※この作品はR-18です。

マイナーキャラ妄想短編集   作:ニンニク嫌い

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 もしブローネルがシャーロットも自分の娘にしようと考えたら?

 ドュエッ!! ドゥドゥドゥドゥドゥエドゥドゥドゥドゥエ!!




悪魔城ドラキュラ(シャーロット)

 

 

 悪魔城。そう呼ばれる魔王ドラキュラの住処たる冷たい城内で、一つの運命が決着した。

 

「がっ……く、そっ……!」

 

「あぐっ……そんなっ……!」

 

 苦悶の声をあげるのは一組の男女。金髪の若い欧米人の青年と、茶色の髪をロングで伸ばした少女。どちらも悪魔が住まう城にいるには相応しくない清廉さを感じさせる彼らは、事実その通り魔という概念と対極にいる者であった。

 

 青年の名を、ジョナサン・モリス。ベルモンド家と言う伝説の悪魔狩り一族からバンパイアキラーなる退魔の鞭を授かった父を親に持ち、その父亡き後に彼の跡を継いだ悪魔狩りだ。

 

 少女の名を、シャーロット・オーリン。魔を討ち滅ぼす事を主命とする中央教会に所属し、教会の最終兵器とさえ噂される天才魔法使い。

 

 どちらも、今回突如として現れた悪魔城とそこに座すると思われる最強の魔、ドラキュラを討伐するために遣わされたこの世界の人間たちの上澄み。

 復活するだけで世界に大規模な被害を及ぼすと噂されるドラキュラをたった二人で滅すると言う無理難題。しかしそれができるだけの高い実力と才を持つからこそ、ジョナサンとシャーロットは若くして片田舎に出現した悪魔城へと派遣されたのだ。

 

 だが、今。そんな二人は、こうして全身を裂傷と血で染めながら悪魔城の冷たい地面に伏していた。もはや武器たる鞭や魔導書を持つことが出来ないほど、全身の力を奪い取られて、誰が見てもわかる敗者の姿を晒していた。

 

 魔を滅するエキスパートたる二人を倒した存在。それは人間界を暗雲に染め上げる力を持つと教会の聖典に記された悪魔城の主、ドラキュラなのか? はたまた、ドラキュラに古来より仕える彼の忠実なる僕である死神であろうか?

 

「ククク、よくやったな我が娘たちよ」

 

「うふふ、当然よお父様」

 

「私たちがこんなちっぽけな人間に負けるはずないもの」

 

 どちらも違う。

 今代のバンパイアキラーの継承者と現代最強の魔法使いを真っ正面から打ち破ったのは、一人の老いた爺と二人の若い娘たちであった。

 

 彼らこそ、本来の城主たるドラキュラを幽閉して悪魔城の支配権を簒奪したヴァンパイアたち。

 

「手こずらせてくれたが、所詮は人間。我らに敵うはずもない」

 

「あ……ッ!?」

 

 怪しげな相貌を歪めて嗤い、シャーロットの髪を掴んで顔を自身に向けさせる老人の名を、ブローネル。此度の異変の全ての元凶たるヴァンパイアであり、自身が殺したヴァンパイアハンターの男の実の娘たちを洗脳してドラキュラ化させ、自分を彼女たちの父親だと思い込ませている狂人だ。

 

「アハハハハ!! 私たちとお父様に逆らおうなんて、馬鹿な連中!」

 

「ぷっ、あれだけ息巻いておいてこの体たらく。やはり、所詮ゲセンの者でしたわね」

 

「ぐあああッッ!!」

 

 そして仕立ての良いドレスに身を包み、倒れたジョナサンの体を踏み躙るオッドアイの瞳を持つ姉妹の吸血鬼を、ステラとロレッタ。かつて実の父親をブローネルに殺され、彼の「娘」になるよう洗脳されてしまった哀れな少女たち。

 憎き父の仇を愛する父親だと思い込まされ、彼の娘として惜しみない愛情と尊敬をブローネルに捧げる彼女たちは、人間であった頃の父譲りの他人を思い遣る優しい心などとうの昔に消え去っている。吸血鬼らしい、弱者たる人間を嘲笑い、嬲る事を喜びとする魔の存在に、彼女たちはすでに成り果てているのだから。

 

「んっ……? おお、近くで見るまで気づかなかったが……その瞳――」

 

「な、何を……っ」

 

 二人の心清らかな姉妹の魂も尊厳も己の欲で陵辱した悪魔、ブローネル。その狂った老人の眼が、シャーロットの碧眼に魅せられたように固まる。まるで、そこにもう存在しない誰かの瞳を重ねているかのように。

 

「おお、おおお……! そうか、そこにもいたのか。――――――――私の娘よ」

 

「――――え?」

 

 シャーロットはその言葉を聞いた時、それが自分に向けて放たれたセリフだと思えなかった。いやそもそも、意味のある言葉の羅列とさえ認識できなかった。

 それほどまでに、ブローネルが彼女に向けて放った言葉には、聞いた者の正気を疑わせるような深く悍ましい、不逞の狂気が満ちていたのだから。

 

「ああ、よく私の元に帰って来てくれた」

 

「ひっーーっ!」

 

 すりすりと、ブローネルの老いさらばえた皺くちゃの手が染みひとつない綺麗なクリーム色のシャーロットの頬を撫でた。その生理的嫌悪を刺激する手つきに、天才魔法使いとしての才からエリート意識とプライドが強かった彼女の口から思わず引き攣った嗚咽が漏れる。

 

 それは彼女にとって、初めてとも言える女性としての恐怖。悍ましく醜悪な見た目をした者たちと相対しても決して心揺らぐ事なかったシャーロットの精神が、狂った老人の意味不明な言葉と手つきに初めて怖気と言うのを知った。

 

「可哀想に。こんなにボロボロとなって……すぐに綺麗な服に着替えさせてやろう」

 

「いや、やめて……! きゃっ!?」

 

 そして頬から下がって来たブローネルの手が、彼らとの戦いで見るも無惨な状態となってしまったシャーロットの白いシャツへと伸びた。青のケープと首元のリボンは戦闘中に吹き飛び、第一ボタンはおろか第三ボタンまで外れてしまった事で露わとなった彼女の鎖骨部分。

 そこを愛でるようにブローネルの指先が撫で、その下のブラジャーに包まれた上乳を触った瞬間、シャーロットは悲鳴をあげた。好きでもない男、それも彼女が所属する教会にとって大敵とも言える吸血鬼に自身の生肌を触れられている。全身に鳥肌が立ち、女としての彼女の心が人生最大の恐怖を覚えた。

 

 シャーロット・オーリンは、控えめに言ってもかなりの美少女だ。一級品の絹のように美しい長髪からは、すれ違うだけで思わず振り向いてしまう芳醇な香りが漂い。魔法使いとして魔法書や文献を読み漁る日々を送っているとは思えないほど健康的な体付きは、今年で十六を数える歳の頃になった少女とは思えないような揺れる乳房と引き締まったくびれを持っている。

 

 そんな彼女に邪な視線や感情を向ける者は、彼女の所属が清廉な心持ちの者が多い教会とは言えど、決してゼロではなかった。それこそ、彼女が活動する中央教会を訪れる信者の中には、シャーロットの女体を見るために来る腐った大人たちもいたほどだ。

 

 だがそれらの視線を、シャーロットは自分を子供と馬鹿にしているが故の視線だと勘違いしていた。

 

 なまじ他者と隔絶した才能を持つが故に、高いプライドを持つ彼女は自身の努力と関係ない事で下に見られるのをひどく嫌っていた。だから歳を理由に自身を小馬鹿にしてくる、自分よりも遥かに劣った教会の自称魔法使いの先輩たちの視線に敏感になり過ぎるあまり、シャーロットは自身に向けられた下劣な感情を一纏めにしてしまう癖がついてしまったのだ。

 

 その結果、男の下卑た欲望を知らないまま育ったのは彼女にとって良かったのかどうか。だが今の瞬間に限っては、それは悪い方に繋がってしまった。自身の胸肌を滑り、時に柔らかさを確かめるように押し込んで来るブローネルの指使いに、シャーロットの心は動揺で完全に固まってしまったのだから。

 

「テメェ!! シャーロットに何してん、ぐはっ!!」

 

「ちょっと、今お父様があの娘と話をしているのよ! 塵の分際で、身分を弁えなさい!!」

 

「まさか彼女もお父様の娘だったなんて。ふふっ、新しく妹が出来ましたわ」

 

 幼馴染であるシャーロットへの陵辱に近しい行為。それを見て怒りの叫びを上げたジョナサンの頭を硬いヒールが地に押さえつけた。

 そしてぐりぐりと、まるで頭蓋骨に穴を開けんばかりの強さで踏みつけるロレッタと、シャーロットを見るステラの顔にブローネルの行為を咎めるような様子は皆無だ。

 

 彼女たちはブローネルを絶対的に正しい愛する父親だと思うよう洗脳されている。そんな彼女たちにとって、お父様がシャーロットを娘だと言えばそれは事実なのだ。今まで会った事も話した事もないとか、人種が違うとか、そんな事は些細なこと。

 彼女たちにとってはすでに、シャーロットはお父様の娘で、自分たちの妹という認識に置き換わった。だから父に傷ついた体を愛おしく触られる妹の姿は、二人には素晴らしい家族の営みに見ていた。たとえその妹が、どれほど恐怖と怒りで引き攣った顔をしていようとも。

 

「さあ、思い出すんだ。私の娘よ。お前の父親は私だぞ」

 

「ふ、ざけないでよ、この変態……っ! とっとと、その汚い手をどけ、なさい!!」

 

 振り絞るように、ようやくシャーロットの口から反抗の言葉が飛び出す。しかし少女のなけなしの叛骨心など、狂った老人には欠片も響かない。それどころか、望んだ返答ではない事に、シャーロットを見ながら彼女を目に映していないブローネルの澱んだ眼が妖しく輝いた。

 

「ああ、愚かな人間共に洗脳されて私の顔を忘れてしまったんだな。大丈夫だ、私がすぐに思い出させてやろう」

 

「な、にを……っっ!?」

 

 紅く染まったブローネルの瞳。それを見た瞬間、シャーロットの瞳孔は固定されたように魅了された。

 同時に、体中に感じたことのないふわふわするような感覚が走り抜けて、下腹部が熱を持ち始める。それが、吸血鬼であるブローネルが持つ魔眼の力なのだと、シャーロットの冷静な部分が告げていて。

 しかしその思考も、ブラジャーの隙間から侵入して来たブローネルの指に乳首を摘まれた事で消え失せた。

 

「んあっ……!」

 

 シャーロットの口から、常の彼女を知る者からすれば想像さえ出来ないような甘い艶声が漏れた。胸から脳へと走り抜けた電流にも似た甘美な刺激。それを彼女が性的快感だと認識する暇も与える事なく、ブローネルの手がシャーロットの胸を揉みしだいた。

 

「あっ、んんっ……! はうっ、ぁぁっ、なんで……私の、胸が……んいっ! ジンジン、してぇ……ッ!」

 

 今まで誰にも触らせた事のない自身のおっぱい。同年代の子よりも膨らみのあるそこを、倒すべき魔の住人である吸血鬼の指によって弄ばれて感じさせられている。

 

「……っっ!! ふあ、あああっ!!」

 

 指先が乳首をコリコリと転がして、乳輪をなぞるように撫でられた。

 

「あっ、んんっ……!!」

 

 双丘を下から持ち上げるように揉まれ、むぎゅぅうと乳首を基点に潰される。

 

「あっあっあっ、あ゛ぁッッ!!!」

 

 シャーロットの意思とは裏腹に固く勃起して来た乳頭をほじくるように優しく弄られ、かと思えば力強く摘まれて引っ張られる。

 その強弱激しい快感の連続に、シャーロットは訳も分からず身を震わして体を仰け反らせるしかなかった。

 

「シャー……ロット?」

 

「はぁ、はぁ……いやっ……見ないで、ジョナサン……!」

 

 顔を赤らめ、情欲の吐息を漏らす淫靡な姿を晒すシャーロット。その光景に信じられないと言った顔を見せる相棒であり幼馴染でもある少年に、天才魔法使いと持て囃された少女は力無く羞恥の言葉を吐く事しか出来ない。

 

「やめなさい、私の娘よ。あんな人間の男に関心を向ける物ではない」

 

「ひぐっ!?」

 

 だが少しでも父親以外の異性に恥じらいを見せるのは自分の娘として解釈違いだと言わんばかりに、ブローネルの手がシャーロットのショートスカートの下へと伸びてその股間を下着越しに刺激した。

 

「お前はただ父親たる私だけを見て、感じていればいい。それがお前の幸福で、私の幸福でもあるんだ」

 

「んんんっ……!」

 

 スリスリと、筋に沿って男の指先が上下する。下着の布切れが擦れる感覚は本来大した事がない刺激のはずなのに。魔眼によって魅了され高められた性感の前には、思わず体を丸めて震えてしまうほどの快感を与えて来た。

 

「ぁっ、ああっ……! いや、何か……来る……っ! 来ちゃう……んっ、んンンッ!!」

 

 そして数十秒に渡る乳房と陰裂への愛撫の末に、シャーロットは絶頂した。オナニーもした事がない彼女にとって、人生で初めてのオーガニズムは悪魔によって齎されたのだ。

 それは聖職者たる彼女の経歴を思えばあまりに罪深く、陵辱的で……背徳的な快感を見る者に与えてくる。

 

「気持ち良かっただろう、我が娘よ? これからもっと愛して、お前の目を覚させてやろう」

 

「ぁっ……ぁぁ……いやぁ……」

 

 初めての絶頂。その衝撃の強さに、シャーロットは迫るブローネルの新たな陵辱の手に儚い拒絶の言葉を溢すのが精一杯だった。元より指先一つまともに動かせないほどに消耗した体は、意志と言う燃料さえも快楽に掻き消され、もはやブローネルの玩具でしかない。

 

「……あっ!」

 

「さすが私の娘。実に美しい体だ」

 

 年老いた男の死人のように冷たい手がシャーロットの体を仰向けに転がし、そのまま両膝裏を掴んで左右に開脚させた。そうすれば丈の短いスカートに隠れて、走るたびに見えそうで見えないチラリズムを繰り返していたシャーロットの純白の下着はあられも無くブローネルの前に晒される。

 子供のように思われたくないからと、シャーロットが意図して身につけている大人びたレース付きのショーツ。クロッチ部分が湿って卑猥な臭いを仄かに香らす天才魔法使いの下着を、男は大きくなった娘の成長を確かめようとする父親のような声と顔で脱がして行く。

 

 それをシャーロットは、そして拘束されたジョナサンはまるで世界がスローモーションになったような感覚で見ていた。大切なパートナーであり幼馴染の、お互い成長してからは見る事のなくなった下着が狂気に堕ちた男の手によって剥ぎ取られている様を。

 

 ショーツのウエストを摘んだブローネルの指先が、ビリッと吸血鬼特有の長い爪でゴムを切る。そしてただのオシャレな布切れと化した下着が端に投げ捨てられ、後に残ったのは汚れを知らない純粋無垢な乙女の純潔。

 

「あっ……」

 

 それはシャーロットとジョナサン、どっちの声だったのだろう。露わになった少女の女陰は綺麗な縦筋をしていて、しかし与えられた快楽に戸惑いプルプルと震える様は実に卑猥に映る。それこそ、日頃シャーロットを子供扱いしているジョナサンでさえ思わず股間に熱が溜まってしまうほどに、彼女の秘裂は綺麗で唆る見た目をしていたのだ。

 

 レロォ

 

「んあ……っ!」

 

 そしてその穢れの知らない純白を、ブローネルの舌が筋をなぞるように下から上へと舐めた。ザラザラとした吸血鬼の舌触りが、シャーロットの陰裂を走り抜ける。舌肌の生暖かさ、唾液のぬめり、それらを直に体験させられた彼女の口から漏れたのは、嫌悪の悲鳴ではなく甘い喘ぎ声。

 

 魅了の力、おっぱいへの愛撫、そして絶頂。それらですでに性感を十分以上に高められているシャーロットは、本来なら感じるはずのないブローネルのクンニに性的快感を覚えてしまっているのだ。

 

 じゅるる、じゅぱっ、れろれろ

 

「んっ、ぁっ……! やだ、こんなのでまた頭が、真っ白になっちゃ……あっ、あっ……くぅっ……!」

 

 ブローネルの頭を太腿で挟むようにシャーロットの脚が閉じようとする。だが快楽に流されるだけの少女のそんな儚い抵抗など、真祖の吸血鬼たるブローネルには何の邪魔にもならない。

 むしろ肉付きの良い彼女の太腿が頬を締め付ける感覚に、ブローネルは娘が父親を求めているのだとより舌使いを強めて行く。

 

 じゅるる、じゅぷ、ぬちゅぅぅ

 

「ぁっ、あっ、あっ! いや……お尻の中、入って……んあっ……!」

 

 表面を浅く舐めるだけだったざらりとした舌肌が、ついにシャーロットの膣内へと挿入される。唾液を含んだぬめりのある舌が自身の体の中をなめくじのように這い回る。

 その気持ちの悪い感覚を、しかし魔眼の力で性感を強められたシャーロットは快感として受け取ってしまう。

 ブローネルの舌の動きに合わせて体をビクビクと悶えさせる様は、とても陵辱されている側の人間の反応だとは思えないだろう。

 

「あっ、また来る……! 何か、来ちゃう……っ! あっ、ああああ……ッ!!」

 

 そして、初めての膣舐めで彼女は背を仰け反らせるほどの深い絶頂を味わった。膣から透明な興奮液を迸らせ、真っ赤に染まった表情から熱い吐息を漏らす。

 そんな幼馴染の姿に、今度こそジョナサンは言葉を失ってしまって、シャーロットもまた与えられた快感の強さに、パートナーの存在を失念してブローネルだけをその瞳に映していた。

 

「ククク、そうだ私の愛しい娘よ。お前が感じるのは、私だけでいい。父親である私だけで」

 

「はぁ、はぁ……あ、ああ……っ!」

 

 膣から口を離したブローネルが、舌でシャーロットの首筋を舐め取る。彼女の汗と血を拭い、これから刻み込む永遠の家族の絆の印をどこに付けるかを見聞するように。

 

「よしよし、ここにしよう。じゅずずず……!」

 

「んっ、ああ……ぁっ……!」

 

 そして狙いを付けたブローネルが一度強くシャーロットの首肌に吸い付いた。その熱烈なキスにさえ、性感を狂わされた彼女は甘い声を垂らして感じてしまう。

 自分が今、絶対的な人としての絶命の危機に立たされている事に気付かぬままに。

 

 やがて、ちゅぱっとブローネルの口が離れた時、シャーロットの綺麗な小麦色の首には大きな赤い鬱血跡が残されていた。それがまるで、ここを狙ってくださいと言っているように、無様に倒れ伏すジョナサンには見えた。

 

 同時に彼女の広げられた股関節に腰を押し付ける形となった吸血鬼の股座から、ボロンと一つの肉塊がまろび出た。それは男の老人のような見た目にはそぐわない、巨大で雄々しい肉の槍。真祖の吸血鬼の力で全盛期以上の剛直さを手に入れた、ブローネルの生殖棒だ。

 

 それが、くちゅりとシャーロットの濡れた陰裂に当てがわれた。少女の華奢な体に見合わないようなデカさの老人の雄棒が、快楽で動けぬ彼女の臀部とぴったりと垂直に重なる。

 

 まるで、ひどい悪夢のようだ。

 

「や、やめろ……シャー……あぐっ!!」

 

「黙りなさい、虫ケラ風情が! 黙ってお父様と娘の愛瀬をその目に焼き付けるのよ」

 

「死ぬ前に愛し合う家族の営みを見せてあげようと言うお父様の好意を、なぜ黙って受け入れられないのですか?」

 

 汚れを知らない純潔の乙女の処女を奪おうとする老人。それを止められる者などこの場に誰もいない。

 

 そしてステラとロレッタ、二人の吸血鬼姉妹に体をボロ雑巾のように踏みつけられるジョナサンの前で、ソレは始まった。

 

「さあ、身も心も私の娘となりなさい。シャーロット」

 

「ぁっ…………ジョナサ――――ああっ!!?」

 

 大切な幼馴染の名前は、最後まで紡がれる事はなかった。代わりに、背徳的な家族愛に蝕まれた少女の甲高い悲鳴が上がる。

 

 それは悲痛で、しかし確かな艶と濡れた色香を含んだ声。

 純潔の証たる薄い膜をブローネルの亀頭が破り、赤く蕩けた膣肉へと年老いた老人の巨根が深く突き刺された証明。

 

 そして下腹部を押し上げる固く熱い剛直を感じて、シャーロットが絶望に涙する瞬間、彼女の白く美しい首肌に吸血鬼の牙が突き立てられた。

 

「〜〜〜〜ッッ♡♡♡」

 

 言葉にならない甘い絶叫がシャーロットの口から飛び出した。

 噛まれた首筋を伝って感じたこともないような絶大な快感が体中を走り抜ける。それは彼女の小さな性感帯を刺激する快楽の電流が、一瞬でその神経回路を焼き切ってしまったような衝撃だった。

 

 脳に直接快感を流し込まれるような未知の官能。初体験にも関わずそれが強い絶頂感だと瞬時に理解出来てしまうほどの快楽は、生娘だった彼女にはあまりにも苛烈だ。

 

「ぉ゛っ♡ほっ♡ ぉおお゛♡ お゛っ♡ お゛っ♡ おおお゛ぉ゛……ッッ♡♡」

 

 バチバチと脳がショートするのではと思うほどの快楽と多幸感の奔流。シャーロットの意識が真っ白に染まり、何も考えられなくなる。

 甘く蕩けるような幸せに包まれて、理性が壊れるほどの快感に支配される。

 

 今までの自分が真っ白に溶けて消えて行く。その恐怖と喪失感が、途轍もない快感となってシャーロットを襲って――――

 

「あ゛ッッ♡ 〜〜〜〜……ッ!!♡♡ イっ♡ イグッ♡ イッ……ギュゥウウーーーーッ♡♡♡」

 

 ぷしゃゃぁぁあああっ!と、シャーロットの十数年の生で最大最幸の、そして『最期』の絶頂汁を迸らせた。

 

「ヲ゛ッ!? んぎっ!!?」

 

 そして、その瞬間は訪れる。

 

 股から大量のアクメ汁を上げるシャーロットの体が、ガクガクとまるで悪魔に取り憑かれたように痙攣し始める。涙や涎で汚れた顔が白目を剥き、ブローネルに押さえつけられた体が何かに苦しむようにジタバタと暴れ出す。

 

「おおおお゛オ゛オ゛オ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッッ!!!!?!?」

 

 シャーロットの口から漏れていた悲鳴が、少しずつ人間の出せる口音波では不可能なほどの高音を響かせ始める。

 

「あ゛あ゛ッッ! あっ、んいい、イっ……!!」

 

 彼女の愛らしい口元から覗いていた綺麗な歯がだんだんと鋭利さを増して、鋭い八重歯へと変わっていく。

 

「イッ♡ イイ゛ッッ♡ んおおお゛お゛ッッ♡」

 

 苦悶にのたうつように暴れていた両手両足は、いつのまにかブローネルを抱きしめるように彼の背中へと回され、その爪先がまるで猛禽類のように伸びた。

 

「おほぉぉ゛ォ゛ッ♡ んぉおおぉおお゛ッ♡♡」

 

 そしてシャーロット自慢だった白雪のように美しかったモチ肌が、死人を思わせる青白い色へと変貌して――――

 

 

 

「おはよう、我が娘。我がシャーロット」

 

「――――ぁっ♡ はい……おはようございます、お父様♡」

 

 ――――ここに、天才美少女魔法使いシャーロット・オーリンは永遠の死を迎えた。

 

 ――――そして、吸血鬼の始祖ブローネルの三人目の娘、吸血鬼シャーロットが生まれ落ちたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「あ……あっ、あああ゛あ゛あ゛!!!」

 

 目の前で吸血鬼へと変えられた幼馴染の姿に、ジョナサンの口からかつてないほどの悲痛な声が響く。

 

「そんな……シャーロット……シャーロット!!」

 

 ジョナサンの知る彼女は、いつも自信に溢れた天才魔法使いだった。今まで一度だって言ったことはなかったが、ジョナサンが心から尊敬できると思ったただ一人の相手だった。

 

 その彼女が今、ブローネルに組み伏せられながら、まるで心から愛しい人に向けるかのような眼差しで彼を見つめている。

 その誇り高き魂を、高潔な精神を、清き体を……全て陵辱されて、彼の娘へと変えられてしまった。

 

「ああ。より美しくなったな、シャーロット」

 

「んっ、ぁぁ……ッ! ありがとう、ございます……お父様……んんっ!!」

 

 ブローネルの細長い指先が、青白くなったシャーロットの肢体を撫でる。

 その些細な刺激にも敏感に反応するシャーロットの、自分の新しい父親へと向ける視線の中に、ジョナサンは確かに愛の熱が籠もっているのが見えた。それも、娘が父親に向けるものとは思えない、情欲という名の恋慕を。

 

「お願いします、お父様……どうか、お父様の娘であることを忘れていた罪深い私に……お父様の愛を注いでください♡」

 

 それどころか、シャーロットは自身の陰裂に吸血鬼化する際もずっと挿入されていた剛直を、自分から腰を動かしてより膣奥へと迎え入れようとする。

 雄欲を刺激するような甘い艶声を漏らして、淫らにお尻を振りながら。

 

 ジョナサンが知る誰よりもプライドが高くて完璧主義だった少女は、もはやどこにもいない。そこに居たのは愛する男に媚びを売る事で自身の全てを捧げようとする、一匹の牝。

 

「ああ……もちろんだ。我が娘よ」

 

「あ゛っ♡ あ゛あ゛ッ♡」

 

 そんな娘の求めに応え、ブローネルの腰がゆっくりと前後に動き始めた。それはまるで、自分のモノが娘の体に馴染むのを待つかのようだとジョナサンには見えた。

 

「んっ、んあっ♡ お父様♡ お父さまぁぁ……ッッ♡」

 

 そしてそれは間違っていない。ブローネルの剛直が肉襞を押し広げ、その子宮口へと親娘の愛のキスを交わす度に、シャーロットの膣はその形を愛する父の分身の形に合わせて変えていた。

 

 処女を奪われながら吸血鬼化を迎えたという異質な成り立ちのせいか、シャーロットの狭い蜜壺は、そこを始めて侵略したブローネルの肉棒が入った状態こそが本来の形であると認識して、彼のモノに最適化した形に作り替えられているのだ。

 

「んっ、ふぁぁ……ぁっ♡ あぁっ♡」

 

 そのあまりにも淫らな肉の蠢きは、やがて愛液で潤い始めた膣奥まで瞬く間にブローネルの剛直を柔らかくも貪欲に包み込む。そればかりか、本来最も狭く小さなはずの子宮口すらも緩みながら吸い付きを強めていく始末だ。まるで男の肉棒が迎え入れられる準備が出来たことを、彼女に告げるかのように。

 

 そしてそれを感じ取ったブローネルの腰振りが、本格的に抽挿へと変わる。

 

「んあっ♡ あ゛っ♡ ああ♡ 気持ちいいっ! お父様のおちんちん、逞しくて素敵です……っ!!」

 

「おおっ……!! いいぞ、シャーロット。素晴らしい締まりだ……!」

 

「んぁっ♡ は、はい……っ! お父さ……んっ♡ あっ、あ゛ッ♡ あはぁ♡♡」

 

 そして、ジョナサンの見ている前で、吸血鬼と成り果てた少女の体は完全にブローネルの物へと屈した。彼の肉棒を挿入されてからわずか数分で、シャーロットの膣肉は男のモノに順応し、まるで最初からそうであったかのように作り替えられたたのだ。

 

「あ゛ぁぁああ♡ はぁ、あっ、んうううぅっ!!♡」

 

 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡とブローネルの腰が激しくシャーロットの尻肌に叩きつけられる。それはまさに吸血鬼の膂力を最大限に活用した、ブローネル渾身の力強いピストン運動。

 快楽漬けの膣襞を強烈な男根で抉られるシャーロットは、それを自ら受け入れるかのように恍惚とした表情で顔を仰け反らせる。

 

「あ゛っ♡ おほぉぉッ!?♡♡♡」

 

 もはやダムが決壊したかのように、シャーロットの快楽に喘ぐ無様な嬌声は留まることを知らない。

 たった数センチ、たった一握り程度の肉棒が蠢かすだけで全身を痙攣させ昇天する淫乱な体になってしまった彼女は、その快感を余すことなく貪り尽くしている。

 

「あああぁっ……♡」

 

 肉棒が膣口を円を描くように動き、膣襞をカリ首がグリッ♡と抉られて背筋を反らせながら潮を吹く。

 

「お゛っ、ヲ゛ッ♡ おお゛お゛……♡」

 

 腰を掴まれて、最奥まで肉棒を深々と挿し込まれる。子宮口と亀頭がぶちゅり♡を熱い接吻を交わして、愛する父の体温が股間部いっぱいに感じられる快感に、悦楽の表情で達してしまう。

 

「おと、さま……ッ♡ 好き、大好き……愛して、る♡ おとう、さまぁぁッッ♡♡」

 

 吸血鬼としての自身のご主人様でもある男の首に両手を回して、その相貌にキスの雨を降らせるだけで多幸感を心が満たす。

 

 シャーロットは、ブローネルが与えてくれる快楽の全てを愛して、受け入れていた。

 

 たとえそれが偽物の、歪んだ愛情だとしても、魂までブローネルの娘として生まれ変わったシャーロットは、永遠にその甘美な悪魔から目覚めることはない。

 

「ああ……っ! お父様ぁ♡ んちゅ、れろぉ……♡」

 

「そうだ、それでいいぞ我が娘よ。お前は永遠に私のものだ」

 

 そしてそれは、シャーロットの真の父親となったブローネルも同じ事だった。

 

 実の娘を失った苦しみから目を背けて、他人の娘を自分の娘と思い込むことでしか正気を保てなくなった男は、自分の元へと帰って来てくれたシャーロットを抱きしめながら永遠の連れ添いを約束する。

 

「――――♡♡。はい、私も……シャーロットも永遠にお父様の女です♡」

 

 その約束の言葉に、シャーロットもまた心からの誓いを込めて答えた瞬間、彼女の眼には愛し合う自分たち家族の未来が見えた。

 

 煌びやかな夜景を見下ろせる豪邸のテラスで仲睦まじくテーブルを囲む自分とお父様、そしてステラお姉様とロレッタお姉様の四人家族。

 処女の血が入ったワイングラスを片手に談笑しながら、愛する我が子の成長を嬉しげに語る父と、そんな父の子種を宿して大きくなったお腹を撫でる、母になった私たち三姉妹。

 

 そんな、やがて訪れるであろう確約された未来を垣間見て、シャーロットの膣襞がブローネルの肉棒をきゅううう♡と強く締め付けた。

 

「あ゛っ♡ ああぁ、お父様……私、もうイきそう……です♡」

 

「ああ、いいぞ我が娘よ! 私も共にいこう」

 

「はい♡ ああぁっ、イクっ! お父様も一緒に……! いい、イッ――――!!♡」

 

 そしてシャーロットは、ブローネルの肉棒が膣奥を抉り、子宮口を亀頭が貫いてその鈴口から卵子に向けて大量のスペルマが射精されると同時に絶頂した。

 

 びゅるるるるるるる!!

 

「おほぉぉおお゛ぉッ♡♡ お父さまぁぁああ゛ッッ♡♡♡」

 

 まるで魂ごと引き抜かれそうな快感が、下腹部からシャーロットの全身を走り抜ける。そのあまりの強烈さに意識が一瞬で真っ白に塗りつぶされて、視界がバチバチと明滅を繰り返す。

 

「――――ッ♡――――!?――――♡♡♡――――!!♡♡♡」

 

 そしてそんな暴力的なまでの快楽の波に攫われたシャーロットは、人生で最大級の絶頂を味わいながら子宮を満たして行く父親の白濁液の熱に陶酔したように浸かる。

 

 そのまま意識を失ってしまいそうな幸福な倦怠感の中、彼女は恍惚の笑みでブローネルと見つめ合う。そしてゆっくりと、唇を重ねた。

 

「んふぁぁ……お父様ぁ♡ ちゅぷ……♡」

 

 愛おしそうに自分の唇を貪る娘の頭を、ブローネルは優しく撫でてやる。それはまさに父から娘への愛情表現だ。

 そしてその愛の抱擁をうっとりと受け入れるシャーロットの姿は、まさに夫の愛撫を受け入れる妻の姿と言っても過言ではないだろう。

 

「んちゅっ♡ ちゅる、ちゅぅぅっ……♡ んあっ、んんっ……♡ はぁぁっ……♡」

 

 そのまま数分ほど口付けを交わしていると、やがてどちらともなくゆっくりと唇を離した。二人の口の間を卑猥な透明の橋が繋ぎ、それがだらりと重力によって垂れて、シャーロットの胸の谷間へと落ちて行く。

 

 そんな愛し合った証を愛おし気に目で追って、シャーロットは自身を見つめるブローネルの赤い瞳と再び見つめ合う。以前の美しかった碧眼を、淫欲と愛欲に染めた赤眼へと変えた瞳で、彼女はただ愛する父だけを視界に映していた。

 

「ふふ、お父様……シャーロットと愛し合うところ失礼します」

 

 だが世界でただ一人、ブローネルだけを映していたシャーロットの意識は、耳に響いた親愛なるステラお姉様の声で現実へと呼び戻される。

 

 父を呼ぶ姉の声。それに意識を引かれるように視線を向けた先にいるのは、いつも美しいステラお姉様とロレッタお姉様。

 そして――――ボロ雑巾のような姿で跪かされた人間の男。

 

「ああ、そうだ。久しぶりに再開できた娘と家族愛を確かめ合うのに夢中で忘れていたよ」

 

「あっ……がっ……」

 

 ソレがジョナサン・モリスであると、シャーロットはしばらく思い出す事ができなかった。お父様が声をかけて、苦悶に喘ぐ男の声を聞いて、ようやくほとんど消えかけていた、くだらない人間だった頃の自分の記憶からその名を引っ張り出せたぐらいなのだから。

 

 しかしそれも、なぜ男がボロボロになっているのかを思い出すと、無関心だったシャーロットの男への感情は、沸々と強い怒りへと変わって行く。

 

 親愛なるお姉様と愛するお父様へと刃を向け、あまつさえ私がお父様と敵対する原因を作った忌々しい人間。

 

「ククク、私の娘たちを傷つけた貴様を生きてここから帰す気はないが……そうだな。シャーロットを私の元まで連れて来てくれたお礼に、最後に別れの言葉くらいは言わせてやろう」

 

 ジョナサンを見つめるブローネルの瞳が、自身と性器を結合したままのシャーロットの様子を見て悪辣に歪む。

 それはまさしく悪魔の笑み。人間をいたぶり殺す事を史上の喜びとする、邪悪なる吸血鬼の顔だ。

 

「あんっ♡」

 

 ブローネルが肉棒を抜かずに、繋がったままの体勢でシャーロットを起き上がらせる。そして絶望に染まった澱んだ瞳を映すジョナサンへと勝ち誇るように、美しい裸体を晒すシャーロットの全身を見せつける。

 

 そして、シャーロットの耳元で何かを囁くと、愛する娘は父親の意図を察して悪戯気な笑顔を浮かべて、負け犬へと話しかけた。

 

「ねぇ……どう?」

 

 シャーロットが両手を頭の後ろに置き、自身の女性的な曲線美を見せつけるように胸を張る。それは彼女が子供扱いされないためにするようになったセクシーポーズ。

 

 赤らんだ顔でニヒルに笑うシャーロットの顔には隠しきれない女としての情欲が渦巻いていて、腕を後頭部に置いた事で見える脇からは健康的な汗粒が浮かんでいる。

 

 そして、吸血鬼となった影響なのか彼女の少し膨らみを増した美乳は、白い肌がほんのりと紅潮し、汗ばんでいる事で瑞々しい果実のように艶やかだ。

 その胸の中心に咲く桜色の蕾も、興奮でピンと張り詰めて、まるで早く触って欲しいかのように主張している。

 

 だが何よりも目を奪われるのは、ブローネルの剛直を咥え込む、愛液と精液を滴らせる陰裂と、肉槍によって内側から歪に押し上げられた彼女の引き締まったウエストだ。

 

 少女の体には大きすぎる肉棒を精一杯頬張り、その姿を誇るように見せつけるシャーロットの姿は、ある種神聖な絵画のようにも見える。

 

 だがその少しむっちりとした少女の生足が、膣中で震えるブローネルの肉棒による快楽に合わせてぴくんっ♡と可愛らしく震える様子を見れば、この光景がどこまでも淫靡で肉欲に満ちた物だとわからされた。

 

「あ……ああ……」

 

 中央教会に所属する天才魔法使い。

 ジョナサンの口煩くも頼りになる幼馴染。

 もしかしたら、将来を共にする存在となり得ていたかもしれない少女。

 

 そこに、ジョナサンが知るシャーロット・オーリンはどこにもいなかった。

 

 ブローネルに寝取られた、淫靡な背徳にまみれた淫魔のような少女がいるだけだ。

 

「クク……どうだ? これが私の愛する娘、シャーロットだ」

 

 絶望するジョナサンの心をさらに抉り込むように、ブローネルが言葉を投げかける。

 それはまさに死刑宣告だった。ジョナサンの全てを奪い去る悪魔の囁きだ。

 

「……あ……っ……」

 

 ジョナサンの瞳から完全に光が失われていく。その魂を絶望が包み込んでいく様子を見て、ブローネルは満悦したように赤い瞳を細めた。

 

「他に何か、彼に言う事はあるか? 私のシャーロット」

 

「いいえ。お父様を傷つけたあんな人間の男、これ以上視界に入れているのもごめんだわ」

 

 ブローネルの問いかけに、シャーロットは塵を見るような目でジョナサンを見下しながら答える。何の感慨も、心残りも、その言葉にはこもっていない。

 

「だそうだ。お前はもう用済みのようだな」

 

「……あぁ……ま……待ってくれ……!」

 

 命乞いする男を視界に入れながら、ブローネルは湧き上がる悦びに堪えきれず笑いを浮かべた。そして蜜壺に自身の剛直を咥えた愛娘の手を取ると、それを父と子がするように指を絡ませながら二人で愚かな負け犬へと手の平を向ける。

 

「さあ、親子の共同作業をしよう」

 

「ええ、お父様♡」

 

 途端、空間内を凄まじい魔力の奔流が渦巻き出す。ブローネルとシャーロット。始祖の吸血鬼と、中央教会でも屈指の天才魔法使いによる二人の協力技(デュアルクラッシュ)の前兆に、ドラキュラ城さえもが微かな震えを見せている。

 

 それを前に、ジョナサンの全身を凄まじい重圧感が襲った。まるで自分の体重が何倍にも膨れ上がったかのような、あまりの苦痛に声を上げる事もままならない。恐ろしいのは、これがただの前触れでしかない事だ。

 

 いつのまにか、ステラとロレッタはジョナサンから遠く離れたところに避難していて、父親と新しい妹が人間の男を消し去る瞬間を今か今かと待ち侘びている。

 

 そして空気中に漂う魔力が固く絡ませ合ったシャーロットとブローネルの手の平に集まり――――解放される。

 

「「ブラッディ・サンクチュアリ(Bloody Sanctuary) 」」

 

 重なり合った父と娘の言葉と共に、ジョナサンのいる地面一帯に赤黒い魔法陣が浮かび上がった。それは血管のように脈動し、立ち昇るドス黒い赤光が渦を巻いて敵を、ジョナサンを飲み込んで行く。

 

「あ、ああああああ!!!!」

 

 断末魔の絶叫がこだまする。

 本来なら清浄を呼ぶはずの救済の光は、偽りの父娘の絆を象徴する血に染まった聖域《サンクチュアリ》となって、絡め取ったジョナサンの魂さえも搾り尽くす。

 

 その因果も、運命も、父から子へと受け継がれた願いさえも、すべて、すべて…………。

 

「あっ」

 

 最期の瞬間に彼が見たのは、大切な幼馴染が吸血鬼の老人と舌を絡め合う情熱的なディープキスをしているところで……シャーロットはジョナサンの最期を見てさえいなかった。

 

「――――は、ぁぁ……♡ ごちそうさま♡」

 

 後に残ったのは、地面に染み込んだ人間大のシミ一つ。ジョナサン・モリスの肉体も、魂も、全て二人の吸血鬼の養分として吸収され、分解された。

 

 彼が生きていた証は、何一つこの世に残されることはなかったのだ。

 

「さあ、これで私たちの邪魔をする者はいなくなった。これからは、永遠に愛し合おう。家族四人で、な」

 

「はい、お父様♡ ステラお姉様とロレッタお姉様と一緒に、私は永遠にお父様ただ一人を愛し続けます♡」

 

「ちょっとシャーロット、そろそろ姉である私にお父様の寵愛を譲りなさい!」

 

「そうよ! 私だってお父様の子種を子宮に注いでもらって、お父様との間に子供を産みたいんですもの!」

 

 そしてそれを悲しむ者など、この場には一人もおらず。仲睦まじく笑い合う四人の吸血鬼による一家団欒の中に、ジョナサン・モリスなんて青年の名前が出る事は二度となかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから幾月もの時が過ぎ、数えきれないほどの月夜が昇っては沈んでいった。

 

 世界中を戦禍と混乱の渦に巻き込んだ第二次世界大戦が終わりを告げ、それでもまだ死と破壊を齎し足りないと続けられた冷戦も終わりを告げた。

 

 時は1999年。戦争が過去の物となり、世界から争いがなくなって久しい平和な時代。

 だが人々の心は、いつだって平和より混乱を求めて、退屈を嫌う。

 

 ノストラダムスの大予言。

 『1999年、7の月、空から恐怖の大王が降ってくる』

 

 このたった一行の文字を見て、人類が絶滅するのだと解釈した者たちが騒ぎ出し、世界は終末ブームに取り憑かれた。

 

 誰も彼もが世界の終わりを口にして、信じる者も信じない者も関係なく巻き込んだお祭り騒ぎ。

 

 そんな時代の喧騒から離れた、日本のとある山奥の洋館に、吸血鬼の父娘の姿はあった。

 

「ん、あっ♡ ああ゛っ♡ はっ、あんっ、んんっ♡ はぁ……お父様ぁ♡」

 

 その洋館の最も奥にある一室で、一人の美しい少女が父と呼ぶ男の肉棒に跨り、奉仕していた。

 

 彼女の名はシャーロット。吸血鬼となってから、すでに50年の歳月を父親であるブローネルと共に過ごし、心身共に魔の物となったノスフェラトゥ。

 

 長い時を得ても決して老いる事も劣化する事もない彼女の顔立ちは、吸血鬼に変貌した日と何一つ変わらない美少女顔。しかしその肉体は、磨き上げられた芸術品のように美しく、そして淫靡に変わっていた。

 

 彼女の細い体付きにあっていた美乳は形を保ったまま膨らみを増し、くびれはよりエロティシズムを煽る曲線美を描き、臀部から太腿へかけての肉欲的な淫靡さは、男なら誰でも目を奪われるような極上の女体。

 

 そんな傾国の美少女と言っていい容姿へと成長したシャーロットが一糸纏わぬ裸体を晒しながら、ベッドに仰向けで寝るブローネルのペニスへと騎乗位で交わっていた。

 

「はあぁ♡……あっ、ああんっ! んああぁっ♡」

 

 お尻を持ち上げて、腰を勢いよく下ろす。ただそれだけでブローネル専用まんこへと魂レベルで作り変えられたシャーロットの膣は歓喜に打ち震えながら絶頂し、膣襞全体が愛情一杯に肉茎を包み込む。

 

「ほぉっ♡ んお゛ッ、おお゛ッ♡」

 

 50年の間に一万は優に越す回数受け入れたのに、一度として飽きたことのない父の肉棒におまんこを杭打ちピストンされる快感。

 

 シャーロットが腰を上下させる度に、彼女の形よく実った二つの果実も大きく揺れ動き、大粒の汗玉を飛び散らせる。

 その汗は彼女の美しい裸体を艶やかに彩り、そしてブローネルの剛直を咥え込む結合部へと滴り落ちていく。それはまるで、彼女が流した愛液と精液のカクテルのようで、この光景にブローネルが満足そうに笑う。

 

「ククッ……どうだ? もう50年も受け入れ続けた私の魔羅の具合は?」

 

「あっ、はぁっ……あぁっ! はぁぁんっ♡ 良いです! お父様のおちんぽっ、とっても素敵ですぅ……♡」

 

 その余裕の表情から発せられる言葉に対し、シャーロットはうっとりと瞳を潤ませて答える。その表情は快楽の虜になった魔性の物であり、すでに彼女が人間だった頃の面影など欠片も残されていない。

 

 いや、むしろ当然だ。たかだか16年余りの人間としての生と、50年に渡るブローネルと愛し合う吸血鬼としての幸福な生。どちらがシャーロットにとって正しい自分の生き方なのか、火を見るより明らかなのだから。

 

「ああ……私も、シャーロットの蜜壺をとても愛しているぞ」

 

 そんな彼女の答えに満足して、ブローネルが自身の上で淫らに踊る愛娘の腰を掴む。そしてそのまま上下に揺すってやれば――

 

「――んあ゛ッ!!?♡」

 

 それだけで彼女はたまらず大量のアクメ汁を撒き散らす深イキに達して、ビクンっと体を痙攣させた。だがそれでもなお、彼女は恍惚の表情で父親の肉棒を咥えたお尻を上下に振るのを止めることはない。

 むしろより快楽に貪欲になったかのように、その腰つきはよりいやらしく動くようになっていく。

 

「んっ♡ ああぁぁっ! お父さぁぁん……ッ!!♡」

 

 父親の亀頭が子宮口を突き上げるたびに甘い嬌声を上げて背筋を反らし、そしてそのまま淫らに腰をくねらせて男根への奉仕を再開する。

 

 まるでそれ自体が意思を持っているかのような動きを見せる膣襞と締め付けによって与えられる極上の快楽に、ブローネルも堪らず呻いて眉を寄せる。

 だがこの程度で絶頂を迎えるほど老いぼれてはいない。すぐに反撃に転じるように彼女の美尻を鷲掴みにして固定すると、そのまま自らの腰を突き上げる。

 

「んお゛ぉぉっ!?♡ あぁっ、はぁっ! お父さまぁっ!!♡♡」

 

 シャーロットの膣奥を容赦なくノックするブローネルの剛直が彼女の子宮口をこじ開けるように突き刺さり、シャーロットは獣のような声を上げて再び絶頂した。

 だがそれでもなお彼の腰の動きは止まらず、むしろさらに激しさを増していく。

 

 そのあまりの衝撃と快楽にシャーロットの思考回路は完全にショートしてしまい、もはや自分が何を口走っているのかも理解できていないだろう。

 

 そんな状態になっても尚、彼女は父の肉棒から決して離れることはなく、それどころかより一層強く締め付けることでブローネルへの愛を証明し続ける。

 

 そしてブローネルもまた、そんな彼女に応えるかのように激しいピストンを繰り返し、シャーロットの子宮口を何度もノックし続ける。

 

「あ゛ぁっ!♡ んっ、あぁっ! おお゛、おぐぅっ♡ お父様のおちんぽ、私の弱いとこ、ゴリゴリって……抉って……!! おほぉぉぉ――ッッ♡♡」

 

 もうすでに何度目になるか分からない絶頂に達しながらもなお、彼女は父の肉棒を求め続ける。その姿はもはや完全に発情した牝犬そのもの。

 

 だがそんな彼女の姿さえも愛おし気に見つめながら、ブローネルは娘の上半身を愛撫する。細くしなやかで美しいラインを描くシャーロットの背中を指先でなぞり、そしてそのまま彼女の乳房を鷲掴んで、腰振りに合わせて上下に引っ張っていく。

 

「んいいいっ!!♡ お、おっぱいをそんなに強く揉んだらっ……! あっ、あっ、あっ! で、出る! 出ちゃう……! お父様ぁぁーーっ♡」

 

 ブローネルの力強い胸揉みを受けたシャーロットの乳首から、ぶしゅっっ♡と白い液体が噴出する。

 

 それは母乳だ。シャーロットの乳首から溢れ出す濃厚なミルクを、ブローネルは美味そうに啜って嚥下していく。そして同時に、腰の突き上げを激しく、ラストスパートへと向かっていく。

 

「んあぁっ!♡ お父さまぁ……ッ!!♡ イクっ、またイっちゃいますっ……! お父様の子供を何十人も産んだ子宮を突かれて母乳を飲まれながら、あ゛あ゛ぁっ♡ お父様の淫乱マゾ娘シャーロットは、お父様の精液を卵子にかけられて受精アクメを決めたいッッ♡ あっ、ああああ゛ぁっ!!♡♡」

 

 そんな父の激しい攻めにシャーロットが耐えられるはずもなく、再び深いアクメを迎えながらも、一秒でも早い射精を願って貪欲に子宮口で愛する父親の亀頭を強く締め付けた。

 

「ぐぅっ!」

 

 その快感に、ブローネルも限界を迎え、シャーロットの膣奥へと彼女の処女を奪ってから何万回目となる膣中出しを解き放つ。

 

 びゅるるるる!!♡ ぶしゃぁぁッ!!♡♡ どぴゅ……びゅくくっ!♡

 

「ぉぉおああああ゛あ゛ぁぁああ――――ッッッ♡♡♡♡」

 

 子宮口にぴったりと押し付けられた亀頭から放たれた熱い奔流が、容赦なく直接シャーロットの子宮内へと叩きつけられる。その衝撃は凄まじく、彼女は白目を剥いて舌を出しながら絶頂した。

 そしてそれと同時に、ぷしゃっぷしゃっと失禁しながら痙攣するシャーロットの膣肉がブローネルの肉棒を絞り上げる。

 

「お゛ッ、ほぉ~~……っ♡♡♡」

 

 今まで以上に深い絶頂に酔い痴れるシャーロットの口から漏れるのは意味のない喘ぎだけ。それでもなお、彼女の腰は本能的に動き続け、ブローネルを悦ばせる為だけの牝穴搾精運動を繰り返し続けていた。

 

「んぉ……ほっ……おぉ……っ♡♡」

 

 やがて長い射精を終わり、下腹部をブローネルのザーメンでふっくらと膨らませたシャーロットが悦楽のため息を漏らす。

 

「はぁ……はぁ……♡ 今日も、私の卵子を受精させてくれてありがとう、お父様♡ ちゅっ♡」

 

 そして愛し合う蜜月の時間に一区切りを入れるように、感謝のキスをブローネルの唇に捧げると、シャーロットは自身の膣から肉棒をゆっくりと引き抜いた。

 

「ふふ、今日もたっぷりと私の精を吸収できたな?」

 

「はい、お父様。やっぱり私には処女の生き血よりも、お父様の精液の方が体に馴染むわ♡」

 

 そう言って、シャーロットは肉棒の形にぽっかりと空いた自身の膣を指で掻き回しながら嬉しそうに笑った。

 

 彼女の言う通り、吸血鬼となったシャーロットの体は人間の血よりもブローネルの精液を求める体質となっている。彼女にとって、父親の子種は血液の数倍の栄養素があるのだ。

 

 それは常に人間の生き血を求めてしまう吸血鬼にとって、かなりのアドバンテージと言えるだろう。なぜならシャーロットとブローネルの関係性を思えば、いつだって無限に食事を提供できるような物なのだから。

 

 ただし大きなデメリットとして、普通の吸血鬼なら一週間に一度、高位の者なら一月に一度でいい吸血行為を、シャーロットは毎日しないと強い発情状態になってしまう体となった。

 つまり、毎日ブローネルの精液を飲まなければ吸血鬼シャーロットは飢餓を感じて死んでしまうのだ。

 

 それだけ、彼女にとってブローネルの存在は愛する父親であると言う以上に、生きる上で絶対に欠かせない比翼連理となっていた。

 

 ブローネルが死ぬ時が、シャーロットの死ぬ時で。

 ブローネルに見捨てられた時が、シャーロットの終わりなのだ。

 

 自身の生殺与奪の全てをブローネルに握られた状態。だがそれを、シャーロットは不幸なことと思ったことは一度もない。むしろ、自分の全てを父親に委ねていると言う事実に、敬愛する姉たちへの優越感さえ感じているのだから。

 

「シャーロット、お父様に膣中出し感謝をするのは当然だけど、何か伝えたいことがあるのでしょう?」

 

「体質だからってお父様の精液を毎日体に注いでもらうなんて、ズルいですわシャーロット」

 

「あっ、ごめんなさい……ステラお姉様、ロレッタお姉様」

 

 そしてその優越感を覚えてしまう対象であるステラお姉様とロレッタお姉様の声に、シャーロットは思い出したように二人へと視線を移す。

 

 ベッドに寝そべるお父様の両隣で、何一つ身に纏わない全裸姿で侍る二人の姿。その股間部からは、シャーロットと同じように溢れるほど大量に注がれた白濁液が垂れていて、二人もまたお父様と強く愛し合っていた事を雄弁に伝えて来る。

 

 その光景に、シャーロットはお姉様たちをあんなに愛した後に自分をこんなにも満たしてくれるお父様への深い尊敬と愛情を感じてしまう。

 

 このままもう一度、今度は後ろの穴に浣腸ザーメンを注いでもらいたくなる。

 

 だがそんな心からの願いを振り切って、シャーロットはついに訪れた運命の決戦の日を父へと伝えるのだ。

 

「お父様、アンゴルモアの大予言の通り……ドラキュラ城が出現しました。おそらく、奴もまた復活していることかと」

 

 かつてシャーロットがブローネルの娘へと変えられた素晴らしき日。その舞台となった悪魔城の再出現。

 

 それは、あの時のようにブローネルの手によって行われた不完全な現出にあらず。真なる城主の目覚めと共に呼び起こされた、終焉のラッパを奏でし黙示録。

 

 それは、100年の周期で復活する全ての魔の頂点。滅びの具現。ノストラダムスが予言した恐怖の大王。不死身の王(ノーライフキング)。

 

 ドラキュラ伯爵の降臨を意味する。

 

「素晴らしい。ついに、前回は成せなかった事を果たす時が来たというわけだ」

 

 それを知って、ブローネルが歓喜の声を漏らす。

 それは偉大なりし先達たるドラキュラ伯爵の復活を喜び、それに馳せ参じたいという情動によるものか?

 

 否。ブローネルは一度として、自分の娘たち以外の何かに興味関心を抱いた事はない。

 逆に言えば、彼の娘への偏愛のみに染まった心を揺り動かす物があるとすれば、それは自分と娘に関係がある物に他ならない。

 

「あのドラキュラ伯爵を滅ぼし、彼が持つ完全なる不滅の力を私の物とする。そうすれば、私たちは真の意味で永遠に一緒になれるのだ」

 

 そう、ブローネルが狙うのはドラキュラ伯爵が持つ何度滅ぼされても必ず復活する不滅の能力。

 

 吸血鬼とは、人間と隔絶した力と生存能力を持つが決して滅びないわけではない。むしろ数多の滅びに繋がる弱点を抱えた、弱き生命なのだ。

 聖水、十字架、太陽。そして何よりも、伝説のベルモンド一族が受け継ぐヴァンパイアキラー。

 

 だからブローネルは恐れる。いずれ自分たち家族の身に、その数ある滅びの因子の一つが降りかかるのではないかと。

 

 そしてだからこそ、真なる不滅を希った。ドラキュラ伯爵が持つ、滅ぼされても必ず復活する、彼だけの特異能力を。

 

「さぁ、行こう。今宵、ドラキュラ伯爵は私と私の娘たちの前に屈するのだ」

 

「「「はい、お父様♡」」」

 

 ベッドから立ち上がり、ローブを纏うブローネルに、娘たちは従順に寄り添って答えた。そこに、父親がドラキュラ伯爵に負けると言う不安は一欠片も存在しない。

 

 なぜなら父はドラキュラ伯爵よりも何倍もカッコよくて偉大なる吸血鬼。

 しかもその側には、父に勝るとも劣らない三人の吸血鬼姉妹が付いている。

 そして――――

 

「さあ、お父様に続きましょう。――――私とお父様の愛しい子供たち♡」

 

 シャーロットたちの後ろより現れた何百と言う数の、ブローネルと三姉妹の遺伝子を受け継いだ吸血鬼の大群がいるのだから。

 

 

 

 

 

 これより、ドラキュラ伯爵とベルモンド一族の長い因縁に終止符を打つ長き夜に、百鬼夜行を伴ってもう一つの勢力が参戦する。

 

「クク……覚悟しておくといい、ドラキュラよ」

 

 始祖の吸血鬼、ブローネル。第二次世界大戦で娘を亡くし、妄想の中に囚われて、まったく関係のない少女三人を自分の娘と思い込んで孕ませた、愚かなる父親。

 

「私の愛を、往生際の悪いコウモリに見せつけてあげましょう」

 

 ブローネルの三姉妹の長女、ステラ。本当の父親を忘れさせられ、父の仇をお父様と呼んで、ブローネルとの間に32匹の吸血鬼を産み落とした哀れな少女。

 

「あらステラお姉様。私たちの愛ですわよ。お父様を愛する心は、みんな同じですわ」

 

 ブローネルの三姉妹の次女、ロレッタ。かつての心優しい精神を陵辱され書き換えられ、本当の父を殺した男の精液で受精して、ブローネルとの間に28匹の吸血鬼を出産した悲しき少女。

 

「ええ、やってやりましょう。この天才牝豚吸血鬼、シャーロット様の手にかかれば、お父様に歯向かう老耄吸血鬼なんて一瞬で消し炭にしてあげるわ」

 

 ブローネルの三姉妹が三女、シャーロット。三人の中で誰よりも心と体を陵辱され、自身の手で幼馴染を殺して、自分を吸血鬼へと変えた男を心から愛し、ブローネルとの間に50を超える愛の結晶を胎で育み、お腹を痛めて産んだ……無様な生き恥を晒し続ける悲劇の少女だ。

 

 





 ドュエッ!! ドゥドゥドゥドゥドゥエ、ヒカリアレ、ドゥドゥドゥドゥドゥエ、ソイャッソイャッソイャッソイャッソイャッソイャッソイ✝︎ヤミエカエレ✝︎ ←ブローネルたちの前に現れる変態の図。勝てない(断言)

 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 一大ジャンルとなったメトロイドヴァニアの片翼を担う、上に落ちる変態たちの巣窟、キャッスルヴァニアシリーズ。BGMが素晴らしい。スマブラで初めて『Bloody tears』を聴いて原作に興味を持ったほどです。一番のお気に入りは『夜まで待てない』。某ドゥエリスト動画の影響がデカい。

 ギャラリーオブラビリンスは過去の外伝作品を後付けとは言え見事に正史に組み込んだ名作。まあその分某最強のバンパイアハンターさんの戦犯度が増しましたが。

もしFFのエロをやるならどのナンバリングが見たい?*FF7は意図的に外しています

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