※この作品はR-18です。

色欲にて運命歪められし白兎   作:塩おにぎり

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すみません、登校ミスをしてしまいましたのでやり直しました!!

混乱させてしまい申し訳有りません!!


第16話

決算報告書の確認と極東の商人との取引を無事に終え、【ガネーシャ・ファミリア】【アストレア・ファミリア】との合同で怪物祭(モンスター・フィリア)の警護区画の確認、配置、分担などを決める会議に参加している。

 

【イシュタル・ファミリア】からはベル、リリ、アイシャ

 

【ガネーシャ・ファミリア】からはシャクティ、アーディ、イルタ

 

【アストレア・ファミリア】からはアリーゼ、輝夜、ライラ

 

そして、三派閥の主神であるイシュタル、ガネーシャ、アストレアである。

 

「俺がガネーシャだ!!」

 

開口一番名乗りを上げるのはガネーシャ様。

 

「ガネーシャ、静かにしてくれ」

 

「すまん、シャクティ!!」

 

ガネーシャ様の大声に団長のシャクティ・ヴァルマが諫言する。

 

「ベル〜、抱きしめてぇ〜!!」

 

「アーディ、今は会議が始まるから後でね」

 

アーディが甘えてくるが会議の方が先決なのでそっちを優先する。

 

「ぶー!!」

 

すると、見て判るようにふてくされるアーディ。

 

「アーディ、【色魔王(アスモデウス)】を困らせるな!!」

 

「だって、イルタ三ヶ月ぶりのベルなんだよ!!」

 

「いや、知らんし」

 

イルタが静止させようとするとアーディが反論してくるが塩対応で返した。

 

「ふふっ、ベルは女の子に大人気ね!!」

 

「それを言うなら俺らだってベルに夢中になってるだろうが」

 

「えぇ、他の男共に興味がないくらいには」

 

アリーゼがそう言うとライラがそれを補足するように言い、輝夜があんまりなことを言う。

 

【ガネーシャ・ファミリア】副団長アーディ・ヴァルマ、Lv.6の第一級冒険者で二つ名は【象神の詩(ヴィヤーサ)

 

七年前の暗黒期、闇派閥(イヴィルス)討伐任務の際【アストレア・ファミリア】と当時のベルと共に行動していた。

 

その場に居合わせた殺帝(アラクニア)ヴァレッタ・グレーデと交戦した際、邪神の甘言を信じてしまい短剣(ナイフ)を握る少女を解放するべく近付いた時ベルの眼にあるものが目に映る。

 

それは少女の服の中で固定された火炎石。

 

最初は謎だったが先日工業地帯から()()()()闇派閥(イヴィルス)が求めていたことを思い出す。

 

そして、思考は結論に達した。

 

それは簡易式の自決用爆破装置、だと。

 

そこからのベルの動きは早かった、一瞬で距離を詰めアーディの後ろ襟を掴み後ろに居たリューに向けて投げた。

 

一瞬、何事かと動きを止めたがベルの様子を察して動き出す【アストレア・ファミリア】

 

アーディと入れ替わった瞬間、ベルは狭所での戦闘を想定して持ち込んでいた短剣(ナイフ)で火炎石を固定していた皮帯(ベルト)を切って火炎石を取り除くとともにヴェレッタに投げつけた。

 

一瞬の出来事にヴァレッタの反応が遅れる、そして意趣返しにLv.5の膂力で投げつけた石で撃鉄を起こす。

 

その瞬間、大爆発が起きる。

 

更に他の闇派閥(イヴィルス)も自爆装置を身に着けていたようでその大爆発をきっかけに周囲からも大爆発が起きる。

 

その結果、大惨事となりオラリオは阿鼻叫喚の地獄と化した。

 

ベルも大爆発から少女を庇った結果、右足を欠損する大怪我を負う。

 

アーディは自分のせいでベルが傷つく光景を見て顔を青ざめさせる。

 

しかし、ベルは冷静に指示を出す。

 

傷口を綺麗にするために水で汚れを落としてから魔法を発動させる。

 

それは再生魔法の特性を併せ持つ回復魔法「アステール・リジェネイション」

 

欠損した右足は何事もなかったように再生した。

 

それでもベルに迷惑をかけたと泣くアーディにベルはこう言った。

 

「僕はアーディの正義(やさしさ)を利用した闇派閥(イヴィルス)の方が許せないよ」

 

その言葉にアーディは心が何故かすっと軽くなった。

 

その後すぐに心臓が高鳴っていくのを感じた。

 

これがアーディ・ヴァルマの初恋の始まりである。

 

「それでは今年の怪物祭(モンスター・フィリア)の警護区画の分担・配置・確認についての会議を始める」

 

「まずは各派閥が動員できる団員を教えてくれ」

 

「【イシュタル・ファミリア】から僕とアイシャとティオネとティオナとダフネ、後はLv.4の団員が五十名ほど派遣できる」

 

「【ガネーシャ・ファミリア】は祭の催しには配置される団員を除けば七十名動員する」

 

「私達【アストレア・ファミリア】は団員十五名全員参加よ!!」

 

合計百三十九名の冒険者が祭りの警護に当たることになったのだが・・・。

 

「ベル様は除外ですね」

 

「同意見だ」

 

「意義無し!!」

 

「なんで!?」

 

リリルカの発言にシャクティ、アリーゼも同意し三柱(さんにん)の神様達も頷く。

 

「ベル様、聞きますが子供達がベル様と祭りを回りたいと言われたらどうします?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

その問いにベルは即答しない、いや出来なかった。

 

普段構ってあげられない分甘やかしたいと思っている、しかし祭りに参加する子供達を危ない目から守りたいとも思うベルにはどちらを選択できない。

 

「ベル様、ある意味働きすぎなので休んで下さい。いや、休め」

 

思わず敬語が消え去るほどにリリルカの顔は笑っていても眼は笑っておらず本気(マジ)の眼だった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい」

 

流石のベルも頷くしか出来なかったという。

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