クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
でもこの作品を書いていた頃って、『カブトボーグ』がブームだったんでしょうねぇ~、な話でもあります。
そして今ではブルーレイBOXを買って時々見返している私♪ カブトボーグ最高ー!
ウルside
バカは風邪を引かないと言いますが、それはバカな人は風邪を引いても気づかないからであって、自分が風邪だと気がつく人はバカじゃないと言えるのかもしれません。
ですが風邪を引く原因がバカな行為だったならば、やっぱりその人はバカと言えるのじゃないでしょうか……?
「クフーンさん。アイスクリームとかき氷を食べながら氷風呂に浸かって氷魔法でお風呂場に吹雪を降らせるって何か意味があったんですか!?
理由が分かっても分からなくても、私はあなたにバカですか? と聞かなければいけないのですが!」
「ぴっぴー、ぴぴぴ~♪(口笛)」
あからさまに目を合わせようとせずに口笛を吹いて誤魔化そうとしているのが私の師匠のクフーンさん。
今日は風邪を引いて休養という意味でベッドインしています。
……まぁ、パジャマ姿がハート柄の可愛らしいパジャマなので怒りはだいぶ緩和されているのですがね。
胸元のボタンが立派なお胸で圧迫されている様子はとてもエッチですのでボタンを何個か外してよりエロく……(ゲフンゲフン)、胸元を楽にしてあげなければいけません。
「あ、ボタン。ありがとなウル。おっぱい揉んだり吸ったりしていいぞ。
あたしの健康は逆境から這い上がるたびに強くなるんだよ。
だから! 心の炎を絶やさないために氷に抵抗をつけてたんだ!」
「それが分かったところで、クフーンさんの意図が理解出来た自分をほめるべきか、バカなクフーンさんを嘆くべきか……」
とまぁ、要約すると「修行してた」ってのが理由らしいです。それも思いつきで。
勿論、おっぱいは揉んだり吸ったりしましたよ。搾乳魔法をかけて母乳を搾り取れるようにすれば私の喉も潤います♪
クフーンさんは強いんですから、風邪でちょっと弱ったくらいがちょうど良いのでしょう!
~閑話休題~
まったく、クフーンさんらしいと言えるのでしょうが、幾ら炎属性が得意なクフーンさんと言えど、そんな氷漬けの修行だなんて、すぐに凍りついて風邪を引くに決まっているでしょうに。
ちょっと激しく遊び過ぎたためか、今では鼻水ズビズバ、くしゃみも連発。
……私がおっぱい揉み過ぎたからじゃないですよね?
「へぇ~っくしょーんッ!」
「あ、クフーンさん。もう少し可愛らしくしてください」
ワンモア! プリーズ♪
「へくちんっ」
「合格です」
流石は器用なクフーンさん。くしゃみ一つとっても「器用さ」のステが限界突破しています。
原因こそ、バカなことをしていたクフーンさんの自業自得でしょうけど、熱が40度を超えているんですよね。
もう少しからかって遊びたいですけど、ここは養生させるべきでしょうね。
「ウ、ウル……あたしが死んだら葬式での喪主はレシィに任せるけど私物は全部もらってくれ……」
「いいんですか? クフーンさんは街のカリスマですし、遺品を(性的な意味で)欲しがる人たちも多いでしょうに」
冒険で手に入れた魔物の素材や武具は換金すればいいですけど、百合のカリスマですから私服も多いんですよね。
ちなみに女の子に合わせた、それぞれの勝負下着を付きあった女の子の数だけ用意しているのがクフーンさんのカリスマ性です。
「確かに……あたしは百合としての人生を謳歌してきた。
これまで関係を持ってきた女の子も数知れないけど、それでも一番はウルなんだ。
あたしの日記帳の最後のページに恋人たち全員への言葉を残しているから、それでお茶を濁してくれればいいさ」
日記をつけているあたり、クフーンさんも割と乙女ですよね。
「さらばだウル……、あたしが死んだあと、世界の特S級冒険者たちがお前の敵になるかもしれないが、知恵と勇気で勝ち残るんだぞ……ぐふぅ……」
「クフーンさぁぁぁ~ん!」
そうして静かに息を引き取ったクフーンさんの骸に背を向け、武器庫の鍵を開けます。
クフーンさんの家には普段の冒険で使う一般向けの武具がありますが、中にはレベル1000オーバーでしか使えないような危険な物もあります。
それを格納してあるのは地下。
私もその存在を聞いてはいましたが、入るのは初めてです。
「これが……クフーンさんが私に残してくれた聖遺物……」
百合の伝道者として聖人だの何だのと言われるクフーンさんの一番いい装備なら、そう呼んでも問題はないでしょう。
いま、私の目の前にあるクフーンさんの武具はそう言いたくなるほどに神々しいものだったのですから。
「“神を汚す鎧”シェ・ゾウィー・グィィと、“巨人殺しの鎚”ガールヴィ・ンランドゥ。
クフーンさん……あなたの意思はこの私、特S級冒険者ウルが引き継ぎます!」
初めて身に着けるはずのクフーンさんの武具は、武具の方が私の体に合わせて大きさを変え、元々持っていた自分の力が自分でも制御できなくなりそうなほどに膨れ上がるのを感じます。
「クフーンさん……」
部屋に戻り、眠ったように目を閉じたクフーンさんの静かな死に顔を眺める。
「……クフーンさんって、結構派手な鎧持ってたんですね?」
「あ、やっぱそう思う?
その鎧はレシィがデザインしてくれたもんなんだよ」
はい、茶番は終了です。
「あっはっはっはっはっはっ♪
いやぁ~、それにしてもウルもノリがいいねぇ?
死ぬ死ぬ詐欺からの死んだふりに付き合ってくれるだなんてさ♪」
「そりゃ、クフーンさんの弟子ですし体の相性抜群のコンビですからね。
たかが40度越えの熱程度で死ぬだなんて思ってませんよ。ちょっと搾乳し過ぎましたけど。
というか体温低いくらいじゃないですか?」
「そりゃ流石に言いすぎさ。
寒さ対策で体内に魔法の炎を顕現した時は炎と同じ体温になるけど、平熱は36度くらいだよ」
「まぁ、普段から炎のように熱かったら私が燃えちゃいますからね(性的な意味でなく)」
「そーゆーこと♪」
いたずら大好きクフーンさんはノリで動きます。
風邪を引いたのを利用して私をからかったのでしょうが、笑いを堪えられなかったのでしょう。
「まぁ、いいさ。
今日のところは養生して治すことに専念するから仕事は休みだな。
半・自由業の良いところだぜ♪」
「特S級の冒険者でありながらここまで自由があるのは私たちくらいですよ?」
まぁ、クフーンさんの体調も万全ではありませんし、お金に困っているわけでもないので無理をする必要はないでしょう。
今日は私が看病してあげますから早く元気になってくださいよ?
そして私は手首からぬるりと媚薬にまみれた触手を生やしてクフーンさんのアナルに座薬代わりに打ち込むことは忘れません。
さっきもリットル単位で搾乳しちゃいましたし、しっかり洋上してもらうためにも貞操帯みたいなもんですね♪
私もさっき絞ったクフーンさんのお乳でも楽しんじゃいましょう!
「ウ、ウル……穴にぶち込むだけで、あとは何もしないって生殺しじゃね?」
「ダメですよ、クフーンさん!
風邪なのは本当なんですから、オナニーしたり娼館に出掛けないように拘束させてもらいます」
媚薬を全身に塗りたくって、内部にも搾乳した母乳と同じだけ媚薬を注入しても、行為は致しません。
致しませんったら、致しません♪ んふふふふ~♪ 脂汗いっぱい出して早く風邪を治してくださいね、クフーンさん♪
~“神を汚す鎧”シェ・ゾウィー・グィィ~
クフーン一押しじゃない最強防具。
かつて闇の大魔導師との戦いで圧勝したついでに剥ぎ取った鎧。
見た目が派手で神々しさもあるが、いかにもな鎧で着脱が面倒くさいため、好みの女の子に出合ってもすぐには脱げないので愛用されない。
その防御力はこの鎧を着て突っ立ってるだけで神の攻撃も防げる。(=これを手に入れた時、神すらも超える一撃で鎧の持ち主の闇の大魔導師を倒した)
~“巨人殺しの鎚”ガールヴィ・ンランドゥ~
かつて西で実権を握っていた騎士の家で伝えられていた大鎚。
北方の巨人が攻めて来た時、果敢に立ち向かい、人では持てないはずの巨大な鎚で撲殺しまくったために巨人殺しの異名を持つ。
ちなみにこちらの武器も使われることはない。
なぜなら、仮にもクフーンの手持ちで最強の武器であるため、これで殴ると一瞬で対象が血煙に粉砕されてしまい、治癒魔法でも、どこぞの撲殺天使の妙な擬音でも治せなくなるため。
本編で出す気はさらさらないのに、こんな設定ばかり考えるのは楽しい♪