真夜達との生活が始まって数日が経った頃、九重寺に達也の姿はあった。彼は深雪に言った『パラサイトを封印する方法』のため、連日この寺に通い詰めていた。
(掌の中にサイオンを集め、握り締める)
それは十八番である『術式解体』を使用する際の、いつものイメージ。しかし今求めている技術は、魔法式ではなくパラサイト――情報の海を漂う本体――を直接攻撃する手立て。
標的の孤立情報体――八雲が出した、式神の一種――に重なるように、サイオンの塊を放つ。
「クッ……」
しかしそのサイオンは、標的に何の影響も与えずに拡散して消えた。
奥歯を噛み締めて口惜しさを表す達也に、標的を作っていた八雲がいつもと変わらぬ飄々とした口調で話しかけた。
「さすがの君も苦戦してるねぇ。三日で理の世界に遠当てを放てるようになったんだから、適性はあるんだろうけどね」
「師匠、次をお願いします」
「ふむ……君の場合どこを狙えばいいのかは分かるわけだから、遠当てとは別の攻撃手段を編み出すのも一つの手だと思うよ」
「それは、新しい魔法を開発しろということですか。そんなホイホイと作れるものじゃありませんよ」
とはいえ、遠当てが出来るようになるまで、その『何時か』を待っていられない状況であるのも事実。
達也は『一応、考えておくか』と頭の中にメモ程度に残しておくと、再びサイオンを掌に集め始めたのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
深雪とリーナ達が
会話内容までは分からなかったが、原作通りであれば『パラサイトの追跡と、宿主の抹消』だろう。その後、宿主から抜け出したパラサイトが新しい宿主と一体化するまでのプロセスを観察するんだったか。
深雪とリーナを手に入れたから、これ以上パラサイト関連に首を突っ込む積極的理由も無いんだよな。あとは達也に頑張ってもろて。
――ジュポッ、ジュポッ、ジュプッ!
「んくぅぅぅぅっ❤ おチンポ、あたしの子宮ノックしてるぅ❤」
「エリカ」
「んっ❤」
授業をブッチして、誰もいない昇降口でエリカと対面立位セックスが気持ちいい。
肉棒を根元まで挿れながらキスすると、膣肉が奥まで咥えて絡みついてくる。ユル過ぎず、かといってキツ過ぎもしない絶妙な締まり具合だ。
「エリカのマンコ、気持ちいい」
「あはっ、嬉しい❤ あぁぁぁぁんっ!❤ あたしも、お腹の奥に……潤のおチンポ感じてるぅ❤ お腹掻き回されるの、気持ちいいぃぃ❤」
淫靡な表情で微笑むエリカに、もっと快感をよこせと俺の腰の動きも早まっていく。
――パチュンッ パチュンッ
肉と肉のぶつかり合う音が、快感で喘ぐ声と一緒に響き渡る。射精衝動が高まるのを感じて、さらにペースが上がっていく。
「あぁぁぁっ、すごっ!❤ 潤っ、あたし、イキそう……!」
「俺も、そろそろ出そうだ……」
「一緒に、いっしょにイクのぉぉ❤」
――パンッ パンッ パンッ
「ひゃぁぁぁぁんっ!❤ イクッ、イクゥッ! あぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
「う、ぐ……!」
「あっ、あぁぁぁぁっ! あっ、あぁ……潤のザーメン、熱いよぉ……❤」
絶頂した瞬間に膣内射精されたエリカの背中が、再度弓なりになって痙攣する。脱力したエリカを抱きしめると、俺も壁を背にしてその場に座り込んだ。久々のエリカマンコ、マジ気持ち良かったぁ。
「んふぅ……❤ けど、どうしたのよぉ。突然授業中に連れ出したりしてぇ」
「久々にエリカを抱きたくなった。ただそれだけ」
「っ❤ も、もうっ、そんな理由なの?……またおマンコ、キュンッて来ちゃうじゃない……」
「知ってる。挿いったままのチンポが締め付けられてるからな」
「もうっ❤」
そう言いながらも、エリカのマンコは正直だ。胸を捏ねながら腰を揺すってやると、キュッキュッとまた精液を絞ろうと襞肉が動き始めるんだから。
「あふぅぅ❤ ねぇ潤……もういっかい、しない?」
「エリカってば、エロいなぁ」
「なによぉ、嫌なの?」
「まさか」
「きゃっ❤」
据え膳食わぬは男の恥って言うしな。俺はエリカを抱えて立ち上がると、背面駅弁で第2ラウンドを開始したのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「そういえば、そろそろバレンタインよね」
「そうだね」
下校中のコミューターの中で、エリカが思い出したように言った。それに対して、同乗していた雫が頷く。
「言っとくけど、俺には不要だからな」
「え~っ、どうしてよぉ」
「どうしても何も、全員からもらったら俺、自律神経失調待ったなしだぞ?」
一応まだ大丈夫だと思うが、最悪糖尿病の可能性すらあるからな。
「なら、いつもより目一杯ご奉仕する❤」
「おっとぉ、雫ってば積極的ね~」
両手を頬に当てて座りながらクネクネする雫にエロさを感じていると、エリカの携帯端末から着信音が鳴った。
「次兄上から? もしもし?……はい、そうですけど……ええっ?」
驚きの声を上げた後も『はい……はい……』と頷くだけで、通話が終わったようだ。
「エリカのお兄さんから?」
「ええ……」
「何かあったのか?」
聞いてみたものの、俺はその内容大体知ってるかも。この時期に、修次さん絡みといえば"あれ"しかない。
「達也君、国防軍から監視されてるって」
「達也さんが? しかも国防軍……横浜の時を思い出すね」
「ああ。とはいえ、味方から監視されてるって言うのはなぁ」
雫に話を合わせたところで、俺は疑問を感じた。
(リーナの襲撃が無いのに、なんで修次さんが出て来るんだ?)
原作では、バランス大佐率いるUSNAの部隊に達也が襲われ、そこに(非公式に監視と護衛を命じられていた)修次さんが援軍に駆けつけるのだ。が、この世界線では襲撃そのものが無いから、彼の出番はないはずなんだが。
気になってチート能力で調べればなんてことはない、九島烈が現役時代の伝手を使って割り込みを掛けただけらしい。あの爺様、かつての教え子だった四葉姉妹の
「それで、次兄上が達也君の監視と護衛を命じられたらしいわ。正式な身分はまだ防衛大学校の学生のはずなのに」
「不可解」
「雫の言う通り、不可解だな」
とりあえず話を合わせているが、この調子だと彼の出番は無いかもなぁ。まさかパラサイトとの接触まで付いてくるとも思えないし。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
な~んて考えていたら、覚えのあるイベントが前倒しでやって来た。
昼休みの食事前、達也と一緒に呼び出された時には、謎の現象の噂が校内に広がっていた。
「あっ、二人とも」
「五十里先輩、お疲れ様です。中条先輩も引っ張り出されたんですか?」
「この現象には、大勢の生徒が不安を感じていますから……」
ロボ研のガレージ前には、俺達を呼び出した五十里先輩と、同じく呼び出されたあずさ先輩が立っていた。
「それで、『ピクシー』が笑みを浮かべて魔法をぶっ放したんでしたっけ?」
「うん。廿楽先生にも調べてもらったんだけど、ボディの胸部中心から外部にサイオンが放出された痕跡があったそうだ」
「ピクシーの胸部には電子頭脳と燃料電池の格納容器ですよね? どちらから?」
「電子頭脳がある辺りだって。まったく、出来過ぎだよ……しかも、プシオンの御席も見られたそうだよ」
達也の問いに、五十里はため息と一緒に答えた。
「……つまり先輩は達也に」
そこまで口にして、一応周りにあずさ先輩以外の人目がないことを確認する。
「達也に『電子金蚕』みたいなものが紛れ込んでいないか確かめて欲しいと」
「……うん」
「なるほど」
五十里先輩が何を懸念しているのか、達也にも合点がいったようだ。電子金蚕のような潜伏型の遅延術式なら、ただのロボットが魔法を使ったように見せることも可能だと思ったんだろう。
「分かりました。ただ、ここではチェックが出来ませんので、メンテナンスルームを使わせていただきたいのですが」
「いいですよ。すぐに許可を取ります」
達也の要求に、すぐあずさ先輩が答えた。そして携帯端末をチョコチョコと操作すると
「メンテ室の使用許可が下りました。この後すぐにお願いしますね」
「……潤、手伝ってくれるな」
「そこで嫌とは言えないだろ……というかあずさ先輩、それって俺達に飯抜きで作業しろと?」
ツッコミはさらっと流された。
俺と達也でピクシーをメンテ室に運び込んだ時、同行者は五十里先輩とあずさ先輩に加えて、美月と深雪、そして千秋と増えていた。
「まあいいんじゃないかな。全員理論系に強い人達だし」
五十里先輩がそう言うならと、あずさ先輩も特に追い出したりはしないようだ。
「それじゃあ司波君、よろしく頼むよ」
「分かりました、診てみます」
そう言うと、自走式の台車に腰かけた(正確には、台車の上に固定された椅子に腰かけた)ピクシーにサスペンド解除を命令した。
するとピクシーはパチッと目を開けると、椅子から立ち上がって深々と一礼した。
「ご用でございますか」
「今朝七時以降の操作ログと通信ログを閲覧する。その台の上に仰向けに寝て、点検インスペクシヨンモードに移行しろ」
「アドミニストレーター権限を確認します」
自己診断プログラムを実行した――その時に異常が発生したらしい――時間のログを見るために命令した達也に対し、ピクシーが管理者権限の確認を要求してきた。
ピクシーの視線が、達也の胸ポケットにつけている管理者権限を示すカード……には行かず、達也の顔に固定されたまま動かなくなる。
「あれ……動かなくなっちゃいましたよ?」
あずさ先輩が不安そうな声を上げた瞬間、
「ミツケタ」
ピクシーが達也に向かって飛び掛かった。
「お兄様!」
「達也さん!」
「司波君!」
俺以外の善人が声を上げる。
回避不能と判断した達也は、ピクシーのボディを正面から受け止めた。大した衝撃は無かったようで、達也が抱き着かれたまま倒れることは無かった。
「んんっ」
「んっ!?」
「お兄様!?」
「達也さん!?」
「司波君!?」
同じセリフなのに、全員さっきとは別の感情で声を上げた。……ピクシーが達也の首に両腕を回してるのもそうだけど、そこからキスするとは思わんだろう。
「んふぅ❤ ちゅうっ」
「達也さん、ロボットにもモテるんですね……」
引き攣った顔で美月がツッコミを入れるが、誰もそれに反応出来ない。
そこから10秒近く唇を蹂躙された達也が解放されると、ピクシーに寝台へ座るよう命じた。さて、達也も気が動転してるようだし、俺が動くとするか。
「美月」
「はい?」
正確には、美月に動いてもらうんだが。
「ピクシーの中を覗いてみてくれ」
「わ、分かりました……」
俺の頼みに、眼鏡を外してピクシーを見る。
「なんでしょう……精霊と似た、けれど明らかに違うような……」
「パラサイト、か?」
達也の呟きに、先輩達が息を呑んだ。どうやら先輩方も、パラサイトについて知ってるようだ。達也経由で話が行ったんだろうか。
「でも、このパターンは……」
「えっ、なんですか?」
急に美月が振り返った先には、千秋がいた。
「このパターン、平河さんと似てる」
「え、ええっ!?」
「ど、どういうこと?」
「平河さんの思念をパラサイトが写し取った……いえ、思念がパラサイトに焼き付いた?」
首を傾げる美月に、何もしていないと慌てる千秋。
『そのとおりです』
本人――というよりは本体――から答えがやってきた。
『私は、彼に対する、彼女の強い想念によって覚醒しました』
そしてピクシー――の中にいるパラサイト――は、達也に従属すると言ってきた。
「俺に? 何故?」
『貴方のものになりたい』
そう答えたピクシーが、一際情熱的な眼差しを達也へ向けた。
『私は彼女――個体名『平河千秋』の、この想念によって休眠状態から覚醒しました』
そしてピクシーは、訊ねてもいないのに想念とやらの根源を……あっ、やべ。ここから先は聞かせらんねぇわ。
「美月、深雪」
「えっ、司波さん?」
「ななっ、どうして私の耳を塞ぐんですかぁ?」
名前を呼ぶのと視線だけで、二人は俺の狙い通りに先輩達の耳を塞いだ。
『貴方に尽くしたい』
千秋がはっとした顔になる。
『おマンコでご奉仕したい』
瞬間的に顔が真っ赤になる。
『達也さんのチンポケースになれて幸せ』
ぶんぶん首を振る。
『それが、私を目覚めさせた想念、いえ、
そう語るピクシーに、千秋はドサッと床に崩れ落ちた。そして達也も自らの性事情を俺達に聞かれ、バツが悪そうな顔をしていた。
『ですので、私も性玩具としてお仕えいたします。どうぞよろしくお願いいたします、達也様❤』
羞恥に塗れた二人を後目に、ピクシーは発情した顔を達也に向けるのだった。……計画通り(ニヤリッ
久々にエリカとのセックスシーン。
出来るだけ出番を平等にしようと考えていたんですが、なんかエロが薄くなった気が……。なので今後は作者の依怙贔屓ありで書いていこうと思います。そうなると……すまん、さーや。
ピクシー、達也の性玩具宣言。
やったね達也、ご奉仕役が増えるよ! 正直全年齢対象でなかったら、原作もこうなってた気が。
そして唐突ですが、今回でアンケートを終了しようと思います。
最初はSAOかなーと思っていたんですが、まさかのリリカルなのはとは……。
来訪者編終わったら?(インフィニット・ストラトスは絶対やる。サブとして何やろう?)
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