クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
これらが出てくると心が躍りますw
だからなんだ? と言われればそれまでなのですが。
それにしても、これを書いていた当時はまだ『MHP2G』を遊んでいたのかな? それとも『迷い込んでポッケ村』の影響だろうか?
あの動画も『討鬼伝』を遊んでいた時のながらプレイで二週目だったかを見ていたのでその時かもしれませんねぇ~。
クフーンside
現在の状況を完結に説明しよう。
密林での依頼をビキニで攻略するという、汗と泥にまみれたキャッキャウフフな展開を期待して冒険中、
苦戦をしなかった末に治癒雲丹を撃破したクフーン&ウルのコンビはお腹を減らしていたのだった!
何故なら! 倒した治癒雲丹がまき散らした脳しょうが満腹度を減らす効果を持っていたからだ!!
「……出来たぜウル!
卵かけご飯(ご飯抜き)!」
「それじゃただの卵じゃないですか。
『かけ』と『ご飯』の部分はどこにあるんですか?」
「実は米を持ってくるのを忘れちまったんだよ」
あれほど忘れ物チェックしたってのに、やれやれだぜ。と、他人事のように言って現実逃避をするとしよう。
気が紛れてくるかもしれない。
「鞄はともかく、空間魔法の倉庫の中は?」
「漫画や小説の読み過ぎはよくないぜ、ウル。
空間魔法と言っても中に入れたものの時間が止まるだなんて、ファンタジーがあるはずないさ」
空間魔法の利点は重さと大きさに関係なく自由に出し入れ出来るところ。
短所は入れた物の腐敗は止められないってことさ。
腐敗しない設定を作ると、時間の操作をネタに話を展開させないといけなくなるからな。
時間操作――または時の魔法だとかを設定に組み込むと飽きられる可能性が高い。
ある漫画ではシリーズが幾つも出ていながらラスボスの能力を毎回、時間関係にしていたからな。
しかし、今の問題は米がないということだ。
さて、どうしたものか?
「ふぅ、そんなこともあろうかと、お弁当を持って来ていて良かったです。
大したものではありませんが、クフーンさんの手抜き手料理よりはマシだと思いますので」
「流石はウル。 よっ! 愛弟子♪ ドスケベボディでえっちな恋人♪」
「おだてても弁当しか出ませんよ?
そでれはご覧いただきましょう。否、食べていただきましょう!
わたしの手作り弁当はこちらですッ!」
そう言ってウルが空間魔法から取り出したお弁当を開けると中には……キムチだけだった。
「……」
「……」
「……キムチ丼ご飯抜きの大盛りです!」
「いやいやいや。も一つおまけにいやいやいや。
自信満々に言っといて、あたしの卵かけごはん(ご飯抜き)と、どっこいどっこいじゃねぇか」
弁当の中身は、見れば見るほどキムチ。
他の食材も、ご飯は米粒の欠片すら見つけられない間違いなくキムチそのものだ。
ほんのちょっとでもご飯が入っていれば、逆日の丸弁当とでもいい訳が出来ただろうに、見事に真っ赤なキムチのみ。
「ぐぬぬ、食べる直前に乗せる方が良いと思ってご飯とキムチの容器を別にしたのが仇となりましたね。
たぶん、忘れたご飯は、台所。
今頃は家に侵入しているはずのレシィさんのお腹の中です」
「あー、レシィなら腹が減ったらうちのキッチンを漁ってそうだよな。鍵も渡してあるし。
それじゃ仕方がないし、魚とか肉とか、腹にたまりそうなもん探そうぜ?
卵とキムチだけじゃ腹の足しにもなりゃしない」
とか言いつつも、ちゃっかり卵とキムチは会話中に完食済み。
「うーん、そうですね。
結局なんだかんだ言いながらお互いに卵とキムチ食べちゃいましたけど、物足りないですもんね」
釣り竿やら調理器具やらは無駄に揃っているし、現地調達で何とかなるだろう。
不幸な点を挙げるとすれば、治癒雲丹を倒す時に圧倒的な力の差を見せつけたいというだけの理由で、付近の木々を水魔法による大洪水で流してしまったので何もないということくらいだし。
仕方がないので側の川に二人で釣り糸を垂らすことに。
何か大物が釣れればいいんだけど、喰える魚ってこの川にいるのかねぇ~?
「って、糸垂らした途端にフィーッシュ!
昔、家のペンキ塗りを友人にさせてやった代わりにもらった釣り針すげぇ♪
ドラゴンが釣れたぜ♪」
「クフーンさん、ペンキ塗りをさせておいて、そんなよく釣れる釣り針までもらうなんて詐欺じゃないですか?」
「いーんだよ。そいつマゾっ気があるから喜んでくれてたし♪」
あれは、あたしがガキの頃だ。
今ではマゾッ気な性格なために、軍に就職して鞭で叩かれて喜んでいるらしいけど、
ちょっと鬱陶しかったけど。
「私もある意味、身友ですか?」
「ウルは弟子であり相棒であり、超超超大好きな恋人さ!」
「うふふ、流石はクフーンさん。恋人としてとてもうれしく思いますよ♪
ならば私への愛の証明として、早速クフーンさんが釣り上げてくれたドラゴンの調理をお願いします」
「あー、よく釣れる釣り針も良し悪しだな。
一瞬、大物に喜んじまったけど、よく考えたらドラゴンとは面倒なも釣り上げちまうだなんてなぁ~……」
釣り上げた魚――もといドラゴンは、<ガノノクス>という魚のようなドラゴンだった。
攻撃範囲がありえないくらいに広く、その鋭く伸びた二本の牙による攻撃は亜空間迫りくる。おまけに30%の確率で相手の防御力を無視して殺戮するという危険生物。
しかしながら、その腹部と尻尾の肉を斬った時の感触は非常に気持ちがよく、大剣使いの人気が特に高いドラゴンだ。
ザクリザクリと肉を掻き分ける刃の感触は戦う者をキラーマッスィ~ンへと変貌させる厄介な魅力だったりするが、大剣使いではないあたしにゃ女の子の肉壁を掻き分ける方がずっと気持ちいと思うんだけどな。
「でもまぁ、レベル差がありすぎだ。
あたしらに一撃必殺の技は効かな……いやまてよ?
ウル、ちょっと討伐を手伝ってほしいんだが、いいか?」
「へ? クフーンさん一人でも楽勝な相手では?」
「いやまぁ、そうなんだけどさ。
目的は別にあって、ウルの戦闘が見たいんだよ(爽やかスマイルで頼んでみる)」
「分かりました(なるほどね)」
狩ることのみを考えたらウルが出る必要はない。あたしだって指先一つで倒せるドラゴンさ。
だけどな、こいつの一撃必殺技を食らうとダメージはなくとも服がな……破けちゃうんだよ♪
ウルも、ちゃっかりあたしの意図に気づいたのか、分かっていて手伝ってくれている気がするし。
「あ~れ~、ガノノクスのありえないリーチから繰り出される牙ギロチンを食らってしまいました~♪」
見事! ただでさえ露出過多なエロエロビキニが超エロエロビキニへとチェンジ! 超エキサイティング♪
「ナイス! ナイスエロ魚!!
そんじゃ出番終わったし死んでいいぜ♪」
こうしてこれまでのドラゴンと違い、出番を貰えたガノノクスは一発殴って死んだ。
他に語ることもないけど、ウルの水着を破るという最高のパフォーマンスは忘れないさ♪
「うっは~♪ なんか今のウルって一晩中ヤリまくった後みたいな、いやらしさがあるじゃん♪
ずたぼろファッション最高ぉー♪」
予想通り、ウルの服はずたぼろとなり、その美しいお山のてっぺんや渓谷をかろうじて隠す程度の布きれへとなっていた。
「まぁ、これもダメージ加工と言えばファッションで通らなくもないかもですね。
街までこの格好で帰りますか?
帰りの道中のストリート百合ファイトが軽く倍に増えそうですし♪」
「ポジティブなウルもいいなぁ~。
弟子に恵まれたあたしの人生勝ち組決定うひゃっほう♪」
実はあたしも水着ははぎとって全裸でオナりながらウルを見ていたりする。
だってさ、ウルの美乳を見ていたらこう、子宮の奥が疼くじゃん? じゅくじゅくに蕩けるじゃん?
よく真面目ぶって「胸に手を当てて考える」っていうあれ、オナニーしながら考えろってことだとあたしは思う訳よ。
つまり! あたしの弟子はエロい!!
「おやおや、クフーンさんが普段のちょっとカッコいい仮面を脱ぎ棄てて完全に欲望に正直なだけになってしまいましたね。
それもまた素敵ですけど♪
此処でする気ですか?」
「すこ~しだけ、いいか?」
えっちは夜に、昼は冒険に。そう決めていてもウルの半裸を見て密林で全裸になった時点で、もうあたしの性欲は留まることを知らない。
そっと近づき、吐息が届く距離からはもうあたしの手はウルを抱き寄せていた。
「んっ……」
「あぁ、ウル……。愛してるぜ」
「それは私もですよ、クフーンさん♪」
すでにボロボロになっていたウルの水着も剥ぎ取り、お互いに密林で裸になる。
隠すものが何もない状態で抱き合い、お互いの胸が潰れ、心臓の音が重なり合う。
そうしてキスを一つ。ゆっくりと、舌を入れて吐息に愛を込めて交換する。
「あ、はぁ……、もう少しだけ、このままで」
少しで済ますつもりのないあたしは、再び唇をウルのものに重ねる。
瑞々しいウルの唇を舌で舐め、そのまま重ねられたキス。何度繰り返しても飽きることのない情欲の猛り。
お互いにすでに盛っているため、下半身もぐじゅぐじゅに濡れてきている。
擦り付け合う太ももも、どちらのものとも分からない愛液の滴りが陽の光に輝き、漏れ出る吐息が桃色に染まり続ける。
こんな場所で、昼間っから、そんなことはあたしら二人が愛し合う理由の妨げにはならない。
仕事中、夜はもっと激しくするのに、それも理由にはならない。昼が激しくとも、夜もまた激しくするだけなのだから。
全身に走る性欲もこれで多少は収まるかと思ったが、とてもじゃないが収まらない。
もっと欲しいと、ウルの全身をこれまで何度も重ね合ったこの子の肌を求めて心も体もエロいことしか考えられない。
「ん……、クフーンさん。
迎えが来るまで時間ありますが、それまでずっとこうしていたいんですけど、いいですか?」
愛しの弟子の恥ずかしげな表情での願い。
師匠としてあたしが返す答えはは決まっている。
「大丈夫だ! このままお互いに火照りを冷まそうぜ♪」
重ねた肌は離さない。上下の口でキスをして、何度も何度もお互いを求め合う激しい行為。
ひたすらに指先で弄繰り回し、そうして触手を生やしたり魔法で感度を上げたり、遊びまくることで、うっかり何時間もえっちしてしまうのだった。
◆ ◆ ◆
「それで、このまま本当に全裸で帰りますか?
私はそれでも、いいんですけれど?」
「少し悩むが、帰ったら本番をするんだ。
帰りの道中くらいは真面目に冒険者しようぜ?」
昼間っから盛っちまったもんな。ここからはもう夜まで我慢だ。
それに、あたしらが住んでいる街は百合な女の子が多いとはいえ、男もいるので帰る前には着替えてもらうがね。
ウルの柔肌はあたしだけのものさ!
本編で語る必要の無い設定。
~ガノノクス~ フィッシュドラゴン
どう見ても魚だが、鋭い牙がかろうじてドラゴンっぽさを出している。
肉質は静けさと荒々しさを感じさせる味。スーパーで100グラム500円で売られている。
それなりに強い。たぶん強いと思う。強いんじゃないかな~? 美味しい。
煮て良し、焼いて良し、だけどタタキは駄目なフィッシュ。
次話は百合回です。
久し振りに三人称で書いたので読者の方々に気に入ってもらえるかは分かりませんが、どっちにしても百合ですので苦手な方はお気を付けください♪
最終回の百合話に向けて少しギアを上げていきます。