※この作品はR-18です。

マイナーキャラ妄想短編集   作:ニンニク嫌い

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 もしマルメ隊員がムツミ隊員と結婚したら?

 すまない……百錬の後編でなくて、本当にすまない。昭和ウルトラマン完走(海外ウルトラマン含む)記念で書きました。この作品の知名度がどれだけあるのかはわからないけど、最終章の展開は割と昭和ウルトラマンの中ではトップクラスに好きでした。


ザ⭐︎ウルトラマン(ムツミ)

 

 

 東京のベッドタウンに聳える閑静な住宅街。そこは市井の中でもそこそこ成功者と言われるぐらいの収入を持つ者が住まう事が出来る一等地であり、故に立ち並ぶ住宅もアパートやマンションの類は一切ない一戸建てのみときている。

 

 マルメ 敬は映えある科学警備隊を退職した後、そんな裕福層が住まう世界の一人となっていた。

 

 ズズッと家の敷地内に存在するテラスで朝のコーヒーを啜りながら雑誌を読む。そんな万人が思い描く金持ちの朝の風景を真似する彼の心にあるのは、今の日々への充足感のみ。

 

 かつては作戦参謀室に勤めていたが、慕っていたアキヤマ隊長が新設される科学警備隊の隊長に選ばれた事を期に自らその一員となりたいと直訴した。能力も性格も、とてもではないが地球を守るチームの第一線で活躍するには不足していたマルメが入隊を許可されたのは、そんな彼を可愛がるアキヤマ隊長による所謂コネ入社のような判断があったからだ。

 

 その結果、マルメは怪獣退治の仕事において多くの貢献をすると同時に、同じくらい多くのミスや隊員失格の行動を起こして隊の起立を乱してしまった。

 

 元々が粗野で短気で自己中心的と言うチームプレイに向かない男であったマルメは、配属後数日で隊唯一の美人女性隊員である星川 ムツミにアピールするために、彼女とパトロールする事になっていたヒカリ隊員を自室に監禁して許可なく彼女に着いていくという、軍人としてどころか社会人としても大失格な即刻解雇ものの行動を起こしている。

 しかもその際に公務中のお誘いはご遠慮してと至極真っ当な断りを入れたムツミ隊員に逆ギレをかまし、その後の怪獣出現では彼のミスでムツミ隊員があわや命を落とすところであった。

 

 それだけの問題行動を起こしながら彼が除隊を免れたのは、やはり科学警備隊の面々が皆器の大きい優しい人物であったからだろう。だがその優しさに報いるどころか、マルメはたびたび自分勝手な命令違反、自分を棚に上げた他の隊員の悪口を繰り返した。

 

 その中でも当時ムツミ隊員が片想いをしていたヒカリ隊員への対応は度が過ぎたもので、彼がいる中で公然と彼は無能だと馬鹿にし、暇さえあれば意中の彼女に彼を貶める悪口を吐き、あまつさえヒカリ隊員の意見を全て無視、虚偽だと決めつけると言う地球防衛を担う人間だとは思えない事までしていた。

 隊内での陰口はともかく、最後のに至ってはそれによって被害が拡大して大勢の人間が犠牲になる結果に繋がってしまった。

 

 もちろん、マルメ隊員がそんなただ無能でクズな人間であるわけではない。彼は確かに正義感と僅かとは言え優しさを兼ね備えた人間であり、彼なくして解決しなかった事件は少なからず存在している。

 彼の良くも悪くも不真面目で調子の良い性格は、どちらかと言うと真面目な人間の多い隊内の雰囲気を緩和する事に貢献してもいた。

 

 だが問題を起こす時はとことん感情任せ、特に恋愛絡みによる、暴走を見せるのでやはり地球防衛組織の第一線で戦うチームの人間としては不適合と言わざるを得ないだろう。

 

 そしてそんな彼の凶暴性が一段と発揮されて、彼が科学警備隊を去ってこうして悠々と金持ち暮らしをする切欠となったのが、ヒカリ隊員への暴行である。

 当時から肝心な時に行方をくらませる事が多く、不審な行動が目立っていた彼をマルメ隊員は卑怯者と罵り何度も殴る蹴るを繰り返した。だがそれも、ヒカリ隊員が重症のムツミ隊員を置いていなくなったとあれば彼の怒りのほどにもある程度納得する事が出来るだろう。

 

 そしてその事件を期に、彼はヒカリ隊員の除名を強く主張して、彼を科学警備隊から無理矢理追い出した。それからマルメは重症のムツミ隊員の看病をするために、科学警備隊を抜けて戦線を離脱した。

 

 その後、紆余曲折あってマルメは作戦参謀室時代と科学警備隊時代に貯めた一生遊んで暮らせるだけの貯金を手に、こうして一等地で昼間から呑気に寛ぐ生活を手に入れたのだ。

 

 そして、彼が手に入れたのはそれだけではなかった。

 

「敬さん、クッキーを焼いてみたの。一緒に食べましょう」

 

 鼻腔を刺激する香ばしいバターの匂いと共に響いた小鳥の囀りのような綺麗な声。テラスに通じる扉を潜り現れたのは、その声に見合った美貌を併せ持った清廉な女性。

 科学警備隊の紅一点、ムツミ元隊員であった。

 

「おお! ちょうど腹が減ってたのよお! いつもナイスタイミングだぜ、ム・ツ・ミ」

「ふふ、どういたしまして」

 

 花が咲くような愛らしい微笑みを浮かべながらクッキーの乗った皿をテーブルに置くムツミの姿は、世の男性が思い描く理想の良妻賢母そのもの。

 

 科学警備隊にいた頃も、その美貌と些細な事まで気の利く性格から多くの異性を魅了した彼女がなぜマルメの家にいるのか?

 それはとても単純で、だからこそ二人の事を知る人間からすれば目が飛び出るほど驚く理由。

 

「でも、私は敬さんの奥さんなんですもの。このくらい当然のことよ」

「でへへ……そうだよなぁ! 俺の奥さんであるムツミなら、このくらい……ムフフ……!」

 

 マルメ 敬と星川 ムツミは結婚している。だらしなく顔を緩め、鼻の下を伸ばしてその事実を喜ぶ男の姓を受け継いでマルメ ムツミと名を変えた彼女は、そんな夫の姿を微笑ましいものを見るようにニコリと笑って、自然に彼の隣の席に腰を下ろす。

 

 一体全体どうしてそんな関係になったのか。全てはマルメが重症となったムツミ隊員を看病するために、宇宙に敵と戦いに向かう科学警備隊から抜けた後に遡る。

 

 病院のベッドの上で目覚めたムツミ隊員は----記憶の一部を失っていた。

 

 それは科学警備隊にいた時期の記憶であり、医者曰く死の恐怖に陥った彼女の脳がそのトラウマを呼び起こす怪獣との戦いの日々を封印したのではないかと言う。

 

 そんな記憶を無くしたムツミに対し、マルメは彼女の空白を埋めるように科学警備隊での彼女について必死に語って聞かせた。

 彼女がどんな事をしてきたか。どれだけチームに貢献してきたか。そしてそれを語るうちに力が入ってしまったマルメは、途中から自分とムツミ隊員の関係についてまで脚色を大きく加えて話してしまった。

 

 自分とムツミはチームの中でも最も信頼し合う良いパートナーだったとか。

 パトロールの時はよく二人で組んで、オフの日でも個人的に買い物に行くほど仲が良かったとか。

 何度もムツミ隊員の危機を自分が救ってやったんだとか。

 

 願望と誇張が多分に含まれたマルメの琴葉を、記憶がなく確認する事も出来ないムツミは真実なのだと思って聞き入ってしまった。それは、マルメの話し上手の才能もあったのだろう。科学警備隊のムードメーカーでもあった彼の語り口調は、嘘も本当の事に思えてしまうような迫真さと面白さがあって、まるで物語を聞いているかのように聞く者の関心を捉えていた。

 

 そして彼から何日もかけて科学警備隊にいた頃の自分を教えてもらったムツミは、マルメに対して記憶を失う以前よりも強い好感を抱いていた。

 頼りになって面白い、素敵な男性だと。

 

 そんな印象を抱いた男が入院生活中ずっと病院に通ってくれて、退院した後も甲斐甲斐しく世話してくれたとあっては女がその男に抱く感情は決まっている。

 退院してから半年。未だ異星人との争いに向かったまま戻らない科学警備隊の仲間たちを驚かせるために、都内の式場で挙式を挙げたマルメとムツミは晴れて夫婦となったのだ。

 

「ねぇ、敬さん。科学警備隊のみなさんは大丈夫かしら?」

 

 ふと、ムツミが隣で自身が作ったクッキーを両手で頬張るマルメに対して不安気に問いかけた。記憶を失った彼女にとって科学警備隊の皆は会ったこともない他人のような存在だが、それでも数々の苦楽を共にした人たちと聞いては心優しい彼女が心配になるのは当然だ。

 

「大丈夫さ。ゴンドウ隊長もトベも、ピグだって生きて帰ってくるさ。それに、ウルトラマンだってついてるんだ! 心配する事なんてなんもねぇってもんよ!!」

 

 それに対して快活に笑って返すマルメの姿はある種楽観的すぎると言えるが、それは今のムツミにとって何よりも救いとなった。彼の根拠のない自信と、ウルトラマンという存在への全幅の信頼……依存は、困難への思考放棄とも言える考えを周りに伝播させてしまう。

 

「そうよね。あなたがそう言うなら、何も心配いらないわよね」

「おうとも! なんせウルトラマンは無敵で、科学警備隊の守り神だからな。だっはっはっは!!」

 

 その守り神をボコボコにしたのが他ならぬ自分自身だと知らぬまま、マルメは能天気に妻であるムツミを抱き寄せながら高笑いする。

 

 そうマルメが暴行し、科学警備隊を辞めさせたヒカリ 超一郎。彼こそが、ウルトラマンの正体。何度も肝心な時に姿を消し、敵前逃亡のような事を繰り返す彼はその実、誰よりも怪獣退治に命をかけて戦っていた光の使者……その依代となった勇者であったのだ。

 

 マルメが激怒する原因となった、ヒカリが重症のムツミを置いていなくなった事件は、怪獣によって殺されそうになったマルメたちを助けるために、唇を噛み切るほどに悩んだヒカリが苦悩の末にウルトラマンに変身したのが真相であった。そしてウルトラマンとして怪獣と戦いに向かう際も、ムツミ隊員の周りに貴重なエネルギーを消費してウルトラバリアを貼り危険が迫らないようにしていた。

 

 だが、そんな事ヒカリ=ウルトラマンであることを知らない人間に窺い知れる訳がない。ヒカリは命をかけて守った仲間たちから殴られ、侮蔑され、悲しみの末に科学警備隊を不名誉除隊させられる事になった。

 ウルトラマンを盲信するマルメこそが、ウルトラマンを過去一番追い詰めて、戦いの最前線から追放してしまったとはなんたる皮肉か。

 

 だがそんな事を欠片も知らないし、おそらくこの先も知る事がないマルメは、美しい自分の妻の胡桃色の髪から香るフローレンスの香りに下半身を熱く滾らせていた。

 

「まあ……もう、こんな朝からだらしない人ね」

「そう言うなよ。美人な嫁さんを持ったら誰だってこうなるぜ。それに……ムツミも本当はしたいんだろう?」

 

 ズボンの下から存在を強く主張する怒張を見て困ったように笑うムツミに向けるマルメの視線は、エロ親父のそれ。だがその気色の悪い眼差しを受ける彼女は頬を赤く染めて太ももをモジモジと動かし、控えめに頷くのだ。

 

 そのモデルのようにすらりと伸びた美脚の間を興奮液で濡らしながら。

 

「俺たちの寝室に戻るとしようぜ。帰ってきた科学警備隊の仲間たちに、新しい家族を紹介するためにもな」

「………………ええ。そうしましょう…………あなた♡」

 

 乳房に伸ばされた男の手を、拒絶する事なく受け入れた女は、その目に情欲の炎を渦巻かせながら肯定の返事を投げかけるのだった。

 

 

 

 

 

ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡♡

 

 まだ太陽の光が爛々と輝く外の空気を窓とカーテンを閉めて完全にシャットアウトした空間に、肌と肌がぶつかり合う肉欲の音色が響き合う。真夏でもないのに、高まる体温の熱によって蒸し暑くなった部屋で混じり合う裸の男女はまるで獣のようにお互いの性器を貪りあっていた。

 

「あっ♡ ああっ♡ 敬さんのチンポ、気持ちいい♡ 奥まで入って来てるのぉ♡」

「ムツミぃぃ! お前のマンコは一生俺のモノだからな! この! 俺専用のマンコをもっと締め付けろ!!」

「んぃィィイイ…………ッッ♡♡!!」

 

 四つん這いでベッドに手を付くムツミにその肥満体の体でのしかかりながら、押し潰すように腰を振るマルメからは調子の良いお調子者の仮面が剥がれ落ち、暴力的な雄の顔が表に現れていた。

 ギンギンに勃起した肉棒を線の細いムツミの蜜壺に叩きつけながら、もっと俺を気持ちよくしやがれと理不尽な要求を彼女へと浴びせかける。

 

 百年の恋も冷めてしまうような姿だが、組み敷かれるムツミはそんな鬼畜な扱いに答えようと膣に力を入れてぴったりと膣襞で愛する夫の肉竿を鷲掴む。ぎゅううぅ♡と襞の一つ一つをマルメの逸物に密着させて、彼が気持ちよくなれるように言葉ではなく行動で答える。そんな良妻賢母の見本のような姿を、ムツミはこの荒々しいセックスにおいても貫いていた。

 

「くっ、おおお! さすが俺のムツミだぜ! マンコの肉がチンポに絡みついてきやがる!!」

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ええ! あなたのムツミは、敬さんが気持ちよくなれるためならなんだってするわ! あああぁぁあッ♡♡」

「へへっ、それでこそだぜ!」

 

 ムツミの愛情たっぷりの言葉に気分を良くしたマルメが一際強く腰を打ち下ろすと、亀頭が子宮にぶち当たり脳がスパークするほどの快楽が、かつての才色兼備を絵に描いたような才女をただの淫乱女に変えてしまう。

 数々の作戦を成功へと導いた優秀な頭脳を、ただ性欲のままに腰を振る猿と化した男を満足させるために使うムツミは、その口から思いつく限りの淫猥な言葉と媚びをマルメへと投げかける。

 

「いいのぉ♡ 敬さんのチンポ、私のマンコに相性ぴったりだわ……! 奥まで貫いて、子宮にまで届いちゃってる! ああっ……! すごい、こんなに気持ちいいの、私と敬さんが愛し合っているからに違いないわ!」

 

 マルメの獣欲任せの腰振りに息を合わせて自身もまた尻を振ってその剛直を膣奥で受け止めながら、ムツミは快楽に染まった顔で叫ぶ。汗で濡れた体でその光り輝く美貌の裸体をより淫靡に塗装しながら、彼女は自身の運命の相手と信じて疑わないマルメ 敬と性器をぶつけ合う。

 

「そうだ、俺とムツミは愛し合ってるんだよ! それを、あのクソ無能なヒカリが邪魔しやがって!」

「んひぃぃッ!!」

 

 パチンッ! と、突如マルメがその手をムツミの小尻に向けて振り下ろした。彼の感情任せの平手打ちは、一切女性である彼女への配慮が感じられない本気の一撃で、その美肌に真っ赤な紅葉跡を刻みつけた。

 

「よくも! 俺のムツミに! 付き纏い! やがって! あの野郎!!」

「あひぃ! あぐっ! ああ゛ぁッッ!!」

 

 パチン! バチン!と高らかに鳴り響くスパンキング音。それは、マルメの中でここにはいないヒカリ 超一郎への怒りが高まれば高まるほどに強さを増し、苦悶に喘ぐムツミのことを意に返さずに繰り返し続けられていく。

 それはあまりに夫として、一人の男として、信じられないような女性への扱いであり、マルメの持つ暴力的なDV夫の素質がありありと感じられる光景だった。

 

「だいたい、お前もお前だ! なに、ヒカリなんて腰抜けに靡いてんだ! 反省しろ! 反省!」

「おひぃぃッ!! ご、ごめんなさいあなたぁ!! おっ、おお゛ッ♡ 私が馬鹿だったのぉ! あんなヘタレ男に一瞬でも惹かれた過去の私は、ビッチなダメ女でしたぁ……っ!」

 

 科学警備隊の頃の記憶がないムツミにその時の反省をしろと言ったところで無意味だと言うのに、ヒカリへの嫉妬に駆られたマルメは感情のままに身勝手な要求を叩きつける。

 

 そもそも当時のヒカリとマルメのムツミへの対応を見れば、誰もがどちらに男としての魅力を感じるかなど一目瞭然なほど格の開きがあったのだ。

 ストイックで真面目を絵に描いたような好漢で、ムツミの事も女性だからと侮らず対等な仲間として接していたヒカリ。

 不真面目でお調子者、お世辞にも容姿に優れているとは言えない肥満体で、その上ムツミのことを会った時から性欲の対象として捉え、任務よりも欲望を優先して彼女にアピールしていたマルメ。

 

 百人中百人がヒカリの方に惹かれると答えるだろう。

 しかし、マルメはそれをムツミが馬鹿だから自分の良さに気づかなかったのだと暴論を振って逆ギレする。ヒカリが実は臆病者で肝心な時に何の役にも立たない無能であると言うのも彼の中で怒りを燃やす要因でもあるのだろう。そんな人間に一時でも自分の妻が惹かれていたという事実が、独占欲の強いマルメをイライラさせていたのだ。

 

 無論、マルメの抱くヒカリ像はまったくの真逆で、彼は誰よりも勇敢で仲間のためなら不名誉さえも受け入れる高潔な精神の持ち主なのだが。

 

「あんな最低な人、敬さんと比べる価値もないわ! 役に立たない無能で、自分の命が惜しくて私を見捨てたような人、あなたが記憶しておく必要もない!」

 

 自身の臀部を叩く平手の音に負けないほど強く、ムツミが心からの怒りを込めて叫ぶ。彼女にヒカリ 超一郎という男の記憶はない。あるのは、マルメの主観と捏造を多分に含んだ最低男ヒカリの伝え聞いた悪評だけ。

 だからこそ、マルメの言葉を100パーセント信じ込んでしまったムツミにとって、ヒカリは唾棄すべきクズ男のイメージで固定されてしまった。それこそ、もし本物のヒカリと出会ったところで悪感情による先入観から彼に一生好感情を抱けないほど根深くだ。

 

「ああ、そうだな! あんな負け犬、成功者の俺の眼中にも入らない石ころだ!」

「ああぁっ! そ、そうよあなた! あなたには、元科学警備隊としての地位とお金……何より、わたしが生涯側にいてあげるんですもの! そんな最低な人、とっとと忘れてしまいましょう!」

 

 ムツミがヒカリを貶め、馬鹿にする姿にようやく怒りが収まり、それどころかあのムツミがヒカリを悪し様に言っている事に興奮して肉棒の猛りをより強くするマルメ。情緒が不安定なその姿は、DVをしがちな男の典型例だ。

 

 肉襞が絡みついた肉棒が大きさを増したのを感じ、「あっ♡」と甘い声を上げて喜ぶムツミだが、同時にその内心で夫をこれだけ怒らせるヒカリ 超一郎に対して憎しみ近い怒りの感情を溜め込んでいた。

 

(優しい敬さんにここまで言わせるなんて……! どれだけひどい人なの、そのヒカリって人は!! 絶対に許さない……もし、白々しくもわたしたちの前に顔を出すようなら、ぶん殴ってやるんだから……!!)

 

 かつて自身が片想いしていた相手である事を綺麗さっぱり忘れて、親の仇であると言わんばかりに心内で何度もウルトラガンで八つ裂きにするイメージを浮かべるムツミ。もはや彼女にとってヒカリへの好感度はマイナスを下回っている。

 

「大丈夫よ、あなた♡ わたしはこれから一生、敬さん一筋だから……!あなたの妻として病める時も、健やかなる時も一緒に居るって……そう誓い合ったでしょ? マルメ ムツミはあなただけの女の子なんだから♡」

 

 そしてそれに反比例するように、上限突破して高まるマルメへの愛情はムツミの中で何よりも大切で誇らしいものだ。

 この人と出会えてよかった。この人を愛せてよかった。この人と結婚できてよかった。この人と----子供を作れてよかった。

 

 その溢れんばかりの愛情と共に放たれたムツミのセリフは、睾丸から大量の子種を肉棒に装填していたマルメの性感を爆発させるには最高の火種であった。

 

「ムツミ、俺の子供を孕めぇぇ!!」

 

 びゅるるるるるる!!

 

「あっ、ああああぁぁぁああ----♡♡♡!!!」

 

 絶対にこの雌を受精させると言う誓いを込められて放たれた白い濁流は、ムツミの膣道を逆流しながら白化粧して行き、そしてその奔流を待ち望むように開いていた子宮口へと注がれた。

 マルメの大きな体が彼女をベッドと脂肪でプレスし、隙間なく埋められた結合部が決して逃げ場のない繁殖地としてムツミの膣に蓋をする。

 

「ぉ……お……ほぉ……っ……♡」

 

 脂肪の塊に潰されたムツミの口から、潰れたカエルのような悲鳴が漏れる。だがその中に混ざる確かな悦楽の響きが、彼女がこの種付けプレスに雌として幸福を抱いている証拠であった。

 

 そしてその性欲に見合った長い射精は、ムツミの子宮を精液で満たすまで続き、出し損ねがないようにと何度か腰を打ちつけたマルメがようやくその肉棒を抜いた時、ベッドには膣からお漏らしをしたかのように精液を吐き出す、貼り付けになったアヘ顔を晒す美女がいた。

 

「ぁっ……ああ……♡」

 

 腹下から感じる愛する男の遺伝子の熱。それに陶酔した笑みを浮かべるムツミは、微睡む意識で自身の将来を夢想した。

 

 宇宙から異星人との戦いに勝利して凱旋して来る科学警備隊のメンバー。

 それを迎える夫であるマルメ 敬と、そんな彼との間に出来た我が子をお腹に孕った自分の姿を----。

 

 だがその夢も、再び肉棒を固くしたマルメが彼女に覆い被さって来た事で快楽の波に洗い流される事になった。その後部屋から女の喘ぎ声が止むのは、昼時を過ぎて時計の短針が15時を指し示した頃だった。

 

 

 

 

 

 

 

「ちゅっ♡ ねぇ、科学警備隊のみんな明日地球に帰って来るんでしょう? お迎えの準備、しなくていいのかしら?」

「その必要はないさ。俺とムツミと、この子の元気な姿を見せるのが最高の迎えってものだろう?」

「ふふ、そうね。パ〜パ♡」

 

 科学警備隊が、U40でウルトラマン一族と共にヘラー軍団を壊滅させた。その一報が入って戦勝記念に沸き立つ地球中の人々と同じように、結婚式を挙げてから一年に近い月日を共にしたマルメ夫婦は久しぶりに会う仲間たちとの再会を心待ちにしながら体を重ねあっていた。

 

 それだけならいつものことでは? と思うかもしれないが、彼らは科学警備隊の勝利を祝う意味合いも込めて、特別な衣装でセックスをしているのだ。

 つまり、科学警備隊の隊員服で……それもムツミに至ってはわざと切れ込みを入れてセクシーな衣装に変えた物でだ。

 

 胸だけを隠すチューブトップと、超ミニの短パンのようになった科学警備隊隊員服は、もうそう言う非合法コスプレソープ店のオプションだと言われても納得してしまうほどに、科学警備隊を馬鹿にしていた。

 何よりも、この服が本物の隊員服を改造した物……つまり耐熱・耐寒性に優れ、装着者の動きを阻害しない伸縮自在の特別な素材を用いた、決して安くない国の税金をかけて作られた服を、自分たちのセックス用に使っているのだ。

 

 一年にわたる淫欲に耽った日々は、マルメから科学警備隊の一員としての誇りや自覚を取っ払ってしまった。彼にとって科学警備隊として地球を守って来た日々は、ムツミとのセックスを盛り上げるネタの一つでしかなくなったのだ。

 

「んんぅ♡ そんなにおっぱい揉んだらこの子に飲ませる分のミルクがなくなってしまうわ」

「構いはしないさ。ムツミの母乳も、俺様専用ってことだ」

「もう、強欲なんだから。でも……そんなところも好きよ、あなた♡」

 

 淫らに改造された隊員服を捲り上げ、母となったことで一回り大きくなったおっぱいを分厚い手で揉み込まれるムツミ。ピンと立った先端からは、トロトロと母乳が溢れ落ちて彼女のでっぷりと膨れたボテ腹へと流れて行く。

 すっかり元のモデルのような華奢な体付きから、男好きのする肉付きの良い体へと変わったムツミは、その魅力をより淫猥な方へと磨きをかけている。

 

「それにしても、本当に科学警備隊のみんなとウルトラマンが勝ってくれて良かったわ。この子が生まれて来る世界が平和な世の中になって……わたし、安心したわ」

「ああ……そうだな。ウルトラマン様々って奴だな……」

 

 窓から覗く青い空を見ながら感慨深く、天使のような穏やかな笑みを浮かべて我が子が眠るお腹を撫でながら心情を吐露するムツミと、そんな彼女を抱きしめながら共に笑うマルメの姿は、まさしくウルトラマンが守ろうとした幸せな家庭の一つだろう。

 たとえそれが、自分を馬鹿にして嘲笑う者たちの幸せだったとしても……ヒカリ 超一郎は苦渋の表情をしながらも祝福するだろう。彼は、それほどの高潔な男なのだから。

 

「さぁ、明日は忙しくなるだろうから、明日の分の精液も注いでやるからな!」

「ええ、たっぷり注いでちょうだい♡ その方がこの子も喜ぶわ……♡」

 

 ボテ腹になった体でマルメの腰に対面座位の姿勢で結合したムツミは、すっかり男の形に拡張された蜜壺を淫液で滑りを良くしながら肉竿に沿って腰を動かす。

 

「あっ♡ んっ♡ あっ、はぁ……っ♡」

 

 一年の夫婦生活でマルメの事を誰よりも理解している彼女は、彼が最も気持ちよくなれる腰使いでパンッパンッとリズム良く跳ねて、熱い吐息を彼の顔に浴びせる。

 母乳を垂らす胸と我が子が宿るボテ腹を彼の肥満ボディに擦り付け、お互いの心音を重ね合い、彼女が世界で一番愛する男の顔にキスの雨を降らせる。その際両手は当然マルメと恋人繋ぎで結んでだ。

 

 これが、長い夫婦生活でマルメとほぼ全ての体位をコンプリートしたムツミが最も好きなセックスの仕方だ。愛する人と向かい合って全身を重ね合うこの態勢が、一番幸せだとムツミは思う。

 

「愛してるわ、敬さん。マルメ ムツミはあなたの妻としてこれからの平和な日々を生きていけるのが、本当に嬉しいわ」

 

 その本心からの言葉に呼応するように、ドクンッと彼女のお腹が震えた。まるで二人の子供が頷いたように、ムツミには感じた。

 

(ああ……この子も、喜んでいるのね)

 

 夫の肉棒の上で腰を振りながら、再びムツミは空を見た。その先にあるであろうU40。そしてそこから来て自分たちを何度も救ってくれたウルトラマンを見るように。

 

(ありがとう……ウルトラマン。あなたのお陰で、わたしは夫と我が子と一緒に平和な時代を生きられるわ。本当に……ありがとう。わたしたちの幸せを守ってくれて)

 

 膣内で限界を迎えたマルメの肉棒が白濁液を噴射するのを、膣全体を締め付けて歓迎しながら、ムツミは最後まで正体のわからなかったウルトラマンに感謝を捧げたのだった。

 





 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 ザ⭐︎ウルトラマンの存在全然知らなかったのでアニメのウルトラマン、それもしっかり4クール分があるってだけでびっくりしました。アニメならではのストーリー、特に後半の宇宙戦艦ヤマトのようなスケールの話とウルトラマンシリーズの暗黙の了解であった怪獣が出て来るたびに行方不明になる主人公問題をあれだけ深く切り込んだ話が新鮮で面白かったです。
 マルメ隊員は今回竿役に使ったけど普通に本編では良いキャラです。3話の彼は名言製造機でした。

もしFFのエロをやるならどのナンバリングが見たい?*FF7は意図的に外しています

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