色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
混乱させてしまい申し訳有りません!!
決算報告書の確認と極東の商人との取引を無事に終え、【ガネーシャ・ファミリア】【アストレア・ファミリア】との合同で
【イシュタル・ファミリア】からはベル、リリ、アイシャ
【ガネーシャ・ファミリア】からはシャクティ、アーディ、イルタ
【アストレア・ファミリア】からはアリーゼ、輝夜、ライラ
そして、三派閥の主神であるイシュタル、ガネーシャ、アストレアである。
「俺がガネーシャだ!!」
開口一番名乗りを上げるのはガネーシャ様。
「ガネーシャ、静かにしてくれ」
「すまん、シャクティ!!」
ガネーシャ様の大声に団長のシャクティ・ヴァルマが諫言する。
「ベル〜、抱きしめてぇ〜!!」
「アーディ、今は会議が始まるから後でね」
アーディが甘えてくるが会議の方が先決なのでそっちを優先する。
「ぶー!!」
すると、見て判るようにふてくされるアーディ。
「アーディ、【
「だって、イルタ三ヶ月ぶりのベルなんだよ!!」
「いや、知らんし」
イルタが静止させようとするとアーディが反論してくるが塩対応で返した。
「ふふっ、ベルは女の子に大人気ね!!」
「それを言うなら俺らだってベルに夢中になってるだろうが」
「えぇ、他の男共に興味がないくらいには」
アリーゼがそう言うとライラがそれを補足するように言い、輝夜があんまりなことを言う。
【ガネーシャ・ファミリア】副団長アーディ・ヴァルマ、Lv.6の第一級冒険者で二つ名は【
七年前の暗黒期、
その場に居合わせた
それは少女の服の中で固定された火炎石。
最初は謎だったが先日工業地帯から
そして、思考は結論に達した。
それは簡易式の自決用爆破装置、だと。
そこからのベルの動きは早かった、一瞬で距離を詰めアーディの後ろ襟を掴み後ろに居たリューに向けて投げた。
一瞬、何事かと動きを止めたがベルの様子を察して動き出す【アストレア・ファミリア】
アーディと入れ替わった瞬間、ベルは狭所での戦闘を想定して持ち込んでいた
一瞬の出来事にヴァレッタの反応が遅れる、そして意趣返しにLv.5の膂力で投げつけた石で撃鉄を起こす。
その瞬間、大爆発が起きる。
更に他の
その結果、大惨事となりオラリオは阿鼻叫喚の地獄と化した。
ベルも大爆発から少女を庇った結果、右足を欠損する大怪我を負う。
アーディは自分のせいでベルが傷つく光景を見て顔を青ざめさせる。
しかし、ベルは冷静に指示を出す。
傷口を綺麗にするために水で汚れを落としてから魔法を発動させる。
それは再生魔法の特性を併せ持つ回復魔法「アステール・リジェネイション」
欠損した右足は何事もなかったように再生した。
それでもベルに迷惑をかけたと泣くアーディにベルはこう言った。
「僕はアーディの
その言葉にアーディは心が何故かすっと軽くなった。
その後すぐに心臓が高鳴っていくのを感じた。
これがアーディ・ヴァルマの初恋の始まりである。
「それでは今年の
「まずは各派閥が動員できる団員を教えてくれ」
「【イシュタル・ファミリア】から僕とアイシャとティオネとティオナとダフネ、後はLv.4の団員が五十名ほど派遣できる」
「【ガネーシャ・ファミリア】は祭の催しには配置される団員を除けば七十名動員する」
「私達【アストレア・ファミリア】は団員十五名全員参加よ!!」
合計百三十九名の冒険者が祭りの警護に当たることになったのだが・・・。
「ベル様は除外ですね」
「同意見だ」
「意義無し!!」
「なんで!?」
リリルカの発言にシャクティ、アリーゼも同意し
「ベル様、聞きますが子供達がベル様と祭りを回りたいと言われたらどうします?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その問いにベルは即答しない、いや出来なかった。
普段構ってあげられない分甘やかしたいと思っている、しかし祭りに参加する子供達を危ない目から守りたいとも思うベルにはどちらを選択できない。
「ベル様、ある意味働きすぎなので休んで下さい。いや、休め」
思わず敬語が消え去るほどにリリルカの顔は笑っていても眼は笑っておらず
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい」
流石のベルも頷くしか出来なかったという。