※この作品はR-18です。

女装して入学することになった暗殺者によるIS学園生活   作:灰崎 快人

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アンケート見てる時の俺(14日)
「いややっぱり上二つだよな……先に導入だけ書いておくか」
(15日)
「あれ?束が差してね?これわかんなくなってきたぞ」


第79話「結果発表ぉぉぉぉっ!」

「皆さん、先日の学園祭ではお疲れ様でした。それではこれより、投票結果の発表をはじめます」

かくして、俺たちの争奪戦の結果発表である。

体育館に集まっている全校生徒がつばを飲む音が聞こえた気がした。

こんなときでも黒咲は冷静で、特段焦る様子もない。

「一位は、生徒会主催の観客参加型劇『シンデレラ』!」

「「えっ……‥?」」

ぽかんと全校生徒が口を開く。その数秒後に我に返った女子一同からブーイングの嵐が起きた。

「卑怯!イカサマ!」

「なんで生徒会なのよ!おかしいわよ!」

「ノーカン!ノーカン!ノーカウントなんだこの勝負は!」

そんな苦情をまぁまぁと手で制し、楯無先輩は言葉を続けた。

「劇の参加条件は『生徒会に投票すること』よ。でも、私たちは別に参加を強要したわけではないのだから、立派に民意と言えるわね」

そ、そんな条件だったのか……

俺は呆れるよりもただひたすらに驚いていた。なんて用意周到な計画だ。

しかし、楯無先輩の説明ではブーイングが収まらない。

「はい、落ち着いて。生徒会メンバーになった織斑一夏くんは、適宣各部活動に派遣します。男子なので大会参加は無理ですが、マネージャーや事務をやらせてあげてください。それらの申請書は、生徒会に提出するようにお願いします」

…………はい?

「まぁ……それなら」

「し、仕方ないわね。納得してあげましょうか」

「うちの部活動は勝ち目無かったしね、これはタナボタね」

そんな声が周囲から聞こえる。

そしてすぐさま、各部活動のアピール合戦が始まった。

「じゃあまずはサッカー部に来て貰おうかな!」

「いいやここはラクロス部が!」

「料理部も居ますよ!」

「剣道部は、まあ二番目に来てくればいいですよ?」

「柔道部!寝技あるよ!」

──いや、待て待て!俺はどうなるんだ!俺の意志は!?

「それでは、特に問題も無いようなので、織斑一夏くんは生徒会へ所属。以後は私の指示に従って貰います」

楯無先輩がそう絞めると、生徒達からは拍手と口笛が沸き起こった。

え?なに?なんなんだこれ?俺が生徒会?各部活動に派遣?

「っていうか楯無先輩の指示に従うとか!?」

嫌な予感がする。とてつもなく、嫌な予感がした。

『おやすみ一夏くん。これからが大変だよ』

いつかの楯無先輩の言葉を思い出す。

(そ、そういうことなのか!?)

あの人は、どこまで本気なのかわからない。

わかっているのは逆らっても無駄だということだ。

「あ、あの!黒咲さんはどうなったんですか!?」

一人の生徒が楯無先輩に問いただす。そういえば黒咲もこの学園祭で部活動に入ることになっていた。その結果がどうなったのかだけは知っておきたい。

(というか生徒会に入らなくて良くなったら落ち着いてたのか……くそ、うらやましいな)

「黒咲千春さんは学園祭の間に茶道部に入部届を提出したので茶道部所属となります。以上」

──はぁ?

「「はぁぁぁぁぁ!?!?」」

体育館中が驚きの声包まれた。あれ?なんか音無くなったんだけどなに?

「だから茶道部は静かだったの!?」

「てかいつ茶道部に入ったの知ったの!?」

質問攻めに遭う茶道部に更識が説明を加える。

「どうやら黒咲千春さんは生徒会の劇の参加条件を誰かに教えて貰っていたらしくてね、それで劇が始まる前に入部届を提出したみたいよ。全く誰が教えたんだか……まぁそういうわけで黒咲千春は茶道部所属になります。以上です」

困惑の声が上がる中更識は強制的に話をまとめる。女子生徒の目が一斉にこちらに向くが俺は気にすることなく、今回の結果を受け止めるのだった。


「織斑一夏くん、生徒会副会長着任おめでとう!」

「おめでと~」

「おめでとう。これからよろしく」

楯無先輩、のほほんさん、虚さん。三者三様の言葉のあと、ぱぱーんと盛大にクラッカーが鳴る。

場所は生徒会室。どんっと豪勢な机が窓を背に鎮座しているのが印象的だ。権力の象徴だな、うん。

「……何故こんなことに」

「あら、いい解決方法でしょう?元は一夏くんと黒咲さんがどこの部活動にも入らないからいけないのよ。学園長からも、生徒会権限でどこかに入部させるようにって言われてね」

「二人が何処かに入れば~、一部の人はあきらめるだろうけど~」

「その他大勢の生徒が『うちの部活に入れて』と言い出すのは必致でしょう。そのため、生徒会で今回の措置をとらせていただきました」

三人の見事な連携はさすがに幼馴染みだということだろうか。

俺はこれ以上の抵抗が無駄だと悟り、がっくりと肩を落とした。

「俺の意志が無視されている……」

「あら、なぁに?こんな美少女三人も居るのに、ご不満?」

「そうだよ~おりむーは美少女をはべらかしてるんだよー」

「美少女かどうかは知りませんが、ここでの仕事はあなたに有益な経験を生むことでしょう」

とりあえず、この中でまともなのは虚さんだけらしい。

仕方なく、俺は虚さんにこれからの仕事とかを訊いてみることにした。

「えーと……とりあえず、放課後に毎日集合ですか?」

「当面はそうして貰いますが、派遣先の部活動が決まり次第にそちらに行ってください」

「わ、わかりました」

「さぁ!今日は生徒会メンバーが揃った記念と一夏くんの副会長就任を祝ってケーキを焼いてきたら、みんなでいただきましょう」

「わ~。さんせ~」

「ては、お茶を入れましょう」

「ええ、お願い。本音ちゃんは取り皿をお願いね」

「は──い」

作業分担は基本らしく、三人は息のあった連携で準備を進めていく。

それから並べられたショートケーキは、悔しいことに非常に美味しそうだった。

「それでは……乾杯!」

「かんぱ~い」

「乾杯」

「は、はは……乾杯。はぁ……」

こうして、俺の生徒会所属が決まったのだった。

 

 

自室へと戻る際に、シャルロットとラウラが話をしたいと切り出してきた。その場で話すことも出来たのだが、どうせならと一緒に自室まで戻ってきた。

自室に戻ってきた途端、ラウラは上機嫌にシャルロットは不機嫌になってしまった。

(俺なんかしたか……?)

なにも心当たりがない俺は困惑しながらも抱きついてきたラウラの頭を撫ではじめる。

「千春さん」

「なに?」

「どうして茶道部に入部届を出したの?」

なるほど、どうして茶道部なのかその理由が知りたかったのか。

「俺が千冬の相手をしているときに生徒会の劇について話をしていたんだ。そこで観客参加型劇は『生徒会に投票する』のが条件だと言うことを知ってな、その時は既に強制参加で結果が発表されれば生徒会入りは確実だった。だからその前に入部届を出すことで回避した。茶道部だったのは……丁度千冬が茶道部の顧問だったから。かな」

「そうなんだ……そっか」

「……?」

何か分からないが一安心した様子のシャルロットはラウラと同じように抱きついてくる。

一体何がどうしたのだろうか?というかそもそもなんで抱きつかれているのか全く分からない。いや、そもそも起きたら二人の抱き枕みたいな扱いされているから、抱きつき癖があるのか?

それにしても二人とも息が荒くなってるな……体調でも悪いのだろうか?

「息遣い荒いけど大丈夫か?」

「だ、大丈夫。それにこうしていると落ち着くから」

「問題無い。ただもう少しこのままで……」

少しだけ抱きしめる力が強くなった様な気がする。

(しばらく離してくれなさそうだな……)

俺はゆっくりとベッドに体を預け二人の頭を撫でる。次第に眠くなってしまったのか二人の寝息が聞こえてくる。ゆっくり体から手を離そうとするが、凄い力で抱きしめられているのか、位置を変えることしか出来なかった。

左右に彼女達の体を移動させた俺は、横になりながらふーっと息を吐き出す。

学園祭での疲労が溜まっているのもあるが、それよりも今は亡国機業について考えないと行けないだろう……それに奪い取ったコアもなんとかしないとな……




アンケートありがとうございました。
そろそろ機体データとか更新した方がわかりやすいかな……?
キャラクターも……

次の番外編

  • おねショタ(無効票)
  • 1シャル&ラウラと千春(受け)
  • 2シャル&ラウラと千春(攻め)
  • メス堕ち(無効票)(千春総受け)
  • 束と千春
  • 千冬と千春
  • シャル&ラウラと千春
  • 一夏と千春
  • オマケ(無効票)
  • 千春&箒「これは練習だから浮気じゃない」
  • 千春&セシリア&鈴「IS3分クッキング」
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