※この作品はR-18です。

マイナーキャラ妄想短編集   作:ニンニク嫌い

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智樹の強化された魅了によって彼を愛する都合の良い雌になってしまった巴と澪は、彼と共に初夜を迎えるための宿に泊まることになる。


月が導く異世界道中(巴、澪) 中編

 

 

 その宿屋は宿屋とは名ばかりの豪華な装いをした建物だった。地球でならヨーロッパの貴族の邸宅に近い外装をしているそこは、その外観に見合った高額な宿泊費を必要とする庶民お断りの高級宿だった。

 

 この宿に泊まりに来るのはお忍びで街を訪れる貴族や大商会の元締め、極僅かな一線級の冒険者のみと言ったまさしく成功者のための安楽所なのだ。よってそこで働く人間は皆見目麗しい者ばかりであり、そこに泊まる者も全員着飾った人間ばかりであった。

 

 そんな高級宿のホールが、静寂に包まれていた。

 いつもは酒場程とは言わずとも、名の知れた商人が貴族相手に売り込みをしていたり、貴族同士の交流が行われていたりしたそのフロアが水を切ったように静まりながら、新しく入って来た三人組を見つめていた。

 

 その三人組の内二人は非常に美しい女だった。青い髪を乱雑に伸ばした粗野な髪型をしながらそれが不快にならず、むしろ彼女の健康的な美を全面的に押し出している。異国の服に包まれたその体は、その多くを露出しており、女の最大の武器である胸の上半分を衆目に晒し、瑞々しく引き締まった太股を見せつけている。

 この、時に伯爵以上の位の貴族まで泊まりに来る高級宿にそんな娼婦まがいの恰好で出入りするなど即座に宿のスタッフに、場合によっては貴族の護衛に叩き出されていただろう。

 

 だが誰もが、そうしようとは思わなかった。それどころか長年この高級宿に務めるベテランの受付嬢も、自身の容姿に絶対の自信を持っていた貴族令嬢さえも、その女性の女の理想像と言えるプロポーションと容姿に見惚れていた。女でさえそれなのだ、男に至っては妻の存在さえ忘れてその女の姿に心を奪われていた。

 

 だが青髪の美女の肉付きの良い体に目を奪われていた彼らは、直後にもう一人の美にその目を奪われる。

 

 もう一人の黒く艶をおびた髪を、綺麗に纏めて可愛らしい髪飾りを付けた美女は先の健康的な美女と真逆の清楚さとお淑やかさを兼ね備えた、まるで異国より伝え聞く東洋の姫のような雰囲気を回りに与えていた。その雰囲気に違わず、これまた異国の服を自身の肌を一切他人には見せないと言わんばかりに着込みながら、その動くのに難儀しそうな服装でそれを感じさせない、それどころか一挙手一投足に思わず吸い込まれそうなほどの優雅さと美を合わせ持って歩く彼女はまさしくこの高級宿に相応しい人間と言えるだろう。

 

 それでいながら儚さと妖艶さを合わせた美貌を持つ彼女の瞳を見た者はただそれだけで、心までもが彼女の虜となってしまう。

 誰もが彼女の穏やかな川の流れを連想するような足運びと、蠱惑的な表情、そして高貴さを感じさせる姿にホールにいた女性は嫉妬さえも浮かばず感嘆し、男は女神をその目にしたかの如く光悦とする。

 

 それでいながら誰一人として彼女たちの道を遮ろうとはしなかった。ここが人生の成功者たちの集う高級宿ならば、無駄に自信だけの高い怖い者知らずの一人や二人は出てきてこの現代に現れた美の女神二人に恐れ知らずにも話しかけそうな者は居そうなものだろう。

 

 それがないのは、数十分ほど前の市場にいた人々と同じように美女二人から放たれる威圧感を無意識のうちに感じ取っていたから……ではない。

 そんな美女たちが恋する乙女のように顔を綻ばせながらもたれかかる一人の少年がいたからだ。

 

 二人の美姫を自分のものだと主張するように両手に侍らし、まるで物語に出てくる悪党の如き笑みを浮かべた少年は、とてもではないがその二人に見合っているとは口が裂けても言えないような平凡なそれであった。

 容姿は確かに悪くはないが、それだけであり。決して思わず目を奪われるような優れた容姿をしているわけでも、無意識に惹かれてしまうような雰囲気を纏っているわけでもない。

 

 この場にたまたま居合わせた一線級の冒険者から見ても、その少年の印象は酒場に吐いて捨てるほどいる凡骨のそれでしかなかった。

 そんな少年に誰もが絶世の美女と形容する美貌を持った二人が、懸想した眼差しを向けているのだ。その事実に誰もが我が目を疑い、茫然自失して言葉を紡ぐどころか、息をするのも忘れてしまっていたほどだ。

 

 そして件の三人は時が止まったかのような周りの様子に一切気にすることなく(美女二人を侍らせた少年の笑みが強くなったが)受付の前までやって来ると、青い髪をした豊満な胸を持った美女が受付へと話しかけた。

 

「失礼、この宿で一番良い部屋を用意してもらえるかのう?」

 

「──―え?…………え! あ、は、はい、直ちに!!」

 

 その言葉が自身に掛けられているものだと一瞬気付かなかったのだろう。慌てて反応した受付嬢が、高級宿の接客として落第も良い所の対応を返す。

 だが、誰が彼女を責められようか。その様子を見ていた他のスタッフも宿泊客もその受付嬢の慌てように共感する者さえおれど、情けないと考える者は一人もいなかった。

 

「え、ええっと、最高級のVIPルーム二部屋でよ、よろしいですか!?」

 

 手元の空き部屋表を見て、焦り過ぎたために本来なら伯爵以上の階級の者にしか貸し与えないこの宿一番の部屋を進めてしまう受付嬢。貴族の中でも上級貴族のみにしか与えられない部屋を一般の者に進めるなど、即首になるレベルの失態である。

 だがその受付嬢のミスを即座に忘れてしまうほどの衝撃的な言葉が、青髪の美女から飛び出した。

 

「いや、部屋は一つで十分じゃ」

 

 その一言に、ホールの中にいた全ての人間の思考が再び止まった。

 部屋を二つ用意するというのは、男性用と女性用の部屋をそれぞれ用意するという事だ。下町の宿なら男女相部屋も当たり前にあるだろうが、ここはこの街一の高級宿。男女両方に気を使った二つの部屋を用意するのが当然なのだ。宿代は二倍になるが、それを払う事を渋るような者はまずこの宿に泊まろうとは思わないだろう。

 つまりこの宿において、男女で訪れて二部屋での宿泊を断るということは、その男女の関係を推し量ることが出来るということで。

 

 いや、馬鹿な、そんなまさか、あの少年と、あんな美女二人が、ありえない、勘違いだ、何かの聴き間違いだ

 

 誰もがその考えを否定する中、決定的となる一言が再び口を開いた美女から無慈悲なまでに放たれた。

 

「なんせ……今日は儂ら夫婦三人の初夜じゃからな♡」

 

 今度こそ、時間が死んだ。

 誰もがその言葉の意味を咀嚼することが出来ず、人形のようにその場で固まっていた。

 だがその言葉が正しいと示すように頬を赤らめるもう一人の黒髪の美女とそれを当然のように受け入れて笑う少年の存在が、先の言葉が真実であることを示していた。

 

「む? おーい、聞いとるかのう? うーむ、固まっておる。どうしたものでしょうか」

 

 あまりの驚愕に完全に硬直してしまった受付嬢に、困ったように眉を顰めた美女はしかし、受付嬢が握っていた二つの鍵を見てすぐにそれが何であるかを悟った。

 

「おぉ、これが部屋の鍵か。では一つ貰っていくぞ。料金は……ふむそうじゃな。お金を置いていくからこの中から宿泊代だけ抜いて明日返してくだされ。足りんかったらその時にまた払いましょう。金はまだあるからのう」

 

 受付嬢が用意していた最高級の宿泊部屋の鍵の一つを固まったままの彼女から奪い取ると、美女は自身の全財産の一部が入った袋をどさりと受付の机へと置いた。袋の中には数えきれないほどの金貨が入っており、それは一泊どころか最高級の部屋を丸々一年貸し切りに出来るほどの大金であった。

 それを目にした受付嬢は立ったまま気絶した。

 度重なる衝撃についに脳がショートしたのである。倒れなかったのは、彼女のプロフェッショナル意識の成せる業であった。

 

 そして気絶した受付嬢を後目に三人は鍵に書かれた部屋番号と受付の隣に置かれたこの宿の地図を見比べ、部屋を発見したのかホールを後にしていった。もちろんその間も美女二人は少年へ身を寄せ合ったまま、ホールの惨状など欠片も気にも留めなかった。

 

 ただ少年だけは後ろ目にホールで呆然と立ちすく彼らを見て、勝ち誇るように嘲笑った。

 

 そしてもしこの場に少しでも冷静な者がいれば気づけただろう。少年に恋慕の眼差しを向ける二人の瞳の奥の光が曇っていることに。少年と自分たちを夫婦と呼んだ青髪の美女の口調が僅かにぎこちなかったことに。反応して頬を赤らめた黒髪の美女の表情が、少し無機質だったことに。

 だが、そんな些細な違和感に気づけた者は誰一人としてこの場にはいなかった。

 

 

 -x-X-x-

 

 

「服を脱いで全裸になれ。ああもちろん、色っぽくな。俺の妻になる二人の体の魅力を堪能したいからな」

「ああ、もちろんです。ご主人様♡」

「はい、喜んで。旦那様♡」

 

 巴に宿泊代を支払わせた最高級の宿泊部屋の中で、智樹はさっそく二人に命じた。それに対し二人も即座に愛情の籠った承諾の返事を返す。

 その声には未だ固さとぎこちなさは残っていたが、この宿に来るまでの道のりの中で、巴と澪が智樹を心の中で彼に命令された通りの呼び方で何度も呼んでいた事で得た精神的な快楽と、絶えずお尻や時に太股や胸を弄られ続けたことで得た肉体的な快楽によって二人の「チャーム」への抵抗力は目に見えて下がっていた。

 

「じゃあ、まずは儂からじゃな」

 

 智樹の前に並んだ二人は自身が思い描く最高に男の性欲を誘う脱ぎ方をそれぞれ披露しようと、順番を決めて一人ずつその身に纏う衣服に手を掛ける。

 

 巴は身に纏う緑の着物の前袖の部分、彼女の前部分を隠す唯一の布を摘まむと焦らすようにそれを持ち上げ、元から露出していた魅力的な太股、その上に隠されていた見えそうで見えなかったその秘部を露わにした。緑色の動きやすさを前提としたハーフショーツ。健康的な巴の印象に合ったそのショーツは今まで智樹に揉まれていたからだろう彼女の尻に食いつき、彼女のむっちりとしたそれでいて余分な脂肪の一切ない美尻の線を強調していた。

 

 そして持ち上げた袖を着物の帯の部分に垂れないように入れると、今度は着物の上に手を掛け、それをこれまた焦らすように下へ下へと下げていく。胸の部分は先も智樹が見たようにさらしで巻かれており、色っぽさとは皆無であったはずだが、ここまで脱ぎ方にこだわるだけでこうもエロティックになるものかと、智樹は驚いていた。

 

 やがて腰に着物を垂れ下げているだけの、胸も下腹部も下着を残してさらけ出している状態になった巴は、そこから胸に巻いたさらしに手を添えるとその留めていた端の部分を手に持ち。

 

「あむ♡」

 

 なんと、それを口に咥えたのだ。そしてそれをクイっと器用に引っ張るときつく留められていたさらしが、はらりはらりと解けていく。その色っぽさたるや本当にあの馬鹿女か? と命令した智樹自身が思ってしまうほどだ。

 

 さらしがゆるみ、先ほど智樹が散々弄んだ巴最大の魅力である胸が露わとなる。だがそこに中途半端に残ったさらしが劇的なチラリズムとなり、裏路地で全てをさらけ出した時以上の魅力と刺激を智樹へと与えていた。

 

 だがそれで終わりではない。智樹に見せつけるようにしばらく胸を上下させていた巴は、そこから下腹部、下着にへと手を伸ばした。胸にばかり視線が行っていた智樹の目が再び巴の緑色のショーツへと移る。巴はそこからゆったりとショーツを下ろしていく、その細い腰付きが露わになり、次いで想像を掻き立てる股関節。しかしさらにその下まで下着を下げた時、肝心の性器が、巴が口から垂らすさらしによって自身の視線から隠しているのを智樹は遅まきながら悟った。

 

 まじかよこいつ、ここまで全部計算してたのか! クソ、まじ最高の雌すぎんだろ。絶対孕ませてその胸から俺のガキの母乳を出させてやる!

 

 下着もさらしも全部脱ぎ捨て、腰に着物を巻いただけでありながら、肝心の秘所とよく見れば乳首さえもさらしで器用に隠れているという、明らかに計算してやっているその技量に智樹は感服と自身が手にした雌が体だけでなくこういった男を喜ばす技量においても一流なのだと知り、その身を燃やす下卑た情欲をより一層高まらせる。

 

 ある程度智樹を満足させたと判断したのか、口に咥えていたさらしの端を放すと彼女の秘部を隠していた文字通り最後の布切れはあっけなく重力に引かれ地面へと落ちて行った。

 

 そして遂に智樹の前に露わとなった乳頭と引き締まった女性器。即座に巴に飛び掛からなかったのは智樹がこの異世界に来てから数多くの女性の性器を見ていたおかげであったが、そんな智樹にとっても思わず今すぐ押し倒してこの自分を誘っている雌蜥蜴のマンコに自身の怒張を突き刺してしまいそうになったほどだ。そうしなかったのは単に、もう一人巴と同じぐらいの美貌を持った雌のストリップが待っているからであった。

 

 巴が腰元に残った着物へと手を付けた時、智樹はそれを止めるように手を前に出した。

 

「それはそのままでいい。今の姿が一番興奮する。まさかここまでおまえがエロいストリップを見せてくれるとは思わなかったぜ」

「うむ、ご主人様に喜んでもらえたようで儂も幸せです」

「──―それでは、次は私の番でございます」

 

 そう言って智樹の前に進み出て来た澪は、そのまま智樹の横を通り過ぎると智樹の背へしだれかかった。そしてその体勢で智樹の耳元に口を寄せると

 

「あっ……♡」

 

 色っぽい、男の欲情をそそる、男が最も興奮する声色が分かっている女にしか出せない熱の籠った艶声と吐息を吹きかけた。ただそれだけで、智樹の中の雄ははち切れんばかりに昂った。

 そしてそんな智樹の耳元で、シュルと布切れの擦れる音が響いた。思わず後ろを向きそうになった智樹の顔を阻害するように彼の肩にもたれ掛かった澪がその動きを封じる。

 

 ここに来て智樹は澪の思惑を悟った。

 つまり彼女は音によって自分の想像力を掻き立てることでその情欲を刺激しようとしているのだ。

 先ほどの巴がチラリズムを駆使して男を興奮させるストリップを100点満点の形でやり切ったことで、対抗意識を燃やしたのだろう。同じ着物である限りどうしたところであれを見せられた後では二番煎じにしかならない。そう思い立った澪は、逆に見えないことによるエロさを持って巴に対抗しようとしたのだ。

 

 パサリと布の落ちる音と共に、智樹の足元に着物の帯が落ちて来た。それはあからさまに智樹に見えるように背にもたれ掛かる澪が落としたのは明白だった。たかが帯だ。澪はまだ下着どころか着物を脱いでさえいない。だが智樹の脳は活発的に活動し、見ることのできない帯を解いた澪の姿を想像する。

 

 帯がなくなったことであの大正時代の給仕の恰好を色っぽくそれでいて清楚さを失わないようにしたような着物が緩み、まったく見えなかった澪の足の上から先の素肌が衿下の隙間から除く光景が。

 

 そしてその瞬間、まるでそんな智樹の心を読んで、その妄想を保管するように智樹は自身の右側の視界にどんな宝石よりも美しい澪の生足がちらりと映ったのを捕えた。いつの間に靴を脱いだのか、澪の足の指先から太腿までを覆う白く上品なニーハイソックスを履いたその繊細さと肉付きの良さを両立した美足を僅かとは言え目にしたのだ。

 

 そしてそのタイミングの良さから、先ほどの巴のこともあり今のは澪がわざと智樹に見せたのだと察することが出来た。

 想像力を掻き立てるのを手伝い、それでいて見せすぎて見えないことによるエロティシズムを阻害しないように、智樹が気づきその姿を記憶に僅かに残せるぐらいにしか見せない。

 

 二人そろって雌の素養高すぎんだろ! まさかあのクソオタク野郎、こんなこといつもやらせてたのか!? ふざけんなクソが!!

 

 もちろんそんな事はない。そしてこの男を欲情させる技術も、本来の二人ならば出来るはずのない芸当であった。そもそもこんな芸当が出来るなら彼女たち二人が想いを寄せていた少年にもっと上手くアピール出来ていただろう。

 そんな本来なら出来ないはずの淫靡なアプローチを可能としていたのは、やはり智樹の持つ「チャーム」の力によるものだった。

「チャーム」の力を伴って放たれた『色っぽく全裸になれ』という命令が、彼女たちの持つ全ての知識を総動員し、時に記憶同士を元に推論し、彼女たちが持つあらゆる恥じらいや良識を捨てさせることで、彼女たちが出せる最高の色っぽいストリップを導き出し行わせているのだ。

 

 つまり今の二人が醸し出す色気の籠ったストリップは彼女たちが考え付いたものでありながら、彼女たち自身によるものではないのだ。

 なぜなら本来の彼女たちにこんな妖艶で淫靡な振る舞いなど絶対に思いつけないし、たとえ思いついたとしてもそれをするだけの精神力がないのだ。おそらく、やっている途中であまりの羞恥と気恥ずかしさにすぐにボロが出る事になっていただろう。

 

 だがそんなことを露知らぬ智樹は、この技術が真に仕込まれた物だとか二人は天性の淫乱な雌だったという勘違いをして、心中一人怒りを燃やしたり、二人を嘲笑っていたりした。自身のスキルのことさえも良く理解していない辺り、まさしく典型的な神様にチート貰ってイキっているだけのチートを取り上げられたら何も出来ない無能であった。

 

「ふぅ──♡」

 

 だがそんなことを考えている智樹を呼び戻すように、澪が耳元に吹きかけた吐息によって智樹は今が澪による淫靡な脱衣ショーの途中であったことを思い出した。

 

 そうだ、これがあのクソオタクが仕込んだものだろうがそうじゃなかろうが、もうどうだっていいことだ。なんせもう二人は俺の物なんだからな。

 

 一人自己完結した智樹は再び澪による自分を興奮させるための行為に注目する。

 そして背中に抱き着く澪の感触と僅かに後ろ目に見える澪の肩が素肌を晒していることから、澪がすでに少なくとも上半身に何も身に纏っていないことがわかった。つまり今背中で擦り付けるように当たっているのは澪の生乳と言う事になる。その事実と絶えず耳元で囁かれる吐息と艶声に智樹の興奮は否応なく高まっていく。

 

 そして次の瞬間パサリと智樹の足元に広がる帯の上に投げ捨てられたものを見てそれは頂点にまで高まった。

 智樹の視界に写るモノ、それは黒のレースショーツだった。それも繋ぎ目が紐タイプの薄い生地の物。しかも良く見るとそのショーツの中心部が僅かに濡れているのだ。つまり今智樹の背中には、全裸に着物だけを纏った絶世の大和撫子が、股を濡らして智樹に熱い吐息をこぼしているのだ。

 

 これで後ろを振り向かない男などいないだろう。智樹ははじかれるようにその身を捻って振り向き、極上の美女の裸体をその目に焼き付けようとする。

 

 だがここでも再び智樹は、サキュバスさながらの誘惑を身に着けた美女の思惑にまんまと嵌ってしまうことになった。

 

 振り返った智樹が見たのは、自身に背中を向けて着物を広げながら後ろ目に蠱惑的な笑みを浮かべる澪の姿だった。広げた着物は澪の肩下から太股と股下ギリギリの間までを器用に隠しており、巴とは違ったやり方で肝心要の部分を見られないようにしていた。だが智樹を最も興奮させたのはそのギリギリ着物の袖で見えない股の間からほのかに下に垂れる粘液の存在だった。それが先ほどのショーツに付いた染みの正体であり、今澪の秘所がどういう状態なのか再び智樹の頭は想像力を働かせ始め、そして同時に頭の片隅でこれが澪の狙いであったことを理解した。

 

 澪は分かっていたのだ。自身の愛液で濡れた、男が好む紐レースの黒ショーツを見た智樹がどういった行動にでるのか。彼に自分の見せない色気と言う思惑を分からせた上で、それでも性欲の限界を迎えてしまうほどに昂って後ろを向いてしまうように仕向けたのだ。

 生足をチラリと見せたのも、直に乳房を押し付けたのも、何度も耳元で情欲を刺激する声を出したのも、全ては我慢できずに振り返り澪の裸体を見ようとする智樹にさらなるお預けをするためであった。

 それもただのお預けではない、その絶妙に着物で隠された裏には何も身に纏っておらず、それも股間を愛液で濡らしていることがこれまでの示唆で分かっているのだ。

 

 状態は限りなく分かっているのにその身姿を確認することが出来ない。それが最も男の興奮を煽るのだと「チャーム」によって導かれた澪の心は分かっていた。

 そして事実、智樹はその光景に巴のさらしを使った淫技に勝る興奮を覚えていた。巴の淫技が智樹の求める部分のみを隠すことによる焦らすことでの誘惑なら、澪の淫技はあくまで素材を提供するだけでその全てを智樹の想像力に委ねる事で、智樹が思い描く最高に淫靡な姿を自分自身の手で作らせる誘惑だ。

 

 どっちが優れているというわけではないが、この瞬間においては澪の方に軍配が上がった。

 

 二人の最高のストリップに完全にその情欲を貯め込んだ肉棒をパンツの中から引きずり出す。それが、智樹が満足した証拠と受け取ったのか、澪は広げていた着物を色っぽく脱ぎ捨てていく。

 

 智樹の目前にようやくさらされた澪のお尻は、巴と比べると少し小ぶりな可愛らしいものであった。しかし、それは劣っていることを意味しない。巴と比しても十分なくらい引き締まっており、それでいて安産型の理想的な形は澪と言う日本美女に似通った容姿に非常に合っていた。そして何より未だに細い糸を垂らすその秘部が、智樹に最初に犯す獲物を決めさせるには十分だった。

100話達成記念で見たい陵辱系の後日談はどれ?

  • オクトパストラベラー
  • 月が導く異世界道中
  • 龍が如く
  • イリスのアトリエ
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • 異世界はスマートフォンと共に。
  • 銀魂
  • 仮面ライダーシリーズ
  • デビルメイクライ
  • ペルソナシリーズ
  • 聖女の魔力は万能です
  • Fate/Samurai Remnant
  • 百錬の覇王と聖約の戦乙女
  • SAO
  • 名探偵コナン
  • ハズレ枠の状態異常スキル
  • 魔法科高校の劣等生
  • ハリー・ポッター
  • 悪役令嬢レベル99
  • 忍の一時
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