もし徐倫がエルメェスやF.F.と出会う前に、最初にスポーツ・マックスをスタンド使いだと思って尾行して、逆に倒されてしまったら?
「まったくよ~。クソみてぇな女のせいで、ここの臭い飯を5年間食うことになるなんて、不幸だよなぁ俺は」
グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所。
刑務所と名の付く通り、法を犯し、罪を償わなければならない者たちを収容する「水族館」の異名で知られた巨大施設。だがこの刑務所が他と違うのは、ここが犯罪者の中でもより危険で反抗的な人間を収容するために作られた現代のアルカトラズと言うべき場所ということだ。
ここに入れられた人間は強盗から殺人、マフィアやカモッラと言った裏組織のメンバーと、文字通り重罪人の宝庫なのだ。
そしてそんな犯罪者たちを収容するからこそ、この施設の警備は元より、その出入りも厳重に監視されている。
まず孤島の上に建てられたこの刑務所への交通手段は、本州に繋がる一本の橋のみ。それ以外は船を使っての出入りしか出来ないが、そんな存在をここの看守たちが許すはずもなく、海に通じる海岸周りの監視は、内も外も最高レベルの警備が取られている。
つまり、この刑務所に入れられるということは、それだけの罪を犯した犯罪者であるという証明であり、今ぼやくように自分の境遇を憐れんでいる男もまた、そんな資格さえないほどの極悪人である事の証左なのだ。
彼の名をスポーツ・マックス。
角刈りにした金髪に、紫色の勾玉のような黒い模様がいくつも入った特徴的な囚人服をまるでスーツのように着こなした品の高さが伺える男だ。
罪状を脱税および恐喝で5年の実刑。
この刑務所に入れられるには軽すぎるに思える罪。だがそれを、ありとあらゆる手を尽くしてたった五年程度の刑務所暮らしに変えたと聞けば、その吐き気を催す邪悪ぶりの一端がわかるだろう。
彼は今、刑務所に備え付けられた囚人用の美術室の椅子に座り、背中をテーブルに寄りかけながら愚痴をもう一人に浴びせかけていた。
「はぁ、こんなことならあの女、さっさと殺す前にお楽しみの一つでもしとけばよかったなぁ」
じゅる、じゅじゅ、じゅっ
「結構そそる女だったし、穴全部ガバガバになるまで壊してからドブ川に捨てた方が、ドブが中に入りやすくなって浮かんでこなかったかもしれねぇよな」
んじゅっ、ちゅ、じゅずず
「なぁ、お前はどう思うよ、徐倫」
座るマックスの股の間。彼の上着と同じように質の良さそうなズボンを履いた彼の長い両足に挟まれるように、今まで彼の愚痴られ役に徹していた女が、そこでようやくその顔を彼の逸物から離して瞳を彼に向けた。
「素敵な話だけど、もしそのクソアマがいなかったらあたしはご主人様に会えなかったからね。だから、感謝してるよ、すっごくね」
「はは、言うじゃねえか! そういうところが可愛いぜ、徐倫」
マックスに媚びるように、彼に情欲の籠った目で被害者遺族が聞けば激昂するだろうセリフを平然と言った彼女の本名を空条徐倫。
黒髪と金髪が混じったお団子頭に、後ろの方を三つ編みで纏めた今年で19歳になったばかりの年若い少女だ。目鼻立ちがしっかりとした欧米人寄りの顔立ちに、引き締まったアスリート選手のような体付き。胸もその年頃の少女らしい大きさをしており、十分クラスのカーストトップを握れそうなほど容姿もスタイルも優れている。
罪状を殺人、死体遺棄、窃盗で20年。
まさしくこのドルフィン刑務所に収監されるべきしてされた重罪犯罪人と呼んで差し支えない経歴の持ち主だ。
その罪のほとんどが濡れ衣でなければ。
彼女は当時恋人だった男とのドライブ中に相手が人を轢き殺してしまい、その隠蔽を無理やり手伝わされてしまった。だがその後、警察によって逮捕された徐倫はなぜか轢き逃げも死体遺棄も全て自分がやった事だと恋人から罪を押し付けられ、担当の弁護士にも裏切られて全ての罪を肩代わりさせられたのだ。
だがそれでも、決して諦めない不屈の意思で自分の無罪と自分を陥れた黒幕を見つけようとしていた彼女がなぜ、今こうしてマックスに奉仕する売女のような存在になっているのか。
「なぁ、徐倫。良い事思いついたぜ、お前のその白いおへそに俺の名前の刺青を入れようぜ。お前が誰の雌かわかるようにな」
マックスが嘲笑うように、机の上に置かれていた刺青用の機械を手に徐倫を見下す。そんな事をすれば、根っからの負けん気の強さと、プライドの高さを持つ徐倫によって即座にチンコを引きちぎられ、その顔面を何十発も「オラオラ」されるのは決定事項であるはずだ。
本来なら。ニヤニヤ笑う彼の言葉に目を丸くした徐倫は、一瞬目線を自身の腹、刺青を入れると言われた場所を見た。そしてゆっくりと再び顔を上げると。
「さいっこう。だったらご主人様の名前だけじゃなく、オナホとか性奴隷って言葉も入れたいわ」
そんな、自分を貶める言葉を体に刻む事を何の忌避感もないような女の顔をして肯定したのだ。彼女が自分の腹を見たのは、そこに一生消えない烙印を刻まれる事を恐れたのではない。むしろ、どこのスペースにもっと彼を満足させられる言葉を刻めるかを確かめていたのだ。
マックスを見つめる瞳には、怒りも敵対心も欠片もない。ただ濁りきった情欲と服従心がそこには宿っている。
「OK、じゃあ机に寝転がりな。その白いキャンバスにたっぷりと二度と消えない跡を刻みつけてやるよ」
「ええ、喜んで刻まれるわ。ご・しゅ・じ・ん・さま♡」
そんな男に媚びる馬鹿女のような猫なで声で返事しながら、徐倫は男の目前の机にそのすらりとした美しい体を横たえる。両手両足を『気をつけ』の姿勢で固定し、まるで商品棚に鎮座された人形のような彼女の姿は、普段との印象の違いもあり実に背徳心をそそる絵になっていた。
鉄製のテーブルの表面は裸の身には冷たいはずなのだが、一言も文句も言わずマックスが刺青を入れる準備を眺めている。
「なぁ、徐倫、徐倫、徐倫。俺たちが初めて会った時の事を覚えているか?」
それはまるでハミングするかのように、マックスの口からまるで音色が響くかのように、彼は自分を見つめる徐倫に問いかけた。それに対してまるで苦い思い出を語るかのように、彼女は顔だけを男の横顔に向けて喋り出す。
「ええ、覚えてるわ。あの時あたしは、ご主人様がスタンド使いなんじゃないかと思って尾行してたのよね。だけど馬鹿で無能なあたしは、あっさりご主人様に見破られて不意打ちで気絶させられた。今思い出しても、ほんっとマヌケよね。あたしが、全てにおいてあたしより優れたご主人様を欺けるわけないのに」
その凛々しい顔で語るにはあまりにも不似合いな、自分を卑下して相手を上げる言葉。過去の自分を嘲笑うように喋る徐倫の口調には、本当にそう思っているからこそしか出せない響きがあった。
マックスの笑みが強まり、続きを促すように目で合図する。
「それで、無様に捕まったあたしはそのころはまだご主人様の偉大さもかっこよさも分からない低能で、みっともなくも反抗的な態度を取ってて。はぁ、ご主人様、あの時は本当にごめんなさい。昔に戻れたら真っ先にあの馬鹿女を殴り飛ばしたいぐらい」
「構わないぜ。今のお前がしっかりと自分の立場を自覚してる。それが重要だ」
眉を下げ、申し訳なさ気な顔を作る徐倫の頬にマックスが手の平を当てて気障な顔で微笑む。それだけで陶酔したような表情に変わった恋する少女は、その愛する男の手の感触を深く感じようと猫のように頬を擦り付ける。
「そんなあたしをご主人様は毎日時間を使って教育してくれたのよね。私が男のチンポを世話するしか価値のない雌だってこと。ご主人様の女になるために生まれて来たってこと。あたし馬鹿だから理解するのに時間かかっちゃったけど、ご主人様がそんなあたしを見捨てずにいてくれたおかげでやっと正しい自分を思い出せたわ」
だから、心から言わせて。愛してるわ、死ぬほど。
かつて敵であった男に、自分を凌辱し、その尊厳を貶めた相手への、胸やけしそうなほどドストレートな愛の告白。
目はトロンと潤い、頬は赤く染まり、口から漏れる息は熱く興奮しており、その言葉を発した事が、徐倫の中の性欲を高まらせるスイッチになったのは一目瞭然。今までぴっしりと閉じていた足をもぞもぞと動かし、下腹部に溜まる情欲を発散しようと淫らな雌の顔を出し始める。
「待てだ、徐倫」
だが、そんな徐倫の興奮を止める一言が彼女の主から放たれた。本来なら愛する男からのお願いなら喜んで聞いてあげたいと考えるほど躾けられた彼女だが、今ばかりは愛の告白、それも彼女の中では結構決まったと思うセリフ、を発したばかりでこのまま一発絶頂したいと思うほどに昂っているのだ。
だから徐倫は、マックスをご主人様と呼ぶようになってから初めての反抗をした。
「んっ、でも、ご主人様、あたし――――ッ!!」
メキャッ
鈍い音が徐倫の声を掻き消し、その頬を歪めた。物理的に。
マックスの放った握りこぶしが徐倫の凛々しくも少女らしさを残した可愛らしい顔を殴り飛ばしたのだ。一切の加減も、女相手への手加減もなにもない、全力での殴打。それは徐倫の頬の大きさを二倍はデカくするほどに腫れさせ、口内の歯を二本ほど飛ばし、鼻血を流させるほどの威力で、彼女を強制的に黙らせるにしても過剰すぎるほど。
「勘違いしてるぞ。お前は発情期の雌犬だが、俺のペットなんだ。出来たペットは飼い主の命令に従うものだ。そして俺は今、お前に待て、と言った。お前は飼い主の命令一つ聞けないのか?えぇ?」
マックスの雰囲気が明確に変わる。先ほどまでの気だるげで、女を嘲笑う軽薄な口調から、ドスの利いた、心の弱い者なら聞いただけでションベンを垂れそうな声へと。
だがその声色に反し表情は無表情で、それがなおさら恐怖心を煽るスゴ味を醸し出している。
マックスの顔が徐倫の痛みで引き攣った顔数センチ目前まで迫り、止まる。吐いた息の熱ささえ感じられるほどの近さ。圧迫感さえ覚えるその威圧に、徐倫は痛みさえ忘れて激しい後悔を感じていた。
それは暗闇に包まれた海の上で灯台の光を見失なったかのような恐怖。広大な砂漠のど真ん中で唯一の水を無くしたかのような喪失感。たった一つの自分の生きる上での「指針」が失われたような激しい絶望が徐倫の全身に広がる。
「あ……ご、ごめんなさい、ご主人様!! あたしが間違ってた! オナホが持ち主に口答えするなんてあっちゃいけないのに!ごめんなさい、ごめんなさい、このド低能でウジ以下の価値しかない空条徐倫にご主人様の慈悲をくださいッ!!」
必死に、徐倫は懇願した。神に自身の過ちを告白する神職者よりも敬虔に、医者に不治の病の治療を願う患者よりも必死に、別れを告げる恋人に縋りつく女よりも狂おしく、相手の慈悲にすがりつく。
そこに、強くたくましい女性、空条徐倫の面影は一かけらも残ってない。ただの奴隷そのものだ。
「良く謝れた、偉いぞ~徐倫」
そしてそんな無様な姿に満足したのか、許しの言葉はあっさりとマックスの口から発せられた。
彼に犬猫にするような声色と手つきで黒と金の混じった髪の毛を荒く撫でられて、徐倫はようやく安心を得ることが出来た。自分が居るべき正しい位置に戻って来れたのだと、幸福を取り戻したのだと。
「だが―――」
マックスが、彼女の神が、言葉を紡いだ。
「それでも、罪は罪だ。悪い事をして罰がないのは、いけないよなぁ。ましてここは刑務所だ、罰を与える場だ。ペットが飼い主に噛みついたら罰を受ける。当然だ。そしてお前は俺のペットだ。罰が必要だ。覚えの悪い犬猫は躾けられてようやく物を覚えるからなぁ」
それは徐倫にとっては神の訓示だ。自身の愚かさを許してくれる偉大な神の慈悲。マックスの、女を所有物のように扱う下卑た言葉も、その思考も、彼に身も心も、その信念さえも躾けられた奴隷にとっては常識なのだ。
「もちろんよ、ご主人様。どうかこの低能で愚かで、ご主人様のチンポを世話するしか価値のない雌犬に罰ってものをもう一度叩きこんで」
だから徐倫は当たり前のようにこれから来る罰を受け入れる。マックスを見つめる瞳に恐れはなく、どんな罰が来ようとも喜んで償うという信念に満ちていた。
「くははは、そんな身構えるな。別に大したことはしねぇ。なぁ徐倫、悪い事をした子供が受ける罰と言えばなんだ?」
「――――!」
その問いに、徐倫は行動で答えた。言葉の意味を理解してすぐに、机に垂直に横たえていた体の下半身を持ち上げて、まるで赤ん坊が親にトイレの世話をしてもらうような体勢を取る。
それを横目で確認したマックスはその顔に下卑た邪悪な笑みを貼り付けながら、そのまる出しになった下半身が良く見える位置へと移動していく。
「それで、答えはなんだ? お前の口から聞きたいなぁ、徐倫」
「お尻ぺんぺん……悪い娘のあたしにお尻ぺんぺんして躾けて!」
それが答えだった。そして言い終わった直後、パンッ、と徐倫の叩きやすいように晒された尻たぶをマックスの平手が叩きつけられた。
パチンッ! パチンッ! パンッ! バチンッ!
「んっ……んんっ……ぐぅ……んぎぃ!!」
みるみるうちに血のような赤さに染まっていく徐倫の白かった尻肌。回数を重ねるごとにどんどん強さを増していくお仕置きに、最初は声を我慢していた徐倫も徐々に痛みによる悲鳴を抑えられなくなる。
バチンッ!! バンッ!! バチンッ!!!
「ひぎぃっ!! ぎゃっ!! あ゛ぁぁ!!!」
マックスは徐倫の悲鳴をエッセンスに、むしろその泣き叫ぶ声をさらに引き出そうとしているかのように、叩くペースを上げる。
お尻ぺんぺんと言う可愛い言い方には似合わないほどに辛そうな絵面は、明らかにお仕置きと言うより拷問だ。だが、一点だけ拷問とは違う事があった。それは、叩かれる女の尻の割れ目、そこから垂れる液体の存在。
徐倫はこの苦痛しかないようなスパンキングに、興奮して、感じていた。それは単に彼女が痛みを快楽に変えてしまう重度のマゾヒストであるだけでなく、そうなるように開発された彼女の過去の調教にある。
彼女は、今の雌犬 空条徐倫になるまでの間に激しい拷問まがいの性的暴行を何日も、何十時間にも渡って受けて来た。それは黄金の魂さえも曇らせる邪悪な所業。女である事そのものを後悔する鬼畜の行い。薬を使った精神の錯乱や刺激の鋭敏化、四六時中モノのように扱われての人権否定、浣腸に脱糞、ションベンの飲用と言った尊厳の破壊。全身を性感帯になるよう開発され、アナルなどもはやウンチする度に絶頂してしまうほど壊されている。
そんな体にされるまで受けた数々の痛みを全て快楽に感じるように念入りに躾けられたのだ。今の徐倫には腹を全力で殴られても絶頂を感じるほどの最低の変態に変わってしまった。
だからたかがこの程度のスパンキング、徐倫にとっては愛撫に等しいのだ。
「んぃぃ! あぐぅ! イクっ!! うぎぃ! イキますっ!!」
ぷしゃぁぁ、とスパンキングされている最中のお尻から愛液が迸る。それは徐倫が女として終わってしまっている証。男にスパンキングされているという状況と痛みで感じて絶頂する淫乱女に成り下がったという何よりの証拠。
割れ目から飛び出した液体は、振り下ろされようとしたマックスの手のひらに当たり、それ以外は机の上に点々と跡を残してその淫らな愛臭を部屋に充満させる。
そして手に付いた徐倫の愛液をちらりと見たマックスは、振り下ろそうとした手の位置を微妙に変え、今まさに絶頂してヒクヒクと震える女陰へとスパンキングした。
「んひぃぃぃ!!!」
馬のような鳴き声を上げ、徐倫が仰け反った。今までまん繰り体勢を維持していた体が衝撃に足を下ろしそうになる。イッたばかりで敏感になっている性器に走った強い刺激に、痛みを快楽に伝播する徐倫のマゾヒズムがその激しい悦楽に脳の処理機能を超えたのだ。
そして涎をだらしなく垂らし、白目を向いたアヘ顔と言う言葉がこれ以上となく似合う表情をさらす彼女の口元に濡れたマックスの指が突っ込まれる。
「んごぉっ!?」
「徐倫、お前は本当に愚図なペットだ。罰だと言ったろうに、喜んでどうする? しかも飼い主に許可なく絶頂するのも頂けないなぁ。君の体液で濡れたこの手を、きちんとその口で掃除するんだ」
ぐりぐり、ぐちゅぐちゅと、マックスの指が口内で動き回る。徐倫の舌が命令通り必死に掃除しようと彼の指を追いかけ回し、彼女の表情をより無様な変顔へと変えて行く。それを楽しそうに見下すマックスはもう一方の空いた手で手慰みに彼女の形の良い胸へと伸ばす。
「ふむぅ! んご、うぅぅ、ふぅ!!」
胸をこねくり回すように強く揉み、その中心で存在を強く主張する固く膨らんだ桜色の突起をつまむ。それらの動作の度に指を舐める従順な少女の口から面白いように声が漏れる。
ピンと張った突起の周りを指先で円を描くようになぞる。
「ふぉぉぉ――――!」
指先でくすぐるように突起を弄ぶ。
「ふぃぃ! んんん!!」
強く握りつぶし、千切れそうになるほどに引っ張る。
「んぐぅぅぅぅぅ!! んん、んんぃぃぃ!!」
そんな無様なおもちゃの楽器を楽しむマックスとは対照的に、玩具となっている徐倫の内心は悲痛の一言だ。なぜなら先ほどマックスに罰を喜んでいたことで叱られてから、彼女は必死に絶頂しないように我慢しているのだ。
それだけでなく、今は愛する主人の指を口で掃除している。間違っても、胸の刺激で感じた拍子に歯を突き立ててしまうなんて暴挙を犯すわけにはいかない。そうなれば最後、マックスは自分を見捨てるだろうと徐倫は考えていたし、そしてそれは死よりも恐ろしい罰なのだ。
だからこそ彼女は自身の精神力と顎の筋肉をフル活用して、絶頂したくなるほどの快楽に耐えながら、口いっぱいに入ったマックスの指を歯に当てることなく舌で掃除するという荒業をこなしているのだ。
図らずもそれが徐倫にとっての正しい罰となっていたのだが、マックスには欠片もそんな意図はなかった。単純に片指を口淫させている間、もう片方の手が暇だから手の届く範囲にあった胸で遊んだ以上の理由はない。
そしてマックスにとってはほんの数十秒、徐倫にとっては何時間にも感じられたその行為もようやく終わりとなる。
満足したのか、はたまたただ飽きたのか、口から指を抜いたマックスはその唾液で濡れた指を、まるでちり紙で拭くように徐倫の髪の毛に擦り付けたのだ。
父親譲りの彼女のやると決めたらとことんやると言う漆黒の意思を具現化したような黒色と、母親譲りのどんな逆境にも負けず立ち向かう黄金の意思を象徴するような金色が混じった誇るべき美しい髪が、ファミリーレストランの無料紙よりも雑に使われる。
だがそんな誇りも家系も汚されるような事をされても、今の徐倫にあるのは感謝だけだ。むしろ髪をティッシュ代わりに使われた事に喜びさえ感じ、こんな馬鹿女の髪の毛で指を拭いてくれるなんて!とマックスへの愛情と尊敬を高めるありさまだ。
「さて、徐倫。少し脱線したがお前のその男に奉仕するしか脳のない体に、俺の名前を刻むとしよう」
その言葉に、やっとその時が来たと徐倫は胸を高鳴らせた。自分自身の粗相のせいで先延ばしとなったが、そのご褒美の存在をひと時も彼女は忘れてはいなかった。
そう、ご褒美なのだ。愛するご主人様の名前を一生消えない証として体に刻んでもらうと言う、彼女にとっての聖印だ。それを刻めば、いついかなる時でもご主人様の存在を身近に感じ、また自分が誰に服従し仕える存在かを表す証明書になると考えているのだ。
自分に声をかけてくる男が居れば、腹を見せれば自分が所有された雌であるとわかるだろう。
もしフロリダ州で迷子になっても、これをご主人様の部下に見せるだけで愛する主人の元へ帰れるだろう。
そんな事を考えて幸福を感じる徐倫の前で、刺青用の器具を持ったマックスが唐突にズボンを下ろした。
刺青を入れる前に一発射精するつもりなのかと、そんな推測をして彼のために膣を手で広げるべきかと考える徐倫に次にかけられたのは彼女も予想していなかった一言だった。
「だから、君はその間俺の椅子になれ」
まるで上着を着る間バッグを持っていてくれと頼むような声色で、普通の生活では絶対に使うことがないようなセリフをマックスが言った。
そしてその意図を聞くような質問をする時間を徐倫に与える間もなく、彼は最低最悪の考えを実行に移した。彼女が寝転ぶ机に上り、彼女の顔を跨ぐ位置に移動する。
ここに来てようやく、徐倫も言葉の意味を理解した。そしてそれを理解した時には、マックスの不潔な尻が勢いよく顔へとのしかかっていた。
「ふごっ!」
そんな間抜けな声を思わず出した椅子替わりとなった女の事など気にしないというように、マックスは座り心地の良い場所を探して何度も微調整のために汚い尻を移動させる。
そして当然その度に下敷きにされた椅子は表情を歪められ、鼻先が男のケツ穴へと何度も出し入れされる。息苦しさに手をバタバタさせて情けを求める椅子に、だがマックスはこれから刺青を入れる場所をバチンと叩く事で黙らせた。
「動くな。ぶれたら、どうすんだ徐倫」
その一言で、一切の動きが止まった。代わりにマックスの尻下で小さな呼吸音が響き、微かな風が彼のケツ毛を震わせる。それを確認して、ようやくその手に持った刺青用の器具の電源を入れて、体を前に倒して綺麗な白いキャンバスに筆を入れた。
びく、びくん、びくん
刺青入れと言う名の筆が線を引くたびに、その画用紙兼イスが小刻みに揺れる。ご主人様専用尻マットがする呼吸音が深く、早くなっていく。
ぷしゅ、ぷしゅと作業するマックスの数センチ先では筆を入れてから何度も興奮液が迸っている。それは机に水滴どころか水たまりを作る勢いで増量されており、この作業が終わる頃にはコップ一杯分の水をこぼしたと勘違いするほどの量になりそうなほどだ。
「おい、気持ちよく作業したいから俺のケツを舐めろ」
マックスの傍若無人にも程がある注文。だがそれを断る事など、立場的にも心情的にも出来ないご主人様専用尻マット兼キャンバス兼忠実な奴隷空条 徐倫は、自分の課せられた使命を全力でまっとうしようと舌を伸ばす。
「んじゅる、じゅず、ん、じゅぱ」
「おーし、いいぞ。その調子だ」
徐倫の舌がこの世で最も不潔な場所の一つである男のアナルへと入っていく。そして皺ひとつひとつ、その肉ひだの全てを舐めとろうと順応無尽に奉仕し始める。
片や鼻を男の陰毛の中へと深く沈めて、その鼻が曲がりそうな異臭を呼吸するために強く吸い込み、片や舌で男の排泄物や垢が残っていそうな尻穴を舐めとる。この世の地獄と言って差し支えないその行為を、徐倫は一生懸命、そして手慣れたように行っていた。
なぜならご主人様のアナルを舐めるのはこれが初めてではないからだ。
まだ徐倫が反抗的で反骨精神にあふれていた頃、マックスが器具で固定されて目隠しされた彼女の顔面に座り、ほぼ丸一日その状態で過ごしたことがある。
もちろん全力で抵抗した彼女だが、生きるために息を吸うたびにマックスのケツの匂いを嗅いでしまう事、そして目隠し状態である事、幾度も使われた薬の後遺症や疲弊から抜け出すために休憩を条件にその最悪の初体験をすることになった。
それ以降何度か食事する時の交換条件で尻穴を舐めさせられたりした事で、嫌悪感と吐き気を残しつつも舌舐めスキルが上昇し、いつしか命令される前に進んでマックスの尻へと舌を伸ばすようになるほどに躾けられたと言うエピソードがあるのだ。
「ふぐっ、じゅる、じゅずず――――!」
「んん、やはり気の強い女にアナルを舐めさせるのは気分が良い。さて、今日はこのぐらいにしておくか、と!」
マックスが終わりの合図のつもりか徐倫の割れ目を開き、その中で強く存在を主張する真っ赤なクリトリスをピンと弾いた。
「ふんっ、んぶぅぅ――――!!」
効果は覿面で、今まで一応マックスの動くなと言う命令を守り直立の体勢を維持していた徐倫が、面白いほどにその下半身をヘコへコと上下させながら今日一番の潮吹きを見せた。
その絶頂の高さは相当な物だったのか、ピンと張った足先はしばらく下りることはなく、宙に浮いたままピクピクと痙攣を繰り返している。
だがそんな徐倫の状況などお構いなしに、マックスは立ち上がる前に最後にタオルで尻を拭くように思い切り彼女の顔に乗せた下半身を強く擦り付けてから起き上がる。
その際に下で「ふぎっ」と短い悲鳴が鳴ったが、気に留めることもなかった。
「ふう、一仕事したら喉が渇いたな」
マックスが部屋の端に移動し、そこで当たり前のように置いてあるビールを手にゴクゴクと喉を潤し始めた。刑務所の中で囚人が手の届く範囲にビールが置いてあると言う異常。
しかしその理由の答えは実にシンプル。徐倫が自分のスタンドの力で警備室からパクった、ただそれだけだ。
彼女のスタンド、ストーン・フリーは自身の体を紐状に変えてどこまでも伸ばすことが出来る。それを使えばたかがビール缶一本や二本など手間にもならない。そして彼女はそんなストーン・フリーの力を、文字通り貢物を集めるために使っているのだ。
かつては黄金の意思を持ってその能力を、理不尽を打ち破り、真実を見つけるために使われた彼女のスタンドは、今ではただのコソ泥道具でしかない。
そしてその担い手たる徐倫はようやく絶頂の余韻が抜けたのか、上体を起こして自身の下腹部に刻まれた一生消えない聖印をその痕を確かめるようになぞっていた。
『スポーツ・マックス専用』 『淫乱馬鹿女』 『アナル大好き♡』
元の肌が染み一つない綺麗な色をしていたからこそ、その上になぞられた数々の陰湿な黒い文字列が異彩を放ってその存在を主張する。だがそれを見る徐倫の顔は幸福そのもの。
なぜならそれは自分とご主人様を繋ぐ『絆』だから。決して千切れない固い鎖となって空条徐倫をスポーツ・マックスへと結び付ける絶対的な証。
「――あっ、んぃッ♡」
それを実感しただけで、徐倫は軽イキしてしまう。体が震え、幸福ドーパミンが脳から絶え間なく放出される。それはまさしく、あるべき奴隷の姿。下女にも劣る、雌畜生のありさまだ。
「あ~、やべぇもよおしてきちまった。おい徐倫、便器になれ」
「は、はい! どうぞ好きにあたしの雑魚マンコ便器、使ってください♡」
缶ビールを一杯飲み干した事で膀胱が緩んだマックスが、光悦の表情で一人アクメを決めてる徐倫へとそんな最低の命令を下しても彼女は二つ返事で肯定する。
即座に机の上で体を反転させるとうつ伏せで四つん這いになって頭を下げ、お尻を高く掲げた土下座ポーズを取って見せた。それだけでなく両手で尻たぶを掴み左右に広げることでマンコとアナルの両方の穴の奥までマックスが見えるようにする。
これが徐倫の便器姿。土下座の体勢で偉大なる雄への屈服を表し、尻を高く掲げて自分の無様さを見せ、そして自分からお尻の両穴を広げることで従順さと放尿するための場所の提供を行うという、マックスの奴隷となった徐倫が最も好む姿勢。
なぜならこの体勢で徐倫は自分の初めてを奪われたからだ。奴隷として教育される自分が初めて教え込まされた屈辱的な姿勢。
反抗的だった頃には何度も尻の高さが足りないとか、頭をもっと地面に擦り付けろとか、子宮が見えるぐらいマンコを広げろとたくさん注意され、それに言い返す度にスパンキングにアクメ、浣腸排泄をさせられた。
そんな今思い返せばありがたい教育の末、徐倫は常にいかなる時も完璧な便器体勢になれるようになったのだ。
だから徐倫は、たとえマックスの方に尻が行くように調整した結果、自身の顔を先ほどの刺青入れによって出来たアンモニア臭の漂う液体と愛液のミックスジュースの中へと入れることになっても怯むことはなかった。
顔を自分が出した淫水に浸からせながら、土下座して主人のおしっこを待つ姿は実に便器と呼ぶに相応しい無様さで、そんな徐倫の突き出された二つの穴にマックスは取り出したペニスをこすり合わせた。
「さーて、今日はどちらにしようかなぁ~っと」
ペニスの先端がヒクヒクと震える膣穴とケツ穴の割れ目を突きながら往復する。マックスにとって面白いのが、亀頭がそれぞれ穴の入り口付近に近寄る度に、目に見えてその内壁を胎動させて彼のペニスを咥え込みたいとアピールしてくることだ。
それが楽しくて何度も亀頭を近づけてはもう片方の穴に移るというのを繰り返す。その焦らし責めに徐倫のお尻に汗つぶが浮かんでくる。まだ挿入されてもいない間に、彼女の体は性的興奮で感じまくっているのだ。彼女のその興奮を伝えるように、大きく開帳された、何度も使われた事で少し黒ずんできているマンコからとろりと液が垂れている。
「よーし、今日はこの生意気なケツ穴に決めたっと!」
「んあ、あ゛あ゛ぁ!!」
マックスの剛直がまるでオナホールを使うかのようなノリで徐倫の後ろの穴へと突き込まれる。本来性行為ようには作られていないその穴を、しかしマックス専用の奴隷として調教された徐倫の排泄穴は、まるで初めからマックスのチンポを受け止めるためにこの世に存在していたかのように、スムーズにその根元までを咥え込む。
だがそれも当然。今の徐倫の穴全てはスポーツ・マックスが最も気持ちよくなれる形に開発されている。同時に、徐倫はスポーツ・マックスのチンポを挿入された時が最も気持ちよくなれるようになっているのだ。だから徐倫はこの先、万が一マックス以外の男と性行為をしても二度と彼以上の快楽は得られない。
だから体の面でも徐倫はもうマックス専用なのだ。
「はぁぁぁ! ふぅぅぅ!」
自身の下半身を圧迫する剛直の存在に徐倫が力みながら必死に排泄穴に力を入れて収縮と弛緩を繰り返す。少しでも主人のチンポを気持ち良くさせようという性奴隷根性が染みついた献身的な行動。
一方ケツ穴にペニスを挿入したマックスはそれ以降欠片も腰を動かそうとしない。なぜならこれは彼にとってただのトイレなのだ。トイレの際に男は意味もなく腰を前後に動かしたりしない。ただペニスを取り出し、それを便器に向けておしっこが出るまで待つものだ。マックスはそれをしているだけだ。
「ふぅ、いいぞ。そのまま俺のチンポを締め付けて気持ち良くしろ、そうすりゃそろそろ、あ、出る」
「お、おおぉぉ! ご主人様の、おしっこがケツ穴に! あ、ありがとう、ありがとうございます、それしか言葉が見つからないのぉ!!」
そしてまるで酔って外の草むらでションベンをするような気軽さで、マックスは徐倫のアナル奥で放尿した。精液とは違う温かい液体の勢いのある放出がうんちを溜めるための直腸へと注がれる。
普通に生きていたら感じることのないような刺激、その快感に徐倫は白目を向きながらも、幸福の絶頂にマックスへの感謝の言葉を叫んだ。
それは自分のような馬鹿雌のケツ穴をおしっこ用の便器に使ってくれた感謝。自分の直腸を、おしっこをかけられて感じる人間失格排泄穴に変えてくれた感謝。何よりも、空条徐倫を人間からオナホ以下の雌犬と言う正しい位置に戻してくれた感謝だ。
長い放尿に徐倫の腹が膨らんでいく。直腸に溜まったマックスの尿のプールが彼女の腹を押し広げているのだろう。許容限界を超えた量のおしっこが二人の結合部からこぼれ出ないように、徐倫はチンポを自身の厚い腸壁で隙間をなくさんとサンドイッチする。
そんな徐倫の顔は下半身に力を入れていることと、激しい絶頂に晒されていることで鼻水と涎をみっともなく垂らし、アヘ顔の見本と言うべき無様な表情を形作り、彼女が完膚なきまでに女として再起不能になったことを伝えていた。
「ふぅぅぅ。出した出したっと」
じゅぼっと最後の一滴までトイレに排泄し終えたマックスは、最後に漏れ残しがないように一回腰を強く突き入れてから自身の逸物を抜き出す。
「おひぃっ♡」と使用したトイレが喘ぐが、そんな物マックスの耳にも入らない。彼にとって今の徐倫は人でも奴隷でもなく、物なのだ。トイレをした後に流れる洗水の音に一々耳を傾ける奴がいるか? つまり、そう言うことなのだ。
「ほぉ……ご利用、あ゛りがどうございます……ご主人様ぁ♡」
幸せ一杯の顔で、自身のお腹を満たす男の排尿の感覚に打ち震える徐倫。少し体を動かせば、直腸に溜まった液体もまた揺れ動き、自分がご主人様のおしっこを貯めるタンクになっていると言う実感が徐倫の心を陶酔させる。
だが、すっかり調教されて締まりの悪い穴となってしまった徐倫の排泄穴は、腸内の液体を出さないように我慢することさえままならない。
徐倫が便器の姿勢からわずかに尻を下に降ろした瞬間、彼女の腹に溜まったご主人様のおしっこが解放されようと出口へと流れ込む!
だがそんな事は許さないと徐倫は己が持つ最大の力を解き放つことを決めた。
「ストーン、フリー! ご主人様のおしっこは一滴もこぼさせない。だからあたしは、あたしのハメ穴を糸で塞ぐ!」
ドルフィン刑務所を脱出するという、徐倫の固い意思であり、自由意志の象徴であったストーンフリーの力が、ケツ穴からおしっこが漏れないようにするための手段として使われる。
彼女の隣に現れたスタンドヴィジョンが、その腕を糸として解けさせ、それでボールぐらいの毛糸玉を形作ってみせる。
そしてその完成した球を、もう片方の残った手で自身の主である徐倫のケツ穴、今まさにマックスのおしっこが垂れそうになっているそこへと、まるで栓をするように嵌め込んだ。
「んぐっ! はぁ、はぁ、これであたしのケツ穴は正真正銘、ご主人様のおしっこタンクになった。ふぅ、やれやれって感じだわ」
そんな激闘を終えた後の決めセリフのように言うには、あまりにも内容と声色が一致していない。それでも満足気な、それこそ正月の朝に新品のパンツを履いたような清々しい表情で、徐倫は宣言する。
「いい子だ徐倫。それでこそ、俺の女だ」
「…………ッ♡ と、当然です、ご主人様♡」
そんな徐倫の顎をクイッと持ち上げて、近距離で彼女に賞賛の声をくれる優しいご主人様。それだけで自身の今までの不幸な人生が報われるような心地よさを感じて、徐倫は愛する主人に愛情の籠った瞳で奴隷としての姿を晒すのだった。
黄金の魂を持った空条 承太郎の娘、空条 徐倫----永遠に再起不能。
「囚人番号MA-26156、お前は今日で刑期満了、釈放だ」
それが、長かった五年間の刑期の終わりを告げる宣告だった。手際の良いもので、その通知を受けるなりそそくさと釈放までの手続きが一時間と経たず終了した。碌なインタビューや精神鑑定も受ける事無く、形式上の釈放する囚人に向けた署長からの挨拶と共に、マックスは久方ぶりのシャバへと解放された。
「ボス、お迎えにあがりました」
ドルフィン刑務所の入り口前ではそんな彼を待っていたスーツ姿の大柄な男が不器用に礼をして出迎える。その後ろには男が乗って来たであろう綺麗に磨かれた黒のリムジンが停まっており、ドルフィン刑務所専属の警備員が目を顰めるほどの圧を放っていた。
「よう、よく迎えに来た。もう少しで俺の連れも来る」
務所で服役していたスポーツ・マックスの連れ。そんな者は居ないはずだと運転手の男は困惑したが、次の瞬間にマックスが出て来たドルフィン刑務所の釈放用の扉から出て来た人影でその意味を理解した。
「お待たせしてごめんなさい、ダーリン♡」
特徴的なお団子頭の黒髪に金髪が混じった少女、空条 徐倫がまるで恋人のようにマックスの右腕へと自身の両腕を絡める。その姿は以前の徐倫と同一人物とは思えないほどの変わりようで、それは徐倫の今の服装にも如実に表れている。
蜘蛛の糸のような柄のファッションは一緒だが、トップスは元々へそ出しのスタイルだったのが、今では胸の真ん中までをギリギリ隠せるぐらいのミニシャツになっている。
しかもその下乳部分が綺麗な白肌を晒している事から、徐倫がブラの類を着けていないことは誰が見ても明らかで、目ざとい者が見ればシャツを押し上げる突起の存在を認識できるだろう。
そして彼女の胸の中心にあったハートに蝶が刻印されたアクセサリーの代わりに、そこには同じハート型だが中央に『M・S』と刻印されたアクセサリーがチェーンで徐倫の首にかかったチョーカーと繋がれていた。
そして元々彼女が穿いていたズボンはその丈を大きく減らし、健康的な太股を大きく晒すホットパンツに変わっており、その丈の部分は無理やり引き千切ったのかダメージジーンズのように解れ、箇所に至っては下着が見えそうな位置まで破れている。
そして何よりも、彼女の露出したおへそ周り。そこに刻まれた文字が徐倫の堕落をまざまざと見せつけていた。
『雌奴隷 ジョリーン・マックス』
偉大なスタンド使いであり、黄金の意思を持っていた空条の名を捨て去り、最低最悪の吐き気を催す邪悪なギャングのボスのファミリーネームを自身に刻みこむ。
それは徐倫の覚悟の印。生涯をスポーツ・マックスの女として、性奴隷として、肉便器として生きると決めた彼女がその身に誓いとして残したのだ。
そしてそれはもう一箇所。彼女の首裏。本来ならジョースターの血族の象徴たる星型のアザがあるはずのそこが、上書きされるように彫られた刺青によって消え去っている。
代わりに刻まれたのは、スポーツ・マックスが所属するギャングのマーク。それが、徐倫とジョースターの繋がりを断つように彼女の星をかき消してしまった。
彼女の星はもう二度と輝かない。
「おせぇぞ、徐倫。雌奴隷風情が俺を待たせるな。とっとと乗れ」
「わかったわ、ダーリン♡」
ダンっと車の扉が閉まる音と共に、スポーツ・マックスと徐倫を乗せたリムジンが走り出す。刑務官が最後に見た彼女の姿は、リムジンの中で男の腰の上に乗ってキスをする淫乱な女の姿だった。
「あんっ♡ ダーリンの腰使い、相変わらず気持ちいい♡ あっ、あっ、ああんッ♡♡」
「そうそう、お前はそうやって喘いでるのがお似合いだぜ、徐倫」
広いリムジンの後部座席で車が出発するや否や、さっそくホットパンツを脱ぎ捨てて興奮した蜜壺を晒した徐倫は、自身の膣をご主人様たる男の怒張に突き刺したのだ。
自身の子宮を強く押し上げて、彼女の押し広がった膣穴の隙間を埋めてくれるマックスの剛直は、もはや徐倫がまともな人間のフリをするには欠かせないのだ。
徐倫はもう、マックスの肉棒を膣穴かケツ穴のどちらかに挿入れてもらわなければ、数日で禁断症状を起こしてしまうほど、その精神を男に依存させていた。
それこそ、マックスとセックスを五日しないだけで半狂乱に陥り、スタンド能力を暴走させてしまうほどに。
事態を重く見た徐倫をドルフィン刑務所に来るように嵌めた黒幕は、もはや彼女が再起する可能性が完全にないことから、彼女をマックスに押し付ける形で出所させることを決めたのだ。
そのおかげで、マックスは予定より早く仮出所が決まり、せっかく調教したスタンド能力付き雌オナホも持ち帰れると万々歳だ。
「徐倫、俺に言われた通りにやってるか?」
「んっ、はぁ♡ えぇ、ダーリン。ちゃんと仕掛けてあるわ……多分、もう少しよ♡」
マックスが投げかけた一見意味不明の言葉に、徐倫は自身の膣に何度も剛直を出し入れさせながら答える。
それは男が彼女に刑務所を出所する前にしたとある命令。それをちゃんと達成したかの確認だ。
「ククク、そいつは良い。『立つ鳥跡は濁さず』ってお前の国の諺にもあるからなぁ。きちんと後顧の憂いは断っとかねぇとな」
「えぇ、ダーリンの言う通り。あたしのストーンフリーが、ダーリンの罪を知ってる看守、囚人、そしてダーリンに恨みを持つ人間全員の首筋に今糸を巻きつけてるわ♡」
それはあまりに悍ましく醜悪で、かつて気高く正義感の強かった徐倫の心を、徹底的に踏み躙ったマックスにしか思いつかないような計画。
彼は…………徐倫のスタンド、ストーンフリーの糸を、自身にとって都合の悪い人間の首に巻きつけ、それを出所して高速で移動する車に繋げたのだ。
かつて彼女が、自身を騙した弁護士に復讐のために車を運転する彼の首に糸を巻いて、そのまま絞め殺そうとした時のように。
だが今回違うのは、今の徐倫に直前で思い止まるような良心の呵責は欠片も残っていないと言うこと。
「あっ……♡ あと、少しでストーンフリーの糸が張るわ♡ あんっ、ああっ♡ ダーリンの邪魔な人、みんなあたしが殺すから♡」
「ああ、そうだ。しっかり殺って、俺たちの新しい門出を祝そうじゃないか……!」
嗤う二人の悪魔と淫魔を、今から止められる者は誰もいない。これから初めて人を殺す興奮に、腰を振る速度を早めた徐倫は、自身の瞳に映る愛する主人と、その後ろの車の窓から見えるシュルシュルとたるみが無くなっていく青く輝く糸を見ながらその身の光悦を強めていく。
「あっ、あっ、あ゛あ……!! ダーリン、イクッ! あたし、イッちゃう! あひっ、ああっ、イクイク、人を殺して、イクぅぅぅぅう----ッ!!!!♡♡♡♡」
ピンッ!!!
それは、絶頂して体を弓形に逸らして全身を張り詰めた徐倫の音か、それとも彼女の絶頂と共に強く張った大勢の人間の首に繋がった糸の音か。
どちらにせよ、この時徐倫はドルフィン刑務所始まって以来の最大の事件を、主人たるマックス以外に知られることのない完全犯罪を、チンポの上でアクメを決めながら成功させたのだ。
最低最悪のギャング、スポーツ・マックスの女、ジョリーン・マックス。ドルフィン刑務所から出所後、アメリカで数々の暗殺、ドラッグの密売、恐喝、強姦の疑いをかけられるが、そのどれをも証拠不十分で逃れ、以降一度も警察に捕まることなく表の世界と裏の世界を渡り歩いた。
スポーツ・マックス最大の腹心として知られる彼女は生涯に渡って主人たる男の隣に寄り添い、記録によると四回の出産を経験したと言う。
さらに自身のヌード写真や絵を残すのが趣味だった彼女は、死ぬまでに多くの卑猥で淫乱な彼女の体を使った芸術品の数々を世界中の好事家たちに捧げ、彼女の美しい体は一時期ヴィーナスよりも有名な女性の裸体絵として裏社会では見かけない日がなかったと言う。
享年56歳。薬の過剰摂取で死んだ夫の後を追うように自殺した彼女の遺体は、彼女が愛した夫と共にアメリカ郊外の墓に棺として埋まっているという。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
徐倫ってアニメで結構最近のアニメキャラらしい画風で書かれて一気にセクシーさが増した感じがします。ぶっちゃけジョジョの女キャラでは結構上位に来るぐらい好きです。
ジョジョ六部は最初漫画で読んだ時ずっと???が浮かぶようなバトルが多くて、アニメになってようやく『納得』出来た戦闘が多かった。個人的にプッチ神父が絡む戦闘は全部名バトルばかりで、ジョジョラスボスの中でも大統領に次いで好きです。
同じぐらいにウェザーリポートとF.F.も好きなので、アニメの最後のあのアニオリ展開は本当にスタッフに感謝しかなくて、神殿を建てたいぐらい好き。特にエンディングでの船に乗れた彼には、心が救われた気がしました。
100話達成記念で見たい陵辱系の後日談はどれ?
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オクトパストラベラー
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月が導く異世界道中
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龍が如く
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ジョジョの奇妙な冒険
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異世界はスマートフォンと共に。
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魔法科高校の劣等生
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