クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
戦闘描写だなんて面倒なもの書きたくないですし。
そんなお話。
来たぜ、着いたぜ、目的地!
友人であるレシィの頼みで弟子にとった可愛らしいウルと一緒に頼まれたS級クエスト!
伝説のドラゴン“ゼニッケル”退治に狩り場へとやってきた、あたしたち二人を待ち受けるものとは!?
「あの~、やっぱり私が狩るんでしょうか?
初心者からすれば“ゼニッケル”って、強いですよね?」
少しばかり不安そうなウル。悩まし気な表情もまた可愛いので、なでなでしてあげよう♪
「当たり前田のクラッカーってやつだよ、ウル。
お前さんも若いんだから、もう少し積極性ってのを出した方がいいだろ?」
「でも、伝説相手に新人ひとりが喧嘩売るだなんておかしい気もするんですけど。
私の冒険者レベルは6ですよ?」
「それでも大丈夫さ。
いざとなればあたしが助けるし、ステータスを『運』に振ってるんだろ?
そもそも、ウルはあたしの弟子になってこれまで何を学んで来たんだ!」
「いえ、私がクフーンさんに弟子入りしたのは、ほんの数時間前ですよ」
その後も一人での狩りを渋るが、なんとか一人で伝説のドラゴン、ゼニッケルとの戦いに向かわせる。
なんとなく大丈夫だと思うし、大丈夫だろ。
あと折角だから『ドラゴン図鑑』に載っている今回討伐対象のゼニッケルという竜についての説明もしよう。
◆ ◆ ◆
~ゼニッケル~ 伝説ドラゴン
大昔から神話に登場し、頬にある電気袋から1.21ジゴワットの電気を発生させ、電気のシールドを作りナパーム弾すら跳ね返す。
電気を消費すると「たれゼニッケル」と呼ばれるデフォルメされた姿に変わるため、討伐の際は生贄に全力の雷をぶつけてもらい、たれたところを袋叩きにするべし。
◆ ◆ ◆
……な? 簡単そうな奴だろ?
ただまぁ、一つ言うとすれば、「たれゼニッケル」状態でない時は無茶苦茶強いってことだよ。
でも伝説と言われながらも生息数はそこそこ多いし、少なくともあたしは三ケタは討伐している。
最初の討伐だって5歳の時だ。
それじゃ、我が弟子の戦闘がどうなるのか観てみようかねぇ~。
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ウルSIDE
はぁ、私としては、将来学者になるのに体力作りも必要かと思ってバイトで冒険者を目指したのですが、こんなことになるなんて……。
でも何とかなりますよね。自分で言うのもなんですが、私は運がいい方ですし、運だけで伝説を倒したりなんてことも出来そうですし♪ クフーンさんからはなでなでしてもらえましたし!(むふ~♪)
本音を言えば、冒険者になろうと思ったのだって鍛え抜かれた逞しい肉体美の女性冒険者さんたちと肌を重ねるためだったんですけどね。
学院の女の子たちはお肉は柔らかくぷよぷよ、関節は固くてあまり派手なプレイは出来ないのでちょっと不満でしたし。いえ、脂肪が多いのもまた良いのですが、女性の筋肉って最高ですよね?
まぁ、うん、細かい事はやるだけやってから考えましょうか。
目の前の標的に集中しましょう。
「……と思っていましたが、
このドラゴンさん、けっこう大きいですね」
いざ、ドラゴンさんと対峙してみるとその大きさに思わず呑まれてしまいそうですが、頑張りましょう。
何だかクフーンさんに丸め込められている感がありますけど、この狩りが終わったらご褒美があるそうですし。
これでも百合を極めんとする求道者として、この程度におびえているようではクフーンさんのような剛の者を屈服させるタチにはなれませんよね!
クフーンさんは強そうに見えて、その内面は乙女チックなネコですもの。
私の「千百合眼」は相手の心の奥底まで見通せるのです!
「さぁ、かかってきなさい。伝説のドラゴンさん。
新人冒険者ウルのデビュー戦としてグチャグチャのすり身にして、かまぼこにしてあげます!」
手にする武器(露店で売っていた5000円のナイフ)を構える。
相手の一挙手一投足を見逃さないようにし、観察する。
そう、学者志望の私の武器は観察する力。“見る”んじゃなくて“観る”ことで動きを予測するのです!
頬を伝って流れ落ちた私の汗が地面にはじけた瞬間、動いた。
『ぐぎゃあぁぁぁぁおぉぉ~ん……』
飛び出したゼニッケルは躓いて転び、地面に転がっていた大きめの石に頭をしこたまぶつけてそのまま動かなくなりました。
額が割れたらしく、血が凄いでてますけど死んじゃった? 脳味噌みたいなのも、はみ出てますけど?
……え? 私の勝ち?
もしかしてクフーンさんが何かしてくれたのでしょうか?
「おぉ、流石は運のステを上げているだけはあるな、ウル。
正直、あたしが手を貸さざるを得ないかと思っていたが、まさか実力で倒すとはな」
「いえいえ、クフーンさん。
これ相手が勝手に転んで死んじゃっただけじゃないですか」
「いいや、運も実力の内だ。
それよりもさっさと帰ってギルドに報告しよう。
冒険者初日からS級クエスト達成となれば、ランクも上がりまくりだしね」
何と言うことでしょう。
こんなことでいいのでしょうか?
でもいいんでしょうね。
だって結果が全ての冒険者にとっては運でも何でも、依頼を達成することが第一なんでしょうから。
あ、レベルも上がったみたいです♪
ふふふ♪ あっさり終わりましたけど、帰ったらクフーンさんの鍛え抜かれた美しい体を堪能させてもらいましょうか♪
夜は百合の時間です♪
◆ ◆ ◆
「……ところで、クフーンさん。その手は何ですか?」
「え? ご褒美の味見、的な?」
帰りの道すがら、服の下に手を差し込んでくるクフーンさん。
私のおっぱいを直揉みですか。
んっ……、と言いますか、やっぱりクフーンさんって、えっち過ぎ♪ 手つきが上手すぎますよ♪
「いやいやいや、だってウルってばかなり大きいじゃん!
揉まなきゃ悪い気がするだろ?」
「それは同意しますが、それを言うなら私がクフーンさんのおっぱい揉んでもいいということですよね?」
返事は聞きませんが。
私もまたクフーンさんの服の中にするすると手を差し込んでおっぱいを一揉み。
「んひぃ!」
いきなり揉まれたお返しです。少しばかり指先に力を入れて乳首を潰さんばかりの力加減。
でもでも~? クフーンさんは痛みすらも快楽と感じられる剛の百合♪
これくらいで音を上げるほど弱くはありません。
「はい、じゃあ続きですね。下の具合はどうですか~?」
「ちょっ! ウル、いきなり激しすぎ……ひは♪」
にゅるん、と。簡単に私の指先を受け入れたクフーンさんのおめこ。
奥へ進むとかなりキツキツに締め付けてきますが、それがまた気持ちいい最高の穴具合です♪
とはいえ……、
「昼間は冒険者の時間、ですからね。
続きは夜までお預けです♪」
「えぇ!? そいつは酷いんじゃないかウル?
あたしがこんなに出来上がっちまってんのに、ここから夜まで放置か?」
「いきなり新人の私を“ゼニッケル”退治に連れてくるクフーンさんに思うところがないわけでもないですからね。
大丈夫、夜はお互いに全力で愛し合いますから♪」
「だから、今は待てってか?
そいつぁ~生殺しってもんだぜ、ウルよ~……」
捨て猫のような目でこっちを見ても、ちょっと決意が揺らぐだけです。放置プレイなのですから!
私だって我慢しているんですから、クフーンさん。夜を楽しみにしといてください。
出会って初日ですが、私、クフーンさんのことを心から愛しちゃってるんですからね♪
通貨の単位は分かり易く「円」で行こうと思います。
別に異世界だからって通貨が日本と同じではいけない決まりなんてありませんからね。分かりやすさこそが一番です!
でもギガワットはジゴワットと表記しましょう。