※この作品はR-18です。

マイナーキャラ妄想短編集   作:ニンニク嫌い

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 もしアイザックとミリアがダラスたちに絡まれた時に、エニスが助けに来なかったら?




バッカーノ!(ミリア・ハーヴェント)

 

 

 1930年、アメリカ。その年代と国名を聞いて、人は何を真っ先に思い浮かべるだろうか?

 

 きっと多くの人は、ウォール街大暴落を端に発生した世界レベルの大混乱、『世界恐慌』を連想するはずだ。アメリカから広がり、先進国の多くの人を失業に追い込んだその大恐慌は、今でも歴史上最大級の経済危機として教科書に載っている。

 

 

 だが、アメリカの歴史を学び、世界的に大ヒットした闇社会のファミリーを題材にした某映画を観たものは、そこにもう二つの単語を思い浮かべるはずだ。

 

 1920年に当時のアメリカ政府によって可決された法案と、それによって莫大な恩恵を得た彼らの名前を。

 

 禁酒法とマフィア。

 

 19世紀前半のアメリカを代表するその二つは切っても切れない関係として並び立つ。

 アルコールを含んだ趣向品の売買を禁じた法が公布された時、アメリカ中に広がったのは酔っ払いなどが存在しなくなった健常者たちの住む街……とは真逆の、大量の闇酒場の乱立と、それの元締めとなる組織的犯罪グループの発展だった。

 

 密造酒された酒を売り捌く彼らの存在はアメリカ中で大流行し、ニューヨークだけに留めても禁酒法以前に存在した合法酒場が、禁酒法後ではその2倍近い数の闇酒場を生み出したと言えば、市民たちの間でどれだけ幅広く受け入れられていたかわかるだろう。

 

 背徳感とは甘美だ。人は禁じられた物ほど楽しみたくなる生き物。元より酒を好んでいた者も、興味なかったけど禁じられているからと試したくなった者も、果ては現職の警官や上院議員まで誰もが酒を飲むために闇酒場を利用してマフィアへと多額の金を落としていった。

 

 そうなったのはひとえに、禁酒法が法とは名ばかりの拘束性が一切ない形だけの物だったのが間違いなく存在するだろう。

 酒の売り買いだけを禁止して飲酒を罰則にしなかったために、誰でもその気になれば酒を飲む抜け道を見つける事ができた。

 

 前述の闇酒場以外にも、医療用アルコールのネコババ、国境を越えて酒の密輸、自家製での酒造と、他にもいくつもの方法で酒は常にアメリカ市民の間を行き交い続けて、禁酒法以前よりも酒の消費量が増加してしまった。

 

 さらにはその法の緩さが、仕事にありつけない若者たちの小遣い稼ぎに非行へ走る要因となり、また多くの警察官たちの袖の下を潤す汚職の増大にも繋がってしまう。

 

 そして巻き起こったのは、闇酒場の利権を巡ったギャング、マフィアの熾烈な抗争だ。当時のアメリカ、特にニューヨークがギャングとマフィアの楽園とまで称される事になったのは、間違いなく禁酒法が大きく関係している。

 

 1930年とは、禁酒法によって巻き起こったそんな負の連鎖がピークに達していた時期に、世界恐慌までもが重なってしまったと言う、アメリカにとって悪夢の時代の始まりなのだ。

 

 そしてその最大の渦中であるニューヨークの片隅、リトルイタリーとチャイナタウンの狭間に位置する路地裏でも、禁酒法と恐慌によって人生を狂わされてしまった者たちによる一つの悪夢が生み出されていた。

 

「テメェ! よくもそんなヘラヘラした格好で俺にぶつかってきやがったな、ゴラァ!!」

 

「ぐはっ! ごぉッ!?」

 

「いやぁぁぁ! アイザックぅぅ!! んぐぅ!?」

 

 タキシードを着た青年を、三人の若者がリンチしている。蹲って必死に降り掛かる靴の踵から急所を守ろうとする青年に対し、リンチする若者たちは一切の遠慮もなく頭や胴体を蹴り上げる。そこからは、たとえこの男が死んでも構わない……むしろ殺してやろうと言う、一時の衝動に任せた悪い意味での若者の無敵感が垣間見えた。

 

 そしてそのすぐ近くでは、リンチされる青年の連れと思われる白いドレスを着た金髪の女性が、リンチしている男たちの仲間に羽交締めされながらボコボコにされる恋人へと悲痛な叫び声を上げている。

 だがその声も、大通りに聞こえてしまう事を危惧した男が口を塞いだ事で虚しく途絶えてしまう。

 

 そんな、ニューヨークの裏路地ではありふれた社会の負け組たちによる幸せなカップルへの理不尽な制裁行為。

 そこに深い理由なんて存在しない。ただただ、自分達は不幸せなのに幸せな顔をしてるのが気に食わないから痛ぶると言う、狂気があるだけ。

 

 だがそんな彼らの蛮行も、先ほど悲鳴を上げた女性の声を聞き届けた一人のヒーローの登場によって、悪行には報いがあると言う言葉を身をもって知る事になる……はずだった。

 

 もしそのヒーロー、人ではない赤髪の女性が、一つ隣の通りを歩いていなければ。

 

「おい、こっち来やがれ!」

 

「んんっ!!」

 

 もしまた叫ばれたら困ると、金髪の女性を羽交締めにしていた男が彼女を連れて手近な建物の扉を開けて中へと入り込む。

 その際にリンチする仲間たちへ一言も告げずにいたのは、男にとっては幸運で。そして女性、我知らず幸福をまきちらす泥棒カップルの片割れミリア・ハーヴェントにとっては最悪に等しい不幸であった。

 

「へっ、ダラスたちも馬鹿だよな。こんな良い女無視して男の方にばかりかまけやがって」

 

「ふっ、うむぅ!?」

 

 扉を閉めて外界から完全に隔絶されたのを確認した男、スコットが最初にしたことは、白いドレスに包まれたミリアのふくよかな胸を揉みしだくことだった。

 

「んんぅ! む、むぅ……!!」

 

 その突然なセクハラにミリアは目を白黒させる。が、スコットの手つきは慣れたもので、すぐに彼女の性感をくすぐるように服の上からでもわかる丸みを帯びた胸を捏ねくり回し、突起がある部位を指先で弄り回す。

 そしてそれは、ミリアの性経験の有無に関わらず効果を発揮してしまった。

 

(や、やだ……この人上手すぎ……!)

 

 そんな手つきに翻弄されるミリアの内心は、困惑と快感が入り交じって混乱していた。だがそれも無理はない。なぜなら彼女はまだ処女で、男に胸を触られた事はおろか、スカートの中を……いやそもそもキスした事さえないのだ。

 

 ミリア・ハーヴェントは確かに男の仲間たちにリンチされていた青年、アイザック・ディアンとは一生共に居ることを誓った恋人同士だ。

 だがそれは恋愛感や性愛を超えた、お互いへの深い無償の愛から来た関係性に、社会的に理解できる言葉を付けるとしたらそうなっただけ。

 

 ただ一緒に側にいるだけで幸せで、それ以上の事は何も望まない。

 

 そんな二人の関係は、男と女と言う枠組みでは括れない、言うなれば純粋な愛によって結ばれた精神の共有者と言っても過言ではなかった。

 

 そう言った理由があって、ミリアは生涯を共にするパートナーがいる身でありながら、一切汚れていない清い乙女のまま。

 そんな彼女に、売女を日々漁っているような男の手が加わればどうなるか?

 

「んんっ……!」

 

 答えは簡単だった。ミリアの体は、彼女の意思に反してその清い乙女が決して知るはずのなかった快感を得てしまった。

 

「おいおいどうしたよお嬢ちゃん。そんな色っぽい声出して」

 

「んんぅ! んんーッ!!」

 

「へへっ、そうかいそうかいっと!」

 

(ち、違うの! そんなつもりじゃ……!?)

 

 必死に否定するように目に涙を溜めながら首を振るミリアだが、彼女を陵辱するスコットにはわかっていたのだろう。自分がミリアの胸を揉みしだくことで、彼女が感じていると言う事を。

 

 それを証明するかのように、スコットに揉まれるミリアの胸は彼が揉みしだくほど柔らかく形を変え、その先端にある乳首が服越しにもわかるほどに固くなって行く。

 

「おいおい、もうこんなに乳首おっ立てて……そんなに気持ちよかったか?」

 

「んんぅ!」

 

(違う! そんなんじゃないもん! これはただ……そう! 生理現象!! 女性のしんぴ? なんだもん!)

 

 だがミリアにはそれを素直に認める事などできなかった。彼女は処女であると同時に、アイザックと一生を共にすると誓った女性でもあるのだ。

 だからそんな自分が胸を揉まれた程度で感じてしまうなど、彼女の乙女心が許すはずがなかった。

 

「そうかよ、ならもっと気持ちよくしてやるぜ」

 

(え?)

 

 だがそんなミリアの内心を見抜いているスコットは、彼女が決して認めないだろう事を逆手に取って行動に出る。

 

 彼はミリアの胸から手を離すと、そのままドレスの裾をたくし上げた。そしてそこから現れた純白の細脚と引き締まった太腿、股関節を覆い隠すショーツが露わになると、スコットは下卑た笑みを浮かべながら、ミリアの女の筋に沿って指を動かしていく。

 

「んんぅ!? んあっ……やだ、そこは……っ!!」

 

「へへ、何が嫌だって? そんな甘い声あげてたら説得力ねぇなぁ?」

 

 ショーツ越しにスコットが触れたミリアの最も敏感な性感帯。そこは女の筋の中でも一際柔らかい、デリケートな部位だった。

 薄い布一枚で覆われただけの、下着越しでもわかるほど自己主張しているその部分を、女を弄ぶ術を心得た男の指が優しく押し込んだり、あるいは爪で軽く引っ掻いて刺激を与えて来る。

 

「くぅぅ……っ! あっ、あぁッ!!」

 

(ダメェ……こしが……言うこと聞かない……!)

 

 その快楽が、ショーツ越しに敏感な女の筋を触られているだけとわかっていても、ミリアの体は脳から背筋を通して全身へと広がる女としての喜びに、逆らう事ができなかった。

 

 そしてそれは、男の指に責められる箇所へと如実に現れて行く。

 

「んんぅっ! んぅ! ああんっ!」

 

(何コレ!? おまたの奥から何かこみ上げて来る!!)

 

 もう自分では制御できない、女の性に流される事を拒めないミリア。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、スコットは彼女のもっとも敏感な場所へと指の腹を押し込んだ。

 

「んんぅッ!!?」

 

(な、何!? 今の感覚!)

 

 その刺激が何なのかを理解できず戸惑うミリアだが、それも仕方のない事だろう。なぜなら彼女は今、ショーツ越しとは言え女として最も大事な部分である秘裂へと、直接指を押し込まれているのだから。

 

 もしこれが下着越しではなく直接だったなら……そう考えただけでミリアの体は未知への恐怖に震えた。だがそれ以上に凄まじい感覚が下腹部から背筋を駆け巡り、初めて膣口を刺激された事による艶めかしい声が口から吐き出されてしまった。

 

「んんぅ! ああッ!! ああぁっ!」

 

(だめっ、これ以上は本当にダメェ!!)

 

 未知の感覚による恐怖と、それを上回る快楽に必死に耐えようとするミリア。だが無情にも、ショーツの上からもわかるほど濡れてしまっている女の筋は、彼女の意志を無視してさらなる刺激を欲する。

 

 その証拠が、ショーツをずらされ直接触られた事によってより大きくなった水音と、一際大きな嬌声を上げて全身を跳ねさせたことだ。

 

「おいおいお嬢さんよぉ? なにアンタ……まさか処女なのか?」

 

「んっ! ああぅッ!!」

 

 返答は、膣口浅くに挿入されたスコットの指先をキツく締め付ける未開発の肉襞の感触と、恥ずかしそうに顔を背けるミリアの姿が物語っていた。

 

「おいおいマジかよ! そんな良い体して処女とか、とんだ宝の持ち腐れだな!」

 

「あぅ! あ、ああッ! おまたに指が、入ってる……んっ、はっああ……ッ!!」

 

(やだぁ……もう、やめてぇ……! アイザック! アイザック、助けてぇ!)

 

 そんなミリアの懇願と助けの声は、スコットにも想い人にも届かない。下劣な男は彼女の反応から処女だとわかるや否や、さらに責めを激しくする。

 

「ああぁッ! んあああっ!」

 

 ショーツがずらされ露になった女の筋に、スコットは無遠慮に指を押し込み、その形をなぞり上げる。そしてそのまま指の腹で肉芽を転がすように刺激し、ミリアの性感帯を責め立てていく。

 

「やだぁ……おまたがジンジンする……! ああぁっ!!」

 

(だめっ、これ以上されたら私、おかしくなっちゃう!!)

 

 もはやミリアの体は、スコットの指によって完全に屈服させられてしまっていた。処女である事と性感帯への刺激が未経験である事が相まって、彼女は初めてなのにここまで感じてしまっていると言う事実に、羞恥心で顔を真っ赤にする。

 

 だがその羞恥もすぐに快感へと上書きされ、彼女の口からは嬌声しか出なくなった。

 

「ぁっ、んあっ! あっ、あっ、ああぁっ!」

 

(もうダメ……私、イッちゃいそう……!)

 

 そんな絶頂寸前まで高められた快楽に流されるまま身を委ねようとするミリアだったが、その時はいつまで経っても訪れなかった。

 

「んんぅ……?」

 

(なん、で……?)

 

 その疑問は、スコットが突然彼女の膣口と胸から指を離しているのを見た事で解決した。

 

「おいおい、なに物欲しそうな目で俺を見てんだよ」

 

「……っ!」

 

 そんな目をしていただろうか? いや、していたのだろう。事実絶頂寸前まで高められた快楽の熱が体の中でくすぶっているし、それをお預けされた事で切なさを感じている自分がいた。

 

 そんな自分から目を逸らそうと、ミリアは潤んでいた瞳に、アイザックと共に行く事を決めた時からずっと内心に閉まってきた自分を呼び覚ました。

 

「なんだ? 今さらマジな顔で睨みつけても股から流れる汁は隠せねぇぞ」

 

「うるさい……私は、あなたみたいな女を道具のように思ってる人になんか屈さないんだから!!」

 

 ミリア・ハーヴェントは、アイザックと共に居る時からは想像できないほど、本来は聡明な女性である。その聡明さは、この世ならざる超常存在の200年に渡る本気の擬態を、世界でただ一人見破れてしまったほどだと言えばその凄さがわかるだろうか。

 

 そんな彼女がなぜパートナーの隣では馬鹿で能天気な女性を演じているのか?

 

 それは先に言ったように無償の愛だ。

 

 彼女はアイザック・ディアンと言う男に人生を救われた。何も考えず、自分がしたいと思った事を愚直に突き進み、結果関わった多くの人間に笑顔を届ける姿に、当時人生に絶望していた少女は見惚れたのだ。

 

 そんな彼の隣を一緒に歩きたい。彼の見る世界を自分も見ていたい。その想いで、ミリアは今までの自分とお別れをして、世界に我知らず幸福をまきちらす男の比翼連理となった。

 

 だがミリアは、その捨てたはずの自分をもう一度拾って被ることに決めた。女性の体を陵辱し良い気になっている、ミリアがこの世で最も忌み嫌うタイプの男へと、自身の強さを見せ付けるために。

 

「へへっ、いいねぇその目。能天気なバカ女かと思ったら、本性はそっちなのかよ。クヒッ、俺はそう言う女を屈服させるのが大好きなんだよ!」

 

「そう……だったら私は、絶対にあんたなんかの好きにはならないわ!」

 

「ああそうかい! コレを挿れられても同じことが言えるかよ……!」

 

 勇ましく啖呵を切ってみせたミリアを、スコットは地面へと押し倒して股を割り開くと、彼女のショーツに手をかける。そしてそのままスリットの部分が濡れたそれを脱がすと、露になった女の筋へと自身の男根を押し付けた。

 

「あぅッ!!」

 

(うっ、熱い……!)

 

 男のモノは、ミリアが想像していたよりも立派なものだった。赤黒く汚れた剛直はガチガチに固く勃起していて、その先端から先走り汁をにじませながら女の入り口を求め上下する。

 

 その熱に思わず声を上げてしまったミリアだが、すぐに気を持ち直しスコットを睨みつけた。

 

「いいねいいねぇ……どこまでその目が持つかな?」

 

(やだっ! そんな大きいので擦ったら……!)

 

 男の剛直はミリアの膣口に先走り汁を塗り込みながら、先ほどショーツ越しに散々弄られた女の筋へと押し当てられる。そしてゆっくりと、彼女の膣内へ侵入を開始した。

 

「んあっ、ああ……ッ! 入って来るぅ!」

 

(だめっ、これ凄いぃ……!)

 

「おいおい、まだ半分も入ってないってのにそんな声出してていいのか?」

 

「ああぁ……ッ!!」

 

 スコットの言う通りだった。彼はまだ亀頭を挿入しただけで動きを止めているのに、ミリアは既に声を上げてしまうほど、お尻を引き裂くような圧迫感に苦痛と快楽を感じてしまっているのだ。

 

「んっ……くっ……! こ、こんなのまだまだ平気なんだからっ……!」

 

(ダメ! 動かないでぇ……!!)

 

 そんな胸中を表情に浮かべないように耐えながら、必死に気丈に振る舞うミリアだが、その様子はスコットを悦ばせるだけだ。彼はニヤリといやらしく笑うと彼女の膣内へ侵入して行くように腰を動かし始めた。

 

「うぅッ!! ふぐっ! ぁっ……ああ、あぅぅッ……!!」

 

(んん゛っ、そんな動いたら我慢できないぃ……ッ!)

 

 ミリアの膣口に先端だけを挿れて前後に腰を動かすスコット。

 その動きは単純な前後運動でしかないが、敏感になった女性の筋を肉棒で擦られると言う行為にミリアは翻弄され、睨みを保ち続ける瞳とは対象的に、口からは嬌声しか出て来なくなっていた。

 

「んぁ! ああうっ……ふぁッ、いやっぁ……!」

 

「へへっ、そろそろ俺も限界だし挿れるぜ?」

 

「なっ、ふぐっ……!? や、やめてぇ……! それだけは、許さないんだから……!!」

 

 自身の初めてを好きでもない強姦魔に奪われると言う状況に、ミリアはアイザックと共にいる時なら絶対にしないような憎しみと怒りを込めた瞳でスコットを見上げる。

 そして両手に握り拳を作って必死に男を跳ね除けようと叩くが、男女の体格差の前に、そんな抵抗は無意味に等しかった。

 

「……っ、……うぅ……ぁっ、ぁあっ!」

 

 無慈悲にもスコットが腰を押し進めると、亀頭から肉茎へと形状を変えながら女性の筋が開かれて行く。

 そしてそれが処女膜目前まで膣内に埋没する頃には、ミリアの気丈さを保っていた瞳には痛みによる涙が浮かんでいた。

 

「クヒヒッ、さぁて処女膜はもう残す必要は無いよなぁ?」

 

「うぁ……ッ!」

 

 そして女の筋が男のモノによって強引に開かれて行く苦痛と圧迫感に顔を歪めるミリアをあざ笑うかのように、スコットは彼女の処女膜へと亀頭を当て、それを一気に引き裂く。

 

「ああぁぁっ!! あぐっ、あっ! あああぁッ!!」

 

 その瞬間、ミリアは今までで感じた事のない痛みが下腹部から全身へと駆け巡り、口からは絶叫にも似た悲鳴が溢れ出した。

 

「ハハハッ! こんな美人の、それも彼氏持ちの女の処女膜を奪ったのは初めてだぜ! やべぇ、最高すぎる……!」

 

「あがっ、うあっ……ッ! あぐっ!」

 

(ごめん……! ごめんね、アイザック! 私、わたし……汚されちゃった……!)

 

 処女膜を引き裂くと同時にスコットは腰を突きだし、ミリアの膣内に肉棒を根本まで突き挿れる。そしてそのまま彼女の両手首を掴み上げながら腰を振り始めた。

 

「ああぁっ! やだっ、動かないでぇ!!」

 

(痛いっ、苦しいぃ……!)

 

 破瓜による痛みと圧迫感から少しでも逃れようと体をよじるミリアだったが、スコットはそれを許さないとばかりにさらに強く手首を掴み上げる。そしてそのまま彼女が抵抗できないように自身の体重を彼女の体に預けると、腰を大きく動かし始めた。

 

「あっ! ああぁっ!! ああッ!!」

 

(痛いぃ……! もう動かないでぇ……!!)

 

 スコットが膣内に男根を出し入れする度に、処女膜が切れた出血と愛液が混ざり合って潤滑油代わりとなり、ぐちゅぐちゅといやらしい水音が響き渡る。

 だがそれがミリアにとって救いになるかと言えばそんな事は無く、むしろ痛みによる悲鳴と圧迫感から少しでも逃れようと開かれた口からの絶叫は、叫び過ぎて枯れ始めていた。

 

「んぐっ! はぁっ……くぅ!」

 

(苦しいっ、もうダメぇ……!)

 

「へへっ、いい顔してるなお嬢ちゃんよ。そのままイッちまいなっ!」

 

「あっ! ああぁぁッ!! ああぁんッ!!」

 

 膣壁を引き摺るように引き抜かれた男根が、一息に根本まで突きこまれ子宮口を小突かれる。その快感に、無意識に漏れ出てしまう嬌声を止める事ができないまま、ミリアの視界の中に火花が散り始めた。

 

「うあっ、ああぁっ! だめっ、もうダメぇ!!」

 

(イク……ッ! こんな奴にイカされちゃう……!)

 

 スコットはミリアの両手を解放して彼女の腰を掴むと、さらに激しく腰を振り始めた。そしてそれと同時に、彼はミリアの膣内で男根を膨張させていく。

 

「ああっ! ああぁんっ!! やぁっ! ああぁんッ!!」

 

 その熱と圧迫感が与える快感は、処女喪失の痛みを刹那とは言え忘れさせるほど凄まじく、ミリアは今まで出したことが無いような甘い嬌声を上げさせられてしまう。

 

 そしてそれが自分の口から漏れていると言う自覚すらできないほど、彼女はスコットに与えられる快楽の虜になってしまっていた。

 

「あっ! ああんッ!! ふぁっ、ああぁ……ッ!!」

 

(イクっ、もうだめぇっ……!)

 

 そんなミリアの様子を察してか、スコットは腰を動かす速度をさらに早めて行く。それにより膣内を往復する男根はさらに大きさと硬さを増すが、その形状変化は同時にミリアへ訪れる絶頂の前兆でもあった。

 

「はぁっ! ああんっ! んあっ、あっ、あっ、いや、来ちゃう……ッ! ぁっ、あぁぁ……ッ!!」

 

(イクっ! もうイクぅぅぅッ!!)

 

 スコットの腰の動きに合わせて自然と揺れてしまうミリアの双丘が、上体を大きくそらされた事で激しく上下に弾む。

 

「ああぁんっ! あぐぅっ……ふっ、ああっ! ああぁああ゛ぁぁ……っ!!?」

 

 そして遂にその時は訪れた。男根が膣内を往復するスピードを速めながら子宮口を小突かれると、ミリアは思い切り背を仰け反らせその快楽に身を委ねた。

 地面に後頭部と足先だけを残して体全体を浮かしてしまうほどの、ミリアの人生で間違いなく最高で、それを忌むべき陵辱者に与えられてしまったと言う最悪の絶頂。

 

「ああぁぁっ!! ふあっ、やっ! もうイッてるからぁぁ……ッ!」

 

(凄いぃ……! イクのが、止まらないぃぃっ!)

 

 だがそんな絶頂の最中も、スコットは腰を突き動かす事を止めず、ミリアが今まで味わったことの無い快楽をその身に刻み付けていく。

 そしてそれは、彼女の膣内に挿入されている剛直にも大きな変化を与えていた。

 

「んぐっ! ああぅッ! なかっ、大きくなってるぅぅッッ!!」

 

(まさか……これ……っ!? やだ……やだやだやだやだやだ……やめてぇぇぇ!!)

 

 その変化の正体を、女の本能で感じ取ったミリアが血の気の引いた顔で喘ぐ。

 だがそんなミリアの抵抗を押さえ付けるように、スコットは彼女の頭を掴むと強引に顔を近づけて、その小さく可憐な唇を無理矢理奪い去った。

 

「んんっ! や、やだぁっ! んむぅ……ッ!」

 

(いやっ……! いやぁぁ!!)

 

 地面とスコットの体に挟まれながら必死に手足をジタバタするミリアだが、そんな彼女の抵抗など存在しないかのように、スコットは肉槍を彼女の子宮に突き刺しながら、自らの舌をねじ込み口内を蹂躙していく。

 

 そしてその舌の動きによってもたらされた快感と嫌悪感が脳内でスパークした瞬間、ミリアの膣奥深くに挿し込まれた男根から、白濁した欲望が彼女の子宮へとぶちまけられた。

 

「ふああぁっ!! ああぁぁんっ!!」

 

(いやぁ……ッ! で、出てるぅぅ……ッ!! うそっ、うそぉぉ!!)

 

 自分の膣内でビクビクと脈打ちながら熱い精液を放出する感覚。それによってミリアは否応なしに自分が汚された事を理解してしまった。そして同時に、この陵辱者が自分に膣中出ししたのだと言う事実に、絶望感と喪失感から涙を流してしまう。

 

「うあっ! ああぁっ……! んぐっ!」

 

 そんな絶望の淵に立たされるミリアだったが、スコットは彼女の膣内から男根を引き抜くと、そのまま彼女をうつ伏せにして腰を持ち上げさせた、四つん這いのポーズを取らせた。

 

「あぅ……っ! も、もう終わりじゃ……」

 

「おいおいまだ1発目だぜ? そんなんでへばってんじゃねぇよ!」

 

(う、そ……ッ!? いや……もう嫌だよ、アイザック……!)

 

 絶望感で力無く呟くミリアだが、そんな彼女の心情など知った事かと言わんばかりに、スコットは彼女の腰を両手で掴み上げると、萎える事の無い剛直をミリアの膣内へと挿入した。

 

「ああぁッ!? いやぁぁぁっ!!」

 

 先程とは変わって、獣のような体勢で背後から犯される事に、ミリアは四つん這いの状態で首を左右に振って涙する。だが陵辱者の行動はそれだけで終わらず、今度は腰を振りながら彼女の体へ手を回しその豊満な双丘を掴み上げた。

 

「ひぁっ! あぅ……ッ!」

 

「クヒヒッ、やっぱりこの体勢だとさっきより深くまで入るな」

 

「やだっ! あっ、ああぁっ! あぐっ、はうぅっ!」

 

(うぅ……中にさっき射精されたのが、お腹の中で波打ってる……!)

 

 背後からの突き上げと両胸への愛撫、加えて子宮から感じる熱い液体が揺蕩う感覚に、ミリアの口から屈辱と恥辱、そしてどうしようもない快感による甘い声が再び漏れ始める。

 

 そしてそんなミリアを見て、スコットは彼女の両胸へと回した手にさらに力を込めると、その先端を指先で摘まみ上げた。

 

「はっ、うんん゛ん゛……ッッ!!」

 

 それはまるで、この胸は俺が支配しているのだと教え込んでいるような乱暴な行為で、だがその刺激にミリアの体は条件反射的に軽い絶頂を決めてしまい、肉棒をより強く締め上げてしまう。

 

「はぁ、はぁ! こんな良い穴は、初めてだぜ! クソ、こいつぜってぇ俺のディックであんあん媚びるビッチに変えてやるからな!」

 

「あっ、あぐっ! やっ、はげしっ……んあぁぁッ!!」

 

 その締め付けに興奮したスコットはミリアの胸から一旦手を離すと、その手を自身の懐へと忍ばせた。そして次の瞬間取り出したのは、複数の丸い粒のような物が入っている小さな容器。

 

「へへっ……コレでお前の頭をセックスしか考えられない淫売にしてやるよ!」

 

 それは、麻薬だ。最近ルノラータファミリーお抱えの錬金術師ベグによって製造された、吸うのではなく飲むタイプの気持ちよくなれるお薬。

 それをスコットのような小物がどうやって手に入れたのかは不明だが、彼は容器の中から一粒を取り出すと、快楽に喘ぐミリアの口に無理矢理押し込んだ。

 

「んんぅ!? んーッ!!」

 

 舌の上に乗せられたその錠剤が何の薬かは分からなかったが、ミリアは反射的にそれを吐き出そうとする。だがスコットはその反応すら楽しんでいるかのように彼女の口を押さえ込むと、そのまま強引に口を塞いだ。

 

「んっ……っぐ! ふぅっ! ふぅぅっ! ……ん、ごくっ!」

 

 そしてそのまま、窒息しそうなほど長く塞がれれば、ミリアは生きるために口内に僅かに残った空気を吸おうと喉を鳴らし、錠剤を飲み込んでしまった。

 

(なに、これ……? 体が……熱い……ッ!?)

 

「はぁっ! ああぁっ!! ああぅッ!!」

 

 変化はすぐに現れた。その錠剤を飲み込んだ瞬間からミリアの体は熱くなり、まるで全身が性感帯になったかのように敏感になり始める。そしてその変化は彼女の体にも現れ、今まで以上にスコットの男根を締め付け始めた。

 

「ははっ!! こいつはすげえ!さっきまでと締め付けが段違いだ!」

 

「あっ! やぁっ! ああんっ!! ふぁっ、ああっ!!」

 

(おおっ、んおおっ!! も、もう……イクッ!!)

 

 そして再び始まった激しいピストン運動にミリアはあっという間に高みへと昇らされる。快楽の質が先ほどの比ではないのだ。処女喪失の痛みや、肉棒を出し入れされるたびに感じる引き裂かれるような感覚が、全て快感に置き換えられている。

 

 ぶしゅっ! ぶしゃっ!と、男根を咥えるミリアの股座から、粘着質な汁が絶え間なく潮となって噴き出す。それは男の陵辱を悦んでしまっている事の証だったが、今のミリアにはそれを気にしている余裕などあるはずも無く、ただ口から涎と嬌声を漏らしながら快楽に溺れる事しかできなかった。

 

 いや、それどころか――――

 

「ひぁっ! ああんっ! 気持ち、いい……! あんっ、あっ! 奥ズンズンされて、気持ちいいよぉ……っ!!」

 

 ミリアの口から、男の陵辱を受け入れて歓迎するような言葉が吐き出される。

 

 それこそがまさに、スコットがミリアへ使った麻薬の効果。女性の性感帯を敏感にさせ、思考がトんでしまうほど気持ちいい事しか考えられなくなる、セックスドラック。

 それが男がミリアに飲ませた物で、これを使われたら最後、どんな女も自分の秘部を貫く肉棒の持ち主に逆らえなくなる。

 

「いいぞ! いい媚び声をあげるようになったじゃねぇか!これからお前を俺のチンポでたっぷり躾けて、ボロ雑巾になった彼氏に見せつけてやるよ!」

 

「は、はいぃ! ああぅんっ! おちんちん……んあっ! ああぁっ!! おちんちん気持ちいいですぅぅッ!!」

 

 今やミリアの口から漏れているのは、女が男を悦ばせるための媚びた嬌声。そこにスコットの言葉を理解する聡明な頭は残っておらず、彼女は本当のセックス狂いの馬鹿女になっていた。

 

 だが変わり果てた他人の女の姿は、スコットにさらなる征服感と快感をもたらし、彼はラストスパートをかけんと彼女の腰に添えていた手に力を込める。

 

「ははっ! 堪んねぇぞこのビッチめッ!! おら出すぞ! 出るぞぉぉ!!」

 

「はいっ! ああぁっ! あああっ、出してっ! 中にいっぱい出してえぇぇッ!!」

 

 そして次の瞬間、スコットはミリアの膣内で再び欲望を爆発させた。その衝撃と快楽にミリアも何度目かもわからない絶頂に達し、焦点の合わない目を虚空へと彷徨わせて言葉にもならない悦びの絶叫を迸らせてしまうのだ。

 

「あっ……あぁ……あはぁ……!」

 

 もはや声を出す体力すら残っていないのか、口から垂れ流しになっている涎を気にする事もなく、ミリアは四つん這いを支える手の力を無くして、お尻を高く掲げた土下座のような体勢で地面に突っ伏した。

 

「はぁ、はぁ……。クヒヒッ、まだまだこれからだぜミリアちゃんよぉ? 後ろの穴も、彼氏に見せる前にたっぷりと広げてやるからな」

 

「ぅおっ……ほっ……えへ、へへへ……おひり、きもちひぃ……」

 

「はっ! こりゃ完全にトんじまってんな。まぁ、ケツ穴犯すのに抵抗されないのは楽でいいけどな」

 

 スコットの言葉を理解しているのかいないのか、どうでも良いと言った感じに口から涎と恍惚の笑いを漏らしているミリアへと、男は宣言通りに膣から抜いた剛直を彼女の後ろの穴へと重ね合わせる。

 

「それじゃ、彼氏持ち金髪美女のアナル処女いただき〜!」

 

「んおぉぉおお゛お゛……ッッ!!?!?」

 

 それから、誰もいない建物の一階の中で男が女のまんことアナルへと肉棒を突き刺す音は休まる事なく響き続け、二人の性交がひと段落を迎えるのは女性のお腹が精液によって妊娠初期と思うほど膨れ上がった頃であった。

 

 そしてそれは、二人がまぐわい合う建物と扉一枚隔てたすぐ外で、アイザックをリンチしていた三人の男の仲間たちが、遅れてやって来た一人の女性によってのされて車で正真正銘の悪魔の元へと運び込まれてしまった間の出来事であった。

 

 その後路地裏に残されたのは、助けが遅すぎたタキシード服を着た一人の男の死体、そして遅まきながら外の異常に気づいたスコットとそんな彼のチンポケースにされてしまった女性の三人だけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1931年。世界恐慌の煽りがアメリカ全土中でピークに達し、失業者が800万人超にまで上りながらも、未だ政府の適切な対応がなされない状況に、治安も経済も最悪期を迎えた年。

 

 どこもかしこでも家を無くした浮浪者と犯罪者たちが闊歩するニューヨークでも、唯一そんな俗世とは無縁の地区というものは存在する。

 

 それが、アメリカでも屈指の富豪たちが住むミリオネア・ロウだ。成功者のみだけがそこで生活する事を許され、その社会的地位の高い人間の多さから警察の見回りも強固なこの地区では、貧乏人の影などほとんどない。

 

 そしてそんな地区に数ある豪邸の一つ。かつてジェノアード一族というニューヨークでも指折りの金持ち一族が所有していた別邸に、そこの新しい家主となった男(・)女(・)が住み始めたのは半年ほど前のことだ。

 

 一年前にジェノアード家は当主と長男が謎の事故死を遂げて、残った資産も泥棒によって全て奪われ、昨年次男のダラス・ジェノアードまで行方不明となり、残されたのはまだ年端のいかないイヴ・ジェノアードのみと言う不幸を煮詰めたような状況に襲われた。

 

 それで少しでもお金を作るために資材や別邸を売りに出しており、その邸宅の家主となった男女も金で合法的に住む権利を勝ち取った社会の成功者たちである。

 

 そのお金が、違法な手段によって稼がれた物であることなど誰も知らず。

 

「あんっ、ああっ! チンポ、ゴリゴリって、私の弱いところ擦ってる! んあっ、おっ、お゛ッ!」

 

 そしてそんな邸宅の一室で、その主人である男と連れの女性は激しい夜の営みを行っていた。

 

 ベッドに仰向けに寝転ぶ裸の男の腰の上で、必死にお尻を上下に振って男根へと奉仕する美しい金髪の女性。その表情は結合部から感じられる快楽への悦びに満ちており、男へと向ける声には娼婦のような媚びた色が多分に含まれている。

 

「ひぐっ、おおッ、っ、ああ……! イッ、イっちゃう……私、またスコットのおちんちんで赤ちゃんのお部屋、ばちゅんばちゅんって乱暴に叩かれて、気持ち良すぎてイッちゃう……! ンイッ、クーーーーッ!!!」

 

「ハハハ! いいぞ、お前はイクたびに俺のディックを締め付けるから、俺もすぐに出そうになるぜ! おら、また出すからしっかり受け止めろよミリア!」

 

 その女性の名前はミリア・ハーヴェスト。つい半年前に彼女の蜜壺に肉槍を突き刺すスコットによって薬物レイプされ、彼の肉奴隷へと堕ちた女性だ。

 

「んおっ、ほっ、おぉ……! お願いスコット! 私のおまんこに精液いっぱいびゅーびゅーして! あっ、ああっ! イクッ! また、私もイク! 愛してる、スコット! 愛して、んあぁああぁぁ……っっ!!!」

 

 ビクンと背筋を逸らせながら肉棒の上で絶頂したミリア。そして同時に、男根を包み込む彼女の肉壁によってその刺激を受けたスコットがいつものように彼女の子袋へと欲望を解き放つ。

 

「ぅおっ! 出すぞッ!」

 

 びゅるるるるるる!!と音を立てながら注ぎ込まれる白濁液。それを悦ぶようにミリアの膣は肉棒から吐き出された子種を飲み干して、子宮の中へと導いていく。

 

「はぁ……! すっっごい量……熱いし、とっても濃ぉい……!」

 

 ミリアの口は、愛しい男の遺伝子が自身の胎へ注ぎ込まれる悦びに自然と動いた。それから数秒後、最後の一滴まで吐き出した男根を彼女の子宮へと埋め込むと、スコットもまた快楽の余韻に浸りながら息を吐く。

 

「ふぅー……。やっぱりお前の穴は気持ちいいな! こりゃもう完全に俺の専用マンコだ」

 

「あッん……! もうスコットったら……そんな男らしいカッコいい事言われたら、私また興奮して来ちゃうよぉ?」

 

 絶頂の余韻でビクビクと震えているお尻を平手で叩かれて、しかしミリアは嬉しそうに肉棒を締め付けながらスコットを見つめるだけ。

 まるで主人のやる事全てを肯定して支える従順な妻のように、ミリアはスコットだけを映した情欲に染まる瞳を瞬かせる。

 

 あの日、1930年にスコットがミリアを犯し尽くした後。

 彼に抱えられ、逆駅弁の体勢で肉槍をアナルに突き刺されながら恋人の無惨な死体を見てしまったミリアは、完全に心壊れてしまった。

 

 今までの自分を捨ててまで一緒にいたいと願った比翼連理の喪失は、強姦魔によって処女を奪われ、キメセクによって心弱めていた彼女にはあまりにも重すぎたのだ。

 

 結果、ミリアは自分の心を守るために、絶え間ない快感をくれるスコットが愛するパートナーだったのだと思い込んだ。

 アイザックに捧げていた無償の愛と同じくらいの愛をスコットへと捧げ、アイザックにも与えていなかった女の全てをスコットへと献上した。その中にはもちろん、泥棒カップルとして二人が盗んだお金も含まれている。

 

 そうして捧げた自身の孕み袋付きの女体と、ニューヨークでもある程度の資産家になれるレベルのお金に、スコットはそのドス黒い欲望を燃え上がらせた。

 

 彼はいつのまにかいなくなっていたダラスたち仲間のことなど忘れ、毎日ミリアの体を貪りながら怠惰な生活を送り続けた。

 

 その間も外ではマフィアの抗争や不死身の怪物たちの喰い合いが勃発していたが、ミリアと言う極上の金髪美女を手に入れたいスコットが気にすることはなく。

 やがて手に入れたお金でもっと良いところに住もうと、ミリアのおっぱいをザーメンティッシュ代わりに使っていた彼は、ダラスの実家の一つを買う事を選んだのだ。

 

 その際に、ダラスの妹であるイヴ・ジェノアードのあまりの可愛さに思わず浮気を考えたが、没落間際とは言えさすがにニューヨーク屈指の資産家の後継ぎを襲うのはまずいと思考を働かせて止めた。

 もっとも、いつか完全に没落したらあの美少女を自分の愛人にしてやろうと考えているのだが。

 

「んっ……ねぇ、スコット? そろそろ私たちの次の子供が欲しくなぁい?」

 

 だがスコットにとって、今はこの肉棒を膣で締め付けながら豊満な胸を押し付けて第(・)二(・)子(・)を望むミリアだけで十分すぎるほど幸せだ。

 

「また俺の子を孕みたいのか?」

 

「うん。だって私、スコットの子供なら何人でも何十人でも、何百人だって産んであげたいんだもん。それに……私の子宮、もうスコットの子種に貫かれる準備できちゃってるんだよ?」

 

 そう言って、自分のすでに子供を一人産み落としたお腹を優しく撫でて、淫蕩に微笑むミリアの姿に、スコットは半月前の出来事を思い出して満面の笑みを浮かべる。

 

 ベッドに寝転び、その股座から自分の遺伝子を宿したスコットの子供を産むミリアの姿を。

 自分の本当の恋人をリンチして殺した男たちの仲間に孕まされた子供を、愛情深く抱きしめて母親の笑みを浮かべるミリア・ハーヴェントの姿を。

 

 そして生まれたばかりの赤子をベビーシッターに預けて、早速セックス漬けの毎日へと喜んで逆行して腰を振って喘ぐ肉便器の姿を。

 

「だからスコット、もっと私を犯して? ミリア・ハーヴェントはスコットの女で、そうなるために産まれて、生きているんだって……体と心に刻み込んで」

 

 そんな、女としてどこか壊れてしまった彼女の姿に、スコットは玩具に向けるような愛おしさを感じるだけだ。そして彼はそんな壊れた女をより自分好みに作り替えるため、再び腰を振り始めた。

 

「あ、ああっ! スコットのおちんちん、また私のおまんこに射精したいってビクビクしてるぅ……!」

 

「ヒヒッ、当たり前だろ! こんな極上の女を前にしたら、男なら誰だってこうなるさ!」

 

 そして再びミリアは嬌声を上げ始める。その声が枯れるまで。いや……枯れた後もずっと、彼女はスコットに犯され続けるだろう――。

 

 孕まされ、ボテ腹にされ、子供を産んで、また孕まされ。そんな循環を老いて飽きられるまで繰り返して。

 彼女の中からアイザック・ディアンと言う男の記憶が消えるまでずっと――。

 

 そしていつしかミリアが心の底から想う愛しいパートナーが、完全にスコットへと上書きされてしまった時、彼女が一体何人の子供をスコットとの間に作ったのか……それは歴史の闇に消えていった事実だ。

 





 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 筆者が愛してやまないバッカーノ!シリーズ。私に群像劇と小説の面白さを教えてくれた大好きな作品です。知らない方は是非ともアニメを一度視聴してみてください。海外ニキたちが選ぶ日本のアニメトップ10に毎回ランクインするぐらい海外人気が高くて、OPとあの馬鹿騒ぎのBGMは誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。






 Fate/strange Fakeのアニメ化嬉しいし大好きなんですが、そろそろバッカーノ!完結編を読みたいです成田さん……。

100話達成記念で見たい陵辱系の後日談はどれ?

  • オクトパストラベラー
  • 月が導く異世界道中
  • 龍が如く
  • イリスのアトリエ
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • 異世界はスマートフォンと共に。
  • 銀魂
  • 仮面ライダーシリーズ
  • デビルメイクライ
  • ペルソナシリーズ
  • 聖女の魔力は万能です
  • Fate/Samurai Remnant
  • 百錬の覇王と聖約の戦乙女
  • SAO
  • 名探偵コナン
  • ハズレ枠の状態異常スキル
  • 魔法科高校の劣等生
  • ハリー・ポッター
  • 悪役令嬢レベル99
  • 忍の一時
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