ面白くないじゃん!とりあえず今の状況から推理してみてよ」

 

先「それもそうだね」

 

さて、双子の入れ替わりクイズとなると、これが双子のどちらかだけで企んだことなのか、双子の両方が協力しているのかが気になる。それによって解答も絞れるはずだ。

 

まず、私に連絡してきたのはモモイなので、モモイが計画に関わっている可能性は非常に高い。ミドリがモモイのスマホを前の晩から今まで独占しているとは考えづらいし、仮にミドリがヴェリタスなどに頼んでモモイのスマホを自由に扱えたとしても、モモイに知られずゲーム開発部の部室を使ってクイズ計画を実行するのは相当にハードルが高いはずだ。

 

となれば、モモイとミドリが協力して入れ替わりをしているのが一番可能性が高い。ただ、今の所このクイズはモモイ一人でも実行することができ、入れ替わりのふりをしているだけでモモイがずっとモモイ本人を演じているだけという可能性も十分にある。

 

また、クイズ自体は計画されたものではなく、先モモイはモモイ本人で、事情を知ったミドリが後モモイのフリをして私にクイズを仕掛けている可能性も捨てきれない。まだまだ情報が少なすぎる。先生はモモイに質問を投げかけることにした。

 

先「モモイ、もう一度おっぱいを確認させてくれないかな?」

 

モ「ダメだよ!ヒントになっちゃうじゃん!っていうか、ご褒美がおっぱいなのに今おっぱい見たら意味ないじゃん!」

 

先「確認のため、一瞬だけでいいんだ!先っちょだけ、先っちょだけでいいから!」

 

モ「それ先っちょだけで終わらないやつ!ダメったらダメ!」

 

先「ダメか……」

 

大きなヒントとなるのは、先モモイと後モモイのおっぱいだ。ほんの数分で人のおっぱいが変わるというのは普通ありえないのだから、おっぱいが違うことが確認できれば先モモイと後モモイが別人だという根拠になり得る。

 

ただ、気になるのは後モモイがわざとおっぱいを見せてきたことだ。先モモイのおっぱいはハプニング──あれが演技だったら大したものだ──だとして、後モモイはこちらにおっぱいを見せる位置取りで座ってきた。その後のリアクションや、すぐにおっぱいの見えない位置に座り直したことから、後モモイが敢えて一瞬だけおっぱいを晒したのは間違いない。

 

先(だけど、それならなぜあの一瞬だけで、それ以上は見せたがらない?)

 

まるで、おっぱいを見られたくない理由があるかのよう(冷静に考えればそれは当然のことかもしれないけど)。私におっぱいを見せたいけど、見られ続けると困る理由とは。

 

先(おっぱいの偽証か──?)

 

考えられるのは、おっぱいの形でミスリードを狙っている可能性だ。普通に考えれば、おっぱいが違うなら別人と思っていい。しかし、今やっているのは双子の正体を暴くゲームで、おっぱいを頼りに正解を導こうとするのは双子の誘導にまんまと乗ってしまっているのではないか。

 

私は以前から双子に変態であることを知られていて、且つ今日まで双子のおっぱいを見たことがなかった。先程私がおっぱいを根拠にモモイの正体を疑ったと言ったら、モモイが「やっぱそこなんだ……」と反応していた。つまり、私がおっぱいでこのゲームの始まりに気付くことは向こうも折り込み済みだ。

 

おっぱいでミスリードを誘うことは不可能ではない。揉んで脂肪と肉を寄せてバストアップ、乳首を吸引する、乳輪を描いたり消したりする……一時的に少しの変化を出す程度であれば、小細工は可能だ。一瞬しか見えなかった後モモイのおっぱいは、先モモイのおっぱいと比べて小細工で出せる程度の違いしかなかったはずだ。そう考えると、先モモイと後モモイがおっぱいの違いで別人とは断言できなくなってきた。

 

先(結局答えが遠のいただけか)

 

おっぱいではなくおまんこをご褒美にしておけばおっぱいを見せてもらえたかもしれない、そうすればもう少しヒントが得られたかなと考え、先生は苦笑した。とはいえ、一度受けてしまったゲームを降りるわけにはいかない。先生は次の手を探していった。

 

先「ヒントはダメだけど、こっちが質問してモモイに答えてもらうのは大丈夫だよね?」

 

モ「答えが分かっちゃうようなのじゃなければね!」

 

先「それは勿論」

 

だとすれば、先生の質問は決まっていた。

 

先「そのバニー服はネルから借りた物、それは間違いないんだね?」

 

モ「そうだよ」

 

先「ありがとう」

 

モ「それだけで何が分かるの?」

 

先「あのネルがよくそのバニー服を貸してくれたなぁと思ってね」

 

モ「これってそんなに大事にしてるものだっけ?」

 

先「大事にしてるかは分からないけど、ネルとエッチする時に使ってるから」

 

モ「へぇっ!?!?!?」

 

突然の先生の告白に、モモイは奇声をあげた。

 

先「モモイに誘われてミレニアムに行くことになったから、ゲームしに行く前にネルに会いたいって言って、バニー服でエッチさせて貰ったんだ。だから、その使用済みのコスチュームをよくモモイに貸す気になったなって。その服見たらモモイにさっきまでエッチしてたのがバレるだろうし」

 

モ「ちょっちょっ、今とんでもないこと言ってるよ先生!ネル先輩とエ、エッチしてたのも初耳なんだけど!」

 

先生は動揺するモモイに構わず続ける。

 

先「今日はフィニッシュの時に、ネルのおっぱいに射精したんだ。そのバニー服って胸のところがスカスカでしょ?だからプラプラ揺れるんだけど、そこに精液を入れるとおっぱいとバニー服で精液がサンドされて、動く度に精液がおっぱいとバニー服で挟まって、精液のブリッジが出来るのが好きなんだ……」

 

モ「レベル高すぎるよ先生!そんなことに使われてたのこの服!?」

 

モモイは慌てて胸のところをチェックする。流石に精液は拭き取られていたようだが、自分が着ている服がそんな変態プレイに使われていたと知ってしまい、ショックを隠せない様子だ。モモイはバニー服の中に手を入れ、自分の手でブラをして胸を隠しはじめた。

 

先「ただ、勢い余って精液がバニー服の方にまで飛んじゃってね。そこにシミがあるでしょ?」

 

モ「うっ、本当だ……」

 

モモイは嫌な顔をしながら、みぞおちあたりにできたシミを見つけた。

 

先(先モモイのバニー服にも、後モモイのバニー服にもこのシミはあった。つまり、先モモイと後モモイは同じバニー服を着用している)

 

同一人物が同じバニー服を着続けていたか、あるいはモモイが部室から消えた時間にもう一方にバニー服を渡したか。それは分からないが、今のバニー服の話で先生はもっと大きな収穫を得ていた。

 

先「モモイ、今の会話で私は答えに大きく近づいたよ」

 

モ「本当に!?私が先生の変態プレイの話を聞かされただけじゃなくて!?」

 

先「うん。だって、モモイは私がネルとエッチしてきたのを知ってるはずだからね」

 

モ「えっ!?」

 

先生はモモイに自分の変態プレイを開示して反応を楽しみつつ、彼女にカマをかけていた。

 

先「モモイとはスケベな話をよくするからね。今日のネルとエッチした話もすぐにモモトークで送ったよ。返信も貰ってる」

 

モ「ううっ……!」

 

先生はモモイとのトーク履歴を見せ、ネルのバニー服とおっぱいで精液ブリッジを作った写真を送り、モモイから「先生もネル先輩も変態すぎwww」と返信を貰っていた証拠を見せる。

 

先「なのに、さっきは知らなかったって反応をしてたよね?おかしいなー」

 

モ「……あー!朝は忙しかったからなー!すっかり忘れてたー!」

 

先「忘れちゃってたかー」

 

これで今ここに居るのがほぼミドリであると確信できた。しかし、ミドリは負けを認めないようだ。なら、ゲームを続けるしかないだろう。

 

先「そうだね、仮に今ここに居るのがミドリだとして、先に来てたモモイが本人なのかミドリなのかはまだ分かってない。それも含めて答えを出そうか」

 

これは双子の入れ替わりクイズ。先モモイの正体を暴き完全解答を導いてこそ、心おきなくおっぱいを要求できるというもの。

 

それに、入れ替わりクイズだからこそ引っかかるものがある。後モモイがミドリで、先モモイがモモイ本人だとすると、モモイっぽい反応をしていたのがモモイでミドリっぽい反応をしていたのがミドリということになる。

 

そんなに分かりやすく捻りのない入れ替わりではクイズとしてあまり面白くない。自作ゲームで色々な要素を足してカオスにしがちなモモイなら、これで終わりにはしないんじゃないかと考える自分が居る。先生は新たに見つかった疑問をミドリ?に投げつけた。

 

先「そもそも、C&Cに間違われたって話は本当なのかな?」

 

ミドリ?「えっ?」

 

先「C&Cに間違われたって話が本当ならこれで二回目だし、前に大変な目に遭ったのにまた同じように仕事を受けちゃったのかが気になってね。それに、何よりネルが自分のバニー服を貸したっていうのが未だに信じられない。バニー服が必要になる仕事だとしても、自分のは使わせないと思うんだ」

 

ミ?「ネル先輩が、使用済みバニー服を私に着せたがる変態だとか……」

 

先「それは無いと思う」

 

先生は苦笑しながら、推理を続ける。

 

先「だから、私はモモイがネルから無断でバニー服を取ってきたと思うんだ。モモイは私がネルとエッチしていたのをモモトークで知ってて、ネルがこれからシャワーに行くのを分かってた。バニー服を盗むチャンスが見えていたんだ」

 

ミ?「……」

 

先「ただ、その場合バニー服は手に入っても、ネルにバニー服を無くしたことに気付かれるリスクがある。そうすれば必ずネルは犯人捜しに出て騒ぎになる。でも騒ぎが起きている様子はなかったし、私にも連絡は来てなかった。ということは、ネルは犯人を見つけたけど何かしらの理由で黙っていることにして、そのままバニー服を貸したんだと推測できる」

 

ミ?「何かしらの理由……?」

 

先「そこまでは分からない。けど、どの道ネルのバニー服は何か策が無いと調達できない」

 

先生はそこまで言って、新たな疑問に気付く。

 

先「……そういえば、モモイはいつこのクイズをやるって決めたんだろう?」

 

ミ?「それは……前々から考えてて……」

 

先「だとしても、わざわざネルのバニー服を用意しなくてもいいと思うんだ。別にバニー服なら同じデザインのものを買ってくればいいし、ネルに頼むにしても事前に頼んでおくとかできたはずだよね」

 

ミ?「まぁ、そうかもしれないけどぉ……」

 

先「だから、モモイは今日の朝に思いつきでこのクイズをやろうとしたんじゃないかなって。恋愛ゲームと双子、ネルのバニー服をアイディアにしてね」

 

ミ?「……!」

 

先「そして、本物のモモイは今ネルに捕まっている。ネルに騒ぎを起こされないように、自分からネルと会って事情を話したんじゃないかな。それで、ネルとモモイは今こっちの様子をどこかで見ている」

 

先生が核心に迫ろうとすると、ミドリ?の方から疑問を投げかけてきた。

 

ミ?「ちょっと待って!おね……私がネル先輩に捕まってるってどうして言い切れるの!ミドリを囮にしたかもしれないじゃん!」

 

先「それは簡単だよ」

 

ミ?「え?」

 

先生は笑ってこう答えた。

 

先「モモイなら、ミドリを置いて逃げることはしないって分かってるから」

 

ミ?「……っ!」

 

先「だから、このクイズの答えは、最初からずっとミドリがモモイのフリをしていた、これが私の解答だよ」

 

目の前の子は、息を吐いて肩の力を抜くと、自分のスマホを取り出し電話をかけた。

 

ミ「もういいよね、お姉ちゃん」

 

そして先生に笑いかけた。

 

ミ「正解です。やっぱり先生は凄いですね」

 

先「当然だよ、ミドリのおっぱいを見るためなんだから」

 

ミ「や、やめてください!折角カッコいい感じで決めてたのに……!」

 

ミドリは先生がふざけだしたと思って恥ずかしがったが、先生は至って真面目だった。

 

先「でも凄かったよ、ミドリの演技。本当にモモイみたいだった」

 

ミ「えへへ、いつも隣でお姉ちゃんのこと見てますから」

 

モ「先生私も褒めてー!私がこれ考えたんだからー!」

 

ミドリのスマホから、モモイの元気の良い声が聞こえてくる。

 

先「そうだね、モモイが色々考えて行動してくれたおかげで楽しかったよ」

 

モ「ふふーん!」

 

ミ「頑張ってたの大体私だけどね」

 

双子がワイワイとお喋りしてる中、先生はもう一人の協力者を呼び出した。

 

先「ネルもそこに居るんでしょ?モモイに付き合ってくれてありがとね」

 

ネル「おう。こいつがどうしてもって言ってきかねぇから、どんな事情があるんだか見てやるかと思ったら……くだらねぇ話だったな」

 

モ「ちょっとぉ!くだらなくはないでしょ!」

 

なんだかんだ言って、こうして付き合ってくれるのがネルの優しいところだ。

 

ネ「それと、アタシとのことこいつに言いふらしてた先生には、後でたっっっぷり聞きたいことがあるから、覚悟しとけよ」

 

先「あっ、それは、そう、ハイ……」

 

ネルに脅され、今の内にモモイ以外の子とのモモトーク履歴を消しておくべきか、それとも正直に事実を話した方がいいのか、策を練り始める先生だった。

 

ネ「んじゃ、こいつとそっち行くから。首洗って待っとけよ、先生」

 

先「ああ、ちょっと待って。その前にもう一つ、解かないといけない謎があったんだ」

 

モ「ん?」

 

先「モモイがどうしてネルに喧嘩を売ってまでこんなことをしたのか、その理由だよ」

 

今回のクイズのために、ネルに喧嘩を売って、ミドリに演技をさせて、モモイは随分と準備に奔走したものだ。勢いで突っ走れるのはモモイの良いところだが、それにしてもこんな面倒なことをしてまでこの場を作り上げたモモイのモチベーションがどこにあったのか、先生は気になっていた。

 

モ「それは、ネル先輩にちょっかいかけながら先生と遊びたいなって思いついただけで」

 

ネ「てめぇ……」

 

モ「いだだだだ」

 

先「それはそうかもしれないけどさ。でも、双子が自分の正体を隠して相手に会いに行くって、本当の自分に気づいてほしいからだと思うんだ」

 

ミ「!」

 

先生の前にいるミドリがきゅっと身体を縮めて、胸の前で両手を握りしめていた。電話の向こうのモモイもそんなリアクションをしているだろうか。

 

先「モモイに変装したミドリを見つけることは、本当のミドリを見つけることでもあるし、本当のモモイを見つけることでもある。自分のことを分かってくれてるなら、変装しても正体に気づいてくれる、誰かが自分のふりをしても正体を見破ってくれる……ラブコメに出てくる双子キャラが、主人公にそういう展開を求めてたのを見たことがあるよ」

 

モ「そっ、それはマンガの世界の話でしょ!別に私が先生にそういうの求めてるわけじゃ……!」

 

先「私は、モモイがそういうこと想ってくれてたら嬉しいと思って」

 

モ「ううっ!」

 

先生の言葉に、モモイはハートを揺さぶられた。

 

先「それに、女友達だと思っていた子が真のヒロインなのは、恋愛ゲームあるあるだからね」

 

モ「〜〜〜っ!!!」

 

先生の方からモモイの顔は見えないが、モモイの声にならない声でモモイがどんな顔をしているかはなんとなく想像がつく先生だった。

 

ミ「お姉ちゃん……」

 

モ「わ、私だって女の子だもん!先生ならミドリが変装した私を偽物だと見破ってくれるって、ちょっと妄想くらいするし!ヒロインっぽいムーブに憧れることもあるし!」

 

先生が自分をちゃんと分かっているか知りたい、そのために自分がうまく使われたと思うと複雑な気持ちがするミドリ。それを感じてか、モモイは早口になって自分の思いを吐露した。

 

モ「せ、先生が、私はミドリを囮にはしないって言ってくれたのは、嬉しかったから……」

 

先(……かわいい)

 

やはり、モモイとミドリは双子だ。モモイだってこんなにも乙女なところがあるのだ。とはいえ、モモイのことだから素直に褒め続けると増長しそうなので、先生は適度に突き放しておくことにした。

 

先「まぁ、モモイならネルの使用済みバニー服を自分で着ないでミドリに押し付けそうだなとも思ったしね」

 

モ「ちょっとぉ!台無しなんだけど!?」

 

ミ「うっ!そういえばコレって……」

 

ネ「オイコラ!アタシだって貸したかったわけじゃねーよ!!!」

 

電話の向こうでぎゃあぎゃあと元気の良い声が聞こえてくる。先程まで漂っていた甘い空気は消え、いつもの騒がしくも心地良い空気が帰ってきた。

 

先「それじゃあ、モモイもこっちに来て。おっぱい見せてもらうから」

 

モ「あっ、や、やっぱりそれは見るんだ」

 

先「当然でしょ?そのために頑張って頭使ったんだから。ミドリのおっぱいと一緒に目に焼き付けておかないと」

 

ミ「わ、私も、ですよね。やっぱり……」

 

ミドリがクネクネと身じろぎして顔を赤らめているのを見て、絶対におっぱいを見るだけでは終わらせないと決意する先生だった。

 

先「ネル、こっちに来るついでにおつかい頼んでもいいかな?」

 

ネ「アァ?あのなぁ、秘密をバラしといてパシリにも使おうなんていくら先生でも」

 

先「朝のよりも凄いご褒美あげるから、お願い」

 

ネ「しょ、しょうがねぇな。何買ってくりゃいいんだよ?」

 

先「それはね──」

 

先生はこの後、双子とネルの身体を味わい尽くすためにネルをおつかいに走らせた。




02 わかってよ

目の前のモモイのおっぱい、そしてネルとエッチした時に使ったバニー服。先生は手がかりを元に双子の正体を暴き出し、真実と双子のおっぱいへ突き進む。
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