─コチョコチョコチョコチョ!!─
─こしょこしょこしょこしょ!!─
「いやあああああぁぁぁっはははははははははっ!!!???あああああぁぁぁっ!!!???ゲホっ!!??ゲホッゲホッ!!??どめっ!!??とめてぇっ!!??いっ!!ゲホッ!!たんっ!!くすぐるのっ!!!!止めてぇぇぇぇあああああぁぁぁっ!!!???いっ!!ぎっ!!いきっが!!息がっ!!!!でっ!!!!息ができなぁぁぁぁ〜っ!!??ははははははははははははっ!!!???」
どれ程の時間が経っただろうか。いや、拘束されてからはそんなに時間は経っていないだろうが、イブキにとっては数時間経った様な感覚だろう。実際は数分。たった数分間、自らのくすぐったい部分を無防備にくすぐられ続けているだけだ。
「あああああああああぁぁぁぁ〜!!!???っくぅぅぅぅあああああぁぁぁ!!!いいぃやぁぁぁ〜!!!???だめぇっ!!??ゲホッ!?そっ!?こっ!?ゲホッ!?だ、めぇぇっ!!??あああああぁぁぁっははははははははっ!!!???やめえぇぇぇぇ!!!!????もうやめでぇぇぇ!!!!ゆるしてぇぇぇぇ!!!!!!!!」
この機械《マシン》がそうプログラムされているのか、激しくくすぐったり、優しくくすぐったり、触手達の動かし方を変えたり、くすぐる触手の種類を変えたりしてイブキが単調な刺激で慣れないよう徹底的に身体中をくすぐり続ける。そのせいで身体に違う刺激が送り込まれ、ずっと笑い悶える羽目になっていた。だがそんなくすぐり地獄も始まった時と同じく、急に止まった。
「は、ははっ。はっ。はっ。ケホッ!!ケホケホ!!はあ。や、やっと終わっ...た?」
急に止まった触手達に恐怖と焦り、そして安堵の混ざった声を出した。たった数分だが無防備な全身を大量の、そして形状や太さの違う触手達からくすぐられ続けたイブキの顔は紅潮し、涙と汗と鼻水でぐしゃぐしゃになっている。
顔だけでは無い。隠れて見えないがローブの外側と内側で直にくすぐられた部位も紅潮し、地獄の余韻でまだ身体がヒクヒクと跳ねてしまっている。
それを気にせずイブキは息を整える。そして─。
「すう...。はあ。すう...。はあ。ふう。ふう。すう〜...。ソフィー!!ペトラー!!リブィー!!どこー!?」
精一杯声を張り上げ、自らの仲間の名前を呼ぶ。実際両手足を拘束され、首の枷で呪文も封じられたイブキが取れる手段はなく、一縷の望みを掛け仲間を呼ぶというのは正しい判断ではあるだろう。助けることが出来なくとも警戒させることは出来る。
だが残念ながら、その声を聞いた仲間達の応える声は無かった。イブキは知り得ないが、彼女の仲間達もこの不格好で悪趣味な攻撃方法を持つ魔物《まもの》達と戦っているのだ。そんな事を知らずに、イブキは声を出し続ける。
「ソフィー!!ペトラー!!リブィー!!どこにいるのー!!??聞こえてたら返事を、ひっ!?」
その声の続きは突然イブキの口から出た驚きと恐怖の混ざった声で遮られた。イブキをくすぐり続けた触手達とは違う、変なものが胴体上部から降りてきたのだ。
それは黒い筒に透明な触手、いや管の繋がった物だ。筒の反対側、管が繋がっていない方はイブキをくすぐり地獄に落とした触手達と同じように薄いピンク色の光を放っていた。
「こ、今度はなによ〜...??」
先程の地獄を思い出し、若干泣きそうな声を出したイブキに新しく降りてきたその触手?はピンクの光をイブキの顔、正確にはその小さな口に一瞬向けるとその筒の横側をその口に向けて動かした。
「!?むぐっ!!??」
咄嗟に口を塞ぎ、筒の侵入を阻止する。それでも諦めず筒をイブキの口に突っ込もうとグイグイと押し付けてくる。
「む〜っ!!むぐぐ...。む〜。む〜〜っ!!っ〜。んんっ!!??」
口に突っ込まれるか防ぐかの攻防をしているイブキの口から急に驚きと焦り、そして恐怖の混ざった声が漏れる。
先程まで散々イブキの身体をくすぐり続けた触手達が再び動き出したのだ。そしてゆっくりと先端を動かしながらイブキの身体に近づいてくる。
「ん〜〜っ!!??んんっ!!んっんんん〜っ...!!??」
ガシャガシャと。
ゆっくり焦らすように近づいてくる触手達の先端に、地獄を味わった身体は反射的に力が入り拘束具を揺らす。無意味だと知らせるような音がさらに絶望をイブキに知らせる。そして─。
「んっ!?ん〜〜っ。んふふふふふっ!?ん〜っ!!??」
触手達がイブキの身体に触れる。いや、触れる少し前に止まる。それだけでイブキの閉じられた口から声が漏れる。更に─。
─さわさわさわさわ─
「んーーーーーーっ!!??んんんんっ。ん〜〜〜〜っ!!!???」
触れるか触れないかのところでそれぞれの触手がゆっくりと動き出す。触手達はイブキの体の少し前で先程よりも遅い動きで動き回る。
「ん〜〜〜〜〜っ!!!???んんっふふふふふふふふっ〜っ!!??んんっ!?」
だが先程の地獄を思い出す動きに身体は反応し、自然と笑いにならない笑いが零れる。まるで口を開けなければまたさっきの地獄を味わうことになると脅す様な動きにイブキの身体はビクビクと跳ね、拘束具をガシャガシャと鳴らす。
「ん〜〜〜〜〜〜っ!んっ!ん〜〜〜っ!」
それでも口を開かないイブキだが、やはり反射的に声が漏れ、口の端が上がってしまう。少しでも開けたら先程よりも酷いことになると勘にも満たない恐ろしい未来が脳裏に過ぎ、思わず目を瞑ってしまう。
─謎の男視点─
手にいくつかの書類や道具類を持ちそれぞれをいくつかの袋に入れ、手をパンパンと打ち付けながら後ろを見る。
まだまだある荷物にため息を零し、肩をすくめる。そして普段こういった作業をさせている助手のような居候に軽く怒りを覚える。何故こういう時に限って居ないのか。面倒だし、ある程度整理し終わったらまとめて燃やしてしまおうか。と野蛮なことを考えながら他の荷物を回収する。暫くしてある程度片付くと再びあの甲高い音が鳴る。
耳を抑え顔を顰める。その発生源である円柱状の何かにに近づきパネルを操作する。すると青い光が壁に当たり何かを映す。
それは四人の少女の姿だった。先程確認した姿と一致する。どうやら作戦は概ね上手く進んでいるようだが、少し進行が遅い部分があるらしい。
そう感じた男はしかし、すぐにどうでもいいと忘れる。男の問題は別のところにあるみたいだ。そしてその四人の中の一人に目を向ける。それはエルフの少女が四肢を拘束され、全身を触手に這い回られているところだ。それを見た男はその姿を、いや正確にはその少女を拘束しているものに注目している。
先ず少女を飲み込むように佇んでいる機械《マシン》に目を向ける。どうやら上手く目標を捕え、尚且つ損傷があまり確認できない。大分上手くいったようだ。
次に少女、の手首に着いている腕輪に注目する。2つとも暴れる少女に負けずにその機能を発揮している。満足そうに男が頷き、帰還命令を出そうと捜査しようとした瞬間、男の目にある光が見える。
それは少女の首に嵌めてある枷だ。それは最近新しく作り、あの人形達に装備させた特殊な首輪だった。魔法を封じる特殊な首輪だが実証実験をすることが出来ずに困っていたものだ。
男は興味深そうにそれを嵌められている少女を見る。鎧などを着込んでいる訳ではないが、かと言ってただの村人には見えない。おそらく魔法使いか、僧侶に属する旅人だろう。それが手も足も出ていないということは上手く機能しているという事だろうかと考え、拡大してよく見てみる。 そして確実に機能しているのを確認して、小さくガッツポーズをする。
丁度よく、自分の発明した品の作動シーンを見ることが出来、気分の良くなった男はパネルを操作し、円柱に背を向ける。
その男の振り向いた先にソフィア達が使ったのと同じく装置が置いてあり、それが青い光をともす。行く前に再度パネルを操作した後躊躇無くそれに踏み込み、全身が青い光に包まれる。
「ん〜〜〜〜〜っ!!!???んんっふふふふふふふふっ〜っ!!??んんっ!?」
光が収まると森の中にいた男の耳に声が聞こえる。辺りをを見渡すと、自分の作品に拘束されて全身に触手が這い回っているエルフの少女がいた。男に背を向けるように機械《マシン》に拘束された少女にゆっくり近づく。
どうやら男の接近に気付かないほど余裕が無いようだ。よく観察すると、触手達は少女の身体には触れていない。どうやらさっき迄かなり可愛がられていたようだ。と男が冷静に頭の中で答えを見極めると更に少女に近づく。近づきながら手に持っている何かで機械《マシン》にコンタクトを取る。そして機械《マシン》からある情報を貰い、それを実行に移そうとさらに近づく。
「ん〜〜〜〜〜〜っ!んっ!ん〜〜〜っ!」
手に持っているものに更に情報が来る。それは手帳のように見えるが、いくつかのパネルと水晶のようなものが着いていた。その情報を確認し、ゆっくりと少女の顔、耳に顔を近づける。そして─。
「ふうっ」
少女の耳に息を吹きかける。
─イブキ視点─
イブキの耳に息を吹きかけられる。
「ひゃあんっ!!??」
これまで聞いた事のない声を上げ、口を開いてしまう。その隙を逃さず黒い筒がその開いた口に収まる。口が開いた状態で収まった為閉じることが出来ない。
「むっむぐ〜っ!?むぐっ!?」
(な、なに!?誰っ!?)
イブキが口を開けてしまった原因を探るべく頭を動かそうとしたが頭を固定されているせいでそれがなんなのか探ることが出来なかった。
どうにかして動かそうと四苦八苦しているとイブキの口に嵌められ筒と繋がった胴体上部から何かが透明な管を通って近づいてきた。それは筒に入り、そして横に空けられた穴を通りイブキの口から体の中に入る。
「んっ!!??コホッ!!??ん"ん"ん"ん"ん"っ!!??」
急にやや粉っぽい何かが流れてきたからか少しむせてしまう。それを気にせずに、魔物《まもの》はそれを流し続けた。
「んっ!!??コホッ!!んんっ!!??───。んん?」
(な、なに?この感覚...?)
(なんだか、頭がぽーってする...?)
(それに身体が動かない...?麻痺...?)
(...。なんだか眠く、なってきた...?)
─謎の男視点─
薬の吸引を確認し、手元の端末を使って転移装置から転送されてきた機械《マシン》を動かす。その機械《マシン》はおおめだまのような見た目でガシンガシンと動きながら静かになった少女の前に移動させる。その機械《マシン》が少女の前に着くと状態を下げ、その巨大な目のようなものをキュイキュイと動かす。それを確認し、男もその機械《マシン》の隣に移動する。そして再び手元の端末を操作し、周りに展開されたままの人形達に指示を出す。支持を受けた人形達はデカブツの背を登り、そのまま膝を抱えるように丸まって収まる。それを見届けて少女に目を向ける。
─イブキ視点─
「......。...んん?ん〜??」
(なんだか、身体があつい...?)
謎の薬を身体に取り込んでしまったイブキの身体に妙な変化が起きていた。顔がさっきよりも紅潮し、目が虚ろになり、力が抜けきっている。頭が働かず体の感覚が無いのに身体が、正確には体の奥があつく、更には眠気にも似た症状が出てきていた。それらの症状のせいか、目の前にいる一人と一機に気づいていないようだ。
そんな状態のイブキの口からさっき迄薬を流していた筒が外れ、胴体上部に格納される。
「......。あ、取れた......??なんで...?」
薬の効果かさっきまでのハキハキとした話し方が無くなった。そんな中でようやく、目の前に何かが居るというのを認識したらしい。
「...んんん〜?だ、だれぇ?」
(誰かいる、けど目が霞んで見えない...。)
だが残念ながらよく見えないようだ。ただ少なくとも自分の仲間たちでは無いことはわかったのだろう。目の前の二人?に誰であるかを聞くが─。
「──ひ──よ─ない─とだ─。」
頭が働いていないせいかほとんど聞き取ることは出来なかった。そして目の前にいるものの一人が手に持っている何かを操作すると、さっきまでイブキをくすぐりたおしていた触手達が再びその先端を向ける。その瞬間、先程までの刺激を身体が覚えていたのか、ビクリと跳ねる。
「......い、や。やめ...て。いや...もういや...。それ、いや...。それいやなの......!それ...いや......!!!???」
余程身体と心に刻み込まれたのだろう。一気に頭がさっき迄の状況を思い出し、ぼんやりしながらも言葉になった。だがそれはさっきとは違う、まるで小さい子供が言うような話し方だった。
イブキのそんな事情を知ったことかと言わんばかりに徐々に距離を詰めてくる触手達。その先端がゆっくりと嬲る様に動く度にさっきまでくすぐられていた身体がビクビクと動き更に熱を持つ。その度に拘束具がガシャガシャと音を立てる。その様子を無表情で見守る男とその傍らの機械《マシン》のことは、やはり意識の外側に言ってしまったことだろう。
「いやぁぁ...!もういやぁ...!たすけてぇ……!?たすけてよぉ…!?ソフィー......!?ペトラ......!?リブィ......!?いやぁ......!?こないでぇぇぇ〜!?」
─チョン─
「あ"っ!!!!!!!!????????」
軽く、触れただけだった。それだけでさっきまでとは比べ物にならない刺激がイブキを襲った。そして─。
─さわさわさわさわ─
まるで反応を見るかのように弱く、優しく撫でるような動きでくすぐり始める触手達。すると─。
「あああああああああああああああっっっ!!!???あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!????い"や"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!????い"や"ぁぁぁぁぁっ!!!!????くすぐったいぃぃぃぃぃっ!!!???い"や"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!??な"ん"っ"!!!???な"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!??な"ん"て"っっっ!!!???さ"っ"き"っ!!??さ"っき"よ"り"く"す"く"っ"た"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"っ"!!!!!?????」
薬を吸引させられる前よりも弱いはずのくすぐり。だが最早声として捉えていいのか分からないような声をその口から轟かせながら、全力で身体を震わせ、揺らして拘束を解こうとしてた。
ガシャンッ!!ガシャンッ!!ガシャンッ!!ガシャンッ!!
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ!!!???や"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!!!???や"め"て"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"!!!???と"め"て"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"っ!!!!????こ"れ"外"し"て"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!!!???」
狂ったように叫びながら拘束具を鳴らし続けるイブキだが、拘束が緩むことは無かった。寧ろ─。
─コチョコチョコチョコチョコチョ!!─
─こしょこしょこしょこしょこしょ!!─
「い"ぃ"ぃ"や"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"っ"!!!!!?????た"め"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"っ!!!!!!??????い"ま"だ"め"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"っ!!!???そ"れ"だ"め""ぇっ!!!???つ"よ"く"し"な"い"で"ぇ"ぇ"ぇ"っっ!!!???つ"よ"く"し"た"ら"た"め"な"の"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"っ!!!!!!」
拘束を解こうとしようとすればするほど、その行為を咎めるように触手達のくすぐりが強くなる。それから逃れる為に更に抗う。それを咎めるように─。という負の連鎖がイブキを襲っていた。無論、イブキにそんなこと考える余裕は無いだろう。ただ今は自らの身を襲う地獄のような苦しみから逃れたいという一心でただ暴れている。そこに─。
─ゾクリ─
「あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ!!!???な"っ!!!!???な"ん"っ!!!???な"ん"か"っ!!!???へんな!!!???へんなかんじぃぃぃぃぃっ!!!???へんなかんじになるぅぅぅぅぅっ????!!!!」
─ゾクゾクゾクゾク─
「なにぃぃぃぃぃっ!!!???なにこれぇぇぇぇっ!!!???ゾクゾクするぅぅぅぅぅあああああっ!!!!!」
イブキの身体の奥からなにか湧き上がって来るような、イブキのこれまでの人生で感じたことの無い感覚がイブキの頭の中を支配する。
─こしょこしょこしょこしょ─
─さわさわさわさわさわさわ─
─ツンツンツンツン─
─コチョコチョコチョコチョコチョ─
─ゾクゾクゾクゾクゾクゾク─
─じゅわぁ─
イブキの緑色のローブの内に隠れている白い下着に黒い染みがじわじわと広がった。
「あああああぁぁぁあああああぁぁぁあああああぁぁぁあああああぁぁぁあああああぁぁぁっ!!!!!!!!????????…………っあっああ……。」
悲鳴にも似た声の後に小さく声をあげ、そのままイブキは大人しくなった。
─謎の男視点─
少女が大人しくなると触手達が胴体に格納された。それを確認した男は耳を抑えていた両手を降ろす。その少女に近付くと少女の顔に手を伸ばす。口は開き、目が虚ろになってどこを見ているのか判断はつかない。大量の触手に弄ばれ、ついさっき悲鳴をあげて気絶した少女の顔は汗と涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっていた。それを確認し、身に付けていた白衣の内からハンカチを出し、雑に拭く。
ある程度マシになったのを確認すると今度は端末を操作し、イブキを見つめていたおおめだまに似た機械《マシン》を近くに呼び、再び端末を操作するとその機械《マシン》から鋭い刃物と幾つかの小さいアームが胴体から突き出し、少女に向ける。小さいアームが少女のローブを掴み、刃物がローブの前を切っていく。素早く、しかし正確に少女に刃物を当てない様に動かし、やがてローブの前部分が切り開かれる。少女の胸を包むブラと下着が露出するがそれに男は目もくれず、いや見てはいるがそれは単に品物に傷がついていないかを確認しているような目だった。
そして無遠慮にその少女の柔肌に手を伸ばす。触手達の責めと薬品によって赤く染まった肌を触ると、ビクリッ!!と跳ねる。それを無視し何かを確認するように、腹、脇腹、胸、脇の下の順に自らの手を動かす。その度にビクッビクッ!!と少女の身体が跳ねる。
少女の身体が跳ねる度に少女の小さな胸が控えめに揺れるが、それをガン無視し端末を操作すると、機械《マシン》が少女の頭を拘束していた拘束具が外れる。更に胴体上部から目の部分のない出来損ないの兜のようなものが少女の頭部を覆う。更に男が操作すると先程少女の口から薬品を流し込んでいた筒が少女の口を塞ぐ。それを確認し、機械《マシン》の上下に別れた胴体が動き出す。
動物が口を閉じる様に機械《マシン》が胴体を閉める。やがて少女を飲み込むと、機械《マシン》は再び動き出した。男に背を向け隠された転送装置を向かう。その後に続いておおめだまのような機械《マシン》が転送装置に向かう。それに男は満足そうに頷き、端末を操作し転送装置に向かった。ふと、何かを忘れている様な気がし、首を傾ける。結局思い出せず、転送装置に足を進めた。
長ぇよ(呆れ)