クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
ウルside
「キャラメリ~ゼ天国~♪
AMAくて~IYAらしい~ねっとり感~♪
ぜ~んぶMAぜて~女の子汁TAっぷりジャムに死よ~♪
AMAす~ぎ~快楽JIご~く~女の子汁飽和状態だけど無理矢理入れちゃう~♪」
お鍋に材料を入れて、かきかきかき混ぜる。
そして味見を少し……うん、まだ熱いですけど美味しいですね。
「次は型に流して冷やせば完成♪ んふふ~♪
私の愛がたっぷり詰まり、むしろ100%愛で出来ていると言っても過言ではないチョコレート~♪」
金型に流すと氷属性の魔法で瞬間冷却。
……少し冷やしすぎましたかね? 釘が打てるぐらい固くなってしまいました。
「でも、んふふ♪
きっとクフーンさん喜んでくれるでしょうね~♪
そのためにも、絶対にバレないようにしないとッ!」
心は秘めて情熱的に燃やすもの! クールに行きましょう!!
「あー、すまん。ウル。
キッチンで可愛らしい歌が聞こえたから今あんたの隣で現場を目撃中なんだわ」
「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~!?
ク、クフーンさんいつからそこに!?」
「いやいや大袈裟すぎないか?
そして今日も可愛いな、あたしの愛しいウル♪」
「ありがとうございますッ! ムチュ♪」
なんと私の背後にいたのは恋人にして言いますか同居人と言いますか、実質家主でもあるクフーンさんでした。
「んっ……ちゅ、ぬちゅ……ぷはぁ!」
「うぅ、すいません。クフーンさん。
恥ずかしさを誤魔化すために勢いよくキスしたら性欲が止まらなくなっちゃって♪」
「構わないさ。ちょっと驚いたが、もう一回しよう」
「はいっ、何度でもしちゃいましょう♪」
秘密にクールに、そして情熱的な猪口作りは一時中断してクフーンさんとキス♪
柔らかいクフーンさんの唇に、私の唇が重なる。何度繰り返しても飽きることのない気持ちよさ。
快楽というよりは何か……、心地よいとでもいうのでしょうか?
私が心から安心できる人と触れ合い、愛をもらえるから。口内に入ってくるクフーンさんの舌の熱が胃の中まで唾液とともに落ちてくる。
「……まだか?」
「まだ、ですよ♪」
なんかもう、チョコ作りなんてそっちのけで、えっちな気分が高まってきちゃいましたよ♪
レッツ、えっち♪
~閑話休題~
失礼しました。ちょっと興奮しすぎましたね。
それにしてもレベル1000オーバーの私は気配察知能力も特S級なのに、チョコ作りに集中しているとクフーンさんにも気づけないものなんですね~。
今日の私が、そんな愛しいクフーンさんの気配に気付けないほどに浮かれていたと思ってください。
「で、何やってたんだ?」
「うぅ……、聞かれてしまったのなら仕方がないですね。お答えしましょう。
実はクフーンさんの風邪が治ったお祝いとしてチョコレートを渡そうかと思いまして」
「チョコレート? 何で風邪の全快祝いがチョコなんだ?」
「ほら、ハロウィンとバレンタインのちゃんぽんイベントということで♪」
「どちらも今の季節ネタじゃないがな。
……まぁ、愛するウルがくれるものは何でも受け取るけどさ」
そう言っていただけて何よりです。キスも美味しく戴けましたし♪
「本当は明日のバレンタイン当日まで隠しておきたかったんですけどね。
せっかくバレてしまったのですから、もう今ここでお渡ししましょう」
「そいつはありがたいな。
何故なら、さっき外を歩いていたら街の女の子全員からチョコを貰ったけど、
一番最初はウルのチョコを食べようと思ってまだ一つも食べてないんだよ」
チョコを明日のバレンタイン当日中に全部食べ終えるためにも今日から食べ始めておきたかった、と付け加えるクフーンさん。
なんとまぁ、街の人たちも風情がないというかなんと言うか。全員が前倒しですか。
というかクフーンさんもバレンタインだって知ってたんじゃないですか。
「ほら、ここは百合の街だから女の子も多いし、あたしみたいなモテ女は毎年チョコの山でさ♪
嬉しい悲鳴ってやつなんだが少し早目に食べ始めないと食べきれないんだよ」
「そう言えば私も学院に通っていた頃は全校生徒からもらってましたっけ」
朝起きたら、おめこにチョコを突っ込んで「ハッピーバレンタイン♪」なんて言ってくる子もいましたっけね。
勿論、寝こみを襲うような子なのですから、私も同じことをお返ししてあげました♪
当時はまだレベルも低くて弱かったので絶頂魔法や感度千倍なんてのも使えませんでしたし、
普通に熱々ドロドロに溶かしたチョコを、節を抜いた竹筒でおめこに流し込んだくらいですけどね♪
悦んでくれたので他にもまねをする子が増えたのは大変でしたね。
「ちゃっかりウルもモテモテなんだな。
それよりもチョコ、早速食わせてもらうぞ?」
「勿論ですとも♪」
どうぞどうぞ、と勧めたのですが、何か思うところがあるのか、チョコレートをじっと見ながら固まるクフーンさん。
どうしたんでしょうか?
「な、なぁウル。
ちょっと提案なんだが、このチョコを、ウルが咥えたのをあたしが口で受け取るってのはどうだ?」
「な!?」
そ、それは流石に考えていませんでしたね。
……私としたことが、百合だの何だののイベントとして最も多く描かれているであろうバレンタインイベントを軽視していたのかもしれません。
チョコを渡して食べて終わるものと思い、そのまま終わろうとしていたとはなんたる堕落!
さっきのキスと、少しばかりの触手プレイで満足していた!?
百合マスターとして百合を極めようとする私がッ! 新たな刺激を追い求める好奇心を失ってどうしますか!?
是非ともクフーンさんの意見を採用させてもらいましょう♪
「ではクフーンさん。
折角ですので、ノリに乗らせてもらおうと思います!」
「おう、乗れ乗れ♪
なんなら、あたしから渡してやってもいいんだぜ? ほら♪」
クフーンさんは、私の愛情たっぷり手作りチョコレートを口に……ではなく、おめこに挟み込んでふりふりしてきましたぁぁぁぁぁぁ~!?
え? なにそれ? 食べちゃってもいいんですかね?
「くっくっくっ♪ や~っぱりウルも百合レベルが高い割に初心なところがあるじゃん。
バレンタインにチョコをあげるのも、あたしとそういうことをするのも、いつものことさ。
だけど、そこに慣れてイベントと行為の発展をさせないと衰退の一途をたどることになるんだぜ?」
くちゅ、っとヌメりを帯びた音と共にチョコが光沢を増していきます。
わ、私のチョコが……クフーンさんの輝きで染まっていきます……。主に体温と汁的なもので。
少し解け始めたところで、私は口を付けました。
「(ぱくっ)」
クンニ程度、これまで何度もしてきました。
クフーンさんとは勿論、ほかの子とも。それでも、今日のクフーンさんのチョコ味のおめこは今まで味わったことのない快感の伴う美味しさでした。
「んっ……、甘いだろ?
あたしの体温で、すでに表面は溶けかけてるからな」
「甘いです……けど、この甘さは私がチョコを作った段階では出せなかった甘さですね」
食べ物の甘さは温度によって決まるそうです。
手作りのジャムは温かいうちに食べるものですが、店で売っている要冷蔵のジャムなんかは温めると甘すぎるんですよね。
それと同じように、私のチョコはクフーンさんの愛で燃え上がるような甘さを内に秘める究極のチョコになったようです。
あ、私は甘いものは何でもどんだけでもウェルカムです♪
チョコは冷凍庫でカチカチにしたのを割って食べるのが一番好きでしたが、クフーンさんの蜜味(溶けかけ)が今を持って一番好きになりました!
でもそういえば、このチョコって……、
「あたしとウルの合作ってところか?
このチョコレートは、たった今完成したんだ。
この世のどんなチョコよりも甘い究極のチョコとしてな!」
「ふぁい、そうれすね~♪」
あらら、やっぱり。何だか頭の中がふわふわしてきちゃいました。
「っておいウル!
お前酔っ払ってんのか? そういやこのチョコ、アルコール入りか?」
「ふにゃふにゃ~ん♪ クフーンさ~ん。
これは特殊なアルコール入りですぅ~♪
体内に取り込むと直腸に直接でアルコール成分を過剰に分泌するんですぅ~♪
お~ま~け~に~、えっちな気分が高まってくるんですにゃ~♪」
「うっは♪ そりゃ面白ぇ!
今日はあたしが攻めて攻めて攻めまくらせてもらおうか♪」
おぼろげながら記憶しているのはここまででした。
翌朝、目を覚ますとベッドがチョコレートまみれだったので掃除が大変だったんですけどね。