クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
ショットガン! それは人生の縮図、女の欲望である!
そんな感じのお話。
クフーン「愛銃とのレズセックスか、胸が熱いな♪」
ヘルーガ「マスターいいですか? いきますです! 主砲一斉射ッ!!」
そして、こんな感じのお話。
クフーンside
「マスター・クフーン。
現在時刻は朝の7時です。これからトーストを焼き始めますので急いで目を覚まして洗顔の後にリビングにいらしてくださいです。
これは命令です」
ジト目で従者に命令されるご主人様。あたしだ。そしてヘルーガからだ。
「あたしは眠いから今日は夜8時まで寝かせてくれ。
これは命令だ」
不毛なやり取り、とでも言えばいいんだろうか?
最近は人化出来るようになった九十九神のヘルーガが朝起こしてくれるんだけどな、これがどんなに寝るのが遅くても朝7時きっかりなんだよな。
ウルはウルで、三大欲求を性欲に全振りしているのか知らないが、寝るのが遅かろうが毎朝6時きっかりに起きていたりする。
そしてヘルーガはあたしの寝顔を眺めまくったあとに起こすのが趣味というか、ジト目ながら頬も紅潮して色々と期待やら妄想やらをしているようだ。
「クフーンさ~ん。今日の朝ごはんはヘルーガさんが産んだばかりの卵で作った目玉焼きですよ~。
セットのサラダには自家製ドレッシングと、市販品のドレッシングの二種類から選べますよ~♪」
ドフッと。布団にくるまっていたあたしの上にダイブしてきたのは愛する弟子のウル……と、実力行使に出たヘルーガ。
おいおい、ウルだけならまだしも、ヘルーガまで何一緒になって飛びかかってきてるわけ?
「マスター・クフーン。私はショットガンという無機物に魂が宿ったものなので感情表現が苦手……という設定とでも思ってくださいです。
マスターに飛びかかったのは顔に出ない分、行動で示そうとした愛情表現です」
「本音は?」
「無表情キャラって、突飛なことをしでかすのも売りな気がしたですので」
そういいながら偶然を装ってあたしの寝巻の下をまさぐってくるヘルーガ。おい、乳首つねんな!
「そいやっ!(ガツンッ)」
無表情なためにヘルーガの考えていることは分かりにくいが、ドヤ顔をしている気がしたので殴っておいた。
「痛いです、マスター。
マスターだけに、朝食にマスタードを用意しておかなかったことを怒っているのでしょうか?」
「お前の売りは、あたしに無理難題を言われてあたふたするキャラに変更しろ」
「では無表情かつ饒舌毒舌ヤンデレというのはどうでしょうか?」
……それはそれで可愛らしい気がするな。
まっ、そんなことをすれば愛しのウルにあたしが怒られることになるだろうけど。
何故か知んないけど、ウルの奴はヘルーガに甘いからな。
「クフーンさんもヘルーガさんも、いったん落ち着きましょう。
そしてここまで来たらクフーンさんも目を覚ましましょう」
「分~かったって。流石にこの状況で寝てられるほど眠気が他の欲求以上なわけないから」
というわけで、するりとウルとヘルーガのスカートの下に手を差し込む。
「ひゃふ!?」
「ん……朝から
というかヘルーガさんの反応が可愛らしいのに驚きました」
確かに、ヘルーガの反応は初々しいな。
まるで、おめこに触れられるのが初めてであるかのような……って、あれ?
「マ、マスター・クフーン。
私はその、あなたにシテもらったことがまだないのですが……」
「……そういや、ヘルーガと寝たことなかったっけ?」
勿論レズセックスという意味でだ。思い返すもヘルーガとは抱き付いたりふにふにしたりしても、寝たことはなかったな。
「家では私とクフーンさんの組み合わせばかりでしたからね。
ヘルーガさんは夜は銃掛けや刀掛けでショットガンの姿に戻って寝てましたし」
「……私も、お二人の邪魔をするのが気が引けていたのです。
いつかマスターが自分から求めて来た時にのみ、その操を散らそうと思って一人遊びすらせずにおりましたです」
うわ、なんか悪いことしちゃってたかな?
この場合は「良いことをしなかったかな?」が正解かもしれないが。
というか、あたしのショットガン。めっちゃ可愛いんですけど♪
「それじゃ今からすっか? ヘルーガ。
あたしもヘルーガに銃として以外の愛情を注いでやりたくなったしさ♪」
「本当ですか!?
あ、でも朝食の準備が……」
あたしとの行為よりも従者として家事を優先しようとするヘルーガまじ可愛い♪
だが心配はいらない。そのためのウルだ!
「んっふっふ~♪ それは私がやっておきますよ♪
ヘルーガさん、クフーンさんは私との夜の営みで日々レベルアップしていますので一人遊びすらしたことのない身ではキツイかもしれません。
ですので、もし本当に駄目な時は本来の姿に戻ってでも精神を保ってください」
最悪イキ死ぬので、と付け加えるあたりはコンビだけはあるな。ウル。
「それでもマスターと体を重ねることのみを毎夜妄想しながら火照りに耐えてきましたですよ。
銃である私は身体も精神も人間以上に頑丈ですので、むしろ壊すつもりで来てくださいです!」
「その心意気や良し!
あたしの百合力の極みをヘルーガの中に芽吹かせてやろう」
覚悟はいいか? あたしは出来てる。
ヘルーガも名前の元ネタ的に好きなキャラなんで、もう少しクフーンとの絡みが欲しいと思ったものの、今作は思い付きで書いているのでけっこう先送りになっちゃうんですよね。
ですが、その辺は次話で。この話を書いていた当時は、まだポケモンもBWの第五世代ですし、メガシンカが無かったのですから今回のリメイクでは、もう少しメガシンカ的な要素でも入れましょうかねぇ~。
あと、ヘルーガはショットガンなのでロックバスター的な感じで腕や口だけを銃形態に戻したり、スカートの下から大口径の砲塔を展開したりも可能です。
一応、ロングスカートが標準。従者(メイド)=ロングスカートだと思っております。
魔法があるのですから、「ショットガンという名の何か」という程度の認識で問題ないかと。
ポンプアクションとボルトアクションは気分で変更可能。さらに気分次第ではその動作すら不要。さらに言うなら銃形態でも引き金を引く必要もない。
一文字違いですしゾイドっぽい方向に向かわせるのも面白いかもですねぇ~♪
実際、クフーンたちの死後の、ヘルーガ主役のスピンオフも執筆中小説に眠ったままですし。