女装して入学することになった暗殺者によるIS学園生活 作:灰崎 快人
デュノア、ボーデヴィッヒと同室になり、初日から3人で同じベッドに寝ることになってしまった。
一体何故こんなことになってしまったのだろう。ひとまず現状を説明しよう。
この部屋には2つベッドが設置されている。3人部屋なのに何故2つしかないのかという質問は勘弁して欲しい。部屋のインテリアを見るのは今回が初めてなのだから。
本来であればその2つのベッドでデュノアとボーデヴィッヒに寝て貰い、俺はソファーで睡眠を取ろうと思っていたのだが……
何故か1つのベッドで3人一緒に寝るという訳の分からない状況になっている。本当になんで?そこにもう一つベッドあるよね?
「黒咲さん寒くない?」
右隣で身を寄せるデュノアが優しく話しかけてくる。こうして近くで顔を拝むと本当に女の子のような顔立ちをしている。3人で寝るのが恥ずかしいのかそれとも少し暑いのか分からないが、デュノアの顔は少し赤く染まっていた。
「二人と一緒に寝てるからむしろ暖かいよ……」
「それは良かった」
そう言って笑顔を見せる傍らで、ただひたすらにお腹を触っているボーデヴィッヒ。
お腹を撫でるたび「なるほど……」「一般生徒がこれほど……」と声を漏らしている。身体を女性よりにするために絞っているのもあるが、先ほどの通りISのこともある。自然とそういった身体になってしまうのはどうしようもないだろう。
「筋肉も凄いが肌はすべすべだ。身体のケアを欠かしていないということか」
「そこまで肌を露出していないのも理由かな?」
「確かに黒咲のISスーツは織斑一夏と似たものだったな。何か理由があるのか?」
「私のISは特殊だって話はしたでしょ?あのスーツは操縦時のGを軽減する為に着てる感じかな。それがなければ普通のISスーツを着ているよ」
「なるほどな」
実際ISスーツを着用せず操縦したことが一度ある、その時は凄まじいGに襲われ意識が飛びかけた。
それ以来ISスーツの着用を心がけるようになった。流石に実践授業がない日は着ていないが、放課後には必ずと言って良いほどの必需品となっている。
それ以外にも理由はある。暗殺者としての仕事を過去にしてきたが、身体に抵抗された傷がないと言うことは、抵抗される間もなく簡単に始末することが出来るほどの技量を持っていると言うことのなる。
しかしそんなことこの2人に話せるわけがない。それに現在「黒薔千春」として指名手配にまでなっているのだ。余計話せるわけがない。
「それでボーデヴィッヒさんはいつまで触ってるのかな……?流石にくすぐったいよ?」
「ああ、すまないな。それでどうやってここまで辿り着いた?」
「えっとね、織斑先生と偶にジムで会うからそこで一緒にって感じかな。それ以外にも色々あるけど一番はそこが理由だと思うよ」
「そうか、教官と……納得だな」
実際かなりの頻度で早朝のジムにて出会うことが多い。トレーニングのメニューにて色々とアドバイスを貰うことは多いが、食事に関しては正直色々言われるのは好きではない。普段の二倍の量の飯を喰えと言われても不可能だろうに。
「黒咲はいつもそんな格好で眠っているのか?やはり日本の夏は暑いと言うことか?」
「んー今月はまだそこまで暑くはないんだけど、基本的に私は寝るとき息苦しい格好するのが嫌だからね。だから寝るときは基本的にラフな格好してるかな、それに部屋に来る人なんていないから人目を気にする必要も無いしね」
「でもこれからは僕たちが一緒だからね」
「そうだな、人目を気にする必要があると思うが?」
「そう言われても、2人とも特に気にしていなかったでしょ?デュノアさんに至っては女の子がお腹出してたとしても興奮しないからね」
健全な男の子だったらもしかしたら「なんて格好してるんだ!」とか言われるのかも知れないが、デュノアからの反応は特になく寧ろお腹を冷やさないかと心配されている。そしてそんな格好をしている自分と添い寝までしてきている、もしかしたらデュノアは「そっちの気」があるのかもしれない。
織斑?多分何も思わないんじゃないか?
「まだ服着ているだけマシだと思うよ?世の中には下着で寝る人、下着も着ないで寝る人がいるからね」
「そ、そうなの?」
「ボーデヴィッヒさんがそうだったからね。まさかシャワー後に下着も着用せず、にベッドに入ろうとするとは思わなかったけど」
「そんなことがあったんだね」
「今寝間着を着せてるのも私がなんとか説得したからだけどね」
「正直少し息苦しいな……」
「服買いに行くときに寝間着も買いに行こっか、そうすれば私と同じような服がおいてあると思うからさ」
「そうするとしよう」
「2人は日本に来てまだ日が浅いと思うから、私がデパートまで案内するね。そこまで行けば近くにお寿司屋さんとかあるからさ」
「おねがいするね」
「よろしく頼む」
週末の日曜までにプランを練るとしよう、デュノアとボーデヴィッヒが道に迷わない様に考えておかないといけないな。そうなると人通りの多いところ、いやはぐれる可能性もあるな……
IS学園に転校し1日目が始まった。男性操縦者として最初は不安な気持ちでいっぱいだったけど、織斑くんや黒咲さん、その他の生徒達は疑うことなく接してくれた。
最初は織斑くんが授業のためにグラウンドや男子更衣室を案内してくれたのは本当に助かった、知らないうちに女子更衣室で着替えてしまう可能性もあったから、その点については感謝しないとね。
授業では転校生を除いた専用機持ちと山田先生によるISの実践が行われた、ここで驚いたのが代表候補生と織斑くん以外にも専用機持ちが同じクラスにいたこと。
黒咲千春さんに関しての事前情報は一切無く、何故専用機を持っているのか全く分からなかった。
その黒咲さんは山田先生とペアを組み代表候補生と織斑くんのペアと戦う事になった、最初は織斑くんの実力を見る為にひたすら目で追いながら織斑先生に言われたとおり「ラファール・リヴァイヴ」の解説をしていた。
先生に代表候補生達を任せて、黒咲さんと織斑くんが戦闘を行っているのを見て驚いたことが沢山ある。
まず黒咲さんが装着しているISの存在、あれほど装甲を削ったISは見たことが無く残っている装甲は小型化されており、人体に沿うようなデザインが施されている。ISと言うよりもISに近いアーマーというのが印象的に近いだろう、ISと言って良いのか怪しいが元のISから極限まで小型化した感じだろう。小型化したことで空気抵抗を減らし高機動に特化させた機体は、かなりピーキーな調整が行われているのだろう。それを扱い切れている黒咲さんの操縦技術には目を見張るものがあった。代表候補生でなくても専用機がもらえる理由が分かったかもしれない。
「凄い……」
気がつけばそう声に出していたかも知れない。戦闘では終始黒咲さんが優勢で、織斑くんの位置をうまくコントロールしていた。織斑くんも操られていることは分かっていたけれど、その通りにしか動けないような誘導の仕方で思い通りに動けなかったんだろう。
最終的には地面にたたき落とされ挙げ句の果てには大爆発を喰らっていた。
「容赦のない攻撃」
はっきり言って織斑くんのデータを取るよりも黒咲さんのデータを盗んだ方が有力になりそうな気がしてならなかった。
その後織斑くんは何処かへ行ってしまい代わりに黒咲さんが学園を案内してくれた、親切な彼女がいなければどうなっていただろう?
だいたいの予想は付くけれど女子達に囲まれて帰れなくなってたかもしれない、本当に黒咲さんが居てくれて助かった。
その後織斑先生から部屋の手配が出来ていないと言われたときにはとてもびっくりした、もしかしたら僕が女であることがばれたから織斑くんとの同室が出来なくなったのかと思った。
実際は別の問題でそうできなかっただけらしいけど、こればかりは学園の指示に従った方が有力ではと思い黒咲さんとの同室に同意した。
まさかボーデヴィッヒさんも付いてくるとは思わなかったけど、1人同居人が増えただけだし問題無いと判断した。
その結果がこれだ。まさか冷徹な彼女が黒咲さんにここまで懐く(?)とは思わなかった、一緒に寝ている隙にISのデータを引き抜こうとしたけれどこうなってしまえば奪うのは厳しそうだった。それに僕は未だに彼女のISの待機状態を確認していない。つまりこの部屋の中にある彼女の私物がISの可能性がある。
正直言ってこの中から探すのは無理な話だ。今日は大人しく諦めて黒咲さんと一緒に寝ることにしよう、そうすればISについて何か聞き出せるかも知れない。
男子の距離感はこのくらいで良いのかなと思いながら彼女の腕を掴む、黒咲さんからは少し戸惑った声がした。
彼女からは独特な匂いがする。少し火薬の匂いが落としきれていないのか微かに香っている、それに混ざった彼女自身の匂いが少し癖になりそう。というか普通に良い匂いがする。
そういえば良い匂いがする異性とは遺伝子レベルで相性が良いって聞いたことがある。本当なのかどうかは分からないけどね。
少し彼女の身体に顔をうずめれば、香りがより一層強く感じることが出来てとてもリラックス出来る。不思議な気分だった。
「デュノアさん!?」
「大胆だな……」
僕の動きに対抗してボーデヴィッヒさんも同じように顔をうずめていた、それだけ彼女に懐いているのだろう。
男子としての距離は間違えたかも知れないけど、友達としての距離感は間違っていないと思う。
少しだけ彼女の表情を見ると、アワアワした様子でどこか落ちつかなさそうだった。
やっぱり距離感間違えたかもしれない……
ボーデヴィッヒが上衣に手を突っ込んできた辺りで流石にストップをかける。流石にこれは女子同士であったとしても不味いことだろう。
「女同士のスキンシップではこうやって肌を触るのだろう?そうドイツの友人に教わった」
何をどうしたら胸を触るのがスキンシップになるのだろうか?その友人は普通の常識を持っていないのかも知れない。
「ボーデヴィッヒさん、普通はそこまで行かないんだよ……そもそも添い寝もそこまでしないから」
めくれ上がった上衣を元に戻しながらボーデヴィッヒに正しい知識を教えていく。もう少しめくれていたら胸が丸見えになってしまっていた、もう少し布面積の多い服を着たら良かったと、これほどまでに後悔したことはないだろう。
「添い寝は本当に親しい仲であればやっても良いと思うよ、男女の添い寝は……多分もっとハードルが高いと思うよ」
男なのに身体に顔を埋めてきたデュノアを見ながらそう話すと、そうなの?と言わんばかりに不思議そうな顔を浮かべていた。デュノアのことよく分からなくなってきそうだった。
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おねショタ(無効票)
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1シャル&ラウラと千春(受け)
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2シャル&ラウラと千春(攻め)
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メス堕ち(無効票)(千春総受け)
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束と千春
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千冬と千春
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シャル&ラウラと千春
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一夏と千春
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オマケ(無効票)
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千春&箒「これは練習だから浮気じゃない」
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千春&セシリア&鈴「IS3分クッキング」