クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
今回は、ちょこちょこっと加筆はしていますが、元がギャグ寄りの『なろう』作品なので導入部分ってな話ですね。
クフーンside
鼻歌交じりに自室のクローゼットをチェック。さてさて今日は何を着るか?
百合として、女としておしゃれには気を遣う。そして冒険者なのだから実用性も無ければならない。
そういったことを考えるのもまた、楽しいオシャレってもんだな♪
「ふんふふんふ~ん♪」
あたしの家は広い。
それは冒険者として集めた戦利品の置き場所という色気の無い理由だけではない。
当然、女の子を沢山呼べるようにという理由だ!
そんなあたしが今いるのは家の中でも特に広い部屋。すなわち衣装部屋だ。
クローゼットには多種多様な服がズラリ♪
「今日はこれを着ようかな?
いや、レシィの奴があたし宛てに密林での依頼が来てるって言ってたな……」
仕事なんかのために着たい服を我慢するのは嫌だけど……、それでも今手に取っていたスキーウェアとスキー板は密林では使えないよなぁ~。
「いや待て……、発想を変えるんだ。
氷属性の魔法で密林を氷土に変えてしまえばどうだろうか?
そうすればスキーも楽しめるな! ……ふふふふふ♪」
あたしが出向くとなれば当然弟子のウルも来る。
白銀の世界で輝くはじける笑顔! おぉぉぉ~、流石はあたしの弟子だ♪
きっとウルはこういうだろう。
『寒くて、霜焼けになっちゃいました』
『シモが焼けるなら、ここは雪山定番の裸で温め合うか?』
『吹雪の中で裸で抱き合ったら、女の子の敏感な部分が張り付き合っちゃうかもしれませんね♪』
……イケル! 妄想だけでときめいてしまう。自然な導入からウルと吹雪の中でエッチできるじゃねぇか♪
しかも密林を氷漬けにしてしまえば討伐対象も一緒に始末出来るんじゃね?
うっは、あたしらしいノリと勢いだけの作戦だけど、いいかも♪
「となると、スノーボードもいるよな……。
一番の問題は、持っていく飲み物はコーンポタージュとお汁粉のどちらにするべきか……」
それなりに長考し、そんなに悩むくらいなら両方作ってしまえ、と思ったところで衣装部屋にウルがやってくる。
おいおい、入る時はノックしろって言ってんのに、このおませさんめ♪
そんなにあたしの裸が見たかったのか?♪
と思いながらも、すでにスキーウェアに着替え終えていたのだった。
ちっ、あたしの裸を見せられなかったな。
「あれ? クフーンさん。
スキーウェアなんて持ちだして、今日の依頼は雪山ですか?」
「うんにゃ。
今日は密林からの依頼が来てるけど、ウルの可愛さを氷雪の中で見たいから密林を氷漬けにするだけさ」
先程の妄想を丁寧に説明していく。するとどうだろう、ウルも同じように節減全裸えっちにときめいてくれるはず……、
「いやいや、それは流石に他の冒険者さんたちにも悪い気がしますけど?」
ダメでした。ときめき失敗。
でもまぁ、やっぱそう? って感想も出ちゃうよな。なんだよ密林で吹雪を起こすって。バカかよ。
でも、魔法による一時的な気候の変化くらい、一週間もすれば元通りだと思うんだけどな? とちょっとばかり雪とウルの裸を一緒に見たい気持ちはまだ残っている。
「それにクフーンさん。
幾ら雪上三倍効果という女の子を魅力的にする伝説があるとはいえ、作り物の雪と氷では本当の輝きは出せませんよ?
それよりも密林は密林で、肌に張り付く不快な暑さを逆に利用した装備の方がいいと思います」
ウル曰く、「密林には密林の良さがあるんだなぁ~」ってことらしい。
「確かにそうだな……いや、そうとしか思えなくなってきたな」
「それでこそ私の師匠にして恋人のクフーンさんです♪
さぁさぁ、そうと決まればどの衣装にするべきか分かりますよね?」
ウルと一緒にのスキーウェアではしゃいで、夜は山小屋にて裸で体を温め合うシチュエーションしか期待していなかったとは、あたしも未熟なもんだ。
そもそも平地の密林に山小屋なんてねーよ。
「そう! スキーウェアになくて密林で活かせる服にあるもの。
それは肌の露出です!!」
「おぉ~~!」
「具体的には水着ですね。
衣装部屋には水着もあるんですよね?」
「おお、あるある♪
全年齢のさまざまな体型に合わせた衣装が揃えてあるから色も形も選び放題さ!」
ウルはやはり、ワンピースか? いや、ビキニもいいが、ここはカッコよく褌でもいいな。
海にも似合いそうだし。
特に褌は脱がされるときに股が擦れるからな。擦れるからな♪ 擦れるからな!
「クフーンさん。海ではなく、密林なんですから。泳ぐ訳じゃないんですよ?
機動性は勿論ですが、水ではなく汗に濡れて映えるチョイスをお願いします」
「それじゃ、普通に迷彩柄で選ぶか?
ついでにヘルメットもかぶって軍靴履いてナイフとライフル装備の格好」
「それはそれでグッドです♪」
う~む、なんだかマニアックな気もするが、汗と泥に汚れるならいいかもしれないな。
銃はこの世界のモンスター相手には効果は薄いが、そこは魔力を弾にして撃てば弾切れはないし、今回はミリタリー装備で行くのも悪くない。
「それじゃ私は赤と黒の迷彩柄の水着にしましょうか」
「ならあたしは金と銀の迷彩柄にするかな」
柄が密林関係ねーじゃんって突っ込みはナシだぞ?
いーんだよ。どうせ銃なんか持ったって物理で殴りにいくんだから返り血で染まるだろうし。
それよか、場違いな空気出した方が面白ぇーってもんよ♪
そしてビキニに着替え中のウルに、こそっと背後から近づいてお胸にタッチ♪
「ん……クフーンさ~ん?」
わっほほ~い♪ ウルの柔らかパヨンパヨンのおっぱい揉んじゃったぜ♪
しかも目の前で着替えしていたからか、すでに期待してたんだな♪
「もう、昼間は冒険者の時間じゃないんですか?」
「それはそれ、これはこれだ。
目の前に成長著しい果実があったら収穫したくなるだろ?」
「それは否定しませんが、それはつまり私がクフーンさんの果実を収穫してもいいということになりますよね?」
言うが早いか、今度はウルの攻撃。すでに着替えを終えていたあたしの金銀ビキニに手を滑り込ませて大胆に守れちまったぜ♪
ついでとばかりに下にも手が伸びる。
「うっは♪ ウルだってやり過ぎじゃねぇか?
昼間っから下のお口にダイレクトアタックかよ♪」
「だって、クフーンさんのおめこ、私を待ち望んでキュンキュンしているのが見て分かりましたもの」
確かにそうだ。昨晩もウルとの濃厚なえっちであたしの子宮が疼きまくっているからな。
ちょっとの刺激で興奮状態になるのは自然なことさ。
「それに、私が子宮内部に注いだ魔力がクフーンさんの性的興奮と連動して淫紋を浮かび上がらせる魔法が発動しちゃってますからね。
文字通り観ただけで発情しているのが分かるんですよ」
「……そういえば、そうだったな」
ウルが新しい魔法の実験もかねて、感度3000倍の魔法の追加効果で浮かび上がる淫紋。
実はこれ、ウルに隷属しているみたいで割と気に入ってんだよな♪
なんてーの? 表向きは師弟関係で恋人同士だってのに、夜になれば主従の従はあたしでしたーっての。そういうのがなんか良いんだよ♪
それから一しきり、揉んだり吸ったり舐めまわしてお互いの身体を堪能したあとに着替えをし直して準備万端!
水着のまま街を出ていくのも通行人に見られて興奮するから良いもんだな♪
「それじゃ行くかい?
ウルの初めての密林での狩りに!」
「ええ、行きましょうかクフーンさん。
銃は今回初めて使いますが、クフーンさんの派手な水着を堪能しに♪」
今回の冒険の趣旨はお互いの水着を堪能することのみである。
討伐対象? そんなもんどうでもいいだろ?
冒険者ギルドには当然男も何人かはいます。
ですが、クフーン達が暮らす街は百合として栄えた街なので、必然的に腕のいい冒険者も職人も商人も、ほとんどが女性。
女尊男卑の街ですので女好きな変態野郎はすぐに死ぬか引っ越しをします。
まぁ、女性は百合をするのに忙しいので、何人か緊急の依頼を処理する男の冒険者もいるんですけどね。