※この作品はR-18です。

神室真澄推しの俺がなぜ坂柳有栖の双子の兄に   作:筋骨隆々竹輪マン

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なんと風邪をひいてしまい、発熱と喉がパンパンに腫れた状況で書いたのでおかしい部分があったらすみません。


夏の特別試験編
8,豪華客船と無人島試験開始(★)


 常夏の海。広がる青空。澄み切った空気。そよぐ潮風は優しく体を包み込み…なんて原作では語られていたっけ。そう、皆さんが想像する通り俺は今豪華客船に乗っている。

 

「結構いい眺めだね。累栖くん」

「ああ、そうだなユキ」

 

 豪華客船のデッキからは美しい景色が広がっており、この様子を一目見ようと周囲に多くの人がいる。だが俺はうかうかしていられないと言うのが現状だ。

 この豪華客船が用意されたのはもちろんただのクルージングのためではない。――それは無人島で1週間サバイバルをさせられるというものだ。

 

 幸い、有栖はこの客船に乗れたそうだけど無人島へは行けないだろうし1週間有栖と会えないのか…。辛い。

 

「2人でなに黄昏ていらっしゃるんです?」

 

 大魔王有栖様が鬼のような形相で真澄を連れてやってきた。

 

「いや、これは別に―――」

『生徒の皆さまにお知らせします』

 

 俺がそう言い切る前に鳴った一つのアナウンス。それは続けてこう言った。

 

『お時間がありましたら、是非デッキにお集まりください。間もなく島が見えて参ります。暫くの間、非常に意義ある景気をご覧頂けるでしょう』

 

 このアナウンスは無人島を一周するから見ておけ、とそういうアナウンスだ。そのアナウンスが流れた数分後、無人島は見えてきた。

 

「ねぇ累栖。あんたあの妹が居て疲れないの?」

「疲れる時だってあるが、それは誰といてもそうなるだろ。それに有栖はそれ以上の癒しをくれる、プラマイプラってやつだ」

 

 俺がそう言うと、真澄はため息をついて景色を楽しみ始めた。俺の今の発言にため息要素あったか?

 それに俺は有栖と真澄の会話を聞くだけで心が洗われていく、そんな気がするんだ。

 

▽▽▽

 

『これより、当学校が所有する孤島に上陸いたします。生徒たちは30分後、全員ジャージに着替え、所定の鞄と荷物をしっかりと確認した後、携帯を忘れず持ちデッキに集合してください。それ以外の私物は全て部屋に置いてくるようにお願いします。また暫くお手洗いに行けない可能性がありますので、きちんと済ませておいてください』

 

 島を一周した後、船が停船しそんなアナウンスが流れた。デッキにいた生徒たちも各部屋に戻り準備をするようだ。

 

「累栖、分かっていますよね。これがただのバカンスではないことくらい」

「ああ。お前が居ない際の指示は俺に一任されている、俺に任せろ」

 

 俺がそう言うと、潮風に髪を揺らされ、ふふっと笑った有栖の顔が目に入る。なんてかわいいんだ。

 

「はいそこイチャイチャしない。さっさと整列しなさいよリーダー代理さん」

 

 真澄に怒られた。なんか俺最近怒られてばっかだなぁ…。

 

 その後整列し、荷物の検査を受けた後にやっと島に上陸した。

 そして真嶋先生が壇上に立ち、こう話し出した。

 

「今日、この場所に無事につけたことを、まずは嬉しく思う。しかしその一方で1名ではあるが、病欠で参加できなかった者がいることは残念でならない」

 

 有栖…。一週間会えないよぉ…。

 

「ではこれより―――本年度最初の特別試験を行いたいと思う」

 

 この場で驚いていないのは教職員を除いた俺のみだろう。真澄は平然としている俺を見て驚いているようだが。

 

「期限は今から1週間。8月7日の正午に終了となる。君たちは―――」

 

 この後真嶋先生からされた説明は完璧に原作と一致しており、俺の考えていた作戦も通じると少し安堵する。

 その後はクラス毎に別れて詳細な試験の説明を聞いた。

 

「―――とこのようになっている。他に不明な点はあるか?」

「無いようですね真嶋先生。それじゃ皆、俺が考えたこの試験を乗り切る作戦を聞いて欲しい」

 

 俺がそう言い始めると、皆は驚いた表情をした後に聞き入れる姿勢を取った。さすがはAクラスと言ったところだ。

 

「俺たちAクラスは、この試験――ポイントの大量獲得、つまりリーダーの的中を目標にする」

 

 安定してポイントを獲得すると思っていた生徒が多いらしく、驚いた声が上がる。

 

「累栖。俺たちには余裕がある。だからこそその立場をより盤石にするべきではないのか?」

 

 右翼的思想を持つ葛城にとっては当然な質問だろう。

 

「そう、俺たちAクラスには余裕がある。だから今攻めないといけないんだ。まずこの試験、失うものはなにも無い。最初に配布されるポイントを好きに使い、残った分が直接CPtになる。つまりCクラスやDクラスにとっては好都合なわけだ。ここでもし守りに入ってしまえばCクラスやDクラスはどんな反応をする?」

「ポイントの差を詰めるチャンスだと勢いづく…?」

「そう、まさにその通りだ。この試験はポイントの差を縮めるものでもあるが、それと同時にポイントの差をさらに広げるものでもある」

 

 俺がそう話していると、葛城が納得いかないような顔つきでこう言った。

 

「話は分かった。だがそれでAクラスを維持できるのか…?」

「逆に問おう。葛城はこの戦いだけで全てが決まると思うのか?」

「それは…」

「まだ1年目の8月、CPtを得ることのできる特別試験がこれだけなはずがない。これから先、数か月単位…若しくは1か月に何回も特別試験があるかもしれない。その何回も迫りくる3クラスに対して、ずっと耐えて耐えて耐え忍ぶ。それで勝てるか?」

 

 葛城は少し考えこむと、納得のいかない顔から覚悟を決めたような顔になり、俺の目を見て頷いた。恐らくは俺の作戦に任せるということだろう。

 

「クラス内で話してるところ失礼するぜAクラス」

 

 クラス内で纏まった雰囲気がでている最中、龍園がAクラスの輪の中に突然入り込み、こう話し出した。

 

「俺らCクラスと手を組んで、他を出し抜くってのはどうだ?」

 

 原作でもあった葛城と龍園の結託。結果は葛城が龍園に裏切られてどちらもいい結果にならなかった。

 

「断る。俺たちAクラスは今しがた作戦が決まったところでな。それにお前のような汚い手を使うやつとは手を組まないようにしている。さっさと自分のクラスへ帰るんだな」

「クックック、そうかよ。間違っても後から手を組もうなんて言うんじゃねぇぞ」

 

 龍園はそういいながら去っていった。これでいい。これで結果は変わってくるはずだ。

 

「龍園も去っていったところで…細かい作戦について話しておきたい。最優先は拠点の場所に、リーダーの決定だ」

「拠点の場所については、俺が好都合な洞窟を船上で見つけていた。そこまでたどり着けばいい拠点になるだろう」

「わかった。では一先ずその拠点に移動するとしよう。葛城を先頭に男女2列になって歩こう。俺は最後尾で誰もはぐれないようにしっかりと見張っておく」

 

 そして葛城に連れられ行きついた場所は、ちょうどいい広さで目立ちにくい原作通りの洞窟だった。やはり葛城は優秀と言わざるを得ない。

 

「葛城、リーダーはお前に任せたい」

「俺で構わないのか?」

 

 葛城は驚いた表情をして周囲を見渡すと、Aクラスの皆は葛城を認めているようで誰も異議は唱えなかった。

 

「慎重に行動すべき立場は出来る限りお前に任せたい。寧ろAクラスでこの立場を担うべき人間は葛城以外にいないんだ」

「……そうか。なら俺はその役目に全力を尽くそう」

 

 俺のこの試験でのするべきことは、葛城を失墜させないこと。それと葛城と信頼を結ぶこと。その二つだ。

 葛城が原作通りになってしまえば、2年生時に龍園のクラスに移籍してしまう。かなり大事な戦力である葛城を龍園に渡すわけにはいかない。そのために信頼を勝ち取る他ない。

 

 その後は水や食料に仮説シャワーにトイレ等をポイントと交換し、各生徒に指示を出していた。

 

「――は食料の調達を。葛城はここ近辺の斥候とスポットの調査を頼む。よし、これで全員か?」

「あ、あの……私は…?」

 

 俺にそう声をかけてきたのは山村美紀。――しまった。完全に忘れていた。俺は忘れっぽい方ではないが、それでも気が付かないくらい影が薄い。

 

「そうだな…なら俺と2人で食料でも探しに行こう」

「わ、わかりました……」

 

 山村のおかげでぼっちにならずに済んだ。ありがたやありがたや。

 

「うーん、ここらはなにも無いかな?」

「そうですね…私もなにも見つかりませんでした」

 

 俺と山村は少しだけ離れた森の中を探索するも、何も得られなかった。

 

「じゃああっちの方行ってみるか。山村、体力は大丈夫か?」

「はい、これくらいではなんとも……わっ」

 

 歩いている最中、山村は木の根っこに足を取られ、体制を崩した。

 

「っと。この辺りは木の根が出ている部分もある、足元気をつけろよ」

「は、はい。ありがとうございます…//」

 

 咄嗟に山村を支えるも、山村は前に倒れたために抱きしめたような体勢になってしまう。なんか顔を赤らめているような…?

 

 なんだか、小動物みたいで愛らしさがあるな」

「えっええ?///」

 

 おっと、口から洩れてしまっていたようだ。山村は普段無感情にも見えるその顔を酷く赤らめ、あたふたと動揺している。かわいいなこいつ。―――なんて思っていた。

 

「……。ふんっ」

 

 少し離れた場所から、神室が面白くなさそうに見ていたことにも気が付かずに。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 高度育成高等学校2,3年女子専用スレpart273

 

 

 

6:名無しの女子生徒 ID:iXYZX14ed

あー一年そろそろ無人島ついたかな?

 

7:名無しの女子生徒 ID:R8Np0O6Gg

まぁさすがにもうついてるでしょ

 

8:名無しの女子生徒 ID:95c/y28ay

累栖様と会えない夏休みなんて夏休みじゃない!!

 

9:名無しの女子生徒 ID:Y4Sn6+hp8

別に普段から会ってるわけじゃないでしょ

 

10:名無しの女子生徒 ID:aDRmWfCJ2

>>8

累栖様専用スレに帰れ

 

11:名無しの女子生徒 ID:u8RV8SnCF

累栖様の水着クンカクンカ↓

png.――――――――

 

12:名無しの女子生徒 ID:9nkD0fcZs

水も滴るいい男ってのはこういうのを言うんだな…って思う

 

13:名無しの女子生徒 ID:Rc1Npvrdx

わかるマン

 

14:名無しの女子生徒 ID:vWPxVwu2X

あーほんと2年遅く生まれたかった

 

15:名無しの女子生徒 ID:FSJzOFOQk

禿同

 

16:名無しの女子生徒 ID:htE8nV0yq

無人島でふと訪れる累栖様との2人きりの瞬間…あんなことやこんなことが始まり…!

 

17:名無しの女子生徒 ID:lTcFoeV0K

累栖様は女の子に手出したりしない

 

18:名無しの女子生徒 ID:2L69pzK5m

それな

 

19:名無しの女子生徒 ID:njAk8rtcJ

>>17

でもお前が2人きりになったら手出してほしいだろ?

 

20:名無しの女子生徒 ID:lTcFoeV0K

あたぼうよ

 

21:名無しの女子生徒 ID:x8ZX6VJ82

素直でよろしい

 

22:名無しの女子生徒 ID:bDOWS45BJ

もうぽまえらずっと累栖様の話してるやん

 

23:名無しの女子生徒 ID:xc5OgeNwD

一年の話題=累栖様の話題

だからな。しょうがない。

 

24:名無しの女子生徒 ID:VoCo8wP5Y

でも累栖様っていつか刺されそうだよね

 

25:名無しの女子生徒 ID:yef/60/lf

そんなことがあったら累栖様刺したやつをめった刺しにするが?

 

26:名無しの女子生徒 ID:3T1hE8YoM

覚悟決まりすぎてて笑う

 

27:名無しの女子生徒 ID:yef/60/lf

覚悟はいいか?オレはできてる

 

28:名無しの女子生徒 ID:mlw0stVMB

〇チャラティを汚すな

 

 

 




よければアンケートの回答お願いします。個人的に微妙なラインだと思っているので皆さんにお聞きしたいです。既にアウトならちゃんとR-18な作品にしますし、セーフであればこのままぎりぎりの表現をしようと思ってます。

この作品、R-18に該当すると思いますか?

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