※この作品はR-18です。

女装して入学することになった暗殺者によるIS学園生活   作:灰崎 快人

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第5.5話「ハプニング」

授業が終わり昼休憩となった時間帯IS学園生は皆お昼を取りに教室を離れていく。無論それは教員にも当てはまるものだ。

1年1組副担任、山田真耶。

真耶は少し考え事をしながら職員室へと向かっていた。

黒咲千春という1人の生徒について、少し知りたいことが出来ていた。興味があるともいえる。

本来教員であれば生徒の情報はある程度目を通しているものだ、しかし真耶は黒咲千春についてほとんどの情報を持ち合わせていない。

原因は1つ。千冬による黒咲千春の身分偽造。

織斑千冬は1年1組の担任ということもあり、クラスの情報を全て握っていると言っても過言ではない。そんな千冬が黒咲の情報を真耶に見せることなく学園生活を開始した結果、真耶は少しづつ黒咲について疑問を持ち始めていた。

主に真耶が黒咲について説明されたのは2つ。

1つは体調を崩して入学式に出れない生徒であり保健室に運ばれたこと、もう1つは試験機(専用機)持ちであることこの2つだけ。

この2つの中で黒咲について知れるのは後者の専用気持ちであるということだけ、黒咲自身のことについてはほとんど説明されていなかった。

その後、黒咲について知ろうと生徒の情報が入っている名簿を眺めていたが、至って普通のプロフィールであり違和感などは一切なかった。

それでも真耶にとって黒咲には1つ気になる点があった。

『色々と面倒だ……』

真耶と黒咲が2人で話していた際にぽつりと漏らした声。黒咲からは本来聞けるはずのない少し低い声、中性的な声であると言われればなんとなく納得は出来るであろう程の声。それだけが真耶の脳内で引っかかっていた。

(一瞬、ほんの一瞬だけ黒咲さんから別の誰かを感じた?私の考えすぎ?)

疑心暗鬼になりながらも真耶は真相を知るために千冬をお昼の食事に誘うことにした。

「織斑先生、お昼行きませんか?」

「ん?そうだな、少し休むとしよう」

作業データを保存しパソコンの電源を落としたあと、千冬は席を立って食堂へと向かう。その後ろに真耶はいつものようについて行った。

「クラス長の件、どうなると思いますか?」

「そうだな。一見すればオルコットが断然有利と言いたいところだが、織斑と黒咲の専用機によっては状況が変わるかもしれんな」

「織斑の専用機は倉持技研制作のISと聞いていますけど、黒咲さんの専用機は一体どこのなんでしょう?」

織斑の専用機についてはある程度真耶も情報が回っているのに対して、黒咲の機体については一切の情報が出てこない。明らかに不自然すぎる。

そもそも企業・国家に所属しているのか怪しい黒咲が専用機を持っていること自体が怪しいことだった。

「さてな?しかし面白い機体(ピーキー)だと聞いている」

「面白い、ですか?」

「私が知った情報だが、なんでもそのISは運動性・機動性特化にしているらしい。試験的な側面が近いらしくかなりピーキーな機体に仕上がっているらしい」

千冬は顔色一つ変えずただ淡々と黒咲の専用機について語り始める。真耶が知らない情報を千冬はしっかりと持っているあたり、やはり黒咲には何かがあると疑い始めている。

食堂につき千冬と真耶はそれぞれのメニューを手に2人掛けの席に移動する。千冬は焼き鮭の定食、真耶はそれにデザートのプリンがついていた。

2人が席につき黙々と食事を楽しんでいると、真耶は黒咲についていくつか質問をし始める。

「あの、織斑先生。黒咲さんについてなんですけど」

「どうかしたか?」

「実は──」

真耶は今朝の出来事を千冬に説明する。説明している間、千冬の眉がピクっと一瞬動いたような気がしたがそんなことに真耶は気づくことが出来ず淡々と説明を続けていく。

「──でも黒咲さんのプロフィールなど見ても違和感とかはなくて」

「あるとすれば黒咲が男である可能性。そう言いたいのか?」

「あまり疑いたくはないんですけど……」

真耶の中では黒咲が中性的な声も出せる女の子、もしくは本当は男の子であることを隠している。この二択になっていた。前者であれば問題は専用機だけになるが、後者であった場合様々な問題が浮き彫りになってくる。

まずは男性操縦者だということ。2人目のIS操縦者が出たとなれば世界中から注目を浴びることは間違いないだろう。それに黒咲千春は織斑一夏とは異なり《ブリュンヒルデの弟》という後ろ盾も存在しない、端折って言うのであれば守ってくれる人物もいないので研究所送りにしやすいということだ。

次はプロフィールの偽造について、IS学園に入学する際には必ず筆記試験に実技試験を行う必要がある。筆記試験については言わずもがなであるが、IS学園がもっとも重要視しているのは実技試験である。

実技試験ではISの適正を調べる他、どれだけISを動かすことが出来るのかを確認するための試験でもある。

これをクリア出来なければIS学園に入学することは出来ない。しかし黒咲はこの試験を受けた形跡がない。実際のところ千冬だけに伝えられている可能性もあるのだが、それであれば副担任の真耶にも情報が行っていなければおかしいのである。

「織斑先生は黒咲さんについて知ってるんですよね?」

「ある程度はな」

「では黒咲さんの筆記試験・実技試験の結果を出来れば教えて欲しいです」

ふむっ、と千冬が少し考えたあと重たい口をゆっくりと開く。

「黒咲の筆記試験は今年の1年の中で上位に入っていた、と言っても流石に十代女子苦手科目もあったな。五教科については問題ないが、その他の科目、例えば家庭科だなこれについては酷いものだった」

「酷いって五教科とISの知識以外は50点満点のはずですよ?」

「黒咲は家庭科で赤点ギリギリの28点だった、しかも間違えていたところは全て料理食事に関する場面。その他は全てあっていた」

「……それは料理が苦手なだけでは?」

「山田先生、料理のさしすせそとはなにか言えますか?」

「砂糖、塩、酢、醤油、味噌……基本ですよね?」

「黒咲は「サワイ、醤油、ステロイド、セレン、味噌」……何故こんな回答ができるのか」

千冬は頭を悩ませながらため息をつく。味噌についてはあっているので問題ないが醤油……いやほかの3つについては謎である。そもそもステロイドは薬だ、そんなものを料理に入れるな。

「じ、実技の程は?」

「ISの実技については伸びしろがかなりあると言ったところだ、まだISに慣れていないところもあるのだろうが射撃は正確と思わせてこちらのペースを確実に乱してくる。近づけば離れていき、逆にこちらが離れれば近づいてくる。黒咲は一定の間合いで戦うタイプのようだ。だがISに不慣れであることが関係して距離感を見誤っていたな」

「ま、まあそれはよくあることですから」

黒咲の専用機は当日に送られてくることを含め、実際にISを動かしたのはその試験時のみだろう。それにしてもなぜその情報をこちらに教えてくれないのかと、真耶は半ば不貞腐れたような顔で千冬を見つめる。悪い悪いと悪びれもなく笑いながら千冬は淡々と食事をとっていた。しかし真耶は千冬の反応から一つだけ確かな事がわかった気がした。

(間違いなく黒咲さんと織斑先生は何かを隠している)

それ以上の情報は求めることが出来ず、時間はあっという間に午後の授業開始五分前へとなっていた。

午後の授業が始まっている中、真耶はこれまでの情報を整理した上で黒咲について考えていた。あくまでも可能性ということを考慮した上での考えである。


まずは『千冬と黒咲の関係性について』

千冬と黒咲が二人で話している場をたまに見かけることがあるのだが、その様子は教師と生徒ではなくまるで知人のようにお互いを知っている様子で話をしていた。

特に印象的なのは黒咲を前にして話をする千冬の笑顔が多いこと。実の弟である織斑一夏の前でも笑顔は中々見せないものであるが、何故か黒咲の前では笑顔が出ることが多い。笑顔といってもニッコリではなく、少し柔らかい笑み。友好的な証でもあるのだろう。

そんな関係だからこそ、黒咲の秘密やプロフィールの改ざんなどを可能にしているのではないか?と真耶は考えている。といってもこれはあくまで考えのひとつであり、信憑性に関してはかなり薄くいまひとつの状態だ。

しかし仮にこの考えがあっていた場合、織斑千冬とのパイプそして篠ノ之束とのパイプが出来ている可能性もある。黒咲の専用機については出所が明らかになっていないが、篠ノ之束からの贈り物であった場合などが考えられる。

考察は考察止まりなので結局のところ、決定的な証拠がなければ意味がない。

(考えとしては悪くないと思いますが……うーん……)

次に『彼女の声色について』

黒咲がポツリと漏らした声は男性と言われればそうであるが、女性だと言われればそうともとれるような声色だった。黒咲の本来の声が前者であった場合、黒咲の性別は男性であるということになる。これは前述の通り2人目の男性操縦者がその世界に存在していることになる。

これが世界中に知られてしまえば間違いなく研究所から狙われることになり、それを最低3年間回避するために女装してIS学園に入学したという可能性がある。

しかしどうやってこのIS学園に入学することが出来たのだろうか?IS学園の試験結果は千冬の口から告げられた通りしっかりとデータがあるが、そこは千冬と黒咲のパイプによって偽造されたものである可能性が高い。

後者であった場合、黒咲の素の声が男性に近いということになる。しかしその声を隠しながらIS学園に通っているのはどう考えても不自然であり、違和感しか感じられない。素の声が嫌いだからということであれば多少なりとも理由つけにはなるのだが……

(どっちも考察で止まってしまいますね)


「織斑先生は黒咲さんのこと、一夏くんより大切にしてるように感じますね」

「そうか?私は変わらないと思っているが……」

「黒咲さんと話してる時の織斑先生、見たことない笑顔浮かべたりしますから。もしかしたら知人なのかな?って思ったんですけど。違いましたか?」

「ある意味表裏一体の関係かもしれんな」

「表裏一体の関係……ですか?」

「あぁ、私が黒咲のことを昔から知っているように、黒咲も私のことを昔から知っているのさ」

「表裏一体」「昔からお互いを知っている」気になる単語が出てきて、真耶の頭の中はさらに混乱の渦が出来てしまった。

「山田君、いつかしっかりと話すことがあるかも知れない。それまでしばらく待ってくれないか?」

「は、はい。話してもらえるのであれば……」

「その機会が早まらなければ良いのだがな」

そう呟いて織斑先生は食堂を後にする。織斑先生はどこか焦っているような、疲れが溜まっているような濁った目をしていた。

それでもいつかきっと真実を話してくれることを信じて、今は黒咲さんの事を見守ることにした。

「黒咲さん、一緒にお昼でもいかがです?」

「喜んで、オルコットさん」

(本当に気になりますね……黒咲さん)

 


備品室

 

放課後。黒咲の事がどうしても気になった真耶は、教員という立場を利用し、黒咲に備品の整理を手伝って欲しいとお願いをしてみた。黒咲は何も疑うことなくこれを了承、実際備品整理は助かるのでありがたい話だ。

黒咲と少しでも会話することが出来れば、知りたいことが知れるかもしれないと思った。

黒咲がクラスメイトと話している場面はよく見ることがあるが、基本的には話の話題がコロコロと変わっていたり端的な話だったのか目を離したらいつの間にか会話が終わっていたりなどが多かった。

それはオルコットや篠ノ之、織斑にも当てはまっていて、勉強以外のことは基本的に受け身で話をしていることが多く感じる。

しかし千冬と話をしている時は特別、自分の意見を素直に出し時には千冬に対して否定的な感情を見せることも少なくない。

実の弟である織斑と話している時の千冬は、あそこまで表現豊かとはいえない。弟以上に千冬は黒咲に心を許しているのかも知れないと感じていた。

「ごめんなさい黒咲さん、こんな雑務に付き合わせてしまって」

「丁度暇してた時間ですから。大丈夫です」

笑顔でそう返してくれる黒咲の顔を見て、真耶の心は少し苦しくなった。

黒咲のことを男だと思っている。その考えが違っていた場合、真耶はとんでもないことを考えてしまっている愚かな教員になってしまいまう。

そんな罪悪感を忘れたいがために、黒咲に話題を投げ会話を広げられないかと試みる。

「黒咲さんは織斑先生と仲がいいんですね、顔見知り以上の関係に見えます」

「そうですね、友達みたいなものです」

「織斑先生とですか?意外ですね」

「よく言われます」

ここまでの情報は千冬から聞いた内容とほぼ同じ、ここからどうやって情報を引き出せるかが鍵になる。

とにかく会話を繋げないといけない、けれど黒咲からかえってくるのはさっぱりとした解答だけだった。

「織斑先生と話しているところをよく見ますけど、なんのお話をしているんですか?」

「織斑くんの事についてですね。勉強など教えてる時があるので、たまに迷惑をかけていないか聞かれるんです」

「黒咲さん頭良いですからね、私も副担任としてよく目をつけていますから」

「オルコットさんには負けますよ?」

確信に少し迫った質問をしてみたほうが良いのだろうか?と思い、一応黒咲から見て織斑のことをどう思っているのか聞いてみることにする。

「織斑くんは黒咲さんから見てどう思います?やっぱり唯一の男性操縦者として1目置いていたりしますか?」

すると黒咲の動きがピタリと止まった。「男性操縦者」というキーワードに止まったのか、それとも織斑に思うことが沢山あるのか。2択の状態。

「最初は心配でした、参考書を捨ててしまうのは普通は考えられないことですから。ISについて教えていくと、飲み込みが早くてかなり助かりましたね。ISの技術面では流石に私よりオルコットさんの方が適していると思うので彼女に教えてもらった方がいいかもしれません。最初に話しかけに行ったのが功を奏したのか、結構な頻度で話しかけてくれたりしますね。他の子も話しかけられないかなって待ってたりするのを見ていると、またこの人は……って思いますね」

しっかり織斑に思うことはあったみたいだった。周りの子達の事をちゃんと見ている当たり、配慮ができる人なのかもしれないと思った。

こんな人を男性だと思い込むなんて、と自分の方がおかしのでは?とまで思いはじめる。

偽りの雑務を切り上げようと黒咲と向かい合ったその時。ガタッという音と共になにかが崩れ落ちてくる。

真耶の管理が甘かったのか、それとも支えが壊れていたのか。棚に入っていた備品が雪崩のように崩れ落ちてくる。

突然の衝撃に驚き、真耶は黒咲を下敷きにしてしまった。まさかこんなみっともない所を見られてしまうとは、教師として情けないところである。

「いたた……」

ゆっくり身体を上げ黒咲が無事か確認する。真耶が上になっていたこともあり、備品の下敷きにはなることなく、外見上は特に目立ったような外傷もなかった。

しかし黒咲の顔は真っ赤になり、少し恥ずかしそうな表情を浮かべていた。

「大丈夫ですか!?」

「…………」

俯いたまま黙ってしまっている状態の黒咲を見て、真耶は何処か怪我をさせてしまったのでは!?と思い急いで黒咲の身体を確認する。

「だ、大丈夫──」

「すぐに保健室に連れて行きますからね!」

黒咲の言葉を待たずに真耶はひょいっと身体を抱き上げ、散らばった備品を片付けることなく一目散に保健室を目指す。

軽々と持ち上げられたことにとても驚いた黒咲だったが、それよりも気になっていたのは真耶の運び方である。最初はおんぶなどのものだと思っていたのに対して、真耶がとったのは横抱き。別名「お姫様だっこ」とも言われる抱え方だ。

それに気がついた黒咲は己の不甲斐なさと恥ずかしさで顔を赤く染め、さらに俯いてしまっていた。それを真耶は怪我した部分を痛んでいるのかも知れないと思い、保健室まで急いで駆け込んでいった。

 


保健室

 

保健室につくなり黒咲は怪我がないか確認をされるが、特に怪我もしていないことをか細い声で伝える。真耶は本当に大丈夫なのあ?と心配そうな顔で黒咲の顔をのぞき込んでいた。

「だ、大丈夫ですから。それに山田先生だって怪我している可能性もあるんですよ?」

「私のことは良いんですよ。下敷きにしてしまった生徒である黒咲さんの方が大切ですから」

そういって真耶は黒咲を優しく抱きしめる。教員としては生徒思いのよい先生であるのは間違いないだろう、しかし黒咲にとってはこの抱擁は奥底に眠っていた本能を刺激するには十分すぎる破壊力を持ち合わせていた。

「く、くるしいです。山田先生」

「あっ、ごめんなさい。安心してつい……」

顔を真っ赤にした黒咲を目の前に真耶は言葉を続けることが出来なくなる。赤らめた顔にスカートを少し強く握った状態で焦点は真耶から外していた、正確にはなるべく視界に入れないように視線を外していると言った方が正しいのかも知れない。

「わ、私これで失礼しますねっ……」

そう言って黒咲は礼をした後、真耶が止める間もなく、そそくさと保健室を後にした。

赤く頬を染めた黒咲の顔が脳内にこびりついて離れない。一つ一つ先ほどの黒咲について思い返していく。

赤く染まった頬に少し震えている声、バクバクと鼓動していた心臓の鼓動にきゅっと握りしめられたスカートと小さく浮かび上がっていたテント。

(スカートの一部、股の部分で少し立っていたアレは一体……まさか)

少しの考察をした後、真耶はハッとなり小さく笑みを浮かべた。

黒咲が顔を真っ赤にした理由は間違いなく真耶の胸に顔を埋められた事。十代男子であれば真耶の豊満な胸に顔を埋められてしまえば、間違いなく性的興奮による反応は見られるだろう。

それが黒咲にも見られたため、真耶の中ではある一つの結論を出すことが出来ていた。

(なるほど……織斑先生との関係が深入り理由は分かりませんが、一つだけ決定的なことが分かって良かったです)

ふふふっ。と柔らかな笑みを浮かべる真耶は、妙に色っぽく天使のようなそんな表情を浮かべていた。

(もっと知りたくなりましたね。黒咲千春さん……いいえ黒咲千春くん(……))

 


黒咲side

 

「はぁっ!……はぁっ!……」

保健室を後にした黒咲は真っ先に自室兼千冬の自室へと走っていた。

顔は依然のまま赤く染まっており、スカートには小さなテントが立てられていた。

自室に入るなり一つしかないベッドに倒れ込む。自身の高鳴る鼓動を感じながら、脳について離れない匂いと感触を必死に忘れようとする。

「ダメだっ、収まらないっ!」

黒咲がスカートを確認すると、先ほどよりも大きく張っていたテントがあり自身の男としての本能がこれでもかと主張を続けていた。

「千冬が来る前に落ち着かせないとっ……」

高鳴っている鼓動を感じながら、黒咲は一人シャワー室へと向かうのだった。




「ただいま」
黒咲がシャワー室に入ってから数分後、千冬がこの部屋に帰ってきてしまった。
(えっ!もう帰ってきた!?)
未だに処理の終わらない黒咲は焦りながらも必死にこれでもかってくらい主張されてしまっているモノを必死に処理していた。
「千春~?シャワー室か?」
シャワーの音が聞こえた千冬はゆっくりと脱衣所の扉を開けた。
「「あっ……」」
気まずい雰囲気だ。
「えっと、これは、その──」
「なんだ、そんなことか。安心しろ私がしっかり処理してやる」
「えっ」
処理すると言われた瞬間、黒咲は急いでシャワー室の鍵を閉めようと「何故鍵を閉めようとした?」したが時既に遅し。千冬はシャワー室に乗り込んできてしまった。
「さぁ処理してやるから、さっさと腰を突き出せ」
逃げ場がない黒咲は、ただその言葉に従うことしか出来なかった……

次の番外編

  • おねショタ(無効票)
  • 1シャル&ラウラと千春(受け)
  • 2シャル&ラウラと千春(攻め)
  • メス堕ち(無効票)(千春総受け)
  • 束と千春
  • 千冬と千春
  • シャル&ラウラと千春
  • 一夏と千春
  • オマケ(無効票)
  • 千春&箒「これは練習だから浮気じゃない」
  • 千春&セシリア&鈴「IS3分クッキング」
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