色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
アスフィの甘やかしから翌朝、昨日の
アスフィ・アル・アンドロメダ Lv.6
非公式二つ名【
・・・
やってきたのは旧【アポロン・ファミリア】
「こんにちはー」
ベルが門の外から挨拶すると一人の翡翠色の髪をしたハーフエルフの少女が顔を出す。
「あっ、
「うん、元気そうだね」
そのハーフエルフの少女はベルの娘である。
「ヘスティア様、居る?」
「うん、今は皆の朝食を用意してるよ」
「じゃあ食堂だな」
「お父さん一緒に行こう」
「あぁ」
娘と共に食堂に向かうと食堂は戦争状態だった。
「コラー、喧嘩するんじゃなーい!!ちゃんと皆の分はあるからね!!」
「はいはい、ちゃんと
「溢しちゃったのかい、マリアくんちょっと布巾持ってきて拭いてくれー!!」
大勢の子供の食事の世話を見る一人の女神であり【聖火の揺籠】の最高責任者である女神ヘスティア。
「おはようございまーすヘスティア様」
「あぁおはようベル君、ちょっと援軍に入ってくれ!!」
「解りました」
そうして、しばらく子供達の世話をすることになった。
二時間後、子供達全員の世話を終えたベル達は一息入れていた。
「ふぅ、やっと一息つけたよ」
「お疲れ様です、ヘスティア様」
椅子に座って茶を飲むヘスティアにベルがねぎらいの言葉をかける。
「いやー、ベル君にも手伝って貰っちゃって悪かったね」
「いえいえ、僕の子供達もお世話になってますし」
ヘスティアの言葉にベルはそう返す。
「いやいや、ボクだってベル君の提案がなかったら野宿確定の生活だったしね」
この【聖火の揺籠】が発足したのは一ヶ月前。
神ヘファイストスの所でヒキニート生活していたが激怒した神ヘファイストスに追い出された所に【アポロン・ファミリア】の旧
衣食住付きで派閥の発足も手伝ってくれる上に当面の仕事まで用意されたヘスティアは真っ先に食いついた。
「それじゃあ今月の生活費です」
そう言ってベルはヴァリスの入った大きな麻袋を五つ差し出す。
「うん、ありがとうね」
ここはベルの子供達の養育施設だがヘスティア様の提案でオラリオにある孤児院とも合併していてそして、養育費は孤児院の子供達の分も含めて大半の子供の親であるベルがまとめて支払っている。
「いやぁ、最初下界に降りてきた時はどうなるかと思ったけどイシュタルとベル君のお陰で助かったよねぇ」
そう言いながらヘスティア様は朝食のパンを食べる。
「そうですね、最初は私も合併のお話を聞いた時は不安でしたけどあの子達が笑っていて過ごしてくれているだけでもう・・・」
孤児院の保母だったマリアさんもすっかりここに慣れて職員の一員になっている。
「ヘスティア様、五日後に
「そうなのかい、五日後なんて随分急じゃないか」
「まぁ、全員が全員日頃から準備しているんで大丈夫ですよ」
「それなら安心だけどね、イシュタルの所は最大派閥の一角だしね。その辺は余念はないよね」
そう会話を弾ませていると一人の男神が入ってくる。
「おぉ、楽しそうだな」
男神の名前はタケミカヅチ、極東と呼ばれる土地の武の神で【タケミカヅチ・ファミリア】の主神である。
何故、武神であるタケミカヅチ様が【聖火の揺籠】に居るのかというと子供達の稽古である。
ここの施設は良くも悪くも冒険者と接触することが多い。
その影響で冒険者を目指す子供が少なからず居るため、自衛もとい生き残るために術を身に付けるために武神でありヘスティア様と友好関係にあるタケミカヅチ様にその「技と駆け引き」を指導して貰っている。
「あぁ、タケミカヅチ様丁度良かったです」
「ん? どうしたベル?」
ベルの言葉に疑問を浮かべるタケミカヅチ様。
「これ、今月の月謝になります」
「おぉ、いつも済まんとは思うが多くないか?」
そう言いながら月謝として大きめの麻袋を三つ渡す。
「いえ、子供達が冒険者になりたいと言い出したときに準備不足なのは親としても不安ですから」
「そうか、ベルも俺達と同じ親だものな」
「神と同じと言われるとむずがゆいですね」
「まぁそう言うな、お前は子供達に出来ることを精一杯しているぞ」
「そうですかね・・・」
そんな会話をしているとヘスティア様がこう言ってくる。
「タケ、もうすぐ稽古の時間だよ」
「おっとすまん、稽古に遅れるわけにはいかん!!」
「タケミカヅチ様」
「なんだベル?」
「僕にも稽古を付けて下さい」
「あぁ、良いぞ」
そうして、ベルは子供達と混ざってタケミカヅチ様の、武神の
アスフィ・アル・アンドロメダ
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・甘やかしによる
・甘やかしによる
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