「薬草を取りに行った娘が帰ってこない!」
「一緒に街へ買い物に行くと約束していたいた恋人がいつまでたっても来ない...。」
「喧嘩して出ていった妻が帰って来ない...。」
「遊びに行ったうちの子が帰って来ない!?」
最近、この辺りの村や街で人々が姿を消すという事件が起きている。それも若い少女や美しい女性が被害にあっているのだ。
真っ先に山賊や人攫いが疑われ、代表者達が腕の立つ旅人に依頼し、調査を頼んだ。
「すまぬが、よろしく頼む。」
「任せてくれ。」
「直ぐに見つけてやるよ。」
「急ぎましょう。」
しかし、思う様に成果が得られなかった。この辺りでは生息していない強力な「魔物《まもの》」かあらわれたからだ。
「何故、こんな所にこいつが...!?」
「くそっ!?薬草やらが切れた!」
「1度撤退しましょう!我々が倒れては…!」
普段この辺りに生息している「魔物《まもの》」といえば、スライムやおおきづちといった、腕っぷしの強い旅人からしたら相手にもならない「魔物《まもの》」である。といっても、一般人からしたら大事ではあるが。
「うちの娘は!?どうなったんだい!?」
「彼女はどこに行ったんだ!?調査はどうなっているんだ!?」
「あいつがいなくなったら、俺は、俺は、どうすりゃいいんだ...!?」
「うちの子は!?何処なの!?ねぇ!?何処にいるのよぉ!!??」
そういったイレギュラーがあり、調査が進展せず人々は不安に駆られていた。被害にあっている家族や知り合いは焦りから代表者達に懇願し、涙する者もいた。そのような状況でも、嘲笑うかのようにさらに被害が増え続ける。
「今度はあそこの娘が...。」
「昨日は道具屋の看板娘が...。」
「街の方から来てた夫人が...。」
そんな折、ある話が代表者達に舞い込んだ。ある4人の旅人達の話だ。種族や職業の違う少女達でありながらどんな強大な「魔物《まもの》」にも負けず、依頼をこなすという話だ。
「何やらかなり腕の経つものたちがいるらしい。」
「そうなのか?」
「どうも女4人のパーティーらしい。」
「本当に強いのか?」
「巨大なドラゴンだって倒したらしいぞ?」
「本当か!?」
「他にも幾つもの事件を解決したらしい。」
「なんと...!!」
「...そのものたちだったらこの事件を解決出来るかもしれん...!」
その話を聞いた代表者達は藁にもすがる思いでその少女達を呼び出した。やがてやって来たその4人の少女達に、この事件の詳細を話す。
次回主人公とその仲間を描いていきます。