クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
「拳」と付けると何でも拳法っぽい不思議。そんなお話。
ヘルーガside
「よろしくお願いします。ウル様」
「はいはい。では、お話を詳しく聞きましょうか」
恋愛相談と言えばこの人! マスターの一番愛する剛の百合であるウル様です!!
「さて、クフーンさんのことを愛しているヘルーガさんが、えっちの技術を欲する理由は分かります。
ですが何かきっかけでもあったんですか? 突然と言いますか今更感もありますけど」
前回までのあらすじですが、私の主人であるクフーン様が買い物に出掛けている間に、その恋人のウル様からマスターを満足させる技術を伝授してもらおうと、部屋にお呼ばれしたところからです。
「もう、ヘルーガさん!
折角今回の語り部はヘルーガさんなんですから、『前回までのあらすじ』なら、私が話しを始める前に済ませちゃってくださいよ」
「申し訳ありませんです。
それよりもきっかけでしたね。
単純に私との行為後よりも、ウル様と一緒の時の方がマスターの顔が満ち足りているからです」
何といいますか、マスターは私とも一夜を共にしてくれるようになりましたが、それでも遠慮があるのですよね。
ウル様とベッドに入った翌日の朝などは息も絶え絶えで、寝ているというより失神しているような有様なのを何度か見ています。
そして満足そうに笑顔なのが悔しいのです。
「むぅ~、話を逸らしながら本題にちゃっちゃと進める話術。
流石はクフーンさんの従者ポジションが長いだけありますね」
「お褒めいただき感謝の極みです」
私がマスターとウル様の秘め事を覗いていることには言及してこないんですね。
その点も含めて、私がマスターの従者であることを、最もマスターに近いウル様に認めていただき従者冥利に尽きる思いです。
ですが、本題はそこではなく、
「それよりもウル様!
ウル様はどうやってマスターを満足させているのですか!?
これでも私は感度1000倍魔法どころか、3000倍魔法まで習得しているというのに何が違うんですか!?」
問題はそこです。私には何が足りないのか? それが分かればマスターをより深く快楽に堕とすことも出来るでしょう。
肉便器性奴隷のメイドである私の手でマスターを快楽のズンドコに沈めるためにも、修行は必須!
「あ~、それだけの実力がありながらクフーンさんをイかせることが出来ないのがショックなんですね。
ショットガンなのに魔法の才能があるのもどうかと思いますが、それだけでも凄いことですよ?
まぁ、ヘルーガさんが求めているのは私からの讃辞ではなくクフーンさんの笑顔なんでしょうけど。
クフーンさんを満足させる方法……ですか」
何やらウル様は深く悩んでいるようですが、そこまで悩むものなのですか?
私になくてウル様にあるもの、それは一体何なのですか?
「あ~、すいません。
やっぱり口では説明しづらいし、体で教えることにします」
「望むところです!
むしろ、同じマスター・クフーンを愛する者同士でありながら、ウル様とそうした行為はしていませんでしたね。
修行にかこつけて、こうして肌を重ねられることにワクワクするですよ!」
「んふふ♪ 何だかんだでヘルーガさんも百合ですよね?」
「何を今更。
マスターを第一には考えていますけど、二番目にはウル様のことも考えているですよ」
今も期待で濡れそぼる私の女としての本能。それが刺激されているのはウル様の百合力にあてられているからでしょう。
この方の百合力は、マスターと同等かそれ以上に凄まじいものですからね。
「クフーンさん一筋のあなたにそう言ってもらえるのは褒め言葉なんでしょうね。
では今日は私に全て任せてください!
ま~ず~は~……♪」
言葉をい終わらずに、「ずぐっ」とウル様の貫き手が私の体を抉る。
お互いに服を脱いでいなかったので油断していたのですが、それでも何の反応も出来ずに差し込まれてしまいました。
スカート越しの乙女の聖域に。パンツをずらして、おめこに貫き手が。子宮まで一直線に侵入を許してしまいます。
「か……はぅ……」
「服を脱がずに突然、というのは初めてでしたか?」
そう言って差し込んだ手を上下左右に動かして奥へ奥へと突き進み続ける手。
訳が分からない。一体ウル様はなぜこのような突然の行動を……?
「いいですか? ヘルーガさん。
クフーンさんは時に突然の行為に及ぶこともあります。
が、それは相手が突然でも対処が出来る人限定でしているのです。
つまり、そういう経験がないということは、クフーンさんが遠慮をしている部分があるということです」
マスターが遠慮……。私が、経験不足だから?
確かにマスターを満足させている自信なんてありませんが、どんな行為すら快楽に通じる無機物の私が遠慮させるほど「弱く」見えているからでしょうか?。
「ヘルーガさんは自分を『物』と考え、一歩下がった態度でクフーンさんに接していますからね。
だからこそ気付かなかったのだと思いますよ。
クフーンさんの心に」
言いたいことが幾つも頭に浮かぶのに声に出せない。
ウル様の手はスカートなど無いがごとく、下着を避けて貫き手を挿入して膣肉の感触を堪能しているようです。
話しながらも、ぐにぐにと内側の奥へ奥へと突き続けているのですから。
考えがまとまらない、というのが正しい表現かもしれないです。
「あなたのスカートはシルクのようですね?
流石は特S級冒険者の従者だけあって装備も最高ですね。
主に衣ずれを内側から感じる的な意味で」
ぐりんぐりん。
そこから私の女としての本能が溢れだし、やがて、ぬちぬちと粘性の音に代わり始めました。
「あなたの悩みを解決させる方法は簡単なんですよ。
クフーンさんに遠慮させないこと。それだけです。
今私がしていることがクフーンさんが遠慮していた行為ですね。
ほら、今度は口を開けてください」
表情こそ取り繕いながらも、実際には私には余裕なんてありません。
それでもマスターのためならばと、震える唇を開くと、その口にも二本。ウル様の人差し指と中指が舌をねぶってくる。
「わ、わらひは、これを望んでいまひた」
「そうですね。でもこれは序ノ口です。
ヘルーガさん。あなたは今以上の行為に耐えられますか?」
「ひぐぅ……(いま以上?)」
ウル様の指先からドロリと、濃厚な百合力が放出され、胃に流れ込んでいきます。
段々と胸が熱くなるのに、おめこを好き放題に弄ばれているのに、それでも収まらない性欲。
それなのに、今以上の快楽を伴う行為をしようとするウル様。……胸が高まります!
考えてみればマスターが遠慮するのはいつも私が精神的に壊れてしまうような時でした。
あれは私の変化を微妙に感じ取ったマスターが自ら力をセーブしてくれていたということだったのですか!
「さぁ、ヘルーガさん。
クフーンさんがあなたとの行為で満足しないことが分かったところで、問題の解決に行きましょうか。
このあと私は、あなたの上と下の口に入れた両手に、いま以上の百合力を込めて直接的快楽を与えます。
あなたが泣き喚いても事が終わるまで決してやめません。
それでもクフーンさんを満足させる体に生まれ変わりたいですか?」
ウル様の両手が私から一旦離れ、糸を引く両手の指先には私の体液がべっとりと付いて光輝いています。
すると、先ほどまでの疼きが嘘のように消え、体が正常に戻ると同時に襲いかかる恐怖。
DEAD OR ALIVE
私が手っ取り早く百合としての階段を上がる方法は命がけ。
ウル様の人外の百合力を一番敏感な部分で受け止め、さらに自らの肉体の一部にしなければならないのですから。
体の頑丈さには人間以上に自信がありますが、心が壊されたら死んでしまうです。
妖怪にとって、肉体には意味はないですが、心は妖怪の存在そのもの。
耐えきれなければ……死ぬ。ウル様の言うことならば、先ほどの疼きが児戯に感じられるほどのものでしょう。でもッ!
「やってください!
私はマスターを満足させるためなら命だって惜しくはないです!」
失うことを恐れるよりも、手に入らないことを恐れてしまう。冒険を求める心はマスターから一番まなんだ私の心です!
「いい心がけですね。
あなたのクフーンさんへの愛情が本物だということに敬意を表して、私の本気でいきます。
決して壊れないでくださいよ?
無事に乗り越えれば、クフーンさんが帰ってくる頃には一段も二段も百合として上の段階へ進めているでしょう」
ウル様は言葉通り、先ほどよりもずっと濃厚な百合力を両手にまとって私の全身に注入されました。
おめこに注がれた百合力の波導に子宮は疼き、まるで妊娠したかのような膨らみでお腹が苦しくなりましたが、それでも耐えます。
お尻からもドクドクと触手を挿入されてそのまま直腸内に分泌されますが、これも耐えます。
そして最後に、ウル様からキスをされ、口内に流し込まれた唾液伝いの百合力を呑み込んだ瞬間、私の意識は消失しました。
ウル様の百合力を臓腑で味わい、それらが私の心に触れたと感じた時には快楽漬けの精神汚染が取り返しのつかないところまで侵食していたのでしょう。
圧倒的な百合力を受けながら、ウル様とマスターの慈しみの声が聞こえた気がしました……です。
ウルside
ふぅ~、何とか心を壊さなかったようで何よりです。
ヘルーガさんも並み以上は百合力があったようですからね。
これもクフーンさんの加護と言うべきか、精神力は流石でした。
割と濃厚な百合力によるドーピング。内臓に直接ぶちまける訳ですから、その絶頂艦たるや想像に難しくありません。
「クフーンさん。もう入ってきていいですよ」
一息ついたところで家の外に声をかけます。
気配、丸分かりですよ? クフーンさん。
「無事に終わったみたいだねぇ~」
部屋の中央に魔法陣が発現するのと同時に、転移魔法で室内に現れるクフーンさん。
ニヤニヤと嬉しそうにしていますけど、今回私がしたことは、本来ならクフーンさんがしなければいけないことなんですよ?
「と言いますか、何で転移魔法なんですか? 土足で。
玄関から入ってきてくれればいいのに」
「はははっ、悪ぃな。
玄関で靴脱ぐのも面倒だったんでね♪」
「それは構いませんが、あとで掃除してくださいよ?」
「それ位なら構わないさ。
なんせ、あたしの愛銃の心を鍛えてもらったんだもんな♪」
クフーンさんは悪びれた様子もないですが、それだけヘルーガさんが愛されているということでしょう。
今回のヘルーガさんの相談ですが、実は事前に予想していたんですよね。
クフーンさんは、繊細な女性を傷つけないように愛するのもモテる女の義務だ! とか何とか言ってますけど、
肝心のヘルーガさんだって、それだけでは満足できるはずありませんものね。
そこで画策したのが今回の修行。
百合力は経験によってレベルが上がっていくもの。手っ取り早くレベルを上げるには、高レベルの私の百合力をヘルーガさんの心に直接注ぎ込む形になったんですよね。ついでに子宮にもたっぷりと埋めてみました♪
結果オーライですが、本当に心が壊れなくて良かったです。
下手したら一生ぽっかり開きっ放しの快楽以外に反応出来ない身体になっちゃうところでしたからね。
一時期レシィさんもそうなったことありますけど、生還率は完全に運ですし。
「さてと、そんじゃヘルーガが起きるまで、今度はあたしとするかい?」
「いいえ、やめておきますよクフーンさん。
私だって百合である前に人ですからね。
妖怪とは言え、ヘルーガさんのことを思えば、今のクフーンさんとは出来ないですよ♪」
「ヘルーガが目を覚まして一番にするのはあたしを満足させることだからか?
確かにウルと一緒にするなら、あたしの百合力も空っぽになりそうだしねぇ~♪」
つまりはそう言うことです。
ヘルーガさんが目を覚ましたら、今度こそ愛するクフーンさんを満足させてあげることになるでしょう。
お互いに一層の幸せを手にするために。
ヘルーガさん。今だけはそのぽっかりと開き切った穴を休めてください。
クフーンさんは私と違って、するとなったら本気しか出せませんからね♪
「ん、何だか満足そうなヘルーガの顔を見てたらムラムラしてきたな。
この膨らんだお腹にはウルの百合力だけが入っているのだと思うと、あたしも混ぜろと思ってしまう」
「ダメですよ。
快楽漬けで意識トンじゃった女性に無理やり、だなんてクフーンさんらしくもない。
お腹に溜まった百合力の吸収が終わるまでくらい待ったらどうですか?」
寝込みを襲いそうになるクフーンさんをけん制。
危ない危ない。ヘルーガさんも今の内に体力を回復させて、夜は激しく三人で盛り上がれるといいですね♪
ヘルーガはプロットとだいぶ設定が変わった、と当時の記述がありましたが、私はプロットを考えるのは好きですが、いざ書き始めるとそんなもの見ずに手の動くままに好き放題に書くので変わって当然だったりします。
なので、自分ですら予想できない小説が出来上がるので自分でも楽しいのです!