※この作品はR-18です。

マイナーキャラ妄想短編集   作:ニンニク嫌い

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 もしガモーラがクイルたちに出会う前に、コレクターのコレクションルームに盗みに入って捕まっていたら?



GotG(ガモーラ)

 

 

 彼らは盗賊だ。それも道行く荷馬車や鉄道を襲うような規模の小さい物ではない。彼らが襲うのは星艦船。宇宙を渡る船を襲撃し、金品を奪い去る宇宙盗賊、それが彼らなのだ。

 だが襲う船の規模が違うからと言って、彼らが宇宙で名を馳せる一味かというとまったくの逆。むしろ彼らは宇宙のならず者たちの間では無名に近い。賞金稼ぎたちの間でも初心者用の楽で実りの少ない連中の一つとしてしか捉えられていない程度の存在だ。

 

 それもこれも、宇宙においてはラベジャーズと言うグループの存在が大きいからだ。宇宙にその名を轟かす者たちの多くが所属し、鉄の掟と確かな実力でその勇名を常に宇宙中に響かせている。

 そんな連中がいる宇宙において、そこに所属できる実力もコネもない下っ端程度の彼らが有名になるチャンスなど、一発逆転に掛けるしかない。

 

 そして彼らはそんな一発逆転をしようと、とある惑星のある男と取引をすることにしたのだ。

 

 ノーウェア。

 とある超巨大生命体、セレスティアルズの死骸の頭に作られた採掘コロニーだが、宇宙を旅する者たちからは宇宙最大の犯罪者たちの休息地として知られている。歩くだけで賞金首と出会えると言えば、その危険性と恐ろしさがわかるだろう。

 

 犯罪者たちが酒を飲み、裏通りに目をやれば血みどろで倒れる誰かが居る。明らかな盗品や違法ドラッグが当たり前のように店頭に並んで、恥部を晒した娼婦たちが金ずるを探して甘い声を響かせる。

 そこはまさしく悪徳都市。あらゆる罪と淫欲が許容される、宇宙に浮かぶ煌びやかなゴミだまりである。

 

 退廃さとは真逆の享楽と喧噪に包まれたこのコロニーを歩く盗賊団の彼らが向かうのは、この地で一番活気のある賭場だ。

 彼らの求める一発逆転とは賭け事と言う、ありきたりで考えの浅い物なのかと思われそうだが、彼らは盗賊に身を落とすほどに性根の腐った連中だが当たらない賭けを続けて借金を重ねた末に肥しになるような馬鹿ではない。

 彼らの求める場所はその賭場の奥。盗品や古代のお宝の売買を目的とする者なら誰もが知る有名人。その男の住まう秘密の取り引き部屋がこの賭場の地下にある事を知る事は、多少の情報収集能力が必要だが不可能ではない。

 そして彼らはその多少に、ギリギリとは言え入る程度の実力があったのだ。

 

「おい、コレクターにあんたが望むブツが手に入ったと伝えろ」

 

 リーダー格の男が賭場の裏口に繋がる扉を塞ぐピンク色の肌をした男に手短に言伝を伝える。手慣れているのだろう、その要求にちらりと男たちを見た男は何か通信器具を取り出すと一言、二言だけ何かを伝え、裏口に繋がる扉へと続く道を開けた。

 

「ふっ、手際がいいな」

 

「愛想の一つもねぇ、気味悪い」

 

 一切の無表情を貫くピンク肌の男に口々に好き勝手なことを言う彼らは、そのまま扉を潜り店の奥へと消えていく。

 それを見送る男は彼らが全員通ったのを確認すると、何事もなかったかのように再び先ほどと寸分たがわぬ同じ位置に移動する。その瞳が機械のように不規則に動いたのを気づく者はいない。

 

 扉の先は分かりやすい一本道だった。ある程度の距離を進んだ先には再び扉があり、そしてその大きさからこの先がコレクターのアジトなのだろうと彼らは推測した。ただその扉にはチャイムのような物はなく、叩いて呼び出すべきかとリーダー格が手を振り上げた瞬間、音もなく扉は開いた。

 

「――――!?」

 

 彼らの息が驚愕によって止まる。だがそれは、突然扉が開いた事にビビったとかそんな子供っぽい理由では断じてない。

 その扉を開けた人物の存在、それがあまりにも予想外すぎて彼らの思考に一瞬の空白をもたらしたのだ。

 

 扉の先にいたのは、緑色の肌をした綺麗な女だった。黒と赤紫色のロングヘアーが特徴のその女性は、一目でクールそうだと初対面の人に思わせるような鋭い目つきで男たち盗賊団を値踏みするように観察している。

 だがそれだけなら彼らはここまで驚くことはなかった。宇宙中の珍しいアイテムを収集する金持ちのコレクターのことだ、護衛か何かだと思えば不思議ではない存在だからだ。

 

 彼らが驚いたのはその服装だ。黒の肩だしレオタードと言う、彼女のアスリートのように引き締まった身体の線を際立たせるような衣装を身に着け、ほとんど露出した太股から足先を網タイツで覆い、足にはラバー製のハイヒール、頭にウサ耳型ヘアバンドを付けたその姿は、一般的にバニーガールと呼ばれる服装だ。

 

 別に彼らはバニーガールを見たのが初めてとかそう言う訳ではない。そもそもここに来るまでの賭場にはたくさんこういう服をした店員がいたし、それに関して性欲はくすぐられても驚くことはなかった。

 

 彼らが驚いたのは、目の前のこのバニーガール姿の女が、明らかに場末にいるような娼婦や接待嬢とは一線を画すような、所謂荒事慣れした殺し屋のような雰囲気を醸し出しているからだ。

 

 そんな間違いなく危険な奴だと第六感が告げるような女がバニーガールを、それも彼らの位置からでもわかるほどに股関節に食い込むほどのV字型から後ろ側は間違いなくTバックのようになっている物を身に着けているのだ。さらに胸元も胸の中央より上は隠しておらず、ギリギリ乳首が隠れる程度の際どさ。

 

 そして驚くべき点はもう一つあった。遅れて彼らはその女の首元に赤色の首輪が着けられているのを認識した。革製の、ペットに着けるための首輪だ。そしてその首輪の中央には、まるで名札のようにその女の名前と思われる文字がプレートに並んでいた。

 

【ガモーラ】

 

 それがこの女の名前らしかった。

 

 一瞬リーダー格の男はその名に聞き覚えがあるような気がしたが、件の女性が口を開いた事でその疑問の答えは闇に消えることになる。

 

「あなたたちが、ご主人様の欲しがってる物を持っているという証拠を見せなさい」

 

 刺々しい、威圧的な声だった。だがそれを発しているのがポルノでしか見ないような際どいバニーガール姿の女なのだからミスマッチ感が否めない。事実、その常人なら怯えて身が竦みそうな声にも彼らは怯む事もなく、むしろその姿と内容のアンバランスさに嘲笑を浮かべる余裕さえ出来ていた。

 

「おうおう、バニーちゃん。これがあんたのご主人様との約束の品だぜ」

 

 明らかに馬鹿にするような響きでガモーラへと持って来た品を見せるリーダー格の男。彼が取り出したのはステッキのような棒状の物だ。材質は不明だが黒い黒曜石のような物で作られており、表面に何かしらの文字が刻まれた古代の遺物。

 だがそれ以外に宝石や何かがあるわけではなく、価値の分からない物からすればただのがらくたでしかない。事実盗賊団である彼らにとっても船を襲って奪ったは良いが、大して値打ちがなさそうとして長い事船の倉庫に放棄されていた物だ。

 

 それがつい最近、コレクターが探すアーティファクトの一つだと分かり、今日ここに彼らはコレクターとの取り引きにやって来たのだ。

 

 掘り出し物がまさかの大金に化けるという、一生分の幸運を使い果たしたのではという展開に、彼らは湧いた。コレクターが提示した額は今まで彼らが盗賊になってから稼いできた総額の数十倍。それで最新の船や武器を手に入れようが、どこかの惑星で豪邸を買おうがとてもではないが使い切れないような大金。

 その夢の実現を目前にして彼らは端的に言って、調子に乗っていた。

 

「ごめんなぁバニーちゃん。人参を持ってくるの忘れちまった。代わりに俺の下についてる人参をやろうかぁ? ぎゃははは!」

 

 リーダー格の男の後ろにいた男がそんな事を言って下品な笑い声を飛ばす。そしてそれを戒める者はこの場には居らず、むしろその男に釣られてゲラゲラと汚い唾を飛ばしていた。

 彼らにとってすでに目前のガモーラと言う女は、自分たちより明確に下の存在だという認識が出来上がっていた。それこそ最初に感じた殺し屋のような雰囲気も、今まさに身に纏う空気の変わったガモーラの様子も気にならないほどに。

 

 ガモーラの脚が動く、その寸前。

 

「ガモーラ、確認したならさっさと入れなさい」

 

「! はい、申し訳ございません。偉大なるご主人様」

 

 変化は一瞬だった。ガモーラが纏っていた周りの気温を凍てつかせるほどの殺気が消える。何事もなかったかのように平坦な口調で自身の後ろに返事をする姿は、男たちの前に姿を見せた時と変わらないクールな印象を保っていた。

 彼らは気づいてさえいないだろう。今まさに自分たちが死の危険に直面していたなど。彼女の主が偶然にも声を挟まなければ、まず間違いなく彼女に下品なジョークを飛ばした男の命は消え去っていた。

 

「入って」

 

 短く告げたガモーラはそのまま踵を返し扉の奥へと進んで行く。その際に彼女の後ろ姿が彼らの視界に映り、それが猶更彼らの下卑た笑みを強くする。

 前面から推測した通り、ガモーラが着るバニースーツはTバック型の特性だった。股間部を隠すレオタードは尻の割れ目に深く食い込み、その女性器以外の緑の尻肌の全てを後ろにいる男たちに晒している。さらに彼女の背中を覆う部分は何もなく、首の付け根から足先にかけて、後ろから見ればほぼ何も着ていないのと変わらない状態なのだ。

 

 そんな姿にも関わらず、何ら恥ずかし気も出さずに堂々と歩く様は実に滑稽で、男の情欲をそそるものであった。

 

「あの女、ケツ振って俺らを誘ってやがる」

 

「大金手に入れるついでに、あの女と一発ヤッていかねぇとな」

 

「あのすまし顔が歪むまで、スパンキングしてやりてぇ」

 

 そんな内面の欲望を隠す気もなく、彼らはわざとガモーラに聞こえる声音でその後ろ姿に浴びせかける。

 ピクリと、前を歩くガモーラの肩が動いた。それに気づいた男たちはガモーラが怯えたか、興奮したかのどっちかだと判断して口笛を吹いてさらに囃し立てた。だがガモーラは、今度は一切反応することなく、変わらぬ足取りで部屋の中央へと歩を進めていった。

 

 彼らもガモーラからこれ以上の良い反応が得られそうにない事と、彼女が向かった先で佇む一人の男の姿を見て、ようやく部屋の中へと足を踏み入れた。

 

「ようこそ、この私のコレクション部屋へ」

 

 白い何かの生き物の毛皮のコートを羽織る白髪の壮年の男が、大仰に手を広げてそう言った。だがそんな男の存在よりも、彼らの視線は部屋全体に向かっていた。

 その部屋は異様だった。そもそも部屋と呼んでいいのかさえ躊躇われるほどの巨大な空間。彼らの視力ではその果てが見えないほどに広大で、そしてそんな空間全てを埋め尽くすように存在する様々な物と者の数々。様々な惑星に降り立って来た彼らでさえも見たことがない、最早幻想的とさえ形容できる光景が扉の先には広がっていた。

 

「ご紹介しましょう。彼こそが宇宙で最も偉大なる男、タニリーア・ディヴァン。またの名をコレクター」

 

 ガモーラが腕を広げた男、コレクターの隣に臣下の如く傅き、まるでシェイクスピアの演劇のように壮大に、部屋全体に響くのではと思うほどに力強くそう告げた。

 その声は、コレクターの収集品の壮大さに目線を彷徨わせていた男たちでさえコレクターとガモーラに注目せざるを得なくさせるほどだ。

 そしてその様子に満足したのか、コレクターがゆっくりと上げていた手を下ろす。その様はどこか演技がかっており、その服のセンスも合わさり、彼の胡散臭さをこれ以上となく引き立てていた。

 

「さて、名前は何だったかな。ガモーラ、知っているか?」

 

「いいえ。恐らく、辺境の星域のコソ泥。ご主人様の記憶に残す価値はありません」

 

 立ち上がり、コレクターの隣に並ぶガモーラの声色はひどく平坦。それは彼ら盗賊団に心底興味がない事の証左でもあった。

 ガモーラの答えに納得したように頷くコレクターもまた、男たちのことを重要視していない事など明白、どころか最初の質問自体も別に彼らの名前が知りたいわけではなかったのだろう。ただ呼び方に困ったから聞いただけで、別にそれを今後覚える気はコレクターには最初からないのだ。

 

「てめぇ、クソアマ! そんな淫売みてぇな恰好してる分際で、俺らを馬鹿にしやがって!」

 

 だがそれに納得いかないのが、今まさに覚える価値もないコソ泥呼ばわりされた彼ら盗賊団だ。彼ら自身も自分たちのネームバリューがそれほど高くないことぐらいは理解している。だが理解している事と、それを馬鹿にされることを許しておけるかは別問題だ。

 しかもそれが情婦のような恰好のガモーラに言われたのだからその怒りはひとしおだ。

 

「まあ待ちたまえ。ここには取り引きのためだけに来たのだから、目的の物さえ用意出来ているのなら、別に名前などどうでもいい」

 

 さっき大仰に自己紹介したのは誰だよ、と男たちの誰もが思った。自分たちを見下す視線を隠しもしないコレクターに、男たちの苛立ちが募っていく。

 彼らが偏に手を出さないのは、コレクターが重要な取り引き相手で、大金を渡してくれるからだ。少なくとも、金を貰うまでは事を荒立てることは出来ないのだ。

 

「さあ、それじゃ早速、約束の品を見せてくれ」

 

「…………ああ、ほらよ」

 

 怒りを抑えながら、リーダー格の男が先ほどガモーラに見せたステッキのような物をコレクターの前に突き出した。

 瞬間、コレクターの表情が変わり、まるで何かに憑りつかれたようにそのステッキを持つ男の腕に飛びついた。

 

「おお、素晴らしい! この形状、肌触り、間違いない、まさしく……!!」

 

「うげ!!」

 

 ぶつぶつと小声で何かを呟きながらステッキに頬を擦り付ける壮年の男の姿に、さしものリーダー格の男も気持ち悪さに思わず引いてしまう。だがどこにそんな握力があったのか、ステッキを掴むコレクターの手はまるで巌のように固く、瞬間接着剤で固められたかのように離れなかった。

 

「ああぁぁ、すばらしいぃぃ……」

 

「く、お、おい! 本物だったんなら、早いとこ取り引きした分の金を出しな……!!」

 

 何年も盗賊をやっているリーダー格の男でさえ引きはがせないコレクターの執念染みた何かに、早いとこ縁を切りたいと思ったのだろう、男が早口にまくしたてた。

 そしてそれが聞こえたのか、先ほどまでの光悦とした表情を残しながらも、ゆっくりとコレクターが男の手、厳密にはステッキから離れた。その際の名残惜しそうな目が余計に気持ち悪く、男の背筋を震わせる。

 

「ガモーラ、用意した額の現金を彼らの口座に振り込んでおけ」

 

「はい、かしこまりました。ご主人様」

 

 コレクターの命令にお辞儀をして返したガモーラは、そのままコレクターの隣で手持ちの機器を操作し始める。その指先に澱みはなく、何度か似たようなことをやったことがあるのだろう。

 だが男たちの視線はやはり、そんなガモーラの様子よりもその見た目の方に目が行ってしまう。

 

 重ねて言うが、ガモーラは美人だ。それも宇宙でもそうそうお目にかかれないほどのと言う形容詞が付くレベルの。そんな美人がセックスアピール用の際どいバニーガールを着ているのだ。注目するなと言う方が無理な相談だろう。

 

「ガモーラが気になるかね。最近私が手に入れた中でも、特にお気に入りの一つだよ」

 

 そしてその様子に、コレクターも気づいたのだろう。彼はまるで自分の宝物を自慢する少年のような声色で男たちに語りかけて来た。

 

「実は彼女は私が買ったのではなくてね。この部屋に忍び込んだ盗人だった彼女を私が捕まえて手に入れた物なんだよ」

 

 その言葉に男たちはギョッとした。目の前で卑猥な服を着てコレクターをご主人様と呼ぶガモーラが、かつてはコレクター相手に盗みを働こうとしていた賊だった言う事実。その驚きの過去に、彼らの中でいくつもの疑問が浮かび上がる。

 

 どうやって彼女を捕まえたのか?

 なぜ自分のコレクションを盗みに入った彼女を殺さなかったのか?

 賊であった彼女をどうやって今の従順な姿に変えたのか?

 

 そしてそんな彼らの内なる疑問を予測していたかのように、コレクターが懐から扇子を取り出して語り出した。

 

「捕まえたと言ったが、私がどうこうしたわけじゃない。このガモーラが盗もうとした物が問題だったのだ」

 

 ガモーラが盗もうとしたとある石は、下手に触れると意識を奪って昏睡させてしまう物であった。それを知らなかったのか、不必要に直で触れた彼女はそのままその石の前で倒れ、コレクターに見つかるまで目覚める事がなかったのだ。

 そして意識が無ければ、どんな凄腕の殺し屋だろうとコレクター一人で縛り上げる事など可能だ。コレクターは彼女を縛り上げ、同時にその盗人の美しさに、彼女を自身のコレクションに入れることを決めたのだ。

 

 だが問題として、コレクションとして保管しておくにはあまりに凶暴すぎる事と、その能力の高さを鑑賞用の箱に入れて無駄にするのは非常に惜しいという思いがコレクターにあった。

 そこでコレクターはとある自身が持つコレクションの一つを使い、彼女を今の従順な姿へと、性格も能力も一切損なわないまま変えたのだ。その詳しい方法、どんなコレクションを使ったのかまではコレクターは言う事はなかったが、代わりにガモーラが今の状態になってからの説明を男たちへと教えてくれた。

 

「ガモーラは非常に優秀な奴隷でね、どんな事でもすぐに覚えてそれを実践してくれる。しかもそれを褒めると、可愛い笑顔を見せるのさ」

 

 コレクターが手に持っていた扇子を、隣に立って今も送金の手続きを行うガモーラ、その緑色に輝く尻たぶをペチペチと叩いた。

しかし男たちの目から見たガモーラは一切表情を変えることはせず、相変わらずのクールな澄まし顔で端末を操作し続けている。

 

「普段はこんな顔だが、私と二人きりの時だけ表情を変えるのさ。本当に好きな人の前でしか笑顔は見せたくないそうだ」

 

 ぐりぐりと、今度は扇子の先っぽで尻の割れ目を擦るコレクター。彼の言葉が真実かどうかはさておき、ガモーラがコレクターの奴隷であり、彼の行動を一切拒絶しない程度には従順であることは今の様子から確かなのだろう。

 

「なあ、そんな恰好させてるってことは……もちろん夜はチンポを咥えさせてんだろ?」

 

 その様子に興奮した盗賊の一人が、そんな質問を口走ってしまう。だがそれを責める者は誰もいないし、むしろ彼ら自身も聞きたがっていた内容であった。

 目の前のガモーラが、一体どんな顔で男の腰の上で喘ぐのかを。

 

「そんな下品な言葉を私の前で使うな。だがもちろん、ガモーラには毎夜世話になってるよ。この服も、今日はバニーだが、毎日気分によって変えている。昨日はメイド服だったし、一昨日はとある惑星の学生服、三日前は確かノヴァ軍の女性士官の制服……を少し改造した物だった」

 

 その言葉に男たちの想像力と性欲が一気に働いた。

 それぞれ自分の好みのコスプレをしたガモーラを頭に思い浮かべ、それがあられもない表情で自分のチンポを咥えている姿を想像する。

 すでにその裸体を思い浮かべるのに十分な資料は、今まさにガモーラ自身が提供しているため、よりリアルな情景となって彼らの雄を刺激していた。

 

 だからこそ、その内の一人がつい我慢しきれなくなってしまうのはある種当然で……だからこそ、この後の惨劇は避けられないものだった。

 

「ああ君。ガモーラは私以外が触れると――――」

 

「ご主人様、送金終わりまし――――」

 

 コレクターとガモーラの声が重なるのと、盗賊団の一人がガモーラのバニースーツに包まれた豊満な胸に手を伸ばすのはほぼ同時だった。

 端末の操作を終え、今まさに顔を上げたガモーラの前でにやついた顔の男がガモーラを見下げながら、その豊満な感触を確かめ――――――ボキッ

 

「……あっ?」

 

 その手が届く、わずか一センチの所で男の伸ばした腕が90度真下にへし折られた。それは周りで見ていた男も、隣にいたコレクターにも、何より腕を折られた男自身にも一切認識出来なかったほどのコンマにも満たない早業であり、それを成したガモーラの異常性をありありと示して見せた。

 

 男にとって幸運なのは、あまりに一瞬の事で痛覚さえもが反応出来なかった事だろう。

 

 そして男にとって不幸なのは、それで終わりではなかった事だ。

 

「ごはぁ!!?」

 

 呆けた男の首元が締め付けられる。緑色の指先が男の頸動脈を圧迫し、その爪先が男の首肌に食い込み赤い血を滴らせる。そしてガモーラは、なんと二倍近い体格差を誇る男をそのまま片腕一本で持ち上げたのだ。

 喉を締め付ける痛み、何より呼吸が出来ない苦しみに男の意識が遠のいていく。そしてそのガモーラの凶行から数秒して、ようやく男の仲間たちは今何が起こっているかを認識した。

 

「なっ、てめぇ何してやがる!!? そいつをはな――――」

 

 部屋の気温が十℃ほど下がった。そう思わせるほどの殺気が、今まさに怒鳴り声を上げていた男の呼吸を止めた。

 ただの一睨みだ。それだけで、どんな宇宙怪獣や賞金稼ぎと対峙した時よりも重圧な死を、意識させられた。ただ一瞬目線を向けられただけでこれなのだ。今まさに首を絞められながらその殺気を常時食らっている、ガモーラの胸を触ろうとした男はどれほどの恐怖をその身に受けているのか。

 

「私の体に……」

 

 ようやく、今まで無言の殺気を放つのみだったガモーラが口を開く。だが、その声色を聞いた時、男たちは聞かなければよかったと心から思った。それが、まるで火山が噴火するその直前、マグマのうねりを想起させる、静かな死の気配を帯びていたから。

 

「私の体に触れていいのは、ご主人様だけ……。偉大なるタニリーア・ディヴァン様だけよ……」

 

 隣に佇んでいたその件のコレクターがゆっくりとその場を離れていく。だが男たちと違い、その顔には恐れの色はなく、ただ「またか」と言わんばかりの表情を浮かべていた。

 

「ご主人様の所有物である私に下劣な言葉を投げかけただけでも腹立たしいのに……許可もなくご主人様の前で触れようとするなんて……」

 

 

 殺してやる……!

 

 

 ゴキリ

 

 ガモーラに持ち上げられていた男の首が、あらぬ方向に曲げられていた。距離的に聞こえるはずのない首の骨が折れる音を、確かにこの場にいる者全てが聞こえた。

 ドシャリと、すでに物言わぬ骸となった男の死骸がガモーラの前に転がる。ガモーラの怒りのほどに反し、骨が折れているだけでそれ以外に被害のない死体が逆に男たちには恐ろしかった。

 

 最もガモーラにとっては如何に激怒していようと、主のコレクションルームを血で汚さないようにという冷静な配慮によるものだが、そんな考えに至れるほどの思考をもう男たちは持っていなかった。

 今まさに殺された仲間を想う気持ちも、今の彼らにはない。彼らの心を埋め尽くすのはただ生存欲求だけだった。

 

「う、あああ、ああああああああ!!」

 

 ガモーラの視線が男たちに向けられた。瞬間、誰とも言わぬ悲鳴が響くと共に、男たちが我先にとその場から逃げるために駆け出した。

 足をもつれさせながら、何度も転がりながら、いっそ滑稽なほど情けなく逃げ惑う彼らは、這う這うの体でコレクターの部屋の扉を潜りガモーラの視界から消えて行った。

 

 そしてそんな彼らを、ガモーラは追う事はしなかった。それはここが先に言ったようにコレクターのコレクションルームであり、あまり荒らしたくなかったから。そしてもう一つの理由として、主人の許可なき殺人をガモーラは好んでいないからだ。

 

 床に転がる死体となった男こそ、ガモーラの絶対に許せない一点を大幅に超越したからこそ迷うことなく殺したが、それ以外であれば別にわざわざ追いかけて殺すほどでもないと思っていた。

 

 ガモーラの怒りの沸点であった下品な言葉を自分に投げかけた件でさえ、それ単体であれば腕をへし折る程度で済ませていた。男たちの下劣な視線も、こういう服装をしている上ではしょうがないと納得できている。

 ただ一点、ガモーラが述べた通りコレクターの前で彼女の体に触れようとしたこと。それがタブーであり、また短時間に彼女の沸点を何度も超えさせた事が今回の彼女の凶行を引き起こした原因であった。

 

 最も、それを煽るような事を言ったコレクターがそもそも悪いのだが、ガモーラの中にそんな彼をしょうがない人ね、と思う心さえあっても責めるような感情は欠片もない。

 なぜならガモーラはコレクターの奴隷であり、彼を賞賛し、持ち上げるためにだけ存在するのだから。

 

「まったく、後でこのゴミを捨てるよう言っておけ。この種族の死体はすでにコレクションにあるからな」

 

「申し訳ございませんご主人様。つい、我を忘れて」

 

「いや、それは構わん。私のコレクションに許可なく触ろうとしたのだ、これぐらいの報いは必要だ」

 

 そのコレクターの言葉に、ガモーラの顔に先ほどまででは考えられないような笑顔が浮かんだ。

 ガモーラはコレクターと二人きりの時のみ笑顔を見せる。その言葉は嘘偽りなく、真実ガモーラは愛する主人と自分だけになって初めて自身の感情を素直に表に出すのだ。

 

 頬を赤く染め、はにかんだ愛らしい笑みを見せるガモーラの姿を見て、誰が先ほどまでのクールな姿を崩さない彼女と結び付ける事が出来るだろう。

 顔のよく似た別人だと、誰もが思うだろう。

 

「ありがとうございます、ご主人様。その寛大なお言葉に心から感謝します」

 

 そう言って深々と頭を下げるガモーラ。その顔に浮かぶ穏やかな笑みと、本当に嬉しそうな声色から彼女の感謝の言葉が心からの物であることをコレクターに伝えていた。

 それが良く分かっているからこそ、コレクターもまた満足気に頷き、そして視線をゆっくりと先ほどまで盗賊たちがいた場所へ向けて…………その顔を焦燥が混じったものへと変貌させた。

 

「ない! ない!! 私のコレクションが!」

 

 コレクターが悲鳴混じりに走り出す。盗賊たちがいた場所に這いつくばり、独り言をしながら床を舐めるように何かを探す姿は最早狂気だ。

 主人の突然の凶行に目を見開くガモーラだが、即座に主人が一体何を探しているのかに見当が付き、慌ててその捜索に加わろうとする。

 

 コレクターが探す物、それは先ほど彼らと取り引きしたステッキだ。その行方がわからない。どこかに飛んで行ったのかと数秒前の事を回想するガモーラはふと、とある考えにその動きを止めた。

 

 そもそも彼らはあのステッキを手から放していたか?

 先ほどまでの出来事を事細かく思い出していくガモーラ。心より敬愛する主人が地面に頬を擦り付けてでも探す大切な物なのだ。その悩みを解決するためならば、ガモーラの脳は戦闘の時以上のスペックで回転する。

 

 自分があのゴミの首を締め付け、へし折るまでのステッキを持っていたリーダー格の男の姿。そしてその後の情けなく逃げ惑う姿。それらを情景がくっきりと浮かぶほど鮮明に思い出し――――

 

「……あのクソども」

 

 ガモーラの口から再び憎悪の籠った言葉が漏れ出た。それは主人の手間を取らせた事への怒り。自分を怒らせただけでなく、この世の何よりも偉大な主人に迷惑をかけたという大罪。

 ガモーラの自分の体を主人以外に触られるという絶対の禁忌以上のタブーを、彼らは犯したのだ。

 

 ガモーラの心が激しい憎悪と怒りで燃え上がった。それこそ、彼女がかつて殺したいと願っていた自分の父へ向けていた物以上の憤怒だった。

 

「ご主人様、どうやら連中が持ち逃げしたようです」

 

「……なんだと?」

 

 ガモーラの言葉に、今まで悲鳴に近い声を上げていたコレクターの顔がまるで感情が抜け落ちたかのように無表情へと変わる。

 一切の感情が読み取れない表情。それ故に何よりも雄弁にその内面の怒りをガモーラは感じ取る事が出来た。なぜなら人は、ある一定の怒りの沸点を超えると一周して真顔になるものなのだから。

 そう、今のガモーラ自身のように。

 

「どうか、彼らから奪い返す役目は、全て私にお任せを。必ずご主人様の望む物を持ち帰ります」

 

「さっさと追って取り返してこい。金を払った以上あれはすでに私の物だ。それを持っていたという事は、彼らは私の顔に泥を塗った。この意味がわかるな」

 

「ええ、ご主人様」

 

 言われずとも、喜んでそうするわ。

 

 

 

 

 

 どうしてこうなった?

 

 それが盗賊であり、今は情けなく逃げ惑うだけの臆病者である彼らの総意であった。ただただ生存本能に身を任せての逃亡。その最中に考えを纏める余裕などあるはずもなく、賭場を抜け出し、自分たちの船がある係留所へと走り抜ける。

 それこそ、彼らのリーダー格の男がその手に取り引きのブツを我知らず掴んだまま逃げていることにさえ気づかないほどに。

 

 彼らの足が路地裏へと差し掛かる。ブローカーの元へと向かった時と同じ道乗り、露天販売する胡散臭い老婆も、道端で転がる死体も、その近くに打ち捨てられた注射器の数々。

 何も変わっていない。たとえ変わっていたとしても、今の彼らの状態では気に留めるほどの注意力もない。

 

 今はただ早く船に戻りたい――――

 船に戻って安全になりたい――――

 酒を飲みたい――――

 眠りたい――――

 早く――――

 

 

 

 

 

 

 

カツン

 

 

 

 

 

 

 音が、響いた。

 それは靴音だ。ブーツのハイヒールが地面に当たって鳴る小さな音響。普通なら、今の彼らにそんな音が聞こえるはずがない。老婆のあくびの音にも負けそうなほどか細い音だ。

 

 なのに、その音はまるで彼らの脳に、魂に直接響いたかのように、音波と言う概念を超越して彼らに届いたのだ。

 その瞬間、空気が変わる。

  男たちのいる寂れた路地裏が、まるで地獄のコキュートスのように急速に冷気を帯びていく感覚がその場の全員に伝達した。

 

 

カツン

 

 

「ぁ…………」

 

 口から声を溢したのは、誰であったか。路地裏の奥、その深い暗闇の中からその甲高い音が響いてくる。その音はゆっくり、ゆっくりと男たちのいる方向へと近づいて来ていて、なのに彼らはまるで蛇に睨まれた蛙のように一歩も動く事が出来ずにいた。

 

 

 カツン

 

 

 そして、死神が姿を現した。

  黒とベージュの長髪をたなびかせ、エメラルドのような緑の肌はまるで死者を冥界に誘う光のよう。その身に纏うのは、先ほどまでの卑猥なバニー姿よりも、より肌の露出を多くした特別性の戦闘服。

 それは乳首と股関節を隠すだけの緑色のスリングショット。腰にはノーウェアを模した髑髏のバングルを付け、足先から膝上までを覆う長いブーツを履いている。

 

 それは別のバースのガモーラが過去に身につけていた衣装によく似ていた。だが違うのは、このガモーラはマントの代わりに首に奴隷用の首輪を付けていること。そして、露わになった臍下に妖しく輝くハート型の紋章。女性のコレクションにのみ付けられる、コレクターの所持品である事を示す絶対に消えない証だ。

 

 だがそんなエロティシズムの権化のような格好をしていながら、醸し出される雰囲気は獲物を追い詰めた冷徹な狩人のそれ。

 「宇宙で最も危険な女」、そう呼ばれた宇宙屈指の暗殺者、ガモーラがそこにはいた。

 見た目も、立場も、プライドも、何もかも変わっているのに唯一変わらずに残り続けた無慈悲に敵を殺す殺人者としての顔を、彼女は敬愛し服従を誓う主人の敵に向けるのだ。

 

 シャキンッと彼女の引き締まった太ももに取り付けられたバックルから、収納式の愛剣『ゴッドスレイヤー』が抜き放たれる。神の国の住人であるアスガルド人さえも殺すことが出来る、文字通りの神殺しの剣がゴロツキ同然の盗賊たちに向けられた。

 

 そして----

 

 「ひっ」、と先頭を走っていた男がようやく悲鳴を上げようと口を開いた時、すでに彼の頭部は開け放たれた口に突っ込まれた剣の一突きによって貫かれていた。

 距離にしておよそ十メートルはあったはずの彼我の距離が、瞬きする間もなく埋められた。それは視認する事も困難な、ガモーラが死ぬほどの訓練の末に身につけた超人的な身体能力と特殊な足運びによる、瞬間移動と見間違うほどの絶技。

 それを息をするかのようにこなして、一人の男を絶命させたコレクター最強の奴隷は、その暗殺者としての宇宙屈指の戦闘力を遺憾無く発揮した。

 

 ある者は仲間の死に目を瞬かせている間に、驚異的な切断能力を持つゴッドスレイヤーによって胴と下半身を切断された。

 ある者は勝てるはずもないのに銃を抜き放ち、しかし射線を合わせる暇もなく懐に飛び込んできたガモーラに、両腕を切り落とされてから首の骨を蹴り折られた。

 ある者は次々と死んでいく仲間たちの姿に恐怖し、友人を捨て駒に逃げ出して、その背中へと投擲されたゴッドスレイヤーによって、的確に心臓を貫かれて殺された。

 

 数にして14人もいた盗賊たちは、ものの10秒でその全員が見るも無惨な死骸へと変えられていったのだ。

 

 ぐじゅりっと、投擲したゴッドスレイヤーの代わりに使った、彼女にとって復讐の誓いの証である『スイッチブレード』を殺したリーダー格であった男の死体から、念入りにわざと死体を損壊させながら引き抜くガモーラ。

 

 そして物言わぬ骸となった男の手から、主人の所有物たるステッキを奪い取る。驚きなのは、血溜まりに沈んだリーダーの男の死体に反し、そのステッキには一滴足りとも血が飛び散っていないのだ。

 当然それはガモーラの神業と言うべきナイフ使いの賜物であり、切った時の血の出血範囲さえ計算して彼女は盗賊たちを皆殺しにしたのだ。

 

 これこそが宇宙で恐れられる戦士の実力、そのほんの一端なのだ。こんな最強の美女暗殺者を自身のコレクションにしてしまうなんて、コレクターはどれほど運に恵まれていたのか。

 

「…………」

 

 手に入れたいステッキを大切に自身の股間部分のバングルに挟み込みながら、ガモーラはゴミを見るような目で、いや真実ノーウェアではありふれた塵となったリーダーの男を見る。

 

 そしておもむろにその死体へ向けて足を振り上げると…………その男性器があるはずの股間目掛けて振り下ろした。

 

「この……っ! よくも、コレクター様である私をエロい目で見てくれたわねッ!! このッ、このッ……!!」

 

 何度も、何度も踏みつけ、潰して、原型がなくなるまでスマッシュする。やがて地面の染みとなるほどに同化してしまった男のアレを見て、ようやっと怒りが収まったのだろう。足についた血を念入りに近くの水道で洗い流すと、ガモーラは愛する主人が待つ場所へと音もなく消えていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちゅぷ……じゅ、ずずっ♡ んれぇ……ろ♡」

 

「ああっ……素晴らしいよガモーラ。君の舌使いはいつも……っ、ふぅ……。天国のようだ……」

 

 ステッキを無事に取り戻し、慎重にコレクション用の箱の一つへと収めた後、ガモーラは主人からのご褒美として、彼の神聖な肉槍を奉仕させてもらっていた。

 ほんの数分前までの、宇宙の殺戮者たるグリー人さえも裸足で逃げ出すほどの存在感を放っていた女性と同じとは思えないほどに、その瞳を蕩けさせ、緑の頬を朱色に染めて、ガモーラはコレクターのチンポをしゃぶっていた。

 

「褒めてくださって、ありがとうございます、コレクター様♡ ちゅっ、んれぇぇ……♡」

 

 亀頭に愛情一杯のキスを捧げて、伸ばした舌を先端から根本まで、そして根本から尿口までと、何度もそのザラザラした舌肌を男の勃起したチンポに這わせていく。

 右手は常にチンポを握って上下に扱き、左手はいずれ自分を孕ませてくれる精子を生成してくれる金玉を優しく包んで揉みほぐす。

 

 神聖時間軸の彼女が過去現在未来、絶対にやらなかったであろう事を嬉々としてやる。

 暗殺者としての面影などかけらもない、娼婦となったガモーラがそこにはいた。

 

「んじゅっ……♡ じゅぽっ、じゅぽっ……!」

 

「あっ、そこそこ。おおいいぞ、その裏筋をもっと強く舐めてくれ……!」

 

 コレクターの肉棒を口奥深くまで咥えて、自身の生暖かい口内で温める。そしてまぶした唾液で滑りが良くなったチンポを強く吸い付きながら出し入れすれば、それはまさしく口マンコと呼ぶべき名器。

 コレクターの肉棒の痒いところも、チンカスがしつこくこびりついていたカリ裏も、全てピカピカに綺麗にして極楽の気持ちよさを提供する、ガモーラが愛する人にしかしない本気フェラ。

 

 それをこの宇宙で唯一味わう事を許されたコレクターは、早くも高まってきた射精感を我慢する事なくその先端から吐き出していく。

 

「んぶっ……!? んぐっ、んん……! んあぁっ……♡!」

 

 自身の口内に何の知らせもなく射精された精液を、しかし舌先で肉棒がわずかに熱くなった事を感じ取っていたガモーラはその到来を察知していた。

 それは五感を訓練によって鋭敏に研ぎ澄ませているガモーラだからこそ出来る芸等で、同時にコレクターのお気に入りの奴隷となるために、彼女がさらなる練習を励んだ結果なのだ。

 

 射精される瞬間がわかっていれば、その男のスペルマを口で受け止める事はガモーラには容易い。それどころか、肉棒に強く吸い付いて搾り残しがないようにまですると言う奉仕精神を見せつける。

 

「じゅる、じゅっ……♡ んふっ♡」

 

 愛するコレクターの幸せそうな射精顔を上目遣いで見つめながら、口に溜め込まれた精子の塊を舌の上で転がしていく。

 数多あるバースの中でもわずかな幸運な男しか体験できないガモーラへの口内射精。それはガモーラと本来恋人関係になるスターロードさえ味わう事が出来ない史上の快感だ。

 

 ちゅぷりっと、最後までコレクターの肉棒を唇でしっかり挟みながら抜き取ったガモーラは、その口から僅かに白濁液の塊を自分の手のひらへと垂らした。

 そのこってりとした粘液を細指で掬ったガモーラは、何とそれを自身の乳首へと塗りたくった。

 

「ん、んんっ……♡」

 

 彼女の深緑色に輝く突起が、白く染められていく。その感覚に口から喜悦を溢しながら、彼女はさらに手に着いた白濁液をお腹に、太ももに、そして陰部にへと塗りつけていく。

 まるで、ここの所有者はコレクター様ですとマーキングをつけるように。ガモーラは自身の種族の証たる緑の肌を、異種族の男の子種で白く塗装していくのだ。

 

「ああ、とても素敵だ。君の緑の肌には私の子種の白色がよく似合う」

 

「----ッ♡♡」

 

 その最上級の褒め言葉に、ガモーラの股から透明な淫液が飛び散った。ただコレクターの賛辞を聞いただけでイッてしまうほどに、彼女の体は、心は、愛の奴隷へと作り替えられてしまっているのだ。

 

 そして最後にガモーラは、自身の口内にまだ残っていた精液をごくりっ♡と飲み込んだ。コレクターの遺伝子を宿した粘液が、自身の喉を伝い、胃の中へと落ちていく。自身の体内に精液が塗りたくられている。

 それは先ほど全身に精液を塗りたくったのと同じ意味、ガモーラの体は内側まで全てコレクター様の所有物ですと示す、彼女なりの忠誠の仕方なのだ。

 

「んあっ……♡」

 

 口を開けて自分の口内に白濁液が入っていない事を主人へと見せつける。むわぁっとイカ臭い口臭が広がり、自分が出した物だと言うのにそれを嫌そうに鼻を摘んだコレクターは手で早く閉じるようにとジェスチャーする。

 ガモーラに精飲の後に口を開けるよう教育したのはコレクターだと言うのに、なんとも身勝手な物であるが、それに目くじらを立てるような事を出来た奴隷であるガモーラはしない。

 

 即座に口を閉じると、代わりにガモーラによる淫らなショーによってビキビキと硬さを取り戻していた肉竿に向けて、頬を愛おしげに擦り付ける。

 

「コレクター様、今日はどちらの穴を使います?」

 

「そうだな……昨日はメイド姿のお前の膣に腹が膨らむほど出したからな。今日は後ろの穴を差し出しなさい」

 

「ええ……♡ どうぞ、コレクター様に開発されたセックス用のケツマンコ、思う存分使ってください」

 

 立ち上がって体をくの字に折り曲げると、ガモーラは自身のお尻を左右に引っ張りその不浄の穴をコレクターの目前へと見せつけてみせた。

 収縮を繰り返す排泄用の穴は、すっかり男の物を咥え込むための淫乱穴として、愛する主人の剛直を求めて側から見ても分かるほどに腸肉を震わせている。

 

「私のガモーラ。そんなに私の偉大な物が欲しいのか?」

 

「欲しいです……! 私を暗殺者ではなく、雌として生まれ変わらせてくれた偉大なるコレクター様の生殖棒、それで私のアナルをもう二度と締まらない、戦闘中でも開きっぱなしのガバ穴に変えてください……!!」

 

 そう言うと、ガモーラのケツ穴がまるで切なく鳴くように、ぷぷぅ〜♡ と情けないおならを漏らした。

 あの「宇宙で最も危険な女」がケツを広げながら放屁を鳴らしてアナルセックスを懇願しているのだ。

 

 そんな光景、全マルチバースを見渡してもこのバースのガモーラが唯一なのではないか?

  それほどまでにこのガモーラは、本来の起点である神聖時間軸の彼女から堕ちきっていた。

 

「あぁああ……ッ♡!!?」

 

 そして見事なチン媚びを見せたガモーラの拡張されたケツ穴に、コレクターの肉棒がねじ込まれる。すっかりチンポの形に広げられていた腸内は、硬い剛直の存在を感じただけで蠕動運動を始めて早くも精子を搾り取ろうと胎動していく。

 

 そんな、戦士としても女としても失格の淫乱女のアナルへと、コレクターによる容赦のないピストン運動が叩き込まれた。

 

「あっ、あっ♡ イイッ……!! お゛おッ、ケツ穴広げられて……ッ♡ んぃぃいいッ----♡♡!!?」

 

 ガモーラの肛門が突き入れられる肉棒によってじゅぼ♡じゅぼ♡と淫靡な水音を響かせる。剛直が腸壁を擦り上げて、彼女の子宮を裏側から押し上げられる度に、頭の中を白いスパークが弾けてしまう。

 性感帯になるはずのないケツ穴から絶頂を繰り返すほどの快感を感じて、条件反射的に肺活筋を引き締めて肉棒への締め付けを強くする。

 

「おじり、んあぁッッ!! もっと、激しく突いてください、コレクター様……!! 私のケツ穴、壊して……ッ!!」

 

 すでにパンパンになるまで排泄穴を圧迫している肉棒を、それでもまだ足りないとさらなる荒々しい責めを懇願するサノスの娘。

 コレクターの所有物となってからの彼女の心は、自分を物のように乱雑に扱われれば扱われるほど興奮してしまうマゾへと変えられている。

 

 そして彼女の求めを叶えるように、コレクターが彼女の尻たぶを掴んで強く自身に引き寄せると、臍上にまで先端が突き上げられて、視界が明滅するほどの狂悦がガモーラの全身を走り抜け、女失格のオホ声を上げてしまう。

 

「お゛ッほ♡ お゛ぉお……!! お゛っ、お゛っ、お゛ほぉぉお♡♡!!」

 

 緑の尻肌に手形が残ってしまうほど強く鷲掴まれながらの強烈ピストン。それはアナルプレイに慣れたガモーラでも白目を剥いて、舌を突き出した無様なアヘ顔にさせてしまうほどの快楽の暴力。だがそれでも決してケツ穴の腸筋を緩めずに主人の猛りを受け止める姿は、彼女は生まれながらの雌だと言われても万人は納得するだろう。

 

「愛しい私のガモーラ。お前の顔を私によく見せてくれ……」

 

「お゛ぐぅ……♡ い゛っ、い゛っ、イィぃぃ♡♡!! んあ゛っ、お゛ぉおおほぉお♡♡」

 

 そんなガモーラの首輪を引っ張り、コレクターが無理やり彼女を自分の方へと向けさせる。絶頂に次ぐ絶頂、股座から愛液を水鉄砲のように噴射させながら、体を苦しい態勢で仰け反らされたガモーラは、雌畜生に堕ちた獣の顔を晒しながら、繋がった結合部をより深く沈み込ませた。

 

「おおっ……!!?」

 

 腸壁全体を脈動させて、根本まですっぽりとアナルに咥えられた肉棒が締め付けられる。その極上の心地よさに、コレクターが思わず声を上げて、肉棒を跳ね上げさせた。

 その瞬間、快楽に耐え切る事が出来なかった肉棒の先端から大量の白濁液がガモーラの腸内を満たした。

 

「イ゛イッ……♡!? イグ、イ゛グッイグッ、イグゥぅぅぅぅうう゛うう----♡♡!!!」

 

 その下腹部全てを熱する敬愛する主人のザーメンに、つま先を伸ばし、体をピンっと反り上げながら今日一番の絶頂を迎える。

 緑の尻と橙色の腰の間から漏らしたかのような大量の淫液と、結合部の間から漏れ出た白濁液がこぼれ落ちて、清潔な部屋を淫らな雌の淫汁の臭いが満たしていく。

 それどころか、途中からじょろろろ♡と鳴り始めた水音と黄色い液体は間違いなくガモーラが失禁をしている証。神経を焼き切るほどの絶頂は、彼女の膀胱を緩めさせたまま戻らなくさせるには十分だったのだ。

 

 それをピクピクと頭を仰け反らせながら、コレクターの胸に寄りかかって長い絶頂の余韻に浸かるガモーラは気づかない。人前でのお漏らしなんて、本来の彼女なら死んでも許さない行為だが、それをする彼女の表情は恍惚の笑みに染まっている。

 

 無意識に腰を震わせ、漏れ残しがないようにびゅっ、ぴゅっ、と最後の一滴まで黄色い尿を吐き出す。

 

 「あぁ……♡」と放尿の快感を絶頂に白く染まった脳に強く刻み込みながら、ガモーラは二度と戻れぬ道に足を踏み入れてしまった。

 それは絶頂とおしっこをする事が頭の中でイコールで結びついてしまったと言う最低最悪な刷り込み。これからガモーラは、絶頂すれば尿意を催しておしっこを垂らし、逆におしっこをすれば即座に絶頂するションベン女となったのだ。

 

 もう二度と彼女に普通の生活は送れまい。「宇宙で最も危険な女」は、「宇宙で最もおしっこを我慢できない女」へとその異名を改めることになった。

 

「まったく、褒めるとすぐこれだ。私の逸物の上でお漏らしするなんて……まったくサノスの娘が聞いて呆れる。おむつを履き直させるべきだな」

 

 彼女の望み通り、閉まらなくなったケツ穴から肉棒を抜き取ったコレクターはびしょびしょにされた自身の足と地面を見て、気持ち悪いと言外に侮蔑した。

 お気に入りの奴隷とは言え、彼女の尿まで気に入っている訳ではないのだ。

 

「これは自分で掃除しなさい、ガモーラ。私の手を煩わせるなよ」

 

「ぁ……は……はい……。も、申し訳……ありません……」

 

 ようやっと絶頂から戻って来たガモーラは自身が汚した床と愛する主人の足を見て、心から申し訳ないと瞼を伏せた。

 そして今もなおガバ穴となった肛門から垂れる淫液を手で塞ぎながら、彼女はその場で四つん這いになると、その男の体液と自身の淫液、おしっこ、本気汁が混じった汚濁へと舌を這わせて舐め始めたのだ。

 

「じゅるっ、じゅじゅ……おっ、うぷっ……! んっ、んぐっ……じゅずずっ……!」

 

 一口舐めて即座に強烈な吐き気を感じたが、それを意志の強さで抑え込み、無理やり胃の中へと送っていく。だがそんな必死に舐め取るガモーラを嘲笑うように、彼女が手で押さえる肛門の隙間からだらだらと腸内に残っていた白濁液がこぼれ落ちて地面を濡らしている。

 

「ごくっ、んぐっ……! んんっ……♡ じゅぞぞぞっ……♡」

 

 そしてさらに、今の自身の惨めな姿に興奮してしまったガモーラの陰核から新たな淫液が生成されて垂れて来るのだ。口に飲み込んだ分よりも多い量の液体を下の口から放出している姿は、一生終わらない徒労な努力を形にしたような馬鹿らしさだ。

 

 そんな馬鹿を演じる馬鹿女となってしまったかつての宇宙屈指の暗殺者を眺めながら、コレクターは新たな精液の塊を四つん這いで地面に伏せる彼女の上に降り注がせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 パンパンパンッ!

 

「はぁっ♡ コレクター様のチンポ、ああっ、今日も私の子宮を、激しく突いて、んんっ、偉大な肉棒に傅く私の雌マンコ、おおっ、メロメロにしてます……ッ♡」

 

 数ヶ月後、あいも変わらずガモーラは愛するコレクターの肉棒を雌穴で咥えて腰を振っていた。肉付きのよくなった尻を円を描くように回し、以前より数カップは大きさを増した胸を上下に揺らす。

 その身には彼女の戦闘服たるスリングショットのコスチュームを身につけているが、豊満になった胸やお尻に以前のサイズそのままの服は大きさが合っておらずゴム製の布がミチミチと悲鳴を上げている。

 

 さらにその窮屈さをより引き上げているのは、彼女の引き締まっていた腹筋、今では影も形もないほど大きく膨れ上がっていたお腹であった。

 

 びゅるッ、プシュッとそのボテ腹の理由を語るように、スリングショットにギリギリ包まれていた乳首が圧迫された衝撃で先端から新鮮なミルクを放出する。

 

「んあっ♡ 母乳が出ちゃう♡ コレクター様の子供に与えるはずのミルクなのに♡ あっ、あっ、ダメぇ♡ チンポが気持ち良すぎて、母乳を出すのが止められない……♡♡」

 

「構わんよ、私のガモーラ。お前の母乳は、私の子供のためではなく、私のためにあるんだ。だから私が良いと思えば、お前は好きに胸から母乳を溢していいんだ」

 

「あっ……ああッ……♡ はい、ありがとうございます偉大なるコレクター様♡ 私を孕ませてくれた、世界一のチンポの持ち主様♡」

 

 ガモーラはコレクターの子供を妊娠した。最も、毎日のようにセックスをしていたのだから当然だろう。彼女のゼホベレイとしての体は、種の未来を繋ぐために、宇宙で最も優れた種族であるエルダーズ・オブ・ザ・ユニバースの男の子種を見事受精したのだ。

 限られた数しか存在しない彼ら超存在、混血とは言えその新たな一人を産み落とすための母体となれたガモーラは、図らずも自分の種族の繁栄を助ける一助となれた。

 

 これから産まれる我が子はゼホベレイとエルダーズの遺伝子を継いだ唯一の存在として、宇宙で生きていくのだろう。

 最もその唯一と言う部分は、これから先もそうだとは限らないが。少なくとも、妊娠してもなお一日も休まず淫欲に耽るガモーラたちを見れば、もう数十人は兄弟が増えてもおかしくないのだから。

 

『コレクター様、約束の相手が参りました』

 

 我が子がいる子宮にまで届くほどの剛直を膣で咥え込んで快楽を享受するガモーラの耳に、コレクターを呼ぶ無線通信の声が届いた。それは自分たちがいるコレクターの私室とカジノの隠し通路を結ぶ場所に立っている男の声だ。

 

「なんだ、私は今忙しいんだ。後にしてもらえ」

 

 せっかく楽しんでいたひと時を邪魔されて、不機嫌気味にコレクターが無線の先の部下へと命令する。その判断にはガモーラも賛成であり、主人と自分のセックスを妨げるなんてと、顔も知らない客人に理不尽な怒りをぶつけていた。

 

『ですが……男が持って来たのはどうやらインフィニティ・ストーンのようで』

 

「----っ!! 今すぐ入れさせろ! それを早く私の元へ持って来させるんだ!!」

 

「んほぉおおっ……♡♡」

 

 無線から聞こえて来た一つの単語に、一瞬で目の色を変えたコレクターがその興奮によるものか、ガモーラの膣に熱い射精を浴びせかける。

 

 それを受け取ってビクビクと震えながら嬌声を上げる妊婦の姿を一瞥もせず、コレクターは即座に膣から肉棒を抜き取ると見だりを整え始めた。

 

「何をしているガモーラ! 早く客人を迎えに行け! ああっ……二つ目のインフィニティストーンが私の手に……!!」

 

 セックスしている時以上に興奮して光悦の表情でトリップし始めた自身の主人の姿を。ガモーラは中に出された精液を漏らさないように膣穴を締めながら、愛しい者を見る目で見やるのだ。

 そして自身のスリングショットコスチュームで乳首と陰部が隠れるように直し、と言っても乳輪も陰毛も丸見えだが、その淫らな格好のまま客人を迎えに行く。

 

 妊娠して大きくなったボテ腹を揺らしながら、子供を宿してすっかり戦士から女としての魅力を強めたガモーラは、ゆっくりとインフィニティストーンを持って来たはずの誰かがいる扉を開けた。

 

「宇宙で最も偉大なる男性、コレクター様の元へようこそ。彼の忠実なコレクションである私が案内するわ……えぇと……スターロードさん」

 

 

 

Happy End〜宇宙で最もコレクターを愛した女〜

 

 




 ここまでお読みいただきありがとうございます。
 
 マーベル三作目は、作者が一番大好きなガーディアンズから。基本的にマーベルシリーズは世界観全部繋がっている設定なので、そのうち書いたマーベルヒロイン全員がアッセンブルする話とか書きたい。

 世界で一番ダメ人間主役のヒーロー映画を作るのが上手い男 ガン監督が作ったアメコミ一面白い三部作映画(作者談)、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。無名の原作を世界で一番愛されるヒーローチームにするとか誇らしくないの? 一作目でロマンの塊のようなストーリーに熱くなり、二作目で最高の親父の姿に死ぬほど号泣し、フィナーレとなる三作目で全てを出し尽くした彼らの物語を拍手で見送る、そんな映画体験でした。ヨンドゥは一生推しキャラです。

もしFFのエロをやるならどのナンバリングが見たい?*FF7は意図的に外しています

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