今後ともお付き合いいただけますよう、お願いいたします。
九校戦も今日を含めてあと2日。とはいえ、一高の間では弛緩した雰囲気が漂っていた。
それというのも、昨日達也達がモノリス・コードで優勝して、一高と三高の総合ポイントはさらに差が開いたからだ。その差は140ポイント。そして残った競技の配点が以下の通り。
◆ミラージ・バット
一位:50pt
二位:30pt
三位:20pt
四位:10pt
◆モノリス・コード
一位:100pt
二位:60pt
三位:40pt
つまりミラージ・バットで三位以上を取れば、明日のモノリス・コードを待たずに一高の総合優勝が決まるわけだ。。だからこそ無頭竜の連中は、なりふり構わずミラージ・バットを妨害してくる。そして昨日も言った通り、原作ではここで一人の魔法師人生が終わりを迎える。なら、この世界線ではどうするのか。
「真由美先輩」
「あら、どうしたの?」
「実は、お願いがあるんですが……」
一高の天幕。普段は寄り付かない俺が来たことで、真由美が本気で驚いた顔をしていた。そんな真由美に、俺はあることを耳打ちした。
「……分かったわ。確約は出来ないけど、やってみる」
「お願いします」
俺が真由美に何をお願いしたのか。それはこの後すぐ分かる。
「あら、貴方達がどうしてここに?」
「すみません平河先輩、彼がどうしてもCADチェックの様子を見たいと言い出したもので」
「一度見ておきたかったんですよ。邪魔はしないつもりなのでお願いします」
第一試合に出場する小早川先輩のCADのチェックを行うため大会委員のテントに来ていた平河小春先輩に、俺と達也が一礼した。
「そうなの。いいけど、面白いことはないわよ」
そう言って平河先輩がCADを係員に渡すと、彼はCADを検査装置の上に置いた。この装置でCADを検査して、レギュレーション違反をしていないかチェックする。そして検査用の光がCADの半ばまで来たところで――
「潤!」
「おう!」
達也の声が掛かると同時に、俺は係員を装置の向こう側から引きずり出し、地面に叩きつけた。
「た、橘君!?」
「何をしている!」
警備担当の委員が駆け寄ってくるが、達也が威圧してくれてるおかげで誰も近寄らない。さて、あとは真由美次第なんだが……
「何事かね?」
「く、九島閣下! それに七草の……」
よしっ! 真由美に頼んでいた人が来てくれた!
係員を取り押さえていて動けない俺に代わって、達也が状況を説明し始める。
「当校の選手が使用するCADに対する不正工作が行われましたので、その犯人を取り押さえたところです」
「そうか」
その一言を言うと、老師は検査装置の上に置かれたCADを持ち上げる。
「……確かに、異物が紛れ込んでおるな。これは、見覚えがある。私が現役だった頃に広東軍が使っておった『電子金蚕』だ」
老師の言葉に、取り押さえていた男がビクンと跳ねる。当たりってことね。
「この魔法は、電子機器の動作を狂わせる遅延発動術式。我が軍はこれの正体が判るまで随分苦しめられたものだが……君は電子金蚕のことを知っておったのか?」
「いえ、電子金さんという言葉は初めてうかがいました。ですが、これまで我が校に対しておかしな事件が頻発しておりましたので、今回も何かあるかもしれないと網を張っておりました」
「そうか」
達也の説明に、老師は納得したように頷いた。そして俺が取り押さえてる男に目を向けると、まるで敵の捕虜を尋問するかのような笑顔に変わる。
「では君は、一体どこでこの術式を手に入れたのだね?」
「あ、ああ……」
「老師もお人が悪い。先ほど老師が仰ってたではないですか。『広東軍が使用していた』と。つまり大亜連合のスパイってことじゃないですか。すぐに処分しましょう」
「ち、違う! 私は……!」
「うるせぇ死ね」
耳元で囁いて少しサイオン波を出してやったら……あらら、失神しちまった。
「随分過激なことをするな」
「汚いものをお見せして申し訳ありません。いい加減取り押さえるのに疲れたもので、適当に気絶してくれればよかったのですが」
「ふっ、そういうことにしておこう」
「まったく、あんまり変なことしちゃダメよ」
ノリでやったら老師から変な勘違いされた上に、真由美にも怒られちゃった。失敗失敗。
これが俺の作戦。本来ならこの流れは、深雪のCADを検査に出した時に発生していたはずのものだ。けど今回、俺が我が侭を言って達也と一緒にこの場に来たことで、運営委員に紛れ込んでいた無頭竜の患者を炙り出すことにした。そして真由美には万一のために、九島老師をここに連れて来る役目をお願いしたのだ。はい、これで無頭竜の敗北が決定しました~。
そして失神した男は警備担当の委員に連行され、俺達はお咎め無しで返された。汚染されたCADは使えないから、予備のものをチェックなしで使っていいことにもなった。
「もうっ、そういうことなら最初から説明してよ」
「すみません先輩。こいつが全部悪いんです」
「達也!? いやまあ、話を持ち掛けたのは俺だけどさぁ……」
「まあいいわ。これで景子に何かあったら、後悔してもし切れなかったし」
そう、これで小早川先輩の件は安全になった。だけどこれだけじゃダメだから、最後の一押しをしておく。
「それは良かった。このまま第二試合の深雪のCADにも仕掛けられてたら、トンデモナイことになってましたよ。なあ達也?」
「……ああ、そうだな」
……よし、これで達也は無頭竜を始末することを決意しただろう。スマンが俺の知ってるシナリオ通り、頑張って連中を叩き潰してくれ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
時間は流れてミラージ・バット決勝戦。残念ながら小早川先輩は途中で脱落してしまったが、深雪は予選を突破して決勝に駒を進めてから5時間が経った頃。
その決勝戦では、第二試合であったイベントが尾を引いていた。
「飛行、魔法……?」
誰かがそう呟いたが、それを誰も気にすることは無かった。何故なら観客だけではなく選手ですらも、呆然と上空を見上げていたから。
深雪のお願いに達也が応えるために切った、本来は決勝戦用の秘密兵器。それによって大会委員が飛んで来て、情報を開示しろと言ってくる始末。あれだけやらかしといて、なかなか面の皮厚いねぇ。
で、結局飛行魔法の情報が開示され、決勝戦は全校が飛行魔法を使うというトンデモ試合になる予定だ。
「さてはて、どんな試合結果になることやら」
「なにしろ、九校全てが飛行魔法を使うことになりますから」
観客席で見守る俺のセリフに美月が乗っかる。その周囲にはエリカやレオを始め、もう出場競技の無い雫達も集まっていた。
「潤はここにいていいのか?」
レオが不思議そうに聞いてくるのは、達也がブース入りしてるからだろう。
「俺はいいんだよ。あっちにはあずさ先輩もいるんだし」
「そうなのか?」
「そうなの。おっ、そろそろ始まるみたいだぞ」
午前の試合からコスチュームが代わり、濃いマゼンダから純白に衣装チェンジした深雪がステージに現れる。そして少し離れたところで、三高の愛梨も足場に降り立つ。
その他、二高、五高、六高、九高の選手も、夜用の明るい色のコスチュームを身に纏って配置についた。
そして決勝戦開始の合図が――
【橘潤、司波深雪、一色愛梨以外は一時停止】
【深雪と愛梨は酩酊状態のような、ぼんやりとした意識しかない状態になる】
い・つ・も・の
というわけで、スバルの時もやったことを、本戦決勝でもやりましょう! で、もう徒歩であそこまで行くのは大変なので、今回は改変能力を使ってワープ!
まずは愛梨から行こうか。本当はこんなことしなくても、俺の雌奴隷なんだから普通にセックスすればいいんだろうけど、こういうシュチュエーションも燃えるというか。
「んんぅ……❤」
身体にピッタリフィットしているコスチュームの上から胸を揉みつつ、スティックを持っていた右手で肉棒を扱かせる。そして乳首が衣装の上から自己主張を始めた辺りで、揉んでいた手を股間の方へ。
「はぅぅっ❤ あぁぁぁんっ❤」
「愛梨、どんな感じだ?」
「熱い……おマンコも、おチンポ握ってる右手も……」
「チンポ、欲しいか?」
「欲しい……ご主人様のおチンポ、欲しいぃぃ❤」
愛梨のおねだりを聞いて、スカートを捲り上げてショーツを降ろし、トロトロになるまで手マンした割れ目にチンポを挿れる。
すっぽり収まったチンポを立ちバックの状態から抽送すると、昨日と同じ艶めかしい声を上げる。
「あぁぁぁぁんっ!❤ んんんっ!❤ おマンコぉ、いいですぅぅぅぅ!❤」
「精液欲しいか、愛梨?」
「欲しいぃぃ!❤ ご主人様のザーメン、奥に欲しいですぅぅぅぅぅ!❤」
本当に酩酊状態なのか気になるぐらい積極的にマンコを締めてくる愛梨に、俺はクリトリスを弄りながら肉棒を膣壁に擦り付け、徐々に射精感を高めていく。そして――
「いくぞ愛梨、いっぱい出すぞ」
「お、おぉぉぉぉぉぉ!❤ 出てりゅぅぅぅ、熱いのっ、すごっ、イクッ、イクゥゥゥゥゥゥッ!!❤」
絶頂の絶頂を小刻みにしながらも、なんとか立ったままの姿勢を崩さずにいる愛梨からチンポを抜くと、俺は再度ワープして今度は深雪の所へ。
深雪に関してはまだ雌奴隷の儀式をしてないから、マンコは使わない。だから俺は、精液と愛梨のマン汁で濡れた肉棒を、深雪の尻穴へ――
「んぐぅっ……うっ、あぁぁぁぁぁっ……!」
記念撮影の時に見せてくれた、ヒクヒクしている不浄の穴。そこに竿を根元まで潜り込ませて出し入れするたびに、深雪の履いているロングブーツ、そのヒールからカツンカツンと足場を叩く音が響き渡る。
「深雪、気持ちいいか?」
「わ、分かりませんんんっ! す、すごすぎてぇ……お、おかしくなっちゃいますぅぅ! んあっ、あっ、んひぃぃっ❤」
「喘ぎ声になってきてるぞ。正直に言え」
「あ、ああ……」
「け、ケツマンコォォォ!❤ 深雪のケツマンコっ、橘君のおチンポでズポズポされてっ、気持ちよくなってますぅぅぅぅぅ!❤」
素晴らしい。あの深雪から、こんな言葉を言わせることが出来るなんて。これは勃起しないわけが無い。だから俺は、愛梨にした時よりもっと激しく肉棒を抜き挿しする。
「んひっ、ひいぃぃぃぃぃっ!❤ んぐっ、いぎっ、ひっ、うぅぅぅぅぅ!❤ こ、このまま何回も突かれたらぁっ、イッちゃいますぅぅぅ!❤」
「いいぞっ、イっちゃえ! 達也達が見てる前で、思いきりイけ!」
「お、お兄様の前で……前でぇぇぇ! イクッ! イクイクッ! イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!❤」
絶叫とともに深雪のケツ穴がキュッと締まると同時に、俺は腸内に思いきり射精してやった。
「おぉぉっ、おほぉぉぉぉぉぉ……❤」
「いい顔になったな」
「はへぇぇぇぇ……❤」
深雪も深雪で、よくそんなアヘ顔状態で立ってられるな。ある意味感心するよ。さて、二人に中(膣・腸)出ししたし、観客席に戻って……う~ん、このまま改変解除したら、さすがに不公平すぎるか。
【他の選手もオナニーでイッた後の状態になる】
これならある程度は公平になるでしょ。というわけで、再度ワープして席に戻ったらか~いじょ!
「「「「「「んっ、んんんんんっ!❤」」」」」」
おぉっ、深雪や愛梨だけじゃなく、他の選手もがに股で膝をガクガク震わせてる。あっ、二高の選手がへたり込んじゃった。
「ど、どうしたんでしょう?」
「まさか試合開始直後にサイオン切れってことはないだろうし」
「あっ、でもみなさん、動き出しましたよ!」
何とか持ち直した選手達が、上空のホログラム球体に向かって飛び上がる。もちろん、全員が飛行魔法を使って。
「無茶だわ……あれはぶっつけ本番で使える術式じゃないのに……」
「危険じゃないのか、もし魔法の制御に失敗して墜落したら」
ちゃっかり俺達と同じ列に座っていた真由美と摩利が眉を顰めるが、そんな心配はない。
「大丈夫だと思いますよ。もし達也が使っていた術式をそのまま使用しているんだとすれば……ほら」
「あっ」
サイオン切れを起こした選手が、術式に組み込まれた『安全装置』によってゆっくり降下していく姿があった。
「さすがトーラス・シルバー製、抜かりはないか」
「トーラス・シルバー? あの魔法工学技師の?」
「そのトーラス・シルバーだ。元々飛行魔法は、フォア・リーブス・テクノロジー社に所属している彼が発表した術式だからな。達也もその術式を使ってるはずだ」
まあ、そのトーラス・シルバーの正体が達也――正確にはトーラス・シルバーは二人組のチーム名みたいなもので、その片割れが達也――なんですがね、初見さん。
「これはもう勝ち確かな」
その後も『安全装置』が作動する選手が相次ぎ、最後には深雪と愛梨しか残っていなかった。そこで試合終了を告げるチャイムが鳴るが、それは熱狂的な拍手にかき消された。
ミラージ・バット女子、一位、司波深雪。二位、一色愛梨。
九校戦最終日を待たずして、一高の総合優勝が決定した瞬間だった。
『優等生』のアニメを見返して「深雪と愛梨、ミラージ・バットの衣装着た状態で犯したいなぁ」とエロい考えが浮かんでこの回です。
電子金蚕の話はしなくても良かったんですが、一応原作沿いってことで。
九校戦最終日はモノリス・コードだけなのでダイジェストにして、その前後のお話を書こうと思っています。
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