※この作品はR-18です。

マイナーキャラ妄想短編集   作:ニンニク嫌い

74 / 164
逆転裁判(綾里 真宵) 中編

 

 

 ようやく仕事に慣れて来たと、真宵は最近思うようになってきた。

 小中の元で秘書として、働くようになった頃はどんな事をするのかと不安だったが、幸いにも経験のない自分にそこまで負担の多い役をさせられることはなく、普段の仕事は部屋の掃除や飲み物の給仕と言った簡単な物ばかり。

 

 それがあって最初の内は戸惑った秘書としての仕事は今では順調にこなせるまでになっている。今も小中へと出すためのコーヒーを準備しており、その手並みも初日の頃に比べれば大違いと呼べるほどだ。

 

「ふふん、ふふん、ふふふん」

 

 鼻歌を交えながら慣れた手つきで棚から『ブラックアイボリー』の銘柄が書かれた袋を取り出して、適量分の豆を測って挽いていく。プロと言うにはまだまだだが、それでもかなり板に付いているだけに今の和服姿とのミスマッチ感が凄まじい。

 もしこれでお茶を煎じていれば、さぞ絵になったことだろう。

 

 そんなことは露知らない真宵だが、彼女も本来はその見た目通りお茶の煎れ方の方に自信があり、コーヒーなど一度も作ったこともなければ飲んだこともないThe大和少女であった。

 

 それがこれほどまでにコーヒーを淹れるのが上手くなったのは、単に小中がお茶よりコーヒーが好きだからだ。

 彼がコーヒーを望み、そして作り方が分からない真宵に豆の挽き方から銘柄の違いまで教え、彼女がコーヒーを淹れられるようにしたのだ。

 

 最初は戸惑ったものの、今では小中も満足するようなコーヒーを作れるようになり、もしかしたらお茶を煎ずるよりも上手くなってるかもと真宵は少し複雑な気分だ。

 だがそれも自分に住む場所とご飯を用意してくれた親切な小中さんに報いるためだと言い聞かせている。

 

「やあ! ミス・マヨイ、今日もナイスなコーヒーの匂いだね!」

 

 そしてちょうどその当人が姿を現す。真宵の後ろから聞こえた特徴的なカタカナ英語を混ぜた言葉遣いの男の声に、真宵は笑顔を向けて返答しようと振り向いた。

 

「おはようございます! 小中さ、んっ」

 

 ぴくりと、真宵の体に電気が走ったように跳ねた。

 

 元気よく口から出そうとした言葉が、途中で不自然に、そして普段の彼女らしからぬ艶の籠った声で途切れる。その理由は彼女の肩に置かれた小中の大きな手の存在にあった。

 頑張る部下を労うように置かれたその手が触れた瞬間、彼女の中で得も言われぬ安心感と幸福感が生まれたのだ。

 

「おや、ミス・マヨイどうかしたのかな?」

 

「あ、い、いえ! 全然、なんにもないです小中さん!」

 

 怪訝な声に慌てて取り繕う真宵だが、その心は焦りで一杯だ。自分があなたに触れられただけで変な声を出してしまうほどに嬉しい気持ちになったなど知られるわけにはいかないのだ。

 そして今も触れ合っている肩から感じる小中の手の平から感じる力強さに、なぜかわからないが動悸が激しくなっていることも彼女の動揺を高める一助になっていた。

 

「そうかい? まあ、もし疲れているならいつでもブレークタイム、していいんだよ。うちはホワイトがセールスポイントだからね」

 

「い、いえいえ。私、本当元気だから、大丈夫です! えっとコーヒー淹れちゃいますね」

 

 このまま触られているとドキドキしている事がバレてしまうと、真宵は慌てて話を終わらせて小中の手を不自然にならないように振りほどく。

 その際僅かに名残惜しい気持ちを覚えてしまうが、無理やりその感情を振り払いコーヒー作りに集中しようとお湯の入ったポッドへと手を伸ばす。

 

「熱っ! わひゃぁ!!」

 

 それが不用心だった。真宵の伸ばした手は取手ではなくポッドの表面と接触してしまう。指先に走った高熱に咄嗟に手を離すが、そのまま足を滑らせ、後ろへと倒れ込んでしまう。

 だがそのまま地面へと盛大に尻もちをつきそうになった体は、ぽすんと誰かに支えられた。

 

「ヘイ、ノープロブレムかいミス マヨイ? あまりケアレスミスしすぎるとそのキュートな顔に傷がついちゃうよ」

 

「あ、ありがとうござ、ひゃ!?」

 

 真宵の華奢な体をその成人男性らしい大きな手の平で受け止めた小中。そのことに真宵が感謝しようとした瞬間、その口から甘美な悲鳴が漏れ出た。それは彼女を支える小中の腕、その左手が彼女の少々小ぶりな胸の片方を揉み込むように掴んでいたからだ。

 それだけなら前の真宵なら別に何も感じなかっただろうが、なぜか最近になって胸が敏感になってきていた彼女は小中の指が自身の乳頭を服越しに触れた、それだけで思わず声をあげてしまうほどの刺激を感じてしまったのだ。

 

「ん~、どうかしたのかい? もしかしてどこかボデイをぶつけてしまったのかい?」

 

「いえ、ちがく、あぁ! んんぅ!」

 

 心配した声で小中が真宵に問いかける度に、力の入った彼の左手の指先がむに、むにと急速に体温を増していく真宵の胸をちょうど良い指圧で揉みしだく。それがより声を乱し、彼女の顔を赤く染めあげるという真宵にとっての不の循環を生み出している。

 

「おー、どうやら予想よりバッドに見えるね。これは一度ブレークタイムする必要があるね」

 

 その姿を体調が悪いと勘違いしたのか、小中が真宵を労わるようにしながら彼女の体を支えようとしてくれる。

 それに対して真宵は申し訳なさで一杯だった。親切にしてくれている小中さん相手に、自分は訳も分からず体を熱くして息を荒げ、迷惑をかけているのだ。

 

 倉院流霊媒道という由緒ある家柄で育って来た真宵は、俗世間とは無縁な生活を長らく送らされていた。それこそ性知識に関する事などもってのほかで、未だに赤ちゃんは神様が授けてくれるもので夫婦が眠っている間に運ばれてくると本気で信じているのだ。

 だからこそ、真宵は今の自分の状況が性的興奮によるものだと言う事を理解できない。ただ急に体の調子が悪くなったとしか思えないのだ。

 

 そしてそんな真宵に追い打ちをかけるように、小中の胸を触っている方とは逆の手が、足腰が震える彼女を支えようとお尻を掴んだ。

 

「――――っ!!?」

 

 ぎゅっと尻肉を力強く握られた感触に、体が驚きと刺激に僅かに跳ね上がる。今まで感じたことのない、自分の女の部分を刺激する快感と言う名の未知の体験が真宵の体を駆け巡っていた。

 それこそ立つという状態が一瞬保てなくなるほど。その際、目前に大柄な男性である小中大がいたことは真宵にとって幸運で、そして不幸でもあった。

 

「ソーバッドだね、ミス マヨイ。でもノーウォーリーだよ、ぼかぁこのカンパニーのプレジデントだからね。このまま休憩用のルームまで連れて行ってあげるよ」

 

 それは一大企業の社長が秘書とは言えただの社員である真宵にしてあげる世話としては、親切すぎる行いと言っていいだろう。それこそ社員想いの優しい社長とネットで評判になりそうな対応。事実真宵も、そんな小中の言葉に感謝の念を感じていたのだから。

 

 だからこそ、自分を支える小中の手が胸と尻を触ったまま動き出した時、真宵は心の底からその善意に乗っかろうとした自分を後悔した。

 

「ま、待って、あっ! 歩けま、んっ! 小中さ、はぁ!」

 

「ノープロブレム! ぼかぁレディの扱いのプロフェッショナルだからね。疲れたレディを一人で歩かせたりしないさ」

 

 そういう問題じゃないんです!

 そう叫びたい真宵だが、言葉を紡ごうとする口は開く度に自分でも今まで出したことのないようなあられもない声を出してしまうし、そもそも自分の身を襲う甘美な刺激を何て説明すればいいのか、そもそも男性に言ってもいいことなのか、彼女には分からなかった。

 

「あっ、ん! んぅ、ふ、ふぅ……!」

 

 結局、真宵は耐える事を選んだ。それはこれ以上何か言おうとしても多分伝える事はできないと思ったからであり、小中の言う休憩室が今いる部屋の隣でそう距離が離れていないからだ。

 だから少しの間だけ、口を結んでこの胸とお尻から感じる刺激をやり過ごせば大丈夫だと考えたのだ。

 それが甘い考えだと、彼女は即座に思い知ることになる。

 

「ん……んぁ……ん!? んああっ――――!」

 

 真宵の成長途中の可愛らしい美尻を掴んでいた小中の手、その中指が偶然にかお尻の割れ目へと入り、服の上からグッと押し込んだのだ。突然の布越しとは言え性器への刺激。

 それは自分が完全に小中さんに身を任せて体を前のめりにしていたために起きた不幸だと、真宵は後々その時のことを自分の失敗だと後悔した。

 

 今まで一度として触れられたことのない陰部の表面へと、指の形が感じられるほどの強さで触れられたのだ。ただでさえ体が敏感な状態だった真宵は、その刺激に声を抑えることが出来なかった。

 最早誰が聞いても感じている声だと分かる艶声。だがそれに気づいていないのか、小中は変わらず真宵の陰部を中指で指圧しながら歩き続ける。

 

 もう恥ずかしい想いをしてもいいから私の状態に気づいて欲しい。

 それが今の真宵の偽らざる願いだ。胸とお尻に偶然手が当たってしまった程度、少なくとも真宵はそう信じている、で変な気分になってしまっているのを信頼している小中さんに知られるのは嫌だが、このままだと本当にどうにかなってしまいそうだ。

 

 失礼を承知で声を荒げて手を放してもらおう、そう真宵が決意した瞬間、長く辛い旅路の終わりを告げる小中の声が響いた。

 

「さあ、ミス マヨイ、ソファに着いたからゆっくりレストするといい」

 

 その言葉にようやく周りの景色を認識するだけの意識が戻ってくる。上気した目でふと右隣を見ると確かに紫色をした横長のソファがあるのが見える。

 やっと解放されると、真宵は安堵した。だから感謝を告げてソファに横になろうと気を抜いた。まだ小中の手が自分から離れていないことを忘れて。

 

「それじゃ、テイクケア」

 

ぎゅ、ぐじゅ♡

 

「へ、あ、あ゛あ゛あああぁぁぁぁ――――!!!?」

 

 小中の軽い労わりのセリフと共に、彼の胸を触る手の指先が度重なる性的興奮にすっかり固くなって服の下で存在を密かに主張していた乳首を強く摘まむ。

 そして真宵のまだ家族以外の誰にも見せたことのない秘部を着物越しに擦っていた指が、僅かに上にずれて不浄の穴、尻穴の先端まで押し込まれたのだ。

 

 なぜそんな事になったのか、それを考える思考も余裕も、真宵にはなかった。自身の性感帯から電流のように脳へと送られた今まで感じたことのない類の性的刺激に、すでに限界ギリギリまで高められていた彼女の体が我慢できるわけもなかった。

 一切そのイキ声を隠すこともなく、真宵は人生で初めて意識ある状態での性的絶頂を体験した。

 

 どさりと、足腰どころか意識も覚束ない体がソファへと横向きに倒れる。幸い体の倒れ方が良かったのと、ソファが超高級品で疲れた人に最高の柔らかさと快適さをモットーに作られた物であったことで、真宵がどこかを突き指したり捻挫したりするような怪我をすることはなかった。

 

 ソファにその身を投げ出した真宵は、人生で初めて経験した脳が真っ白に染まるほどの本気アクメによる余韻に浸かりながらゆっくりとその意識を眠りへと落としていった。

 それを見守るこの部屋の持ち主の邪悪な笑みを見る事なく。

 

 

 

 

 

 

 

「うんうん、調教はベリーウェールに進んでいてぼかぁ最高のフィーリングだよ」

 

ぐちゅぐちゅ、ぐちゅ

「うん……あっ、あ……んっ」

 

「まさか肩を叩いただけでスウィーティな声を出しちゃうなんて。ミス・マヨイは変態の才能があったんだねぇ」

 

くちゅ、ずずず、じゅじゅ

「んいっ……ひあっ……ん、ふぅ……」

 

「これなら、そのうちボクのスイートな匂いを嗅いだだけで、雌犬みたいにホットに発情するようになるよ」

 

つつつ、じゅぷじゅぷ、ぐりっ

「ぁ、ああぁ……んおっ、お、お、おぉ! んぎぃ!!」

ぷしゅっ、ぷしゅしゅっ

 

「ビコーズ、すでにケツ穴をほじられただけで無様にイっちゃえる体になっちゃんだからねぇ、ミス・マヨイ」

 

 邪悪に、悪辣に嗤う小中の言葉の矛先が向かう先、そこにあったのは白く美しい染み一つない未成熟だったはずの少女のあられもないお尻だ。

 彼の腕によってベッドの上でまん繰り返しの体勢で固定されて、その数か月前まではぴっちりと閉じられていた小さな尿道を、ケツ穴、ケツマンコと呼べるほどに入口と感度を開発された真宵が、意識だけを夢の世界に飛ばしてそこにいた。

 

 そして先ほどから部屋に響く卑猥な音の正体、それは小中が手に持ち真宵のアナルへと出し入れするストローぐらいの大きさの細長いゴム棒が真宵の尿道の襞を擦ることで生まれていた。

 もちろん、真宵が持つ穢れなき少女性を陵辱し、淫らで男好きのする肉体に変えようとしている小中が、ただのゴム棒を使う訳がない。

 ズズッと真宵のアナルの入り口に沿うように擦り上げるゴム棒の接着部分は微細に振動するイボイボとなっている。それが襞と触れ合う度に、本来性感帯にはならないはずの排泄穴をセックス用の雌穴へと改造していくのだ。

 

「んあ、ああ゛ぁぁぁ――――!」

 

 真宵のアナルは着実に小中の望む段階まで開発が進んでいる。彼女のケツ穴は日ごとに穴幅を広げ、最初の内は人差し指の第一関節までしか入らなかった小穴は、今では小中の指を二本も咥えられるほどに成長した。その影響か、最近の真宵がトイレで排泄を行う時に苦労していることを小中は知っている。

 

 そしてもう一つ、小中が真宵に行っている調教がある。

 

『私は、小中さんが、す、きです。私は、小中さんを、あい、してる。私は、小中さんの、およ、め、さん、になりたい』

 

 真宵の頭に取り付けられたヘッドギアから彼女自身の声で小中への恋慕を語る声がリピートされている。だがその声は所々で音が飛んでいて、誰が聞いても録音した別々の声を繋ぎ合わせただけの、稚拙な音声ファイルでしかない。だがそれは、意識がある状態で聞けばの話だ。

 

「ん、ぁあ、私は、小中さんが好き、んんぅ! 小中さんのお嫁さんに、あんっ、小中さん好き――――」

 

 真宵の口から喘ぎ声に混じって雑な音声テープの内容を復唱する言葉が漏れている。それは無意識な心に入って来た自分の声を、自分が発している言葉だと脳が勘違いしているから起きた現象。

 いわゆる洗脳に近しいやり方だ。小中は真宵に自身への好意を表す言葉を聞かせながら極上の快楽を与え続ける事で、彼女の中で小中を好きになること=気持ち良いことだと思い込ませているのだ。

 

 そしてそれは順調に進んでいる。真宵の中では確かに小中に対する恋心が育まれ始めている。大好きな姉を殺した男への愛情が、本人も知らない内に形作られているのだ。

 

「ぼかぁベリーエキサイティングだよ、ミス・マヨイ。自分の妹がこうしてボクに汚されて、その上フォーリンラブまでしちゃったと知ったら、あの女はあの世でどんな顔をするんだろうね」

 

 くちゅくちゅ、ぐちゅぐちゅ、と真宵のアナルをほじくる腕を止める事無く小中はそう遠くない未来と、そして自分の人生で唯一自分を追い詰めかけた憎き女の顔を思い浮かべた。

 

「んひぃぃ、小中さん、愛してるぅぅううう――――!!」

 

 ぷしゅうう―――――――!!

 

 真宵が愛の告白の寝言と共に絶頂して飛び散る愛液で彼女自身の顔を濡らす。

 それは、真宵に残る千尋の面影を汚すようで、小中はその光景をただニヤニヤと嗤っていた。

 

 

 

 

「どうかな、ミス マヨイ。トゥナイトはボクと一緒にディナーでも行かないかい?」

 

「えっ!? 小中さんと、ですか!」

 

 真宵が小中の下で秘書として働くようになってから数か月。時おり起こるハプニングに戸惑うことはあっても、すっかり板についた真宵の秘書姿はもうコナカルチャーでも有名だ。

 

 そしていつも通り仕事を終えた小中からの突然の誘いを、真宵は目を見開いた驚きの表情で受け止めた。

 

「イエス! ミス マヨイもそろそろこの仕事にも慣れて来ただろうし一度お祝いをしようと思っていたのさ」

 

 腕に付けたキラキラと輝くネックレスや時計をジャラジャラと鳴らしながら、小中は断られるとは微塵も考えていないだろう満面の笑みを見せる。

 

 そして実際真宵の中でこの誘いを断ろうという気は欠片もなかった。単純にお祝いをしてくれると言うのなら拒む理由がないというのが一つ。

 もう一つが、小中さんと二人きりで食事が出来るのが嬉しいという本人も最近自覚してきた乙女心からだ。

 

「は、はい! 喜んで!!」

 

 小中の顔に浮かぶ満面の笑みにも負けない、見た相手も嬉しくなるような華やかな笑みを返す真宵。その頬が僅かに赤らんでいるのは、片想いしている異性に誘われた嬉しさからだ。

 

「グッド! ただ、一つプロブレムがあってね。これから行くレストランはグレートで、ロイヤルなボクのような人間専用なんだ。だからミス マヨイにはそれ相応のドレスを用意してもらう必要がある」

 

「ええ!! そ、そんな……私ドレスとか一着も持ってないです」

 

「ハ、ハ、ハ! ノープロブレム! そうだと思って、ミス マヨイにぴったりのゴージャスなドレスを仕立てておいたよ」

 

 小中が戸棚の引き出しから真宵でも知ってるほどの超有名ブティック店のロゴが入った紙袋を取り出す。確か店の名が入ったハンカチだけで二万もするとか言う、真宵からすれば異次元の価格帯を平然と要求する超有名ブランドだ。

 

 だからそのあまりの厚遇に、まだ女子高生である真宵は嬉しさよりも申し訳なさの方が勝ってしまった。

 

「そ、そ、そんなもらえません! ただでさえお金や住む場所までお世話してもらってるのに、そんな高そうな物までなんて!」

 

 両手をぶんぶんと振ってプレゼントを拒否しようとする。異性からのプレゼント、それも気になる人からのなんて女の子としてはもちろん飛び上がるほどに嬉しい。

 だけど真宵はプレゼントされる物の金額で喜ぶようなひどい女性ではないし、小中さんにそんな女性だと思われたくなかったのだ。

 

 だがそんな真宵の彼女らしい行動なんて、一代で企業をここまで成功させてきた小中かからすれば子供の可愛らしい駄々にしか見えなかったらしい。

 

「言っただろ、これはミス マヨイへのお祝いなのさ。それに誘ったのはミーだからね。むしろ断られると、このドレスはゴミ箱に捨てることになる。それは実にビッグなロストじゃないかね?」

 

「う、ううう……そ、そういうことなら」

 

 自分が受け取らないと捨てるしかないと言われれば心優しい真宵としては貰わざるを得ない。

 遠慮がちに紙袋を受け取るとチラリと中を確認する。何かの間違いで高級ブティックの紙袋は飾りで、中に入ってる服は安物だったりしないだろうかと思ったのだ。

 

「バイザウェイ、そのドレスはボクが頼んだオーダーメイドだ。ミス マヨイ専用だから安心してくれ」

 

「え、ええええええええ!!!」

 

 その想いも虚しく投入された一言に、今度こそ真宵は自分がとんでもない借りをまた一つ作ってしまったという申し訳なさと、それ以上に胸に湧き上がる嬉しさと小中への尊敬に顔を真っ赤にしてうつむくことになった。

 

(決めた……今夜、私小中さんに……)

 

 そして心中で、ある一つの決心を真宵は固めた。それは前々から伝えようと思っていた彼女の胸の内に芽生えた想い。

 この食事の誘いはまさに渡りに船で、今夜を逃せばもうチャンスはないと胸の前で拳を握って、好きな人への告白に挑む少女漫画の主人公のように真宵は自分を激白したのだった。

 

 

 

 

 なぜ小中が真宵の体の寸法を知っているのかという疑問を最後まで抱くことはなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

「パーフェクトだよミス マヨイ! やっぱりぼかぁファッションのセンスも一流だったようだね!」

「う、ぅう……あ、ありがとうございます小中さん……」

 

 真宵を褒めながら自画自賛すると言う高度なことをしている小中に、その褒め言葉をもらった真宵は顔を真っ赤にしてか細い感謝の言葉を告げるので精一杯。

 それは自身の服装もそうだし、自分が今いる場所のあまりの来る場所を間違えた感が凄まじかったからだ。

 

 二人は今、小中が予約した高級レストランがある一流ホテルの玄関ホールの前にいた。

 頭を限界まで上に上げてようやく頂上が見えるほどの超縦長ホテル。何十階建て、いや三桁まで行くのではないかと思うほどの威容を誇っている。

 

 外から見える中のロビーには、なぜか室内のはずなのに噴水が見えるし、下は一面カーペットだし、シャンデリアが飾ってあるし、よくわからない人の銅像が飾ってあるしで真宵の頭はもう入る前からパニックだ。

 

 極め付けにこのホテル前までの移動手段も真宵の平常心を奪うのに一役買った。

 ここまで乗って来たのは、小中所有のこれまた高級なオープンカー。クラスメイトが雑誌片手に、こんな車で彼氏に迎えに来て欲しいよねぇと夢のように語っていたシチュエーションそのままで連れてこられたのだ。

 

 そしてホテルのドアマンによって乗ってきたオープンカーは駐車場にまで運ばれて行き、そんなサービスを見た事がない真宵はより一層自分は場違いな所に来てしまったんではと、いつも快活な彼女らしくない、借りてきた猫のようにおとなしくなってしまった。

 

 だが一番の緊張の原因は今真宵が着ている小中がプレゼントしてくれたドレスにある。

 

 真宵が着ているのはハリウッドの女優が着るようなセクシーな菫色のドレスだった。

 大胆に肩を大きく露出して真宵の控えめながら最近膨らみを増した胸元までを開いた大人の色気を醸し出させる上部。

 下部は腰元まで届く大きなスリッドが入っており、彼女の足先から尾てい骨に至るまでの女子高生にしては淫靡な艶がある生足が歩く度にもろ見えしてしまう。

 

 エロティシズムとセクシーさを両立したドレスであり、それは普段和服を着て肌の露出を抑えている真宵にとって未知の文化。

 だがあまり海外のファッションやお金持ちに詳しくない真宵は、テレビで見たことある有名なアメリカの女優もこんなの着てたし、ドレスってこれが一般的なのかなと恥ずかしがりながらも受け入れてしまっていた。

 

 真宵のような大和女子がこんな扇状的なドレスを身に着けている。その事実がどれだけ男のフェチズムをくすぐるか、純粋さが取り柄の真宵は気づくはずもない。

 

「さぁ、エスコートしてあげよう、ミス マヨイ!」

 「ひゃっ!」

 

 まるでいつかのように、自然と伸ばされた小中の手が、真宵の臀部にほど近い腰に回される。それに真宵が思わず声を上げてしまったのは、突然のことに驚いたからだけではなく、触れられた太い手のひらの感触に甘い快感を覚えてしまったからだ。

 

 そしてすぐに、真宵はそんな声をあげてしまった自分自身に後悔する。

 小中のとった行動は、紳士として淑女をエスコートするための行動で、そこに裏などあるはずがないのに、自分は何をしているのだろうと。

 

(うう……私、こんなにエッチな子だったかな……?)

 

 最近小中さんに触られるたびに、露骨に変な気分になってしまうことを真宵は気づいている。いや、気づかないのがおかしいほど、何気ない接触で真宵は頭にスパークが走るほどの体験を何度も秘書としての仕事中に感じているのだ。

 

(今まで、こんな風に触られるだけで変な気持ちになることなんてなかったのに…………やっぱり小中さんだから、なのかな)

 

 自分の腰を掴み、紳士にエスコートしてくれる上司であり想い人の横顔を惚けた顔で眺めてしまう。

 クラスメイトが言っていた、好きな人にされることは何でも気持ちいいのだと言う言葉がストンッと胸に落ちる。

 

 真宵はいつのまにか自然と自分の腰を掴む小中の男らしい手のひらに、自分の細い指先を重ねていた。そしてぎゅっとそこから感じる熱を、好きな男の体温を感じて微笑んでいた。

 

「…………小中さん……♡」

 

 そんな幸せいっぱいで、誰にも聞かれないほど小さな声で想い寄せる男の名を呟くいたいけな大和撫子の側で----

 

 

 ニヤリと悪魔が笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 レストランでのディナーは真宵にとって異世界のような時間だった。運ばれてくる料理も、それを運んでくるウエイターも、どれもが見たことない荘厳さで彩られている。

 真宵は知らないだろうが、ウエイター一人が来ている給仕用タキシードにしても一般的なサラリーマンの月給半額分ほどの価値だったりするのだ。

 

 そしてまずもって、真宵が先ほどいただいた前菜のスープ。汚れ一つない純白のスープ皿にのって運ばれてきたオニオンスープなのだが、一口食べてあまりの美味しさに真宵はひっくり返りそうになった。

 自分が自販機で買っているオニオンスープ缶の味が薄味に感じてしまうほどの、濃厚な汁気とコンソメの香り。間違いなく人生で食べたスープで一番の絶品と言っていい物だった。

 

 そんな極上の料理が次から次にひっきりなしにやってくるのだ。それも見たことも聞いたこともない料理名と食材の原産地などの説明付きでだ。

 

 昔の真宵ならそんなこと気にせず、色気より食い気と料理を堪能できただろう。

 だが今は小中の秘書としてある程度の礼儀作法を学び、さらに好きな人の目の前という状況もあってただ食べるという行為に普段以上に気を使っているのだ。

 

 横文字ばかりのウエイターの料理の説明を聞いて「へー、すごーい!」とか「ほうほう、さすがですね!」なんて何もわからずに相槌を打って、私出来るんですアピールを健気に行う真宵は側からみたら愛らしい小動物だろう。

 

 だがそんな文字通り別世界の場にあって、小中は普段と何一つ変わらず堂々と食事を取っていた。

 

(すごいなぁ、小中さん。こんな高そうなレストランなのに、とっても様になってる。カッコいいなぁ……)

 

 緊張によって熱に浮かされた真宵の頭は、ただ食事を取るだけの小中の姿にときめいてしまう。ただ食べてるだけの姿さえ紳士らしくて、素敵な人だと。

 

 もちろんそんなことはない。小中の食事マナーは、ちゃんとした上流階級の者からすれば眉を顰めるような拙いものだ。なんなら真宵に対して料理が運ばれてくるたびにする。その料理のうん蓄もほとんど間違えていたりする。

 だが小中に恋する乙女となっている真宵は、そんな彼の姿を礼儀正しくて物知りな、理想の男性像として認識してしまう。

 

(小中さんのお嫁さんになれる人は幸せなんだろうな……)

 

 それは何気ない感想だった。だが、その考えが頭を過った時、真宵の脳裏に小中の隣で白無垢を着て立つ自分が幻視された。

 

 どこかの結婚式場。幸せいっぱいの顔で笑う自分、そんな自分の肩を抱く小中さんの腕、そして私の腕には小中さんと私の間にできた、どこか小中さんの面影のある子供が----。

 

「---っ、んっ!!」

 

 その幸せな想像だけで、真宵はイッてしまった。最上級の布を使ってあしらわれた菫色のドレスに包まれた、最近急激に女としての魅力を増した体を椅子の上で丸め、はしたなく高級レストランの中でショーツを愛液で濡らしてしまう。

 好きな人ともし結婚したらなんて、年頃の少女らしい可愛らしい妄想なのに、それによって真宵が感じたのは可愛さとはかけ離れた女の情欲だ。

 

 自身を包み込むこの熱の正体を、真宵は朧げながら悟っていた。性知識も何もかも薄い彼女であるが、それでも自分が小中に対して感じるこの下腹部を熱くさせる何かが、とてもエッチなことであると。

 

「What、どうかしたかい? ミス マヨイ」

 

「---はぁ……何でも、ないです……ふぅ……」

 

 瞳を潤ませて頬を上気させながら言う言葉に説得力などない。ここで本当に紳士な人なら、真宵の身を心配してその手を取って彼女を休憩室にでも運んであげるだろう。

 だが彼女の対面にいるのは紳士という言葉から最も遠い位置にいる、卑怯な殺人犯。ニヤニヤとした笑みは真宵の状況を全てわかっていてそれを楽しんでいるからこそのもの。

 

 もちろんそんなことを知らない真宵は、自分を心配してくれる優しくてかっこいい小中さんを安心させようと、今できる精一杯の、しかし赤くなった頬のせいで色っぽくなってしまった微笑みを見せた。

 

「そうか、それならノープログレム! だが……何かぼくに言いたいことがあるなら聞いてあげようじゃないか」

 

「…………!!」

 

 この瞬間、真宵はチャンスだと思った。自分のこの抑えられない想いを伝えるチャンスなんだと。

 

「あの、小中さん……! 笑わないで、聞いてください」

 

 前置きをして、真宵は覚悟をするように大きく深呼吸をする。昂る心臓の音を抑えようと言う試みだったが、彼女の逸る感情には全く意味がなかったようだ。

 何度も小中の前ですぅ、はぁと赤い顔で息をする彼女の姿は、人によっては発情しているように見えてしまうかも知れない。

 そんな乙女のひたむきな行動は、全てを仕組んだ小中にとって最高の酒の摘みであった。

 

「わ、私……小中さんのことが好きです! ライクじゃなくて、ラブのほうで!!」

 

 一口に言い切った真宵の、16歳の現役女子高生による本気の告白。それも相手は同級生や部活の先輩ではなく、大企業の社長にだ。

 その響きのあまりの甘美さに、小中は持っていた赤ワインを口に含んだ。最高の芳醇が口の中で弾ける気分。やはり、今までの調教の成果を見るのにこのレストランを選んで正解だったと小中は笑った。

 

 もし近くでその瞬間を目撃している者がいれば、真宵を玉の輿を狙っていると考えて、彼女が本気で小中を好いているとは思いもしないだろう。なぜなら小中という男は、一般的な感性の持ち主なら誰もがナシだと即断するほどに、虚栄心とプライドの塊のような人間だからだ。

 

 だがそんな小中がワインを飲む様子を、真宵は大人の余裕だと勘違いした。私のような小娘からの告白なんて、小中さんみたいな大人の紳士からすると一笑にふされちゃうものなんだと。

 真宵は自分のドレスを強く握りながら、椅子を立ち上がって小中へと身を乗り出す。突然の少女の行動に、近くを歩いていたウエイターが驚いて固まってこちらを見ているのにも気づかず、真宵は声を上げた。

 

「小中さん、私本気なんです! 私、本当に本当に小中さんのこと好きなんです! あ、愛してます! 小中さんと結婚したいって思ってます!!」

 

 自分の本気度合いを示そうと、自分がどれだけあなたのことが好きかと、言葉を重ねていく。彼女なりに必死に男が喜ぶ言葉を選んで、告白の成功率を上げようとしている。それは人生経験が少ないゆえに足りない語彙力から引っ張り出された言葉の羅列だが、だからこそ少女の必死さを物語る。

 それを聞いたウエイターが、思わずそんな真宵の姿を他の席から見えないように体でカバーして告白を応援しようとしてしまうほど。一流レストランのウエイターは、突然のレストラン内でのプロポーズの対応も一流なのだ。

 

「小中さんの優しいところが大好きです! お姉ちゃんが死んじゃって悲しんでた私を助けてくれて、お世話してくれて、小中さんがいなかったら私……きっと路頭に迷ってました」

 

 その姉を殺したのがまさに目の前の小中 大だと知らずに。

 

「私は、小中さんに救われたんです! だから、一生かかっても小中さんには恩を返したくて……! えっと、だから……私をお嫁さんにしてくれたら、一生小中さんを愛し続けます! 浮気とか絶対しません! 死ぬまで小中さん一筋です!」

 

 真宵は必死に、精一杯、心からの愛情を告げていく。告げてしまう。

 絶対にそんな感謝や恋心を覚えてはいけない男に、彼女は自分がこの先の人生で出会ったかも知れないとある弁護士に抱くはずだった全ての好意、その何倍もの強い想いを真宵は言葉にして伝えてしまった。

 

 小中が新たに注いだ赤ワインを一口で飲み干す。何てブリリアントな味わいだぁ、と少女の必死の愛の言葉を聞きながらその味に舌鼓をうつ。

 これは間違いなくフランスのボルドーで作られた物に違いないなと、実際はイギリスのトスカーナ産なのだが一人悦に浸かる小中にわかるはずもない。

 悲しいことに、真宵の精一杯の言葉など、小中にとって赤ワインの味を上げる程度にしかなっていのだ。

 

「あ、あの……それで……だがら……ッ、う、うう……わ、わだしを……およめ、さんに……」

 

 そんな小中の姿に、自分は完全に相手にされていないとわかってしまった真宵が、それでも諦められないと涙を浮かべながらも告白を続ける。

 それはあまりに男の同情心をそそる姿で、これが悪魔のような男によって植え付けられた恋心によるものでなければ、その純粋な愛情に恋のキューピッドでさえ手助けをしようと駆けつけるだろう。

 実際ウエイターは先ほどは小中への好感度をお客様とわかっていても、最低値まで下降させ続けている。こんないたいけな少女に涙ながらに告白させておいてなんだその態度はと。

 

 真実を知らないウエイターのような周りにとって、真宵は年齢の違いも超えて一人の男性を本気で好きになった少女にしか映らない。

 そして残酷なことにそれは間違っていない。自分が洗脳をされていることも、騙されていることも知らない真宵にとって、この恋心も小中に抱く深い愛情も真実だった。

 真実にされてしまった。

 

「いいだろう、ミス マヨイ」

 

「…………ぐすっ、ぐす………えっ?」

 

 ボトルに入っていたワインを全て飲み干してしまった小中が、ようやくその口を開いて出した言葉は----まさかの了承の言葉だった。

 

 それは何に?

 まさか自分の告白を受け入れてくれたのかと、涙と鼻水で可愛らしい顔を台無しにしていた真宵の目が大きく見開かれる。

 

「た、だ、し……。それはぼくの妻の一人としてだ。ぼかぁ魅力的な男だからね。世の女性は、ぼくのようなパーフェクトな男に惹かれるもので、それを幸せにするのがぼくのデューティ、使命だからね!」

 

 その言葉に、今度は真宵の目が別の意味で大きく見開かれた。それは意味がわからないという、純然たる困惑の反応。尊敬し、想いを寄せる理想の男性だと思っていた相手から放たれた、あまりに良識を疑う答えに脳が認識を拒否したのだ。

 

(妻の、一人? それって、えっ、えっ、どういうこと?)

 

 混乱する真宵だが、その反応は至って普通だ。どこの世界にあんな必死な愛の告白を受けて、たくさんいる妻の一人としてなら受け入れてあげるよと言うクズがいるというのか。

 少なくとも、小中はそんな世界中にただ一人とも言えるクズであった。

 

「どうだい、ミス マヨイ。それでもいいなら、ぼくは君をマイハニーとして側に置いてあげるよ」

 

 普通なら百年の恋も冷めるほどの最低な返しだ。真宵の人生観から言っても、小中の言っていることは到底簡単に受け入れられない無茶苦茶ものだとわかる。

 たくさんの奥さんなんて、今の日本じゃあり得ない。昔は確かに大奥とかがあって一人の男性にたくさんの女性が嫁いでいたこともあるが、それはあくまでそうまでして世継ぎを残す必要がある高貴な人だからこそ許されていたものだ。

 

 でも---

 それでも---

 今の小中によって狂わされてしまった真宵は---

 

「…………は、はい! それで、それでいいです! 私を、小中さんのお嫁さんの一人にしてくれるなら!!」

 

 歓喜と共に、そんな悪魔の提案を飲んでしまうのだった。

 

 

100話達成記念で見たい陵辱系の後日談はどれ?

  • オクトパストラベラー
  • 月が導く異世界道中
  • 龍が如く
  • イリスのアトリエ
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • 異世界はスマートフォンと共に。
  • 銀魂
  • 仮面ライダーシリーズ
  • デビルメイクライ
  • ペルソナシリーズ
  • 聖女の魔力は万能です
  • Fate/Samurai Remnant
  • 百錬の覇王と聖約の戦乙女
  • SAO
  • 名探偵コナン
  • ハズレ枠の状態異常スキル
  • 魔法科高校の劣等生
  • ハリー・ポッター
  • 悪役令嬢レベル99
  • 忍の一時
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。