クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
そのうち“女性”や“男性”という単語すらも差別用語になっていくのでは、と思いますが趣味でやる分には関係ないので私は変わらないでしょうねぇ~。出版社によって定義も曖昧なんでしょうし。
そんな感じで、受付嬢レシィのお話となります。
レシィside
ふふ、わたしがこうして自分について話すのも珍しいかもね。
普段はギルドの受付嬢として、冒険者の皆さんに愛と無反応を返すわたしだけど、それは男女で差別しているだけ。
その中でもとりわけ大事に思っているのが友人のクフーン。
彼女は姉であり妹であると同時に、私の恩人でもある。……もちろん恋人でもあるわよ。
今でこそ、そんなクフーンについていけるように心も体も強くなったけど、クフーンと今ほど仲良くなる前は弱かったの。
◆ ◆ ◆
「へーい、泣き虫レシィ!」
掛声と共に泥を投げつけてくる少年たち。
当時八歳だったわたしは、いじめられっ子だった。
「へっへっへっ、見事命中だぜ!
こいつ女子の癖に女が好きなんだってよ」
「へー、そいつぁ~イカレテるぜ~」
「よっし、俺らで男の魅力ってもんを教えてやろうじゃねぇか」
わたしが子どもの頃は、まだ男が今よりも、もう少し多かった。
恐怖で声も出なかったわたしは、取り囲まれて抵抗も出来ず、されるがままに服を裂かれ純潔を散らされそうになっていたわ。
でも、そうはならなかったの。
クフーンが助けてくれたのよ!
「女は黙ってショットガン」
当たり一面にドカンという轟音を響かせながらショットガンを構えたクフーン。
それはまるで絵本の中の百合のお姫様みたいで最高にカッコ良かったわ……。
あれが、クフーンを女として意識するようになった一番の要因かもしれないわね。
◆ ◆ ◆
ウルside
「え? ショットガンですか?」
「そう、ショットガン♪」
長くなるかと思ったレシィさんの話はそこまで長いものではありませんでした。
ようするに、いじめられっ子だったレシィさんをチンピラ少年グループから救ったのがクフーンさんだったという話なんですが、
「何で魔法じゃないんですか?」
「クフーンはね、当時はまだ魔法よりも銃器の方が好きだったのよ。
女のロマンが、どうのこうのって。
だから女の子同士でえっちするのに、銃の技術よりも魔法の方が使えると気が付くまではずっと銃で戦っていたのよ」
レシィさんが言うには、クフーンさんは子どもの頃から冒険者(勝手に名乗っていただけ)をし、狩りに出向いても銃だけでモンスターや山賊を倒していたそうです。
魔法と違って加減が効かないので、敵対した相手は良くても手足の二,三本を吹っ飛ばされていたそうですけど。
「それでね、わたしをいじめていた少年たちの手足をふっ飛ばしたあとにクフーンったらなんて言ったと思う?」
「あぁ、そこで素敵な落とし文句を言われて陥落しちゃった的な?」
「ええそうよ。
クフーンは西部劇のガンマンよろしく、ショットガンの銃口に息を吹きながらカッコよく、『あたしの銃は男のナニよりも強い!』って言ったかと思うと服を破られていたわたしを押し倒してきたのよ。
突然だったけど、嫌じゃなかったし、それがわたしの初めてね♪」
なんとまぁ、変わった口説き方ですね。
今でこそ魔法をぶっ放す力押しの戦闘ばかりしていますけど銃も達人だなんて、まだまだ知らない面があって嬉しい限りです♪
昔のクフーンさんも、半裸のレシィさんに辛抱出来なかった辺りが子どもっぽくて可愛らしいですね♪
「だからかな、クフーンが銃を使わなくなった現在、銃使いとしての彼女の一面を知っているってのは周りの子に優越感があって幸せだったの」
「うん? それを私に教えても良かったんですか?
二人だけの秘密なのでは?」
というかクフーンさんへの理解度なら圧倒的にレシィさんの方が上なんですよね。
「わたしとウルちゃんの仲じゃないの。
やっぱりクフーンが他の女の子たちと遊んでいるのは寂しいけど、大好きなクフーンが街の人から愛されているのは幸せなのよ」
私だから教えてくれた。なるほど、それは嬉しいですね♪
その事実が私の中で、レシィさんへの感情も高めていきます。
「それじゃあ、レシィさん。
クフーンさんは見ての通り、しばらくは体が空かないでしょうし(穴的な意味で)、今だけ私たち二人の関係を発展させてみませんか?」
「いいわね。
感度千倍のままでの生活と一人えっちで修行した百合力の試し相手としてウルちゃんは最高よ!」
冒険者ギルドの奥にある百合専用レストラン。
そのさらに奥の部屋は百合専用の百合部屋。
私たちはクフーンさんへの想いを同じくしながら、今日のところはお互いをお互いで愛し合うことになりました。
二人で肩を組んで奥の部屋に入ると邪魔が入らないように鍵を掛けます。
「ふふふ、準備はいいですか?」
そう言っておきながら、私は返事を待たずに速攻で衣服を脱ぎ捨てると、まだ着衣のままのレシィさんの背後に瞬動。
服の下に手を伸ばしてクフーンさんを虜にする豊満なバストを堪能しましょう♪
そ~れ、ふにふにっと♪
……ん?
「もしかしてレシィさん……母乳、出てますか?」
触れた瞬間、確かに分かる感覚。コリコリと固くなった乳首は温かく濡れています。
それと、なぜか乳首ピアスもしているようですね。クフーンさんの趣味なら私も開けましょうかね?
「実はね、最近は身体が敏感になった影響からか、えっちする時に母乳が出るようになったのよ。
それだけウルちゃんとのえっちを期待してる、って思ってくれていいわよ♪」
「そう言われて期待に応えねば百合が廃りますね。
いいでしょう! クフーンさんの恋人の先輩でもあるレシィさんとの本気のプレイに挑ませてもらいます!」
即座に手首から触手魔法を発動してレシィさんの全身を弄ります。
感度千倍――いえ、触手魔法で二倍ッ! さらに両手の触手でさらに二倍ッ! そこにいつもの三倍の百合魔法と空間魔法に仕舞っていた“トロイの三角木馬”を合わせて使用することでレシィさんの感度は十万倍になるはず。
私の全力の百合攻撃でしたが、着衣・触手・三角木馬責めというトリプルコンボを食らってもレシィさんは耐えています。
勿論、恍惚とした表情はそのままに、迸る母乳による服の染みは大きくなり、下も大洪水でミチミチと三角木馬が食い込み続けています。
それでも、失神することもなく、絶頂することも無く、ただ次の一手を待っている様子。
「教えてあげましょうか、ウルちゃん?
わたしの百合プレイでの秘策♪」
言うが早いか、先ほどまで攻め続けていた私と快楽を受け続けていたレシィさん。その関係が一瞬にして変わりました。
先程まで私が繰り出していた触手と百合魔法、それに三角木馬が全て私に帰って来たのですから。
「んぎぃ!? にゃじぇ、わらひが、こんにゃ……」
「ん~? “立場を替える魔法”ってところかしら?
さっきまでわたしが受けて来た感度魔法、触手、三角木馬、それにおまけとして乳首ピアスも。
それら全部を一瞬でウルちゃんと交代したのよ♪」
呼吸すらままならない快楽の波にのまれそうになります。
ギチギチと、おめこに三角木馬が深く沈み込んでいき、絶頂を与えます。リザさん特性のこの三角木馬は治癒魔法も同時にかけ続けるために“死ぬほどの快楽”を味わう道具。
それが、私自慢の触手と感度魔法を併せ持って責められたら、もう……、
「イキたい? でもダメよ。“絶頂封じ魔法”♪
私もこの身体になってようやく身に付けた絶頂をコントロールする魔法で、しばらくウルちゃんは達せなくなるわ♪
しばらくこの感覚で楽しみましょう♪」
そこからはもう、プレイとすら言えないような快楽による拷問の連続でした。
何度も何度も、執拗に触手で全身を弄ばれ、魔法で付けられた乳首ピアスを引き千切れるんじゃないかというほどに引っ張られ、それが苦痛どころか激しい快楽を生むのに、どれだけ快楽に身を任せても絶頂できない!
おめこは寂しさからか閉じることを忘れてレシィさんの責めを待ち続けるのに、愛撫だけで決定的なプレイには進まない。
焦らされ続けて待ちわびる快楽の連続。早くイキたい! それだけを考えてレシィさんの為すがままに身体を好き放題にさせているというのに!
プライドも何もかもを投げ捨てて快楽の奴隷に堕ちてまで、どれだけ望んでもレシィさんは焦らし続ける。
そんな状態で何時間も一方的に犯され続け、ついに“絶頂封じの魔法”が解かれるとなった瞬間、ここでレシィさんは再び“立場を替える魔法”を発動。
何時間にも渡って生殺しにされ続けて来た私の溜まりに溜まった絶頂が、一瞬にしてレシィさんのものになってしまいます。
全身の体液を迸らせながら白目をむいて気絶するレシィさんと、それをモヤモヤした気分で見下ろす私。
「え? これで決着ですか?」
……この勝負、私の勝ちなのか、はたして負けなのか?
唯一分かっているのは、このプレイは納得がいかないので意識の無いままのレシィさんを相手に散々えっちして、ひとしきり満足するまで楽しみます。
それでも行為の最中、一切目を覚まさないレシィさんに、それほどの絶頂なら自分が体験したかったと悔しい気持ちは消えませんでした。
感想! レシィさんは全てにおいてレベルアップしていたので私と互角以上に張り合える素晴らしい百合へと進化していました。
クフーンさんのすべてを知るのは積み上げてきた年月的には難しいかもしれませんが、レシィさんみたいな詳しい人と、もっともっと仲良くなりたいものですね♪
今度は今回使われた“立場を替える魔法”を私が使って、苛め抜いたレシィさんから絶頂だけを奪い取ろうと思います♪
今回、修正するにあたって読み返していて気付いたのですが、
子どもの頃のクフーンがショットガンに息を吹きかけるシーンですが、子ども用のショットガンというわけではないので息を当てにくい気がするんですよね。拳銃じゃあるまいし。
熱を持った砲身に手を持ち変えて息を吹きかけたのか、はたまた爆音波めいて息の方を強くしていたのか。
その辺、適当に書いているのが自分でもよく分かるので読者の方々のご想像にお任せします。
こういうシーンを具体的に考えてみると、おかしな点ってのも「ネット小説」なら断然ありですね♪ 私は「小説」ではなく「ネット小説」を描いているのですから♪
以前にも、モンハン二次創作でイビル・ジョーが金冠イャンクックに、キン肉バスター(イビルバスター)を繰り広げるプロレス書いていましたし無問題!
『ハーメルン』掲載、ヨイヤサ作品№6『しょしたい!』より。