※この作品はR-18です。

女装して入学することになった暗殺者によるIS学園生活   作:灰崎 快人

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第49.5話「鬼の怒り」

「作戦完了――と言いたいところだが、お前達は独自行動による重大な違反を犯した。帰ったらすぐに反省文の提出と懲罰用の特別トレーニングを用意してやるから、そのつもりでいろ」

「……はい」

戦士達の帰還は、それはそれは冷たいものだった。

腕組みで待っていた千冬に俺達はきつく言われ、勝利の感覚さえおぼろげだ。今は大広間で全員正座。この状態でもう三十分は過ぎた気がする。セシリアの顔色が真っ赤から真っ青になり始めているのが、危険信号に目安だ。

「あ、あの、織斑先生。もうそろそろそのへんで……。けが人もいますし、ね?」

「ふん……」

怒り心頭の千冬に対して、山田先生はおろおろわたわたとしている。さっきから救急箱を持ってきたり、水分補給パックを持ってきたりと忙しい。

「じゃあ、一度休憩してから診断しましょうか。ちゃんと服を脱いで全身見せてくださいね。――あっ!男女別ですよ!わかってますか、く……織斑君!?」

一瞬、俺の名前を出しそうになっていた山田先生。

感の良い箒、シャルロット、ラウラは山田先生も俺が男性である事を知っているのだと把握した。

肝心の俺はそれに気づくことすらなく、完全に沈んでいた。

それに「脱いで」のあたりで俺を除く女子がそれぞれなんとなく自分の身体を隠したのが、軽く織斑を傷つけていた。織斑がそんなにジロジロと見たりするヤツに見えるんだろうか?

「それじゃ、みなさんまずは水分補給をしてください。夏はそのあたりも意識しないと、急に気分が悪くなったりしますよ」

はーいと返事をして、俺達はそれぞれにスポーツドリンクのパックを受け取る。もちろん身体に考慮してのぬるめの温度。冷たいのの一気飲みはよくない。

「……血の味がする」

吐血していたこともあり、身体が脱力感でいっぱいになる。今はまともに動くことすら出来ないだろうな。

「………………」

「なんですか、織斑先生?」

じーっとこちらを睨んでいるので、俺は居心地の悪さからつい口を開いてしまった。

また怒られるかもしれないな。

「……しかしまあ、よくやった。全員、よく無事に帰ってきたな」

「……そうだな」

確かに全員無事で帰ってこれたのは良かったかもしれない。といっても軽傷は負っているだろうがな。

なんだかんだで皆の身を案じてくれた千冬に心の中で感謝を伝えた。この場で直接いうと色々と面倒なことになりそうだ。

「織斑くん、みんなの診察をしますから――」

「さっさと出て行け」

千冬の声に押されて、織斑は慌てて廊下に脱出。

ぴしゃりと閉じた襖に、織斑は背中を預けて深く息を吐いただろう。

「……」

ともかく、今回の戦いは終わった。

考えなければいけないこと、整理しなければいけないことなど山ほどある。

とりあえず――守れたよな。

(……俺取り残されてるな!?やばいやばい!)

「あ、あの。私先にお手洗いに――」

「ダメですよ、ちゃんと先に診断を受けてください」

いやいや、流石に女子の中に男が混ざってるのはダメだろ!って山田先生知らないんだよね男だって事!千冬はなにも説明していないだろうし……どう切り抜けたものだろうか?

「千春さん、あの大丈夫ですか?」

心配そうにこちらに近づいてくる箒、流石に不味いと思っているのは箒以外にラウラとシャルロットが居た。

「箒さんも知ってるんだね」

「ということは二人も?」

「ああ、同じだな」

「……どうしよう」

ここで脱いだら間違いなく男だと言うことがバレる、バレたとしても言いふらすような事はしないと信じたいが……万が一の事を備えておきたい。

「黒咲、お前には少し聞きたいことがある。こっちの部屋に来い、山田先生も」

「わかりました」

「大丈夫でしょうか?」

「俺が今回の作戦を立てたからな、その責任とか色々あるんだろう。心配するな、皆の事はちゃんと軽くなるように頼み込んでみるからさ」

「「「…………」」」

「……大丈夫だってば」

終始心配そうにこちらを見てくる三人に、俺は優しく頭を撫でる。シャルロットとラウラは問題無かったが、箒の頭を撫でる際には少し背伸びをして撫でてあげた。その際に箒から少し笑われたのが気になる。

「それじゃあ、少しお話してくるね」

そういって黒咲は3人から離れ千冬の後をついて行った。

 


別室

 

「さて千春、まずは今回の作戦よくやってくれた。全員無傷とはいかないがよく戻ってきてくれた。しかしそれはそれ、これはこれだ。命令違反をしたのには変わりない、特にお前が今回の作戦を考え皆を引き連れたのも知っている。あの6人よりもかなり重い罰が下されるのは想像に難くないだろう?これに関しては私の裁量で決まるこれについての反論は一切受け付けない。いいな?」

千冬の言葉はごもっとも。二回目の作戦内容は完全に黒咲が独断で考え、専用機持ちを招集し命令違反をさせてしまった。今回の責任については黒咲ただ1人で受け入れようとしている、織斑達は黒咲の作戦に参加させて命令違反させてしまっただけ……と流石に庇うのは難しい。

「わかっています」

覚悟は出来ていると意思表示をする黒咲。その意思をしっかりと受け取った千冬はそれ以上黒咲を責めることはしなかった。

「お前はかなり無茶をしたのは確認している、耐G用薬剤、鎮痛剤を投与しているのはラウラから報告を貰っている。鎮痛剤が切れる前にお前の身体のケアをする、だから今ここで全部脱げ」

「……ここで?」

「そうだ、ここでだ」

「あの、山田先「山田先生も黒咲が男だと言うことは把握済みだ」――は?」

今なんと言ったのかと黒咲は理解出来ていないのか、唖然とした表情をしながらぽつりとそんな言葉を漏らす。自身の性別を明かした(バレてしまった)のはシャルロット、ラウラそして箒のこの3人だけだと思っていた。しかしそこに山田先生が追加されるとは全く思っていなかった。

「あの、いつから……?」

「物置で手伝って貰ったときに押し倒しちゃって、その時に……黒咲さんのが、その、おっきくなってて……それで気がついたんです」

「…………」

絶句。確かに最初こそ女性とのスキンシップなどに慣れておらず、千冬に襲われてから少しだけ慣れ、シャルロットとラウラと同室になってからはなんとか抱きしめることくらいはできる様になった。流石に裸とかは慣れる訳でもなく、シャルロットがシャワールームに入ってきた時や、ラウラが朝一で全裸でベッドの中にいたときは流石に戸惑った。

そんな事が起きる前の段階、つまり耐性が全くない状態で山田先生のあの豊満な胸に押し潰されてしまったことが原因で、こんなにもすぐにバレてしまうなんて……男としての性だろうか。

「まさかそんなことで……なんてこった」

「だ、大丈夫ですよ?ちゃんと織斑先生には口止めされてますから」

「山田君がバラさないのは私が保証しよう、今はとにかくお前の治療が最優先だ。いいな?」

「……いやでもなんで山田先生の目の前で脱がないといけないだよ!せめて慣れてる千冬だけにしてくれ!」

「私一人でお前の治療を完璧に出来ると思うなよ、最低でも二人は必要だ」

「私も丁寧に黒咲さんの身体を治療するので安心してください!なるべく見ないようにはするので……」

そう言いながらも、山田先生の視線は黒咲の下半身に集中していた。黒咲はそれに気がつくと、特に集中して見られている部分を瞬時に手で隠す。

「さっさと脱げ!」

「おわぁぁぁぁ!?!?」

痺れを切らした千冬によって、黒咲はISスーツを剥ぎ取られ真っ裸になってしまう。

その時の千冬の表情はとてもわくわくしたような、玩具を見つけたかのような笑顔と、黒咲の身体状態を心配するような不安感を合わせたような表情を浮かべていた。

山田先生に関しては常に黒咲のある一点を見つめ、それが露わになった際には顔を真っ赤にし、手で目を隠していた。が、指の隙間からしっかりとその一点から目を離さなかった。

「きゅ、急に脱がすなよ!」

「もたもたしているお前が悪い!さあ!治療に入るぞ!」

「はい!黒咲さん、大人しくしてくださいね!」

「あっ、あぁ……うわぁぁぁ!!!」

 

Ten minutes later

 

治療を終え山田先生がセシリア達の方へ協力しに行った隙をついた千冬は、黒咲を抱えて自身の部屋へと運び込む。山田先生には「織斑と黒咲の部屋を交代させてほしい」と伝え、唯一の男である織斑を侵入させないように先手を打っていた。

部屋には既に束が待っており、これから何が起きるのかは容易に想像が出来た。

部屋に運び込まれたと思えばすぐにベッドに運び黒咲を横にさせる。自身の身体をいたわってくれているのかと思って大人しくしていると、束はもう一枚の布団を持って真隣にくっ付けて一枚の布団にした。

逃げないようにするために隣で監視をするのか、それともあの時のように襲われてしまうのか。どちらかわからない黒咲は大人しくしている他無かった。

時刻はまだ五時。夕食には早い時間だったこともあり、黒咲はつかの間の休憩時間となった――はずだった。


「んんっ……んっ♡」

「ふふっ、気持ちいいか?昔からある程度お前の身体を弄っていたのが役に立ったな」

休憩時間。そんなものはなく、ただ二人にいいように身体を弄られる。

無謀な状態でのIS操縦、それによって身体への反動はとてつもないものになっていた。その状態で千春が二人に対抗出来る手段はなにもなく、敏感な部分をただひたすら弄ばれる。

「私達を心配させたお仕置きだ」

「な、なんども謝ってる……」

「謝罪だけで済むと思ってるの?」

「ひぃっ!?」

「悪いが私はこれからお前の夜のお世話をしに行くから覚悟しろ?」

「い、嫌だ!そんなこと嫌だっ!」

「なに安心しろ、他の女子生徒に欲情しないようにしっかりと管理してやるからな」

「他の女の子に目移りしたらダメだからね~?」

女の子の様に色っぽい声を出す千春。

千冬の気が済むまで弄られ続け、束に何度も舌を絡ませられる。

気がつけば丁度夕食の時間へと入っていた。




「ね、ね、結局なんだったの?教えてよ~」
「……ダメ、機密なんだから」
お膳を挟んで向かい側、ぱくぱくと夕飯を食べるシャルロットに1年女子が数名群がってあれやこれやと訊いている。おそらく二番目に取っつきやすいシャルロットになら訊けると思ったのだろうが、それは判断ミスというものだ。シャルロットは専用機持ちの中では二番目に責任感が強い。それは間違いないだろう。
シャルロットが二番目なら一番目は誰かって?おそらく黒咲だろう。そんな黒咲に女子が群がっていないのは、織斑先生と山田先生に挟まれて食事を取っているからだ。今回の件を訊こうとした瞬間、間違いなく織斑先生から重い罰などが与えられるのは目に見えていた。
「ちぇ~。シャルロットってばお堅いなぁ」
「あのねぇ……聞いたら制約ついて色々と面倒な事になるんだよ?いいの?」
「あーそれは困るかなぁ」
「だったら、はい。この話はこれでおしまい。もう何も答えないよ」
「ぶーぶー」
さすがはシャルロット。同学年の女子達をあしらうくらい朝飯前と言ったところだろう。お姉さんキャラと言ったところだろう。
「あっ、それとは別で気になることがあるんだけど、聞いて良い?」
「……なに?」
「黒咲さん、なんであんなに色っぽくなってるの?」
えっ?と言葉を漏らし黒咲に視線を移すシャルロット。確かに今の黒咲は少し様子がおかしく、時々頬を赤くしてはビクッと身体を震えさせている。それに浴衣も少しシワをつくっていて、妙に汗ばんでいて息遣いからも色気を感じる。そんな状態でゆっくりと旅館の夕食を食べていた。
その様子を隣で見ている織斑先生は、愉快そうに食事を楽しんでいる。黒咲と最後に接触したのは織斑先生で間違いないだろう。しかし黒咲と織斑先生の中で一体何があったのか、それをシャルロット達作戦遂行組は知らない。
つまり、黒咲が何故あんな状態になってしまっているのかと聞かれても、誰も答えられる情報を持ち合わせて居ないのだ。
「ごめん、それは僕にもわからないや……本当にわかんない」


黒咲side



「ち、織斑先生、んっ、これ止めてくださいよ……」
「ダメだ、大人しく我慢しろ」
「んんっ……」
「あの、織斑先生。黒咲さんになにを?」
流石に気になった山田先生が千冬に何があったのか問う。する一つの小さなピンク色のリモコンを取り出した。
リモコンには弱、中、強の3文字とそれぞれに対応するスイッチが付いていた。
「黒咲、見せてやれ」
千冬に言われた俺は大人しく太もも辺りの浴衣をめくる。
そこにはピンク色の小さなボックスとお尻に向かって伸びている1本のコードと、お尻の影に隠れている筒状の物が見える。
「あ、あんまり見ないでください……」
山田先生に見られたくないが、今の俺は無力であり千冬の命令は絶対になってしまっていた。
カチッ。とスイッチを押す音が千冬の方から聞こえたかと思えば、お尻に付けられていた玩具がナカで暴れ始める。
「んっ、ふぅ、ぅぅ♡」
必死にナカからの刺激を耐えながら、浴衣を元に戻して食事に集中する。
えげつないことをしている千冬に対して、山田先生は何も見なかったことにして食事を楽しむことにした。

次の番外編

  • おねショタ(無効票)
  • 1シャル&ラウラと千春(受け)
  • 2シャル&ラウラと千春(攻め)
  • メス堕ち(無効票)(千春総受け)
  • 束と千春
  • 千冬と千春
  • シャル&ラウラと千春
  • 一夏と千春
  • オマケ(無効票)
  • 千春&箒「これは練習だから浮気じゃない」
  • 千春&セシリア&鈴「IS3分クッキング」
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