クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
とまぁ、当時もちょうど艦これ春イベの季節だったようで。こっちに転載する作品で最初に目が留まったのがコレだったのですが、こういう当時の前書きを見ると嬉しくなります♪
クフーンside
風邪を引くってのは良い事ではないだろう。
体の節々が痛むし、のどが痛いし鼻水も出るし、声もガラガラと変になるし気持ちが悪い。
普通はそれを我慢して養生するもんだけど、あたしはレベル1000オーバーの超一流冒険者にして魔法使い!
治癒魔法で癒すなり、体温を炎と同じにするなりして風邪ウイルスを全て死滅させるなり出来るけど、あえてそれはしない。
なんでかって? それはだな……、
「クフーンさ~ん。お粥できましたよー」
「おぉ! 待ってましたー♪」
愛しのウルが側にいてくれるからさ♪
しかも、「裸エプロンでお願い!」って言ったら本当に着てくれるんだぜ!?
弟子兼恋人だが、こんなにかわいくておっぱいの大きな子が裸エプロンでお尻フリフリ家事と看護をしてくれるんなら、速攻で治す必要はないだろう。むしろ長引かせて甘えまくってやる♪
「はい、今ふーふーしてあげますからね。
あーんしてください♪」
「あーん♪」
ぱくり、と一口。
んまぁぁぁぁ~い!
「クフーンさんってば、私に看護してもらいたいがために風邪を自力で治そうとしないだなんて変わり者ですね?」
「ウルだってあたしの立場なら同じだろ?」
精神的にも肉体的にも風邪は弱るもんだ。そしておっぱいは裸エプロンは本当に素晴らしい♪
あたしの好みはエプロン以外は全裸で靴下すらも脱いでいるというのがいいな! 素足サイコー♪
「私だったら、風邪をしっかりと自力で治しておきながら看護を受けます。
大体、熱で気分が悪いと雪山で遭難した時の定番のアレが出来ないじゃないですか」
「お互いの体温による裸で温め合うってやつだろ?
確かに風邪をうつしちゃ悪いし出来ないけど、風邪でもないのに一緒に寝たら普段と変わらないじゃないか」
あたしが思うに、「風邪である」という前提条件があってこそ、普段強くてカッコイイあたしの弱い一面が全面に押し出されて魅力アップになるはずなのだ!
細かい演技とか苦手だし、風邪を治しておいて弱々しい振りなんて出来っこないからな。
いま弱っているのは縁起でも何でもない。体温を1000度にでもあげれば一瞬で治るだろうけど、しないったらしない!
「あ、でもさウルには移らないから口移しで食べさせてくれても平気だぞ?
体の表面に魔法でバリアみたいなのを張ってるから、あたしの体を離れた途端にウイルスは地獄の業火で焼かれる呪いのようなもんだからね」
「それじゃあ内部から直接というのはどうでしょうかね?」
「内部から? それも大丈夫だろうが、え? 本当にやってくれるんでっへへへへ♪」
ウルは裸エプロンのまま、おもむろにベッドに横になるあたしに馬乗りの体勢になって迫り、口内への侵入を許しちまう。舌をがっつりと。
……へっ?
「にちゅ……ぬちゅ……ちゅぽんっ。んふふ♪
火照って弱ってて可愛いですよ、クフーンさん♪」
おいおい、ウルとのキスは軽いものからディープなものまで普段から毎朝毎晩のようにしてるけどさぁ、ちょっと弱った状態でのキスって、むっちゃ気持ちいいぞ♪
これはちょっと予想していなかったぜ。
「クフーンさんは私がキスしたことに対して今、『予想してなかったぜ』と思ったでしょう?」
「いや、正確には『予想して“い”なかったぜ』だな。
でも本当に突然で、今のは驚いたよ」
「……ふむん」
一文字違いですか、と呟くウル。
一文字違いが、どうかしたのだろうか?
「クフーンさん、やっぱりあなたは風邪で弱っているようですね。
普段のあなたなら、少々ガサツな物言いですから『い』抜き言葉なはずですもん」
「いや、ですもんとか言われても意識していたわけじゃないからなぁ~」
「それです! 意識していなかったことが重要なんですよ。
それじゃあ次の私の行動にはどう考えますか?」
キスをしてから馬乗りのままだったウルは布団の中に手を入れ、あたしのパジャマの中にも手を入れてくる。
裸エプロンのッ! 美少女がッ! 馬乗りでパジャマの下に手をッ♪
「ふむん、やっぱりクフーンさんは弱っていますね。
おっぱいの先端が固さに乏しいですよ」
「サイズと感度は相変わらずのはずだぞ? んっ……つねるなよ♪」
「味もみておきましょう」
こんな状態でもウルのエッチ度は相変わらずなようで、動くのも億劫な状態で好き放題に胸を吸われてしまう。
だが、自分でも意外に思う。
ウルの百合力はあたし以上だが、それでも自分の体の反応がおかしいのだ。
何と言うか、絶頂したはずなのに、おっぱいの先端にみなぎる百合力がいつもより少ない気がする。
「ちなみに今、クフーンさんには感度千倍の魔法を掛けています。
風邪の時に、私のハンドパワー+性の魔法で昇天=成仏してしまうかと思いましたが予想以上に反応が乏しいので残念極まりないです」
「ん、悪いな。
あたしとしても気持ち良かったんだけど、上手く表に出せなくなっているみたいなんだ」
「ほら、また『い』を抜き忘れています。
クフーンさんは百合としてはネコなんでしょうけど、カッコ良さや強さに裏打ちされた弱さのようなものを持っていたはずなのに。
これは風邪を言い訳にするにしても慣れがクフーンさんを堕落させています!」
「でもさぁ~、実際には感じちゃってるんだよ?
ほら、布団の中を見てもらえば分かるけど、寝汗以外でも濡れているだろ?」
今だって口の中に注がれたウルの唾液を口の中でたぷたぷさせながら楽しんでいたりする。だってえっちな気分になれるんだもんな♪
「いい訳無用!
こうなったら弱っていることが理由にならないくらいクフーンさんの体をじっくりねっぷりと教育してあげます!
風邪ウイルスもその過程で根絶やしにしてあげますので一石二鳥ですね」
「あー、風邪なのが問題なら、治癒魔法使うなりするし、倉庫にどんなものでも根絶やしにする“ジェノサイドの経典”があるはずだぞ?」
治そうと思えばすぐに治せるが、あえてそれをしないというあたしの理由。しかしウルは聞いていなかった。
「ふぉぉぉぉぉぉ~~~~~!!!!!
集え百合力、百合の王! 私の百合力と弾けて混ざり、クフーンさんに終わりなき絶頂と快楽を与えたまえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!!」
うわ、人の話を聞いていないどころか、レベル1000オーバーにして特S級冒険者には全く不要の呪文詠唱なんてしちゃってるし。
ちょ、ちょっと本気で気合いを入れてかからないとイキ狂っちまうかもな……。
なんて思っていたら、魔法が直撃した瞬間、あたしの全身の体液があふれ出し、パジャマが裂けるほどの快楽で意識が飛んでしまうのだった。
まさか、このあたしをここまで追い詰めるとは……風邪の時の裸エプロン姿の恋人は素晴らしいものだ♪
あまりにも連続絶頂と風邪によって喉が変になっていたが、ウルの母乳を飲むことで体力の回復したのだった。
あたしの身体もだいぶ人間離れしているし、こんなもんだろうな。
~バトル作品っぽい描写~
そこからのバトルとも言えない圧倒的快楽の波はクフーンを海の底に沈めるに十分な威力を持っていた。
藁をもつかむ思いでウルの魔法の突破口を探すも、そこは完全無欠のウルによる最高最強の全方位の百合魔法は指一本動かすだけで全身を苛むほどに快楽を直接脳に叩き込むものだった。
「くっ……、風邪で弱ってる師匠相手になんてことしやがる!」
「段々と『らしさ』が出てきていますよクフーンさん。
さぁ、あなたの体の髪の毛一本から心の奥底まで私色に染め上げて見せます♪」
そう! ウルの宣言と共に、百合の雷がクフーンの全身を貫き、抵抗する気力を失い沈んでいくのだが、そこからさらなる百合力を発揮するのだった!
「弟子を超えるために、天国の淵から舞い戻ったぜ!」
そして風邪を治し、倍以上に膨れ上がった百合力によるクフーンの迎撃がウルを落とすのかどうかは語られずに次話へと続く。