もしリアスを奪われたライザーが、その復讐に彼女の母親であるヴェネラナに目を付けたら?
支部の方でハイスクールddのキャラ書いているうちにちょっと自分の中で熱が再燃したので、投稿します。
男、ライザー・フェニックスは人生一番の緊張と死の香りにその身の震えを抑えるのに必死だった。フェニックス家の跡取りともあろうものが怯えるなど、普通なら家の恥とでも思われそうだが、彼が置かれた状況を知れば臆さぬ方がどうかしていると誰もが納得するだろう。
むしろ、表面上は優雅にワイングラスを傾けて、顔に笑みを浮かべる彼の胆力を誰もが称賛したはずだ。
それほどの存在が、彼の前に座っていた。ただそこに両足を組んで座っているだけで、魔王さえも震え上がらせ、空間さえも悲鳴をあげる圧を放つ絶世の美女がそこにいるのだから。
ヴェネラナ・グレモリー。
グレモリー家現当主、ジオティクス・グレモリーの妻。
そして、『亜麻髪の絶滅淑女』の異名を持ちし、バアル家最強の女悪魔と恐れられた魔王に比する女。
そんな、ライザーとは格も実力も桁違いの女性が今、彼の目の前で柔らかい微笑みを浮かべながら両手を足を組んだ膝の上に置いて座っていた。
その顔に、敵意や害意と言った感情は皆無だ。むしろ、ライザーを見る彼女の瞳には同情や謝罪のような意思が感じられる。だが、それでも空間がビリビリとひび割れているような錯覚を覚えるのは、彼女が持つ底の見えない莫大な魔力が原因なのだろう。
「言うまでもないけど、災難な目にあっちゃったわね、ライザー君。あなたの身に起こったことは、私もグレモリー卿もよく理解しているわ」
ヴェネラナが話す。ただそれだけで耳が幸せになる感覚を、ライザーは覚えた。それほどまでに、バアル最強の女悪魔と謳われた彼女の声は美しかった。いや、美しいのは声だけではない。その容姿もまた、最高級の美貌を持っている。
彼女の異名にもなっている亜麻色の髪は、悪魔なのにまるで女神の絹糸のように美しく、芳醇な香りが漂っていて。相貌はライザーの許嫁であったリアスと瓜二つでありながら、その美貌をより大人に、そして淫靡にしたような色気に包まれている。
そして何よりも目を引くのが、彼女のプロポーション。彼女が見に纏うドレスを下から大きく押し上げる、もはやメロンと呼ぶべき豊満な胸部。そして芸術的な曲線美を描くくびれと、とても子供を二人も出産したとは思えない締まりのようさそうな臀部。
全てが、極上の女としての素養を完璧に満たしている。
「私の息子と娘が迷惑をかけたわね。あなたとリアスの結婚式は完全にご破産となって、実質的にグレモリー家とフェニックス家の縁談の約束は無効……と言う事になってしまったわ」
定められた台本をなぞるように語るヴェネラナの言葉に、ようやくライザーは彼女の魅力的な体付きから話の内容へと意識を向けた。
だがそれは、ライザーにとって好ましい話題ではない。なんなら、今こうしてヴェネラナが自分と向き合う状況になっている事自体が、彼にとって最低の恥辱の出来事が現実だったと認めさせる証明になってしまっている。
それはヴェネラナも口にした通りの事。自身と許嫁であった彼女の娘、リアス・グレモリーとの婚姻破綻。それも、一度正々堂々と結婚の是非を決める勝負を行い、それに敗北しておきながら、そんなの知らんとばかりに結婚式場を襲撃した彼女の眷属による花嫁の奪還。
そこでライザーは大勢の悪魔の重鎮や両親がいる前で、婚約者を奪われた挙句にたかがポーンの眷属一人に敗北すると言う最大級の辱めを受けたのだ。
その時の事を思い出すだけで、腸が煮え繰り返る。怒りが全身を支配して、自分からリアスを奪ったあのクソガキを殺してやりたいと指に力が入りそうになる。
だがそれを、ライザーはギリギリのところで耐えた。それは、目の前にいる圧倒的な力量差を感じさせる元婚約者の母親を前にして怒りよりも恐怖が優ってしまったのが一つ。
もう一つは、この話し合いを自分の有利になるよう進めなければ、悪魔たちの中での自身の地位を完全に失ってしまうと言う冷静な判断によるものだ。
「でも、グレモリー卿の妻である私を指名してこんな話し合いの場を設けたと言うことは、その埋め合わせを要求したい……と言う解釈であっているかしら?」
ニコニコと聖母のような優しい笑みを浮かべていたヴェネラナの瞳が、ほんの僅かに細まる。それは微かな変化であれど、目の前に座っているライザーは文字通り蛇に睨まれた蛙のような心地だ。
さすが、様々な勢力争いや権力闘争が行われる上級悪魔の最上位を生きるグレモリー卿の妻と言うべきか。交渉と言う、ライザーにとって得意のカード一つ取っても、彼女の方に分があるようだ。
「ふふっ、そんな怖がらないで。今回のことはこちらに非があるんだから。私たちグレモリー家はできるだけの範囲でライザー君への補償をすると約束するわ」
だがその微細な視線の変化も、次の瞬間には一転して優しい微笑みに変わってしまう。その途端に、周辺を包んでいた重圧も弱まったように感じられて。ライザーは先ほどから自分とこの空間を締め上げていた重圧さえもヴェネラナの交渉の一環であった事を知った。
それに、心臓が早鐘を打つ。全身からびっしょりと汗が流れて、自分と相手の場数の違いを嫌でも直視させられた。
恐るべきグレモリーの女悪魔。ライザーの瞳の奥に、リアスが見せたあの破壊の力がフラッシュバックする。直撃すれば不死の力を持つ自分でさえも、もしや?と思わせたほどの絶大な破壊力。それと同等の力を、彼女の母であるヴェネラナが持っていないはずがない。むしろ、感じ取る事さえ出来ない膨大な魔力を思えば、より強大であると考える方が自然だ。
「……それは、ありがたいな」
絞り出したライザーの声に、震えがなかったのはもはや奇跡だ。それはひとえに、彼がこの場にいるのはライザー個人としてではなく、フェニックス家代表として来ている事からの責任もあった。
数日前、ご破産した両家の結婚の後始末をするために話し合いの場が設けられるのが決まった時、ライザーは自身の父に今回の事件の被害者たる自分が家の代表として向かうべきだと力説した。同時に、こちらはグレモリー側の代表を指名する権利があるはずだとも。
通常であれば、三男であるライザーを代表として送ることも、その彼がグレモリー卿の妻を指名して出向かせる事も、相手の家への度し難い侮辱だ。
だが今回、先に名誉を傷つけられたのはライザーの方であり、ルシファーとリアス・グレモリーの貴族にあるまじきわがままの犠牲にされたと言う言い分が、こちらにはあった。
だがそれでも、その明らかなグレモリー家側の落ち度を指摘しても、ライザーはヴェネラナがこの話し合いの席に来てくれるとは思っていなかった。むしろ、娘の無礼の謝罪と釣り合いが取れないと話し合いの席自体を無かった事にされる恐れもあった。
しかし、彼女は来た。ライザーの指名に応えて、この話し合いの場に夫の眷属も連れずに一人で現れたのだ。それは、彼女がこちらを侮っているのもあるのだろう。千年近い年下の、娘のポーンにさえ負けた若造だと。
その屈辱を、ライザーは受け入れる。たとえ噛みついたところで、直接戦闘で自分が彼女に勝てる可能性は万に一つもないのだから。
だから、代わりに。ライザーは相手がこちらの要求を、できる範囲でなんでも叶えると約束した状況を盾にする。
「……しかし、私が不当な扱いを受けたことを認めるんだな? 我がフェニックス家、特に私に対してこの理不尽な行いの償いをしてくれると?」
「ええ、私はこの場にグレモリー卿の代行として来てるわ。だから、私の言葉はグレモリー卿の言葉と思ってくれて構わないわよ」
ヴェネラナの笑みは依然変わらず、表情も笑顔のままピクリとも動かない……だが、彼女が口にした言葉は、確かにライザーの望む答えであった。
ライザーは自身の震えを抑えるのに必死だった。恐れではなく、期待による震えを……。
「私は婚姻を拒絶された。あなたが言うように、この結婚はもう実ることはないだろう。だが、それはもういいんだ」
ライザーの動悸がさらに早まる。この先を言えば、もう後戻り出来ない危険な賭けになると理解しているから。
それでもライザーは、勝てば落ち目となった自分の悪魔生を一発大逆転に導く賭けに、自分の命と全ての幸運をベットする事を選んだ。
「リアスには、もう興味はない。私が欲しいのはあなただ」
ゾッと、部屋の空気が一瞬にして氷点下にまで下がった。先ほど感じていた重圧が児戯に思えるほどの強烈な負荷がライザーの全身を打ち据え、彼の体を机へと押し潰す。
呻き声一つあげることが出来ない。そんな状態にまでライザーがなって、ようやく。亜麻髪の絶滅淑女は反応を示した。
「あら、そうなの?」
声そのものに死が乗っていると言う感覚を、ライザーは初めて知った。それほどまでに、目の前の美女の口から溢れたたった二つの言葉は、今までライザーが相手にして来たどんな悪魔よりも彼に絶望の二文字を刻み込んだ。
机に張り付く顔を必死に動かせば、ヴェネラナの顔の笑みが凍り付き、その目が危険な光に輝いているのが見えた。
この時点で、おそらくほとんどの者が死を覚悟して諦めただろう。亜麻髪の絶滅淑女を怒らせると言う、グレモリー卿でさえ避ける逆鱗に触れた事を悔いて、塵一つ残さず惨めに消し飛ばされる未来を受け入れるはずだ。
だが、ライザーはここまで来て臆病風に吹かれるつもりはなかった。やっと、念願が叶うという瀬戸際まで来たのだ。もしここで死ねば、おそらく自分が復活することはないと、ライザーは理解している。それでも、その危険を犯すに足る賭けだと、彼は己を奮い立たせた。
「あ、ああ……! そ、そうだ」
口を開くだけでも宇宙空間で呼吸しようとするような筆舌に尽くし難い辛さが伴う。それでも自身の不死の力を総動員して、ライザーは目の前の恐るべき美女へと交渉を持ちかけるのだ。
「あなたは、言ったな。私の言葉は、グレモリー卿の言葉だと! 同じように、フェニックス家の代表として来た私の判断は、フェニックス家の総意となる!……っ、かはっ!」
「…………」
死に物狂いで口にした言葉。先ほどヴェネラナが口にした宣言を持ち出した交渉に、ようやく重圧が和らいだ。と言っても、机から体を離すことが出来たぐらいで依然として全身を押し潰さんばかりの重圧は変わっていない。
それでも、これが自分がグレモリー卿の代わりとしてここにいて、自身が口にした約束はグレモリー家の名に誓った約束であると理解したヴェネラナの最大限の譲歩なのだろう。
そして、口を開くことが出来るようになったのならば、ライザーにはまだ勝機が残されているのだ。
「はぁ、はぁ……あなたの娘は、私を公衆の面前で、侮辱してくれた。あなたの息子は、我が一族を犠牲にして、妹を依怙贔屓した」
荒い息を吐きながらも、今言葉を続けなければ終わりだとライザーは自身に言い聞かせた。
なぜなら今はまだヴェネラナが怒りでこの場に留まってくれているが、もし冷静になってライザーが言った事をグレモリー卿やライザーの父に告げればいいと判断すればどうなるか?
貴族の三男が、交渉の場で同格の貴族の当主の妻に関係を迫った。それは、リアスが行った結婚式での婚約破棄なんて目じゃないほどの、相手の家への侮辱だ。間違いなく、今回の一件を帳消しにしてもなおフェニックス家は謝罪を求められるし、ライザーは父によって勘当……いや、処刑されるだろう。
「私は、グレモリー家とフェニックス家の間の長い友情と同盟関係を壊したくはないが……それでも、この件を多少の補償で無かった事にするのはフェニックス家への侮辱ではないか?」
だから今は、ヴェネラナが冷静な思考を取り戻す前に彼女へと自分の言葉を届けなくてはならない。ライザーの言い分が、一定の理を持っているのだと判断させなくては、彼の死は確定するのだ。
「もしあなたが私の要求に同意しないというのなら、私は両家の関係が終わらないとは約束できない。そして、長年の両家の関係に亀裂を入れた事件のあらぬ噂を、多少の尾鰭が付いて出回る事を止められないかもしれない。その時、魔界の他の一族は、気に入らないからと約束や勝負の結果を覆すグレモリーの兄妹をどう思うかな?」
一息で、ここまでの全てをライザーは言い切った。もしこれで何の反応もなければ、自分は終わりだと、彼の心臓が胸を突き破らんばかりに高鳴る。
一秒、二秒、三秒
沈黙が続き、ライザーが何か苦し紛れの言葉を追加しようとした時だ。
「――――」
スッと、突然ヴェネラナが自身の肩に手を伸ばし、ドレスの肩紐を一つずつ外した。そしてそのまま、彼女は椅子から立ち上がりながらドレスの上部を引き下ろすと、セクシーな黒の下着に包まれた豊満な胸を外気に露出させたのだ。
それは、ライザーが期待していたどんな反応とも異なっていた。美しきグレモリーの女悪魔は、自身の胸を晒してもなお、変わる事のない笑顔をその息を飲むほど整った顔に浮かべていて。しかし、にこやかに細められた瞳から僅かに覗いた眼光は、まるで害虫を見るようにライザーの事を見下していた。
「これがあなたの望みなの、ライザー君? こんなことが、あなたがフェニックス家の名を背負ってまでやりたかった事なのかしら? 私と一夜を共にすることを? …………そう。それがフェニックス家が望むことだと言うなら……好きにするといいわ」
声は平坦だった。一切の感情が抜け落ちたような、底冷えするほどに恐ろしい美声。だが、その言葉は間違いなくライザーの賭けが勝った事を示していた。
だからライザーはゆっくりと立ち上がると、緊張している様子をおくびにも出さないように、目の前の千年近く年上の女悪魔の前へと並び立った。そうすれば、二人の身長差がより良く現れる。悪魔の中でも高身長のライザーは、モデル体型の美女であるヴェネラナよりも背が高く、必然彼女は彼を見上げる形になった。
それなのに、ライザーは欠片も見上げられているなんて思わなかった。むしろ上から見下ろしてもなお、自分は見下されているのだと彼の五感全てが感じていた。それほどまでに、ヴェネラナの目は絶対的な上位者としての格に満ちている。
だが、それに迎合する必要などない。
なぜなら、ライザーはもう決定的な境界線を踏み越えたのだから。ヴェネラナの口から、『自分の体を好きにしていい』と言う言葉に等しい言質を取ったのだ。
その意味を、価値を、彼はよく理解している。魔界に住まう全男悪魔は愚か、天使や堕天使でさえ魅了するヴェネラナの女体。それを好きにして良いと言う権利の前には、彼の目の前に差し出された宝玉の如き美しい乳房さえも些事に感じられるのだ。
「それじゃ、見せてもらおうじゃないか。あなたの全てを。美しき亜麻髪の絶滅淑女の女体を」
ここまで来れば、もうライザーの心に恐怖な無かった。一線を超えたと言う高揚と興奮が、彼から今も全身にぶつけられている殺意や死の気配を覆い隠してしまったのだ。
その彼の変化に、ほんの些細だがヴェネラナは眉を顰めた。それが、自身の本気の殺気にさえも動じずに太々しく最低な要求をして来たライザーへと警戒を上げた事を意味する。
「ええ、わかったわ。それがフェニックス家がグレモリー家へと求める償いだと言うのなら……ね」
多分に含みが込められた言葉を告げると、グレモリー卿の妻、ヴェネラナ・グレモリーはフェニックス家の三男であるライザーの前でその身に纏う衣服を脱ぎ始めた。
彼女はまず胸を露出させたドレスに指を引っ掛けると、そのまま下まで一息に引き下ろす。女の美を引き立てる衣装。それを脱ぎ捨てて現れるのは、むしろより美を引き上げるような至極の白肌。子持ちの熟女とは思えない、シミ一つないきめ細やかな肌艶。吸い付きたくなるようなお腹に、可愛らしいお臍。ブラジャーと同じ、セクシーな黒のショーツに包まれた鼠蹊部は一度見たら二度と忘れられないほど淫靡さと極上の色気に満ちている。
「おお……!」
思わず漏れたライザーの感嘆のため息が、ヴェネラナの美を物語った。
ライザーには、彼の眷属たる女性たちで構成されたハーレムが存在する。そこに所属するのは、彼が時間をかけて集めた見た目も実力も一流の美女、美少女ばかり。
そんな彼女たちの裸体を、これまで何度もライザーは味わって来た。つまり、彼は様々な女体を知り尽くしているのだ。
そのライザーが、目を奪われた。まだ恥部さえも見せていないヴェネラナの下着姿に、見惚れてしまった。
それほどに美しいのだ、ヴェネラナ・グレモリーと言う極上の雌は。
「あら、フェニックス家の三男ともあろう人が情けないわね」
そんなライザーを小馬鹿にするように、ヴェネラナが冷たい眼差しを差し向ける。彼女はほとんど裸に近い格好になったと言うのに、その身から放出する威圧や殺気を欠片も曇らせてはいなかった。
彼女は氷のように固定化された微笑みのまま、自身の下着の裾へと親指を引っ掛ける。そしてスルスルと、亜麻色の髪の悪魔は自身の黒のショーツを肉付きの良い太腿へと下ろし、そのまま小麦色の美しい脚へ、そしてヒールの付いたサンダルに当たらないように脱ぎ捨てた。
そこに、一切男を誘惑するような素振りはない。機械的な動きに近かった。なのに、彼女が下着を脱ぐと言う動作だけで、どんな淫魔の雄を煽るストリップよりも魅力的な色気がそこには内包されているのだ。
「そのサンダルはそのままで良い」
「…………そう。いいご趣味ね」
そのままサンダルを脱ぎ捨てるようとした彼女へと、ライザーは待ったをかける。それは全裸よりも多少装飾品が残っていた方がよりフェチズムをくすぐるとわかっているからこその要求で、ライザーの言葉の意味を正しく理解したヴェネラナが害虫から蛆虫を見るような目に変わった。
サンダルに伸ばしていた手を戻した彼女は、代わりに自身の背中へと手を回す。それが、彼女の豊満な胸を抑えるブラジャーのホックを外すためだとライザーが察するの同時に、カチッと言う微かな音と共に、最後の布が落ちた。
そして露わになったのは、究極の美巨乳だ。一切のたるみを感じさせない丸みを帯びた豊満な乳房が、ブラジャーと言う圧迫を無くしてぶるんと上下に揺れる。その中央でふっくらと存在を主張するピンクの突起は、まだ勃起していないはずなのに指腹で摘めそうなほど大きい。
そして衣服をサンダル以外全て脱ぎ捨てた彼女は、そのまま体を伸ばして直立して、ライザーに自身の完璧なプロポーションを隠す事なく隅々まで晒した。
先ほどじっくり見た乳房はもちろん、下着を脱ぎ捨てる動作に気を取られてよく見えなかった彼女の臀部も。二人の子供を産んで、何世紀にも渡って育てて来た母親の尻とは思えない引き締まった理想の安産型。指が吸い付きそうな尻肌の中心には、綺麗な割れ目とその上で微風に揺れてそよぐ剃られた陰毛の茂み。それらを挟み込むムチムチの太腿。
感動とはこう言う事だ。ギリシャの彫刻を見た人々が、その完成度に釘付けになったように。ライザーは今、ヴェネラナと言う女体美の一つの究極に、心奪われていた。
それは、ライザーのハーレムの女性たちでさえ敵わない。彼のクイーンであるユベルナでさえ、ヴェネラナ・グレモリーと比べると天と地ほどの差を感じてしまう。そして間違いなく、その攻略難易度も桁が違うはずだ。
それでも、ライザーには自信があった。自分が、このヴェネラナ・グレモリーを屈服させる自信が。
「想像の通りだったかしら、ライザー君?」
彼女の体にまたも見惚れてしまったライザーを、ヴェネラナの哀れみさえ感じさせる嘲笑が呼び戻す。
いつのまにか、彼女はライザーのすぐ目の前で両腕を組んで立っていた。彼女の腕に掬われた下乳が押し上げられ、そのデカさをより強調するようにたぷんと揺れる。
彼女の顔は相変わらず女神のような慈愛溢れる微笑みと、生ゴミでも見るような冷徹な眼差しが同居しており、それはそういう気がないライザーでさえ思わず被虐心を覚えさせられてしまうほど。
だがこのままその眼差しに興奮してしまえば、亜麻髪の絶滅淑女を堕とすなど夢のまた夢。ライザーは精一杯の虚勢を張って、ヴェネラナを見下した。
「その、ライザー“君”とやらをやめてもらおう。私は君の子供ではないし、ここには対等な存在として来ているのだからな」
そして、自身の言葉にヴェネラナが何かを言おうとするよりも前に、ライザーはずっと触りたいと渇望していた彼女の豊満な胸の突起を指で摘み上げる。
「んっ……」
ヴェネラナの麗しい唇から、微かだが艶やかな声が漏れた。そのたった一文字の音色を聞いた瞬間、ライザーはめちゃくちゃに彼女の胸をむしゃぶりつきたい衝動に駆られた。それほどの蠱惑的な誘惑が、その音には込められていたのだから。
それでもライザーはその衝動を必死に抑えた。なぜなら彼は知っているからだ。初めて体を重ねる相手を獣欲の赴くままに犯したところで、決して望む快感を相手に与えられないことに。それはライザーがハーレムの女性たちと交わり合って知った真理だ。
特に、ヴェネラナ・グレモリーのような傑物相手に考えなしに欲望へ身を任せる事がどれだけ愚かしいか、ライザーは自分に言い聞かせた。
だからライザーは、ねっとり、じっくりと人差し指と親指だけを使って乳首だけを責め立てた。ピンと勃つ桜色を巧みに捏ねくり回し、特定の部位を適切な力で押し込む。それは彼がハーレムの女たちを相手に磨き上げた性技だ。性感帯も癖も、何もかも知り尽くした彼女たちの体を練習台にして磨いたそれは、最初は軽い刺激にしか感じさせず、しかし繰り返す事で胸だけでイケるほどの強い快感を女に与える愛撫。
「ふふ、ずいぶんと私の胸に夢中みた、んああっ……!!」
そしてヴェネラナがこの愛撫の罠に嵌り、余裕そうに彼を揶揄おうとした瞬間を狙って、ライザーはじっくりと嬲って敏感にした彼女の乳首をギュッと摘んだ。
途端に、ヴェネラナが体をビクンと震わせて、その口から明らかな甘い艶声を響かせる。彼女の余裕を見せるために組まれていた腕が解かれ、ほとんど無意識にだろうがライザーの手を止めるように添えられた。
軽イキしたのだ。あのヴェネラナ・グレモリーが、彼女にとっては木端にしかすぎないようなライザー・フェニックスの愛撫で浅いとは言え絶頂を迎えた。
その事実に、ライザーは歓喜した。同時に、自分ならこの女を堕とす事ができると確信した。
彼の視界の前で、自分がナニを迎えてしまったのか気づいたヴェネラナが、ほんの一瞬だけ瞳に悔しげな色を見せてから、即座に以前のようなにこやかな笑みを顔に浮かべて見せる。ただし、今度は口を真一文字に閉じて、一言足りとて甘い声を出さないようにだ。
だがもう遅い。ライザーはすでに、ヴェネラナの攻略の糸口を掴んでしまった。彼女が、決して夫の手以外で感じない女ではないと気づいたのだ。
「ククッ……」
ライザーの手が、今まで弄っていた突起とは別の、もう片方の乳頭を撫で始める。もちろん同じように、ねっとりと、じっくりと、優しく紳士的に刺激してだ。
「んっ……ふっ……」
ヴェネラナの口から、先のような甘い嬌声が漏れることはない。だが微かに聞こえる息遣いと、ライザーが乳首の敏感にした部分を擦るたびに身じろぎする体から、確かな手応えをフェニックス家の男は得た。
これは本来なら、彼の妻となるリアス相手にしようとしていた技だ。あの結婚式が計画通りに進んだ場合、晴れて夫婦となった彼女をその日の夜に自室へと連れ込んで調教するために。彼女の全身を自分好みの敏感な体へと変えて、その気高い意志を徹底的に屈服させ、自分を愛して崇拝するただの雌豚悪魔へと堕とすために。
だが一人の小癪な神滅具持ちの小僧によって、その相手はリアス・グレモリーではなく彼女の母親であるヴェネラナ・グレモリーへと変わった。その事を、今ではライザーは確かな喜びを感じている。あれほど憎かったあの小僧へと、殺す前にお礼の一言ぐらいはかけてやっても良いと思えるぐらいだ。
「楽しんでる、みたいね?」
ライザーの巧みな胸への愛撫で体を震えさせながらも、ヴェネラナがなんとか平静を保って声をかけて来た。身長差によって見上げる形となった彼女の眼差し。そこに今まであった殺意が薄くなっているのを見て、ライザーは自身の思い通り事が運んでいると笑みを強める。
だが見下すような口調と嘲るような声色は変わっておらず、それがライザーの癪に触った。ここまで乳首をビンビンに勃たせて、まだ自分の方が立場が上だと思っているのかと。
「それは、自分自身に言っているのかな、ヴェネラナ嬢?」
「…………っ!」
余裕綽々と言うようにニヒルに笑って、ライザーは今までヴェネラナの乳首を触っていた手を彼女の腰へと滑らせる。そして彼の言葉に目線を鋭くした彼女を黙らせるように、グッと彼女を半回転させると、その瑞々しい背中を自身の胸板に押し付けさせた。
ヴェネラナの鎖骨から臀部にかけての肉付きが、直にライザーの胸に感じられる。ほんのりと吸い付く水気は、胸への愛撫で興奮して漏れ出た汗に他ならない。鼻腔を彼女の亜麻色の髪から漂う蜜のように甘い香りが満たし、思わずライザーは彼女の首筋へと顔を埋めた。
「良い匂いだ。それに、ずいぶんと体が熱くなっているようだな」
ライザーの言葉への返答は無言。今の彼の言葉に、何を言い返しても向こうの理にしかならないとわかっているからだろう。
そういう聡いところも含めて、実に堕とし甲斐がある女だ。
より一層ヴェネラナを自分の物にしたいと言う欲求を刺激されたライザーが、自身の怒張をズボン越しに彼女の魅惑的な生尻へと押し付けた。
「……っ」
「どうだ? なかなかの物だろう? フェニックス家の男の生殖器は」
スリスリと、彼女の柔らかな割れ目で扱くようにズボンの下の怒張を上下させる。
ライザーの雄棒はフェニックス家の兄弟たちの中で最も女を堕とす事に特化した形だ。それは大きさや固さはもとより、女を興奮させる臭いや熱を持っているからこそだ。そんな物をズボン越しとは言え擦り付けられれば、普通の女なら即座に股座を濡らすだろう。
普通の女なら、だが。
「…………」
ライザーの手が、ヴェネラナの短く処理された陰毛の上を滑り、親指が彼女のクリトリスを卑猥に撫でる。何度か軽く刺激してから、ゆっくりとその下の縦筋へと指をなぞらせると、そこはまだ完全に乾いていた。少なくとも、ライザーにはそう感じられた。
(さすがはグレモリー卿の奥方か。あれだけ愛撫され、軽イキまで味わっても股間を濡らさないとはな)
「あら、どうかしたのかしら?」
目的の反応が見られなかった。それを自分の陰裂を触るライザーの様子で察したヴェネラナが、一転また見下した目で彼を嘲笑う。
それに、微かに何十人もの女を抱いて堕として来たハーレムの王としての自尊心を傷つけられたライザーだが、同時に外側がダメなら内側はどうだろうと思考を進めた。
「……っ!?」
中指と薬指が、二人の子供を持つ人妻の陰裂を広げて、その膣中へと侵入して行く。それに微かに身を震わせたヴェネラナの気配を感じて、ライザーは自分は正しかったと確信した。その想いを証明するように、彼女の膣中の奥へ奥へと挿入されて行った指先が……くちゅりと、確かな湿気のぬるみを感じたのだ。
「なんだ、ちゃんと感じているじゃないか」
「……っ、!? っあ、ああ……っ!」
それを確かめた瞬間、ライザーは再び沈黙に逃げようとしたヴェネラナの頬を掴むと、口を閉じられないようにしてから膣中へ埋めた指を曲げた。ぐりっと彼女のざらざらとした膣襞を指先が擦り、その刺激に今まで必死に艶声を耐えてきた彼女の口が嬌声を漏らした。
「ククッ、良い声じゃないか。もっと早く聞かせてほしかったよ」
「……くっ!!」
今度こそ完全にライザーが見下し、嘲る番となった。彼の嘲笑の声に、ヴェネラナが悔しげに頭を振って頬を掴むライザーの拘束から逃れる。それを妨害したり、再び捕まえる必要はない。なぜなら時間はまだたっぷりとあって、彼女が自身のテクニックにしっかりと股間を濡らして喘ぎ声もあげるのだとわかったのだから。
「それなら、あなたが自分から喘ぎたくなるまで、たっぷりと可愛がってやろう。ヴェネラナ・グレモリーちゃん」
自身を君付けで呼んだ意趣返しと言うように、千歳以上も年上の女性をちゃん付けで呼んだライザーは、そのまま積極的に彼女の女体美を弄り始める。膣中に入れた中指と薬指を出し入れし、もう片方の手で再び彼女の乳房を開発する。
くちゅくちゅ♡ くりくりくり♡
グレモリー家とフェニックス家の交渉の場として用意された部屋で行われる、フェニックス代表によるグレモリー代表への調教行為。それはともすれば、両家の力関係を表す光景になりかねない光景。
だが、ただ調教される側がする側の男より下の存在に思われないのは、秘部を弄られる女性が決して艶声を漏らさないからだろう。
ヴェネラナは、あれから微笑む事さえやめて完全な無表情でライザーからの愛撫を受け入れ続けていた。
それは5分、10分と続き、おそらく30分ほどの時間が経って、ようやくヴェネラナの体が性的反応を示した。
「――――ッ、んっ!」
びくりと、しばらくぶりに彼女の体が震えて、ドロリとした粘着性のある液体が彼女の蜜壺から溢れ出す。
軽イキとは違う、本気の絶頂。
女性のイカせ方を熟知したライザーのテクニックの前には、強情に快感を拒み続けたグレモリー夫人でさえ耐える事が出来なかったのだ。
それはつまり、亜麻髪の絶滅淑女と恐れられた女悪魔最強格の彼女でさえ、所詮はただの女でしかなかったと言う事。どれだけ歳を重ね、絶大な力を持っていようと、ライザーの手にかかれば絶世の美貌を持った牝でしかない。
「はぁ、はぁ……それで? こんなことして何か意味があると思っているのかしら、ライザー・フェニックス? 私の体はあなたの指の動きに反応しただけよ。男の紳士的でくすぐるような指の動きに動じないほど、私は不感症じゃないのよ」
それでも、秘所を濡らし乳首が固くなっても、ヴェネラナは決してライザーに弱みを見せなかった。むしろ変わらず皮肉と嘲りのこもった口調を口にして、自身の優位性を崩そうともしない。
その気高さは、実に素晴らしい。ここまでされて上から目線で相手を小馬鹿にできる者など、そうはいまい。
だが今のヴェネラナの余裕ぶった態度は、実際に彼女の性器の震えを指で感じているライザーにとって、口の笑みを強くするだけでしかなかった。
「今からその生意気な口をこれ以上言えないようにしてやろう」
ライザーはヴェネラナの濡れた膣から指を抜き、散々弄んだ乳首からも手を引くと、彼女から離れてみせる。それに対して彼女が訝しげに彼の方へと振り向いた時、ライザーはすでにシャツのボタンを外し、ズボンのベルトを取り外していた。
「その濡れた秘裂を可愛がってやる。さぁ、相応しい姿勢を取れ」
「…………そう」
ついに露わとなったライザーの巨大な剛直。普通の女や彼のハーレムの女たちが見れば即座に股を濡らして、発情したように表情を蕩けさせるその逞しい雄の象徴。
しかし、ヴェネラナはそれを見ても何の反応も示さないどころか、蠱惑的で、しかし内側に致死の毒を内包したような笑みを浮かべて目を細めた。それはまるで、ライザーの生殖器を値踏みしているような視線。彼女にとって、この規格外の肉棒さえも俯瞰的に観察できる存在でしかないのだ。
だがそんなヴェネラナの反応は、すでにライザーには織り込み済みだった。あれだけ性的な行為に対して余裕の態度を貫いていた女が、今さら並の女を一発で魅了する巨根を見た程度で目の色を変えるわけがないと。
「ふぅん……それで? 相応しい姿勢ってどんな姿勢なのかしら、ライザー・フェニックス?」
変わる事のない不敵な態度。それにこちらも余裕の態度を崩さずに優雅に苦笑したライザーは、わざとらしく肩をすくめると、嘲笑うように手を振った。
「ソファの背もたれに手をついて屈むだけだ。まぁ、すぐに変わってしまうと思うがな」
最後の言葉に込められた意味。それを感じ取ったヴェネラナが目尻をピクリと動かすが、何も言わずにソファの背もたれへと手をついて身を屈める。そうすれば、ライザーの目には首筋から尻のカーブに至るまでの曲線美と汚れのない小麦色の艶肌がよく映った。
この宝石が、これから自分の物となる。その興奮と幸福を噛み締めながら、ライザーは震えそうになる手をヴェネラナの腰へと這わせた。
「脚を広げろ」
「…………」
ライザーの、フェニックス家の三男からグレモリー家当主の妻への命令。その明らかに身分を弁えない行為に対して、ヴェネラナは後ろ目にジロリと睨みつけただけで言われた通りに足を左右に広げた。お尻の割れ目が開き、彼女の魅惑的な陰裂と肉ビラが垣間見える。
その光景に、ライザーは湧き上がる征服感を抑える事は出来なかった。あのヴェネラナ・グレモリーが自分の命令に従って女陰を広げている。それに、雄として昂りを覚えない男などいるはずがない。
だがまだだ。これはまだ、グレモリー側からフェニックス側への贖罪と言う名目があってこそ成り立つ服従。それをライザーはこれから永遠の物としなくてはならない。
くちゅり、とライザーの怒張の先端がヴェネラナの露出した蜜壺に当てがわれる。女陰は、もう十分なほど濡れている。その水気を味わうように、何度かライザーは亀頭を膣口に沿って円を描くように回す。
「んっ……ぁっ、ああっ……! ふぅ……ふぅ、んんぁっ……!」
ヴェネラナの口から、抑えきれなかった艶声が漏れる。長い事かけて昂らせた性感は、もう彼女ほどの大悪魔でさえ隠し切る事が出来なくなったらしい。それでも、決して表情に淫靡な色を出さないのは流石と言うしかない。
もっともそんな些細な抵抗、ライザーからすればより加虐心を煽るものにしかならないが。
「挿れるぞ」
「はぁ、はぁ……どうぞ。せいぜい、早漏れしないことね」
ライザーの宣言に、それでも強気な態度を崩さない様はグレモリー卿の女王として相応しい姿だ。それをこれから、自分の肉棒で蕩けさせてみせる。
血管が浮き出るほどに勃起した肉棒を、ヴェネラナの秘部に対してしっかりと固定する。そして一息に、ライザーは剛直を膣中へと突き刺した。
「あっ、ああぁぁああ……!」
「お、おおお!」
ヴェネラナの膣内は、二人の子供を出産したとは思えないほどキツかった。挿れた瞬間にミチミチと肉茎を締め付けてくる肉襞、それでいて愛撫で濡れた膣道はスムーズに剛直を滑らせて最奥まで咥え込んで来る。
その極上の名器ぶりに、ライザーの口から感動の呻き声が溢れる。それは最強の女悪魔からすれば付け入る隙になってしまうが、幸いヴェネラナが挿入の衝撃にあげた嬌声で打ち消された。
「クク、生娘のような声をあげるじゃないか」
「…………っ!」
自身もまた童貞のような声をあげてしまった事が気づかれていないのを良いことに、ライザーは嘲笑をヴェネラナへと投げかける。その言葉に、ようやく顔を怒りと羞恥で赤く染めた彼女は再び口をキツく引き締めた。
それに対して、ライザーはいじめっ子のようにニタニタと笑いながら、ゆっくりピストンを開始する。じっくり、ネッチョリと……自身の生殖棒を彼女の内に馴染ませるように。
「ふっ……うっ……」
始まった剛直のピストンに対して、ヴェネラナは気丈にも抵抗の意思を見せていた。だがそれも、最初の数分だけだ。
「んっ……んふっ……ぁっ……ぁあっ、あ……!」
数回のピストンでヴェネラナの敏感な部分を察したライザーが、そこを重点的に抉るようにピストンを速める。さらに前後運動によって揺れる魅惑的な彼女の乳房へと後ろから手を伸ばすと、すっかり性感を開発された乳首を再び弄んで行く。
「ん、んん゛っ……んあっ! あん、ああ゛っ! ふぅ……ふぅ……! んぉっ……ぉお゛お゛……っ!!」
必死に快感に耐えようとする彼女の口が、堪えきれずに艶声を響かせる。そしてまた悔しそうに口を噤もうとしては、亀頭でGスポットをぐりぐりと擦られてあられもない声をあげてしまう。
亜麻髪の絶滅淑女を、自分がチンポ一つで完全に意のままに操っている。締まりのキツかった蜜壺が、少しづつ自分の形に広がり始めて、肉茎に絡み付く膣襞の吸い付き具合が増していく。
ヴェネラナと言う極上の雌の体が、自分専用にチューニングされている。
ライザーの肉棒がその快感に興奮して、亀頭からドロリとカウパー液を彼女の膣奥へと塗りたくった。
そう、一滴でも絶大な回復力を使用された者に齎すと言う『フェニックスの涙』をも越す、『フェニックスの興奮液』を。
「あっ、あっ、ああっ! んあっ、あんん゛っ!!」
十数分後、ヴェネラナはもう艶声を欠片も隠す事が出来なくなっていた。それはライザーの性技が巧みなのもあっただろう。だが一番の問題は、ライザーの生殖棒から放たれヴェネラナの膣襞に染み込まされた淫液にあった。
出生率が低い悪魔たちの中で、なぜフェニックス家があれほど兄弟が多いのか。それには様々な理由があるが、その最大の一つとして、フェニックスの生殖器から放出される体液には異性の性感を著しく活性化させて、その繁殖機能を高める効果があった。
それはフェニックス家の中でも直系の血が色濃い男性悪魔にのみ稀に齎される先天性の能力で、それを持つのはフェニックス家の当主を除けば唯一ライザーのみである。
その希少性、そして繁殖率の向上という他の上級悪魔たちと確執を生みかねないために、今に至るまで秘匿されてきたライザーの対女性特攻能力。
これこそが、彼がヴェネラナを堕とす事ができると絶対の自信を抱いていた理由であった。
「はあっ! あっ、ふあっ、ああっ! そ、そんな……なんで、こんなに、ああっ……! 体が、敏感に……あっ、あっ、あああ゛ッッ!!」
困惑と快楽の声をあげるヴェネラナが全身を震わせて絶頂する。それは、二人が深く体を繋げ合ってから早くも5度目になる快感の発露だった。
彼女は、自分がなぜこれほど簡単に何度も性的絶頂を迎えるのか、快楽に犯されてる頭では理解できないだろう。もし正常な状態であったら、ライザーの隠された力に憶測ぐらいは立てられたかもしれないが……全ては遅い。女をイキ狂わすライザーの淫液は、すでに彼女の全身へと浸透している。
「おっ、おおお゛お゛……ッ! んあっ、んひぃっ! イッ、イクッ……また、イッちゃう……ッッ! んんん゛ん゛ィィ……ッ!!」
そしてそこにライザーが磨き上げた女を堕とすセックステクニックが加われば、彼にベッドの上で勝てる女など一人もいない。たとえ女悪魔の中でも最強格と呼ばれるヴェネラナ・グレモリーであろうと、彼と性器を重ね合わせた時点で敗北は決定していたのだ。
もう3時間は優に過ぎた頃、激しい絶頂宣言と共に15回目のアクメを決めたヴェネラナの足が立つことさえままならず膝を折る。ライザーの嘲笑通り、彼女は自分の姿勢を変えられてしまった。
だがそれでも、これほど長く持つのはライザーにとっても予想以上であった。さすがはグレモリー卿の正妻。そのスタミナは、彼が思った以上に遥かに高かったのだ。
だがそれも、予想以上ではあったが予想外ではない。
「んぉぉぉっ……!!」
ソファの背もたれに倒れそうになったヴェネラナの片足を持ち上げると、膝裏をソファの縁に引っかける。そしてそのまま彼女を反転させ、もう片方の足を自身の腰と抱き合うように持ち上げると、対面立位の体勢で深く肉棒を突き上げた。
ヴェネラナの快楽に染まった絶頂顔が、ライザーのすぐ目の前に晒される。もう自分へと憎まれ口一つ叩く余裕もなくなった女へと、彼は何一つ変わることのない激しさで彼女の膣奥へと腰を振って行く。
フェニックス家には、もう一つ性行において有利な能力が備わっている。それはライザーのような先天的に受け継がれた女殺しの能力ではなく、フェニックスに連なる悪魔なら誰しもが大なり小なり持つ特殊能力。
すなわち、無限大に近いスタミナだ。フェニックス家はその不死性に注目されがちだが、この疲れる事のない体力こそ隠れた利点だと、ライザーは数多くの自身の眷属とのセックスで知った。
15人の女悪魔たちと、同時に何日もセックスをしても尽きることのなかった精力。それを、たった一人の女悪魔に全力で注ぎ込んだらどうなるか? その答えは、もはや確定的であるとさえ言える。
「おっ、おっ、おっ♡ イッ、イグッ……! おおお゛っ♡ あっ、ああ゛っ……あああ゛あ゛……ッッ♡」
何時間にも渡る休憩無しのピストンと、絶頂地獄。それに晒され続けたヴェネラナの口は、ついに与えられる快楽に悦びの声を示し始めた。悦楽で染まった体は、自分の膣を貫くのが夫の物でない事を理解しているはずなのに、愛おしそうに肉茎を締め付けてさらなる快楽を得ようと貪欲に収縮する。
そうすればより彼女が次の絶頂の高みに上り詰めるペースは早くなり、ライザーに掴まれた片足をピンっと跳ね上げて20回目の本気アクメを潮と共に吹き出した。
ライザーの性技は、間違いなくヴェネラナ・グレモリーを過去最高の快楽の沼へと浸かり落としている。それは翻って、あのグレモリー卿よりも彼女を満足させていることに他ならない。
ライザーにとって模範ともなった、魔界でもトップクラスの女たらしであるジオティクス・グレモリー。数多くの女関係の逸話で知られる彼の正妻をセックスで虜にしたと言うことはつまり、自身の性技の方が彼よりも優れていると言う証明に他ならない。
「ははは……グレモリー卿、俺はあなたを超えたぞ」
「ああああ゛あ゛……っっ♡」
その達成感に、ライザーの昂りが熱射となってヴェネラナの膣奥を打ち付けた。
びちゃっ♡ ベチャッ♡ と叩きつけられる雄の子種に、フェニックスの体液によって繁殖機能を底上げされた子宮が歓喜に震える。その自身の女を呼び起こす放蕩に、ヴェネラナは熱のこもった吐息をライザーの顔へと浴びせた。
顔と股間、双方から伝わる極上の熱は射精したばかりのライザーの肉棒を萎える間もなく剛直へと固定してくれる。
「んほぉっ!?」
自身の白濁液がたっぷりと蓄えられた子宮を押し潰すように、ライザーが亀頭を荒々しく突き上げる。その衝撃に子宮口から射精したばかりの精液が漏れ出し、まるでヴェネラナがお漏らししたように結合部から流れ出す。
それでも腰振りをやめないライザーは、今度は対面立位の姿勢からヴェネラナをソファへと仰向けで寝かせると、正常位の体勢で攻め立てる。
「あっ♡ あっ♡ 気持ちいい♡ おくっ、あっ♡ 子宮口突かれて、イクぅぅっ……!!」
肉棒を一度として抜かずに、もう何時間経っただろう。ライザーはヴェネラナの膣を貫き、豊満なおっぱいを鷲掴んで揉み込みながら、自身の底無しの体力と性欲に付いて来れる彼女に関心していた。
なぜなら彼はヴェネラナ・グレモリーの瞳の奥に、快楽に犯されながらも確かに残っている意思の兆しを感じ取っているからだ。
この状況は、一見ライザーが完全に彼女を手懐けたように思えるだろうが、彼から言われせればまだここから彼女の逆転の目は残っている。それはこのセックスが、フェニックス家へのグレモリー家による謝罪と言う、ヴェネラナの胸先三寸で終わらせる事ができる物であるからだ。
もし今ここで「これ以上のフェニックス家への贖罪は必要ない」とセックスを拒絶した場合、ライザーは止めることは出来ない。それは両者の戦闘能力が開き過ぎているが故に、無理矢理組み伏せる事は不可能に近いと理解しているからだ。
だから彼はヴェネラナを犯しながらも、彼女にこれ以上の快楽を望まない有無の言葉を口にさせないように細心の注意をしていた。それは彼女の子宮口を激しく突いた後にわざと優しく亀頭で愛撫したり、乳首をくすぐるように摘んだ後に強く捏ねくり回して、決して飽きさせないよう心掛けたライザーのテクニックが証明している。
そしてもう一つ、ライザーがヴェネラナに逃げの一手を打たせない仕掛けも用意している。
「辛そうだな。これ以上は、あなたの体のためにも休憩が必要かな?」
「……ッ! うっ、ふぅ……け、結構よ……! この、私が……この程度の、セックスで……根を上げるはず、ないでしょ……んぉぉぉ゛ッ!!」
「そうか、それなら続けよう」
それは彼女の上級悪魔としてのプライドを刺激するライザーの甘言。何百年の時を生きたヴェネラナ・グレモリーにとって、実の娘と同じ歳頃の悪魔に情けをかけられるなど屈辱でしかないだろう。それも、今まで格下だと見下して、侮ってきた男からの申し出とあらばなおのこと。
つまり、ヴェネラナは自分からこの負け確定のゲームを続ける事を選んだのだ。
強がりを口にして、不適な笑みを浮かべようとしたヴェネラナのクリトリスを指で摘んでアヘらせながら、ライザーはニタニタと自分から堕ちていく愚かな女を嘲笑う。
突き刺した肉棒が無様に表情を変えるかつての許嫁の母親に、昂りを覚えて再び欲望を膣奥へと解放する。
「あああぁぁ……♡♡ 熱い……あったかいのが、奥にびゅっびゅって、出てる……! あっ、あっ、だめ……イッ、イッ、イクッーー!!」
放射される、女を雌へと変えるフェニックスの雄液。それで子宮を蹂躙される事をすっかり最高の快感の一つとして刻み込まされヴェネラナが、さっきまでの威勢を消して与えられる熱に溺れる女へと変わる。
その子宮に注がれる精子が、少しづつ彼女の体を内側からライザー専用の雌へと作り変えている事に気付かぬまま。
「まだまだ話し合いのために設けられた時間はたっぷりあるんだ。たっぷりと楽しみましょう」
「ぁっ、ああ……あひぃ……♡」
膣中出しの法悦で意識の覚束ないヴェネラナの亜麻色の髪を手荒に掴み、涙と汗でだらしのない雌顔を自身の顔前に近づけるライザー。そんな扱いをされても上り詰めさせられた絶頂から戻って来れずにアヘるだけの彼女の顔を、彼はベロリと舐め上げた。
その美しい顎、麗しい唇、整った目鼻立。それを自身の唾液でべちょべちょにしてから、ライザーは自身の舌先をヴェネラナの鼻腔に押し付けた。
「ふごっ……♡」
豚のような鳴き声が絶世の美女の鼻から溢れる。それでも膣中出しアクメの衝撃で放心したままのグレモリー夫人の無様さを笑いながら、ライザーは再びピストンを再開した。
セックス開始から十二時間後。ヴェネラナ絶頂回数36回。ライザー射精回数6回。背面側位。
「どうかな、ヴェネラナ嬢? お疲れのようなら、あなたのために休んであげてもいいのだがな?」
「あんっ♡ あっ♡ つ、疲れてなんか、ないわ……ッ♡ グレモリー家の、女を、ぉお゛ッ♡ 甘く、みないで、ちょうだ、んイグイグイグ……イッーー♡♡」
「おやおや、体をそんなに仰け反らせてイキまくるとはな。もうソファがあなたの愛液でびしょ濡れだ」
「んおぉぉ……♡ おおぉぉ……♡」
じょろ、じょろろろろ、しゃーーーっっ
「ん? くっ、くはははは! まさかあのヴェネラナ・グレモリーが失禁までするとわな! これは良い。実に堕とし甲斐のある女だ!」
セックス開始から24時間後。ヴェネラナ絶頂回数76回、失禁回数6回。ライザー射精回数11回。騎乗位。
「ほら、ヴェネラナ嬢。あなたのペースでやりやすい体位に変えてあげたんだ、しっかりと動いてほしいな」
「んんっ……♡ 生意気な、口を叩かないで……♡ あなたに、情けをかけられ、なくても……ちゃんと腰、振るから♡」
「おいおい、それで振ってるつもりか? セックスはこうやるもの、だ!」
「んおお゛お゛ッッ♡ おっ、おおぉっ♡ わか、わかったわ♡ わかったから、私に、もう一度腰振らせて♡ ちゃんとあなたのチンポ締めるか、あっ、あっイク♡ 失禁アクメ、しちゃう……♡ あ、あああああぁぁぁーーーーッッ♡♡♡」
ぶしゅぅぅぅぅっっ!!
「まったく、たった数回小突かれただけでこれとはな。何が亜麻髪の絶滅淑女だ。お漏らし淑女に変えた方がいいんじゃないかな?」
「んほぉぉ……♡ 気持ちいい……♡ このおチンポでおまんこパコパコされるのに、さいこぉぉ……♡」
「やれやれ、漏らしながら腰を振っているとわな」
セックス開始から36時間後。ヴェネラナ絶頂回数117回、失禁回数24回。ライザー射精回数22回。対面座位。
「ちゅっ、じゅぱっ……クク、すっかりキスする事に抵抗がなくなったなヴェネラナ」
「んあっ、これは贖罪だから♡ リアスが迷惑かけたあなたへの、罪滅ぼし♡ だから、もっとキスして、私のおまんこめちゃくちゃに突いて♡」
「そうかそうか、さすがはグレモリー夫人だ。だが贖罪だけなら、もうキスする必要はないかもな。グレモリー卿に申し訳ない」
「ああっ♡ やだ、やめないでライザー♡ ちゅぱっ、ぢゅるるるっ♡ 夫には、全部黙っておくから♡ ここでのことは全部♡ だからもっと、私の口をあなたの舌で犯して……!」
「なるほど、ヴェネラナから求められては仕方ない。たっぷりとその麗しの口を俺専用の口マンコとしてマーキングしてやろう」
「はぁぁ♡ ライザー専用の、口マンコ……♡ あ、ああああ……ッッ♡」
ぷしゅっ♡ ぷしゃっ♡
セックス開始から48時間後。ヴェネラナ絶頂回数176回、失禁回数54回。ライザー射精回数34回。駅弁体位。
「ふん!ふん! 射精するぞ、ヴェネラナ。膣を締めろ」
「は、はいぃぃ、ライザー様♡ どうぞ、私の熟女マンコにたっぷり種付け射精決めてください!! 子宮口開いて、ライザー様の精子をお待ちしてます!」
びゅるるるるるる!
「んぉぉぉああああーーーーッッ♡♡♡♡」
「ふはははは、すっかり従順になったな。グレモリーの贖罪の姿勢とやらは、ずいぶんと熱心なんだな」
「ふああっ……♡ ぁっ、ぁあ……しょく、ざい? ………………ああ。そんなこと、どうでもいいわ……♡ ライザー様、もっと私をおチンポで突いてください♡」
「――――いいだろう。お前を俺以外どうでもよくなるぐらい愛してやろう。俺のヴェネラナとしてな」
「…………っ♡♡ はい、ライザー様♡♡」
パンッ♡ パンッ♡ パンッ♡
「あっ♡ あっ♡ イキます、ライザー様♡ 私、またライザー様のおチンポに子宮ぐりぐりされて、おっぱい躾けられながら無様に失禁アクメします! ライザー様の腰をおしっこで濡らしてしまう私をお許しくださ、ああ゛っ♡ あああぁぁああぁあ゛ーーーーっっ♡♡」
ライザーがヴェネラナの膣の味を肉棒で味わってからもう60時間以上が経った。そしてそれだけの時間の間、ライザーは1秒たりとて彼女を休ませることなく肉棒を突き刺し、子宮に精液を注ぎ続けた。
何度となく体位を変えて、今は四つん這いになった彼女を後ろから肉棒で突き刺した後背位で腰を振るライザーは、すっかり自分の奴隷として躾け終えた女の384回目の絶頂汁と115回目の失禁を体で受け止める。
すでにお互いとも汗と淫液で全身びしょ濡れで、臭いだけで常人の頭を蕩しそうな卑猥なエキスを部屋中にばら撒いた二人は、それでもまだ貪り足りないとお互いの性器を相手に叩きつけ合う。
それこそ、ライザーに犬のように犯されるヴェネラナは心からの興奮と高揚のまま喘いでいて、その下腹部はまるで妊娠したように大きく膨らんでいる。それが全て、ライザーの精子の重みだと、揺れる自身の胎を感じるだけで絶頂を覚えてしまう彼女は、完全に数日前のヴェネラナ・グレモリーとは別人だ。
自身を見下し、殺意さえ隠そうとしなかった亜麻髪の絶滅淑女はもういない。今のヴェネラナは、自分の精液を求めて淫らに腰を振って膣中出し懇願をしてくる哀れな雌犬。今まで堕として自分のハーレムへと加えてきた眷属たちと何も変わらない、いやもしかしたらそれ以下の最低の家畜雌だ。
ヴェネラナの堕ちっぷりを堪能して、ライザーはその時が来たことを悟った。彼女が従順な様子を見せるようになってから、わざと一度も射精をしていない肉棒を彼女の膣奥で跳ね上げさせた。
「あひっ♡ あっ、はぁぁ♡ おチンポ、やっと膨らんで来たわぁ♡ あっ、あっ♡ 射精して、私の膣中を、またザーメン汁で満たして、んお゛ぉっ!?」
久しぶりの膣中出しの気配を感じて、悦び喘ぐヴェネラナの後頭部を、ライザーは荒々しく掴んで引っ張り上げた。間抜けな声が彼女の顔から漏れて、最強の女悪魔の体が弓形に反らされる。その暴力的な扱いに、しかしギュッと締め付けを増した膣穴へと、彼女を屈服させた雄は変わらず腰を振りながら逆転した力関係を示すように尊大に告げた。
「何を奴隷の分際でご主人様に命令している? お前は俺の肉穴牝豚悪魔だ、違うか?」
「あひっ、あぅ……そ、それはぁぁ……♡」
愛欲に蕩けたヴェネラナのアヘ顔を自身の方へと向けさせて、そのヴァイオレットの瞳を射抜くように睨みつける。
元の二人の力関係を思えば欠片も脅しとならないライザーの眼力を、しかし今のヴェネラナはまるで蛇に睨まれたカエルのように卑屈な笑みを浮かべて見せる。
だがそれでもライザーの言葉を認めるのを最後の一線で戸惑う彼女に、彼は突き刺した肉棒の先端で子宮奥、卵子を生成する器官を突き上げる事で教育した。
「んほぁっ……!! は、はい! そうです! 私はライザー様の肉穴牝豚悪魔です! だから、だからどうかお願いします……! 私の牝豚屈服マンコに、ザーメンを……ライザー様の子種をたっぷり注いでください……!!」
その宣言と共に、ライザーはヴェネラナ・グレモリーの完全なる屈服を確信した。あの亜麻髪の絶滅淑女が、自分の女になったのだと言う達成感に全身が言葉にならない充足感で満たされる。
そして感慨に浸けるライザーの真下では、自身の言葉が主人を満足させるに足りなかったのだと勘違いしたヴェネラナがより惨めに尻をヘコヘコと振って泣きついていた。
「お願いします、膣中に射精してください!!」、「許してライザー様、許してください!」、「もう二度と口答えしませんから! ライザー様の望む物、全部差し上げますから!!」、とついには涙まで流して必死に懇願していて。
ようやくその無様な姿に気づいたライザーは、高まる雄としての興奮を必死に抑えながら、あくまで余裕綽々と言った口調で彼女の懇願をピストン一つで黙らせた。
「いいか、お前はこれから一生俺専用のチンポケースだ。俺が呼んだら、いつ、何時、どこにいても俺の元に駆けつけて跪け。それがお前の……お前たちグレモリー家の代償だ。リアス・グレモリーの代わりに、お前が俺の新たな牝豚奴隷妻となるんだ。ヴェネラナ・フェニックスとなってな」
ライザーの絶対的上位者としての命令。
その内容を、ヴェネラナは決して認めてはいけない。夫を裏切り、グレモリー家を裏切り、自分を無理矢理手籠めにしようとした男の妻となり、その家名を名乗らされるなんて。
だからその言葉に対して、ヴェネラナが言う言葉は決まっていた。彼女は何の逡巡もなく、ライザーの蒼玉の瞳に目を合わせて自身の決意を形にする。
「はい、わかりました♡ 私、ヴェネラナ・グレモリーは本日を持って、ライザー・フェニックス様専用のチンポケース、牝豚奴隷妻ヴェネラナ・フェニックスに喜んでならせていただきます♡ もう二度と、ライザー様以外の男に、私の体は触れさせません。当然、元夫にも……♡」
犬のように舌をだらしなく口から垂らして、瞳を愛欲に蕩けさせ、頬は恋する乙女のように自身の子宮を支配する男への愛情に真っ赤に染めながら、ヴェネラナは永遠の隷属の誓いを新しい夫に捧げたのだ。
その掴んだ勝利の光景に、ライザーは勢いよく腰を叩きつけた。グレモリー卿が今では自分以下の寝取られ夫の肩書を冠する事になった証拠へと、ストッパーを外したように欲望をぶつけて行く。
亜麻髪の絶滅淑女がライザーのハーレムの一人となった。それは紅髪の滅殺姫をハーレムに加える事よりも価値のある幸せだ。少なくとも、今のライザーにとってそれは間違いのない事実であった。
「お前の主人は誰だ?」
ライザーは彼女の子宮奥にまで肉棒を突き刺しながら、ヴェネラナの髪を今度は地面に押し付けて土下座の体勢を取らせながら質問した。
それは彼女に、そして自身に二人の関係が何であるかを魂にまで刻み込むための行為。そしてそれを聡明な頭脳で察したからこそ、ヴェネラナは歓喜さえ滲ませた声で高らかに答えた。
「私の夫は、ライザー・フェニックス様ただ一人です!」
「お前は俺のなんだ?」
「私はライザー・フェニックス様の牝豚奴隷妻、ヴェネラナ・フェニックスです!」
部屋中に音が浸透するほどに強く宣言された言葉。それをライザーはニヤニヤしながらよくできたと言うように、揺れる彼女の豊満な乳首を胸ごと握りつぶした。
「んィィィィッ♡♡」
ぶしゃっ♡♡
性技も何もない、ただ欲望任せの強引な胸揉み。その痛みしか感じないような行為に、ヴェネラナは甘い艶声をあげて絶頂した。それが、彼女の心だけでなく体も完全にライザーに堕ちた事を示している。それこそ、二度とライザー以外の男の手でイク事はおろか、快楽さえ感じられないほどに。
ヴェネラナ・フェニックスは、正真正銘生涯ライザー・フェニックス専用となったのだ。
「いい子だ。いい子にはご褒美をあげないとな。俺の可愛い牝豚は何が欲しいのか、教えてくれるか?」
答えのわかりきった質問。それを先ほどまで荒々しく扱っていたのが嘘のように、ヴェネラナ自慢の亜麻髪を指で漉きながら耳元で囁くライザー。
そんな扱いを、彼に心身共に堕ちた彼女が興奮して好感度を爆上げしないはずがなく。ヴェネラナは、一切の躊躇もなく答えた。
「膣内に! 膣内に射精してください! どうか私のライザー様専用牝豚穴を、ご主人様の子種で満たして、フェニックス家の次代の子を孕ませて欲しいの!」
「ああ! たっぷりと受け取るといい、ヴェネラナ!!」
そして遂に、ライザーは自身の戒めを解き放った。最後に射精してから半日、ようやくライザーはヴェネラナ・グレモリーの膣内に精液を放出し、彼の人生の中で最上の射精を彼女の中に満たして行く。
「あああぁぁあああぁあ゛あ゛あ゛ーーーーッッッ♡♡♡♡」
愛欲の前に完全敗北を喫した元グレモリー夫人、現フェニックス夫人は、白目を剥きながら全身を震わす快感と多幸感に、自身もまた過去最高の絶頂を迎えた。
それこそ、グレモリー卿との初夜から今日に至るまで感じたことのなかった最上級の幸福アクメを。
この瞬間、ヴェネラナ・フェニックスの中から完全にグレモリー卿への想いが消え去り、そこにあいた空白をライザー・フェニックスへの深い愛情が埋め尽くす事になった。
「残念だったな、リアス。これが、お前が俺よりあのバカな猿を選んだ代償だ。母親が元許嫁に寝取られる……最高の代償だろ?」
自身の精液で恍惚の笑みを浮かべながらついに気絶してしまった妻の頭を雑に撫でて、ライザーは自身をコケにした女と男への復讐を果たしたのだ。
「ライザー! これはどう言う事だ! お前はグレモリー家から今回の謝罪となる条件を引き出して来たのではないのか!?」
フェニックス家本邸。『フェニックスの涙』を取り引きする事で得た財力で元72柱の中でも上位の立ち位置をキープするそこは、悪魔の中でもトップの位階に君臨するグレモリー邸には及ばないまでもそこそこの広さと兼美さを誇る。
その中でも、唯一グレモリー邸にも勝るとも劣らないと言われるフェニックス卿の執政室で、そこの主は己の息子の一人へと隠す気のない怒りを込めて詰問していた。
「そうお怒りにならないでもらいたい、父上。私はちゃんとグレモリーから婚約破棄の件の償いをさせてもらいましたよ」
それに対して、怒れる父と真逆に飄々とした態度を崩さないホストのような金髪の男は、ライザー・フェニックスだ。
フェニックス家の三男で、一月ほど前に自身とグレモリー家長女の婚約を公の場で勝手にご破産にされた謝罪として、グレモリー卿の妻と話し合いの場に向かったはずの男。
「ならばその償いの成果はどこにある? この一ヶ月、私に報告を寄越さぬばかりか自分の家に引きこもりおって。それでフェニックス家に利のある益を引き出せたと言うつもりか?」
そしてフェニックス卿の怒りは、まさにそのグレモリー家との話し合いの結果にこそある。相手とこちらの力関係故に、そう大したリターンが見込めるとはフェニックス卿自体も思ってはいない。
だからこそ今回の被害者であり、また少なくない交渉の場を積ませたライザーが立候補した時は、彼の想いを汲んで期待値以上の成果を持ち帰れるのを条件に許可したのだ。
にも関わらず、およそ一週間にも渡って続いた話し合いを終えたライザーは、実家に戻る事もせずにそのまま自身の屋敷へと戻ってしまったのだ。最初は交渉相手があの亜麻髪の絶滅淑女であり、そんな彼女相手に一週間も交渉(悪魔はチェスやトランプと言ったゲームによって交渉を決める事が多々あるため長引くのは不自然ではない)をしたのだから、フェニックス家の悪魔といえど精神の疲労が抑えられなかったのだと大目に見ていた。
だがそれが一週間、二週間、そして一月近く経ったとあってはフェニックス卿も我慢ならず、彼はライザーが失敗したものと見てここに呼びつけたのだ。
しかし無理矢理召喚した三男は、父からのお叱りを恐れるような態度をお首にも見せないどころか、むしろ敵の大将首を取ったとでも言うような堂々とした面構えで現れた。
「ああ、最高の土産を手に入れたよ。父上への報告が遅れたのは、その土産があまりにも良すぎて楽しみ過ぎてしまったのと……色々と仕込みをするためだ」
その違和感を突き止めようとわざと睨みを強くするフェニックス卿に対して、遥かに格下のはずのライザーは堂々と両手を広げて見せた。
あまりの自信満々さと、自身の気迫にさえ耐えるようになった息子の姿に、思惑を外されたフェニックスの当主は困惑したように目を彷徨わせてしまう。
そんな実の父親であり当主のわかりやすい狼狽に、ライザーは「我が父上ながら、アレと比べるとあまりにもお粗末なポーカーフェイスだ」と聞こえぬ程度の声色で嘲笑した。
「な、ならお前の手に入れた土産とやらをとっとと見せたらどうだ! 金か、領地の一部か、それとも何かの権利か!?」
まさか実の息子に馬鹿にされたと思っていないフェニックス卿が、もったいぶったライザーの言い方に痺れを切らしたように声を張り上げる。
その様を、もはや滑稽なものとしてしか見ていない最強のジョーカーを手にした男は、呆れたように首を振りながら執務室と廊下を繋ぐ扉に目を向けた。
「それでは、それを見せるためにまず私の新しい妻を紹介しましょう」
「何だとっ!」と後ろで怒りの声を上げる当主を無視して、ライザーは執務室の扉を開けると、魔力で不可視にしていた妻とその首に繋がれた鎖を明らかにして見せた。
「ふぅ……♡ ふぅ……♡ んんっ……♡」
「――――」
その存在の姿を目にして、それが何であるかを認識した瞬間、あれほど怒りを露わにしていたフェニックス卿の顔が馬鹿みたいにあんぐりと口を開いた表情で固まった。
だが、それも仕方あるまい。屋敷の廊下から執務室の中へとライザーに首輪を引かれて四つん這いで入ってきた絶世の美女の素性を思えば、悪魔はおろか天使や堕天使でさえ彼のような顔を浮かべるだろう。
「これが、私の新しい妻で、グレモリー家から頂いた手土産ですよ、父上」
「んぐっ♡ ふぅーーッ♡」
魔界に住む誰もが見覚えのある美しい亜麻色の髪の毛。それを見ただけである者には恐怖を、ある者にはそれでも抑えきれぬ劣情を抱かせた彼女の相貌には、SMプレイで使われるような拘束マスクとボールギャグが装着され、その美貌を飼い慣らさせた牝家畜のように覆っている。
そして世の雄全ての性欲を刺激した豊満な乳房は、その存在を主張するように拘束具が巻き付いていて、ただでさえ大きなメロンが卑しく飾り立てられている。しかもその中心でぷっくりと膨れる桜色の突起には、まるで所有者の証を示すかのようなニップルピアスが刺されていて、そのアクセサリーとして揺れるフェニックス家の家紋が女の発情汗に濡れてキラリと光った。
もし本人なら二人の子供を産んでいるはずの臀部には、貞操帯が付けられている。しかも、ただの貞操帯ではなくブブブブブと音を鳴らしており、それが彼女の膣穴と直腸穴に突き刺さる極太ディルドを震わす振動であると知るのはライザーと当の彼女だけだ。
「よしよし、よく待てたな」
「んふぅ……ッ♡ ふぅ、ふぅーーっ♡」
「まさか、そんな……!?」
その、あまりにもあさましい家畜の姿をした女性が誰であるのか、フェニックス家当主はほとんどその可能性にたどり着きながら答えを出すのを躊躇っていた。
なぜならそれは、絶対にありえないからだ。若い頃は『亜麻髪の滅殺姫』、『バアル家最強の女悪魔』と恐れられ、結婚して二児の母となった後も『亜麻髪の絶滅淑女』として多くの悪魔たちのトラウマの象徴であったあの女性が。まさか自分の息子に首輪に繋がったリードを引かれて、ボールギャグを嵌められた口から喜びの呻き声をあげる牝と同一のはずがないと。
だがそんな現実を無視し続ける愚かな父親を諭すように、ライザーは自身の足に頬を擦り寄せてご主人様大好きアピールをして来る牝豚の口枷のベルトを緩めた。
「さあ、自己紹介してやれ。お前が誰で、何であるのかをな」
「んあっ……♡ はい、ライザー様♡」
ボールギャグを長い間咥えさせられていたからか、大量の唾液を拘束を解かれた口から溢した彼女から紡がれた声。それだけでフェニックス卿は在りし日に聴いた、初恋を捧げた美しい亜麻色の女悪魔と今の彼女を脳内で結びつけてしまった。あれほど強く拒否していた正解を、どれだけ蕩けきった雌声に変わっていようと片時も忘れることのなかった思い出の彼女の声と一致してしまったから。
「お久しぶりね、フェニックス卿。あなたの息子であるライザー・フェニックス様と結婚をさせていただいた、亜麻髪の絶滅淑女改め、亜麻髪の牝豚淑女ヴェネラナ・フェニックスです♡ この度はご子息の家名と子種をこの身に一生宿せる幸福を与えて下さった事、誠に感謝しています♡」
四つん這いの体勢から、上半身を上げて両足を大きく広げた蹲踞のポーズを取って、かつて大勢の悪魔の憧れでもあったヴェネラナが、自分に対して淫靡な結婚報告をして来るのを聞いて、フェニックス卿の脳は今度こそ完全にフリーズしてしまった。
「おやおや、どうやら父上には私の妻の自己紹介は荷が重すぎたようだ」
「あっ♡ ライザーさ、んぐっ……♡」
それを嘲笑うような言葉を投げかけたライザーは、自身の命令通り完璧な口上を述べた妻の口を再びボールギャグで塞いだ。それは夫の許可なく牝妻がフェニックス家の本邸で喋ってはならないと言う、ライザー・フェニックスの妻としての躾け。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ……♡ んぶっ……!」
それを喜んで受け入れる良くできた妻となったヴェネラナへと、ライザーはフェニックス家の家紋を垂らす乳首をつねり上げる事で褒美とした。途端に彼女の口から悦楽の呻き声が口枷の隙間から漏れて、ぶしゅっっ♡ と乳首から母乳が噴出し、アーチを描いて床に飛び散る。その様さえ、もうフェニックス卿には見えているかも怪しい。
「ふふ、本当はこっちの知らせについても教えてやりたかったのだがな。今の父上に聞かせたら、それこそ精神が死んでしまうかもしれんな」
「んふぉぉ……ッ♡」
ライザーの手が、彼女の胸からそのまま下腹部へと落ちていく。そして蹲踞の姿勢となった事でよく見えるようになったヴェネラナのお腹、微かに膨らみ内側から生命の鼓動を伝えて来るそこを撫でた。
この一ヶ月で、三児の母親となった女の胎を。
「聞こえてないでしょうが、一応説明してきましょう。グレモリー卿の元には、私の妻がとある神器と共に作った精巧な分身を侍らせています。それで、少なくとも私たちの愛の結晶が産まれるまで時間は稼げるでしょう」
ライザーは自身がこの一ヶ月の間にしていた仕込みについて語りながら、ヴェネラナの首輪を引く。主人の意図を察した彼女は即座に四つん這いになると、また犬のように四足歩行で歩きながら彼と共に執務室の扉へと向かう。
「そして、彼女が出産して前線復帰可能な状態になり次第、私はグレモリー家にヴェネラナ・フェニックスの正妻の座を賭けてレーティングゲームを仕掛けます。その際には、本物の彼女をグレモリー卿の側に戻してな」
ライザーの瞼に映る、自分の子供を出産する将来のヴェネラナの姿と、彼女を堂々と自分の妻として魔界中を連れ回す自身の姿。その確定した未来にほくそ笑みながら、最後に、未だ放心状態の父親へと振り返ると、ライザーはヴェネラナの尻をバチンッと叩いた。
「その結果どうなるかは、彼女を見た今では父上でも理解できるでしょう?」
「んふぅぅ……♡」
そして、尻をスパンキングされても悦びの声しかあげない亜麻髪の牝豚淑女と共に、ライザーはフェニックス本邸を後にした。そこに、自身の初恋の女性の無惨な末路に脳破壊された当主を残して。
一年後、魔界中を一つの大ニュースが飛び交った。グレモリー卿とフェニックス家三男ライザー・フェニックスによる、ヴェネラナ・グレモリーを賭けたレーティングゲーム。
本来なら勝敗の決まったその勝負が、思わぬ番狂せによってグレモリー卿側の敗北に終わったのだ。それが、彼のクイーンでありゲームの景品でもあったヴェネラナ・グレモリーの裏切りだとは後ろから極大魔法で吹き飛ばされたグレモリー卿も、そして彼女の子供たちも誰一人として予想していなかっただろう。
そしてゲームの取り決め通り、ライザー・フェニックスの物となったヴェネラナは、その場でグレモリー卿との離婚とライザーとの結婚を、いつの間にか産まれていた自身とライザーの子供を抱きしめながら高らかに宣言したのだった。
以後、彼女の名は、ヴェネラナ・フェニックスとして長く語り継がれる事になった。
Happy End-フェニックス家の亜麻髪の牝豚淑女-
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ハイスクールdd、良いよね。多くの男子中高生を夢中にさせたハーレム作品の一つだと思います。あの内容で地上波で放送してたの、普通に考えてヤバいし、今見たら超有名な女性声優さんたちの本気の艶声演技とかあって第二のToLOVEる感ありましたね。
当時はISとどっちのヒロインが好きかで争ってた人を見かけました。私はシャル派で小猫派でしたね。
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