もし日菜子に仲の良い人の感情が読める幼馴染がいたら?
あの日、君は怖がる僕に
僕は昔から人の考えが何となく見える力を持っていた。それは生まれ持っての超能力のようなもので、それを使って相手が何を思っているかを漠然としたイメージで掴むことができるのだ。
なぜ漠然とした、なのかは僕にもわからない。僕の超能力が弱いのか、はたまたこれが正しい形なのか。
だから厳密に言うと、僕の力は相手が今どんな感情かとか、何を気にしているかとかがわかる程度のサイコメトラーということになる。
それでも十分すごいのだと思うし、僕は物心ついた時から持っているこの力に大なり小なり依存しながら生きてきた。
人の心の機微とはとにかく複雑で、何気ない会話の最中に急に悲しんだり、怒ったり、はたまた別の何かを気にし出したりと見ていて面白いほどに変わるのだ。
そしてそれを全て把握できる僕は、この力を有効に使えるようになってからとても人当たりの良い子として有名だった。何をすれば人が喜ぶか、その人がどんな会話を好むか、逆にどんな態度が嫌いか、それが全てちょっと観察するだけでわかってしまうのだ。
あとはそれを念頭に置いて、ついでにちょくちょく相手の漠然とした考えを読み取れば。はい、僕は気が利く話しやすい男の子として、みんなから一目置かれるってわけ。
そして運が良いことに、僕は容姿の方も特別だった。中性的で整った顔立ち。女装をすればかなりの美少女になるし、男子としてもミステリアスな美少年と十分言える美貌。
唯一の欠点としては、男としては線の細い体つきと筋肉がつきにくいということだけど、この恵まれた容姿を思えばお釣りが来る。
この顔と、人の心を読み取る超能力。この二つを持って生まれた僕にとって他人との関係は一種のゲームだ。だって相手が自分の取る行動で何を感じているかを、少し心の機微をイメージとして見るだけでわかってしまうのだから。
だから中学生の最終学年になってから、僕はお遊びを始めるようになった。
それは例えば、相手にとって理想の答えと行動を振る舞い続けて好感を抱かせ続けるとどうなるのか?とか。学年一の不良や真面目くんを僕にメロメロにさせることが出来るか?とか。先生という立場の人間を僕に告白させてみる、とか。
そんな、簡単すぎてつまらない人生のちょっとしたスパイスを求めての暇つぶし。意外と面白くて、どの遊び相手も結構良い感じに手のひらで転がすことが出来ていて----
「ねぇ、そういうのやめなよ」
そんな僕に真っ向から口を挟んできた、僕の超能力を知る唯一の一人で、幼馴染である白井 日菜子に、僕は他の誰にも見せたことのない無表情を返すのだった。
私には、超能力を持つ幼馴染がいる。彼は人の心の機微が見えると言って、私が辛い時や悲しい時、バレエの練習で落ち込んでいる時はすぐに気づいてかけつけて、励ましてくれた。
これは内緒だけど、子供の頃は女の子の私よりも体が小さくて、そしてすごく可愛かったからずっと女の子だと思っていた。
それで小学校に入る前は、よく一緒に遊んで、笑って、駆け回って、色々なごっこ遊びをやったっけ。
でも、小学校は別々になっちゃって。私はバレエの練習や発表会が増えて、君に何度も遊ぼうと誘われたけどそれを断って、そしたらその内連絡が来なくなって、気づいたらまったく会わなくなっていた。
次に会ったのは中学校。久しぶりに見た彼を、私は最初彼と気づかなかった。それはこの頃までずっと私が彼を彼女だと思っていたのが一つ。
二つ目は、彼の周りにたくさんの人がいたことで、二人きりで遊んでいた頃の彼のイメージに合わなかったこと。
そして何より、私の知る彼はあんな仮面を被って誰かと喋ったりなんてしないから。
「久しぶり、日菜子ちゃん。綺麗になったね」
私が好ましく思うような態度で、笑顔で、声色で、子供の頃一緒に遊んでた僕だよと、そう言って話しかけてきた君を見た時----私は、怖くなってしまった。
私の知っている幼馴染のあの子が、知らない怪物になってしまった気がして。
目の前で笑っていた彼が、途端に困惑した顔になる。それが私の恐怖を、心を読んで知ったのだと彼の超能力を持つ私はきづいた。
困ったように頬をかく彼は、「僕、日菜子ちゃんに嫌われるようなこと、したかな?」なんて、突然私たちが一緒に遊んでいた頃のような雰囲気、口調、仕草に変わってしまって。
「----っ!!」
私は彼に背を向けて駆け出していた。
後ろで「あらら……」と、まったく感情のこもっていないため息をつく彼から、少しでも早く離れたくて、これ以上今の彼(怪物)とあの私が大好きだった彼を重ねたくなくて。
それから私は徹底して彼を避けるようになった。そしてそんな私を、彼もまた接触してこようとはしなくなった。
それでも、クラスメイトの会話に上がる彼の話題が自然と耳に入ってしまう。
イケメンで気の利く優しい男子。悩みは彼に相談すれば大丈夫。付き合いたい男子ナンバーワン。彼と遊びに行きたい。付き合いたい。告白しよう。
私が拒絶した彼を好意を持って受け入れる周りの女子たち。それが嫌で、私はさらにバレエの練習に力を入れようと、休みの時間も放課後も暇さえあればバレエの踊りの練習に当てることにした。
彼が女子の中でもマドンナ的存在の美少女と付き合っている。----そう。それならもう私なんて眼中にないよね。
彼の魅力に学校一の不良やドが付くほどに真面目な生徒会副会長もやられたらしい。----なにそれ。なんでそんなことしてるの……。
最近彼のクラスの担任が彼のことを狙ってるらしいよ。----…………ッ!!
無視なんて出来るわけなかった。気づけば私は放課後に偶然一人で歩いていた彼に向かって、彼の超能力を唯一知っている一人として、その遊びを止めようとしていた。
「何のことだい、日菜子ちゃん?」
「…………っ、誤魔化さないで。あなたが今やっている事のこと。人の心を読めるのに、気づいていない訳ないんでしょ」
こちらに向かって能面のような無表情を向けてきた彼に、私は思わず怯みそうなった。それでも言葉を紡げたのは、これ以上続けていたらきっと取り返しのつかないことになると思ったからだ。それが彼にとってなのか、彼に弄ばれている人たちなのかはわからない。でも少なくとも私は、知り合いに加害者にも被害者にもなって欲しくない。
「ふーん……そっか、日菜子ちゃん今さらそういうこと言うんだ。ふふふ、変わってないなぁ」
「!! そ、それを言うならあなたはどうしちゃったのよ! どうしてそんなに変わって……ッ!?」
体が凍りついたような気がした。再会してからずっと疑問に思っていた事をぶつけた瞬間、彼の放つ気配が変わった。瞳から生気が消えたように無くなり、その顔がまるで人形のように微笑みを浮かべたまま固まっている。
「--------へぇ。どうしてなんて……日菜子ちゃんが言うんだ…………」
フフ、アハハハハ----
壊れたような笑み。本や漫画でしか見たことないような例えが、これ以上となく似合う笑顔を彼は顔に張り付けていた。全身が恐怖で怖気付く。何かとんでもない地雷を踏んでしまったのだと、私は遅まきながら気づいたのだ。
「アハハ……ハハ…………。うん、いいよ。日菜子ちゃんがそう言うなら、止めてあげる」
「…………えっ?」
そしてやっと笑い声が止まった彼の最初の一声が、私にとってあまりに予想外で、願ったり叶ったりの言葉だったから、私はそれをすぐには理解できなかった。
「だから、止めてあげるよ。人で遊ぶの。それが日菜子ちゃんのお願いなんでしょ?」
「う……うん。そう、だけど……」
先ほどまでの能面の顔や狂気の笑みなんて無かったみたいに、彼はいつも周りに向けているような笑顔で私に話しかけてくる。それがまるで、私も彼にとっての玩具の一つになってしまったような感じがして、心がギュッと締め付けられた。
だけどその心の苦しみは、次に彼が放った言葉で芯まで凍りつくことになった。
「でも、お願いを聞いてあげる代わりにさ、日菜子ちゃん。僕の恋人になってよ」
「…………へっ……ええっ!?」
それは人生で初めての男子からの告白。それがまさか彼からで、しかもこんな形なんて……!
告白に夢を見ていた訳じゃないけど、もしも異性から好きって言われたらドキドキしたりするものだと思っていた。でも今の私の心にあるのは恐怖と困惑。とてもじゃないけど告白の場で感じていい感情ではないだろう。
「フフッ、そんなに怖いんだぁ……僕のこと」
「…………あっ。ヒッ……!!」
そして当然、私のこの内心は彼にはバレバレで。いつの間にか私の目の前にまで迫っていた彼に、私の中の一線は切れてしまった。
ドンッと彼を突き放すように跳ね除けて、私はまた彼から逃げた。なけなしの勇気なんて、結局簡単に崩れてしまうものだった。所詮私は、ただの弱い少女でしかなかったんだ。
「また……僕を拒絶するんだね」
後ろで聞こえた声も耳に入らず、私は走って校門まで駆けて行った。友人の呼び止める声も、先生の注意する声も無視して、少しでも早く彼から…………あの深海のように真っ暗な瞳から逃げたくて。
そしてそれきり、私は中学を卒業するまで彼と話をすることはなくなった。進学先を星ノ宮女学院にしたのは、バレエの特待生としての入学が可能だったこと以上にもう彼に会わなくていいと思ったからかもしれない。
最後に卒業式で多くの同級生や後輩から涙を流されて見送られる彼が、私が最後に見る姿だと、この時は信じていたんだ。
私がバレエの練習で足を怪我して、二度とバレエを踊れなくなったのはそれからすぐの事だった。
コンコンッ
「日菜子? お友達がお見舞いに来てくれたわよ?」
「……………………」
私は今日も自宅のベッドの上で足を抱えて蹲っている。二ヶ月に及ぶリハビリの末に普段通りの生活が出来ると医師から通達されたのが一週間前。それから私は家に帰ってからずっと自室に引きこもっていた。
幼い頃からずっと続けていたバレエ。将来の夢は有名なバレエ団に入ってそこの花形として踊ることだった。どんなに練習がキツくても痛くても、一日だってバレエを辞めたいと思ったことはなかった。
そのぐらい大好きだった。バレエを愛していた。
----それがもう、二度と踊れないなんて!!
「ごめんなさいね、わざわざ来てもらったのに……」
部屋の外からお母さんが誰かに話しかける声がする。私のお見舞いって言ってたけど、そこまで仲の良い友達なんて居たかな? という気持ちと、どうでもいいから放っておいてほしいという気持ちが私の口を閉口させていた。たとえ外にいるのがバレエを教えてくれていた先生だろうと、私は扉を開けるつもりがなかったんだ。
「いえいえ。日菜子ちゃんの身に降りかかった不幸を思えば、当然の反応ですよ」
「--------っ!!?」
それが、決して忘れられない少年の声でなければ。
「日菜子ちゃん、僕だよ。君のことが心配で、側にいてあげたいんだ。だから、開けてくれないかな?」
「ぁ……ぁあ……っ!」
弱った私の心に、彼の言葉が麻薬のように染み渡っていく。私が最も安心するバリトンボイスで、私の心の隙間に染み入ってくるような響きを持たせて----
「日菜子ちゃん----開けて?」
「--------」
ガチャリ
今の私は、その誘いを断ることが出来なかった。
「日菜子ちゃんの足、綺麗だね。こうして触るだけで、日菜子ちゃんの努力の跡が見えてくるよ」
「ぁ……っ、ん……そんなこと……!」
「本当だよ……こんなになるまで、よく頑張ったね。えらいよ、日菜子」
「〜〜〜〜〜ッ!!」
ベッドの上で、伸ばした私の生脚を彼が男性とは思えない綺麗な白い手で撫でてくる。労るように、褒めるように、優しいその手の平の感触から感じる温かさに、耳元で囁いてくる彼の甘い声と合わさって胸のドキドキが抑えられなくなる。
どうしてこんな事になったのか。部屋に入れた彼に、怪我を見せてと言われて。普通なら男相手にそんな事、拒絶しなきゃ行けないのに、彼の声色に誘惑されたように私の体は彼に足首を差し出していて。それで怪我した場所を撫でられて、その瞬間初めて感じた未知の感覚に体を震わせた私を見た彼が、私を褒める言葉を次々と投げかけながらその手をゆっくりと上に伸ばして。
「はぁ……はぁ……っ、私、もう踊れなくなっちゃって……! それで……っ!!」
「うん……辛いね……日菜子ちゃんはずっと頑張ってきたのに」
膝裏をくすぐるように指で擦られ、太ももを手の平で円を書くように撫でられる。なのに嫌悪感を感じないどころか、心が蕩かされるような感覚を覚えて、口からどんどん内に溜めていた悲しみ、辛さ、悔しさが堰を切ったように出てしまう。
「もっと踊りたい……!」
「どうして私が……!!」
「バレエが出来なくなったら私……どうすれば……っ!!」
そうやって、お母さんにも言わなかった心の叫びを彼に対して漏らしてしまう。そんな私の魂からの言葉を彼は。
「僕も、日菜子ちゃんのバレエが見たかったのに……」
「日菜子ちゃんの想いを裏切った世界が悪いよ……」
「そうだね、バレエが無くなったら日菜子ちゃん……何にもなくなっちゃうよね……」
そうやって私の心に寄り添うようで、その実私の心の拠り所をだんだん狭めて行く彼の言葉に、私は気づく事が出来なくて。私は彼の言う通り、だんだんこんな世界が悪いんだとか、私に価値なんてもうないんだと思うようになってしまって……。
「だから----日菜子ちゃんを裏切ったバレエなんて、こっちから見限っちゃおう?」
「--------ぇ?」
その悪魔の囁きはまるで黄金の果実のよう。
弱った私の心をどこまでも堕落させる禁断の林檎で。
「でも、バレエがない私なんて……」
「僕が日菜子ちゃんに価値を与えてあげる。僕を昔救ってくれた日菜子ちゃんを、今度は僕が救ってあげる」
その誘惑が、あまりに甘美で、蠱惑的で、魅力的で----
「だから日菜子----全部忘れて、僕に溺れてよ」
「------------うん」
私は絶対に食べてはいけない蛇が差し出した林檎に、口をつけてしまった。
「日菜子ちゃんのショーツ、とっても可愛いね」
「んっ……! そんな、恥ずかしいよ」
「ふふ、顔を赤らめる日菜子ちゃんも素敵だなぁ……」
「〜〜〜〜ッッ!!? も、もう……!!」
ベッドに横たわり、両足をわずかに広げて制服のスカートをたくし上げる。そうして初めて両親以外に晒した私の白のショーツを、彼が艶やかな笑みを浮かべながら触ってくる。女性の私が見ても整っていて、女の子に思えてしまう顔でそんな色っぽい顔をされると、彼が男だとわかっていても何か不思議な熱が胸に湧いてしまう。
そんな表情でこちらを揶揄うような事を言ってくるんだ。それは……もう……卑怯だ……。
「あっ……日菜子ちゃん、ショーツ。ちょっと濡れちゃってるね」
「----ッ!!? なっ、あっ、〜〜〜〜ッッ!!!」
彼の言う通り、私のショーツの中心が僅かに水を吸い取った跡が出来ていて、それを見られたとわかった瞬間、どうしようもない恥ずかしさが全身を駆け巡る。
声にならない悲鳴を漏らして、見ないでと言うようにスカートを戻そうとするが、その手を他ならぬ彼によって止められてしまう。
「恥ずかしがらないで。日菜子ちゃんが僕とこうする事に嬉しくなったってだけなんだから」
「で、でも…………っ!」
「じゃあ、これ以上濡れちゃわないように……僕が脱がしてあげるよ」
「ひゃっ……! そ、それは……!!」
まさかの彼の言葉に抵抗しようとするも、掴まれた両手を片手一つで私の頭の上に固定してしまった彼は、空いた手で私のショーツのゴム部分を摘むと一気に太もも部分まで下げてしまった。
「----っっ!!」
こんな時に、彼が本当は男の子なんだと実感させられる。羞恥で暴れる私の両手は全然彼の拘束から抜け出せなくて、露わになった秘部を隠そうとする私の脚は彼が少し手で押すだけで簡単に開かれてしまう。
「ほら日菜子ちゃん、もう見られちゃったんだから……諦めて足を開いて、自分からショーツを最後まで脱いでほしいな……僕の日菜子ちゃん?」
「----ッ♡ うっ…………わかった」
そして耳元で囁かれた瞬間、彼に身も心も委ねると決めてしまった私の心は、抵抗の意思をあっさりと放棄して進んで股を開いてしまった。中学に入ってからは、父親にも見せた事がない私の秘所。それを幼馴染で、疎遠になってしまった彼に見せている。それが堪らなく恥ずかしいのに、それ以上に心を興奮が満たして行く。
「さぁ、日菜子ちゃん……脱いで?」
「はい……♡」
先ほどとは打って変わった有無を言わさない声で命令されるのが気持ちいい。バレエが出来なくなり、何の価値も無くなってしまった私を求めてくれる彼に、嬉しさと感謝の気持ちが否応なく湧き上がってしまう。
両手を解放された私は、ゆっくりと太ももまで脱がされていたショーツを足先まで下ろしていく。そしてぱさりと脱ぎ捨てたショーツを向こうに、私のバレリーナの衣装がある方に投げ捨てる。それは、これからの私には必要がない物だと言う意思表示。
もう、彼の前では私の体を覆う服も、バレリーナとしての自分もいらないのだから。
「んっ…………」
そして同じように、ワイシャツのボタンを外して、白のブラジャーを彼に晒す。中学に上がってから膨らみを増してきた胸を彼に晒すと、にこりと彼が見惚れるような笑みを見せてくれて、それだけで心が温かくなる。
あとは脱いで、脱いで----ワイシャツも、スカートも、ブラジャーも、靴下も、私の体を覆う邪魔な布は全部取っ払って、生まれたままの姿に自分を戻す。
「綺麗だよ……日菜子ちゃん……」
「うん……ありがとう……♡」
ベッドの上で、胸も股間も男の人の前で晒してしまった私は、自分でも信じられないぐらい満たされた気持ちになっていた。それはやはり、彼に全てを差し出してしまったからだろう。
彼の命令に従って、愛してもらう事の幸せ。初めて私は、どうして学校のみんなが彼の虜になってしまったのかを理解した。こんな、ただ溺れるだけで満たされる気持ちになるなら、自我とか全部捨て去って、彼の物になってしまうのが良いに決まってる。
「ふふ…………ざ……ない……ぼ………らぎ…………い……だ……!」
「……? どうかしたの?」
一瞬、そんな私を見た彼が俯いて何か呟いた気がした。でもそれを指摘した瞬間には、彼は何事もなかったように相変わらずの人を惑わす微笑を浮かべていて、裸体を晒す私に覆い被さって来た。
「なんでもないよ……うん、もう本当に……日菜子ちゃんにはなんでもないことだよ……」
「あっ……♡!」
そして彼の指が私の乳首をピンッと弾いた時には、その疑問や違和感はもうどうでもよくなってしまった。初めて触れられた乳首への男の指先は、感じた事もないような甘い刺激を私に齎した。
「はぁ……っ♡ すごい……なんだか、ビリビリする……!! んんっ、あぁ……ッ♡」
バレエをしている時に感じる興奮とは全く別種の全身を熱くする昂まり。コリッコリッと指先で潰される胸の突起を中心に、まるで伝播するように痛みとは百八十度違う刺激が体中に広がっていく。
クリッ、カリカリ、ピンッ、グイッッ
「あああッ♡ んんんっ、んああぁあ♡♡ あっ、あっ、あいいッ……♡!!?」
ただ乳首を弄られているだけなのに、全身が震えるほどに気持ちがいい。足がツンッと張って、後ろ手にベッドシーツを掴んで悶えてしまう。声を抑える努力さえ忘れて、私は彼の指先で喘がされる楽器に変えられてしまった。
「可愛いよ、日菜子ちゃん。君はこれから、ずっっっとこうして……僕の手の平で転がされる玩具になるんだよ」
「あああぁぁあ……ッッ♡♡」
ギュッと彼に乳首を潰されながらそんな事を言われたら、私が拒否する事なんて出来るわけない。こくこくと、真っ白になった頭で何度も頷いて彼の意見を肯定する。私は、生涯君の玩具になるって認めてしまう。
「良い子だね……日菜子」
「ぁ…………はぁぁ♡」
再び呼び捨てで呼ばれながら頭を優しく撫でられる。それだけでバレエが二度と出来なくなって荒んでいた時が思い出せなくなるような幸福を感じて。彼に隷属する事が間違いなんかじゃなかったんだと強く私に知らしめてくれる。
「じゃあ……ご褒美」
「ふぇ……? あ、んああッッ----♡♡♡!!?」
急に彼が私の露出した秘部に指を挿入して来て、すっかり乳首への愛撫で興奮して敏感になっていた私の膣穴は、その指圧の感触だけで体を仰け反らせて性的絶頂…………イッてしまった。
股からお漏らししたように水を噴射して、彼の下で腰をだらしなく上下させて痙攣し、そのままパタリと絶頂の余韻で倒れてしまう。控え目に見ても、ちょっと感じすぎだと自分でも思う。だけど、初めての男の子とのエッチはあまりにも気持ち良すぎて…………多分、相手が彼だからなんだと心の中で自分を納得させる。
でないと、私がまるでとっても変態な女の子みたいだから。
「大丈夫、日菜子ちゃんは変態さんなんかじゃないよ」
「うっ……いつから感情だけじゃなくて心を読めるなったの?」
「読めないよ。ただ日菜子ちゃんがとってもわかりやすい顔をしてただけ」
彼の言葉にまた顔を真っ赤にしてしまう。そんなにわかりやすいのだろうか。あまりそんな事を言われたことはないし、中学の数少ない友達からはとってもクールな性格って言われたのに。
「ふふ、僕だからわかるってだけだよ。日菜子ちゃんの事は誰にも負けないって自信があるからね」
「----♡ そ、そう…………あり、がとう……♡」
ああ、そんな事を言われたらますます彼に溺れてしまう。何も言わなくても私を理解してくれて、一生甘やかしてくれる存在。それが幼馴染で、とってもかっこよくて可愛い男の子なんだから私はきっととっても恵まれている。
「ねぇ……本番、していい?」
「うん……私を君の女にして♡」
彼に返事を返すと、私のアソコに固い物が押し当てられる感触がする。それが彼の性器なんだって、見なくても感じ取れる。父親以外で初めての男の人の男性器。それを確認したい好奇心に駆られるが、今はそれより大好きな彼の事を見ていたい。
私の瞳に視線を合わせて、相変わらず蠱惑的な視線を落として来る彼の顔は、それだけで処女をこれから捧げる事の恐怖を忘れさせてくれるから。
「んっ----」
ゆっくりと、私の割れ目を押し開いて彼の物が入って来る。お尻が広げられるような感触は、とても不思議な感覚で、だけどそれが彼と繋がりあっている証拠だと思うと体が自然と歓喜で震えてしまう。
「ほら、体の力を抜いて。ゆっくり深呼吸すると良いよ」
「う、うん……でも大丈夫だよ、私」
そんな私の姿を、痛くて怖がっていると勘違いしたみたい。彼が優しく私の頬に手を当てながら話しかけて来る。
その瞬間だけ、まるで在りし日の彼の面影が戻って来たような気がした。昔バレエの踊りを彼に見せている時に転んで泣いてしまった私を、落ち着かせようと微笑むあの子の姿が重なって見えて。
「そっか…………じゃあ、もういいよね?」
「えっ……あ、ああ----ッ!!?」
ブツっと、聞こえるはずのない私の処女膜が破れる音が耳に響いた気がして。気づいたら彼の股と私の股が完全に重なり合って、それはつまり彼の物が私のアソコと深く結合しているという事で。
そこまで考えが及んだ時、遅れてやって来た処女喪失の痛みと、そんなのどうでもよくなるぐらいの下腹部を占領する熱に、私は人生初のセックスを彼としているのだと実感した。
「ほら、動くよ日菜子ちゃん」
「あっ、ひゃあ……!? あっ、奥に、んんっ! 私のアソコ、君の形覚えちゃって……!!」
そして始まるピストン運動。固く、熱い男の人の性器が私のアソコを出入りする度に中の襞を擦られて、それがたまらなく気持ちが良い。さっきの胸責めでもう今日はこれ以上の快楽は得られないと思っていたのを、軽々と越すような激しい快感。
「ダメだよ、日菜子ちゃん。ちゃんと名前で言ってくれないと。男の人のこれは、何て言うのかな?」
「ひあっ……! そ、それは……でも、恥ずかし、んひぃ!?」
ズンッて、まるで躾けられるみたいにアソコの深いところを強く突かれる。それだけで私の敏感な体が降伏して、早く彼の言う通りに従えって頭をスパークさせるような快楽と共に催促して来る。
そこにさらに----
「ちゅっ」
「----!!?」
唇が重ねられる。彼との初キス。ううん、私の人生におけるファーストキス。それを今、彼に奪われて……ううん、奪ってもらったんだ。
その瞬間、私の下腹部がギュッと引き締まる。処女を失ったばかりの穴幅が狭い私の膣は、それだけで彼の物の形状がよくわかってしまう。その華奢で綺麗な容姿とはびっくりするぐらいかけ離れた、とても男らしい、女を支配する形。
重なり合った唇はすぐに離されて、これ以上が欲しかったらお願い聞けるよね? と言わんばかりの彼の小悪魔のような笑みが向けられる。
そして当然私に、その誘惑に抗う選択肢なんてあるはずもない。
「おちんちん……君のおちんちんが、私のマンコにいっぱい入って、すっごく気持ちよくて大好き……♡♡」
「ふふ、まあ日菜子ちゃんならこれで及第点かな。よく言えました」
恥も外聞も捨てて、おちんちんと声を喘ぎ声に混じらせて言う。そしてそれを褒められると、心がキュンとときめいてしまう。自分がまずいところまで彼に堕ちていっているとわかるのに、その堕落の快感が心地良い。
「もう日菜子ちゃんにバレエなんて必要ないよ」
「ぁ、ああ♡ んい゛っ、おっ、おああぁ♡」
アソコを何度も何度もおちんちんで潰されながら、耳を蕩けさせる声で頭も体も掻き回される。
「日菜子ちゃんにはもう僕以外必要ない」
「お゛おおぉぉ……っ♡!! あ゛っ、あ゛あッ、あああ゛あ゛----ッッ♡♡!!」
子宮にまで彼のおちんちんが届いて、私の体が彼に全部支配されちゃったって認めてしまう。膣が、ここの主人が誰かを理解してその所有権を私から彼へと譲渡しちゃう。
「日菜子ちゃんのマンコも子宮も、女の子が気持ちよくなれる部分ぜ〜んぶ、僕だけに捧げてね?」
「〜〜〜〜♡♡♡!!!」
その返答を、私は両手両足をキツく彼の体に巻き付けて、全身を震わせての絶頂をキメる事で答えた。瞬間、抱きしめた事でより強く繋がりあった彼のおちんちんが私の膣奥に深く差し込まれて、その衝撃からか爆発するような熱い射精を子宮に浴びせかけた。
「あ、あああああ----ッッ♡♡」
ゴムも着けない状態の中出し。今日は危険日ではないとは言え、絶対に大丈夫な日でもない。それなのに私は、この妊娠するかもしれない精液の奔流がすごく愛おしくて、幸せで、気持ちよくて…………もう、人生終わってもいいから彼の子供孕んでもいいと。そう強く思いながら、子宮を満たす熱に浸かってしまう。
「可愛いよ、日菜子ちゃん。もう、どこにも行かせないからね」
中出しの余韻に浸かる私の頬を、彼が優しく撫でてくれる。その手の平の感触に、私は身を委ねるように微睡んで。
もう心に、バレエや足の怪我も、変わってしまった彼への恐怖も、残ってはいなかった。
だから、幸せな海に溺れる私に彼の濁った瞳も言葉も、何一つ認識する事は出来なかったんだ。
ねぇ、どうして僕を見捨てたの?
ずっと、ずっと助けてって呼び続けたのに。
いつでも電話してねって、そう言ったのは日菜子ちゃんなのに。
小学校が別々になって、日菜子ちゃんはバレエのレッスンが忙しくなるからもう公園では遊べなくなって、それでも日菜子ちゃんはいつまでも親友だよって……連絡先を交換してくれたよね。
困ったことがあったら、いつでも相談に乗るよって。
あれからね、僕のこの力のことがお父さんとお母さんにバレちゃったんだ。きっかけは、僕がお母さんがお父さんといる時にいつも怒ったような感情をしているのに、外で知らない男の人と会っている時には楽しそうな感情なのはなんでだろうってお父さんに聞いちゃった事。
お父さんはそれを聞いて、お母さんにすっごく怒って。二人はすっごい大喧嘩した後、お母さんは家を出て、もう帰って来なくなっちゃった。
そしたら今度はお父さんがお前がこんな事を教えなければって、僕を殴って、蹴って、殴って、蹴って、蹴って殴って殴って蹴って殴って。僕を化け物って。
小学校でも、僕の両親がりこんしたって周りから言われて。その理由が、僕が化け物だからって。みんな、みんな、僕を気持ち悪いって怖がって、僕を殴るんだ。
日菜子ちゃん、日菜子ちゃん、日菜子ちゃん。助けて、辛いよ、痛いよ、会いたいよ。また、君の踊りを僕に見せて。僕を幸せな感情で満たしてよ。
電話をした。出ない。電話をした。出ない。メールをした。出ない。電話。メール。電話。電話。メール。メール。電話。電話電話電話電話メールメール電話電話。
返事は一度も返って来なかった。
そして----
この電話番号は現在使われておりません。
ああ、日菜子ちゃんも僕のこと……拒絶するんだ。
「日菜子ちゃん♡ 今日も遊びに来たよ」
日菜子ちゃんの初めてを奪って、今までいろんな人にそうして来たように、僕に身も心も溺れさせてからもう三ヶ月。あれから週に二回は日菜子ちゃんの家に訪れては、あの綺麗な体を醜い僕の体で汚して、心を陵辱してを繰り返した。
あの強くて綺麗で、憧れだった日菜子ちゃんは、すっかり快楽に堕ちた雌の顔を僕に晒す弱くて惨めな奴隷になった。それが嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて、悲しくて、嬉しくて。僕の復讐心をこれ以上となく満たしてくれる。
日菜子ちゃんのお母さんに挨拶をして、当たり前のように部屋へと通される。すっかりあの人の中では僕と日菜子ちゃんは仲の良い恋人同士と思われているようで、日菜子の事をよろしくなんて言って来る。
うん、もちろん一生よろしくしてあげるよ。
ニコニコといつもの誰からも愛される笑顔を顔に貼り付けながら、日菜子ちゃんの部屋を目指す。
(最近は三週間ほど会えなかったからねぇ)
入学したばかりの高校の方で、自分が自由に生きれるための地盤固めに奴隷を増やさなきゃいけなかった都合、日菜子ちゃんの元に行く事が出来なくなってしまった。
カラオケ、ショッピング、ご飯にちょっとした運動と、コネクションを広げるのと他人を虜にするのには色々と学校後にもする事が多すぎる。
まあ、その努力もあってクラスのみんなは当然、同級生、先生、果ては先輩方にも僕の操り人形さんは大勢できた。
そして今日は、久しぶりの日菜子ちゃんと一緒にいれる日。しばらく放っておいたから、きっと相当フラストレーションやら僕に捨てられたんじゃないかって絶望感でいっぱいだったんじゃないかな。
ざまぁみろ。毎日のように来ていた今日は家に来てくれないのかと言うメールや留守電を見るたびに、僕の充足感は満たされた。わざとそれを全部無視して、日菜子ちゃんをたっぷりと苦しめて、僕の痛みの少しでも味わってもらおうと思っている。
本当は気づいている。日菜子ちゃんはあの頃、バレエのすごいコンクールの日が近づいてて、寝る間も惜しんで練習していたせいで携帯を見る暇もなかったんだって事。
連絡先が変わったのは、単純に携帯を新しいのにしたからで…………そして、もう使わないだろうと思って古い連絡先を消してしまった日菜子ちゃんのお母さんに、日菜子ちゃんがすごく怒って、僕の事を探して毎日思い出の公園に顔を出していた事を、この間お母さん本人から聞かされた。
日菜子ちゃんは僕を裏切ってなんかいなかった。日菜子ちゃんはずっと僕を探していてくれた。もし僕が日菜子ちゃんに縋るのをやめて、力を自分の欲望のままに使うのがもう少し遅ければ…………そしたら、僕を探していた日菜子ちゃんと再会できて、こんな関係にならずに済んだのかな?
でも、もう遅い。そんなたらればはやって来ない。僕はもう、他者の心を支配して依存させる事でしか誰かと関われない。安心できない。
もう、日菜子ちゃんと一緒に遊んでいた頃の僕にはどうやったって戻らない。
(ふふ、日菜子ちゃん。どんな顔して僕を出迎えるのかな?)
何日も前から日菜子ちゃんから電話やメールが来なくなっていた。とうとう絶望で連絡する事さえ出来なくなっちゃったのかな? だとしたら、少しやりすぎちゃったから今日は目一杯愛してあげよう。
「日菜子ちゃん、久しぶり」
僕を待って唾を垂らして待っているだろう大好きな幼馴染の顔を想像しながら、扉を開ける。そして、その先にいるのはその想像に違わず部屋の中央で僕を待ち構えている日菜子…………あれ?
「日菜子……ちゃん?」
「…………今日は、君に話があるの」
あれ? おかしい。変だな。どうして……今の日菜子ちゃんから昔の日菜子ちゃんみたいな強い意志が感じられるんだろう?
どうして、そんな僕が大好きで憧れていた真っ直ぐな瞳で、僕を見ているの?
「もう…………こんな関係やめよう。私、あなたとこのままでなんていたくない! 昔みたいに…………ううん、またもう一度、本当の君と繋がりたい」
ねぇ、何言ってるの? なんで、やめてよ、どうして、まさかまさかまさかまさかまさか。
「だから私は、必ずあなたを取り戻す! あなたの心の闇、全部飲み込んでみせるから! そのために、私は今の君と別れたい!」
また、僕を拒絶するの?
「----ッ!!」
反射的に、日菜子ちゃんの体を押し倒してベッドに縛りつける。無理やり体を拘束して、そのふざけた事を言う口を快楽で封じてやろうとする。
そうだ、日菜子ちゃんの体はとっくに僕に堕ちているんだ。いくら強い昔の日菜子ちゃんに戻ったところで、また一日たっぷりと調教すればすぐに僕に----
「これ以上やるなら私、悲鳴をあげるから」
「…………ふえ?」
「お母さん、下にいるよ。もう私の心を完全に物にしたと思ってたから、居てもいなくても問題ないと考えてたのが仇になったね。叫んだら、さすがにお母さんも駆けつけてくるよ」
「ぁ……なっ…………ッ!」
体が思わず下がってしまう。今まで相手の感情を読んで行動して来たからこそ、こういう不測の事態にさえ僕は事前にいくつも準備をして躱して来た。
でも、これは、こんなの、まさか日菜子ちゃんに----!!
思わずいつもの笑みが崩れて、無表情でさえない、僕の本当の…………あの絶望と恐怖しか映していない頃の顔が表に出てしまう。それを見た日菜子ちゃんが、目を見開いて、そして痛ましい物を見る顔になってから、何かを覚悟したような顔つきに変わる。
「大丈夫。絶対、君の絶望を私が振り払うから。だからこの手を----」
「----!!」
日菜子ちゃんがこれ以上何かを言う前に、この場から逃げ出す。不覚にもそれは、僕と日菜子ちゃんが再会した時に彼女がした行為とまったく同じだった。
僕の本当の顔なんて、誰にも見られたくない。まして大好きな日菜子ちゃんに、こんな…………壊れて自殺間際に追い込まれた僕の顔を見て欲しくない。
「はぁ……はぁ……はぁ……!! うっ……落ち着け、僕は……僕は……化け物なんだから、こんなことで動揺するなッ!」
逃げ出して、逃げ出して、何度も自分に僕は化け物なんだと言い聞かせる。そうしてようやく落ち着いて顔がいつもの仮面を被れるようになって。僕は、どうして日菜子ちゃんが急にあんなに立ち直ったのかを考えた。
「この三週間の間に、日菜子ちゃんに何かがあったんだ。日菜子ちゃんを元の彼女に戻すような強い何かが!」
それが、僕から日菜子ちゃんを奪った。知らず拳を強く握りしめて、その泥棒猫か何かに強い憎悪を抱いてしまう。
「高校…………星ノ宮高校…………。日菜子ちゃんが復学したの……確か三週間前ぐらいだったはず」
だとすれば、そこで日菜子ちゃんを変える何かに出会ったんだ。それが人なのかイベントなのかはわからない。でも、星ノ宮高校に日菜子ちゃんの心の支えを取り戻させた希望があるのは間違いない。
「ふ……ふふ……。いいよ……なら、僕がその希望を消してあげる。それが物なら壊してあげる。それが人なら----」
確か星ノ宮高校は女学校だったはずだ。ああなら、どうするかは決まったようなもの。
「日菜子ちゃんを支えてくれた友達を、全部僕の奴隷にして、君の前に並べてあげる」
そしたら、日菜子ちゃんももう二度と立ち上がれなくなるでしょ?
男の娘小悪魔系主人公
(主人公が)ヤンデレ純愛。日菜子に愛憎入り混じった激重感情を抱いている。本当は日菜子がそのままバレーが出来ない体にならなければ彼女を見逃すつもりだったけど、挫折した彼女への純粋な心配と今なら自分に依存させられると言う思いで手を出した。容姿は涼宮ハルヒの憂鬱の佐々木をイメージ。なお主人公の部屋には日菜子がバレーコンクール優勝した時の写真や記事が大事に仕舞われていたりする。
実は童貞。女の子は何人もお付き合いしたけど全部手籠にするためなんだからキスと前戯までで十分だよね。という建前で日菜子ちゃん以外で初めてを卒業したくないめんどくさい感情を抱えている。実は日菜子との初セックス時、余裕そうな顔してめちゃくちゃ内心舞い上がっていた。「日菜子ちゃん以外に僕が本気になるわけないだろ?」
【挿絵表示】
AIイラストで作った主人公のイメージ画像(わざと中性的な服を着て、ナンパしてくる男たちを煽って遊んでるオスガキの図)
白井 日菜子
バレーが出来なくなった絶望に付け込まれて一回は主人公にドロドロに依存してしまうが、原作開始であるユズ、ライムとの出会い、リフレクターへの覚醒、様々な人との交流を得て立ち直っちゃった子。リフレクターとなったが故に、主人公の邪悪な感情を跳ね除けることが出来たけどそのせいでさらに病ませてしまった事に気づいていない。主人公のことは純粋に助けたいし、正気に戻った彼と添い遂げたいとも思ってる。「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして僕を拒絶するの日菜子ちゃん」
ここまでお読みいただきありがとうございます。
最初のプロットでは用務員のおじさんが主人公の催眠陵辱物だったのに、ブルリフの綺麗な世界観に汚いおじさん似合わないなと思って、男の娘主人公なら行けるやろと思い見切り発車で書いたらとんでもない怪物が生まれてしまった。一応プロットはこの後のバッドエンド(日菜子完堕ち、主人公と全ヒロインとの退廃ハーレム)とハッピーエンド(改心主人公と日菜子のラブラブ夫婦生活)両方あるので余裕が出来たら書きます。
もしFFのエロをやるならどのナンバリングが見たい?*FF7は意図的に外しています
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