女装して入学することになった暗殺者によるIS学園生活 作:灰崎 快人
ISスーツに着替え第2グラウンドへ集合する。ここまでに置いてボーデヴイッヒとの会話は無い。話そうとしても直ぐに会話を切られる、まるで少し前の黒咲の様だった。
授業開始前に集まったが、肝心の男子2人がまだ来ていない。何かあったのだろうか?
「織斑とデュノアはどうした?」
「どうやらほかのクラスの妨害にあっているみたいです、男子二人で行動させるのはダメですね」
「はぁ……」
織斑先生と親しく話している間、ボーデヴイッヒが鋭い眼差しで睨んでいるような気がしたが気にしないことにした。
どうせ嫉妬してるだけなのだろう、手を出さない内は可愛いもんじゃないか。
結局織斑とデュノアは授業開始の鐘と同時にグラウンドに集合した。2人とも既に疲れ切っているのが見て取れる。
「では、本日から格闘及び射撃を含む実践訓練を開始する」
「「「はい!」」」
2組との合同実習であるため、人数はいつもの倍。返す返事にも妙な気合いを感じる。
「まず戦闘を実演してもらう。丁度専用機持ちがいる事だしな。──凰、オルコット、織斑、黒咲は前に出ろ」
専用機持ち全員か、となれば2対2の模擬戦闘を見せることになりそうだ。
俺がチームを決めるのであれば代表候補生vs織斑、黒咲ペアだな。
実際はどう決まっているのか分からないが……
「2対2ですか?」
「いや2対3だ。黒咲お前は2の方だ」
「え?」
2対3?1人足りないが一体どうするつもりだ?
すると上空から何かが空気を裂く音が聞こえてくる、センサーで確認すると山田先生がバランスを崩してこちらに落ちている途中だった。
「山田先生!」
ISをすぐに起動し山田先生の飛行を安定させる。混乱しているのかなかなか落ち着いてくれないので、強制的にスラスターを噴射し勢いを殺しながら、ゆっくり地面に着地する。その頃には山田先生も落ち着きを取り戻していた。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫です。うぅ教師として情けない……」
最後の1人が山田先生とは、これはまた珍しい組み合わせだ、山田先生と俺のペアvs候補生と織斑ペアか、面白くなりそうだな。
「でも流石にこれは……」
「油断しては行けませんわ鈴さん!」
「黒咲は俺とセシリアのISをよく知ってる、敵になったら不味い」
確かに。黒咲は2人のISの特性をよく知っている、そして知り尽くした特性を用いて織斑のスキルアップに使用してるのだ。だが黒咲のISの特性を2人も知っているはずだろう?と言いたいが、実際そうでも無いらしい。
特に山田先生の実力に関しては俺も分かっていない、ここで見れるのが楽しみで仕方ないな。
「準備は良いか?」
「「「「「はい!」」」」」
「では!はじめ!」
合図と共に5機のISが上空に飛び立つ、代表候補生とも対等に渡り合えるようになった織斑と、こんなところで戦うことになるとは全く思わなかった。
だが遅かれ早かれ織斑の力を見ることに変わりは無い、むしろちょうど良かったのかもしれないな。
『手加減いたしませんわ!』
『本気で行くわよ!』
『黒咲!俺の力見せてやる!』
『ちゃんと見せてよ?織斑くん!』
『い、行きます!』
5機のISが一斉に武器を展開し戦闘に入る、山田先生が使用しているIS《ラファール・リヴァイヴ》の装備はある程度理解出来ている。
連携はある程度取れる……なんとでもなるはずだ!
上空で黒咲達が戦闘を繰り広げている間、地上ではデュノアによるISの解説が始まっていた。
「山田先生が使用されているISはデュノア社製《ラファール・リヴァイヴ》です。第2世代開発の最後の機体ですが、その性能は初期第3世代型にも劣らないものであり、安定した性能と高い汎用性、豊富な後付武装が特徴の機体です。現在配備されている量産型ISの中では最後発でありながら、世界第3位のシェアを持ち、7カ国でライセンス生産、12カ国出制式採用されています。特筆するべきはその操縦の──」
言葉を続けていたが、それは落ちてきた人物に遮られてしまった。
「くっそぉ……」
グラウンドの中央にて織斑が撃墜されていた。先に火力の高い機体を潰すのは最も効率のいい戦術だろう。
トドメと言わんばかりに織斑の周りには実体剣が何本も刺さり、次の瞬間には大爆発を引き起こしていた。
「え?ちょ!まっ!ぐぁぁぁ!?」
あまりの衝撃に織斑は堪らず声を上げる。
追撃したであろう黒咲を見てみれば、やり過ぎたかもしれないと焦っている表情をしていた。
『黒咲、織斑は無事だ。気にせず続けろ』
『了解』
直ぐに体勢を翻して3人の元へ飛んでいく、山田先生1人で代表候補生2人を押さえ込んでいるのを見ると、1人でも十分勝てそうな気がしてくる。が、流石に任せっぱなしにする訳には行かないので、セシリアに攻撃を開始しターゲットをこちらに変えさせる。
「くっ!黒咲さん!」
「あの時の続きやろうか!」
ビームと実弾の
ビットの動きが止まった瞬間を狙い実体剣を突き刺す、丁度4本余っていたのでこれでビットの動きを完全に停止させる。
ビットを破壊したことでこちらが優勢。と行きたいところだったが、セシリアの狙撃技術によりライフルは破壊、近距離武器であるナイフは正確な射撃が手元に被弾、弾き落とされてしまった。
「やるね!」
「あの時の特訓で私も成長したのですわ!」
セシリアに残された装備はライフルとナイフ、こちらに残されているのは小型ライフル二丁のみ。どちらもかなり限界状態まで追い込まれているのは確かだ。
山田先生の方を見てみると、凰を手のひらで転がしているかのように誘導しているように見える。教師としての実力は間違いないだろう。
セシリアには悪いけど山田先生と連携してまとめて落とさせてもらうとしよう。
『山田先生、2人を1つにまとめて一気に!』
『わかりました、凰さんは私が引き付けておくのでオルコットさんはお願いします!』
〘ブライベート・チャンネル〙にて山田先生とコンタクトを取る、これ以上時間をかける訳にも行かないので一気に終わらせてもらう。
セシリアの射撃を受けながらも接近した後、彼女を掴み凰にぶつけるように投げ飛ばす。突然の衝撃に凰は驚きセシリアは投げ飛ばされて困惑するだろう、やり方は他に色々あっただろうが多少荒っぽい方が俺のスタイルにはあっている。
「なにやってんのよ!」
「まさか投げ飛ばされるとは……」
凰が驚いてセシリアに言葉を飛ばす、逆にセシリアは投げ飛ばされたことに対してとても困惑しているのが見て取れた。
『仕上げお願いします』
『了解です♪』
《リヴァイヴ》に搭載されている中でも最も火力の高い火器を容赦なく2人に浴びせる山田先生、教師としての実力を見せるためではあると思うが、少し離れたところから見ているとまるで花火を見ているかのような気持ちになる。
そのまま凰とセシリアは地面に落下していき、戦闘不能状態になってしまった。山田先生の方に視線を移すと、どこかスッキリしたような満足したような表情をしていた。
『流石、元代表候補生。ですね』
『昔の話ですよ、今は教師として頑張ってます!』
戦闘が終了したので弾き飛ばされたナイフや破壊されてしまったライフルの残骸を回収する、主力のライフルが破壊されてしまったのは痛いな……代用品あるだろうか?
「くぅぅ……まさかここまでとは……」
「あ、あんたね……何良いように投げ飛ばされてるのよ……」
「り、鈴さんこそ!」
仲が良いのか悪いのか。
確かにどちらも全力で相手と対峙していたことは間違いないだろう。だがこれはあくまでチーム戦、相方との連携を視野に入れなければ意味が無いのだ。
織斑は連携されると面倒なので先に潰すために、山田先生に2人の相手を頼んだ。合流するまで少し戦闘を見ていたが、連携などはあまり取れていないような感じがしていた。いきなり連携を取れという方が難しいのかもしれないが、それでもある程度相方とのコミュニケーションはするべきだろう。
「さて、これで諸君にもIS学園教員の実力は理解出来ただろう。以後は敬意を持って接するように」
手を叩いて織斑先生が全員の意識を切替える。
「専用機持ちは織斑、オルコット、黒咲、デュノア、ボーデヴイッヒ、凰だな。では7人グループになって実習を行う。各グループのリーダーは専用機持ちがやる事。わかったな?では分かれろ」
織斑先生が言い終わるや否や、織斑とデュノアに一気に2クラス分の女子が詰め寄っていった。
分かっていたことだが、相変わらずというかなんというか……もう少しこう無いのか?
その後、織斑先生の鶴の一声により、わらわらと集まっていた女子達は蜘蛛の子を散らすが如く移動していき、それぞれ専用機のグループは2分足らずで出来上がった。
最初からそうしてくれれば良かったのに。
次の番外編
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おねショタ(無効票)
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1シャル&ラウラと千春(受け)
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2シャル&ラウラと千春(攻め)
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メス堕ち(無効票)(千春総受け)
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束と千春
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千冬と千春
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シャル&ラウラと千春
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一夏と千春
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オマケ(無効票)
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千春&箒「これは練習だから浮気じゃない」
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千春&セシリア&鈴「IS3分クッキング」