クフーン&ウル ~二人の百合の冒険譚~ 作:ヨイヤサ・リングマスター
しかし百合が常識のこの世界では人種、文化、種族、ありとあらゆる差異を置いといて、百合という世界共通の挨拶めいた行為で分かり合えるので、人間同士のいざこざは、ほとんどありません。
ならば魔物討伐や自然災害に対しては? と思うかもしれませんが、そっちは冒険者の仕事です。
冒険者を雇えないような辺境の貧しい村では村の自警団が自衛します。
ぶっちゃけ軍隊なんて必要ないですし、国の概念や国境すら曖昧です。
ならばなぜ軍隊があるのか? というお話。
クフーンside
夜は遅くまで励んでいるため、基本的に朝が弱いことで有名なあたしだが、極稀に早起きすることもある。
レシィお手製の栄養媚薬『ツチノコドリンク(愛液入り)』を飲んだ日にゃ、朝まで起きていられるんだよ。もちろんベッドの上では直飲みもしているので効果は倍々♪
まぁ、早い話が早起きをしたんじゃなくて、昨日の晩から朝まで起きていただけなんだけどな。
「……っか~、ドリンクのおかげとはいえ、眠れやしねぇ。最高の気分だぜ!
ウルとヘルーガの二人を相手に一晩中ガンガンやりあって体力が持つだなんて、あたしも成長したもんだなぁ~♪」
しかしながら、ウルとヘルーガはドリンクを使用していないので行為の後は満足そうに眠ってしまったために今起きているのはあたし一人で寂しいんだがな。
おかげで目が冴えっぱなしのあたしは、外が薄暗いうちから体操をしてみたりする。
いっちに、いっちに。サイズが大きめの情熱の真っ赤なタンクトップにローライズの短パン。隠すつもりがさらさらないからこその服装だ。
そんな恰好でラジオ体操なんてしようもんなら、大事な所が丸見えってもんさ♪
新聞配達の若いバイトの女の子とファイト二発目が出来ることを考えれば、早起きも悪くないかもしれないね。
「あ、クフーン様♪ ましゃか、こんにゃ朝かりゃ……ひぅ♪」
「ははっ、あたしん家に新聞配達に来たんなら、少しくらい期待してたんだろ?
いいから、もう少し休んでいきなって♪」
挿入した指先に暖かな滴りを感じてついつい力が入ってしまう。まだこの街での経験が浅い子らしく、あたしのことは噂くらいしか知らなかったみたいだからさ。ナンパしちゃったぜ♪
そんなこんなで、バイトの子と腰砕けになるまでたっぷりねっぷり遊ぶ朝。やっぱり朝の可愛いおにゃの子の吐息は美味いな~♪
それに若い子は締まりが最高さ♪ 今日は良い日になりそうだ。
「そんじゃ、また来てくれよ♪」
「はい♪」
二度の絶頂を迎えた新聞配達の女の子に温かいココアをあげて、アフターサービスとして女の子が持っていた残りの新聞は全て転移魔法で配達終了。
それ見てバイトちゃんは大喜びなので、もういっちょファイト開始となるとは思わなかったよ。
あたし相手に2ラウンド目だなんて、最近の新聞配達の子って意外と体力あるじゃないのさ。
ちょっと触れただけで緊張するのも良いけど、ギュンギュン締め付けてきちゃってまぁ~、あの子はきっと大物の百合になるだろうね。(断言)
で、それだけで終わってれば、今日の朝も最高の一日のスタートだぜ! って言えたんだろうけど、そうはいかないんだよ。
今朝届いた新聞に、気分を悪くするチラシが入ってたからな。
「……ったく、まぁた来てやがる。あのボケ」
新聞に挟んであったチラシは国軍への入隊希望者を募るもの。
国が兵力(と言う名の百合力)を強化したいって気持ちは分かるし、軍と言う特殊な性癖向けの職場は、そういう宣伝活動をしないと人が集まらないのは分かるさ。
でも、“冒険者”のあたしに対して軍人になれってのはおかしいだろう?
そもそも百合の冒険者が多いこの街で、軍人の勧誘とかすんなよ!
冒険者に対して冒険者をやめろってのは、ぶっ飛ばされても文句言えないぜ。
“あいつ”もこんなチラシ用意するだなんて舐めてんのか!
「……でもまぁ、このチラシから察するに、あのバカも出世したみたいだな」
普通に生きていれば――もとい普通の性癖をしていれば、誰も好き好んで規律に縛られた軍隊に入ろうなんて思わない。
そもそも、軍人になれるだけの強さがあるなら、冒険者になった方が実入りがいいからだ。
だけど、上官からの口汚い罵りと厳しい訓練、それに苦痛を伴う体罰を目当てに軍に入った友人が一人いてね。
そいつは冒険者として優秀だったってのもあるが、マゾの極みとも呼べる不屈の女。
そんな女が偉そうにチラシにでかく映っていたのだ。
ちなみにチラシの文面はこんな感じだ。
◆ ◆ ◆
~チラシの内容~
国軍入隊希望者万年募集中
入隊条件1:百合であること
入隊条件2:ドM、またはドSであること
入隊条件3:上司と部下でのオフィスラブに寛容な人(むしろ、そういうシチュにときめく人は大歓迎♪)
追記:冒険者ランクが特S級で、名前が「ク」で始まり「ン」で終わり、長音符が入る四文字の名前の現在28歳でド百合の人は無条件で将軍の地位を用意しております。
百合で世界を救おう! クフーン愛してる♪
◆ ◆ ◆
「……これはあれだな。
バカながらも愛すべきあたしの友人の勧誘文だろうな……」
独り言のつもりだったあたしの発言だが、これをしっかりとキャッチする者あり。
壁に耳あり障子に目あり、あたしの友人にして変態の奴は、しっかりと聞き耳を立てて突入するタイミングを見計らっていたようだ。
「その通り! 流石は我が友クフーン! 勧誘にきたぞ!
だが、その腕に僅かの錆つきもないか試してくれる!!」
右か!? 左か!? いいや、上だ!
ズシン、と大きな音を立てながら空から降ってきた声。……奴だよ。
どうやら玄関や郵便受けを壊さないよう配慮出来るだけの常識は身につけたようだな。
「空から現れおはよう!
やぁ、クフーンの性なる奴隷のフォーレだ! 勧誘に来たぞ!
早速だが、この雌豚の成長した姿を試してみてくれ!」
バカが決めポーズを取りながら堂々と跪く。長身、巨乳と顔良しスタイル良しなのに残念過ぎる性格の女だ。
「いや、試すまでもないだろ」
来ると思っていた。
あたしの友人のバカなら、チラシが届くのと同時に空から降ってくると思っていた。
上から来るぞ、と、あたしの中の百合魂のざわめきが告げていたからな。
「そして気をつけろ、と思う間もなく現れた友人のフォーレ。おはよう。
お前さん、一体何の用だ?」
折角、昨日の夜はウルとヘルーガと、そしてさっきまでバイトの子とハッスルして最高の朝を迎えたってのによ~。
「つれないことを言うじゃないかクフーン。
この雌豚が、朝が弱くて朝は機嫌が悪いクフーンの寝込みを襲うべく遊びに来たんだぞ?
もう少しサディスティックな出迎えをするのが礼儀じゃないのか? ん?」
「サディステックな対応が希望なら帰れ。
今朝は早起きして、すっかり眼が冴えちまってるからな。
新聞配達の子とさっきまで楽しんでいて機嫌も最高だぜ。
ってことで、あたしは何もしないし、歓迎もしない。それがあたしの歓迎だ。OK?」
このフォーレ、見た目や迫力はSなんで分かりにくいが鬱陶しいくらいにMなんだよ。
あたしよりも背が高いくせに、上から目線で罵りを強要してくるだなんて何様だよ。
「ふふふ、流石はクフーン。
性奴隷の扱いが上手いとは流石だな。
流石過ぎて流石としか言いようがないが、やはり流石だともう一度繰り返しておこう。
さてこの雌豚は今何回『流石』と言ったでしょう?」
「……(スルー)」
「流石流石流石流石流石流石流石流石だぁぁぁぁー!!!
愛(誤字に非ず)も変わらず、この雌豚のご主人さまに相応しいぞ、クフゥゥゥゥゥゥーン!!!!!」
うるさいが、放っておいても面倒なんで構ってやるか。
そろそろウルやヘルーガも起きるだろうし、朝飯の支度でもしとかなくちゃな。
「クフゥゥゥーン! 愛してるぞぉぉぉー!」
「うっせぇ! 少しは黙ってろ!!」
あ、こんなんでも一応友人だし、嫌ってるわけじゃねえぜ?
速攻で触手魔法による四肢拘束で駿河問いにし、穴と言う穴に触手を挿入して感度魔法を発動。
「あっひゃあぁぁ~♪ ん、んげふ♪ おぅふ♪ んっひひぇひぇひぇ♪」
「うーわ、朝の爽やかな雰囲気が台無しだぜ」
下の両穴は勿論、耳から挿入した触手がくちゅくちゅと脳を犯しても悦ぶだけのド変態。
小便を漏らして服従を誓い、開ききった口からは何本もの触手を加えながら愉悦に笑う。ボタボタと唾液を垂らしまくりの発情メス豚。それがこいつだ。
まか、来ちまった紋は仕方が無いし、一応歓迎くらいはするか。
~キャラ設定・新聞配達のバイト子ちゃん~
若くして両親を事故で一度に無くし、年の離れた幼い妹が二人おり、一人で妹達の面倒を見ている勤労健気な少女。最近になってこの近所に引っ越してきた。
魔法研究家のリザに、睡眠を必要としない魔法術式を体に刻んでもらい、24時間フルに働いている……。
勿論、副作用として三大欲求が二大欲求になったことで食欲と性欲は人並み外れて強化されてしまい、常に空腹と体の疼きに悶えている。
昼は飲食店に勤務して残り物をもらい、夜は風俗店で客に愛される。
そして朝方には新聞配達で今回のクフーンのように早起きしている人たちに可愛がってもらう日常を送っている。
睡眠が必要ない魔法は、体力が減らない魔法でもあるので百合行為も年中無休で行えるため百合レベルは上昇しまくり。
いずれ第二次成長期が終わったら、食欲が無くなる魔法術式も刻もうと考えている。
百合として頭角を現すのも近いが、名前は考えていない。身長:小さめ、おっぱい:膨らみかけ、性経験:めっちゃ豊富。